JP2014105057A - フォークリフト - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動輪及び補助輪の輪重比率や揺動速度を容易に変更でき、生産性及びコスト性に優れるようにする。
【解決手段】駆動輪10を備えたドライブユニット1と、補助輪20を備えたキャスタユニット2と、ドライブユニット1を車体フレーム70に対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたドライブ回転軸17と、キャスタユニット2を車体フレーム70に対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたキャスタ回転軸27と、ドライブ回転軸17に設けられたドライブ歯車19と、キャスタ回転軸27に設けられ、ドライブ歯車19に係合するキャスタ歯車29と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】駆動輪10を備えたドライブユニット1と、補助輪20を備えたキャスタユニット2と、ドライブユニット1を車体フレーム70に対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたドライブ回転軸17と、キャスタユニット2を車体フレーム70に対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたキャスタ回転軸27と、ドライブ回転軸17に設けられたドライブ歯車19と、キャスタ回転軸27に設けられ、ドライブ歯車19に係合するキャスタ歯車29と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、フォークで荷物を昇降するフォークリフトに関するものである。
リーチ式フォークリフトは、図3の通り、車体後方に駆動輪10と補助輪20とを備える。駆動輪10と補助輪20とは車体左右の両側に設けられており、駆動輪10は、走行モータ15及び操舵モータ18で車体6の走行と操舵を行い、補助輪20は、駆動輪10に追従して補助するようになっている。そして、駆動輪10と補助輪20とは、機械式のリンク機構8で連結されている(例えば、特許文献1参照)。
リンク機構8は、第1から第4のリンク部81〜84を有しており、各リンク部81〜84で駆動輪10と補助輪20とを連結する。フォークリフトが必要な駆動力を発揮するために、各リンク部81〜84によって、駆動輪10及び補助輪20の各輪重が変化するようになっている。例えば走行時に路面が平滑でない場合に、補助輪20に上向きの負荷がかかると、駆動輪10に下向きの負荷がかかり、駆動輪10に上向きの負荷がかかると、補助輪20に下向きの負荷がかかる。
リンク機構8は、駆動輪10と補助輪20との間に、第1のスプリング部85を備える。第1のスプリング部85は、駆動輪10及び補助輪20の振動を吸収すると共に、スプリング力の大きさによって、駆動輪10と補助輪20の輪重の比率を調整する。また、リンク機構8は、補助輪20の振動を吸収するための第2のスプリング部86を備える。
車体6の後方には、運転者が立って操作するための運転室60が形成されている。また、リーチ式フォークリフトにおいては、フォークを進退可能とするためのリーチシリンダ9が車体中央部に設けられる。
そのため、従来のフォークリフトにおいて、駆動輪10のスリップが生じ難くするためには、駆動輪10の輪重が大きくなるように、第1のスプリング部85のスプリング力を調整する必要がある。フォークリフトに応じてスプリング力を調整するためには、異なるスプリング力を有する第1のスプリング部85に交換する必要がある。そして、第1のスプリング部85の種類に応じて、各リンク部81〜84を設計して、様々なリンク機構8を準備する必要があるので、生産性及びコスト性が劣るという問題がある。
また、従来のフォークリフトにおいて、運転者のフィーリングに合わせて、駆動輪10及び補助輪20の揺動速度を変更するためには、上記と同様に、第1のスプリング部85のスプリング力を調整する必要がある。そのため、第1のスプリング部85の種類に応じて、様々なリンク機構8を準備する必要があるので、簡単に運転者のフィーリングに合わせることができないという問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、上記した問題点に鑑みて、駆動輪及び補助輪の輪重の比率や駆動輪及び補助輪の揺動速度を容易に変更でき、生産性及びコスト性に優れるフォークリフトを提供することである。
上記した課題を解決するために、本発明に係るフォークリフトは、
