JP5725988B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学ファインダを通して観察される被写界像に対してマークや文字等のファインダ内情報を重畳させて表示する、いわゆるスーパーインポーズ表示機能を有する撮像装置に関する。
上記のような撮像装置には、撮影光学系からの光によって光学像(被写体像)が形成される焦点板の近傍に、該被写体像に対してファインダ内情報をスーパーインポーズ表示するための液晶表示素子をファインダ内表示素子として配置したものがある。ファインダ内表示素子においては、透明電極によりファインダ内情報に対応した表示パターンが形成されている。表示パターンに対する電圧の印加/遮断を切り換えることで、表示パターンに対向する液晶領域の非透過(拡散)/透過、つまりはファインダ内情報の表示/非表示(表示のON/OFF)を切り換えることができる。
また、上記のような光学ファインダを有する撮像装置には、焦点板からの光を用いて該焦点板上に形成された被写界像の輝度や色等の情報(以下、被写界情報という)を測定し、該被写界情報を用いて露出演算を行うものがある。このような撮像装置にファインダ内表示素子が設けられると、被写界像だけでなくスーパーインポーズ表示中のファインダ内情報までも被写界情報の測定対象として取り込まれることになり、真に必要な被写界情報の測定の妨げとなる可能性がある。
特許文献1には、被写界情報の測定開始に応答してファインダ内表示素子によるファインダ内情報の表示を消す(OFFする)ことにより、ファインダ内情報が被写界情報の測定を妨げないようにした撮像装置が開示されている。
特開平04−308825号公報
しかしながら、一般的な液晶表示素子における液晶の応答速度は、温度環境が低温になるほど遅くなる。例えば、液晶が光を拡散する状態から透過させる状態に変化する、いわゆる立ち上り時間は、常温(摂氏25℃)では数十mSであるが、−10℃では数百mSと大幅に遅く(長く)なる。液晶が透過状態から非透過状態に変化する、いわゆる立ち下り時間についても同様である。
このため、特許文献1のように通常の液晶表示素子をファインダ内表示素子として用いた撮像装置では、以下のような問題がある。被写界情報の測定を行う時間(例えば10mS)の間に液晶表示素子の表示を一旦OFFし、再度ONする制御を行う場合、液晶の応答速度が速い常温下では該測定への影響はほとんどない。ところが、液晶の応答速度が遅い−10℃等の低温下では、被写界情報の測定が行われる10mSの間に液晶が非透過状態から十分に透過状態に変化しない(ほぼ非透過状態のままである)ので、正しい被写界情報の測定ができない。
本発明は、温度環境にかかわらず、ファインダ内情報の良好なスーパーインポーズ表示と被写界情報の正確な測定とを両立させることができるようにした撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮影光学系からの光により焦点板上に形成された被写界像の観察を可能とするファインダ光学系と、ファインダ光学系の少なくとも一部を介して焦点板から入射した光を用いて被写界像に関する測定を行う測定手段と、焦点板を通ってファインダ光学系に向かう光路中に配置され、被写界像に重畳されてファインダ光学系を通して観察されるファインダ内情報を表示する液晶表示素子と、測定手段によって測定が開始されるタイミングよりも前の非表示制御タイミングにて液晶表示素子を表示状態から非表示状態に向かわせるための非表示制御を開始し、該測定が終了するタイミングよりも前の表示制御タイミングにて液晶表示素子を非表示状態から表示状態に向かわせるための表示制御を開始する制御手段と、温度を検出する温度検出手段とを有する。そして、制御手段は、温度検出手段による検出温度が所定温度よりも低い場合は、検出温度が所定温度よりも高い場合に比べて、非表示制御タイミングおよび表示制御タイミングのうち少なくとも一方を早くすることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての制御方法は、撮影光学系からの光により焦点板上に形成された被写界像の観察を可能とするファインダ光学系と、ファインダ光学系の少なくとも一部を介して焦点板から入射した光を用いて被写界像に関する測定を行う測定手段と、焦点板を通ってファインダ光学系に向かう光路中に配置され、被写界像に重畳されてファインダ光学系を通して観察されるファインダ内情報を表示する液晶表示素子と、温度を検出する温度検出手段とを有する撮像装置に適用される。