JP5727519B2 - 遠心圧縮機のディフューザのベーンレット - Google Patents

遠心圧縮機のディフューザのベーンレット Download PDF

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Description

本出願は、2010年2月5日付けで出願された「Centrifugal Compressor Diffuser Vanelet」という名称の米国仮特許出願第12/701,446号に対する優先権を主張するものであり、この特許出願の内容は、本引用により、その全てが本明細書に包含される。
本節は、以下に記述及び/又は特許請求する本発明の様々な態様に関連する技術の様々な局面を読者に紹介することを目的としている。この記述内容は、本発明の様々な態様を十分に理解できるようにするための背景情報を読者に提供するのに有用であると思われる。従って、これらの内容は、この観点において読まれるべきものであって、従来技術の認定として読まれるべきものではないことを理解されたい。
遠心圧縮機は、加圧された流体の流れを、様々な用途に提供するために利用され得る。このような圧縮機は、典型的には、羽根車を含み、該羽根車は、電動機、内燃機関、または回転出力を提供するように構成された他の駆動装置によって、回転駆動される。羽根車が回転するにつれて、軸方向に流入する流体は、周方向および径方向に向けて加速され、吐き出される。次いで、この高速の流体は、ディフューザに流入し、該ディフューザにより、流体の速度水頭が圧力水頭に変換される(即ち、流速が低下し、流圧が上昇する)。次いで、ボリュートまたはスクロールが、径方向外側に向けた流れを収集し、この流れを導管内に導く。このようにして、遠心圧縮機は、高圧の流体出力を生成する。段の全体的な効率は、羽根車、ディフューザ、およびボリュートまたはスクロールの性能と、これらの構成要素の間の相互作用の関数となる。
本発明のある実施形態に係る、ベーンレットを有するディフューザを備えた遠心圧縮機の斜視図であり、該ベーンレットは、羽根車からの流体の流れと、ディフューザベーンの前端部との間の入射角を小さくするように構成されている。 本発明のある実施形態に係る遠心圧縮機を、図1の線2−2で切断した断面図である。 本発明のある実施形態に係る、図1の遠心圧縮機において利用され得るディフューザの斜視図であり、シュラウド側の取り付け面の周囲に配置された複数のベーンおよびベーンレットを示している。 図3の線4−4で示された、本発明のある実施形態に係るディフューザの一部を軸方向から見た部分図であり、ディフューザを通過する流体の流れを示している。 本発明のある実施形態に係るディフューザを、図3の線5−5で切断した子午断面図であり、ディフューザベーンの輪郭を示している。 本発明のある実施形態に係るディフューザベーンの輪郭を図5の線6−6から見た平面図である。 本発明のある実施形態に係るディフューザベーンを、図5の線7−7で切断した断面図である。 本発明のある実施形態に係るディフューザベーンを、図5の線8−8で切断した断面図である。 図3に示す本発明のある実施形態に係るディフューザを軸方向から見た図であり、ベーンレットが周期的構成として配置されている状態を示す。 図9の線10−10で示されている、本発明のある実施形態に係るディフューザの部分斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るディフューザを軸方向から見た図であり、ベーンレットが非周期的構成として配置され、且つ、ベーンが省略された状態を示す。 本発明の他の実施形態に係るディフューザを、図11の線12−12で切断した子午断面図であり、ディフューザベーンレットの輪郭を示している。 本発明の他の実施形態に係るディフューザベーンレットを、図12の線13−13から見た平面図である。 本発明の他の実施形態に係るディフューザベーンレットを、図12の線14−14で切断した断面図である。 本発明の他の実施形態に係るディフューザベーンレットを、図12の線15−15で切断した断面図である。 本発明のさらなる他の実施形態に係るディフューザを軸方向から見た図であり、ベーンレットは、非周期的構成として配置され、且つ、軸方向に沿って一定となる輪郭を有している。 本発明のさらなる他の実施形態に係るディフューザを、図16の線17−17で切断した子午断面図であり、ディフューザベーンレットの輪郭を示している。 本発明のさらなる他の実施形態に係るディフューザベーンレットを、図17の線18−18から見た平面図である。 本発明のさらなる他の実施形態に係るディフューザベーンレットを、図17の線19−19で切断した断面図である。
本発明の様々な特徴、態様、および利点については、添付図面との関連において以下の詳細な説明を参照することにより、十分に理解することができよう。添付の図面においては、同一の符号によって同一の部分を表している。
以下、本発明の1以上の特定の実施形態について説明する。これら説明された実施形態は、本発明を例示するものに過ぎない。また、これらの例示的な実施形態の説明を簡潔にするために、本明細書においては、実際の実装の特徴のすべてを説明しない場合がある。そのような実際の実装を開発する際には、あらゆる工学または設計プロジェクトと同様に、実装ごとに異なり得るシステムおよびビジネスに関連した制約の順守といった、開発者の特定の目標を実現するために、多数の実装固有の決定を下さなければならないことを理解されたい。更には、このような開発作業は、複雑且つ時間を所要する作業となるが、それにも関わらず、本開示の利益を享受する当業者にとっては、この開発作業は、通常の設計、組立、および製造の作業となるであろうことを理解されたい。
ある構成において、ディフューザは、ディフューザ効率を向上させるように構成された、一連のベーンを有する。あるディフューザは、羽根車からの流れの変動と適合するように構成された3次元ベーンを有していてもよい。例えば、羽根車からの流体の流れの角度は、軸方向に沿って変化し得る。その結果として、各ベーンの前端部は、特に、流体の流れの角度に適合するように形成されてもよい。これにより、流体の流れとベーンとの間の入射角を減少させることができる。理解されるように、ディフューザのシュラウド側に近接する流体の流れの角度は、軸方向の流れ態様の残りの部分全体の流体流れと、大きく異なり得る。したがって、ディフューザのシュラウド側近傍の流体流れの角度に適合するように、各ベーンの前端部を適切に形成することは、実行不可能となる場合がある。その結果として、入射角は、シュラウド部材近傍の領域内において増加し得る。これにより、ディフューザ効率が低下してしまうこととなる。
本開示に係る実施形態は、流体の流れとベーンの前端部との間の入射角を小さくするためのベーンレットを用いることによって、ディフューザ効率を向上させ得るものである。本実施形態においては、ベーンとベーンレットの双方が、軸方向に延在し、ディフューザの流路内へ向けて延びている。ベーンの軸方向範囲は、流路の軸方向範囲と実質等しい。例えば、ベーンは、流路のハブ側からシュラウド側まで延びていてもよい。それとは対照的に、ベーンレットの軸方向範囲は、流路の軸方向範囲よりも小さい。したがって、流路のシュラウド側に連結されたベーンレットは、ハブ側と接触せず、且つ、流路のハブ側に連結されたベーンレットは、シュラウド側と接触しない。ある実施形態においては、ディフューザは、複数のベーンレットを備えており、各ベーンレットの輪郭は、軸方向に沿って変化する(例えば、3次元ベーンレット)。そして、該ベーンレットは、流路の周囲に亘って非周期的なパターン(例えば、周方向に非対称)を形成している(または、それらの組み合わせとなっている)。また、ディフューザは、軸方向に沿って変化する輪郭を有する、複数のベーン(例えば、3次元ベーン)を備えていてもよい。3次元ベーン、3次元ベーンレット、および/または非周期的ベーンレットを組み合わせることによって、羽根車からの流体の流れにおける周方向および/または軸方向の変動と実質適合することから、ディフューザ効率を向上させ得る。
図1は、圧縮された流体の流れを出力するように構成された遠心圧縮機10の斜視図を示す。特に、遠心圧縮機10は、複数のブレード14を有する羽根車12を備える。羽根車12が、外部動力源(例えば、電動モータ、内燃機関等)によって、周方向に回転駆動されるにつれて、圧縮性流体18は、軸方向20に沿ってブレード14内に引き込まれる。そして、圧縮性流体18は、羽根車12の周囲に配置されたディフューザ24に向けて、径方向に加速される。ディフューザ24は、羽根車12からの高速の流体の流れを、高圧の流れへと変換する(すなわち、動水頭から圧力水頭へと変換する)。ある実施形態においては、シュラウド部材(図示せず)が、ディフューザ24に直接的に隣接して位置決めされており、羽根車12からの流体の流れを、スクロールまたはボリュート26へと導くように機能する。スクロール26は、チャンバを有しており、該チャンバは、圧縮性流体18を収集し、圧縮性流体18を排出口28に向けて導くように構成されている。ある実施形態においては、このチャンバの直径は、周方向16に沿って拡径しており、これにより、動水頭から圧力水頭へとさらに変換することができる。