車体フレームの後部に駆動輪と補助輪とを備えたフォークリフトにおいて、
駆動輪を備えたドライブユニットと、
補助輪を備えたキャスタユニットと、
ドライブユニットを車体フレームに対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたドライブ回転軸と、
キャスタユニットを車体フレームに対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたキャスタ回転軸と、
ドライブ回転軸に設けられたドライブ歯車と、
キャスタ回転軸に設けられ、ドライブ歯車に係合するキャスタ歯車と、を備えており、
ドライブ歯車とキャスタ歯車とがそれぞれ逆方向に回転することで、駆動輪と補助輪とがそれぞれ逆方向に上下に揺動する。
車体フレームの後部に駆動輪と補助輪とを備えたフォークリフトにおいて、
駆動輪を備えたドライブユニットと、
補助輪を備えたキャスタユニットと、
ドライブユニットを車体フレームに対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたドライブ回転軸と、
キャスタユニットを車体フレームに対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたキャスタ回転軸と、
ドライブ回転軸に設けられたドライブ歯車と、
キャスタ回転軸に設けられ、ドライブ歯車に係合するキャスタ歯車と、を備えており、
ドライブ歯車とキャスタ歯車とがそれぞれ逆方向に回転することで、駆動輪と補助輪とがそれぞれ逆方向に上下に揺動する。
好ましくは、
ドライブ歯車とキャスタ歯車とを包囲して密封し、潤滑オイルを充填可能なオイルケースと、
オイルケースに設けられ、潤滑オイルを排出するための排出口と、
オイルケースに設けられ、潤滑オイルを注入するための注入口と、を備える。
ドライブ歯車とキャスタ歯車とを包囲して密封し、潤滑オイルを充填可能なオイルケースと、
オイルケースに設けられ、潤滑オイルを排出するための排出口と、
オイルケースに設けられ、潤滑オイルを注入するための注入口と、を備える。
本発明に係るフォークリフトは、ドライブユニットを車体フレームに対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたドライブ回転軸と、キャスタユニットを車体フレームに対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたキャスタ回転軸と、ドライブ回転軸に設けられたドライブ歯車と、キャスタ回転軸に設けられ、ドライブ歯車に係合するキャスタ歯車と、を備える。そして、本発明に係るフォークリフトは、ドライブ歯車とキャスタ歯車とがそれぞれ逆方向に回転することで、駆動輪と補助輪とがそれぞれ逆方向に上下に揺動する。
上記の通り、本発明に係るフォークリフトは、従来のリンク機構のように複数のリンク部材を備えておらず、比較的単純な構成なので、生産性及びコスト性に優れる。さらに、本発明に係るフォークリフトでは、ドライブ歯車及びキャスタ歯車の減速比(ギア比)を変更すれば、駆動輪及び補助輪の輪重の比率を変更できる。従って、本発明に係るフォークリフトは、複数の部材(リンク部材及びスプリング)を変更することなく、2つの歯車を変更するだけで、駆動輪及び補助輪の輪重の比率を変更できるので、利便性及びコスト性に優れる。
以下、図面に基づいて、本発明に係るフォークリフトについて説明する。
図1の通り、リーチ式フォークリフトは、車体6に、前側に延出された左右のストラドルアーム62を備える。リーチ式フォークリフトは、左右のストラドルアーム62に沿って前後に進退可能なキャリッジ64を備える。キャリッジ64には、マスト3が上下方向に立設されている。リーチ式フォークリフトは、マスト63に沿って昇降案内されるリフトブラケット65を備える。リフトブラケット65には左右一対のフォーク66が支持されており、マスト63に沿ってリフトブラケット65と共にフォーク66が昇降する。
そして、車体6とキャリッジ64とにわたってリーチシリンダ(不図示)が設けられ、リーチシリンダが伸縮動作することで、キャリッジ64の進退がなされる。キャリッジ64には、マスト63に沿ってリフトシリンダ67が立設されており、リフトシリンダ67が伸縮動作することで、リフトブラケット65が昇降する。また、リフトブラケット65には、ティルトシリンダ(不図示)が設けられ、ティルトシリンダが伸縮動作することで、フォーク66の傾倒がなされる。
