JP5729545B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
〔1〕 レーザー光を射出する光源(光源11)と、前記光源からのレーザー光を偏向走査する走査手段(ポリゴンミラー14)と、偏向走査されたレーザー光を被走査面(感光体ドラム20)に結像する結像光学系(走査レンズ15(15a,15b)と、前記光源と前記被走査面の間の光路上に配置され、電気的に内部の屈折率を変更可能な電気光学素子(電気光学素子12,12’)と、前記電気光学素子の内部の屈折率を制御して、該内部を透過するレーザー光の偏向量を調整する制御部(走査線制御部10)と、前記電気光学素子から前記被走査面に向かう光路から外れて配置され、入射するレーザー光について副走査方向における理想位置からの位置ずれを検出する位置ずれ検出手段(位置ずれ検出手段16)と、を備え、前記光源と前記被走査面の間に配置される必須の光学素子のいずれか(電気光学素子12,12’、回折格子ミラー28)が、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、内部の屈折率を変化させることにより前記光源からのレーザー光を偏向して該レーザー光を前記位置ずれ検出手段と被走査面のいずれかに入射させる振り分け機能を有しており、前記制御部は、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、前記電気光学素子の内部の屈折率を制御することにより、前記電気光学素子からのレーザー光を所定の偏向量で偏向させて前記レーザー光を前記位置ずれ検出手段に入射させる走査線位置ずれ検出制御と、前記位置ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記電気光学素子からのレーザー光の偏向量を調整して前記被走査面におけるレーザー光の副走査方向の位置ずれを補正する走査線補正制御と、を行うことを特徴とする光走査装置(光走査装置100A,100B,100C、図1,図11,図21,図24)。
〔4〕 前記制御部は、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、前記走査線位置ずれ検出制御と、前記走査線補正制御とを同時に行うことを特徴とする前記〔3〕に記載の光走査装置。
〔5〕 前記電気光学素子に入射するレーザー光の偏光方向は、該電気光学素子における光学的な異方性に対応して調整されていることを特徴とする前記〔3〕または〔4〕に記載の光走査装置。
〔6〕 前記光源から射出されるレーザー光は、直線偏光であることを特徴とする前記〔5〕に記載の光走査装置。
〔8〕 前記位置ずれ検出手段は、主走査方向に長い長尺の位置検出素子であることを特徴とする前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の光走査装置。
〔9〕 前記位置ずれ検出手段は、少なくとも1つの位置検出素子が前記被走査面の主走査方向の走査区間内に対応する位置に設けられていることを特徴とする前記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の光走査装置。
〔10〕 前記制御部は、前記走査手段の走査周波数と前記位置ずれ検出手段における主走査方向に対応する方向での検出位置に基づいて、前記走査線位置ずれ検出制御を行うことを特徴とする前記〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の光走査装置。
〔11〕 前記電気光学素子は、前記光源と前記走査手段との間に配置されることを特徴とする前記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の光走査装置(図1,図11,図21)。
〔12〕 前記電気光学素子は、前記光源と前記走査手段との間に配置されている、少なくとも1つの光学素子と一体化されていることを特徴とする前記〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の光走査装置。
〔13〕 前記電気光学素子は、K,Ta及びNbを含む電気光学結晶、Li及びNbを含む電気光学結晶、Li及びTaを含む電気光学結晶のいずれかから形成されていることを特徴とする前記〔1〕〜〔12〕のいずれかに記載の光走査装置。
〔14〕 前記電気光学結晶に、プリズム形状の分極ドメイン反転領域が形成されていることを特徴とする前記〔13〕に記載の光走査装置。