本実施形態においては、ディフューザ24は、隣接するベーン近傍の流体の流れの方向を変えるように構成された、複数のベーンレットを有する。これにより、流体の流れとベーンの前端部との間の入射角を小さくすることができる。例えば、ベーンレットは、軸方向および/または周方向への流体の流れの変動に関わらず、流体の流れを、ベーンに対して適切に整列させ得る。理解されるように、入射角を小さくことによって、ベーンの効率が向上し、これにより、ディフューザ24の全体的な効率を向上させることができる。この構成により、結果として、全体的な圧縮機の効率が、0.5%、1.0%、1.5%、またはそれ以上の割合で向上し得る。下記に詳細に説明するように、あるベーンレットは、ベーンレットの範囲に沿った入射角の変化をもたらす3次元形状を有する。さらなる実施形態は、スクロール26の存在によって流れ場に生じる周方向への変動を補うために、非周期的な配列でディフューザの流路の周りに周方向に配置されたベーンレットを備える。
図2は、遠心圧縮機10を図1の線2−2で切断した断面図である。前述したように、圧縮性流体18は、軸方向20に沿って羽根車12内に流れ込み、ディフューザ24に向けて径方向22に加速される。ディフューザ24は、動水頭を圧力水頭へと変換し、これにより、スクロール26内に流入する高圧の流体30の流れが形成される。特に、流体30は、ディフューザの流路32を通過する。ここで、この流路32は、軸方向一方側のシュラウド側取り付け面34と、軸方向反対側のハブ側取り付け面36とによって規定されている。図示されているように、ハブ側取り付け面36は、羽根車12のハブ38に隣接して位置決めされている。同様に、シュラウド側取り付け面34は、シュラウド部材(図示せず)に隣接して位置決めされている。
図示された実施形態において、ディフューザ24は、該ディフューザ24の効率を向上させるように構成されたベーンレット42および一連のベーン40を有する。下記に詳細に説明するように、ベーン40および/またはベーンレット42は、環状配列として、流路32の周りに周方向に配置されている。図示されているように、各ベーン40の軸方向範囲44は、流路32の軸方向範囲46(すなわち、シュラウド側取り付け面34からハブ側取り付け面36)に等しい。ベーン40は、シュラウド側取り付け面34、ハブ側取り付け面36、または、取り付け面34および36の双方に固定されてもよい。
ベーン40とは対照的に、ベーンレット42の軸方向範囲48は、流路32の軸方向範囲46よりも小さい。例えば、ある実施形態においては、ベーンレット42の軸方向範囲48は、流路32の軸方向範囲46の約50%、約45%、約35%、約30%、約25%、約20%、約15%、約10%、約5%(または、それ以下)の割合よりも小さくてもよい。本実施形態においては、ベーンレット42は、シュラウド側取り付け面34に取り付けられている。しかしながら、代替的な実施形態においては、ベーンレット42は、ハブ側取り付け面36に取り付けられてもよい。
下記に詳細に説明するように、ベーンレット42は、ベーン40の前端部と流体の流れとの間の入射角を小さくするために、羽根車からの流体30の流れの方向を変えるように構成され得る。その結果、ディフューザ効率は、ベーンレット42が設けられていない構成に比べて、向上し得る。また、ベーンレット42は、流路32の軸方向範囲全域を横断するものではないので、全域に亘る高さを有するベーンと比べた場合、チョーク流れの動作を改善し得る。さらに、ベーンレット42の軸方向範囲を小さくすることによって、羽根車12に向かって圧力波を反射してしまう可能性を低減することも可能となる。なお、このような圧力波の反射は、回転動力学的な不安定化に繋がってしまう。
図3は、ディフューザ24の斜視図であり、複数のベーン40と、シュラウド側取り付け面34の周囲に周方向16に沿って配置されたベーンレット42を示している。上記に説明したように、ベーン40およびベーンレット42の双方は、シュラウド側取り付け面34から軸方向に延在している。また、図示されているように、ベーン40およびベーンレット42がシュラウド側取り付け面34に取り付けられているが、代替的な実施形態においては、ベーン40および/またはベーンレット42は、ハブ側取り付け面36に取り付けられてもよいし、または、シュラウド側取り付け面34とハブ側取り付け面36の組み合わせに取り付けられてもよい(例えば、あるベーン40および/またはベーンレット42がシュラウド側取り付け面34に取り付けられ、他のベーン40および/またはベーンレット42がハブ側取り付け面36に取り付けられる)ことを理解されたい。本構成においては、各ベーン40は、軸方向20に沿って変化する輪郭を有し、これにより、3次元(3D)ベーン40を形成している。代替的な実施形態は、軸方向20に沿って一定となる輪郭を有する2次元(2D)ベーンを用いてもよいことを理解されたい。同様に、本構成は、3次元ベーンレット42を用いている。しかしながら、下記に詳細に説明するように、代替的な実施形態は、2次元ベーンレットを用いてもよい。
図示されているように、本実施形態は、11個のベーン40と、それと同数のベーンレット42とを用いている。代替的な実施形態は、より多い、またはより少ない数のベーン40および/またはベーンレット42を用いてもよいことを理解されたい。例えば、ある構成においては、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、またはそれ以上の数のベーン40が用いられてもよい。同様に、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、またはそれ以上の数のベーンレット42が用いられてもよい。なお、本実施構成においては、ベーン40とベーンレット42の数が等しくなっているが、代替的な実施形態は、ベーンレット42よりも多いベーン40を用いてもよいし、または、ベーン40よりも多いベーンレット42を用いてもよい。例えば、ある構成においては、2以上のベーンレット42が、それぞれのベーン40の間の位置に位置決めされてもよい。また、代替的な構成においては、それぞれのベーン40の間のベーンレット42の数は、周方向16に沿って変化してもよい。例えば、ある一対のベーン40は、これらベーン40の間に配置された0個、1個、2個、3個、4個、またはそれ以上の数のベーンレット42を含んでいてもよい。
図示されているように、本ディフューザ24は、周期的構成として配置されたベーン40およびベーンレット42を有している。下記に詳細に説明するように、周期的構成においては、ベーン40およびベーンレット42は、シュラウド側取り付け面34の周りに周方向16に沿って対称的に配置されている。代替的な構成は、非周期的なベーン40、および/または非周期的なベーンレット42を用い得る。周期的および非周期的な構成のいずれにおいても、ベーンレット42は、羽根車からの流れの方向を変えるように機能し、これにより、流れ場とベーン40との間の入射角が小さくなる。このような構成は、流路の軸方向範囲の全域に沿って延在するベーンのみを有するディフューザと比べて、ディフューザ24の効率を向上させ得る。
図4は、図3の線4−4で示された、ディフューザ24の一部を軸方向から見た部分図であり、羽根車12から吐き出された流体の流れを示している。図示されているように、各ベーン40は、前端部52と後端部54とを含む。下記に詳細に説明するように、羽根車12からの流体の流れは、前端部52から後端部54へと流れ、これにより、動的圧力(すなわち、流速)が、静的圧力(すなわち、加圧された流体)に変換される。本実施形態においては、各ベーン40の前端部52は、周方向軸16に対して、角度56で方向付けられている。図示されているように、周方向軸16は、環状のシュラウド側取り付け面34の曲率に従っている。したがって、角度56が0°である場合は、結果として、前端部52が、面34の曲率の実質接線方向に方向付けられていることを意味する。ある実施形態においては、角度56は、約0°〜約60°、約5°〜約55°、約10°〜約50°、約15°〜約45°、約15°〜約40°、約15°〜約35°、または、約10°〜約30°の範囲であり得る。本実施形態においては、各ベーン40の角度56は、約17°〜約24°の範囲で変化し得る。しかしながら、代替的な構成として、周方向軸16に対して異なる方向を有するベーン40を用いてもよい。
