JP5729654B2 - コーナークリップ - Google Patents

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本発明は書類用クリップに関し、特に書類コーナー部を斜めに押圧することを特徴とする新規クリップに関する。
例えば、十数枚のA4書類を一時的にクリップで留めておきたいという時、最も一般的な方法は、挟持力の強い所謂ダブルクリップというアーム付き板バネクリップが使用される。最近ではプラスチック製のクリップも使われるようにもなってきた。これらクリップは書類上部の左右どちらかのタテ端部又はヨコ端部を端辺に沿ってクリップする。クリップ留めした書類をめくるには、出来るだけ書類のコーナーを留めるのが最も書類をめくりやすい。それは、複数枚の書類をクリップではなく、ホチキスで留めることを考えてみれば分かる。即ち、複数枚のA4書類をホチキスで留めるには、左上コーナー部を斜めにホチキスで留めるのが、最もそのあと書類を見やすいことが分かる。しかし、従来技術のクリップでは、書類のコーナー部を斜めに留めることが出来ないため、タテ又はヨコのコーナーに近い端部を端辺に沿って留めることにより、少しでも書類コーナーを留めたときの効果に近づけようとしている。
しかし、基本的に、書類のタテ、又はヨコの辺に沿っての留め方では書類をめくったとき、めくった書類とめくられていない書類とのずれが発生し、併せもつには不具合が生ずる。この点を解消するためのコーナークリップが提案されている(特許文献1、2、3)。しかし特許文献1では、クリップコーナーが書類から飛び出し、かつアームも邪魔である。特許文献2では2つの板バネを連結するなど複雑な構造をしており、特許文献3では邪魔なアームを依然として必要とするなど、いずれも実用的ではない。尚、特許文献2には、書類のコーナーをクリップすることの利点はめくりやすいという説明とその状態図面(図15)が掲載されている。このことは、書類をクリップではなく、ホチキス留めする際、書類左上コーナー部を斜めにホチキス留めすることと同じ感覚で、誰もが賛同理解していることである。
特開平8−25866 特開2001−150852 特開2006−62368 実登3008170 特開2001−287487
本発明が解決しようとしている課題は、書類をクリップするのに最も理想的な場所である書類コーナー部を押さえる理想的なコーナークリップを提供することであり、かつ、従来のコーナークリップが持つ、書類からクリップがはみ出したり、邪魔なアームを必要としたり、複雑な構造であったりする欠点をなくし、挟持力が強く、取り扱いが簡単な新規コーナークリップを提供することにある。尚、本発明では、数枚の書類しか留められない単に挟み込むだけの簡単なクリップではなく、ダブルクリップに代表されるような多数枚の書類を一時的に留めておけるような、厚みのある、挟持力の強いコーナークリップを提供するこにある。
第一の課題解決手段は、天板と底板を繋ぐ2枚の側板が90度に向かい合い、断面がL字状の挟持体がL字の角部で短脚部を下にして天板端辺に2枚の側板に45度の角度でヒンジ結合している事を特徴とするコーナークリップとする。
本発明による効果は以下の通りである。即ち、書類を一時留めするには、書類をめくりやすい書類のコーナーを留めることが理想であり、これを簡単に、かつ強い挟持力で成すことが出来るコーナークリップを提供出来る。更に、本発明によれば、ダブルクリップのような邪魔なアームもなく、クリップの底面は完全平面であり、マグネット利用も可能である。また、用紙からはみ出すクリップ部は最小限に押さえられるというメリットもある。
また、実施例で示す通り、樹脂成形でも、板バネ打ち抜き曲げ加工、どちらでも目的のコーナークリップは生産可能であり、アームなどの部品を必要とせず、生産する立場からも優れた発明と言える。
