JP2002019184A - レーザビームプリンタ及びその製造方法 - Google Patents

レーザビームプリンタ及びその製造方法

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JP2002019184A
JP2002019184A JP2000206494A JP2000206494A JP2002019184A JP 2002019184 A JP2002019184 A JP 2002019184A JP 2000206494 A JP2000206494 A JP 2000206494A JP 2000206494 A JP2000206494 A JP 2000206494A JP 2002019184 A JP2002019184 A JP 2002019184A
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light
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measuring
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Shogo Horinouchi
昇吾 堀之内
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体上に走査される光束の状態を印字領域
において計測する計測手段を有することにより、走査さ
れる光束を監視し適切に光束の状態を補正したり、保守
管理できるレーザビームプリンタ及びその製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 光束を出射する発光手段1と、前記発光
手段1から出射された光束を集光する集光手段2と、前
記集光手段2を通過した光束を印字領域にわたり走査す
る走査手段6と、前記走査手段6により走査された光束
により画像を形成する感光体11と、前記感光体11上
に走査される光束の状態を印字領域において計測する計
測手段14を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光により印
刷を行うレーザビームプリンタ及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザビームプリンタの普及に伴
い、印字の位置ずれを補正する技術が重要になってき
た。
【0003】図10は従来のレーザビームプリンタの光
学系統を示す平面図であり、図11は図10における光
軸を側面から見て真っ直ぐに展開した側面展開図であ
る。
【0004】図10、図11において、100は光束を
出射する半導体レーザ、101は半導体レーザ100か
らの発散光を集光し平行光に変換するコリメータレン
ズ、102は図10の紙面内方向の光束には作用せず、
図10の紙面と直角方向すなわち図11の紙面内方向の
光束に対しては集光作用を持つシリンドリカルレンズ、
103は高速で反時計方向に回転しているポリゴンミラ
ー(回転多面反射鏡)、106はポリゴンミラー103
により等角速度で走査される光束105を等速度で走査
される光束107に変換するためのfθレンズ、108
は感光ドラム、109はfθレンズ106に対して十分
に焦点距離の短いシリンドリカルレンズである。
【0005】このように構成された従来のレーザビーム
プリンタの光学系統について、その機能等を説明する。
【0006】半導体レーザ100から出射された発散光
は、コリメータレンズ101により集光され平行光に変
換されシリンドリカルレンズ102に入射される。シリ
ンドリカルレンズ102を透過した光束104は、ポリ
ゴンミラー103の側面の反射面103aによって反射
される。反射面103aによって反射した光束105
は、ポリゴンミラー103の回転に伴い走査角度α間を
走査する。fθレンズ106は、図10における紙面内
方向においては走査角度α内において感光ドラム108
の表面上に焦点を結ぶ。また、図11の紙面内方向にお
いては、fθレンズ106とシリンドリカルレンズ10
9との作用により感光ドラム108の表面に焦点を結
ぶ。仮に、シリンドリカルレンズ109を用いず、fθ
レンズ106のみで感光ドラム108の表面に直接焦点
を結ぶような構成にすると、ポリゴンミラー103の反
射面103aのわずかな面の倒れにより発生する図11
の紙面内方向における光束105の反射方向のずれがf
θレンズ106の作用により光学的に拡大されて感光ド
ラム108の表面のずれた位置に焦点を結ぶことにな
る。そのような光学的なずれの拡大を防止するためにf
θレンズ106に対して十分に焦点距離の短いシリンド
リカルレンズ109を感光ドラム108の直前に挿入し
て構成するのが一般的である。
【0007】また、特開平9−314901、特開20
00−147398、特開2000−147399、日
本機械学会1999年度年次大会講演論文集(161〜
162ページ)の「高速デジタル複写機におけるマルチ
ビーム位置制御システムの開発」において、複数の印字
光束をガルバノミラー、主走査方向および副走査方向の
位置ずれ計測センサーを用い、主走査方向の印字タイミ
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレーザビームプリンタでは、図12に示すような問
題点を有していた。図12は従来のレーザビームプリン
タで印字した場合の感光ドラム108表面を走査する光
束の焦点の軌跡の特徴的な一例を示す印字軌跡図であ
る。
【0009】図12において、2点鎖線で示したライン
110は本来走査されるべき理想的な軌跡であるが、実
際には種々の光学的な誤差によりライン111のように
なる。2本のライン110と111を比較すると、次の
ような4種類の誤差が発生している。まず、走査センタ
ーずれ112であるが、これは走査開始位置がずれるこ
とにより発生する主走査方向の誤差である。次に、走査
上下ずれ113は本来走査すべきライン110から全体
的に上下にずれる副走査方向の誤差である。3番目の誤
差としての走査湾曲114は走査ラインが弓状になる副
走査方向の誤差である。4番目の誤差としての走査傾き
115は走査ライン111の両端位置の副走査方向のず
れである。このような誤差は印字された画像の歪み、偏
り、位置ずれ等となって印字品質を著しく低下させると
いった問題点を有していた。また、近年イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(B)の4色を使ったカラーレーザビームプリンタが開
発されているが、このような機器には上記のような光学
系が4色分構成されている。各1色の印字特性にそれぞ
れ上記のようなずれがあり、さらに4色間でずれがあれ
ば、カラー印字後に色ずれが発生するという大きな問題
点が発生していた。このような問題に対して従来は、各
色の光学部品などを微妙に調整して色ずれが小さくなる
ように調整しているが、膨大な調整工数が必要である。
【0010】このレーザビームプリンタでは、上記4種
類の誤差、すなわち走査センターずれ、走査上下ずれ、
走査湾曲、走査傾き等の主走査方向光束位置ずれおよび
副走査方向光束位置ずれを補正することが要求されてい
る。
【0011】上記の4種類の誤差は光束の走査軌跡に関
する誤差であるが、その他に走査される光束が感光ドラ
ム108表面に正確に焦点を結んでいないピンぼけ誤差
が発生することも考えられる。このピンぼけ誤差の要因
としてはコリメータレンズ101やfθレンズ106等
の光学素子の位置ずれや、熱的な影響や設置場所の平坦
性の影響によるプリンタ本体の歪み等が考えられる。こ
のようなピンぼけ誤差が発生すると、印字ドットの太
り、やせとなり、罫線の太さむらとなったり、カラーレ
ーザビームプリンタにおいては色むらなどが発生すると
いう問題がある。
【0012】また、特開平9−314901、特開20
00−147398、特開2000−147399、日
本機械学会1999年度年次大会講演論文集(161〜
162ページ)の「高速デジタル複写機におけるマルチ
ビーム位置制御システムの開発」において公開されてい
る技術においては次のような課題がある。以下代表例と
して特開平9−314901を用いて説明する。 1. 発明の目的が、複数の光束、単一の走査光学系
(ポリゴンミラー、fθレンズ)を用い、単一色印字を
高速に行うのに適した構成を提供するものであり、主走
査方向および副走査方向の光束位置ずれの計測を、印字
範囲(感光体に入射する光が通過する光路領域も含むと
定義する)外で感光体ドラムと同等の位置に配置された
ビーム光検知器で検知しているため、複数の光束が感光
体ドラムを走査中の印字範囲における光束間の位置ずれ
は検知できない。これは単一の走査光学系(ポリゴンミ
ラー、fθレンズ)を用いているため、走査中の光束間
相互の位置ずれは少なく、走査開始時に位置ずれを補正
すれば十分であろうと言う考え方に基づいている。しか
し、この構成では印字範囲にわたり発生する走査上下ず
れ、走査湾曲、走査傾きは補正できない。 2. このような構成では複数の印字色に対応して、光
束それぞれに走査光学系を用いるカラーレーザビームプ
リンタにおいて、各印字色間の光束の位置ずれを補正す
ることは出来ない。
【0013】本発明は、以上のような課題を解決するた
めに、感光体上に走査される光束の状態を印字領域にお
いて計測する計測手段を有することにより、走査される
光束を監視し適切に光束の状態を補正したり、保守管理