図示されているように、流体の流れ58は、周方向16と径方向22の双方の方向に向けて、羽根車から流出する。周方向軸16に対する流体の流れ58の角度は、周方向16に沿って変化し得る。例えば、周方向の第1の位置においては、流体の流れ58は角度59の方向に方向付けられている一方で、周方向の第2の位置においては、流体の流れ58は角度60の方向に方向付けられている。また、流体の流れ58は、周方向の第3の位置において、角度61の方向に方向付けられている。3つの角度59、60、および61が示されてはいるが、流体の流れの角度は、周方向16に沿って連続的に変化することを理解されたい。さらに、流速の速さも、同様に、周方向の位置とともに変化することを理解されたい。さらには、流速の速さ、およびその方向は、双方とも時間とともに変化し、図示された流体の流れ58は、時間平均化された流れ場を表している。
理解されるように、角度59、60、および61は、他の要因とともに、羽根車の構成、羽根車の回転速度、および/または、圧縮機10を通過する流量に基づいて、変化し得る。本構成においては、ベーン40の角度56は、特に、羽根車12からの流体の流れ58の方向に適合するように構成されている。理解されるように、前端部の角度56と、流体の流れの角度59、60、または61との相違は、入射角として定義され得る。本実施形態のベーン40は、この入射角を実質的に小さくするように構成されており、これにより、遠心圧縮機10の効率を向上させることができる。その結果、各ベーン40の角度56は、ベーン40に相当する周方向位置において、流体の流れ58の時間平均化された角度59、60、または61と適合するように、特に調整され得る。
前述したように、ベーン40は、シュラウド側取り付け面34の周りに、実質環状の配列で配置されている。周方向16に沿うベーン40間の間隔62は、速度水頭から圧力水頭への効率的な変換を提供するように構成され得る。本構成においては、ベーン40間の間隔62は、実質的に等しくなっている。しかしながら、代替的な実施形態は、不均等なベーン間隔を用いてもよい。また、ベーン40間の間隔62とベーンレット42は、シュラウド側取り付け面34の近傍の流体の流れの方向を変えるように機能し得る。これにより、入射角を小さくし、ディフューザ24の効率を向上させることができる。本構成においては、各ベーン40とベーンレット42との間の間隔64は、実質的に等しい。しかしながら、代替的な実施形態は、不均等なベーン40/ベーンレット42間隔を用いてもよい。さらに、本実施形態においては、各ベーン40の径方向の位置66は、各ベーンレット42の径方向の位置68に実質的に等しい。しかしながら、代替的な実施形態は、異なる径方向位置66および68を有する、ベーン40およびベーンレット42を用いてもよい。
各ベーン40は、圧力面70と吸引面72を含む。理解されるように、前端部52から後端部54へ流体が流れるにつれて、高圧領域が圧力面70の近傍に形成され、且つ、低圧領域が吸引面72の近傍に形成され得る。これらの圧力領域は、羽根車12からの流れ場に影響を与え、これにより、ベーンを設けないディフューザと比べて、流れの安定性と効率を向上させることができる。本実施形態においては、3次元ベーン40の各々は、羽根車12の流れ特性に適合するように、特に構成され、これにより、効率の向上がもたらされることとなる。
周方向16において流体の流速が変化することに加えて、流体の流速の方向および/または速さは、軸方向に沿って変化し得る。その結果として、周方向軸16に対するベーン40の角度56は、流体の流れの方向に実質的に適合するように、軸方向20に沿って変化してもよい。しかしながら、ディフューザ24のシュラウド側近傍の流体の流れの角度は、軸方向の流れ態様の残りの部分全体の流体流れの角度と、大きく異なり得る。したがって、本実施形態は、シュラウド側取り付け面34の近傍の流体の流れの方向を変えるための、ベーン40に近接するベーンレット42を用いる。これにより、入射角を小さくし、ディフューザ24の効率を向上させることができる。
図5は、本発明のある実施形態に係るディフューザ24を、図3の線5−5で切断した子午断面図であり、ディフューザのベーンの輪郭を示している。各ベーン40は、シュラウド側取り付け面34とハブ側取り付け面36との間において、軸方向20に沿って延在しており、軸方向延在距離または軸方向範囲44を形成している。特に、範囲44は、ハブ側のベーン基部74と、シュラウド側のベーン頂部76とによって規定されている。下記に詳細に説明するように、ベーン40の子午線長さは、領域44に沿って変化するように構成される。子午線長さは、ベーン40に沿うある特定の軸方向位置における、前端部52と後端部54との間の距離である。例えば、ベーン基部74の長さ78は、ベーン頂部76の長さ80から変化してもよい。ある軸方向位置(すなわち、軸方向20に沿う位置)におけるベーン40の子午線長さは、その特定の軸方向位置における流体の流れ特性に基づいて、選択されてもよい。例えば、コンピュータモデリングによって、羽根車12からの流速が軸方向において変化することを判断してもよい。したがって、それぞれの軸方向位置における長さは、入射流速に対応して特に選択されてもよい。このようにして、ベーン40の効率は、長さがベーン40の範囲44に沿って実質一定となっている構成と比べて、向上し得る。
また、前端部52および/または後端部54の周方向位置(すなわち、周方向16に沿う位置)は、ベーン40の範囲44に沿って変化するように構成されてもよい。図示されているように、基準線82が、ベーン頂部76の前端部52からハブ側取り付け面36まで、軸方向20に沿って延びている。範囲44に沿った前端部52の周方向位置は、可変距離84によって基準線82からオフセットされる。換言すれば、前端部52は、周方向16において一定となっているのではなく、むしろ、可変となっている。この構成は、領域44に沿って、羽根車12とベーン40の前端部52との間において可変の距離を形成する。例えば、羽根車12からの流体の流れのコンピュータシミュレーションに基づいて、ある特定の距離84が、領域44に沿う軸方向位置の各々に対して、選択され得る。このようにして、ベーン40の効率は、一定の距離84を有する構成と比べて、向上することとなる。本実施形態においては、距離84は、ベーン頂部76から離隔するにつれて、増加する。代替的な実施形態は、羽根車12に向かう方向に沿って前端部52が基準線82を越えて延在するような構成を含む、他の前端部の形状を用いてもよい。
同様に、後端部54の周方向位置は、ベーン40の範囲44に沿って変化してもよい。図示されているように、基準線86は、ベーン基部74の後端部54から、ハブ側取り付け面36から離れるように、軸方向20に沿って延びている。範囲44に沿った後端部54の周方向位置は、可変距離88によって基準線86からオフセットされる。換言すれば、後端部54は、周方向16において一定となっているのではなく、むしろ、可変となっている。この構成は、領域44に沿って、羽根車12とベーン40の後端部54との間において可変の距離を形成する。例えば、羽根車12からの流体の流れのコンピュータシミュレーションに基づいて、ある特定の距離88が、領域44に沿う軸方向位置の各々に対して、選択され得る。このようにして、ベーン40の効率は、一定の距離88を有する構成と比べて、向上することとなる。本実施形態においては、距離88は、ベーン基部74から離隔するにつれて、増加する。代替的な実施形態は、羽根車12から離れる方向に沿って後端部54が基準線86を越えて延在するような構成を含む、他の後端部の形状を用いてもよい。さらなる実施形態において、前端部52および/または後端部54の径方向位置は、ディフューザのベーン40の範囲44に沿って変化してもよい。
図6は、ディフューザベーンの輪郭を図5の線6−6から見た平面図である。上記に説明したように、ベーン40の輪郭は、軸方向20に沿って変化し得るものであり、これにより、3次元のベーン形状を形成している。具体的には、ベーン40のパラメータは、特に、特定の羽根車12から流れてくる3次元の流体の流れと一致するように構成され得る。これにより、流速から流圧へと効率的に変換することができる。例えば、上記に説明したように、ベーン40のある軸方向位置(すなわち、軸方向20に沿う位置)における子午線長さは、この軸方向位置における流れ特性に基づいて選択されてもよい。図示されているように、ベーン基部74の長さ78は、羽根車12から流出した、ベーン40のベーン基部74における流れに基づいて選択され得る。