〔15〕 前記電気光学素子は、前記電気光学結晶(電気光学結晶12a,12a’)を挟む一対の電極部(電極12e)を有し、該電極部に電圧が印加されると、前記電気光学結晶において、内部を通過するレーザー光の進行方向に対して直角方向であって主走査方向に対応する方向の電界が形成されることを特徴とする前記〔13〕または〔14〕に記載の光走査装置(図2,図12,図22)。
〔16〕 前記電気光学素子は、該電気光学素子における光線偏向効率が光走査装置の副走査方向で最大となるように当該光走査装置に配置されていることを特徴とする前記〔1〕〜〔15〕のいずれかに記載の光走査装置。
〔17〕 前記電気光学素子は、固定部材(固定用部材100a)を介して当該光走査装置(ハウジング100h)の所定位置に配置され、固定されていることを特徴とする前記〔1〕〜〔16〕のいずれかに記載の光走査装置(図5)。
〔18〕 前記〔1〕〜〔17〕のいずれかに記載の光走査装置(光走査装置100A,100B,100C)を少なくとも1つ具備することを特徴とする画像形成装置(画像形成装置200、図26)。
また、本発明の画像形成装置によれば、本発明の光走査装置を用いるので、走査線の位置ずれをリアルタイムで補正が可能となり、歪みの少ない画像、とくに色ずれの少ない高画質なカラー画像を形成することが可能となる。
本発明に係る光走査装置は、レーザー光を射出する光源と、前記光源からのレーザー光を偏向走査する走査手段と、偏向走査されたレーザー光を被走査面に結像する結像光学系と、前記光源と前記被走査面の間の光路上に配置され、電気的に内部の屈折率を変更可能な電気光学素子と、前記電気光学素子の内部の屈折率を制御して、該内部を透過するレーザー光の偏向量を調整する制御部と、前記電気光学素子から前記被走査面に向かう光路から外れて配置され、入射するレーザー光について副走査方向における理想位置からの位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、を備え、前記光源と前記被走査面の間に配置される必須の光学素子のいずれかが、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、該レーザー光を前記位置ずれ検出手段と被走査面に振り分ける振り分け機能を有しており、前記制御部は、前記位置ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記電気光学素子からのレーザー光の偏向量を調整して前記被走査面におけるレーザー光の副走査方向の位置ずれを補正する走査線補正制御を行うことを特徴とするものである。
以下に、本発明に係る光走査装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光走査装置の第1実施形態における構成を示す概略図である。
図1に示すように、光走査装置100Aにおいて、半導体レーザーである光源11から放射された発散性の光束(レーザー光)はカップリングレンズ11aにより以後の光学系に適した光束形態に変換される。カップリングレンズ11aにより変換された光束形態は、平行光束であることも、弱い発散性あるいは弱い集束性の光束であることもできる。カップリングレンズ11aからのレーザー光はアパーチャ11bを通過してシリンドリカルレンズ(不図示)により副走査方向に集光され、電気光学素子12を透過して、ポリゴンモータ14mにより走査手段として回転するポリゴンミラー14の偏向反射面(単に反射面ともいう)に入射する。ついで、偏向反射面により反射されたレーザー光は、ポリゴンミラー14の等速回転とともに等角速度的に偏向し、fθレンズである走査レンズ15を透過して、反射ミラー18で折り返されて感光体ドラム(単に感光体ともいう)20の被走査面上に集光する。このように、光源11から射出されたレーザー光は被走査面上に光スポットとして結像され、被走査面の光走査が行われる。
なお、電極12eには電圧制御部10cが接続されており、電圧制御部10cにより電極12eへの印加電圧が調整されるようになっている。
なお、液晶素子の応答速度は1kHz程度であり、このようなリアルタイムの位置ずれ補正は行うことができない。
本発明では、以上のバランスを考慮して電気光学素子12の配置を決定することができる。
ここでは、位置検出素子16aが光走査装置100Aの光学ハウジング内に配置された例であって、反射ミラー18の近傍(詳しくは、反射ミラー18から副走査方向に対応する方向に所定距離だけ移動した位置)において主走査方向に対応する方向に3個の位置検出素子16aが並んでいる例を示している。
ここでは、位置検出素子16aが光走査装置100Aの光学ハウジング外に配置された例であって、感光体ドラム20の近傍(詳しくは、感光体ドラム20から副走査方向に対応する方向に所定距離だけ移動した位置)において主走査方向に対応する方向に3個の位置検出素子16aが並んでいる例を示している。