できるレーザビームプリンタ及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】光束を出射する発光手段
と、前記発光手段から出射された光束を集光する集光手
段と、前記集光手段を通過した光束を印字領域にわたり
走査する走査手段と、前記走査手段により走査された光
束により画像を形成する感光体と、前記感光体上に走査
される光束の状態を印字領域において計測する計測手段
を備えている。
【0015】これにより、走査される光束を監視し適切
に光束の状態を補正したり、保守管理できるレーザビー
ムプリンタが得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、本発明の主な実施の形態の
構成と作用について説明する。
【0017】本発明の請求項1に記載のレーザビームプ
リンタは、光束を出射する発光手段と、発光手段から出
射された光束を集光する集光手段と、集光手段を通過し
た光束を印字領域にわたり走査する走査手段と、走査手
段により走査された光束により画像を形成する感光体
と、感光体上に走査される光束の状態を印字領域におい
て計測する計測手段を有することとしたものである。
【0018】この構成により、計測手段により感光体上
に走査される光束の状態を印字領域において計測すると
いう作用により、レーザビームプリンタの印字状況を把
握できる。
【0019】本発明の請求項5に記載のレーザビームプ
リンタは、請求項1に記載のレーザビームプリンタにお
いて、計測手段により計測される前記感光体上に走査さ
れる光束の状態を光束データとして電送する通信手段を
有し、通信手段により電送される光束データをもとに保
守管理を行うこととしたものである。
【0020】この構成により、計測手段により計測され
た感光体上に走査される光束の状態を光束データとして
通信手段により電送するという作用により、遠隔地にお
いてもレーザビームプリンタの印字状況を把握でき保守
管理が的確に実施できる。
【0021】本発明の請求項6に記載のレーザビームプ
リンタは、光束を出射する発光手段と、発光手段から出
射された光束を集光する集光手段と、集光手段を通過し
た光束を印字領域にわたり走査する走査手段と、集光手
段と走査手段との間に配設され走査手段が光束を走査す
る走査面に対して直角方向に光束を偏向させる光束偏向
手段とを有する光学走査ユニットと、走査手段が光束を
走査する主走査方向の光束の位置ずれ、または主走査方
向と直交する副走査方向の光束の位置ずれの少なくとも
いずれかの光束の位置ずれを印字領域において予め計測
し、この計測結果を基に主走査方向の位置ずれ補正、ま
たは副走査方向の位置ずれ補正の少なくともいずれかの
位置ずれ補正を行う制御部とを有することとしたもので
ある。
【0022】この構成により、主走査方向光束の位置ず
れ計測手段や副走査方向の光束の位置ずれを印字領域に
おいて計測する副走査方向光束位置ずれ計測手段から出
力される光束の位置ずれを予め計測し、この計測結果を
基に主走査方向光束位置ずれの補正や光束偏向手段を用
いる光束の副走査方向光束位置ずれの補正が行われると
いう作用を有する。
【0023】請求項8に記載のレーザビームプリンタ
は、光束を出射する発光手段と、発光手段から出射され
た光束を集光する集光手段と、集光手段を通過した光束
を印字領域にわたり走査する走査手段と、集光手段と走
査手段との間に配設され、走査手段が光束を走査する走
査面に対して直角方向に光束を偏向させる光束偏向手段
とを有する光学走査ユニットと、主走査方向の光束の位
置ずれを印字領域において計測する主走査方向光束位置
ずれ計測手段、または副走査方向の光束の位置ずれを印
字領域において計測する副走査方向光束位置ずれ計測手
段の少なくともいずれかから構成された光束位置ずれ計
測手段と、主走査方向光束位置ずれ計測手段の計測結果
に基づく前記主走査方向の位置ずれ補正、または副走査
方向光束位置ずれ計測手段の計測結果に基づいて光束偏
向手段を用いて行う副走査方向の位置ずれ補正の少なく
ともいずれかの位置ずれ補正を行う制御部とを有するこ
ととしたものである。
【0024】この構成により、光束位置ずれ計測手段か
らの出力情報に基づき、製造工程、および製造工程以外
の例えば市場におけるメンテナンス作業において光束の
位置ずれが補正されるという作用を有する。
【0025】請求項15に記載のレーザビームプリンタ
は、光束を出射する発光手段と、発光手段から出射され
た光束を集光する集光手段と、集光手段を通過した光束
を印字領域にわたり走査する走査手段と、集光手段と走
査手段との間に配設され走査手段が光束を走査する走査
面に対して直角方向に光束を偏向させる光束偏向手段
と、光束を少なくとも2つの光束に分割する光束分割手
段とを有する光学走査ユニットと、走査手段が光束を走
査する主走査方向の光束の位置ずれを印字領域において
計測する主走査方向光束位置ずれ計測手段と、主走査方
向と直交する副走査方向の光束の位置ずれを印字領域に
おいて計測する副走査方向光束位置ずれ計測手段の少な
くともどちらかから構成された光束位置ずれ計測手段
と、主走査方向光束位置ずれ計測手段の計測結果に基づ
く主走査方向の位置ずれ補正、または副走査方向光束位
置ずれ計測手段の計測結果に基づく副走査方向の位置ず
れ補正の少なくともいずれかの位置ずれ補正を行う制御
部とから構成されたものである。
【0026】この構成により、主走査方向光束位置ずれ
計測手段や、副走査方向の光束の位置ずれを計測する副
走査方向光束位置ずれ計測手段から出力される光束の位
置ずれをそれぞれ専用に分割された光束で計測し、この
計測結果を基に主走査方向光束位置ずれの補正や光束偏
向手段を用いる光束の副走査方向光束位置ずれの補正が
行われるという作用を有する。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図9、および図13を用いて説明する。
【0028】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1によるレーザビームプリンタの光学系統を示す構成
図である。
【0029】図1において、1は光束を出射する半導体
レーザ(発光手段)、2は半導体レーザからの発散光を
集光して収束光3に変換する集光レンズ(集光手段)、
4は回動軸5を中心に回動すると共に収束光3を反射す
るガルバノミラー(光束偏向手段)、6は高速で回動軸
7を中心に反時計方向8に回転しているポリゴンミラー
(走査手段)、6aはポリゴンミラー6の反射面、10
は反射面6aで反射した光束9を感光ドラム(感光体)
11の表面上に焦点を結ぶ走査収束光12に変換するf
θレンズ、13は半導体レーザ1、集光レンズ2、ガル
バノミラー4、ポリゴンミラー6およびfθレンズ10
が一体的に構成された走査ユニットである。
【0030】上記構成のレーザビームプリンタについ
て、その機能等を説明する。
【0031】集光レンズ2は、半導体レーザ1からの発
散光を集光した収束光3が、高速で回動軸7を中心に反
時計方向8に回転しているポリゴンミラー6の反射面6
a近傍に焦点を結ぶように構成されている。反射面6a
で反射した光束9はfθレンズ10により感光ドラム1
1の表面上に焦点を結ぶ走査収束光12に変換される。
【0032】なお感光体としては感光ドラムのほかに感
光ベルトを用いることも可能である。
【0033】図1のレーザビームプリンタの光学系統に
ついて、主走査方向Xおよび副走査方向Yの光束位置ず
れを除去する方法を図2を用いて述べる。図2は光束位
置ずれを除去する方法の説明図である。
【0034】図2において、14は走査光束12の走査
軌跡を計測する2次元受光センサーアレイ(光束位置ず
れ計測手段)であり光束の状態を検出するものである。
この明細書中では、光束の状態とは、ビームの大きさ
(焦点)、主走査若しくは副走査方向の所定の位置から
のずれ、波長、収差(ビームの形状)、光の強度等種々
の光学特性を指すものとする。
【0035】製造工程において、走査光学系を構成する
走査ユニット13と感光体である感光ドラム11とを所
定の位置に組み立てたあと、受光手段である2次元受光
センサーアレイ14を感光ドラム11の直前に感光ドラ
ム11へ入射する光を遮るように挿入し、機器を作動さ
せ、実際に走査光束12の走査軌跡を2次元受光センサ
ーアレイ14で計測し、光束走査手段であるポリゴンミ
ラー6のパラメータ、具体的には回転角度と走査光束1
2の位置ずれ量との関係を計測データとしてレーザビー
ムプリンタの記憶装置(図示せず)に保存する。記憶後
は2次元受光センサーアレイ14を機器から取り外す。
【0036】このような方法で製造されたレーザビーム
プリンタでは、記憶装置に保存された計測データに基づ
いて光束偏向手段であるガルバノミラー4を動作させる
ことにより、走査光学系と感光体との間の物理的な位置
ずれの影響を光束調整手段で吸収することができる。従
って従来必須であり、且つ、膨大な時間を費やしていた
走査光学系と感光体との間の位置合わせの工程を非常に
簡略化することができ、レーザビームプリンタの組立て
に係る時間を大幅に短縮することができる。
【0037】まず、主走査方向Xの光束位置ずれ補正方
法について説明する。走査光束12はポリゴンミラー6
の回転に伴って主走査方向Xに動く。走査光束12のX
方向の動きは2次元受光センサーアレイ14で時系列の
電気信号として計測されるため、ポリゴンミラー6の回
転角度と走査光束12とは関連付けられてデータ化され
る。このデータに従い、主走査方向Xの印字ずれは印字
タイミングとして正確に補正され、図12で説明したよ