さらに、前端部52および/または後端部54は、各端部の先部において、湾曲形状を有してもよい。具体的には、前端部52の先部は、前端部52の周囲の流れを導くように構成された曲率半径90を有する湾曲形状を含み得る。同様に、後端部54の先部の曲率半径92は、後端部54における演算された流れ特性に基づいて、選択され得る。ある実施形態においては、前端部52の曲率半径90は、後端部54の曲率半径92よりも大きくてもよい。また、代替的な構成においては、前端部52の曲率半径90は、後端部54の曲率半径92よりも小さくてもよい。
ディフューザ24を通過する流体の流れに影響を与える、その他のベーン特性は、ベーン40の曲率である。図示されているように、ベーン中間領域線94は、前端部52から後端部54まで延びており、ベーン輪郭の中心(すなわち、圧力面70と吸引面72との間の中心線)を形成している。ベーン中間領域線80は、ベーン40の曲線状の輪郭を表している。具体的には、前端部接線96は、前端部52から延び、前端部52においてベーン中間領域線94に接している。同様に、後端部接線98は、後端部54から延び、後端部54においてベーン中間領域線94に接している。曲線角度100は、接線96と接線98との交差点にて形成されている。図示されているように、ベーン40の曲線形状をより大きくすると、角度100もより大きくなる。曲線角度100は、羽根車12からの流れ特性に基づいて、動水頭から圧力水頭への効果的な変換を提供するように選択されてもよい。例えば、曲線角度100は、約0°、約5°、約10°、約15°、約20°、約25°、約30°、またはそれ以上の角度より大きな角度であってもよい。
曲線角度100、前端部52の曲率半径90、後端部54の曲率半径92、および/または長さ78は、ベーン40の範囲44に沿って変化し得る。具体的には、上記パラメータの各々は、特に、対応する軸方向位置における演算された流れ特性に基づいて、軸方向の断面領域の各々に対して選択されてもよい。このようにして、3次元ベーン40(すなわち、変化する断面形状または輪郭を有するベーン)が構成され、これにより、2次元ベーン(すなわち、一定の断面形状を有するベーン)と比較して、効率がより向上することとなる。
図7は、ディフューザベーン40を、図5の線7−7で切断した断面図である。図示されているように、ベーン40の輪郭は、図示された領域に相当する軸方向位置における流れ特性と一致するように変化している。例えば、この領域の子午線長さ102は、ベーン基部74の長さ78から変化し得る。同様に、前端部52の曲率半径104、後端部54の曲率半径106、および/または、曲線角度108は、図示された領域と図6に示す領域との間で、変化し得る。例えば、前端部52の曲率半径104は、特に、羽根車12からの流体の流れと、前端部52との間の入射角を小さくするように選択されてもよい。前述したように、羽根車12からの流体の流れの角度は、軸方向20に沿って変化し得る。本実施形態は、各軸方向位置(すなわち、軸方向20に沿った位置)において曲率半径104の選択を容易とするので、入射角を、ベーン40の領域44に沿って、実質的に小さくすることができる。これにより、前端部52の曲率半径104が、領域44に亘って実質一定となっている構成と比べて、ベーン40の効率を向上させることができる。また、羽根車12からの流体の流速は、軸方向20において変化し得るので、曲率半径104および106、長さ102、曲線角度108、または、ベーン40の軸方向領域の各々に関する他のパラメータを調整することによって、ディフューザ24全体の効率を向上させるのを容易とすることができる。
図8は、ディフューザベーン40を、図5の線8−8で切断した断面図である。図7に示す領域と同様に、この領域の輪郭は、相当する軸方向位置における流れ特性と一致するように構成されている。特に、この領域は、子午線長さ110を有しており、該長さ110は、図6および図7に示されている領域における長さ78および102から変化し得る。また、前端部52の曲率半径112、後端部54の曲率半径114、および曲線角度116は、この軸方向位置における流れ特性(例えば、流速、入射角等)のために、特に構成されてもよい。前述したように、軸方向に沿ったベーン輪郭の変化は、羽根車12からの流れ場に適合するように実質的に構成された3次元ベーン40を形成する。しかしながら、ある圧縮機10においては、流れ場の様々な領域(例えば、シュラウド側取り付け面34の近傍)内における流れの方向において、大きな変動が生じ得る。結果的に、本実施形態は、流体の流れと、ベーン40の前端部52との間の入射角を小さくするために、羽根車12からの流れの方向を変えるように構成されたベーンレット42を用いる。これにより、ディフューザ効率を向上させることができる。
図9および図10を参照して、図9は、図3に示すディフューザ40を軸方向から見た図であり、ベーンレット42が周期的構成として配置されている状態を示す。図示されているように、実質的に同一のベーンレット42は、例えばディフューザ24のシュラウド側取り付け面34のような取り付け面の周りに、周方向16に沿って対称的パターンに配置されている。前述したように、ベーン40およびベーンレット42の双方は、本実施形態においては、3次元(例えば、軸方向に変化する輪郭を有する)である。
図10は、図9の線10−10で示されている、ディフューザ40の部分斜視図であって、基準として用いられる1つのベーンレット42を示している。各ベーンレット42の軸方向高さzのいずれに関しても、基準表面118は、基準面に沿って定義され得るものであり、この基準面は、通常、軸方向20に一致する。図10に示す基準ベーンレット42においては、基準表面118は、ベーンレット42の内面によって定義されている。しかしながら、ここで説明される分析は、ベーンレット42の如何なる軸方向高さに対しても利用され得る。換言すれば、基準面は、ベーンレット42の如何なる軸方向高さにおいても、定義され得る。図示された例において、基準面は、基準中心点cを含み、該基準中心点cは、羽根車12、ディフューザ24、およびスクロール26の共通の中心軸を通過する。
基準表面118は、基準中心点cからの半径距離r、角度位置θ、および軸方向高さzによって定義される固有点の集合体として特徴付けられ得る。いずれの基準面に関しても、固有点の集合体に係る軸方向高さzは、同じであり得る。しかしながら、半径距離rおよび角度位置θは、異なり得るものであり、基準面において基準表面118の固有点の各々を定義し得る。例えば、ベーンレット42の前端領域122に対応する前端点120は、基準表面118のベースラインの点として定義され得るものであり、したがって、半径距離r、および、0°に等しい角度位置θによって定義され得る。同様に、ベーンレット42の後端領域126に対応する後端点124は、半径距離rおよび角度位置θによって定義され得る。また、吸引面の点128は、半径距離rおよび角度位置θによって定義され得る。このように、ベーンレット42の吸引面130は、ベーンレット42の吸引面130に沿う複数の点によって定義され得る。しかしながら、ベーンレット42の圧力面132は、同様に定義され得る。実際に、図10に図示された基準ベーンレット42の基準表面118において、無数の固有点が存在し得る。しかしながら、各ベーンレット42の構成を定義するために用いられる固有点の数は、ベーンレット42の形状、方向、および/または位置の演算を容易とするために、限定され得る。
さらに、図9に示すディフューザ24のベーンレット42の各々は、基準面に沿う固有点の集合体を、同様に含み得る。換言すれば、各ベーンレット42は、例えば図10に示す基準ベーンレット42の基準表面118のような基準面に沿う固有点の集合体によって定義される、2次元領域を含み得る。図9および図10に示すベーンレット42の周期的配置において、基準ベーンレット42の基準面(例えば、基準表面118)における2次元領域内に存在する全ての点について、360.0°をNによって除算したものの整数倍だけ、これらの点の各々を回転させることにより、他のベーンレット42の基準面の2次元領域内に存在する点が与えられることになる。ここで、Nは、ディフューザ24のベーンレット42の数である。例えば、図9に示されたディフューザ24は、11個のベーンレット42を有している。したがって、基準ベーンレット42の基準面(例えば、基準表面118)における2次元領域内に存在する全ての点に対して、32.73°、65.46°、98.19°、130.92°、163.65°、196.38°、229.11°、261.84°、294.57°、および327.30°(例えば、360.0°を11によって除算したもの(すなわち32.73°)の整数倍)だけ、上記点を回転させることにより、他のディフューザベーン42の基準面の2次元領域内に存在する点が与えられることになる。
