JP5728915B2 - 液体噴射装置及び液体供給方法 - Google Patents
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この構成によれば、ノズルから液体を噴射する場合に切替弁が供給流路と第1流路とを連通させると、第1流路を通じてサブタンクの下部からノズルに液体を供給することができる。一方、吸引手段がノズル内を吸引する場合に切替弁が供給流路と第2流路とを連通させると、第2流路を通じてサブタンクの上部に溜まった気体が排出されるので、気体の排出によってサブタンク内に負圧を発生させることができる。
この構成によれば、第2流路を通じてサブタンク内に負圧を発生させたときに、検出手段が吸引ポンプの駆動負荷が高くなったことを検出することで、サブタンクが液体で満たされたことを検知することができる。したがって、サブタンクが液体で満たされたことを検出するためのセンサー等を備える必要がないため、構成を簡素化することができる。
この構成によれば、ノズルから液体を噴射する場合に開閉弁が第2流路を閉状態とすることで、第1流路を通じてサブタンクの下部からノズルに液体を供給することができる。一方、吸引手段がノズル内を吸引する場合に開閉弁が第2流路を開状態とすると、第2流路を通じてサブタンクの上部に溜まった気体が排出されるので、気体の排出によってサブタンク内に負圧を発生させることができる。
この構成によれば、サブタンク内で液面が上昇した場合には、閉塞弁によって第2流路の上流端が閉塞されるので、サブタンク内が液体で満たされた後にサブタンク内から液体が吸引されるのを抑制することができる。
上記目的を達成するために、本発明の液体供給方法は、液体を噴射するノズルが設けられた液体噴射ヘッドに対して、液体を収容するメインタンクからサブタンクを介して液体を供給する液体噴射装置における液体供給方法であって、前記ノズル内をノズル開口側から吸引することによって前記サブタンク内に負圧を発生させ、前記メインタンクに収容された前記液体を前記サブタンク内に流入させる。
以下、本発明にかかる液体噴射装置をインクジェット式プリンター(以下、「プリンター」と略す場合もある)に具体化した第1実施形態について図1〜図5を参照しながら説明する。
サブタンク22の上部には、開状態となることでサブタンク22内を大気と連通させる大気開放弁31が配設されている。また、サブタンク22の側面において下寄りとなる位置には、上流端がインクカートリッジ15に接続されたインク供給チューブ23の下流端が接続されている。
図3に示すように、プリンター11の制御装置100はコンピューター101と、ヘッド駆動回路102と、モーター駆動回路103,104とを備えている。コンピューター101は、バス105を介してヘッド駆動回路102及びモーター駆動回路103,104と電気的に接続されている。
まず、プリンター11が用紙Pに対する印刷処理を行う場合には、図4に示すように大気開放弁31は開状態とされる一方、開閉弁35は閉状態とされる。また、吸引ポンプ29は駆動が停止されている。そして、この状態でコンピューター101がキャリッジモーター19を駆動させてキャリッジ17を主走査方向Xに移動させるとともに、液体噴射ヘッド21のノズル20からインクを噴射させる。
吸引クリーニング処理を実行する場合には、図4に示すように大気開放弁31が開状態とされるとともに開閉弁35が閉状態とされた状態でコンピューター101が昇降機構を駆動させ、キャップ25をノズル形成面21aに当接させる。また、このようにキャッピングが行われると、コンピューター101は吸引ポンプ29を駆動させる。すると、閉空間域Rに発生した負圧によってノズル開口20a側からノズル20内が吸引される。このとき、開閉弁35は閉状態となっているため、第1流路32を通じてサブタンク22内のインクとともに液体噴射ヘッド21内の気泡や増粘したインクなどがノズル開口20aから排出される。
まず、ステップS11では、コンピューター101が大気開放弁31及び開閉弁35の開閉状態の切り換えを実行させる。具体的には、コンピューター101がキャリッジモーター19を駆動させてキャリッジ17を1桁側から80桁側に移動させ、突設部12aによってスイッチSWを押圧させる。すると、スイッチSWの切替操作に伴って、図4に示すように大気開放弁31が開状態から閉状態に切り替えられるとともに、開閉弁35が閉状態から開状態に切り替えられる。
(1)ノズル開口20a側からノズル20内を吸引することにより、インクカートリッジ15に収容されたインクをサブタンク22内に流入させることができるので、インクカートリッジ15からインクを加圧供給するための加圧ポンプを備える場合と比較して、簡易な構成でインクカートリッジ15からサブタンク22にインクを供給することができる。
(6)インクカートリッジ15をサブタンク22よりも高い位置に装着して、水頭差によってサブタンク22にインクを供給する場合などには、インクを確実に供給するためにインク供給チューブ23を太くする必要がある。これに対して、吸引ポンプ29の吸引力でインクカートリッジ15からサブタンク22にインクを供給する場合には、インク供給チューブ23を太くしなくてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について、図6を参照しながら説明する。なお、第2実施形態は第1実施形態と対比すると、供給路30及びサブタンク22の構成の構成が一部の点で異なっており、その他は第1実施形態とほぼ同一の構成である。そのため、以下では第1実施形態と相違する点について主に説明し、同一の構成については同一の符号を付して重複した説明を省略する。