うな走査センターずれ112を抑制することが出来る。
さらに、理想的には、ポリゴンミラー6の回転によって
走査される光束9はfθレンズ10の作用により等速度
で走査される走査光束12に変換されるはずであるが、
fθレンズ10の作製誤差などにより厳密に等速度に変
換されない場合がある為、半導体レーザ1を電気的に等
間隔でオン、オフしたのでは等ピッチの均質な印字とな
らない。このような誤差が生じると、主走査方向Xに連
続して印字するようなベタ印字の場合、ドットピッチむ
らとして印字濃度の均一性が失われた印字品質の低い状
態となる。本実施の形態によるレーザビームプリンタを
用いれば、ポリゴンミラー6の回転角度と主走査方向X
の光束の位置関係とは予め計測されてデータ化されてい
るため、感光ドラム11の表面上で等ピッチの印字とな
るように計測データに基づいて半導体レーザ1をオン、
オフ制御をすることにより、印字濃度の均質性の高い印
字を行うことが出来る。
【0038】次に、副走査方向Yの位置ずれ補正につい
て述べる。走査ユニット13内のガルバノミラー4は回
動軸5回りに回動可能なため、走査光束12を副走査方
向Yに偏向することが可能である。前述のポリゴンミラ
ー6の回転角度と走査光束12の副走査方向Y方向の位
置ずれ量との関係として計測された計測データを用い
て、副走査方向Yの位置ずれを補正するようにガルバノ
ミラー4を回動させることにより、走査光束12の副走
査方向Yの位置ずれを補正し、真っ直ぐな印字ラインで
印字することが可能であり、図12で示した走査上下ず
れ113、走査湾曲114、走査傾き115を補正する
ことが出来る。
【0039】なお、本実施の形態では、主走査方向Xと
副走査方向Yとの位置ずれ補正制御を行う制御部につい
ては記載しなかったが、制御部としては、光束位置ずれ
計測手段としての2次元受光センサーアレイ14から出
力されるポリゴンミラー6の回転角度と走査光束12の
主走査方向X、副走査方向Yの位置ずれ量との関係を示
す計測データに基づいて、半導体レーザ1のオン・オフ
制御とガルバノミラー4の回動制御とを行うことによ
り、走査センターずれ112、走査上下ずれ113、走
査湾曲114および走査傾き115を補正するものであ
ればよい。
【0040】以上のように本実施の形態によれば、光束
を出射する発光手段1と、発光手段1から出射された光
束を集光する集光手段2と、集光手段2を通過した光束
を印字領域にわたり走査する走査手段6と、集光手段2
と走査手段6との間に配設され走査手段6が光束を走査
する走査面に対して直角方向に光束を偏向させる光束偏
向手段4とを有する光学走査ユニット13と、走査手段
6が光束を走査する主走査方向の光束の位置ずれを印字
領域(感光体に入射する光が通過する光路領域も含むと
定義する)において計測する主走査方向光束位置ずれ計
測手段と、主走査方向と直交する副走査方向の光束の位
置ずれを印字領域において計測する副走査方向光束位置
ずれ計測手段とから成る光束位置ずれ計測手段14と、
主走査方向光束位置ずれ計測手段の計測結果に基づく主
走査方向の位置ずれ補正、または副走査方向光束位置ず
れ計測手段の計測結果に基づいて光束偏向手段4を用い
て行う副走査方向の位置ずれ補正の少なくともいずれか
の位置ずれ補正を行う制御部(図示せず)とを設けたこ
とにより、主走査方向光束位置ずれ計測手段や副走査方
向の光束の位置ずれを計測する副走査方向光束位置ずれ
計測手段から出力される光束の位置ずれを製造段階で予
め計測し、この計測結果を基に主走査方向光束位置ずれ
の補正や光束偏向手段を用いる光束の副走査方向光束位
置ずれの補正を行うことができる。
【0041】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2によるカラーレーザビームプリンタの光学系統を
示す構成図である。
【0042】図3において、31〜34は図1、図2に
おける走査ユニット13と同一構成の走査ユニット、3
5〜38はそれぞれ各色に対応した感光ドラム、39は
走査光束40〜43の走査軌跡を計測する2次元受光セ
ンサーアレイである。走査ユニット31〜34はそれぞ
れが、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに対応し
た走査ユニットである。
【0043】カラーレーザビームプリンタを組み立てる
際、図2の場合と同様に、2次元受光センサーアレイ3
9を感光ドラム35〜38の直前に挿入する。この2次
元受光センサーアレイ39の機能は図2の2次元受光セ
ンサーアレイ14と同様であるが、カラーレーザビーム
プリンタにおいては4色必要なため、走査光束40〜4
3の計測が出来るように図2に比較してより大きな面積
にわたり2次元センサーが配置してある。このように構
成されたカラーレーザビームプリンタにおいては、各印
字色それぞれに走査センターずれ、走査上下ずれ、走査
湾曲および走査傾きを抑制するように制御する。計測後
2次元受光センサーアレイ39は機器から取り外され
る。
【0044】以上のように本実施の形態によれば、各印
字色のそれぞれに対応して設けられた光学走査ユニット
31〜34と、各印字色のそれぞれに対応して設けられ
た主走査方向光束位置ずれ計測手段と、副走査方向光束
位置ずれ計測手段とから成る光束位置ずれ計測手段39
と、実施の形態1で説明したのと同様の機能を各印字色
に対して有している制御部(図示せず)とを設けたこと
により、カラーレーザビームプリンタにおいても、主走
査方向光束位置ずれ計測手段や副走査方向の光束の位置
ずれを計測する副走査方向光束位置ずれ計測手段から出
力される光束の位置ずれを予め計測し、この計測結果を
基に主走査方向光束位置ずれの補正や、光束偏向手段を
用いる光束の副走査方向光束位置ずれの補正を行うこと
で色ずれの補正を行うことが可能になる。また、光束位
置ずれ計測手段からの出力情報に基づき、光束偏向手段
を用いて、光束の位置ずれを印字領域においてリアルタ
イムにフィードバック制御して補正することが可能にな
り、経年変化等に対して安定性に優れた印字を行うこと
が可能になる。
【0045】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3によるレーザビームプリンタの光学系統を示す構成
図である。
【0046】図4において、半導体レーザ1、集光レン
ズ2、ガルバノミラー4、ポリゴンミラー6、fθレン
ズ10、感光ドラム11は図1と同様のものなので、同
一符号を付し、説明は省略する。40は半導体レーザ
1、集光レンズ2、ガルバノミラー4、ポリゴンミラー
6およびfθレンズ10が一体に構成された走査ユニッ
ト、41は感光ドラム11の直前に配設されたホログラ
ム部材である。このホログラム部材41には2つの領域
に、反射型ホログラム領域42および43が形成されて
いる。また、45、46は反射型ホログラム領域42、
43からの反射光48、47を計測するための受光素子
(受光センサー)、49は受光素子45、46の出力に
対する差動出力を得るための差動増幅器、50は制御部
である。
【0047】このように構成されたレーザビームプリン
タについて、その構造、機能、動作等について、図5、
図6を用いて説明する。図5は図4における領域Aを拡
大して示す部分拡大図、図6は図5における走査光束1
2を光軸に沿って縦方向に切断した縦断面図である。図
5、図6において、44は開口スリットである。
【0048】図5、図6において、ホログラム部材41
には、反射型ホログラム領域42と43との間に、走査
光束12の光束径より小さな開口スリット44が設けて
ある。この開口スリット44は空間的な開口であって
も、光学的に透明な材料による開口であっても構わない
(図5、6は光学的に透明な材料の場合を図示した)。
開口スリット44の縦方向(Y方向)の幅は走査光束1
2より小さいため、走査光束12の周辺部は反射型ホロ
グラム領域42と43を照射する。一方、図4におい
て、受光素子45、46は反射型ホログラム領域42と
43からの反射光を計測するための受光素子である。受
光素子46が反射型ホログラム領域42からの反射光4
7を受光し、受光素子45が反射型ホログラム領域43
からの反射光48を受光するように構成されている。こ
の反射型ホログラム領域42と43からの反射光47、
48は、走査光束12が走査する全領域にわたって必ず
受光素子45と46に収束光として到達するようにその
ホログラムパターンが設計されている。この反射型ホロ
グラム領域42と43の構造であるが、強度変調型や位
相変調型いずれでも良く、ホログラム部材が硝子の場合
は印刷や、エッチングあるいは別部材に作製されたホロ
グラムを接合して作製しても良い。また、プラスチック
の場合は、ホログラムのパターンを金型表面の微細パタ
ーンとして作製しておき、射出成型等でホログラム部材
41を作る工程で同時にホログラム部材41の表面に形
成し、その後にホログラム領域のみに反射膜を蒸着など
で形成しても良い。ホログラム部材41の反射型ホログ
ラム領域42と43は反射型ホログラムの代わりにマイ
クロ反射ミラーアレイで構成しても良い。この場合、マ
イクロ反射ミラーアレイの各反射ミラーの反射方向は、
入射する走査光束12が常に受光素子45、46に収束
して入射するように構成することが必要である。受光素
子45、46の出力は差動増幅器49に入力され、差動
出力が制御部50に入力される。制御部50は、受光素
子45、46の出力の差が0になるような制御信号を出
力してガルバノミラー4の回動をフィードバック制御
し、走査上下ずれ、走査湾曲、走査傾き等の副走査方向
Yの位置ずれ補正を行う。
