JP5729737B1 - リアアクスルフレーム - Google Patents

リアアクスルフレーム Download PDF

Info

Publication number
JP5729737B1
JP5729737B1 JP2014019195A JP2014019195A JP5729737B1 JP 5729737 B1 JP5729737 B1 JP 5729737B1 JP 2014019195 A JP2014019195 A JP 2014019195A JP 2014019195 A JP2014019195 A JP 2014019195A JP 5729737 B1 JP5729737 B1 JP 5729737B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear axle
plate portion
vehicle body
axle frame
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014019195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015145191A (ja
Inventor
吉岡 雅博
雅博 吉岡
広之 藤田
広之 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Logisnext Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Nichiyu Forklift Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Nichiyu Forklift Co Ltd filed Critical Mitsubishi Nichiyu Forklift Co Ltd
Priority to JP2014019195A priority Critical patent/JP5729737B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5729737B1 publication Critical patent/JP5729737B1/ja
Publication of JP2015145191A publication Critical patent/JP2015145191A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

【課題】カウンタバランス型フォークリフトにおいて、伝達ギヤ等を収納するハウジングをリアアクスルフレーム内に収容し、かつハウジングへの給排油を簡単に行うことができるリアアクスルフレームを提供すること。【解決手段】フォークリフトに設けられるリアアクスルフレームであって、車体の左右方向に延設する上板部と、上板部の左右方向の中央に設けられると共に、前記車体の前後方向に水平に延設し、前記リアアクスルフレームが揺動可能なように前記車体に軸支される揺動軸と、前記車体の左右方向に延設する下板部と、前記上板部と前記下板部とを連結すると共に、前記車体の上下方向に垂直に延設し、前記リアアクスル、前記操舵モーター及び前記ハウジングを支持する中間壁部と、を備え、前記中間壁部は開口部を有し、当該開口部を通じて、伝達ギヤ等を収納するハウジングの給油口が露出していることを特徴とするリアアクスルフレーム。【選択図】図4

Description

本発明は、フォークリフトの車体の後方に設けられ、後輪のリアアクスル等を支持するためのリアアクスルフレームに関する。
カウンタバランス型フォークリフト(以下、「フォークリフト」という)は、特許文献1に開示されている。特許文献1の通り、フォークリフトは、走行用の一対の前輪と、操舵用の一対の後輪と、操舵ハンドルの回転に基づいて後輪の方向を変更するためのステアリング機構と、を備える。そして、ステアリング機構は、車体の左右方向に延設され後輪を支持するリアアクスルと、リアアクスルを軸方向に移動するラックピニオン機構と、ラックピニオン機構を駆動する操舵モーターと、操舵モーターの出力をラックピニオン機構に伝達する伝達ギヤと、を備える。
そして、リアアクスルフレームは、リアアクスル、ラックピニオン機構、操舵モーター及び伝達ギヤを支持する。特許文献1の通り、従来のリアアクスルフレームは、略ひし形の底板部と、その周囲を囲むリブ部材とからなるバケット形状を有し、さらに、リブ部材に車体の前後方向に突出する揺動軸を備え、揺動軸が車体に軸支されることによって、路面に対する後輪の上下運動に応じてリアアクスルフレームが揺動するように構成されている。特許文献1のリアアクスルフレームは、上面を被覆する部材が設けられていないため、アクチュエータ(モーター及び減速部)の上半分はフレーム内に収容されず、露出している(特許文献1の[0011]、図7、図9等に記載されたリアアクスルフレーム19の説明を参照)。