更に本発明では、従来クリップの持つ大きな欠点を同時に解決出来る。即ち、多数枚の書類を留める強力板バネクリップとしては、指ではとても開けられないクリップの先端部を大きく開ける必要があり、ダブルクリップの如く、邪魔なアームを反対側に折り返してテコの原理で先端を開けたり、又は有名なガチャック(商品名)のように外部の道具を使って先端を開けるなどの特別な部品が必要であった。又樹脂クリップでは、特許文献4ではテコの原理で書類を押圧するため、回旋する挟持部が1枚目の書類を移動させる問題がある事を特許文献5で指摘し改善案を提案している。更に、従来の書類の一辺のみを挟持するクリップでは、板バネ式でも、樹脂式でも、クリップの書類先端が当たる壁板部と実際に書類を押圧する部分までの距離(腕距離)が長ければ書類の銜え代が大きくなる一方、押さえる力は弱くなり、銜え代を短くすれば強く押さえられるが、書類を押さえている押さえ代(銜え代)が少なくなる相反する問題特性を基本的に抱えている。
しかし、本発明では多数枚書類を留めるに足る厚さを有した壁板は、従来クリップの1枚では無く、書類コーナーのタテ及びヨコを同時にハの字状に90度直角に相対峙した2枚の壁板(本発明では側板と呼ぶ)で構成されており、まず書類のタテ、ヨコへの揃え修正能力と、ヒンジで回旋する挟持片による書類移動をハの字状の2枚の側板で押さえ込む作用があるため、特許文献5のような書類移動規制板のような物はクリップに必要としない。また、従来クリップが持つ基本的問題である相反する書類銜え代と書類押さえ力との相反する問題は、本発明では全く存在しない。それは、従来のクリップがどういう方式かにかかわらず、実際の書類押さえ部は、壁板から書類押さえ代(銜え代)を有して支点から離れた先端にあるからである。反して本発明では2枚の側板にしっかり支えられた天板端部に直接、ヒンジで挟持片が接続しているため実質的には腕距離はゼロであり、押圧強度も無駄なく自由に調整でき、かつ銜え代は、銜え幅に代わり、斜めに押圧することで容易に銜え幅も得ることが出来るというすばらしい効果を発揮する。
第一の実施形態は射出成形されたプラスチック製コーナークリップC1である。図1にその斜視図を示す。底板1と天板2は2枚の側板7(左右にあるが、左側板は図では見えない)によりロの字状に繋がっている。天板2の端辺(図では見えない)と断面がL字状の挟持板5がL字角部外側でヒンジ状に結合している。挟持板5は指で上下させる長脚部3と書類を押さえる力を発揮する短脚部4とから成る。
図2は、図1で、底板1の上に書類Pのコーナーを載せた状態の斜視図である
図3は、図2において、書類Pのコーナー部を底板1と挟持板5の短脚部4との隙間から、書類Pコーナーのタテ辺とヨコ辺が左右の側板7にぶつかるまで差し込んだ状態の斜視図を示している。書類Pのコーナー先端がクリップ後端から突き出ているのが分かる。
図4は、図3に於いて、挟持板5の上に持ち上がっている長脚部3を矢印方向に指で押し下げ、短脚4が書類を押さえ込んでいる状態を示す斜視図である。
図5は、図3の左上方からの斜視図を示す。書類Pコーナーが2枚の左右側板7に書両コーナー辺が接するまで後ろ開口部9から突き抜けて出ていることを示す。同時に、天板2は左右の側板にしっかり支えられており、従来クリップのようには天板は撓む事は少ないことが分かる。また、クリップからの書類コーナー先端の飛び出しがいやなら、コーナー先端部も覆ってしまうことは何ら問題ないことも分かる。
図6は、図4の左上方からの斜視図を示す。挟持板5の長脚部3が前に倒され、短脚部4が書類Pを押さえつけている。本発明コーナークリップC1が書類コーナーを斜めに押圧している事が斜視図により示されている。
図7は、図3に於けるX−X断面図を示す。書類Pは底板1に載り、後開口部9から、書類コーナーが突き出ている。断面がL字状の挟持板5は上がったままである。コーナークリップC1に書類コーナーを差し込んだ状態である。書類を差し込むのにも、ダブルクリップのような強烈な力は不要である事が分かるであろう。尚、天板2の底板1と側板7で繋がっていないヒンジ6までの距離L3が挟持片5を回旋させるときの撓み可能部となり、ここで挟持力調整箇所のひとつとなる。
