JP5733917B2 - エレベータ電力供給システム - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの電力給電システムに関わり、特にかごに設置されるバッテリーの活用度を高める技術に関する。
エレベータは、かごと制御盤の間を制御ケーブルで接続される。制御ケーブルはかごと制御盤の間で、電力の供給と制御信号の伝達を行う。ビルの高層化にともない制御ケーブルの長さが伸びると、制御ケーブルは自重を支えるため、より太く、重くなる。その結果、制御ケーブルの自重によりエレベータ巻上機が必要とするトルクが増える、制御ケーブルのコストが上がる等の様々な課題が生じるようになってきている。
特許文献1には、制御ケーブルを用いない構成が示されている。ここでは受電部がかご及び各階乗場近傍に設けられている。受電部は昇降路内に設けられた電力供給線から非接触で電力及び信号を受け取り、エレベータ制御盤からエレベータホール制御ユニットに、必要な電力の供給と制御信号の伝達が行なわれる。その方式として、かご内で消費する電力を連続的に供給する方法や、かごに搭載されたバッテリーの電力を電力源としてかごの電力を賄う方式が示されている。
上記先行例では各階に停止するごとにバッテリーに充電が行われる。バッテリーには、少なくとも停止階から次の停止階まで走行する間必要な電力を停止時間の間に充電しておく。高揚程エレベータでは無給電区間が長くなるので、エレベータのかごに搭載されるバッテリーの大容量化と短時間での充電性能が重要となる。上記先行例ではバッテリーの充電時間と容量について十分な配慮がされておらず、バッテリーを用いる場合の充電時間と電池容量についての具体的な記載もない。
かごへの電力をバッテリーでまかなうエレベータ電力供給システムにおいて、設備コストを少なくするために容量と充電設備を最低限にして頻繁な充電をしたいという要求がある。充電設備の数を減らすと、走行時間に対する充電時間の比率が小さくなるためバッテリーには急速充放電性能が必要となる。またかごに搭載できる体積及び重量には限りがあるため、高エネルギー密度のバッテリーが求められている。
現在用いられているバッテリーにはリチウムイオン、水素ニッケル、ニッケルカドミニウムなどの二次電池や、電気二重層コンデンサが含まれている。一般的にエネルギー密度の高い二次電池には、急速充電ができないという課題がある。これに対し、電気二重層コンデンサは急速充放電が可能だが、リチウムイオンなどの二次電池に比べるとエネルギー密度が低い。また二次電池は電気二重層コンデンサに比べると充放電回数が限られ、寿命が短いことが多い。エレベータの電力供給システムにおいて急速充放電性能とエネルギー密度の高さを両立することが重要な開発課題となっている。
特開2001−122543号公報
この発明は、エレベータのかごに搭載されるバッテリーの活用度を高めることによって、急速充放電性能と高エネルギー密度のかご用電力供給装置を実現することを目的とする。
本願に関わるエレベータ電力供給システムは、エレベータのかごに設けられたかご用電力供給装置と、エレベータの昇降路に設けられかご用電力供給装置に電力を供給する給電部と、商用電力を給電部に対応する電圧と周波数に変換する第1の電力変換器とを備えたエレベータ電力供給システムであって、
かご用電力供給装置は、給電部から電力を受電する受電部と、第1の充電時間を要し基本的な電力を供給する第1の蓄電装置と、第1の充電時間よりも長い第2の充電時間を要しバックアップとして働く第2の蓄電装置と、受電部が受電した電力を第1の蓄電装置と第2の蓄電装置に対応する電圧と周波数に変換する充放電制御回路と、第1の蓄電装置と第
2の蓄電装置の蓄電状態を監視する蓄電容量検出回路と、第1の蓄電装置と第2の蓄電装置から供給される電力をかご内機器に対応する電圧と周波数に変換する第2の電力変換器を備え、
第1の蓄電装置の電力容量は、給電部の間を走行するのに要する平均時間内にかご内機器によって消費される電力と同じ値を有し、
蓄電容量検出回路が検出した第1の蓄電装置の蓄電容量が、充放電制御回路が事前に設定した値よりも低下した場合、第2の蓄電装置は第1の蓄電装置に電気的に接続され、第1の蓄電装置を充電する。