(S11) 電圧制御部10cは、所定のタイミングで位置制御部10bからの検出用補正量に基づく電圧、または予め決定された電圧を電気光学素子12へ印加する。これにより、レーザー光は電気光学素子12において所定の角度で偏向され、位置ずれ検出手段16の対象の位置検出素子16aに入射する。
(S12) 対象の位置検出素子16aは、レーザー光の入射位置と光学設計上の理想位置との差分を位置ずれ量として検出し、位置制御部10bへ出力する。
(S13) 位置制御部10bは、対象の位置検出素子16aの検出結果に基づいて感光体ドラム20の被走査面における走査線の位置ずれ補正量を算出する。
ここまでが、走査線位置ずれ検出制御である。
(S15) 走査線の位置ずれ補正が必要ありの場合(ステップS14においてYes)、電圧制御部10cは、位置制御部10bの算出結果(位置ずれ補正量)に基づいて決定される電圧を電気光学素子12に印加する。これにより、レーザー光は電気光学素子12において偏向角が調整され、感光体ドラム20の被走査面における走査線の副走査方向の位置ずれが補正される。
ここまでが走査線補正制御である。
図11は、本発明に係る光走査装置の第2実施形態における構成を示す概略図である。
光走査装置100Bは、図11に示されるように、光源11、カップリングレンズ11a、電気光学素子12’、シリンドリカルレンズ13、主走査方向に偏向する手段(走査手段)であるポリゴンミラー14、結像光学系のfθレンズである偏向器側走査レンズ15a及び像面側走査レンズ15b、位置ずれ検出手段16を構成する位置検出素子16a,16b,16c、折り返しミラーである反射ミラー18、位置検出素子16a,16b,16cの信号から走査線の位置ずれ量を算出する位置制御部10b、電気光学素子12’への印加電圧を制御する電圧制御部10c、これらをその所定位置に組み付けた図示しない光学ハウジング等を有している。
なお、電極12eには電圧制御部10cが接続されており、電圧制御部10cにより電極12eへの印加電圧が調整されるようになっている。
本発明では、以上のバランスを考慮して電気光学素子12’の配置を決定することができる。
光走査装置100Bにおいて、前記走査線位置ずれ検出はつぎのように行われる。
(S21) 光源11からのレーザー光のうち、偏光方向αが電気光学素子12’の偏向効率の高い偏光方向βと垂直の関係(α⊥β)になる直線偏光成分が、電気光学素子12’において図15に示す関係の角度で偏向され、光線Bとして位置ずれ検出手段16の対象の位置検出素子(ここでは、位置検出素子16aとする)に入射する。
(S22) 光線Bが入射した位置検出素子16aは、光線Bの入射位置と光学設計上の理想位置との差分を位置ずれ量として検出し、位置制御部10bへ出力する。
(S23) 位置制御部10bは、位置検出素子16aの検出結果に基づいて感光体ドラム20の被走査面における走査線の位置ずれ補正量を算出する。
光走査装置100Bにおいて、前記走査線補正制御はつぎのように行われる。
(S24) 前記制御部は、位置制御部10bの算出結果(位置ずれ補正量)に基づいて走査線の位置ずれ補正が必要か否かを判断する。例えば、位置ずれ補正量がある閾値を越えると走査線の位置ずれ補正制御を実行するようにするとよい。走査線の位置ずれ補正が必要なしと判断した場合、一連の制御を終了する。
(S25) 前記制御部が走査線の位置ずれ補正が必要ありと判断した場合、電圧制御部10cは、位置制御部10bの算出結果(位置ずれ補正量)に基づいて決定される電圧を電気光学素子12’に印加する(図17)。これにより、光源11からのレーザー光のうち、偏光方向αが電気光学素子12’の偏向効率の高い偏光方向βと平行の関係(α//β)になる直線偏光成分が、電気光学素子12’において図15に示す関係に基づいて調整された角度で偏向され、光線Aとして感光体ドラム20に入射する。その結果、感光体ドラム20の被走査面における走査線の副走査方向の位置ずれが補正される。
本発明の光走査装置の第3実施形態の説明に当たり、まず従来の走査線の曲がりや傾きの補正を含めた走査線の位置ずれ補正機構(走査線曲がり補正機構ともいう)における問題点について説明する。
前述した特許文献4や特許文献6では、電気光学素子の一種である液晶偏向素子を用いた走査線位置ずれ補正光学系が開示されている。図18に、その走査線位置ずれ補正光学系を含む光走査装置の概略構成を示す。