車体6の左後部は、開閉可能なドアにより閉塞される機器収納室61となっており、この機器収納室61内に後述するドライブユニット1(図2)などが搭載されている。車体6の右後部は、後方に開放されて形成された運転席60となっている。運転席60の左方位置に、操舵を制御するためのハンドル68が設けられている。さらに、車体6の左後部には、車体6の走行と操舵を行う駆動輪10が設けられ、車体6の右後部には、駆動輪10に追従して補助する補助輪20が設けられている。
図2の通り、リーチ式フォークリフトは、車体6を構成するための車体フレーム70を備える。リーチ式フォークリフトは、駆動輪10を有するドライブユニット1を備える。ドライブユニット1は、車体6を走行させる走行モータ15と、走行モータ15等を支持するドライブサポート16とを備える。また、ドライブサポート16は、走行モータ15の動力を駆動輪10に伝達するギアユニット、駆動輪10を操舵するための操舵モータ18等を支持する。
ドライブユニット1は、水平方向に延設されたドライブ回転軸17を備える。ドライブ回転軸17は、ドライブサポート16に固定されている。ドライブ回転軸17は、車体フレーム70に固定されたドライブ軸受71に軸支され、車体フレーム70に対して回転自在に支持されている。従って、ドライブユニット1は、ドライブ回転軸17を介して、車体フレーム70に対して上下に揺動する。
リーチ式フォークリフトは、補助輪20を有するキャスタユニット2を備える。キャスタユニット2は、補助輪20を支持するキャスタサポート22を備える。キャスタユニット2は、水平方向に延設されたキャスタ回転軸27を備える。キャスタ回転軸27は、キャスタサポート22に固定されている。キャスタ回転軸27は、車体フレーム70に固定されたキャスタ軸受72に軸支され、車体フレーム70に対して回転自在に支持されている。従って、キャスタユニット2は、キャスタ回転軸27を介して、車体フレーム70に対して上下に揺動する。
ドライブユニット1は、ドライブ歯車19を備えており、ドライブ歯車19は、ドライブ回転軸17の端部に設けられている。キャスタユニット2は、キャスタ歯車29を備えており、キャスタ歯車29は、キャスタ回転軸27の端部に設けられている。そして、ドライブ歯車19とキャスタ歯車29とは、互いに噛み合っている。これにより、ドライブ回転軸17とキャスタ回転軸27とがそれぞれ逆方向に回転するので、駆動輪10(ドライブユニット1)と補助輪20(キャスタユニット2)とがそれぞれ逆方向に揺動する。
例えば、補助輪20に上方向の負荷がかかると、キャスタ回転軸27が正方向に回転し、その回転が、キャスタ歯車29及びドライブ歯車19に伝達され、ドライブ回転軸17を逆方向に回転し、それによって、駆動輪10に下方向の負荷がかかる。同様に、駆動輪10に上方向の負荷がかかると、ドライブ回転軸17が正方向に回転し、その回転が、ドライブ歯車19及びキャスタ歯車29に伝達され、キャスタ回転軸28を逆方向に回転し、それによって、補助輪20に下方向の負荷がかかる。
上記の通り、駆動輪10(ドライブユニット1)と補助輪20(キャスタユニット2)とは、ドライブ歯車19とキャスタ歯車29との噛み合いによって揺動する。従って、ドライブ歯車19及びキャスタ歯車29の減速比(ギア比)を変更することによって、駆動輪10及び補助輪20の輪重の比率を変更できる。ドライブ歯車19及びキャスタ歯車29を、ドライブ回転軸17及びキャスタ回転軸27に対して着脱自在に構成することによって、簡単に駆動輪10及び補助輪20の輪重の比率を変更できる。
リーチ式フォークリフトは、オイルケース51を備える。オイルケース51は、ドライブ歯車19とキャスタ歯車29とを包囲して密封する。オイルケース51は、潤滑オイルを充填できる。潤滑オイルをオイルケース51に充填して、潤滑オイルの粘度を調整することで、ドライブ歯車19及びキャスタ歯車29の回転速度を調整できる。即ち、潤滑オイルの粘度が高いと、ドライブ歯車19及びキャスタ歯車29の回転抵抗が大きくなるので、ドライブ回転軸17及びキャスタ回転軸27の回転速度は遅くなる。また、潤滑オイルの粘度が低いと、ドライブ歯車19及びキャスタ歯車29の回転抵抗が小さくなるので、ドライブ回転軸17及びキャスタ回転軸27の回転速度は速くなる。
従って、潤滑オイルの粘度に応じて、運転者のフィーリングに合わせて、駆動輪10及び補助輪20の揺動速度を簡単に変更できる。
従って、潤滑オイルの粘度に応じて、運転者のフィーリングに合わせて、駆動輪10及び補助輪20の揺動速度を簡単に変更できる。
オイルケース51は、潤滑オイルを排出するための排出口52と、潤滑オイルを注入するための注入口53とを備える。潤滑オイルの粘性を変更する際、オイルケース51内の潤滑オイルを排出口52から排出し、注入口53から別の潤滑オイルをオイルケース51内に注入する。これによって、容易に潤滑オイルの粘度を変更できるので、運転者のフィーリングに合わせて、駆動輪10及び補助輪20の揺動速度を簡単に変更できる。