図11は、他の実施形態のディフューザ24を軸方向から見た図であり、ベーンレットが非周期的構成として配置され、且つ、ベーンが省略された状態を示す。図9および図10を参照して上記に説明された周期的ベーンレットの構成とは対照的に、このディフューザは、ベーンレット134、136、138、140、142、144、146、148、150、152、および154を有し、これらベーンレットは、周方向16に沿って非周期的(例えば、非対称的)パターンで配置されている。理解されるように、上記した周方向に対称となる配置要求を満たさない、いずれのベーンレットの組も、非周期的と考えられる。図11に示されている非周期的(例えば、非対称的)パターンの特性を説明するために、基準点A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、およびKが、シュラウド側取り付け面34の周囲に亘って、周方向位置に等間隔に配置されている。図示されているように、ディフューザ24は、11個のベーンレット134〜154を有する。したがって、基準点A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、およびKは、32.73°(例えば、360.0°を11によって除算したもの)の円弧角φで、等間隔で離隔している。
ベーンレット134、136、138、140、142、144、146、148、150、152、および154の各々は、概して、基準点A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、およびKのうちの1つと関連付けられている(例えば、ベーンレット134は基準点Aと、ベーンレット136は基準点Bと、ベーンレット138は基準点Cと、ベーンレット140は基準点Dと、ベーンレット142は基準点Eと、ベーンレット144は基準点Fと、ベーンレット146は基準点Gと、ベーンレット148は基準点Hと、ベーンレット150は基準点Iと、ベーンレット152は基準点Jと、ベーンレット154は基準点Kと、それぞれ関連付けられている)。基準点A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、およびKは、ベーンレット134〜154の形状、向き、および/または位置が、ベーンレット間で、シュラウド側取り付け面34の周方向16に沿ってどのように変化し得るかを示すために用いられている。
より具体的には、上記したように、周期的な(例えば、対称的な)ベーンレットの配置として見なされるためには、ベーンレット(例えば、基準ベーンレット134)の基準面の2次元領域内に存在する全ての点について、32.73°、65.46°、98.19°、130.92°、163.65°、196.38°、229.11°、261.84°、294.57°、および327.30°(例えば、360.0°を11によって除算したもの(すなわち32.73°)の整数倍)だけ、上記点を回転させることにより、他のベーンレット136、138、140、142、144、146、148、150、152、および154の基準面の2次元領域内に存在する点が与えられる。しかしながら、図示されているように、32.73°、65.46°、98.19°、130.92°、163.65°、196.38°、229.11°、261.84°、294.57°、および327.30°の円弧角だけ回転させた基準点Aに対応する基準点B、C、D、E、F、G、H、I、J、およびKは、他のベーンレット136、138、140、142、144、146、148、150、152、および154の基準面の2次元領域内に全てが存在しているわけではない。例えば、基準点HおよびIは、対応するベーンレット148および150内に存在さえしていない。したがって、ベーンレット134〜154は、ディフューザ24において非周期的構成として配置されている。
理解されるように、ベーンレット134〜154の非周期的構成は、ディフューザ24内の周方向の流れの変動を補償し得る。例えば、スクロール26は、ディフューザ24を通過する流体の流れの方向および/または流速において、周方向における偏りを生じさせ得る。結果的に、本実施形態においては、ベーンレット134〜154の位置、数、および/または向きは、スクロールに引き起こされる流れの変動を形成するように、特に構成され得る。結果として、ベーンレット134〜154の非周期的配置は、図3のディフューザ24を参照して上記に説明した周期的配置よりも効率的となり得る。
図12は、ディフューザ24を、図11の線12−12で切断した子午断面図であり、ディフューザベーンレットの輪郭を示している。図3のディフューザ24と同様に、本ディフューザ24のベーンレット134〜154は、軸方向20に沿って変化する断面形状を有しており、これにより、3次元形状を形成している。ベーンレット134〜154の各々は、シュラウド側取り付け面34からハブ側取り付け面36に向けて、軸方向20に沿って延びている。上記に説明したように、ベーンレット134〜154の軸方向の延在距離または範囲48は、ディフューザ流路32の軸方向範囲46よりも小さい。さらに、図示された例示的ベーンレット134は、シュラウド側取り付け面34から延びているが、代替的な実施形態は、ハブ側取り付け面36から延びるベーンレットを有してもよいことを理解されたい。さらなる実施形態において、ディフューザは、シュラウド側取り付け面34とハブ側取り付け面36の双方から延びるベーンレットを有してもよい。下記の説明では、図11に示すディフューザ24の例示的ベーンレット134の形状について説明するが、他のベーンレット136〜154も同様の形状を有していることを理解されたい。しかしながら、ある実施形態においては、ベーンレット134〜154は、各ベーンレットの周方向位置に基づいて変化してもよい。
図示されているように、範囲48は、ハブ側のベーンレット頂部160と、シュラウド側のベーンレット基部162とによって規定される。下記に詳細に説明するように、ベーンレット134の子午線長さは、領域48に沿って変化するように構成される。子午線長さは、ベーンレット134に沿うある特定の軸方向位置における、前端部156と後端部158との間の距離である。例えば、ベーンレット頂部160の長さ164は、ベーンレット基部162の長さ166から変化してもよい。ベーンレット134のある軸方向位置(すなわち、軸方向20に沿う位置)における子午線長さは、その軸方向位置における流体の流れ特性に基づいて、選択されてもよい。例えば、コンピュータモデリングによって、羽根車12からの流速が、軸方向20において変化することを判断してもよい。したがって、それぞれの軸方向位置における子午線長さは、入射流速に対応して特に選択されてもよい。このようにして、ベーンレット134の効率は、長さがベーンレット134の範囲48に沿って実質一定となっている構成と比べて、向上し得る。さらに、例えば、ベーンレットの近傍に位置決めされたベーン40を有する、図3に示されたディフューザ24のようなディフューザの構成において、それぞれの軸方向位置における子午線長さは、特に、流体の流れと、各ベーンの前端部との間の入射角を小さくするように構成されてもよい。これにより、ディフューザ24の効率を向上させることができる。
さらに、前端部156および/または後端部158の周方向位置(すなわち、周方向16に沿う位置)は、ベーンレット134の範囲48に沿って変化するように構成されてよい。図示されているように、基準線168が、ベーンレット基部162の前端部156から、ベーンレット134のハブ側の軸方向範囲まで延びている。範囲48に沿った前端部156の周方向位置は、可変距離170によって基準線168からオフセットされる。換言すれば、前端部156は、周方向16において一定となっているのではなく、むしろ、可変となっている。この構成は、領域48に沿って、羽根車12とベーンレット134の前端部156との間において可変の距離を形成する。例えば、羽根車12からの流体の流れのコンピュータシミュレーションに基づいて、ある特定の距離170が、領域48に沿う軸方向位置の各々に対して、選択され得る。このようにして、ベーンレット134の効率は、一定の距離170を有する構成と比べて、向上することとなる。また、各軸方向位置における距離170は、特に、近接するベーン40の近傍にて流体の流れの方向を変えるように構成され得る。これにより、流体の流れとベーン40との間の入射角を小さくすることができる。理解されるように、このような構成によって、ベーン40およびベーンレット134〜154の双方を用いるディフューザ24の全体的な効率が向上し得る。本実施形態においては、距離170は、ベーンレット基部162から離隔するにつれて、増加する。代替的な実施形態は、羽根車12に向かう方向に沿って前端部156が基準線168を越えて延在するような構成を含む、他の前端部の形状を用いてもよい。