図18に示すように、光源11より発せられた光束はコリメータレンズ(図18には記載していない)によって平行光束(弱い収束もしくは発散光束でも良い)となり、線像結像光学系をなす(副走査方向にのみ正のパワーを持つ)シリンドリカルレンズ13にて、光走査手段であるポリゴンミラー14の反射面上に「主走査方向に長い線像」として結像する。ついで、ポリゴンミラー14にて偏向された光束は、走査結像光学系である走査レンズ15にて被走査面上に等速で集光する光束となる。この際、光束が液晶偏向素子91を透過することで、副走査方向に偏向され、曲がりが補正されるようになる。ここで、特許文献4および特許文献6において使用されている液晶偏向素子91は走査結像光学系よりも後段に配置されるため、その形状は長尺のものが用いられている。なお、液晶偏向素子91の原理については特許文献4および特許文献6に記載されているのでここでは詳細の説明は省略する。
この場合、感光媒体上の実際の走査線位置ずれ量と走査線位置ずれ検出系にて検出した量の間に高い相関関係がある事が望ましく、この高い相関関係を維持するためには、感光媒体上に集光する光束と走査線位置ずれ検出系に集光する光束が同一の光路を経ることが必要であるが、ビームスプリッタでは実現困難であった。
ビームスプリッタ31に入射した光束はビームスプリッタの入射面32で反射する光束A、入射面32を透過し透過面33にて反射し、再度入射面32を透過する光束B、及び入射面32,透過面33を何れも透過する光束Cに分割される。なおここでは、ビームスプリッタ31内を2回以上反射する光束は十分小さいとして無視する。これら3つの光束のうち光束A及びBはビームスプリッタ31からの反射光束として、光束Cは透過光束として観測される。
すなわち、本発明に係る光走査装置は、レーザー光を出射する光源と、前記光源より発せられた光束をコリメートする光学系と、コリメートされた光束を偏向走査し、被走査面上に光スポットを形成する走査手段及び走査結像光学系と、入射する光束について走査線としての曲がりを検出する位置ずれ検出手段と、前記走査手段及び走査結像光学系にて偏向走査された光束について回折現象を伴う反射を行い、少なくとも前記被走査面に集光する光束と、前記位置ずれ検出手段に集光する光束とに分割する回折格子ミラーと、前記光源と前記回折格子ミラーの間の光路内に配置され、前記位置ずれ検出手段の検出結果に基づいて電気的な手段にて内部の屈折率が制御され、該内部を透過する光束の方向を調整する電気光学素子と、を備えることを特徴とするものである。
図21は、本発明に係る光走査装置の構成例を示す斜視図である。ただしこの図においては、光源装置11uから光束分割手段である回折格子ミラー28までの構成を示している。回折格子ミラー28以降の光路図は図22を用いるが、これに関しては後述する。
一般的に、ある物質に電界を印加することによって屈折率が変わる現象を、電気光学効果と言う。この電気光学効果を有する物質としてはLiNbO3 結晶等が有名である。これらの物質に外部より電界を印加することで、屈折率を変えて電気光学素子として利用する。なお、電気光学素子の種類は、大きく分けて、バルクタイプと導波路タイプに分けられる。また、バルクタイプの電気光学素子は、電極の設け方で、大きく分けて、対向電極タイプ(図22(1)参照)と、くし形電極タイプ(図22(2)参照)の2種類がある。
このようにリチウム、ニオブを含み、分極反転によりドメインプリズムが形成されているものを電気光学素子12とし、これらの物質に外部より電界を印加することで、屈折率を変えて走査線位置ずれを補正するものとして利用する。
図24に示すように、回折格子ミラー28に入射した光束L1は、複数の光束に分割され、そのうち少なくとも1本の光束L2が感光体ドラム20へ、それ以外の少なくとも1本の光束L3が位置検出素子16a上に集光する。すなわち、光源装置11uからのレーザー光を被走査面(感光体ドラム20)に反射する反射ミラー(図1,図11における反射ミラー18)が、走査手段及び結像光学系にて偏向走査されたレーザー光(光束L1)について回折現象を伴う反射を行い、少なくとも前記被走査面(感光体ドラム20)に集光するレーザー光(光束L2)と、位置ずれ検出手段(位置検出素子16a)に集光するレーザー光(光束L3)とに分割する振り分け機能を有する回折格子ミラー28となったものである。
まず、位置検出素子16aとして、長尺の面状固体撮像素子が主走査方向にNx個、副走査方向にNy個並べられたフォトディテクタで構成されているとし、ある主走査像高においてフォトディテクタの主走査方向のnx番目(1≦nx≦Nx)、副走査方向のny番目(1≦ny≦Ny)の位置に集光していたとする(以下簡単のため、この集光位置をフォトディテクタのアドレスと呼び、(nx,ny)と記す。)。