図8は、図4に於けるY−Y断面図を示す。書類Pは挟持板5の長脚部3が下ろされ、短脚部4が書類Pを押圧していることを示す。挟持板5は断面がL字を保ったまま、ヒンジ部6を中心に回転することが、図7、図8で分かる。
以上で、樹脂製のコーナークリップC1が、進入してきた書類Pのコーナーを、断面がL字状の挟持板5の上げ下げで、斜めに押圧することが理解できたであろう。尚、書類PのクリップC1から飛び出した部分をクリップC1を大きくして包み込んでしまうことも勿論可能である。但し、クリップC1が、不要に大きくなったり、コストアップしたり、書類Pコーナー先端部が揃っているかどうか見にくいなどの欠点を無視すれば、技術的には何ら問題ないことは明らかである。
更に、図7、図8に於いて、側板7の右端である前開口8から挟持片5のヒンジ部6までの撓み可能可能距離が、従来の一辺のみのクリップに比べ、殆どゼロ距離に等しく短かくて済むため、天板2や、側板7などの樹脂厚みは最低厚みで済むなどのメリットがある。
第二の実施形態は、板バネ製コーナークリップC2である。図9は板バネを打ち抜いた平面図である。点線は折り曲げ加工位置を示す。ヒンジは第一の実施形態であるプラスチック成形の如く樹脂厚を薄くすることでは得られないので、ヒンジ部16はヒンジ直線上に細長い貫通孔16Cを設けることでヒンジ機能を持たせている。断面がL字状となる挟持部15の短脚部14は14a、14bの折り曲げで構成される。底板11の形状は第一の実施形態同様任意である。この平面図から分かる通り、板バネ製コーナークリップC2は、1枚の板バネを折り曲げただけで一筆書きの要領で出来ればよく、必ずしも打ち抜き形態は実施形態同様でなくてもよい。
図10は図9のシート状板バネを折り曲げ加工し、完成した板バネ製コーナークリップC2で書類Pのコーナーを押圧係止した斜視図である。断面がL字状の挟持部15は長脚部13と14a/14bを面々で折り曲げた短脚部14から成り、底板11と天板12とは21/22の凹凸で嵌合している。
図11は、第一の実施形態図8と同じで、図4のY−Y断面図と同様に図10の断面を示したものである。挟持部15が短脚部14を含め、一体で出来る様が理解出来よう。
以上の如く、書類のコーナーを多数枚でもクリップしたいという多くの人の願いを達成可能としただけでなく、一辺のみをクリップする方式が持っていた本質的欠点をタテ、ヨコ2辺を側板で押さえながら書類を斜めに押圧することで解決することが出来た優れた発明である。参考までに、図12は、板バネ製のダブルクリップ本体A、樹脂製クリップBの断面を中心線のみで簡易表示し、支点(壁板)から作用点(押さえ部)までの距離L1、L2が、本発明図7で示されるL3に比し長くなり、挟持力を持たせるには本発明が優れている事を示す。
第一実施形態射出成形後斜視図 第一実施形態の書類Pコーナー挿入開始直前斜視図 第一実施形態の書類Pコーナー挿入後斜視図 第一実施形態の書類Pコーナー押圧状態斜視図 図3の左上からの斜視図 図4の左上からの斜視図 図3のX−X断面図 図4のY−Y断面図 第二実施形態の打ち抜き平面図 第二実施形態の4図相当図 第二実施形態の8図相当図 従来クリップ断面
C1 第一実施形態コーナークリップ
P 書類
1 第一実施形態底板
2 第一実施形態天板
3 第一実施形態挟持部長脚
4 第一実施形態挟持部短脚
5 第一実施形態挟持部
6 第一実施形態ヒンジ部
7 第一実施形態側板
8 第一実施形態前開口
9 第一実施形態後開口
C2 第二実施形態コーナークリップ
11 第二実施形態底板

12 第二実施形態天板
13 第二実施形態挟持部長脚
14 第二実施形態挟持部短脚
15 第二実施形態挟持部
16 第二実施形態ヒンジ部
16a,b 第二実施形態ヒンジ部折り曲げ部
16c 第二実施形態ヒンジ部貫通長孔

Claims (1)

  1. 天板と底板を繋ぐ2枚の側板が90度に向かい合い、断面がL字状の挟持体がL字の角部で短脚部を下にして天板端辺に2枚の側板に45度の角度でヒンジ結合している事を特徴とするコーナークリップ。
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