同様に、後端部158の周方向位置は、ベーンレット134の範囲48に沿って変化してもよい。図示されているように、基準線172は、ベーンレット頂部160の後端部158からシュラウド側取り付け面34に向かって、軸方向20に沿って延びている。範囲48に沿った後端部158の周方向位置は、可変距離174によって基準線172からオフセットされる。換言すれば、後端部158は、周方向16において一定となっているのではなく、むしろ、可変となっている。この構成は、領域48に沿って、羽根車12とベーンレット134の後端部158との間において可変の距離を形成する。例えば、羽根車12からの流体の流れのコンピュータシミュレーションに基づいて、ある特定の距離174が、領域48に沿う軸方向位置の各々に対して、選択され得る。このようにして、ベーンレット134の効率は、一定の距離174を有する構成と比べて、向上することとなる。また、各軸方向位置における距離174は、特に、近接するベーン40の近傍にて流体の流れの方向を変えるように構成され得る。これにより、流体の流れとベーン40との間の入射角を小さくすることができる。理解されるように、このような構成によって、ベーン40およびベーンレット134〜154の双方を用いるディフューザ24の全体的な効率が向上し得る。本実施形態においては、距離174は、ベーン基部162から離隔するにつれて、増加する。代替的な実施形態は、羽根車12から離れる方向に沿って後端部158が基準線172を越えて延在するような構成を含む、他の後端部の形状を用いてもよい。さらなる実施形態において、前端部156および/または後端部158の径方向位置は、ベーンレット134の範囲48に沿って変化してもよい。
図13は、例示的ディフューザベーンレット134を、図12の線13−13から見た平面図である。前述したように、ベーンレット134の輪郭は、軸方向20に沿って変化してもよく、これにより、3次元のベーンレット形状を構成する。具体的には、ベーンレット134のパラメータは、特に、特定の羽根車12から流れてくる3次元の流体の流れと一致するように構成され得る。これにより、流速から流圧へと効率的に変換することができる。例えば、上記に説明したように、ベーンレット134の軸方向位置(すなわち、軸方向20に沿う位置)における子午線長さは、この軸方向位置における流れ特性に基づいて選択され得る。図示されているように、ベーンレット頂部160の長さ164は、羽根車12から流出した、ベーンレット134の頂部160における流れに基づいて選択され得る。
さらに、前端部156および/または後端部158は、各端部の先部において、湾曲形状を有してもよい。具体的には、前端部156の先部は、前端部156の周囲の流れを導くように構成された曲率半径182を有する湾曲形状を含み得る。同様に、後端部158の先部の曲率半径184は、後端部158における演算された流れ特性に基づいて、選択され得る。ある実施形態においては、前端部156の曲率半径182は、後端部158の曲率半径184よりも大きくてもよい。また、代替的な構成においては、前端部156の曲率半径182は、後端部158の曲率半径184よりも小さくてもよい。
ディフューザ24を通過する流体の流れに影響を与える、その他のベーン特性は、ベーンレット134の曲率である。図示されているように、ベーンレット中間領域線186は、前端部156から後端部158まで延びており、ベーンレット輪郭の中心(すなわち、圧力面176と吸引面178との間の中心線)を形成している。ベーンレット中間領域線186は、ベーンレット134の曲線状の輪郭を表している。具体的には、前端部接線188は、前端部156から延び、前端部156においてベーンレット中間領域線186に接している。同様に、後端部接線190は、後端部158から延び、後端部158においてベーンレット中間領域線186に接している。曲線角度192は、接線188と接線190との交差点にて形成されている。図示されているように、ベーンレット134の曲線形状をより大きくすると、角度192もより大きくなる。したがって、角度192は、ベーンレット134の曲率の効果的な計測を提供する。曲線角度192は、羽根車12からの流れ特性に基づいて、動水頭から圧力水頭への効果的な変換を提供するように選択されてもよい。また、曲線角度192は、流体の流れと、ベーン40の前端部との間の入射角を小さくするために、近接するベーン40の近傍にて流体の流れの方向を変えるように構成され得る。理解されるように、このような構成は、ベーン40およびベーンレット134〜154の双方を用いるディフューザ構成の効率を向上させ得る。例えば、曲線角度192は、約0°、約5°、約10°、約15°、約20°、約25°、約30°、またはそれ以上の角度より大きな角度であってもよい。
曲線角度192、前端部156の曲率半径182、後端部158の曲率半径184、および/または長さ164は、ベーンレット134の範囲48に沿って変化し得る。具体的には、上記パラメータの各々は、特に、対応する軸方向位置における演算された流れ特性に基づいて、軸方向の断面領域の各々に対して選択されてもよい。このようにして、3次元ベーンレット134(すなわち、変化する断面形状または輪郭を有するベーンレット134)が構成され、これにより、2次元ベーンレット(すなわち、一定の断面形状を有するベーンレット)と比べて、効率がより向上することとなる。
図14は、例示的ディフューザベーンレットを、図12の線14−14で切断した断面図である。図示されているように、ベーンレット134の輪郭は、図示された領域に相当する軸方向位置における流れ特性と一致するように変化している。例えば、この領域の子午線長さ194は、ベーンレット頂部160の長さ164から変化し得る。同様に、前端部156の曲率半径196、後端部158の曲率半径198、および/または曲線角度200は、図示された領域と図13に示す領域との間で、変化し得る。例えば、前端部156の曲率半径196は、特に、羽根車12からの流体の流れと、前端部156との間の入射角を小さくするように選択されてもよい。前述したように、羽根車12からの流体の流れの角度は、軸方向20に沿って変化し得る。本実施形態は、各軸方向位置(すなわち、軸方向20に沿った位置)において曲率半径196の選択を容易とするので、入射角を、ベーンレット134の領域48に沿って、実質的に小さくする。これにより、前端部156の曲率半径196が、領域48に亘って実質一定となっている構成と比べて、ベーンレット134の効率を向上させることができる。また、羽根車12からの流体の流速は、軸方向20において変化し得るので、曲率半径196および198、長さ194、曲線角度200、または、ベーンレット134の軸方向領域の各々に関する他のパラメータを調整することによって、ディフューザ24全体の効率を向上させるのを容易とすることができる。例えば、ベーン40およびベーンレット134〜154の双方を用いる構成においては、各軸方向領域のパラメータは、特に、近接するベーン40の近傍にて流体の流れの方向を変えるように構成され得る。これにより、流体の流れとベーンの前端部との間の入射角を小さくすることができる。理解されるように、流れをベーン40の角度に適合させることよって、ベーン40の効率を向上させることができ、その結果、ディフューザの効率を全体的に向上させることができる。
図15は、例示的ディフューザベーンレット134を、図12の線15−15で切断した断面図である。図14と同様に、この領域の輪郭は、相当する軸方向位置における流れ特性と適合するように構成されている。特に、この領域は、子午線長さ202を有しており、該長さ202は、図13および図14に示されている領域における長さ164および194から変化し得る。また、前端部156の曲率半径204、後端部158の曲率半径206、および曲線角度208は、この軸方向位置における流れ特性(例えば、流速、入射角等)のために、特に構成されてもよい。前述したように、軸方向に沿ったベーンレット輪郭の変化は、羽根車12からの流れ場に適合するように実質的に構成された3次元ベーンレット134を形成する。結果的に、2次元ベーンレットを用い、且つ、ベーンを用いていない実施形態に比べて、本構成は、ディフューザ効率を向上させることができる。ある実施形態においては、ベーンレット134〜154は、流体の流れと、ベーン40の前端部52との間の入射角を小さくするために、羽根車12からの流れの方向を変えるように構成されてもよい。これにより、ディフューザ効率を向上させることができる。