【0049】実施の形態1の応用として図3のようなカ
ラーレーザビームプリンタ(実施の形態2)が構成でき
たように、図4で説明した本実施の形態の応用として同
様にカラーレーザビームプリンタを構成する事が可能で
ある。その場合、図3で示した2次元受光センサーアレ
イ39を挿入した位置に図4で示したホログラム部材4
1の面積を感光ドラム4本分の面積に拡大し、反射型ホ
ログラム領域42と43のペアを4組配置すればよい。
この場合は、ホログラム部材41は機器に組み込んだま
まになる為(組み込んでも、走査光束12は透過して感
光ドラム11に照射されるので、問題ない)、商品出荷
後市場において温度変化や径年変化によるカラーレーザ
ビームプリンタ本体の歪み等が発生しても、色ずれ等の
発生を安定的に押さえることが出来る。
【0050】以上のように本実施の形態によれば、制御
部50は、副走査方向光束位置ずれ計測手段41、4
5、46からの出力情報に基づき光束の位置ズレのフィ
ードバック制御を行うようにしたことにより、光束位置
ずれ計測手段41、45、46からの出力情報に基づ
き、光束偏向手段4を用いて、光束の位置ずれを印字領
域においてリアルタイムにフィードバック制御して補正
することができ、経年変化等に対して安定性に優れた印
字を行うことが可能になる。
【0051】また、副走査方向光束位置ずれ計測手段4
1、45、46は反射型ホログラム41と受光センサー
45、46とから、またはマイクロ反射ミラーアレイ
(図示せず)と受光センサー(図示せず)とから成るよ
うにしたことにより、副走査方向の光束位置ずれ計測を
正確に行うことができる。
【0052】さらに、各印字色のそれぞれに対応して設
けられた光学走査ユニット40と、各印字色のそれぞれ
に対応して設けられた副走査方向光束位置ずれ計測手段
41、45、46と、制御部50とを設けたことによ
り、カラーレーザビームプリンタにおいても、副走査方
向の光束の位置ずれを計測する副走査方向光束位置ずれ
計測手段から出力される光束の位置ずれを製造段階で予
め計測し、この計測結果を基に光束偏向手段4を用いる
光束の副走査方向光束位置ずれの補正を行うことで色ず
れの補正を行うことが可能になり、また、光束位置ずれ
計測手段41、45、46からの出力情報に基づき、光
束偏向手段4を用いて、光束の位置ずれを印字領域にお
いてリアルタイムにフィードバック制御して補正するこ
とができ、経年変化等に対して安定性に優れた印字を行
うことができる。
【0053】なお、本実施の形態では、反射型ホログラ
ム41を副走査方向光束位置ずれに用いた場合について
記載したが、主走査方向位置ずれを計測する場合は、後
述の図7の印字ポジションホログラム領域63のパター
ンを反射ホログラム領域42、43に形成して用いる。
【0054】(実施の形態4)図7は本発明の実施の形
態4によるレーザビームプリンタの光学系統を示す構成
図である。図7において、半導体レーザ1、集光レンズ
2、ガルバノミラー4、ポリゴンミラー6、感光ドラム
11は図1と同様のものであり、同一符号を付し、その
説明は省略する。51は半導体レーザ1、集光レンズ
2、ガルバノミラー4、ポリゴンミラー6および後述の
集光レンズ55が一体に構成された走査ユニット、52
は光束、53は回折格子(光束分割手段)、54は光束
群、55は3本の光束群を3本の光束56、57、58
として集光する集光レンズ、59はホログラム部材、6
0、61は反射型ホログラム領域、62は反射型ホログ
ラム領域60、61から成るトラッキングホログラム領
域、63は印字ポジションホログラム領域である。
【0055】このように構成されたレーザビームプリン
タの光学系統について、その動作等を説明する。
【0056】図7において、集光レンズ2を透過した光
束52は回折格子53を透過する。光束分割手段として
の回折格子53は主に光束52を0次回折光、+1次回
折光、―1次回折光の3本の光束に分割する機能を有す
る。1次回折光より以上の高次回折光も発生するが極め
てわずかであり、無視できる量である。回折格子53は
透過型回折格子であるが、ガルバノミラー4の反射表面
に回折格子を形成した反射型回折格子としてガルバノミ
ラーと一体的に構成しても良い。0次回折光、+1次回
折光、―1次回折光の3本の光束群54は集光レンズ5
5により3本の光束56、57および58として集光さ
れる。3本の内訳は0次回折光は印字走査光束56、+
1次回折光は副走査方向Yの位置ずれを検知するための
トラッキング光束57、−1次回折光は主走査方向Xの
位置ずれを検知するための印字ポジション光束58とな
る。ホログラム部材59には、領域を接する2つの反射
型ホログラム領域60、61からなるトラッキングホロ
グラム領域62と、印字走査光線56が印字すべきタイ
ミングを刻んだ反射型ホログラム領域である印字ポジシ
ョンホログラム領域63が形成されている。
【0057】図8は、ホログラム部材59からの反射光
とその反射光を処理する構成要素を示す構成図である。
【0058】図8において、65、67、69は受光素
子、70は差動増幅器、71は制御部である。
【0059】図8において、トラッキングホログラム領
域62内の反射型ホログラム領域60からの反射光64
は受光素子65に、反射型ホログラム領域61からの反
射光66は受光素子67に、さらに印字ポジションホロ
グラム領域63からの反射光68は受光素子69に主走
査範囲内において必ず集光するようにホログラムパター
ンが形成されてある。この反射型ホログラム領域の構造
であるが、強度変調型や位相変調型いずれでも良く、ホ
ログラム部材が硝子の場合は印刷や、エッチングあるい
は別部材に作製されたホログラムを接合して作製しても
良い。また、プラスチックの場合はホログラムのパター
ンを金型表面の微細パターンとして作製しておき、射出
成型等でホログラム部材59を作る工程で同時にホログ
ラム部材59の表面に形成し、その後にホログラム領域
のみに反射膜を蒸着などで形成しても良い。いずれにし
ても、ホログラム部材59の印字走査光束56が走査す
る領域は透明でなければならない。
【0060】受光素子65、67の出力は、トラッキン
グ光束57の中心が反射型ホログラム領域60と61の
境界線上にあるとき等しい出力になるように調整されて
いる。受光素子65、67の出力が入力された差動増幅
器70の差動出力は制御部71に入力される。制御部7
1は受光素子65、67の差が0になるような制御信号
を出力し、ガルバノミラー4の回動をフィードバック制
御し、走査上下ずれ、走査湾曲、走査傾き等の副走査方
向Yの位置ずれ補正を行う。ホログラム部材59の反射
型ホログラム領域60と61は反射型ホログラムの代わ
りにマイクロ反射ミラーアレイで構成しても良い。この
場合マイクロ反射ミラーアレイの各反射ミラーの反射方
向は入射するトラッキング光束57が常に図8における
受光素子65、67に入射するように構成することが必
要である。
【0061】一方、印字タイミングが刻まれた印字ポジ
ションホログラム領域63からの反射光68は受光素子
69で受光され、印字走査光線56が印字すべきタイミ
ングとして使用されるため、図12で説明したような走
査センターずれ112のような主走査方向Xの位置ずれ
が発生しないようにすることができる。また印字ポジシ
ョンホログラム領域63には等間隔で印字タイミングが
形成されているため、集光レンズ55にはfθレンズの
ような光束を等速度変位に変換するための特殊な機能が
不要であり、安価な集光レンズを使用することが出来
る。この印字ポジションホログラム領域63は反射型ホ
ログラムの代わりにマイクロ反射ミラーアレイで構成し
ても良い。この場合マイクロ反射ミラーアレイの各反射
ミラーの反射方向は入射する印字ポジション光束58が
常に受光素子69に入射するように構成し、主走査方向
Xの印字ピッチに合わせてマイクロ反射ミラーのピッチ
を形成することが望ましいが、ピッチが小さすぎて形成
が困難な場合は、製作可能な大きなピッチでマイクロ反
射ミラーを形成し、ピッチ間を補間して印字タイミング
を作成しても良い。
【0062】以上のように本実施の形態によれば、光束
を出射する発光手段1と、発光手段1から出射された光
束を集光する集光手段2と、集光手段2を通過した光束
を印字領域にわたり走査する走査手段6と、集光手段2
と走査手段6との間に配設され走査手段6が光束を走査
する走査面に対して直角方向に光束を偏向させる光束偏
向手段4と、光束を少なくとも2つの光束に分割する光
束分割手段53とを有する光学走査ユニット51と、走
査手段6が光束を走査する主走査方向の光束の位置ずれ
を印字領域において計測する主走査方向光束位置ずれ計
測手段59、69と、主走査方向と直交する副走査方向
の光束の位置ずれを印字領域において計測する副走査方
向光束位置ずれ計測手段59、65、67とから成る光
束位置ずれ計測手段と、主走査方向光束位置ずれ計測手
段59、69の計測結果に基づく主走査方向の位置ずれ
補正、または副走査方向光束位置ずれ計測手段59、6
5、67の計測結果に基づく副走査方向の位置ずれ補正
の少なくともいずれかの位置ずれ補正を行う制御部71
とを設けたことにより、主走査方向光束位置ずれ計測手
段59、69や、副走査方向の光束の位置ずれを計測す
る副走査方向光束位置ずれ計測手段59、65、67か
ら出力される光束の位置ずれを製造段階で予め計測し、
この計測結果を基に主走査方向光束位置ずれの補正や光
束偏向手段4を用いる光束の副走査方向光束位置ずれの
補正を行うことが可能になる。
【0063】また、光束分割手段として回折格子53を