まず、プリンター11が用紙Pに対する印刷処理を行う場合には、大気開放弁31は開状態とされる一方、切替弁36は供給流路34と第1流路32とを連通させている。また、吸引ポンプ29は駆動が停止されている。そして、この状態でコンピューター101がキャリッジモーター19を駆動させてキャリッジ17を主走査方向Xに移動させるとともに、液体噴射ヘッド21のノズル20からインクを噴射させる。
そして、次のステップS18では、コンピューター101が大気開放弁31の開閉状態及び切替弁36の切り替えを行って、処理を終了する。具体的には、コンピューター101がキャリッジモーター19を駆動させてキャリッジ17を1桁側から80桁側に移動させ、突設部12aによってスイッチSWを押圧させる。すると、スイッチSWの切替操作に伴って、大気開放弁31が閉状態から開状態に切り替えられるとともに、切替弁36が供給流路34と第1流路32とを連通させる。
(7)ノズル20からインクを噴射する場合に切替弁36が供給流路34と第1流路32とを連通させると、第1流路32を通じてサブタンク22の下部からノズル20にインクを供給することができる。一方、吸引ポンプ29がノズル20内を吸引する場合に切替弁36が供給流路34と第2流路33とを連通させると、第2流路33を通じてサブタンク22の上部に溜まった気体が排出されるので、気体の排出によってサブタンク22内に負圧を発生させることができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図7を参照しながら説明する。なお、第3実施形態は第1実施形態と対比すると、供給路30及びサブタンク22の構成の構成が一部の点で異なっており、その他は第1実施形態とほぼ同一の構成である。そのため、以下では第1実施形態と相違する点について主に説明し、同一の構成については同一の符号を付して重複した説明を省略する。
本実施形態において、プリンター11が印刷処理及び吸引クリーニング処理を実行する場合の動作及び作用は、第2実施形態と同様である。
(8)サブタンク22内で液面FLが上昇した場合には、閉塞弁37によって第2流路33の上流端が閉塞されるので、サブタンク22内がインクで満たされた後にサブタンク22内からインクが吸引されるのを抑制することができる。
・第1実施形態及び第2実施形態のプリンター11に閉塞弁37を設けてもよいし、第3実施形態のプリンター11に閉塞弁37を設けなくてもよい。
・突設部12aはホーム位置HP側に設けてもよい。この構成によれば、ステップS11及びステップS18において、キャリッジ17の移動距離を短くすることができる。
・キャップ25及び吸引ポンプ29は、インクの色毎や搬送方向Yに並ぶノズル20のノズル列毎に複数設けてもよい。
Claims (8)
- 液体を噴射するノズルが設けられた液体噴射ヘッドと、
前記液体を収容するメインタンクから供給された前記液体を貯留するとともに貯留した前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給するサブタンクと、
前記サブタンクの下部に上流端が接続されるとともに下流端が前記ノズルに通じる供給流路に接続される第1流路と、
前記サブタンクの上部に上流端が接続されるとともに下流端が前記供給流路に接続される第2流路と、
前記ノズル内をノズル開口側から吸引することによって前記サブタンク内に負圧を発生させ、前記メインタンクに収容された前記液体を前記サブタンク内に流入させる吸引手段と、を備えることを特徴とする液体噴射装置。 - 開状態となることで前記サブタンク内を大気と連通させる大気開放弁をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
- 前記ノズルから前記液体を噴射する場合には、前記大気開放弁は開状態とされる一方、前記第2流路は閉状態とされることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
- 前記供給流路と連通する流路を前記第1流路と前記第2流路とで切り換える切替弁をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
- 前記第2流路を開閉可能な開閉弁をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
- 前記吸引手段は吸引ポンプを有し、
該吸引ポンプの駆動負荷を検出するための検出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。 - 前記サブタンク内に配置され、前記サブタンク内の液面が上昇した場合に前記第2流路の上流端を閉塞する閉塞弁をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
- 液体を噴射するノズルが設けられた液体噴射ヘッドに対して、液体を収容するメインタンクからサブタンクを介して液体を供給する液体噴射装置における液体供給方法であって、
前記サブタンクの下部に上流端が接続されるとともに下流端が流路に接続される第1流路と、前記サブタンクの上部に上流端が接続されるとともに下流端が前記流路に接続される第2流路と、を備え、
前記流路に吸引力を及ぼすことによって前記サブタンク内に負圧を発生させ、前記メインタンクに収容された前記液体を前記サブタンク内に流入させることを特徴とする液体供給方法。
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