JP5733509B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
一例として、図6、図7に示される照明装置20は、室内の天井に設置されるものであり、円形の内周端面22aと、円形の外周端面22bとを有する円環状の導光板22と、複数の点状光源24とを有しており、複数の点状光源24は、導光板22の内周端面22aに沿って配置されている。ここで、導光板22は、例えば、ポリカーボネート樹脂等の透明樹脂材料を、一定の厚みに成形してなるものである。導光板22の上面(天井面16側の面)22cには、導光板22内を伝搬する光の光路を変更する手段としての、例えば、ドットパターン(不図示)が形成されている。なお、図6(a)には、点状光源24が円環帯状に図示されているが、これは、複数のLEDが円周状に配列されたものを、便宜上省略して示したものである。
なお、複数の点状光源24が、導光板22の外周端面22bに沿って配置された照明装置もある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、点状光源を用いた照明装置の、更なる明るさの向上を図ることにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の照明装置は、ベースフレームによって位置決めされた、複数の光源ユニットの各々が、導光板の側面に複数の点状光源が配置された構成を有していることにより、各光源ユニットの導光板の側面に、点状光源を設置可能となる。そして、これらの光源ユニットを複数備えることで、照明装置全体としての、点状光源の数が増大するものとなる。
又、照明装置全体に対し、各光源ユニットの導光板の形状が個片化されて小型化されることで、導光板の成形も容易となる。又、適宜光源ユニットと共に用いられる反射板等の光学部品も、導光板と同様に個片化されることで、大きなシートから必要な形状を切り出す一般的手法を採用する場合には、一枚のシートを有効活用して、歩留まりの悪化を防ぐものともなる。更には、不良が発生した光源ユニットのみ交換することで、所望の明るさを回復させることが可能となる。
本項に記載の照明装置は、光源ユニットがベースフレームの基準点を中心として放射状に位置決めされ、複数の点状光源が、導光板の隣接する光源ユニットと対向する側面に配置されていることで、ベースフレームの基準点を中心として、光の照射範囲が放射状に広がるものとなる。
本項に記載の照明装置は、光源ユニットの導光板の、ベースフレームの基準点に近い側辺に対して、放射方向先方に位置する側辺の方が(平面視)幅広に形成されていることにより、ベースフレームの基準点を中心として放射状に配置された各光源ユニット間の隙間が、ベースフレームの基準点から遠い位置においても大きく広がることがなくなる。よって、点状光源の発光が寄与しない無発光領域の拡大を防ぎ、導光板の主面から照射される光の均一化が図られる。
本項に記載の照明装置は、ベースフレームの基準点を中心として放射状に配置された各光源ユニットの導光板の、隣接する光源ユニット同士の対向する側辺の間隔が、ベースフレームの基準点からの距離に関わらず一定となる。よって、点状光源の発光が寄与しない無発光領域の拡大を防ぎ、導光板の主面から照射される光の均一化が図られる。
本項に記載の照明装置は、ベースフレームが平面視円形をなし、その中心が基準点となる照明装置であり、光源ユニットがベースフレームの基準点を中心として放射状に位置決めされていることで、ベースフレームの基準点を中心として、光の照射範囲が放射状に広がるものとなる。
本項に記載の照明装置は、光源ユニットの点状光源が、ベースフレームに放射状に形成された切起し形状部に沿って配置されていることで、切起し形状部を有するベースフレームを介して、点状光源から発生する熱を放出するものとなる。
本項に記載の照明装置は、壁状をなす切起し形状部の両側面に、隣接する光源ユニットの点状光源が配置されることで、隣接する光源ユニットの隙間を小さくして、点状光源の発光が寄与しない無発光領域を、可能な限り減少させ、照明装置の発光の均一化が図られる。
本項に記載の照明装置は、複数の光源ユニットの、隣接する光源ユニットと対向する側辺を覆うようにして、導光板の主面からの光の出射方向へと突出するように配置されるフレーム部材によって、点状光源の発光が寄与しない無発光領域が覆われる。そして、フレーム部材の、導光板の主面から光の出射方向へと突出する部分を構成する一対の傾斜面が、導光板の主面から光の出射方向先方へと向かう程、互いの間隔が狭まるように形成されていることにより、導光板の主面から出射する光が一対の傾斜面に反射されてフレーム部材も受動的に発光し、照明装置の発光の均一化が図られる。
本項に記載の照明装置は、光源ユニットがベースフレームの基準点を中心として放射状に位置決めされ、ベースフレームの基準点を中心として、放射方向先方に近づく程、光の照射範囲が広がることから、それに応じて、点状光源の設置間隔を短く、より密に配置することで、照明装置の発光の均一化が図られる。
まず、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図3を参照しながら、以下に説明する。本発明の第1の実施の形態に係る照明装置30は、図1(a)に示されるように、全体として薄い円盤状の外観を呈しており、複数(図示の例では8組)の光源ユニット32が、平面視円形のベースフレーム34の中心点を基準として、放射状に配置されたものである。
なお、導光板36は、例えば、ポリカーボネート樹脂等の透明樹脂材料を、一定の厚みに成形してなるものであり、その上面(天井面側の面)36cには、導光板36内を伝搬する光の光路を変更する手段としての、例えば、ドットパターン(不図示)が形成されている点は、従来(図7)と同様である。