図16は、さらなる他の実施形態に係るディフューザを軸方向から見た図であり、ベーンレットは、非周期的構成として配置されるとともに、軸方向に沿って一定となる輪郭を有している。ベーンレット輪郭が軸方向に沿って変化しないので、ここに図示されているベーンレットは、2次元的であると見なされ得る。図示されているように、本実施形態は、3次元形状を有するベーン40を用いている。しかしながら、代替的な実施形態は、2次元ベーン、または2次元ベーンと3次元ベーンの組み合わせを備えてもよい。上記した3次元ベーンレットと同様に、本実施形態の2次元ベーンレットは、羽根車12からの流体の流れの方向を変えるように構成されている。これにより、流体の流れと近傍のベーン40の前端部との間の入射角を小さくすることができる。前述したように、各ベーン40に関連する入射角を小さくすることによって、ディフューザ24の全体的な効率を向上させることができる。
図11を参照して上記に説明した非周期的構成と同様に、本ディフューザ24は、ベーンレット210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、および230を有し、これらベーンレットは、周方向16に沿って非周期的(例えば、非対称的)パターンで配置されている。前述したように、上記した周方向に対称となる配置要求を満たさない、いずれのベーンレットの組も、非周期的と考えられる。図16に示されている非周期的(例えば、非対称的)パターンの特性を説明するために、基準点L、M、N、O、P、Q、R、S、T、U、およびVが、シュラウド側取り付け面34の周囲に亘って、周方向位置に等間隔に配置されている。図示されているように、ディフューザ24は、11個のベーンレット210〜230を有する。したがって、基準点L、M、N、O、P、Q、R、S、T、U、およびVは、32.73°(例えば、360.0°を11によって除算したもの)の円弧角φで、等間隔で離隔している。
ベーンレット210、212、214、216、218、220、222、224、226、228、および230の各々は、概して、基準点L、M、N、O、P、Q、R、S、T、U、およびVのうちの1つと関連付けられている(例えば、ベーンレット210は基準点Lと、ベーンレット212は基準点Mと、ベーンレット214は基準点Nと、ベーンレット216は基準点Oと、ベーンレット218は基準点Pと、ベーンレット220は基準点Qと、ベーンレット222は基準点Rと、ベーンレット224は基準点Sと、ベーンレット226は基準点Tと、ベーンレット228は基準点Uと、ベーンレット230は基準点Vと、それぞれ関連付けられている)。基準点L、M、N、O、P、Q、R、S、T、U、およびVは、ベーンレット210〜230の形状、向き、および/または位置が、ベーンレット間で、シュラウド側取り付け面34の周方向16に沿ってどのように変化し得るかを示すために用いられている。
より具体的には、上記したように、周期的な(例えば、対称な)ベーンレットの配置として見なされるためには、ベーンレット(例えば、基準ベーンレット210)の基準面の2次元領域内に存在する全ての点について、32.73°、65.46°、98.19°、130.92°、163.65°、196.38°、229.11°、261.84°、294.57°、および327.30°(例えば、360.0°を11によって除算したもの(すなわち32.73°)の整数倍)だけ、上記点を回転させることにより、他のベーンレット212、214、216、218、220、222、224、226、228、および230の基準面の2次元領域内に存在する点が与えられる。しかしながら、図示されているように、32.73°、65.46°、98.19°、130.92°、163.65°、196.38°、229.11°、261.84°、294.57°、および327.30°の円弧角だけ回転させた基準点Aに対応する基準点M、N、O、P、Q、R、S、T、U、およびVは、他のベーンレット212、214、216、218、220、222、224、226、228、および230の基準面の2次元領域内に全てが存在しているわけではない。例えば、基準点Vは、対応するベーンレット230内に存在さえしていない。
図17は、ディフューザを、図16の線17−17で切断した子午断面図であり、ディフューザベーンレットの輪郭を示している。図11のディフューザ24とは対照的に、本ディフューザ24のベーンレット210〜230は、軸方向20に沿って一定となっている断面形状を有しており、これにより、2次元形状を形成している。3次元形状を形成している。ベーンレット210〜230の各々は、シュラウド側取り付け面34からハブ側取り付け面36に向けて、軸方向20に沿って延びている。上記に説明したように、ベーンレット210〜230の軸方向の延在距離または範囲48は、ディフューザ流路32の軸方向範囲46よりも小さい。さらに、図示された例示的ベーンレット210は、シュラウド側取り付け面34から延びているが、代替的な実施形態は、ハブ側取り付け面36から延びるベーンレットを有してもよいことを理解されたい。さらなる実施形態において、ディフューザは、シュラウド側取り付け面34とハブ側取り付け面36の双方から延びるベーンレットを有してもよい。下記の説明では、図16に示すディフューザ24の例示的ベーンレット210の形状について説明するが、他のベーンレット212〜230も同様の形状を有していることを理解されたい。しかしながら、ある構成においては、ベーンレット210〜230は、各ベーンレットの周方向位置に基づいて変化してもよい。
図示されているように、範囲48は、ハブ側のベーンレット頂部236と、シュラウド側のベーンレット基部238とによって規定される。下記に詳細に説明するように、このベーンレットは2次元であるので、ベーンレット210の子午線長さは、領域48に沿って不変である。子午線長さは、ベーンレット210に沿うある特定の軸方向位置における、前端部232と後端部234との間の距離である。本実施形態においては、ベーンレット210の長さは一定である。例えば、ベーンレット頂部236の子午線長さ240は、ベーンレット基部238の子午線長さ242と、実質同じである。
さらに、前端部232および/または後端部234の周方向位置(すなわち、周方向16に沿う位置)は、ベーンレット210の範囲48に沿って変化するように構成されてよい。図示されているように、基準線244が、ベーンレット基部238から、ベーンレット210のハブ側の軸方向範囲まで延びている。範囲48に沿った前端部232の周方向位置は、一定距離246によって基準線244からオフセットされる。同様に、後端部234の周方向位置は、ベーンレット210の範囲48に沿って不変である。図示されているように、基準線248は、ベーンレット頂部236からシュラウド側取り付け面34に向かって、軸方向20に沿って延びている。範囲48に沿った後端部234の周方向位置は、一定距離250によって基準線248からオフセットされる。長さ、および、前端部232と後端部234の周方向位置は、実質一定であるので、ベーンレットの製造に関連する設計および製造のコストは、上記した3次元構成よりも低く抑えられ得る。さらに、このような2次元ベーンレット210〜230は、隣接するベーン40の近傍における流体の流れの方向を変えることによって、ディフューザ効率を向上させ得る。これにより、ベーン40と流体流れとの間の入射角を小さくすることができる。
図18は、例示的ディフューザベーンレット210を、図17の線18−18から見た平面図である。前述したように、ベーンレット210の輪郭は、軸方向20に沿って一定となっており、これにより、2次元のベーンレット形状を構成する。例えば、上記に説明したように、子午線長さは、ベーンレット210の軸方向位置(すなわち、軸方向20に沿う位置)の各々において、同じである。図示されているように、前端部232および/または後端部234は、各端部の先部において、湾曲形状を有してもよい。具体的には、前端部232の先部は、前端部232の周囲の流体の流れを導くように構成された曲率半径256を有する湾曲形状を含み得る。同様に、後端部234の先部の曲率半径258は、後端部234における演算された流れ特性に基づいて、選択され得る。ある構成においては、前端部232の曲率半径256は、後端部234の曲率半径258よりも大きくてもよい。また、代替的な構成においては、前端部232の曲率半径256は、後端部234の曲率半径258よりも小さくてもよい。