用いたことにより、光束は確実に分割され、光束位置ず
れ補正を確実に行うことができる。
【0064】さらに、光束分割手段として回折格子53
を用い、光束偏向手段(ガルバノミラー)4と一体に構
成したことにより、部品点数を削減することができる。
【0065】さらに、制御部71は、光束分割手段53
により分割された光束のうちの1つである印字するため
の印字光束56と分割された光束のうちの印字光束以外
の少なくとも1つの光束57とを用い、主走査方向光束
位置ずれ計測手段59、69、副走査方向光束位置ずれ
計測手段59、65、67からの出力情報に基づいて印
字光束の位置ずれのフィードバック制御を行うようにし
たことにより、印字における光束位置ずれを確実に補正
することができる。
【0066】さらに、副走査方向光束位置ずれ計測手段
59、65、67は、反射型ホログラム62と受光素子
65、67とから、またはマイクロ反射ミラーアレイ
(図示せず)と受光素子65、67とから成るようにし
たことにより、副走査方向の光束位置ずれ計測が正確に
行うことができる。
【0067】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の
形態5によるレーザビームプリンタの光学系統を示す構
成図であり、図8の実施の形態(実施の形態4)をカラ
ーレーザビームプリンタに用いた例を示す。
【0068】図9において、80はホログラム部材、8
1〜84は図8における走査ユニット51と同一構成の
各色対応の走査ユニット、85〜88は各色対応の感光
ドラムである。走査ユニット81、82、83、84は
それぞれが、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに
対応した走査ユニットである。
【0069】このように構成されたレーザビームプリン
タの光学系統について、その配置等を説明する。
【0070】図9において、感光ドラム4本分の面積に
拡大されたホログラム部材80には、反射型ホログラム
領域60、61からなるトラッキングホログラム領域6
2(図7、図8参照)と、印字走査光線56が印字すべ
きタイミングを刻んだ反射型ホログラムである印字ポジ
ションホログラム領域63(図7、図8参照)のペアが
4組配置されている。本実施の形態の場合は、ホログラ
ム部材80は機器に組み込んだままになる為、商品出荷
後市場において温度変化や径年変化によるカラーレーザ
ビームプリンタ本体の歪み等が発生しても、色ずれ等の
発生を安定的に押さえることが出来る。
【0071】以上のように本実施の形態によれば、各印
字色のそれぞれに対応した実施の形態4に記載の光学走
査ユニット51と、各印字色のそれぞれに対応した実施
の形態4に記載の主走査方向光束位置ずれ計測手段5
9、69と各印字色のそれぞれに対応した実施の形態4
に記載の副走査方向光束位置ずれ計測手段59、65、
67とから成る光束位置ずれ計測手段と、実施の形態4
に記載の制御部71とを設けたことにより、カラーレー
ザビームプリンタにおいても、主走査方向光束位置ずれ
計測手段59、69や副走査方向の光束の位置ずれを計
測する副走査方向光束位置ずれ計測手段59、65、6
7から出力される光束の位置ずれを製造段階で印字領域
において予め計測し、この計測結果を基に主走査方向光
束位置ずれの補正や光束偏向手段を用いる光束の副走査
方向光束位置ずれの補正を行うことで色ずれの補正を行
うことが可能になり、光束の位置ずれを印字領域におい
てリアルタイムにフィードバック制御して補正すること
で、経年変化等に対し安定性に優れた印字を行うことが
出来る。
【0072】(実施の形態6)図13は本発明の実施の
形態6によるレーザビームプリンタの光学系統を示す構
成図である。図13において、半導体レーザ1、集光レ
ンズ2、ポリゴンミラー6、fθレンズ10、感光ドラ
ム11等は図1と同様のものであり、同一符号を付し、
その説明は省略する。90は走査光束91の走査軌跡を
計測する2次元受光センサーアレイである。
【0073】このように構成されたレーザビームプリン
タの光学系統について、その動作等を説明する。
【0074】2次元受光センサーアレイ90は図示して
いない駆動機構により矢印92の様に、感光ドラム11
の直前に配置された計測状態(2次元受光センサーアレ
イ90で示している状態)と退避状態(2次元受光セン
サーアレイ90aで示している状態)間を移動可能なよ
うに構成されている。例えば電源投入時の起動シーケン
スにおいて、退避状態にある2次元受光センサーアレイ
90aを計測状態である2次元受光センサーアレイ90
の位置に移動させ、半導体レーザ1、ポリゴンミラー6
を動作させ走査光束91で2次元受光センサーアレイ9
0上を走査させる。この時2次元受光センサーアレイ9
0からの出力から、前に図12を用いて説明した走査セ
ンターずれ112、走査上下ずれ113、走査湾曲11
4、走査傾き115等の光束位置ずれ量を算出する事が
でき、また2次元受光センサーアレイ90の1つ1つの
受光セルが走査光束91の2次元受光センサーアレイ9
0上のスポット径より十分小さなサイズであるように構
成すれば、走査光束91が感光ドラム11上に形成する
スポットのピンぼけ状態を定量的に算出することが出来
る。このようにして得られた走査光束91の状態を示す
計測データは、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶
装置(図示していない)に蓄積されたり、レーザビーム
プリンタ本体の液晶等の表示装置(図示していない)に
表示されたり、インターネット等の通信手段(図示して
いない)を用いて保守管理部門に電送される。一連の計
測工程が終了すると、2次元受光センサーアレイ90は
退避状態(2次元受光センサーアレイ90aの状態)に
移動する。保守管理部門においては受信した計測データ
を分析し、走査光線91の状態が品質基準に対して問題
があれば、保守管理担当者がレーザビームプリンタの調
整を行うことになる。なお、カラーレーザプリンタの場
合は2次元受光センサーアレイ90のような計測手段を
各印字色毎に配置すればよい。
【0075】以上のように本実施の形態によれば、レー
ザビームプリンタのユーザが記憶装置内のデータや、表
示装置に表示されたデータを見ることによって、レーザ
ビームプリンタの印字状態を定量的に把握でき、メーカ
に対してメンテナンスの連絡等が容易になるとともに、
保守管理部門においては受信した計測データを分析し、
走査光線91の状態が品質基準に対して問題があれば、
保守管理担当者がレーザビームプリンタの調整を適切に
行うことができるという効果を奏するものである。
【0076】(実施の形態7)図14は本発明の実施の
形態7によるレーザビームプリンタの光学系統を示す構
成図である。図15は図14における光軸を側面から見
て真っ直ぐに展開した側面展開図である。
【0077】図14において200は光束を出射する半
導体レーザ、201は半導体レーザ200からの発散光
を集光光に変換する集光レンズ、202は内部にガルバ
ノミラーが配置され、副走査方向に光束を偏向させる光
束偏向手段、203は高速で反時計方向に回転している
ポリゴンミラー(回転多面反射鏡)、206はポリゴン
ミラー203により走査される光束205を等速度で走
査される光束207に変換するためのfθレンズ、20
8は感光ドラムである。
【0078】このように構成されたレーザビームプリン
タの光学系統について、その機能等を説明する。
【0079】半導体レーザ200から出射された発散光
は、集光レンズ201により集光され光束209として
光束偏向手段202に入射する。光束偏向手段202を
通過した光束204は、ポリゴンミラー203の側面の
反射面203aによって反射される。反射面203aに
よって反射した光束205は、ポリゴンミラー203の
回転に伴い走査角度α間を走査する。fθレンズ206
は、走査角度α内において感光ドラム208の表面上に
焦点を結ぶ。
【0080】図16は図14、図15における光束偏向
手段202の断面図である。光束偏向手段202内部は
光束を反射させる三角形状のルーフミラー301、ルー
フミラー301によって反射された光束の反射方向を偏
向させ、再びルーフミラー301方向に反射させる反射
ミラー302、反射ミラー302を保持するミラーホル
ダー303、ミラーホルダー303と一体に成型され回
動軸304aが形成された回動支持部材304、ミラー
ホルダー303に巻回されたコイル305、コイル30
5と対向して配置された4個の磁石306、磁石306
を保持し磁気回路を構成する強磁性体材料で作られたヨ
ーク307で一体に構成されている。
【0081】図17は図16の光束偏向手段の主要部分
の分解射視図であり、光束偏向手段202における反射
ミラー302、ミラーホルダー303、回動支持部材3
04、コイル305を分解した斜視図、回動支持部材3
04は板厚100ミクロンメートル前後の薄いバネ材を
プレス加工、エッチング加工などで図のような形状に加
工したものである。回動軸304aは回動支持部材30
4の中心部を板厚程度までくびれさせて回動軸としたも
のである。304bは回動軸304aの前後(斜視図1
7ではミラーホルダー303を挟んで反対側にも対称に
配置されているが見えない)において粘性を有するダン
ピングゲル306と作用し、共振による振幅増大を制限
する回動制限部である。図14、図15には光束位置ず
れ計測手段は示していないが、例えば図2の2次元受光
センサーアレイ14の様な光束位置ずれ計測手段を用い
て計測された光束位置ずれ情報を制御部(図示せず)に