又、図示の例では、回路基板38に実装された複数の点状光源24の設置間隔は一定である。しかしながら、適宜、導光板36の、ベースフレームの基準点に近い側辺36aから放射方向先方に位置する側辺36bへと近づく程、点状光源24設置間隔が短くなるように配置することとしても良い。
又、図示の例では、傾斜面44は一定角度の傾斜面となっているが、例えば、ベースフレーム34の中心点からの距離に応じて傾斜角度を変えたり、又、導光板36の主面36dから光の出射方向先方へと向かうにつれて、傾斜角度を変化させたり、曲面によって構成する等、必要な反射特性を得るための面構成を採用することが望ましい。
なお、ベースフレーム34には、各光源ユニット32を構成する導光板36の、ベースフレーム34の中心点に近い側辺36aと、放射方向先方に位置する側辺36bとの各々に対向する位置にも、切起し形状部34a、34b(図3参照)が形成されており、これらの切起し形状部34a、34bによっても、ベースフレーム34に対する導光板36の位置決めがなされる。そして、切起し形状部34a、34bに伴い形成される開口部に、フレーム部材42eと同様にフレーム部材42a、42b(図2)が各々嵌入され、それらによっても導光板36をベースフレーム34に固定している。
すなわち、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置30は、各光源ユニット32の導光板36の側面36eに、複数の点状光源24が配置された構成を有していることから、これらの光源ユニット32を複数備えることで、照明装置30全体としての、点状光源24の数が増大するものとなる。よって、従来の蛍光灯等の光源と同等かそれを上回る特性(明るさ)を実現し得るものとなる。
しかも、ベースフレーム34が平面視円形をなし、光源ユニット32がベースフレーム34の中心点を基準として、放射状に位置決めされ、複数の点状光源24が、導光板36の隣接する光源ユニットと対向する側面(側辺36e)に沿って配置されていることで、ベースフレーム34の中心点を基準として、光の照射範囲が放射状に広がるものとなる。
なお、平面視扇状の導光板36は、必ずしも、ベースフレーム34の中心点を基準として放射状に配置された各光源ユニット32間の隙間が、ベースフレーム34の中心点からの距離に関わらず一定となる形状である必要はない。又、複数の光源ユニット32の形状が、全て同一である必要も無く、少なくとも、所定数の光源ユニット32が、ベースフレーム34の中心点を基準として放射状に配置可能であれば、本照明装置30を構成可能である。
更に、ベースフレーム34の、壁状をなす切起し形状部34eの両側面に、隣接する光源ユニット32の点状光源24を配置することとすれば、隣接する光源ユニット32の隙間を小さくして、点状光源24の発光が寄与しない無発光領域を可能な限り減少させ、照明装置30の発光の更なる均一化を図ることが可能となる。
更に、本実施の形態では、各光源ユニット32の、隣接するハウジングフレーム54の間に形成される、平面視扇状の無発光領域にも、平面視扇状の反射板56(材質は反射板26と同じ)が配置される。
なお、本発明の第2の実施の形態により得られる、第1の実施の形態と同様の作用効果については、説明を省略する。又、本発明の第2の実施の形態の特徴部分を、適宜、第1の実施の形態に適用することも、その逆も可能であることは理解されるであろう。
Claims (7)
- 導光板の側面に複数の点状光源が配置され、前記点状光源から前記導光板へと入射した光が、前記導光板の主面から出射される光源ユニットを複数備え、該複数の光源ユニットがベースフレームによって位置決めされてなる照明装置であって、前記複数の光源ユニットが、前記ベースフレームの基準点を中心として放射状に配置され、前記複数の点状光源が、前記導光板の隣接する光源ユニットと対向する側面に配置されていることを特徴とする照明装置。
- 導光板の側面に複数の点状光源が配置され、前記点状光源から前記導光板へと入射した光が、前記導光板の主面から出射される光源ユニットを複数備え、該複数の光源ユニットがベースフレームによって位置決めされてなる照明装置であって、前記複数の光源ユニットが、前記ベースフレームの基準点を中心として放射状に配置され、前記複数の点状光源が、前記導光板の隣接する光源ユニットと対向する側面に配置されており、
前記光源ユニットの導光板の、前記ベースフレームの基準点に近い側辺に対して、放射方向先方に位置する側辺の方が幅広に形成されていることを特徴とする照明装置。 - 前記光源ユニットの導光板の、隣接する光源ユニット同士の対向する側辺の間隔が、前記ベースフレームの基準点に近い側辺から放射方向先方に位置する側辺に至るまでの間、一定となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
- 前記ベースフレームは平面視円形をなし、その中心が前記基準点であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の照明装置。
- 前記光源ユニットの点状光源は、前記ベースフレームに放射状に形成された切起し形状部に沿って配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の照明装置。
- 前記切起し形状部は壁状をなし、その両側面に、隣接する光源ユニットの点状光源が配置されていることを特徴とする請求項5記載の照明装置。
- 前記複数の光源ユニットの、隣接する光源ユニット同士の対向する側辺間を覆うようにして、前記導光板の主面からの光の出射方向へと突出するフレーム部材が配置され、該フレーム部材の前記導光板の主面から光の出射方向へと突出する部分を構成する面が、前記導光板の主面から光の出射方向先方へと向かう程、互いの間隔が狭まるように形成された一対の傾斜面を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の照明装置。
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