該制御方法は、測定手段によって測定が開始されるタイミングよりも前の非表示制御タイミングにて液晶表示素子を表示状態から非表示状態に向かわせるための非表示制御を開始するステップと、測定が終了するタイミングよりも前の表示制御タイミングにて液晶表示素子を非表示状態から表示状態に向かわせるための表示制御を開始するステップとを有する。そして、温度検出手段による検出温度が所定温度よりも低い場合は、検出温度が前記所定温度よりも高い場合に比べて、非表示制御タイミングおよび表示制御タイミングのうち少なくとも一方を早くすることを特徴とする。
本発明では、検出温度が所定温度よりも低い場合は高い場合に比べて液晶表示素子の非表示制御や表示制御のタイミングを早くする。これにより、温度環境にかかわらず、ファインダ内情報の良好なスーパーインポーズ表示を行うことができ、また被写界情報の正確な測定をも行うことができる。
本発明の実施例でのカメラにおける連続測光中の液晶駆動タイミングを説明するタイミングチャート。 実施例のカメラにおける連続撮影中の液晶駆タイミングを説明するタイミングチャート。 実施例のカメラの光学的構成を示すブロック図。 実施例のカメラの電気的構成を示すブロック図。 実施例のカメラにおけるファインダ視野を示す図。 実施例のカメラにおける撮影シーケンスを示すフローチャート。 実施例のカメラにおける液晶駆動シーケンスを示すフローチャート。 実施例のカメラに用いられるPN液晶表示素子の動作原理を説明する図。 上記PN液晶表示素子の液晶応答性と透過率の変化を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図3には、本発明の実施例である撮像装置としての一眼レフデジタルカメラ(以下、単にカメラという)を含むカメラシステムの構成を示している。同図において、100はカメラであり、105が該カメラ100に取り外し可能(交換可能)に装着される交換レンズである。交換レンズ105内には、複数のレンズや絞り等を含む撮影光学系105aが収容されている。131は撮影光学系105aに含まれるフォーカスレンズを光軸方向に移動させるフォーカスアクチュエータである。
カメラ100において、101はCPU等により構成されるカメラコントローラ(制御手段)であり、カメラ100および交換レンズ105の動作を制御する。106はCCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子により構成される撮像素子であり、撮影光学系105aにより形成された被写界の光学像である被写界像を光電変換する。後述する画像処理部は、撮像素子106からの出力信号に対して各種画像処理を行って表示用画像(電子ビューファインダ画像)や記録用画像を含む撮影画像(画像データ)を生成する。
128はピント板(焦点板)であり、撮影光学系105aの撮像素子側の結像面と等価な光学ファインダ側の結像面に配置されている。126はハーフミラーにより構成される主ミラーであり、撮影光学系105aから撮像素子106に向かう撮影光路に対して進退(すなわち、ダウン位置とアップ位置への移動)が可能である。撮影光学系105aからの光の一部は、ダウン位置にある主ミラー126で反射して、撮像素子106上に形成する被写界像と等価な被写界像をピント板128上(焦点板上)に形成する。
ピント板128上に被写界像を形成した光は、ペンタプリズム127にて複数回反射された後、接眼レンズ121を通ってユーザの眼に到達する。ペンタプリズム127および接眼レンズ121は、ファインダ光学系を構成する。このTTL方式の光学ファインダは、ユーザに、ファインダ光学系を通したピント板128上の被写界像の観察を可能とする。光学ファインダにより観察可能な視野を、以下、ファインダ視野という。