ステアリング機構の伝達ギヤは互いに噛み合った複数のギヤの組み合わせから構成されており、伝達ギヤ、リアアクスルの中央部分及びラックピニオン機構は、潤滑油が充填されたハウジングに収納されている。必要に応じて潤滑油の補給や入れ替えを行うため、ハウジングには、給油口と排油口とが設けられている。特許文献1では、アクチュエータの減速部15Bの上部に設けられた給油口は、フレームに囲われることなく露出している。
特開平8−216898号公報
フォークリフトの旋回半径を小さくする目的で、車体の前後方向に対してコンパクトなリアアクスルフレームが検討されている。このようなリアアクスルフレームの一つとして、リアアクスルフレームを、左右方向の中央部が高く、左右端に向かうほど低くなる山型に形成し、リアアクスルフレーム内に、操舵モーター、リアアクスル及びハウジングを収容する構造が考案されている。しかしながら、フレーム内にハウジングを収容すると、ハウジングに設けられる給排油口へのアプローチがフレームに阻まれ、給排油作業が煩雑になるという問題が生じた。
そこで本発明が解決しようとする課題は、カウンタバランス型フォークリフトにおいて、リアアクスルフレーム内にハウジングを収容し、かつハウジングへの給排油を簡単に行うことができるリアアクスルフレームを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係るリアアクスルフレームは、
フォークリフトに設けられるリアアクスルフレームであって、
前記フォークリフトは、
走行用の一対の前輪と、操舵用の一対の後輪と、操舵ハンドルの回転を伝達することで、前記後輪の方向を変更するステアリング機構と、を備え、
前記ステアリング機構は、
車体の左右方向に延設され、前記後輪を支持するリアアクスルと、前記リアアクスルを軸方向に移動するラックピニオン機構と、前記ラックピニオン機構を駆動する操舵モーターと、前記操舵モーターの出力を前記ラックピニオン機構に伝達する伝達ギヤと、を備え、前記リアアクスルの少なくとも一部分と、前記ラックピニオン機構と、前記伝達ギヤとは、潤滑油が充填されたハウジングに収容されており、当該ハウジングは上部側面に給油口を有し、
前記リアアクスルフレームは、
前記車体の左右方向に延設する上板部と、
前記上板部の左右方向の中央に設けられると共に、前記車体の前後方向に水平に延設し、前記リアアクスルフレームが揺動可能なように前記車体に軸支される揺動軸と、
前記車体の左右方向に延設する下板部と、
前記上板部と前記下板部とを連結すると共に、前記車体の上下方向に垂直に延設し、前記リアアクスル、前記操舵モーター及び前記ハウジングを支持する中間壁部と、を備え、
前記中間壁部は第1の開口部を有し、当該第1の開口部を通じて前記ハウジングの給油口が露出していることを特徴とする、リアアクスルフレームである。
また本発明のリアアクスルフレームは、好ましくは、前記フォークリフトの後輪を旋回させた状態において、前記給油口が前記後輪よりも前方に位置することを特徴とする、上記のリアアクスルフレームである。
さらに本発明のリアアクスルフレームは、好ましくは、
前記ハウジングが、下部に排油口を有し、
前記リアアクスルフレームの下板部は上下方向に貫通する第2の開口部を有し、当該第2の開口部を通じて前記ハウジングの排油口が露出していることを特徴とする、上記のいずれかのリアアクスルフレームである。
さらに本発明のリアアクスルフレームは、好ましくは、
前記リアアクスルフレームの上板部は、
前記上板部の左右方向の中央と前記上板部の左右方向の一方端との間に配置されると共に、前記中央から前記一方端に向けて前記車体の下方向に傾斜する第1板部と、
前記上板部の左右方向の中央と前記上板部の左右方向の他方端との間に配置されると共に、前記中央から前記他方端に向けて前記車体の下方向に傾斜する第2板部と、で構成されており、
前記フォークリフトは、
前記第1及び第2板部の上方に配置され、前記リアアクスルフレームの揺動を減衰するためのストッパを備える
ことを特徴とする、上記のいずれかのリアアクスルフレームである。
さらに本発明のリアアクスルフレームは、好ましくは、
前記操舵モーターは、
その出力軸が突出する一方端と、前記一方端に対向する他方端と、を備え、
前記車体の前後方向に延設すると共に、前記揺動軸の下方に配置され、さらに、前記一方端が前記中間壁部の近くに設けられ、前記一方端から前記他方端に向けて前記車体の上方向に傾斜することを特徴とする上記のいずれかに記載のリアアクスルフレームである。
本発明に係るリアアクスルフレームは、揺動軸が上板部に設けられるように構成されているので、リアアクスルフレームの前後方向の長さがコンパクトになる結果、フォークリフトの旋回半径を小さくすることができる。また、潤滑油の給油口が、ギヤ等を収容するハウジングの上部側面に設けられており、当該給油口がリアアクスルフレームの開口部を通じて露出しているため、フォークリフト車体の側方から給油作業を行うことが可能であり、メンテナンス性に優れる。
