JP5730510B2 - 通路開閉装置 - Google Patents
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Description
この問題を解決するために、特許文献1には、改札通路に沿って自動改札機の本体に設けられた複数の通信エリアと、改札通路を通過する利用者の通過位置を検出する人間検知器と、複数の通信エリアの稼動状態を人間検出器が検出したその利用者の通過位置と対応させるように制御する制御器とを有する自動改札機について開示されている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ICカードの読取部を通路の入口に近い位置と出口に近い位置に夫々配置して、入口側の読取部でエラーとなった場合に、出口側の読取部で再度読取ることにより、読取エラーの確率を低下させて通路手前での滞留を防止して、装置の利用効率を高めることができる自動改札機を提供することを目的とする。
請求項2は、通行対象が通路を通行することの可否を該通行対象が保有する非接触情報記録媒体の記録情報に基づいて判定し、該通路を開閉制御する通路開閉装置であって、少なくとも前記通路の一側方に配置された通路開閉装置本体と、前記通路を開閉する開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する開閉駆動手段と、前記通路開閉装置本体に設置された入口アンテナと、該入口アンテナを介して前記非接触情報記録媒体と電磁結合することにより前記記録情報を読み書きするリーダライタ本体と、を備えたリーダライタと、前記入口アンテナの下流側に少なくとも一つ設置され、前記入口アンテナから放射される磁力線と電磁結合する受電部により誘起された電流により磁力線を発生する出口アンテナと、前記入口アンテナ、又は前記出口アンテナを介して前記リーダライタ本体が前記非接触情報記録媒体から読み取った前記記録情報に基づいて前記開閉駆動手段を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
例えば、自動改札機の場合、急いで自動改札機を通過しようとする利用者は、ICカードを読取部に近接する時間が短くなる場合がある。そのような時は、リーダライタは正確なカード情報を読取れない可能性があり、エラーとして警報を発して、扉を閉止する。従来の自動改札機では、このような場合は、再度、入口に戻ってICカードを読取部に近接する必要があった。このようなことが混雑時に頻繁に発生すると、入口に利用者が滞留してしまう。そこで本発明では、ICカードの記録情報を読取るアンテナを入口側と、入口の下流側に少なくとも1つ備え、入口アンテナでエラーとなった場合は、出口アンテナで再度、読み取りを可能とする。これにより、出口側にいる利用者が入口に戻る必要がなくなり、混雑時での利用者の滞留を低減することができる。
本発明の入口アンテナ、及び出口アンテナは、常時、磁力線が放射されており、どちらのアンテナを使用してもICカード情報を読み取ることができる。従って、入口アンテナによりエラーが発生したときは、その旨を利用者に報知し、出口アンテナでICカード情報を再度、読み取り、その情報が正しく読取られることにより、エラーを解除する。これにより、エラーが発生しても利用者が入口まで戻る必要がなく、通路開閉装置の利用効率を高めることができる。
通路開閉装置には、利用者の通過位置や、大人、子供を識別するための多くのセンサが備えられている。本発明では、これらのセンサを利用して、利用者が入口側にいるときは、入口アンテナとリーダライタを接続し、利用者が出口側にいるときは、出口アンテナとリーダライタを接続する。これにより、アンテナから不要な磁力線を放射することがなくなり、リーダライタの出力も最小限にすることができる。
利用者は、入口アンテナにICカードをタッチせずに通路開閉装置を通過する場合がある。そのような場合はエラーにせず、利用者が下流側にいることを検知すると、出口アンテナとリーダライタを接続して、出口アンテナによりICカード情報を読み取るようにする。これにより、利用者が入口アンテナにICカードをタッチしないで入場した場合でも、出口アンテナにより入場を検知して通路開閉装置の利用効率を高めることができる。
また、入口アンテナによりエラーが発生したときは、その旨を利用者に報知し、出口アンテナでICカード情報を再度、読み取り、その情報が正しく読取られることにより、エラーを解除するので、エラーが発生しても利用者が入口まで戻る必要がなく、通路開閉装置の利用効率を高めることができる。
また、入口アンテナからは、常時、磁力線が放射されていることを利用して、入口アンテナと電磁結合する受電部を設け、出口アンテナに伝達するので、アンテナ出力が1系統のリーダライタ1台で、入口アンテナと出口アンテナの両方に磁力線を放射可能な構成にすることができる。
また、センサを利用して、利用者が入口側にいるときは、入口アンテナとリーダライタを接続し、利用者が出口側にいるときは、出口アンテナとリーダライタを接続するので、アンテナから不要な磁力線を放射することがなくなり、リーダライタの出力も最小限にすることができる。
また、利用者が上流側で検知できず、下流側にいることを検知すると、出口アンテナとリーダライタを接続して、出口アンテナによりICカード情報を読み取るようにするので、利用者が入口アンテナにICカードをタッチしないで入場した場合でも、出口アンテナにより入場を検知して通路開閉装置の利用効率を高めることができる。
即ち、自動改札機100の場合、急いで自動改札機100を通過しようとする利用者は、ICカードを入口アンテナ2に近接する時間が短くなる場合がある。そのような時は、リーダライタ本体1は正確な記録情報を読取れない可能性があり、エラーとして警報を発して、開閉扉11R、11Lを閉止する。従来の自動改札機では、このような場合は、再度、入口に戻ってICカードを読取部に近接する必要があった。このようなことが混雑時に頻繁に発生すると、入口に利用者が滞留してしまう。そこで本実施形態では、入口側に入口アンテナ2と、入口アンテナ2の下流側に出口アンテナ7を少なくとも1つ備え、入口アンテナ2でエラーとなった場合は、出口アンテナ7で再度、読み取りを可能とする。これにより、出口側にいる利用者が入口に戻る必要がなくなり、混雑時での利用者の滞留を低減することができる。