一方、撮影光学系105aからの光のうち主ミラー126を透過した光は、主ミラー126の背後に配置されたサブミラー122で反射して、焦点検出ユニット119に導かれる。焦点検出ユニット119は、後述する焦点検出領域ごとに、入射光に一対の被写界像を形成させる二次結像レンズと、該一対の被写界像を光電変換して一対の像信号を出力する一対のラインセンサとを有する。カメラコントローラ101は、一対の像信号の位相差を演算して撮影光学系105aの焦点状態を検出する位相差検出方式による焦点検出を行う。さらに、カメラコントローラ101は、該焦点状態(デフォーカス量)に基づいてフォーカスレンズを合焦位置に移動させる。これにより、位相差検出方式によるオートフォーカス(AF)が行われる。
129は測光レンズであり、130はシリコンフォトダイオードにより構成される二次元受光センサとしての測光センサである。測光レンズ129は、ファインダ光学系の少なくとも一部(例えば、本実施例ではペンタプリズム127)を介してピント板128から入射した光に、測光センサ130上にて測光用被写界像を形成させる。測光センサ130は、撮影範囲にほぼ対応するファインダ視野を複数(例えば、縦3×横5)に分割して設定した測光領域ごとに測光用被写界像の輝度を検出する。そして、該被写界輝度を示すアナログ信号を、後述する測光制御部を通じてカメラコントローラ101に出力する。このようにして、被写界に関する測定である測光が行われる。測光センサ130およびカメラコントローラ101により測定手段が構成される。
なお、本実施例では、被写界に関する測定の例として測光を挙げたが、他の測定として被写界の色の測定(測色)を行ってもよい。
また、測光センサ130の回路部には、温度センサ130aが内蔵されている。該温度センサ130aは、カメラ100の内部温度(特に、光学ファインダ付近の温度)を検出する。温度センサ130aは、測光制御部を通じて、検出した内部温度を示すアナログ信号をカメラコントローラ101に出力する。温度センサ130aおよびカメラコントローラ101により温度検出手段が構成される。
112はファインダ内表示素子であり、高分子分散液晶(以下、PN液晶という)を用いた液晶表示素子(以下、PN液晶パネルともいう)により構成されて、ピント板128とペンタプリズム127との間に配置されている。言い換えれば、ファインダ内表示素子112は、ピント板128を通ってファインダ光学系に向かうファインダ光路中に配置されている。ファインダ内表示素子112は、ピント板128上に形成された被写界像に重畳されてファインダ光学系を通して観察されるファインダ内情報を表示する。ファインダ内情報としては、ファインダ視野内に複数設けられる焦点検出領域や測光領域を示すマークや、被写界像中の人物の顔等の特定被写体を囲む枠、その他、文字や記号等、様々なものを含む。
なお、ファインダ内表示素子112は必ずしもピント板128とペンタプリズム127との間に配置されている必要はなく、ピント板128よりも主ミラー126に近い位置であってもよいし、ペンタプリズム127の射出面の付近であってもよい。
PN液晶パネルは、表示用液晶パネルとして広く用いられているTN液晶パネルよりも透過状態での透過率が高いことから、カメラのファインダ内表示素子として用いられる。PN液晶パネルにより構成されたファインダ内表示素子112は、例えば、焦点検出ユニット119による焦点検出が行われる前は透過状態(非表示状態)とされている。そして、複数の焦点検出領域のうちいずれか1又は2以上の焦点検出領域で焦点検出が行われ、その結果に基づくAFによりカメラコントローラ101が特定の焦点検出領域で合焦状態が得られたと判定する。このとき、カメラコントローラ101は、ファインダ内表示素子112のうち、該特定焦点検出領域に対応した表示キャラクタ部を形成する液晶領域のみを非透過状態(拡散状態)、すなわち表示状態として該表示キャラクタ部を視認可能とする。これにより、ユーザに被写界のうちピントが合った領域を認識させることができる。
また、測光センサ130を通じて測定された被写界輝度が所定値以下と判定したカメラコントローラ101は、ファインダ内表示素子112の前側に配置された発光素子であるLED123を発光させる。LED123からの光は、導光プリズム124を介してファインダ内表示素子112に照射される。これにより、ファインダ内表示素子112における非透過状態となっている表示キャラクタ部のみがユーザには光って見え、被写界が暗い場合でもピントが合った領域を明確に表示することができる。