フォークリフトを示す側面図。 ステアリング機構を説明するための側面図。 リアアクスルフレームの後側を示す斜視図。 リアアクスルフレームの前側を示す斜視図。 リアアクスルフレームの後側を示す背面図。 後輪旋回時のリアアクスルフレームの前側を示す斜視図。 後輪旋回時のリアアクスルフレームの側面を表す側面図。 図5のA−A線断面図。
以下、図面に基づいて、本発明に係るリアアクスルフレームを説明する。なお、本明細書において、前後方向とはフォークリフトの前部から後部にわたる方向(図4の5a方向)、左右方向とはフォークリフトの運転席に着座した状態での左右にわたる方向(図4の5b方向)、上下方向とは鉛直方向(図4の5c方向)を意味する。
図1の通り、フォークリフトは、メインフレームにより構成される車体5を備える。フォークリフトは、車体5の前部に走行用の一対の前輪50と、車体5の後部に操舵用の一対の後輪51と、を備える。フォークリフトは、走行制御および油圧制御をするための制御部(不図示)と、運転者が座るための運転席57と、運転席57の下部に設けられた大型のバッテリー58と、を備える。
フォークリフトは、車体5の前部に立設されたマスト53と、マスト53に沿って昇降可能に支持された荷役用のフォーク54と、油圧装置により供給される作動油により伸縮してフォーク54を昇降するリフトシリンダ55と、を備える。また、フォークリフトは、車体5の後部に、フォーク54による荷役の際に車体5の重量バランスをとるためのカウンタウエイト56を備える。
フォークリフトは、車体5の前部に駆動モーター(不図示)を備えており、駆動モーターによって前輪50を駆動して、車体5を前進及び後進する。フォークリフトは、運転席57の前方に操舵ハンドル52を備えており、操舵ハンドル52の回転に基づいて後輪51の方向を変更して、車体5の進行方向を変更する。
図2の通り、フォークリフトは、操舵ハンドル52の回転を伝達して、後輪51の方向を変更するステアリング機構3を備える。ステアリング機構3は、操舵ハンドル52に連結されたハンドルシャフト34を備えており、ハンドルシャフト34は、操舵ハンドル52の回転に同期して回転する。
ステアリング機構3は、第1ジョイント35及び第1スプロケットホイール36を備えており、ハンドルシャフト34の回転が、第1ジョイント35を介して第1スプロケットホイール36に伝達される。ステアリング機構3は、チェーン37及び第2スプロケットホイール38を備えており、第1スプロケットホイール36の回転が、チェーン37を介して第2スプロケットホイール38に伝達される。
ステアリング機構3は、操舵トルク検出器39を備えており、操舵トルク検出器39の入力軸が、第2スプロケットホイール38と一体となっている。ステアリング機構3は、第2ジョイント40及びベベルギヤ41を備えており、操舵トルク検出器39に伝達された回転が、第2ジョイント40を介してベベルギヤ41に伝達されることで、回転軸の方向が垂直方向から水平方向へ変換される。ステアリング機構3は、水平方向に延設する第3ジョイント42を備えており、ベベルギヤ41に伝達された回転が、第3ジョイント42に伝達される。第3ジョイント42は、車体の前後方向5aに延設しており、バッテリー58の下方に配置される。
ステアリング機構3は、互いに噛み合った複数のギヤからなる伝達ギヤ33を備えており、第3ジョイント42に伝達された回転が、伝達ギヤ33に接続された入力軸43に伝達される。ステアリング機構3は、リアアクスル30を備え、リアアクスル30は、車体の左右方向5bに延設されると共に、一対の後輪51を両端で支持する。ステアリング機構3は、リアアクスル30を軸方向(車体の左右方向5b)に移動するラックピニオン機構31と、ラックピニオン機構31を駆動する操舵モーター32と、を備える。
ラックピニオン機構31は、ピニオン部310と、リアアクスル30に設けられたラック部311と、を備える(図8)。入力軸43に伝達された回転は、ピニオン部310に伝達される。ピニオン部310の回転は、ラック部311へ出力されて、リアアクスル30を軸方向(車体の左右方向5b)に移動する。さらに、操舵トルク検出器39によって検出された回転トルクに応じて、操舵モーター32が駆動する。そして、操舵モーター32の出力が、伝達ギヤ33を介してピニオン部310に伝達される。その結果、操舵モーター32の出力が、入力軸43の回転をアシストして、リアアクスル30を軸方向(車体の左右方向5b)に移動する。
図3及び図4の通り、フォークリフトは、車体5の後部にリアアクスルフレーム1を備える。リアアクスルフレーム1は、リアアクスル30と、ラックピニオン機構31と、操舵モーター32と、伝達ギヤ33と、を支持する。リアアクスル30の中央部分、ラックピニオン機構31及び伝達ギヤ33は、ハウジング300に収容されている。また、リアアクスルフレーム1は、その両端にタイロッド60及びナックルアーム61を備える。リアアクスル30は、タイロッド60及びナックルアーム61を介して後輪51に連結しており、リアアクスル30の軸方向(車体の左右方向5b)の移動によって、後輪51の方向が変更される。