第1の蓄電装置は、急速充放電性能が高いものを利用し、充電時には短時間に多くの電力量を充電する。第2の蓄電装置は、エネルギー密度が高いものを利用し、蓄電ユニットの単位質量あたりの蓄電容量を増大させ、かご内の蓄電ユニットの質量を小さくするとともに、第1の蓄電装置の蓄電容量が減少したときのバックアップとして作用する。本発明により高速充放電性能と、エネルギー密度の高さを両立するエレベータ電力供給システムが実現する。
実施の形態1に関わるエレベータ電力供給システムの全体を示す概略構成図である。 実施の形態1に関わり、かごに設けられるかご用電力供給装置を示す概略構成図である。 実施の形態2に関わり、エレベータ電力供給システムの給電部の構成を示す構成図である。 実施の形態3に関わるエレベータ電力供給システムを示す概略構成図である。 実施の形態4と5に関わるエレベータ電力供給システムを示す概略構成図である。 実施の形態6に関わるエレベータ電力供給システムを示す概略構成図である。 実施の形態7に関わるエレベータ電力供給システムを示す概略構成図である。 実施の形態8に関わるエレベータ電力供給システムを示す概略構成図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について図1を用いて説明を行う。図1にはエレベータ電力供給システム200の概略構成が示されている。昇降路100には商用電源1、かご3、電力変換器4b、4c、給電部7a、7bが設置されている。機械室110には制御部2と巻上機8が施設されている。商用電源1は制御部2及び巻上機8に電力を供給する。制御部2は、巻上機8を含めたエレベーターシステム全体の制御を行う。電力変換器(第1の電力変換器)4b、4cは、商用電源1に接続されている。給電部7aは電力変換器4bに対応している。給電部7bは電力変換器4cに対応している。巻上機8は、かご3を昇降させる。制御部2と巻上機8は、昇降路100に設置されることもある。
電力変換器4b、4cは、商用電源1をかご3への給電に適した電圧及び周波数に変換する。電力変換器4b、4cは、かご3に直流で給電するときは、整流回路とDC−DCコンバーターで構成され、商用電源1を整流回路によって直流に変換し、DC−DCコンバーターによって給電部7に所定の大きさの直流電圧を供給する。また交流で給電するときは電力変換器4bは整流回路とインバーターで構成される。電力変換器4b、4cは商用電源1を整流回路で直流に変換した後、インバーターにて電圧と周波数を給電に適した所定の電圧と周波数に変換する。
昇降路100に設けられるエレベータのかご3には電力変換器(第2の電力変換器)4a、蓄電ユニット5、受電部6が搭載されている。給電部7a、7bは、かご3が移動中にまたは停止中に、受電部6を経由して、かご3に電力を供給する。実施の形態1では、給電部7a、7bは固定接点(例えばトロリー線)、受電部6は可動接点(例えば集電装置)となる。図1では、最下階から最上階の内、特定の階床に停止しているときに充電可能となる位置に給電部7a、7bが設置されている。図1では給電部7は2ヶ所に設置されているが、給電部の数は1つでも3つ以上でも本発明は適応可能である。
図2にかご3に搭載されるかご用電力供給装置120(電力変換器4a、蓄電ユニット5、受電部6)の構成を示す。受電部6は蓄電ユニット5に接続されていて、給電部7aまたは給電部7bから電力を受電する。蓄電ユニット5は第1の蓄電装置10、第2の蓄電装置11、充放電制御回路12、蓄電容量検出回路13から構成されている。第1の蓄電装置10には、急速充放電性能に優れた電気二重層コンデンサが適している。第2の蓄電装置11には、エネルギー密度が高い、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッカド電池などが適している。第2の蓄電装置11は、第1の蓄電装置10に比べると、エネルギー密度は高いが、充電に要する時間は長い。充放電制御回路12は、受電部6で受けた電力を、第1の蓄電装置10及び第2の蓄電装置11の充電に適した電圧及び電流となるように変換する。
蓄電容量検出回路13は第1の蓄電装置10と第2の蓄電装置10の蓄電容量を監視する。電力変換器4aは、DC−DCコンバーターまたはインバーターが使われる。蓄電ユニット5から放電された電力は電力変換器4aによってかご内機器14の使用に適した所定の電圧、及び所定の周波数に変換され、かご内機器14に供給される。かご内機器14は、かご内で電力を消費する機器一般を指し、照明、エアコン、ドア開閉装置、インターホン、気圧制御装置、制振装置などである。