図8を用いて、PN液晶パネル(ファインダ内表示素子112)の動作原理について説明する。PN液晶パネルは、上下2枚の板ガラス112a,112bとその間に封止された不図示の液晶層とにより構成される。2枚の板ガラス112a,112bにおける液晶層に対向する面には、ITO(透明電極)による電極パターン(以下、単に電極という)が形成されている。下側の板ガラス112bの液晶層側の面には、表示キャラクタ部に対応する電極L2と他の電極L1とがパターニングされている。一方、上側の板ガラス112aの液晶層側の面の全体にはCOM電極がパターニングされている。COM電極と電極L1,L2との間に電圧を加えることで、液晶層における表示キャラクタ部に対向する液晶領域の透過/非透過を切り替えることが可能となる。
PN液晶は、電圧を印加しないと液晶内部の材料の屈折率が様々に異なるためにここに入射した光を散乱し、外観上は非透過(不透明)の状態となる。PN液晶に電圧を印加すると、液晶内部の材料の屈折率が一様となり、外観上、透過(透明)の状態となる。
したがって、通常はCOM電極と電極L1,2電極間には電圧を印加(通電ON)して透明な状態にし、ファインダを覗くユーザに表示キャラクタ部を見せないようにしている。これにより、光学ファインダを通じて被写界をクリアに観察することが可能となる。
オートフォーカスによって撮影光学系105aが合焦状態となると、合焦状態が得られた特定焦点検出領域に対して設けられた表示キャラクタ部の電極L2への通電を遮断(OFF)することで、該表示キャラクタ部のみが不透明(黒)となる。これにより、ファインダ視野のうち不透明となって視認可能となった表示キャラクタ部が示す領域においてピントが合ったことをユーザに知らせることができる。
図5には、ファインダ視野内での表示の例を示している。ファインダ視野内には、焦点検出ユニット119によって焦点検出が可能な15個の焦点検出領域F11〜F35に対応してファインダ内表示素子112上に設けられた表示キャラクタ部が配置されている。なお、図中に破線で示した表示キャラクタ部は透過状態(非表示状態)にあることを示しており、実際には観察されない。
焦点検出とAFが行われ、15個の焦点検出領域のうち特定焦点検出領域にて撮影光学系105aの合焦状態が得られると、該特定焦点検出領域に対応した表示キャラクタ部が非透過状態(表示状態)となる。これにより、該表示キャラクタ部の矩形枠とその中の点が黒く表示される。中央の黒い点は、AFが完了したことを示す。
図5には、焦点検出領域F12,F13,F23,F33に対応する表示キャラクタ部が黒く表示されている状態を示している。実際に焦点検出とAFが行われた特定焦点検出領域はF23であるが、該特定焦点検出領域F23での被写体距離と等価な被写体距離の(つまりは合焦状態が得られている)他の焦点検出領域F12,F13,F33の表示キャラクタ部も黒く表示されている。ここにいう等価な被写体距離とは、焦点深度内に含まれるという意味である。
なお、このように特定焦点検出領域だけでなく特定焦点検出領域での被写体距離と等価な被写体距離の焦点検出領域の表示キャラクタ部も黒く表示されるのは、カメラコントローラ101が所定のアルゴリズムに従って特定焦点検出領域を選択した場合である。一方、特定焦点検出領域をユーザが選択することも可能であり、この場合は、特定焦点検出領域の表示キャラクタ部のみが黒く表示される。
また、図5中の15個の焦点検出領域F11〜F35はそれぞれ、測光センサ130にて15個設定された測光領域S11〜S35に含まれている。なお、図5中に破線で示す測光領域は、実際には観察されない。
さらに、ファインダ視野の下方には、シャッタスピード、撮影光学系105aの絞り値および撮影可能画像数等の撮影情報を表示する撮影情報内部表示部115が設けられている。
図3において、ユーザが後述するレリーズボタン(レリーズスイッチ)を全押し操作すると、主ミラー126は撮影光路外に退避する。一方、撮影光学系105aによって集光された被写界からの光(被写界像)は、フォーカルプレーンシャッタ133にてその光量が制御され、撮像素子106によって光電変換される。そして、画像処理部は、撮像素子106からの出力信号を処理して撮影画像を生成し、これを記録メディアに記録したり背面モニタである外部表示部113に表示したりする。