入力し、この制御部の出力によりコイル305に光束位
置ずれを補正するように電気信号が印可されるよう構成
されている。図16において4個の磁石は左からSN、
SN、SN、SNの方向に着磁されているので、磁力線
は図中左から右に向かいヨーク内を通り1周する。この
磁気回路中に置かれたコイル305に通電すると、コイ
ル305の2辺305aと305bには回動軸304a
を中心として回動力が発生し、反射ミラー302が回動
することで、光束204を副走査方向に偏向させること
が出来る。
【0082】図18は本発明の実施の形態7によるレー
ザビームプリンタの光学系統の変形例を示す構成図であ
る。図19は図18における光軸を側面から見て真っ直
ぐに展開した側面展開図である。図18〜図20におい
て図14〜図17と同一の番号が付与されたものは同一
機能を有する部材であるので説明は省略する。
【0083】図18において401は半導体レーザ20
0から出射された発散光を平行光に変換するコリメータ
レンズ、402は内部にガルバノミラーが配置され、副
走査方向に光束を偏向させる光束偏向手段、409は光
束偏向手段402に入射する光束、404は光束偏向手
段402から出射する光束である。405はポリゴンミ
ラー203の反射面203aで反射し、fθレンズ10
6に入射する光束、407はfθレンズ206から出射
した光束である。
【0084】図20は図18、図19における光束偏向
手段402の断面図である。光束偏向手段402内部に
は光束を反射させる三角形状のルーフミラー301が配
置され、このルーフミラー301の入射面は、図20の
紙面内方向の光束に作用し、図20の紙面と直角方向の
光束に対して集光作用を持たない反射シリンドリカルレ
ンズ501aが形成してある。
【0085】以上のように本実施の形態7によれば、図
14、図18で示すように光束偏向手段202、402
に入射する光束209、409と出射する光束204、
404をほぼ1直線上に配置する事が出来る。特に図1
8の光束偏向手段402は図10に示す従来例における
シリンドリカルレンズ102と同一位置に置き換えた構
成になっている為、従来の光束偏向手段を有しないレー
ザビームプリンタの金型を共用、流用して光束偏向手段
を有するレーザビームプリンタを構成することが出来る
という効果を有している。具体的には図14においては
図10に示す従来例に比べてシリンドリカルレンズ10
2を光束偏向手段202に、コリメータレンズ101を
集光レンズ201に、fθレンズ106をfθレンズ2
06に置き換え、シリンドリカルレンズ109を廃止す
れば良く、図18においてはシリンドリカルレンズ10
2を光束偏向手段402に置き換えるだけで、従来のレ
ーザビームプリンタの金型、部品を共用、流用して光束
偏向手段を有するレーザビームプリンタを構成すること
が出来るという優れた効果を有している。
【0086】なお、以上示してきた各実施の形態におい
て、光束偏向手段を用いた実施の形態においては、その
例としてガルバノミラーを用いて説明し、ガルバノミラ
ーの駆動方法として磁気回路中に置かれたコイルに発生
する駆動力を用いる方式を説明したが、駆動方法として
はその他に圧電効果素子(ピエゾ素子)を用いた構成に
しても良い。また他にも音響光学効果素子(媒質中に超
音波を流し、光弾性効果により屈折率の粗密波を生じ、
この粗密波を回折格子として用いた素子であり、超音波
の周波数を変化させることで、回折光の方向を制御する
ことが出来る)を用いて構成しても良い。なお音響光学
効果素子としては、モリブデン酸鉛単結晶,二酸化テル
ル単結晶および石英ガラス等を用いることができる。
【0087】またマイクロ反射ミラーアレイとしては、
互いに直角な3面を持ち、入射光をプリズム内部で3回
反射を行い、入射光に対して180゜の偏向角で出射す
る(すなわち入射光の方向に必ず反射する)コーナーキ
ューブアレイを用いても良い。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のレーザビームプリンタによれば、光束を出射する
発光手段と、発光手段から出射された光束を集光する集
光手段と、集光手段を通過した光束を印字領域にわたり
走査する走査手段と、走査手段により走査された光束に
より画像を形成する感光体と、感光体上に走査される光
束の状態を印字領域において計測する計測手段を有する
ことにより、レーザビームプリンタの印字状況を把握で
き、適切に保守管理することが出来るという優れた効果
が得られる。
【0089】本発明の請求項2に記載のレーザビームプ
リンタによれば、請求項1に記載の計測手段により計測
される感光体上に走査される光束の状態を光束データと
して記憶する記憶手段を有することにより、感光体上に
走査される光束の状態を光束データとして記憶手段に蓄
積し、必要なときに保守管理情報として随時利用できる
という優れた効果が得られる。
【0090】本発明の請求項3に記載のレーザビームプ
リンタによれば、請求項1に記載の計測手段により計測
される感光体上に走査される光束の状態を光束データと
して表示する表示手段を有することにより、感光体上に
走査される光束の状態を光束データとして表示すること
で、レーザビームプリンタの印字状況を把握でき、有用
な保守管理データとして利用できるという優れた効果が
得られる。
【0091】本発明の請求項4に記載のレーザビームプ
リンタによれば、請求項1に記載の計測手段により計測
される感光体上に走査される光束の状態を光束データと
して電送する通信手段を有することにより、光束データ
を通信手段により電送することが可能となり、遠隔地に
おいてもレーザビームプリンタの印字状況を的確に把握
できるという優れた効果が得られる。
【0092】本発明の請求項5に記載のレーザビームプ
リンタによれば、請求項1に記載の計測手段により計測
される感光体上に走査される光束の状態を光束データと
して電送する通信手段を有し、通信手段により電送され
る光束データをもとに保守管理を行うことにより、レー
ザビームプリンタが故障した場合でも、故障状態を遠隔
地の保守管理センター等から的確に把握でき、修理活動
がスムーズに行えるという優れた効果が得られる。
【0093】本発明の請求項6に記載のレーザビームプ
リンタによれば、光束を出射する発光手段と、発光手段
から出射された光束を集光する集光手段と、集光手段を
通過した光束を印字領域にわたり走査する走査手段と、
集光手段と走査手段との間に配設され走査手段が光束を
走査する走査面に対して直角方向に光束を偏向させる光
束偏向手段とを有する光学走査ユニットと、前記走査手
段が光束を走査する主走査方向の光束の位置ずれ、また
は前記主走査方向と直交する副走査方向の光束の位置ず
れの少なくともいずれかの光束の位置ずれを印字領域に
おいて予め計測し、この計測結果を基に主走査方向の位
置ずれ補正、または副走査方向の位置ずれ補正の少なく
ともいずれかの位置ずれ補正を行う制御部とを有するこ
とにより、主走査方向光束位置ずれ計測手段や副走査方
向の光束の位置ずれを計測する副走査方向光束位置ずれ
計測手段から出力される光束の位置ずれを製造段階や保
守点検段階で印字領域において予め計測し、この計測結
果を基に主走査方向光束位置ずれの補正や、光束偏向手
段を用いる光束の副走査方向光束位置ずれの補正を行う
ことができるという有利な効果が得られる。
【0094】請求項7に記載のレーザビームプリンタに
よれば、請求項6に記載のレーザビームぷりんたにおい
て、各印字色のそれぞれに対応て主走査方向の位置ずれ
補正、または副走査方向の位置ずれ補正の少なくともい
ずれかの位置ずれ補正を行うことにより、カラーレーザ
ビームプリンタにおいても、主走査方向光束位置ずれ計
測手段や副走査方向の光束の位置ずれを計測する副走査
方向光束位置ずれ計測手段から出力される光束の位置ず
れを製造段階や保守点検段階で印字領域において予め計
測し、この計測結果を基に主走査方向光束位置ずれの補
正や光束偏向手段を用いる光束の副走査方向光束位置ず
れの補正により色ずれの補正を行うことが可能で、色ズ
レの少ない良質なカラー印字が得られるという優れた効
果が得られる。
【0095】請求項8に記載のレーザビームプリンタに
よれば、光束を出射する発光手段と、発光手段から出射
された光束を集光する集光手段と、集光手段を通過した
光束を印字領域にわたり走査する走査手段と、集光手段
と走査手段との間に配設され、走査手段が光束を走査す
る走査面に対して直角方向に光束を偏向させる光束偏向
手段とを有する光学走査ユニットと、主走査方向の光束
の位置ずれを印字領域において計測する主走査方向光束
位置ずれ計測手段、または副走査方向の光束の位置ずれ
を印字領域において計測する副走査方向光束位置ずれ計
測手段の少なくともいずれかから構成された光束位置ず
れ計測手段と、主走査方向光束位置ずれ計測手段の計測
結果に基づく主走査方向の位置ずれ補正、または副走査
方向光束位置ずれ計測手段の計測結果に基づいて光束偏
向手段を用いて行う副走査方向の位置ずれ補正の少なく
ともいずれかの位置ずれ補正を行う制御部とを有するこ
とにより、製造工程、および製造工程以外の例えば市場
におけるメンテナンス作業において光束の位置ずれを補
正することが可能になり、経年変化等に対して対応可能
になるという優れた効果が得られる。
【0096】請求項9に記載のレーザビームプリンタに
よれば、請求項8に記載のレーザビームプリンタにおい
て制御部が、光束位置ずれ計測手段からの出力情報に基
づき光束の位置ずれのフィードバック制御を行うことに
より、光束位置ずれ計測手段からの出力情報に基づき、