リアアクスルフレーム1は、車体の左右方向5bに延設する上板部10を備える。また、リアアクスルフレーム1は、車体の前後方向5aに延設する揺動軸13を備える。揺動軸13は、上板部10における車体の前後方向中央に設けられる。揺動軸13は、路面に対する後輪51の上下運動に応じてリアアクスルフレーム1が揺動できるように、車体5に軸支されている。また、リアアクスルフレーム1は、車体の上下方向5cに上板部10から所定間隔を置いて、車体の左右方向5bに延設する下板部11を備える。
さらに、リアアクスルフレーム1は、車体の上下方向5cに延設する中間壁部12を備える。中間壁部12は、上板部10と下板部11とを連結しており、上板部10及び下板部11は、中間壁部12から車体の後方向に向けて突出している。ハウジング300は、連結部310aを介して中間壁部12に連結されている。操舵モーター32は、ハウジング300の上部に支持されると共に、ハウジング300内の伝達ギヤ33に係合する。
上記の通り、揺動軸13は、上板部10に設けられているので、従来のリアアクスルフレームに比べて、リアアクスルフレーム1の車体の前後方向5aの長さをコンパクトにできる。その結果、フォークリフトの車体の前後方向5aの長さが短くなり、フォークリフトの旋回半径を小さくすることができる。
図4の通り、中間壁部12は、車体の左右方向5bの中央に、車体の前方向に向けて膨らむ第1膨出部12bを備える。中間壁部12は、車体の前後方向5aに貫通する第1開口部12aを備える。第1開口部12aは、第1膨出部12bに設けられる。ハウジング300から突出する入力軸43は、第1開口部12aを通じて第3ジョイント42に連結される。
第1開口部12aは第1膨出部12bの車体前面側と左右側とにわたって開口されている。このためハウジング300の上部側面に設けられた給油口301が、第1開口部12aを通じて露出している。ハウジング300内には伝達ギヤ33及びラックピニオン機構31のための潤滑油が充填されており、この潤滑油を交換する際に、第1開口部12aを通じて給油口301にアプローチできる。
また図6のとおり、後輪51を旋回させた状態では、給油口301の側方(車体外に通じる方向)に大きな空間が形成されるため、車体の外から工具や手腕を差し入れて給油作業を行うことが可能である。さらに図7のとおり、後輪を旋回させた状態では、給油口301が後輪51よりも前方に位置するため、後輪51を装着したままの状態で、後輪51と干渉することなく給油作業が可能である。そのため、後輪を取り外すことや、ジャッキアップを行うことなく簡単かつ安全に給油作業を行うことができる。
後輪51は、ラックピニオン機構31によって、第1最大旋回位置(例えば、左方最大旋回位置)と第2最大旋回位置(例えば、右方最大旋回位置)との間を旋回させられるところ、いずれか一方の最大旋回位置に位置する状態において、給油口301が後輪51よりも前方に位置することが好ましい。図7のように給油口301がハウジング300の左側に配置されている場合、後輪51を最大限左に旋回させた状態で、給油口301が後輪51よりも前方に位置することが好ましい。
なお、給油口301が後輪51よりも前方に位置するとは、車体の側方から給油口を見る時に、後輪と干渉することなく給油口が視認できる程度であることを意味し、給油口の視認や給油口での作業を妨げることがない限り、後輪の一部分が給油口よりも前方に位置していてもよい。
図4の通り、下板部11は、車体の左右方向5bの中央に、車体の前方向に向けて膨らむ第2膨出部11bを備える。下板部11は、車体の上下方向5cに貫通する第2開口部11aを備える。第2開口部11aは、第2膨出部11bの後方に設けられ、第1開口部12aに対して車体の上下方向5cに整列する。ハウジング300の下部には排油口302が設けられており、潤滑油を交換する際に、第2開口部11aを通じて排油口302から潤滑油を排出できる。下板部11は地面から一定のクリアランスを有するように設計されているので、下板部11の下方にオイルパンを差し入れて排油を受けることができる。また給油作業と同様に、図6、7のように後輪を旋回させた状態で、後輪やカウンタウエイト等を取り外すことなく排油作業を行うことが可能である。
下板部11の底面11c、第2開口部11aの底面11dはいずれも平面に形成されている。これらの底面を平面とすることで、これらの底面をリアアクスルフレーム全体の加工基準面として利用し、リアアクスルフレームの加工精度を向上させることができる。
図5の通り、上板部10は、第1板部14と第2板部15とで構成される。第1板部14は、上板部10の左右方向の中央と上板部10の左右方向の一方端10aとの間に配置されると共に、中央から一方端10aに向けて車体の下方向に傾斜する。また、第2板部15は、上板部10の左右方向の中央と上板部10の左右方向の他方端10bとの間に配置されると共に、中央から他方端10bに向けて車体の下方向に傾斜する。