給電部7a、7bより受電部6が受け取った電力は、蓄電ユニット5を充電するのに適した電圧に充放電制御回路12によって管理され、蓄電ユニット5の充電が開始する。このとき直流で給電する場合には充放電制御回路12はDC−DCコンバーターを内部に含み直流電圧を所定の大きさの電圧に変換する。あるいは交流で給電する場合には充放電制御回路12は整流回路によって交流を直流に変換しDC−DCコンバーターによって直流電圧を所定の大きさの電圧に変換する。充放電制御回路12は蓄電ユニット5に流れ込む電流または電圧を制御するので、蓄電ユニット5は適正に充電される。
充放電制御回路12は過充電保護機能を持ち、蓄電容量検出回路13によって検出された充電量が事前に設定した充電量以上であるときに、受電部6から第1の蓄電装置10及び第2の蓄電装置11を電気的に切断する。これは事前に設定した充電量以上の蓄電容量とならないように、過充電になる前に蓄電ユニット5の充電を制御するためである。さらに充放電制御回路12は蓄電容量検出回路13によって検出された充電量を事前に設定したある所定の充電量以下にならないように出力を停止する過放電保護機能を有する。これは過放電による電池の異常発熱や、電力容量の低下を防ぐためである。
蓄電容量検出回路13が検出した第1の蓄電装置10の蓄電容量が、事前に設定した所定の閾値よりも低下したと判断した場合は、制御部2は充電可能な位置までかご3を移動させることもできる。かご3の移動が完了すると給電部7aまたは給電部7bから受電部6に電力が供給され、蓄電ユニット5は充電される。あるいは蓄電容量検出回路13が検出した第1の蓄電装置10の蓄電容量が、充放電制御回路12が事前に設定した所定の値よりも低下した場合のみ、第2の蓄電装置11は第1の蓄電装置10に電気的に接続され、第1の蓄電装置10を充電する。
このとき、蓄電容量検出回路13によって、第1の蓄電装置10の充電量がある事前に設定した充電量を超えたと充放電制御回路12が判断したとき、第2の蓄電装置11は充放電制御回路12によって第1の蓄電装置10と電気的に切り離される。このようにすることで第1の蓄電装置10の充電量が減ったときに第2の蓄電装置11によって蓄電ユニット5の容量が補われ、第1の蓄電装置10単体で使用するよりも電力容量を大きくすることができる。
第1の蓄電装置10の電力容量、または蓄電ユニット5の合算電力容量は、ある給電部から次の給電部までを走行するのに要する平均時間内にかご内機器14によって消費される電力と同じかそれよりも大きな値になるように設計する。そのため走行時に充電が必要と判断されることなく次の給電部まで移動することができる。ここで用いた走行に要する平均時間とはかご3が充電可能な位置から次の充電可能な位置まで走行している時間だけではなくかご3の乗客が乗り降りのために停止している時間も含む移動時間の平均的な時間のことを言う。
第1の蓄電装置10の容量が所定の量を下回ったとき第2の蓄電装置がかご内の電力を供給する。また更に第2の蓄電装置の容量が所定の量を下回ったとき停電と判断し、蓄電ユニット5は非常用バッテリーとして働き、非常灯やインターホンなどの最低限の設備のみに電力を供給する。あるいは停電のとき上記方法の代わりに、非常用バッテリー130による給電に切り替える方法も有効である。非常用バッテリー130は蓄電ユニット5とは別にかご3に設置され、非常灯やインターホンなどの最低限の設備のみに電力を供給する。
このような構成をとることで第1の蓄電装置10によって急速充放電性能を高め、第2の蓄電装置11によってエネルギー密度を高くすることができる。そのため蓄電ユニット5は急速充電可能で、第1の蓄電装置10単体で構成するよりも同一容量では軽量にすることができる。また一般的に、電気二重層コンデンサはリチウムイオン電池よりも寿命が長く、充放電できる回数が多い。このことから無給電区間に必要な電力を基本的に第1の蓄電装置10によって供給し、第2の蓄電装置11は、バックアップとして働く本構成では第2の蓄電装置11の放電回数及び第2の蓄電装置11の最大容量に対する使用容量の割合が減り、第2の蓄電装置11単体で構成するよりも寿命を長くすることができる。
なお図1のエレベータは昇降路100にかご3が一台のロープ式エレベータとして描かれているが、ひとつの昇降路100にかごが複数台あるマルチカーエレベータでもロープのないロープレスエレベータであっても本発明は適用可能である。
実施の形態2.