ついで、主走査方向に対し隣のアドレスnx+1上にて集光したアドレスが(nx+1,ny')であったとする。すなわち主走査位置に対し、1つ隣の画素に走査した際に、副走査方向にny'−nyだけずれていることが分かる。
図26は、本発明に係る画像形成装置の構成を示すものであり、本発明の光走査装置を用いた画像形成装置の全体側面図である。
図26において、電子写真装置である画像形成装置200は、各色の画像形成ユニット110,120,130,140を中間転写ベルト151上に配置し、中間転写ベルト151上にトナーによるカラー像を形成し、そのカラー像を給紙装置170から搬送される記録媒体である用紙に転写し、定着装置160で熱と圧力でトナーを溶融定着してカラー画像を形成する。
10a LD駆動制御部
10b 位置制御部
10c 電圧制御部
11 光源
11a カップリングレンズ
11b アパーチャ
11u 光源装置
12,12’ 電気光学素子
12a,12a’ 電気光学結晶
12e 電極
13 シリンドリカルレンズ
14 ポリゴンミラー
14m ポリゴンモータ
15,15a,15b 走査レンズ
16 位置ずれ検出手段
16a,16b,16c 位置検出素子
18 反射ミラー
20 感光体ドラム
24 被走査面
25 走査線位置ずれ検出系
28 回折格子ミラー
28a 反射層
28b 基材
31 ビームスプリッタ
32 入射面
33 透過面
91 液晶偏向素子
100,100A,100B,100C 光走査装置
100a 固定用部材
100h ハウジング
110,120,130,140 画像形成ユニット
111 感光体ドラム
112 帯電装置
114 現像装置
114a 現像ローラ
115 クリーニング装置
150 二次転写ローラ
151 中間転写ベルト
160 定着装置
170 給紙装置
171 ピックアップローラ
172 レジストローラ
190 排紙トレイ
191 排紙ローラ
200 画像形成装置
A,B,C,L1,L2,L3、L22,L23 光束
Claims (18)
- レーザー光を射出する光源と、
前記光源からのレーザー光を偏向走査する走査手段と、
偏向走査されたレーザー光を被走査面に結像する結像光学系と、
前記光源と前記被走査面の間の光路上に配置され、電気的に内部の屈折率を変更可能な電気光学素子と、
前記電気光学素子の内部の屈折率を制御して、該内部を透過するレーザー光の偏向量を調整する制御部と、
前記電気光学素子から前記被走査面に向かう光路から外れて配置され、入射するレーザー光について副走査方向における理想位置からの位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、
を備え、
前記光源と前記被走査面の間に配置される必須の光学素子のいずれかが、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、内部の屈折率を変化させることにより前記光源からのレーザー光を偏向して該レーザー光を前記位置ずれ検出手段と被走査面のいずれかに入射させる振り分け機能を有しており、
前記制御部は、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、前記電気光学素子の内部の屈折率を制御することにより、前記電気光学素子からのレーザー光を所定の偏向量で偏向させて前記レーザー光を前記位置ずれ検出手段に入射させる走査線位置ずれ検出制御と、前記位置ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記電気光学素子からのレーザー光の偏向量を調整して前記被走査面におけるレーザー光の副走査方向の位置ずれを補正する走査線補正制御と、を行うことを特徴とする光走査装置。 - 前記制御部は、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、前記走査線位置ずれ検出制御と前記走査線補正制御とを交互に行うことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- レーザー光を射出する光源と、
前記光源からのレーザー光を偏向走査する走査手段と、
偏向走査されたレーザー光を被走査面に結像する結像光学系と、
前記光源と前記被走査面の間の光路上に配置され、電気的に内部の屈折率を変更可能な電気光学素子と、
前記電気光学素子の内部の屈折率を制御して、該内部を透過するレーザー光の偏向量を調整する制御部と、
前記電気光学素子から前記被走査面に向かう光路から外れて配置され、入射するレーザー光について副走査方向における理想位置からの位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、