また、第1板部14及び第2板部15の上方のそれぞれに、リアアクスルフレーム1の揺動を制限するためのストッパ62が配置される。ストッパ62は、第1板部14及び第2板部15から所定間隔を置いて、車体のメインフレーム63に固定されており、リアアクスルフレーム1がストッパ62に当接することで、リアアクスルフレーム1の揺動を制限し、その結果、後輪51がメインフレーム63等に衝突することを防止する。
第1板部14及び第2板部15は、車体の下方向に傾斜しているので、第1板部14及び第2板部15の上方に大きな空間を形成でき、この空間にストッパ62を配置できる。仮に上板部10が傾斜せずに水平に延設していると、上板部10の上方に大きな空間を形成できないので、ストッパ62の高さだけ車体5の全体の高さが大きくなる。しかし、本発明のリアアクスルフレーム1では、上板部10の上方に大きな空間を形成できるので、車体5の全体の高さを小さくすることができる。
図8の通り、操舵モーター32は、車体の前後方向5aに延設すると共に、揺動軸13の下方に配置される。操舵モーター32は、出力軸320が突出する一方端32aと、一方端32aに対向する他方端32bと、を備える。操舵モーター32は、一方端32aが中間壁部12の近くに設けられ、一方端32aから他方端32bに向けて車体の上方向に傾斜する。そして、揺動軸13は、車体の前後方向5aに水平に延設する。これによって、操舵モーター32と揺動軸13との間に大きな空間32cを形成できる。その結果、空間32cが操舵モーター32と大気との熱交換を促進して、操舵モーター32の放熱性を向上できる。
ハウジング300において、伝達ギヤ33をラック部311より前方に配置することで、後輪の旋回時にも後輪と緩衝しないデッドスペースを有効に利用し、ハウジング300やリアアクスルフレーム1をよりコンパクトにすることができる。また、伝達ギヤ33をラック部311より前方に配置することで、図7に示すように、後輪旋回時に給油口301を目視しやすくなる。
伝達ギヤ33及びラックピニオン機構31のピニオン310の軸方向は、操舵モーター32の延設方向と平行であって、車体の上下方向5cに傾斜している。ハウジング300は、中間壁部12の第1膨出部12b及び下板部11の第2膨出部11bに嵌るように配置される。そして、ハウジング300は、その下端が下板部11の下面から突出しないように配置されている。さらに、ハウジング300は、入力軸43が中間壁部12から突出しないように配置されている。すなわち、ハウジング300及び入力軸43が中間壁部12及び下板部11から突出しないように、第1及び第2膨出部11b、12bが前方に膨らむことで、ハウジング300はリアアクスルフレームの内側に収容されている。
上板部10及び下板部11は、中間壁部12から車体の後方向に向けて突出している。そして、ハウジング300及び操舵モーター32は、中間壁部12から突出する上板部10と下板部11との間に配置されると共に、揺動軸13の下方に配置される。従って、ハウジング300、入力軸43及び操舵モーター32は、上板部10、中間壁部12及び下板部11に囲まれるので、走行時や運搬時に、操舵モーター32や、ハウジング300内のラックピニオン機構31及び伝達ギヤ33が破損し難いようになっている。
リアアクスルフレーム1は、後面が全面的に開口しているため、操舵モーター32やリアアクスル30を取り外してメンテナンスを行う際には、リアアクスルフレーム1の後面から容易にこれらの要素を取り出すことが可能である。また、中間壁部12の厚みを十分に確保するとともに、膨出部を曲線的に構成することによって応力集中を回避し、十分な強度が確保されている。
図3及び図5の通り、リアアクスルフレーム1は、一対の上防護壁160と一対の下防護壁161とを備える。上防護壁160,160は、車体の上下方向5cに延設すると共に、操舵モーター32の両側に配置される。下防護壁161,161は、車体の上下方向5cに延設すると共に、ハウジング300の下部の両側に配置される。
上防護壁160はリアアクスル30の上方に配置され、下防護壁161はリアアクスル30の下方に配置される。上防護壁160と下防護壁161とが一体に構成されており、上板部10と下板部11との間に延設し、リアアクスル30が配置される部分で切り欠かれている。これによって、操舵モーター32は、上防護壁160、上板部10及び中間壁部12に囲まれ、さらに、ハウジング300の下部は、下防護壁161、下板部11及び中間壁部12に囲まれるので、走行時や運搬時に、後輪51からの泥や小石などがラックピニオン機構31、操舵モーター32及び伝達ギヤ33に侵入し難いようになっている。
1 リアアクスルフレーム
10 上板部
10a 上板部の一方端
10b 上板部の他方端
11 下板部
12 中間壁部
13 揺動軸
14 第1板部
15 第2板部
3 ステアリング機構
30 リアアクスル
300ハウジング
301給油口
302排油口
31 ラックピニオン機構
32 操舵モーター
320 操舵モーターの出力軸