図1と図3を用いて実施の形態2を説明する。図1のような無給電区間を有するエレベーターシステムにおいて、ある給電区間から、次に充電可能となるまでの走行時間が充電時間よりも長い場合、かご内機器14が走行時に必要とする平均電力よりも多くの電力で蓄電ユニット5を充電する必要がある。このときかご3で消費する平均電力よりも大きな電力が商用電源1に要求される。エレベータの設置されている建物では商用電源1の電気容量は限られている。
例えば充電時間が10秒であり、次に充電可能な位置までの平均的な走行時間が60秒であるとする。走行中の電力を供給するためには蓄電ユニット5をかご内機器14で消費される平均電力の6倍の電力で充電する必要がある。充電に必要な電力は商用電源1によって供給されるため、商用電源1は少なくともかご内機器14で消費される電力の少なくとも6倍の容量を持つ必要がある。商用電源1がかご3で消費される電力の数倍の電気容量をもつことは設備効率が悪く、実用的ではない。
そこで直流で給電される場合には、図3に示すように電力変換器4bと給電部7との間に急速放電が可能なキャパシタ9を設置する。キャパシタ9の容量はかご3に搭載している第2の蓄電装置の電力容量と同程度であることが望ましい。またはかご3が単独または複数の給電部7の間を移動する平均的な時間かご内機器14が消費する電力を供給し続けられる大きさであればよい。キャパシタ9はかご3が充電可能な停止位置にいないときに充電される。そしてかご3が充電可能な位置にあるときに蓄電ユニット5の充電にキャパシタ9に蓄えた電力を利用する。本構成により商用電源1で必要とされる電力容量の一部をキャパシタ9が負担することにより、商用電源1の電力容量を低減することができる。
実施の形態3.
図4を用いて実施の形態3を説明する。ここでは非接触給電によって供給される電力を蓄電ユニット5に充電する。充電する際に非接触給電を用いることで電気的接点が露出しなくなり安全性が向上する。
昇降路100には電力変換器4b、4c、給電部7a、7bが設置されている。制御部2は、巻上機8の制御を行う。エレベータのかご3は電力変換器4a、蓄電ユニット5、受電部6を搭載している。巻上機8はエレベータのかご3を昇降させる。制御部2及び巻上機8の電力は商用電源1によって供給される。電力変換器4bには給電部7aが、電力変換器4cには給電部7bが施設されている。
実施の形態3は、給電部7a、7bから受電部6への電力供給を非接触で行う点において実施の形態1とは異なる。電力変換器4b、4cは建物の商用電源1に接続され、非接触給電に適した電圧及び周波数に商用電源1を変換する。電力変換器4b、4cは、例えば整流回路とインバーターから構成されている。給電部7a、7bは給電線または給電コイルで構成され、交流電流が流れる。受電部6は受電コイルから構成される。受電コイルに磁性体のコアを設けることもできる。
非接触給電では、給電部7a、7bに交流電流が流れると、受電部6に電磁誘導によって電圧が発生するので、電力が非接触で受電部6へ伝達される。このように電磁誘導を用いてエレベータのかご3に必要とする電力を非接触で供給する。受電部6で受け取られた電力は、充放電制御回路12によって蓄電ユニット5の充電に適した直流の電力に変換される。
充放電制御回路12は例えば整流回路とDC−DCコンバーターで構成される。充放電制御回路12は交流で受け取った電力を、整流回路で直流に変換し、DC−DCコンバーターで電圧を充電に適した電圧に変換して蓄電ユニット5を充電する。蓄電ユニット5の充放電は充放電制御回路12によって制御され、かご3内の電力を賄う。
充放電制御回路12の制御とは、実施の形態1で述べたように充電に適した電力変換と、過放電保護、過充電保護、第2の蓄電装置11の電気接続の制御を含む。このように非接触で電力給電を行うことで、電気接点が露出せず安全性が向上し、メンテナンス性も向上する。
なお給電効率を向上させるため、給電側の回路または受電側の回路それぞれに直列または並列にコンデンサを接続し、共振現象を利用してもよい。また、非接触給電の手法は電磁誘導方式を説明したが、振動の鋭さを示すQ値の高いコイルを磁気的に共振させアンテナ部から電力を受け取る磁気共鳴式でも、マイクロ波を媒介に電力を伝送するマイクロ波伝送方式でも、レーザー光を媒介に電力を伝送するレーザー光方式でも良い。
実施の形態4.