1 ドライブユニット
10 駆動輪
17 ドライブ回転軸
19 ドライブ歯車
2 キャスタユニット
20 補助輪
27 キャスタ回転軸
29 キャスタ歯車
51 オイルケース
52 排出口
53 注入口
70 車体フレーム
10 駆動輪
17 ドライブ回転軸
19 ドライブ歯車
2 キャスタユニット
20 補助輪
27 キャスタ回転軸
29 キャスタ歯車
51 オイルケース
52 排出口
53 注入口
70 車体フレーム
Claims (2)
- 車体フレームの後部に駆動輪と補助輪とを備えたフォークリフトにおいて、
駆動輪を備えたドライブユニットと、
補助輪を備えたキャスタユニットと、
前記ドライブユニットを前記車体フレームに対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたドライブ回転軸と、
前記キャスタユニットを前記車体フレームに対して回転自在に支持し、水平方向に延設されたキャスタ回転軸と、
前記ドライブ回転軸に設けられたドライブ歯車と、
前記キャスタ回転軸に設けられ、前記ドライブ歯車に係合するキャスタ歯車と、を備えており、
前記ドライブ歯車と前記キャスタ歯車とがそれぞれ逆方向に回転することで、前記駆動輪と前記補助輪とがそれぞれ逆方向に上下に揺動することを特徴とするフォークリフト。 - 前記ドライブ歯車と前記キャスタ歯車とを包囲して密封し、潤滑オイルを充填可能なオイルケースと、
前記オイルケースに設けられ、前記潤滑オイルを排出するための排出口と、
前記オイルケースに設けられ、前記潤滑オイルを注入するための注入口と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012258188A JP2014105057A (ja) | 2012-11-27 | 2012-11-27 | フォークリフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012258188A JP2014105057A (ja) | 2012-11-27 | 2012-11-27 | フォークリフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014105057A true JP2014105057A (ja) | 2014-06-09 |
Family
ID=51026875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012258188A Pending JP2014105057A (ja) | 2012-11-27 | 2012-11-27 | フォークリフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014105057A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5800343B1 (ja) * | 2014-07-28 | 2015-10-28 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | フォークリフトの懸架装置 |
CN111891377A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-11-06 | 成都飞机工业(集团)有限责任公司 | 一种可移动式飞机主机轮安装设备 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62150495U (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-24 | ||
JPS62273127A (ja) * | 1986-05-21 | 1987-11-27 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | 走行車輌の車軸高さ調節装置 |
JP2002029234A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-29 | Toyota Industries Corp | 産業車両のサスペンション装置及び産業車両 |
-
2012
- 2012-11-27 JP JP2012258188A patent/JP2014105057A/ja active Pending
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140416 |