32a 操舵モーターの一方端
32b 操舵モーターの他方端
33 伝達ギヤ
5 車体
5a 車体の前後方向
5b 車体の左右方向
5c 車体の上下方向
50 前輪
51 後輪
52 ハンドル
40 サスペンション
60 タイロッド
61 ナックルアーム
62 ストッパ

Claims (5)

  1. フォークリフトに設けられるリアアクスルフレームであって、
    前記フォークリフトは、
    走行用の一対の前輪と、操舵用の一対の後輪と、操舵ハンドルの回転を伝達することで前記後輪の方向を変更するステアリング機構と、を備え、
    前記ステアリング機構は、
    車体の左右方向に延設され、前記後輪を支持するリアアクスルと、前記リアアクスルを軸方向に移動するラックピニオン機構と、前記ラックピニオン機構を駆動する操舵モーターと、前記操舵モーターの出力を前記ラックピニオン機構に伝達する伝達ギヤと、を備え、
    前記リアアクスルの少なくとも一部分と、前記ラックピニオン機構と、前記伝達ギヤとは、潤滑油が充填されたハウジングに収容されており、当該ハウジングは上部側面に給油口を有し、
    前記リアアクスルフレームは、
    前記車体の左右方向に延設する上板部と、
    前記上板部の左右方向の中央に設けられると共に、前記車体の前後方向に水平に延設され、前記リアアクスルフレームが揺動可能なように前記車体に軸支される揺動軸と、
    前記車体の左右方向に延設する下板部と、
    前記上板部と前記下板部とを連結すると共に、前記車体の上下方向に垂直に延設し、前記リアアクスル、前記操舵モーター及び前記ハウジングを支持する中間壁部と、を備え、
    前記中間壁部は第1の開口部を有し、当該第1の開口部を通じて前記ハウジングの給油口が露出している
    ことを特徴とするリアアクスルフレーム。
  2. 前記フォークリフトの後輪を旋回させた状態において、前記給油口が前記後輪よりも前方に位置することを特徴とする、請求項1に記載のリアアクスルフレーム。
  3. 前記ハウジングが、下部に排油口を有し、
    前記リアアクスルフレームの下板部は上下方向に貫通する第2の開口部を有し、当該第2の開口部を通じて前記ハウジングの排油口が露出していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のリアアクスルフレーム。
  4. 前記リアアクスルフレームの上板部は、
    前記上板部の左右方向の中央と前記上板部の左右方向の一方端との間に配置されると共に、前記中央から前記一方端に向けて前記車体の下方向に傾斜する第1板部と、
    前記上板部の左右方向の中央と前記上板部の左右方向の他方端との間に配置されると共に、前記中央から前記他方端に向けて前記車体の下方向に傾斜する第2板部と、で構成されており、
    前記フォークリフトは、
    前記第1及び第2板部の上方に配置され、前記リアアクスルフレームの揺動を減衰するためのストッパを備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリアアクスルフレーム。
  5. 前記操舵モーターは、
    その出力軸が突出する一方端と、前記一方端に対向する他方端と、を備え、
    前記車体の前後方向に延設すると共に、前記揺動軸の下方に配置され、さらに、前記一方端が前記中間壁部の近くに設けられ、前記一方端から前記他方端に向けて前記車体の上方向に傾斜する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリアアクスルフレーム。
JP2014019195A 2014-02-04 2014-02-04 リアアクスルフレーム Active JP5729737B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014019195A JP5729737B1 (ja) 2014-02-04 2014-02-04 リアアクスルフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014019195A JP5729737B1 (ja) 2014-02-04 2014-02-04 リアアクスルフレーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5729737B1 true JP5729737B1 (ja) 2015-06-03
JP2015145191A JP2015145191A (ja) 2015-08-13

Family

ID=53437954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014019195A Active JP5729737B1 (ja) 2014-02-04 2014-02-04 リアアクスルフレーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5729737B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105271069B (zh) * 2015-11-16 2017-12-22 季全亮 铰接式窄巷道叉车转向装置