実施の形態4を図5に基づいて説明する。複数の給電部が昇降路100に設置され、その内のひとつが、乗客の乗降が多く発生する階床(以下主階床)に、設置されているものとする。図5のように2つの給電部7a、7bが昇降路100に設置された例を用いて説明を行う。給電部7aまたは給電部7bが設置された主階床にかご3が停止すると、受電部6は蓄電ユニット5を充電可能になる。なお本実施の形態は、給電部7から受電部6への電力の受け渡しが、接触給電によっても、非接触給電によっても適用可能である。
エレベータのかご3が給電部7a、7bのいずれかが設置してある主階床に停止したときに、受電部6は最も近い給電部7a、7bのいずれかから電力を供給される。かご3が主階床に停止するごと、または蓄電容量検出回路13によって充電量が事前に設定した所定量以下になったことが検出され、かつ充電可能な位置に停止したときに蓄電ユニット5は充電される。なお図5では給電部7は2つだが、1つでも3つ以上でも本発明は適用可能であり、図5には急行ゾーンおよび乗り継ぎ階が書かれているが、急行ゾーンはなくても、また乗り継ぎ階が主階床ではなくても本発明は適用可能である。
多くの乗客が乗降する主階床に給電部を設置することによって、給電部をほかの階床に設置するよりも高頻度で充電できるようになる。そのため充電時間が増えて充電の効率が良くなり、蓄電ユニット5の電力容量の低減や、給電部7や電力変換器4の数を減らし設備コストを低減できる。実施の形態4以降では、給電部7と受電部6の間における、電力の授受は、接触型、非接触型両方の区別をする必要はなく、両方で成り立つ。また給電箇所を増やすことで、無給電状態での走行時間が短くなる。これにより、商用電源1の電力容量を減らすことが可能になる。
実施の形態5.
実施の形態5を図5に基づいて説明する。ここでは、急行エレベータを対象にしている。急行エレベータは急行ゾーンを通過し、特定の階床にのみ停止するものとする。乗り継ぎ階は急行エレベータが停止する階床の内、別のエレベータへの乗り継ぎが可能な階床を指す。給電部7bは急行エレベータが乗り継ぎ階に停止したときに受電部6が充電可能となる位置に設置されている。なお本実施の形態は、給電部7から受電部6への電力の受け渡しが、接触給電によっても、非接触給電によっても適用可能である。
急行エレベータが乗り継ぎ階に停止するたびに、または乗り継ぎ階に停止した場合で、充電量が事前に設定した所定量よりも下回ったときに蓄電ユニット5を充電する。乗り継ぎ階は停止頻度が高くなるため、蓄電ユニット5を高頻度で充電できるようになる。そのため充電時間が増えて充電の効率が良くなる。蓄電ユニット5の電力容量が低減し、給電部7や電力変換器4の数が減少するので設備コストが低減する。また給電箇所を増やすことで、無給電状態での走行時間が短くなる。これにより、充電時間に対する無給電時間の比率が小さくなり、商用電源1の電力容量を減らすことが可能になる。
実施の形態6.