リアルタイムにフィードバック制御して光束の位置ずれ
を補正することが可能になり、製造段階における調整工
程や、経年変化等に対して安定性に優れた印字を行うこ
とが出来るという優れた効果が得られる。
【0097】請求項10に記載のレーザビームプリンタ
よれば、請求項8に記載のレーザビームプリンタにおい
て光束位置ずれ計測手段は、反射型ホログラムと受光セ
ンサーとから構成することにより、光束位置ずれ計測が
正確に行われるという優れた効果が得られる。
【0098】請求項11に記載のレーザビームプリンタ
によれば、請求項8に記載のレーザビームプリンタにお
いて光束位置ずれ計測手段は、マイクロ反射ミラーアレ
イと受光センサーとから構成することにより、光束位置
ずれ計測が正確に行われるという優れた効果が得られ
る。
【0099】請求項12に記載のレーザビームプリンタ
によれば、請求項8に記載のレーザビームプリンタにお
いて主走査方向光束位置ずれ計測手段と副走査方向光束
位置ずれ計測手段を一体に構成した光束位置ずれ計測手
段を有することにより、プリンタ自体のコンパクト化や
部品点数削減が可能になるという優れた効果が得られ
る。
【0100】請求項13に記載のレーザビームプリンタ
によれば、各印字色のそれぞれに対応した前記光束位置
ずれ計測手段とを有することにより、カラーレーザビー
ムプリンタにおいても、光束位置ずれ計測手段から出力
されるそれぞれの各印字色ごとに光束の位置ずれを印字
領域において計測し、この計測結果を基に主走査方向光
束位置ずれの補正や、光束偏向手段を用いる光束の副走
査方向光束位置ずれの補正を行うことで色ずれの補正が
可能であるという優れた効果を有する。また、光束位置
ずれ計測手段からの出力情報に基づき、光束偏向手段を
用いて、光束の位置ずれをリアルタイムにフィードバッ
ク制御して補正することが可能になり、経年変化等に対
して安定性に優れた印字を行うことが出来るという優れ
た効果が得られる。
【0101】請求項14に記載のレーザビームプリンタ
によれば、各印字色のそれぞれに対応した請求項13に
記載の光束位置ずれ計測手段が一体に構成されたことに
より、プリンタ自体のコンパクト化や部品点数削減が可
能になるという優れた効果が得られる。
【0102】請求項15に記載のレーザビームプリンタ
によれば、光束を出射する発光手段と、発光手段から出
射された光束を集光する集光手段と、集光手段を通過し
た光束を印字領域にわたり走査する走査手段と、集光手
段と走査手段との間に配設され走査手段が光束を走査す
る走査面に対して直角方向に光束を偏向させる光束偏向
手段と、光束を少なくとも2つの光束に分割する光束分
割手段とを有する光学走査ユニットと、走査手段が光束
を走査する主走査方向の光束の位置ずれを印字領域にお
いて計測する主走査方向光束位置ずれ計測手段と、主走
査方向と直交する副走査方向の光束の位置ずれを印字領
域において計測する副走査方向光束位置ずれ計測手段の
少なくともどちらかから構成された光束位置ずれ計測手
段と、主走査方向光束位置ずれ計測手段の計測結果に基
づく主走査方向の位置ずれ補正、または副走査方向光束
位置ずれ計測手段の計測結果に基づく副走査方向の位置
ずれ補正の少なくともいずれかの位置ずれ補正を行う制
御部とを有することにより、光束の位置ずれをそれぞれ
専用に分割された光束で計測し、この計測結果を基に主
走査方向光束位置ずれの補正や光束偏向手段を用いる光
束の副走査方向光束位置ずれの補正を正確に行うことが
可能になるという優れた効果が得られる。
【0103】請求項16に記載のレーザビームプリンタ
によれば、請求項15に記載のレーザビームプリンタに
おいて光束分割手段は回折格子であることにより、光束
が正確な分光比で分割され、補正が確実に行われるとい
う優れた効果が得られる。
【0104】請求項17に記載のレーザビームプリンタ
によれば、請求項15に記載のレーザビームプリンタに
おいて光束分割手段は回折格子であり、前記光束偏向手
段と一体に構成されたことにより、プリンタ自体のコン
パクト化や部品点数の削減が可能になるという優れた効
果が得られる。
【0105】請求項18に記載のレーザビームプリンタ
によれば、請求項15乃至17のいずれか1に記載のレ
ーザビームプリンタにおいて、制御部は光束分割手段に
より分割された光束のうちの1つである印字するための
印字光束と、分割された光束のうちの印字光束以外の光
束とを用い、主走査方向光束位置ずれ計測手段、副走査
方向光束位置ずれ計測手段からの出力情報に基づいて印
字光束の位置ずれのフィードバック制御を行うこととし
たことにより、光束分割手段により分割された光束位置
ずれ計測専用光束を用いて印字における光束位置ずれが
確実に計測、補正が行えるという優れた効果を有する。
【0106】請求項19に記載のレーザビームプリンタ
によれば、請求項15に記載のレーザビームプリンタに
おいて光束位置ずれ計測手段は、反射型ホログラムと受
光素子とから成ることにより、光束位置ずれ計測が正確
に行われるという優れた光が得られる。
【0107】請求項20に記載のレーザビームプリンタ
によれば、請求項15に記載のレーザビームプリンタに
おいて光束位置ずれ計測手段は、マイクロ反射ミラーア
レイと受光素子とから成ることにより、光束位置ずれ計
測が正確に行われるという優れた効果が得られる。
【0108】請求項21に記載のレーザビームプリンタ
によれば、請求項15に記載のレーザビームプリンタに
おいて各印字色のそれぞれに対応した光束位置ずれ計測
手段を有することにより、カラーレーザビームプリンタ
においても、光束位置ずれ計測手段から出力される光束
の位置ずれを印字領域において計測し、この計測結果を
基に主走査方向光束位置ずれの補正や光束偏向手段を用
いる光束の副走査方向光束位置ずれの補正を行うことに
より色ずれの補正を行う事が可能で、また光束位置ずれ
計測手段からの出力情報に基づき、光束偏向手段を用い
て、光束の位置ずれを印字領域においてリアルタイムに
フィードバック制御して補正することが可能になり、経
年変化等に対して安定性に優れた印字が可能であるとい
う優れた効果を有する。
【0109】請求項22に記載のレーザビームプリンタ
によれば、請求項21に記載のレーザビームプリンタに
おいて各印字色のそれぞれに対応した光束位置ずれ計測
手段が一体に構成されたことにより、プリンタ自体のコ
ンパクト化と部品点数削減が可能になるという優れた効
果が得られる。
【0110】請求項23に記載のレーザビームプリンタ
の製造方法によれば、レーザビームプリンタの製造工程
を簡略化でき、製造に必要な時間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるレーザビームプリ
ンタの光学系統を示す構成図
【図2】光束位置ずれを除去する方法の説明図
【図3】本発明の実施の形態2によるカラーレーザビー
ムプリンタの光学系統を示す構成図
【図4】本発明の実施の形態3によるレーザビームプリ
ンタの光学系統を示す構成図
【図5】図4における領域を拡大して示す部分拡大図
【図6】図5における走査光束を光軸に沿って縦方向に
切断した縦断面図
【図7】本発明の実施の形態4によるレーザビームプリ
ンタの光学系統を示す構成図
【図8】ホログラム部材からの反射光とその反射光を処
理する構成要素を示す構成図
【図9】本発明の実施の形態5によるレーザビームプリ
ンタの光学系統を示す構成図
【図10】従来のレーザビームプリンタの光学系統を示
す平面図
【図11】図10における光軸を側面から見て真っ直ぐ
に展開した側面展開図
【図12】従来のレーザビームプリンタで印字した場合
の感光ドラム表面を走査する光束の焦点の軌跡の特徴的
な一例を示す印字軌跡図
【図13】本発明の実施の形態6によるレーザビームプ
リンタの光学系統を示す構成図
【図14】本発明の実施の形態7によるレーザビームプ
リンタの光学系統を示す構成図
【図15】図14における光軸を側面から見て真っ直ぐ
に展開した側面展開図
【図16】図14、図15における光束偏向手段の断面
【図17】図16の光束偏向手段の主要部分の分解射視
【図18】本発明の実施の形態7によるレーザビームプ
リンタの光学系統の変形例を示す構成図
【図19】図18における光軸を側面から見て真っ直ぐ
に展開した側面展開図
【図20】図18、図19における光束偏向手段の断面
【符号の説明】
1 半導体レーザ(発光手段) 2、55 集光レンズ(集光手段) 4 ガルバノミラー(光束偏向手段) 5、7 回転軸 6、203、303 ポリゴンミラー(走査手段) 10、206 fθレンズ 11、35、36、37、38、85、86、87、8
8、208 感光ドラム 13、31、32、33、34、40、51、81、8
2、83、84 走査ユニット 14、39、80、90、90a 2次元受光センサー
アレイ(光束位置ずれ計測手段) 41、59、80 ホログラム部材 42、43、60、61 反射型ホログラム領域 44 開口スリット 45、46、65、67、69 受光素子 49、70 差動増幅器 50、71 制御部 53 回折格子 62 トラッキングホログラム領域 63 印字ポジションホログラム領域 202、402 光束偏向手段 301、501 ルーフミラー 302 反射ミラー 303 ミラーホルダー 304 回動支持部材 305 コイル 306 磁石 307 ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/23 103 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 BA52 BA68 BA69 BA71 BA89 BB28 BB29 BB30 BB43 BB46 BB50 CA22 2H045 AA01 AB01 BA22 BA34 CA23 CA32 CA85 CA99 DA12 DA41 5C072 AA03 CA06 DA02 DA04 DA21 DA23 HA02 HA13 HB08 JA07 RA06 XA05 5C074 AA07 AA10 BB03 BB26 CC26 DD15 DD16 DD24 EE02 EE04 FF15 GG03 GG04 GG12 GG16