DE102017222887A1 (de) * 2017-12-15 2019-06-19 Zf Friedrichshafen Ag Lenkbare Fahrzeugachse

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07237549A (ja) * 1994-01-10 1995-09-12 Toyota Autom Loom Works Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP2004352154A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 産業車両のアクスルストッパ装置、これを備えたフォークリフト及びストッパの取り付け方法
WO2011141794A2 (en) * 2010-05-12 2011-11-17 Ivan Borghi Steering unit for vehicle wheels
JP2013124053A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Tcm Corp 産業用車両のアクスル懸架装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07237549A (ja) * 1994-01-10 1995-09-12 Toyota Autom Loom Works Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP2004352154A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 産業車両のアクスルストッパ装置、これを備えたフォークリフト及びストッパの取り付け方法
WO2011141794A2 (en) * 2010-05-12 2011-11-17 Ivan Borghi Steering unit for vehicle wheels
JP2013124053A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Tcm Corp 産業用車両のアクスル懸架装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015145191A (ja) 2015-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101562700B1 (ko) 전동 삼륜 차량
US9238495B2 (en) Straddle electric vehicle
NO770333L (no) Hovedramme for lastetraktor.
EP2505406A1 (en) Electric three-wheeled vehicle
NO770337L (no) Hovedramme for lastetraktor.
JP2018001778A (ja) 車軸装置
JP5729737B1 (ja) リアアクスルフレーム
JP5717892B1 (ja) リアアクスルフレーム
EP3069976A1 (en) Rocking vehicle
CN102667010A (zh) 具有维护作业用搭脚处的工程机械
JP5717157B1 (ja) リアアクスルフレーム
JP2015223908A (ja) 動力伝達装置
JP2002256593A (ja) 建設機械における昇降用ステップ構造
CN106828442A (zh) 备用驱动装置及车辆
JP2014040722A (ja) 作業機械
JP4993525B2 (ja) フォークリフト
JP2017145121A (ja) クローラ式フォークリフト
ITUB20150531A1 (it) Sistema sterzante di una gru semovente.
EP3299264B1 (en) Crawler tractor
JP2004276881A (ja) 作業用走行車両の運転座席支持構造
KR102600853B1 (ko) 탈착 가능한 카운터 웨이트를 구비하는 지게차
JP2014105057A (ja) フォークリフト
CN216102492U (zh) 一种agv驱动装置
JP5578590B1 (ja) フォークリフトの懸架装置
JP2013226872A (ja) トラクタ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5729737

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350