実施の形態6を図6に基づいて説明する。昇降路100に設置された電力変換器4dには、異なる階床に設けられた2つの給電部7c、7dが接続されている。受電部6は電力変換器4dの出力を給電部7cまたは給電部7dで受け取る。どちらの給電部で受電するかは切り替えスイッチ20で設定できる。まず制御部2はかご3の停止位置を判断し、停止位置に近いほうの給電箇所を給電部7cまたは給電部7dから選択する。
切り替えスイッチ20は、制御部2からの指示に従って、電力変換器4dの出力先を給電部7cまたは給電部7dに設定する。このとき選ばれた給電部にのみ通電され、ほかの給電部には通電されない。図6では昇降路100に電力変換器4dは単独で設置されているが複数設置してもよい。また出力を受け取る場所の数も2つ(給電部7c、7d)だけでなく、3つ以上でも本発明は適用可能である。なお本実施の形態は、給電部7から受電部6への電力の受け渡しが、接触給電によっても、非接触給電によっても適用可能である。
このような構成をとることで、昇降路100に設置された電力変換器4dの数を増やさなくとも複数の階床で蓄電ユニット5を充電することが可能となる。そのため蓄電ユニット5の充電時間を増やすことができる。単独の電力変換器4dで複数の階床の給電部に商用電源1の電力を変換して供給することができるため、電力変換器4dの数が減り、設備コストが減る。またかご3の停止位置に出力を切り替える切り替えスイッチを持つことによって、切り替えスイッチ20を持たずに2つの給電部7c、7dに同時に流すときに比べ、待機電力は半分となりランニングコストを低減することができる。また給電箇所を増やすことで、無給電状態での走行時間が短くなる。これにより、充電時間に対する無給電時間の比率が小さくなり、商用電源1の電力容量を減らすことが可能になる。
実施の形態7.
実施の形態7を図7に基づいて説明する。昇降路100には電力変換器4b、4cが設けられている。電力変換器4bには給電部7eが、電力変換器4cには給電部7fが、接続されている。給電部7e、給電部7fは昇降路上下方向に連続して設置されている。給電可能な領域は昇降路100の全階床であっても良いし、図7のように昇降路100の一部に無給電区間があっても良い。給電部7e、給電部7fは接触型ではトロリー線型になるが、非接触型では昇降路内の一定区間に電線を設置し交流電流を流し、受電部(E型コア)で受け取る形になる。
上記構成をとることで、停止時だけでなく走行時においてもかご3に電力が供給され、蓄電ユニット5を充電することが可能となる。かご3が存在する時間が長い区間に給電部を設置することで、蓄電ユニット5の走行時間に対する充電時間を長くすることができる。そのため本構成では、蓄電ユニット5の容量の充電電力を減らすことが可能となる。また走行中も充電できることから充電時間が長くなり、充電時間に対する無給電時間の比率が小さくなるため商用電源1の電力容量を減らすことが可能になる。
実施の形態8.