ディフューザ24を通過する流体の流れに影響を与え得る、その他のベーン特性は、ベーンレット210の曲率である。図示されているように、ベーンレット中間領域線260は、前端部232から後端部234まで延びており、ベーンレット輪郭の中心(すなわち、圧力面252と吸引面254との間の中心線)を形成している。ベーンレット中間領域線260は、ベーンレット210の曲線輪郭を示している。具体的には、前端部接線262は、前端部232から延び、前端部232においてベーンレット中間領域線260に接している。同様に、後端部接線264は、後端部232から延び、後端部234においてベーンレット中間領域線260に接している。曲線角度266は、接線262と接線264との交差点にて形成されている。図示されているように、ベーンレット210の曲線形状をより大きくすると、角度266もより大きくなる。したがって、角度266は、ベーンレット210の曲率の効果的な計測を提供する。曲線角度266は、羽根車12からの流れ特性に基づいて、動水頭から圧力水頭への効果的な変換を提供するように選択されてもよい。また、曲線角度266は、流体の流れと、ベーン40の前端部との間の入射角を小さくするために、近接するベーン40の近傍にて流体の流れの方向を変えるように構成され得る。理解されるように、このような構成は、ディフューザ24の効率を向上させ得る。例えば、曲線角度266は、約0°、約5°、約10°、約15°、約20°、約25°、約30°、またはそれ以上の角度より大きな角度であってもよい。
曲線角度266、前端部232の曲率半径256、後端部234の曲率半径258、および長さ240は、ベーンレット210の範囲48に沿って一定となっている。このようにして、2次元ベーンレット210(すなわち、一定の断面形状または輪郭を有するベーンレット210)が構成され、これにより、ベーンレットを備えないディフューザ構造と比べて、効率がより向上することとなる。前述したように、2次元ベーンレット構造は、ディフューザ効率を向上させつつ、ディフューザの設計および製造に掛かるコストを低減することができる。
図19は、例示的ディフューザベーンレットを、図17の線19−19で切断した断面図である。図示されているように、ベーンレット210の輪郭は、図18に示されている輪郭と実質同じである。例えば、この領域の子午線長さ268は、ベーンレット頂部236の長さ240と同じである。同様に、前端部232の曲率半径270、後端部234の曲率半径272、および曲線角度274は、図19に示す領域と、図18に示す領域との間で不変である。ベーンレット210の輪郭は、軸方向に沿って実質同じであるので、ベーンレット210は、2次元形状を有する。その結果、ベーンレット210〜230は、3次元ベーンレット構造よりも、設計および製造するためのコストを低減することができる。
理解されるように、上記したベーンレットは、様々なディフューザ構造において用いられ得る。例えば、図3を参照して説明されたディフューザ24は、周期的な3次元ベーンと、周期的な3次元ベーンレットとを備える。また、図11を参照して説明されたディフューザ24は、非周期的な3次元ベーンレットを備える一方、ベーンを備えていない。さらに、図16を参照して説明されたディフューザ24は、周期的な3次元ベーンと、非周期的な2次元ベーンレットとを備える。理解されるように、ベーンとベーンレットの他の組み合わせが、他の実施形態において用いられ得る。例えば、ある実施形態は、非周期的な2次元ベーンレットを備える一方、ベーンを備えていなくてもよい。さらなる実施形態は、非周期的な2次元ベーンレットと、2次元ベーン(周期的または非周期的)を備えてもよい。さらなる実施形態は、2次元ベーン(周期的または非周期的)と、3次元ベーンレット(周期的または非周期的)とを備えてもよい。ベーンとベーンレットの可能性のある他の組み合わせが、代替的な実施形態において用いられ得る。
本発明は、種々の修正と代替形状を許容するものであり、特定の実施形態は、図面に一例として示され、本稿にて詳細に説明されている。しかしながら、本発明は、開示された特定の形態に限定されるものではないことを理解されたい。むしろ、本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義されている本発明の概念および範囲内に存在する、全ての修正物、同等物、および代替物を包含するべきものである。

Claims (16)

  1. 軸方向について互いに対向する側を規定する、第1の面および第2の面を含む流路と、
    前記流路の前記第1の面から前記第2の面まで延びる複数のベーンと、
    前記第1の面から前記第2の面に向けて軸方向に延びる複数のベーンレットと、を有し、
    前記ベーンの各々の第1の輪郭は、軸方向に沿って変化し、
    前記ベーンレットの各々の第1の軸方向範囲は、前記流路の第2の軸方向範囲よりも小さく、
    前記複数のベーンレットは、前記流路の周囲に亘って非周期的パターンを形成する、遠心圧縮機のディフューザを備え、
    前記非周期的パターンは、前記非対称な形状を有し、
    前記非対称な形状は、第1のベーンレットと第2のベーンレットとの間における、子午 線長さの変化、曲線角度の変化、周方向軸に対する向き角度の変化、またはそれらの組み 合わせを含む、
    システム。
  2. 前記非周期的パターンは、さらに、非対称な向きを有し、
    前記非対称な向きは、第1のベーンレットと第2のベーンレットとの間における、径方向位置の変化、等間隔に離隔した基準点に対する周方向位置の変化、またはそれらの組み合わせを含む、請求項に記載のシステム。
  3. 前記ベーンレットの各々の第1の軸方向範囲は、前記流路の第2の軸方向範囲の約25%よりも小さい、請求項に記載のシステム。
  4. 前記ベーンレットの各々の第2の輪郭は、軸方向に沿って変化する、請求項に記載のシステム。
  5. 前記第1の面は、シュラウド側取り付け面を有する、請求項に記載のシステム。
  6. 前記ベーンレットの各々の第1の軸方向範囲は、前記流路の第2の軸方向範囲の約25%よりも小さい、請求項に記載のシステム。
  7. 前記ベーンレットの各々の第2の輪郭は、軸方向に沿って変化し、且つ、前記複数のベーンレットは、前記流路の周囲に亘って非周期的パターンを形成する、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記ベーンレットの各々の、前端部の第1の曲率半径、後端部の第2の曲率半径、曲線角度、子午線長さ、またはそれらの組み合わせは、軸方向に沿って変化する、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記ベーンレットの第1の総数は、前記ベーンの第2の総数に等しい、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記ベーンレットの各々は、互いに隣接する前記ベーンのそれぞれの組の間に周方向に配置されている、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記複数のベーンレットの少なくとも一部は、流体の流れと、少なくとも1つの前記ベーンの前端部との間の入射角を小さくするために、少なくとも1つの前記ベーンの近傍の流体の流れを変えるように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記遠心圧縮機のディフューザを有する遠心圧縮機を備える、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記遠心圧縮機のディフューザのベーンレットの前記第1の軸方向範囲は、前記流路の第2の軸方向範囲の約25%よりも小さい、請求項に記載のシステム。
  14. 前記遠心圧縮機のディフューザのベーンレットの、前端部の第1の曲率半径、後端部の第2の曲率半径、曲線角度、子午線長さ、またはこれらの組み合わせは、軸方向に沿って変化する、請求項に記載のシステム。
  15. 前記流路の周りに環状配列として配置された複数のベーンレットを有する、遠心圧縮機のディフューザを備える、請求項に記載のシステム。
  16. 前記複数のベーンレットは、流路の周囲に亘って非周期的パターンを形成する、請求項 15に記載のシステム。
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