を備え、
前記光源と前記被走査面の間に配置される必須の光学素子のいずれかが、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、光学的に異方性を有することにより、前記光源からのレーザー光を前記被走査面に入射するレーザー光と前記位置ずれ検出手段に入射するレーザー光に分割する振り分け機能を有しており、
前記制御部は、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、前記位置ずれ検出手段が入射したレーザー光について副走査方向における理想位置からの位置ずれを検出する走査線位置ずれ検出制御と、前記位置ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記電気光学素子からのレーザー光の偏向量を調整して前記被走査面におけるレーザー光の副走査方向の位置ずれを補正する走査線補正制御と、を行うことを特徴とする光走査装置。 - 前記制御部は、前記被走査面に前記レーザー光を結像、走査している最中に、前記走査線位置ずれ検出制御と前記走査線補正制御とを同時に行うことを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
- 前記電気光学素子に入射するレーザー光の偏光方向は、該電気光学素子における光学的な異方性に対応して調整されていることを特徴とする請求項3または4に記載の光走査装置。
- 前記光源から射出されるレーザー光は、直線偏光であることを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。
- 前記位置ずれ検出手段は、複数の位置検出素子が主走査方向に対応する方向に並んでなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光走査装置。
- 前記位置ずれ検出手段は、主走査方向に長い長尺の位置検出素子であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光走査装置。
- 前記位置ずれ検出手段は、少なくとも1つの位置検出素子が前記被走査面の主走査方向の走査区間内に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光走査装置。
- 前記制御部は、前記走査手段の走査周波数と前記位置ずれ検出手段における主走査方向に対応する方向での検出位置に基づいて、前記走査線位置ずれ検出制御を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光走査装置。
- 前記電気光学素子は、前記光源と前記走査手段との間に配置されることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の光走査装置。
- 前記電気光学素子は、前記光源と前記走査手段との間に配置されている、少なくとも1つの光学素子と一体化されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の光走査装置。
- 前記電気光学素子は、K,Ta及びNbを含む電気光学結晶、Li及びNbを含む電気光学結晶、Li及びTaを含む電気光学結晶のいずれかから形成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の光走査装置。
- 前記電気光学結晶に、プリズム形状の分極ドメイン反転領域が形成されていることを特徴とする請求項13に記載の光走査装置。
- 前記電気光学素子は、前記電気光学結晶を挟む一対の電極部を有し、
該電極部に電圧が印加されると、前記電気光学結晶において、内部を通過するレーザー光の進行方向に対して直角方向であって主走査方向に対応する方向の電界が形成されることを特徴とする請求項13または14に記載の光走査装置。 - 前記電気光学素子は、該電気光学素子における光線偏向効率が光走査装置の副走査方向で最大となるように当該光走査装置に配置されていることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の光走査装置。
- 前記電気光学素子は、固定部材を介して当該光走査装置の所定位置に配置され、固定されていることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の光走査装置。
- 請求項1〜17のいずれかに記載の光走査装置を少なくとも1つ具備することを特徴とする画像形成装置。
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