実施の形態8を図8に基づいて説明する。ここでは実施の形態3〜7で説明した、主階床、乗り継ぎ階、給電部の切り替え、部分的な連続給電のいずれかを組み合わせて用いることを特徴とする。エレベータの運行形態に合わせて給電部を設置することで、蓄電ユニット5の容量と設備コストの両方を減らすことができる。図8は主階床、複数階床の切り替えと、部分的な連続給電の組み合わせによるシステム図である。図8で想定される運行形態は、例えば主階床とその隣接階に停止後、急行ゾーンを通過し最上階付近で数階床停止する場合である。なお本実施の形態は、給電部7から受電部6への電力の受け渡しが、接触給電によっても、非接触給電によっても適用可能である。
主階床とその隣接階、及び部分的な連続給電の範囲内に給電部7c、7d、7fが設置されている。給電部7c、7dは同一の電力変換器4dに、また給電部7fは別の電力変換器4cに接続されて商用電源1の電力を受電部6に供給する。蓄電ユニット5は給電部7c、7dが設置してある主階床とその隣接階に停止したとき、及び給電部7fが設置されている範囲で充電をすることが可能となる。このように運行形態に合わせた給電部7の配置を行なうことで、給電部及び電力変換器の数を減らすことができ、走行時間に対する充電時間の比率を長くすることで急速充電が不要で、充電電力も減らすことができ設備コストの効率化が図れる。
1 商用電源、2 制御部、3 かご、4a、4b 電力変換器、5 蓄電ユニット、6 受電部、7 給電部、8 巻上機、9 キャパシタ、10 第1の蓄電装置、11 第2の蓄電装置、12 充放電制御回路、13 蓄電容量検出回路、14 かご内機器、120 かご用電力供給装置、200 エレベータ電力供給システム

Claims (11)

  1. エレベータのかごに設けられたかご用電力供給装置と、前記エレベータの昇降路に設けられ前記かご用電力供給装置に電力を供給する給電部と、商用電力を前記給電部に対応する電圧と周波数に変換する第1の電力変換器とを備えたエレベータ電力供給システムであって、
    前記かご用電力供給装置は、前記給電部から電力を受電する受電部と、第1の充電時間を要し基本的な電力を供給する第1の蓄電装置と、前記第1の充電時間よりも長い第2の充電時間を要しバックアップとして働く第2の蓄電装置と、前記受電部が受電した電力を前記第1の蓄電装置と前記第2の蓄電装置に対応する電圧と周波数に変換する充放電制御回路と、前記第1の蓄電装置と前記第2の蓄電装置の蓄電状態を監視する蓄電容量検出回路と、前記第1の蓄電装置と前記第2の蓄電装置から供給される電力をかご内機器に対応する電圧と周波数に変換する第2の電力変換器を備え、
    前記第1の蓄電装置の電力容量は、前記給電部の間を走行するのに要する平均時間内に前記かご内機器によって消費される電力と同じ値を有し、
    前記蓄電容量検出回路が検出した前記第1の蓄電装置の蓄電容量が、前記充放電制御回路が事前に設定した値よりも低下した場合、前記第2の蓄電装置は前記第1の蓄電装置に電気的に接続され、前記第1の蓄電装置を充電するエレベータ電力供給システム。
  2. 前記第1の蓄電装置は電気二重層コンデンサであり、前記第2の蓄電装置はリチウムイオン電池またはニッケル水素電池であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ電力供給システム。
  3. 前記給電部と前記第1の電力変換器の間に、前記第1の電力変換器で変換された電力を蓄電するキャパシタを備えていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ電力供給システム。
  4. 前記給電部と前記受電部は、接触して電力を受け渡すことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ電力供給システム。
  5. 前記給電部と前記受電部は、非接触で電力を受け渡すことを特徴とする請求項1に記載の
    エレベータ電力供給システム。
  6. 前記給電部は、前記かごが主階床に停止中に電力を受電可能となる位置に設置されていて、前記エレベータが前記主階床に停止するたびに、または前記主階床に停止した場合で、充電量が事前に設定した所定量よりも下回ったときに充電することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ電力供給システム。
  7. 前記給電部は、前記かごが乗り継ぎ階に停止中に受電可能となる位置に設置されていて、前記エレベータが前記乗り継ぎ階に停止するたびに、または前記乗り継ぎ階に停止した場合で、充電量が事前に設定した所定量よりも下回ったときに充電することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ電力供給システム。
  8. 前記エレベータ電力供給システムは更にかごの運行を管理する制御部を有し、前記制御部は、複数の給電部を管理し、前記かごの停止階に最も近い供給部に電力を給電し、残りの供給部には給電を停止することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ電力供給システム。
  9. 前記給電部は、昇降路上下方向に連続して設置されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ電力供給システム。
  10. 前記エレベータ電力供給システムは更にかごの運行を管理する制御部を有し、前記蓄電容量検出回路が、前記第1の蓄電装置の蓄電量が基準量を下回ったことを検出すると、前記制御部は、前記かごを充電可能な位置まで移動させることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ電力供給システム。
  11. 前記蓄電容量検出回路が、前記第1の蓄電装置の蓄電量が基準量を下回ったことを検出すると、前記第2の蓄電装置または前記かごに搭載したバックアップ電源によってかご内の電力をまかなうことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ電力供給システム。
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