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光束を出射する発光手段と、前記発光手段
    から出射された光束を集光する集光手段と、前記集光手
    段を通過した光束を印字領域にわたり走査する走査手段
    と、前記走査手段により走査された光束により画像を形
    成する感光体と、前記感光体上に走査される光束の状態
    を印字領域において計測する計測手段を有することを特
    徴とするレーザビームプリンタ。
  2. 【請求項2】前記計測手段により計測される前記感光体
    上に走査される光束の状態を光束データとして記憶する
    記憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載のレ
    ーザビームプリンタ。
  3. 【請求項3】前記計測手段により計測される前記感光体
    上に走査される光束の状態を光束データとして表示する
    表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載のレ
    ーザビームプリンタ。
  4. 【請求項4】前記計測手段により計測される前記感光体
    上に走査される光束の状態を光束データとして電送する
    通信手段を有することを特徴とする請求項1に記載のレ
    ーザビームプリンタ。
  5. 【請求項5】前記計測手段により計測される前記感光体
    上に走査される光束の状態を光束データとして電送する
    通信手段を有し、前記通信手段により電送される光束デ
    ータをもとに保守管理を行うことを特徴とする請求項1
    に記載のレーザビームプリンタ。
  6. 【請求項6】光束を出射する発光手段と、前記発光手段
    から出射された光束を集光する集光手段と、前記集光手
    段を通過した光束を印字領域にわたり走査する走査手段
    と、前記集光手段と前記走査手段との間に配設され前記
    走査手段が光束を走査する走査面に対して直角方向に光
    束を偏向させる光束偏向手段とを有する光学走査ユニッ
    トと、前記走査手段が光束を走査する主走査方向の光束
    の位置ずれ、または前記主走査方向と直交する副走査方
    向の光束の位置ずれの少なくともいずれかの光束の位置
    ずれを印字領域において予め計測し、この計測結果を基
    に前記主走査方向の位置ずれ補正、または副走査方向の
    位置ずれ補正の少なくともいずれかの位置ずれ補正を行
    う制御部とを有することを特徴とするレーザビームプリ
    ンタ。
  7. 【請求項7】各印字色のそれぞれに対応て前記主走査方
    向の位置ずれ補正、または副走査方向の位置ずれ補正の
    少なくともいずれかの位置ずれ補正を行うことを特徴と
    する請求項6に記載のレーザビームプリンタ。
  8. 【請求項8】光束を出射する発光手段と、前記発光手段
    から出射された光束を集光する集光手段と、前記集光手
    段を通過した光束を印字領域にわたり走査する走査手段
    と、前記集光手段と前記走査手段との間に配設され、前
    記走査手段が光束を走査する走査面に対して直角方向に
    光束を偏向させる光束偏向手段とを有する光学走査ユニ
    ットと、前記主走査方向の光束の位置ずれを印字領域に
    おいて計測する主走査方向光束位置ずれ計測手段、また
    は前記副走査方向の光束の位置ずれを印字領域において
    計測する副走査方向光束位置ずれ計測手段の少なくとも
    いずれかから構成された光束位置ずれ計測手段と、前記
    主走査方向光束位置ずれ計測手段の計測結果に基づく前
    記主走査方向の位置ずれ補正、または前記副走査方向光
    束位置ずれ計測手段の計測結果に基づいて前記光束偏向
    手段を用いて行う前記副走査方向の位置ずれ補正の少な
    くともいずれかの位置ずれ補正を行う制御部とを有する
    ことを特徴とするレーザビームプリンタ。
  9. 【請求項9】前記制御部は、光束位置ずれ計測手段から
    の出力情報に基づき光束の位置ずれのフィードバック制
    御を行うことを特徴とする請求項8に記載のレーザビー
    ムプリンタ。
  10. 【請求項10】前記光束位置ずれ計測手段は、反射型ホ
    ログラムと受光センサーとから成ることを特徴とする請
    求項8に記載のレーザビームプリンタ。
  11. 【請求項11】前記光束位置ずれ計測手段は、マイクロ
    反射ミラーアレイと受光センサーとから成ることを特徴
    とする請求項8に記載のレーザビームプリンタ。
  12. 【請求項12】前記主走査方向光束位置ずれ計測手段と
    前記副走査方向光束位置ずれ計測手段を一体に構成した
    光束位置ずれ計測手段を有することを特徴とする請求項
    8に記載のレーザビームプリンタ。
  13. 【請求項13】各印字色のそれぞれに対応した前記光束
    位置ずれ計測手段とを有することを特徴とする請求項8
    記載のレーザビームプリンタ。
  14. 【請求項14】各印字色のそれぞれに対応した請求項1
    3に記載の光束位置ずれ計測手段が一体に構成されたこ
    とを特徴とする請求項8に記載のレーザビームプリン
    タ。
  15. 【請求項15】光束を出射する発光手段と、前記発光手
    段から出射された光束を集光する集光手段と、前記集光
    手段を通過した光束を印字領域にわたり走査する走査手
    段と、前記集光手段と前記走査手段との間に配設され前
    記走査手段が光束を走査する走査面に対して直角方向に
    光束を偏向させる光束偏向手段と、光束を少なくとも2
    つの光束に分割する光束分割手段とを有する光学走査ユ
    ニットと、前記走査手段が光束を走査する主走査方向の
    光束の位置ずれを印字領域において計測する主走査方向
    光束位置ずれ計測手段と、前記主走査方向と直交する副
    走査方向の光束の位置ずれを印字領域において計測する
    副走査方向光束位置ずれ計測手段の少なくともどちらか
    から構成された光束位置ずれ計測手段と、前記主走査方
    向光束位置ずれ計測手段の計測結果に基づく前記主走査
    方向の位置ずれ補正、または前記副走査方向光束位置ず
    れ計測手段の計測結果に基づく前記副走査方向の位置ず
    れ補正の少なくともいずれかの位置ずれ補正を行う制御
    部とを有することを特徴とするレーザビームプリンタ。
  16. 【請求項16】前記光束分割手段は回折格子であること
    を特徴とする請求項15に記載のレーザビームプリン
    タ。
  17. 【請求項17】前記光束分割手段は回折格子であり、前
    記光束偏向手段と一体に構成されたことを特徴とする請
    求項15に記載のレーザビームプリンタ。
  18. 【請求項18】前記制御部は、前記光束分割手段により
    分割された光束のうちの1つである印字するための印字
    光束と、前記分割された光束のうちの印字光束以外の光
    束とを用い、前記主走査方向光束位置ずれ計測手段、前
    記副走査方向光束位置ずれ計測手段からの出力情報に基
    づいて前記印字光束の位置ずれのフィードバック制御を
    行うことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1
    に記載のレーザビームプリンタ。
  19. 【請求項19】前記光束位置ずれ計測手段は、反射型ホ
    ログラムと受光素子とから成ることを特徴とする請求項
    15に記載のレーザビームプリンタ。
  20. 【請求項20】前記光束位置ずれ計測手段は、マイクロ
    反射ミラーアレイと受光素子とから成ることを特徴とす
    る請求項15に記載のレーザビームプリンタ。
  21. 【請求項21】各印字色のそれぞれに対応した前記光束
    位置ずれ計測手段を有することを特徴とする請求項15
    に記載のレーザビームプリンタ。
  22. 【請求項22】各印字色のそれぞれに対応した請求項2
    1に記載の光束位置ずれ計測手段が一体に構成されたこ
    とを特徴とする請求項15に記載のレーザビームプリン
    タ。
  23. 【請求項23】走査光学系と感光体とを所定の位置に組
    み立てる工程と、受光手段を前記感光体へ入射する光を
    遮る位置に挿入する工程と、前記走査光学系から光を照
    射して、実際の走査光束の走査軌跡を前記受光手段で計
    測する工程と、前記走査光束の調整を行う光束調整手段
    のパラメータと前記走査光束の位置ずれ量との関係を計
    測データとして記憶装置に保存する工程と、前記受光手
    段を取り外す工程とを有することを特徴とするレーザビ
    ームプリンタの製造方法。
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