また通信制御部14には駅制御装置20が接続されているとともに、その駅制御装置20は、通信回線21を介して本社のホストコンピュータ22に接続されている。更に駅制御装置20には、図示しないが自動改札機100以外に当駅に設置されている他の自動改札機や自動券売機等の他の駅務機器も接続されている。
Claims (5)
- 少なくとも通路の一側方に配置された通路開閉装置本体の入口近傍に設置された入口アンテナと、
前記入口アンテナの下流側に少なくとも一つ設置され、前記入口アンテナから放射される磁力線と電磁結合する受電部により誘起された電流により磁力線を発生する出口アンテナと、
前記入口アンテナ、又は前記出口アンテナを介して非接触情報記録媒体と電磁結合することにより記録情報を読み書きするリーダライタと、を備え、
前記リーダライタにより読み取られた前記入口アンテナからの前記記録情報の判定結果が否の場合に、前記出口アンテナからの前記記録情報に基づいて前記通路の通行の可否を判定することを特徴とする通路開閉装置。 - 通行対象が通路を通行することの可否を該通行対象が保有する非接触情報記録媒体の記録情報に基づいて判定し、該通路を開閉制御する通路開閉装置であって、
少なくとも前記通路の一側方に配置された通路開閉装置本体と、
前記通路を開閉する開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する開閉駆動手段と、
前記通路開閉装置本体に設置された入口アンテナと、該入口アンテナを介して前記非接触情報記録媒体と電磁結合することにより前記記録情報を読み書きするリーダライタ本体と、を備えたリーダライタと、
前記入口アンテナの下流側に少なくとも一つ設置され、前記入口アンテナから放射される磁力線と電磁結合する受電部により誘起された電流により磁力線を発生する出口アンテナと、
前記入口アンテナ、又は前記出口アンテナを介して前記リーダライタ本体が前記非接触情報記録媒体から読み取った前記記録情報に基づいて前記開閉駆動手段を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする通路開閉装置。 - 前記制御部は、前記入口アンテナにより前記記録情報が正しく読取られない場合には警報を発すると共に、前記開閉駆動手段により前記開閉部材を閉止し、その後、前記出口アンテナにより前記記録情報が正しく読取られた場合には、前記警報を解除することを特徴とする請求項2に記載の通路開閉装置。
- 通行対象が通路を通行することの可否を該通行対象が保有する非接触情報記録媒体の記録情報に基づいて判定し、該通路を開閉制御する通路開閉装置であって、
少なくとも前記通路の一側方に配置された通路開閉装置本体と、
前記通路を開閉する開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する開閉駆動手段と、
前記通路内における前記通行対象の位置を検知する通行対象検知手段と、
前記通路開閉装置本体に設置された入口アンテナと、
前記入口アンテナの下流側に少なくとも一つ設置された出口アンテナと、
選択されたアンテナを介して前記非接触情報記録媒体と電磁結合することにより前記記録情報を読み書きするリーダライタと、
前記入口アンテナ、又は前記出口アンテナの何れか一方を選択して、選択されたアンテナを介して前記リーダライタに前記記録情報を伝達するアンテナ選択手段と、
前記通行対象検知手段により検知した前記通行対象の位置に基づいて前記アンテナ選択手段を制御すると共に、該アンテナ選択手段により選択されたアンテナを介して前記リーダライタが前記記録情報に基づいて前記開閉駆動手段を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記通行対象検知手段により前記通行対象が前記通行方向の上流側にいることを検知した場合は、前記アンテナ選択手段により前記入口アンテナを選択し、前記通行対象検知手段により前記通行対象が前記通行方向の下流側にいることを検知した場合は、前記アンテナ選択手段により前記出口アンテナを選択することを特徴とする通路開閉装置。 - 前記制御部は、前記通行対象検知手段により前記通行対象が前記通行方向の上流側にいることを検知し、前記アンテナ選択手段により前記入口アンテナを選択したにも拘わらず、該入口アンテナから前記記録情報が読み取れない場合は、前記通行対象検知手段により前記通行対象が前記通行方向の下流側にいることを検知すると、前記アンテナ選択手段により前記出口アンテナを選択するように制御することを特徴とする請求項4に記載の通路開閉装置。
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JP2010169359A JP5730510B2 (ja) | 2010-07-28 | 2010-07-28 | 通路開閉装置 |
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JP2012032865A JP2012032865A (ja) | 2012-02-16 |
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Family Applications (1)
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JP2010169359A Active JP5730510B2 (ja) | 2010-07-28 | 2010-07-28 | 通路開閉装置 |
Country Status (1)
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2010
- 2010-07-28 JP JP2010169359A patent/JP5730510B2/ja active Active
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