図4には、本実施例のカメラ100の電気的構成を示している。101は図3にも示したカメラコントローラ(CPU)であり、その内部には不揮発性メモリであるEEPROM101aが構成されている。また、カメラコントローラ101には、制御プログラムを記憶しているROM102の他、RAM103、データ格納部104、画像処理部108、表示制御部111、レリーズスイッチ114および電源供給用のDC/DCコンバータ117が接続されている。画像処理部108には、撮像素子制御部107が接続されている。
表示制御部111には、TFTカラー液晶パネル等により構成される背面モニタ(外部表示部)113と、前述した撮影情報内部表示部115と、ファインダ内表示素子(PN液晶パネル)112とが接続されており、表示制御部111はこれらの駆動を行う。カメラコントローラ101は、表示制御部111を通じて、ファインダ内表示素子112の表示キャラクタ部の非表示制御(表示OFF制御)と表示制御(表示ON制御)を行う。
LED制御部125は、カメラコントローラ101の指示を受けてファインダ内表示素子112を照明するためのLED123の明るさを制御する。また、DC/DCコンバータ117には電池116から電源が供給されている。
カメラコントローラ101は、ROM102内の制御プログラムに従って各種制御を行う。具体的には、画像処理部108から出力された撮影画像を読み込んでRAM103に転送する処理や、RAM103からLCD制御部111にデータを転送する処理や、画像データをJPEG圧縮してファイル形式でデータ格納部104に格納する処理を制御する。さらに、カメラコントローラ101は、撮像素子106、撮像素子制御部107、画像処理部108およびLCD制御部111に対してデータ取り込み画素数やデジタル画像処理の変更を指示する。
119Aは前述した焦点検出ユニット119に設けられた一対のラインセンサを含む焦点検出制御部である。焦点検出制御部119Aは、一対のラインセンサから得られた一対の像信号をA/D変換してカメラコントローラ101に送る。カメラコントローラ101は、焦点検出制御部119におけるラインセンサの電荷蓄積時間とAGC(オートゲインコントロール)の制御を行う。また、カメラコントローラ101は、前述したように一対の像信号の位相差を演算して撮影光学系105aのデフォーカス量を求め、該デフォーカス量に基づいてフォーカスレンズの合焦位置(移動量)を算出する。そして、カメラコントローラ101は、図3に示したフォーカスアクチュエータ131を駆動してフォーカスレンズを合焦位置に移動させる。これにより、AFによる合焦状態が得られる。
また、カメラコントローラ101は、レリーズスイッチ114の操作に伴う撮影動作や、各部への電源供給を制御する。
RAM103は、画像展開エリア103a、ワークエリア103b、VRAM103cおよび一時退避エリア103dを備えている。画像展開エリア103aは、画像処理部108から送られてきた撮影画像(YUVデジタル信号)やデータ格納部104から読み出されたJPEG圧縮画像データを一時的に格納するためのテンポラリバッファとして用いられる。また、画像展開エリア103aは、画像の圧縮処理や解凍処理のための画像専用ワークエリアとしても使用される。
ワークエリア103bは、各種プログラムを実行するためのワークエリアである。VRAM103cは、背面モニタ113に表示する表示データを格納するVRAMとして使用される。また、一時退避エリア103dは、各種データを一時退避させるためのエリアである。
データ格納部104は、CPU101によりJPEG圧縮された撮影画像のデータや、アプリケーションによって参照される各種付属データ等をファイル形式で格納しておくためのフラッシュメモリである。
撮像素子制御部107は、撮像素子106に対して転送クロック信号やシャッタ信号を供給するためのタイミングジェネレータと、撮像素子106からの出力信号のノイズ除去やゲイン処理を行うための回路を含む。また、撮像素子制御部107は、撮像素子106から出力されたアナログ信号である撮像信号を10ビットデジタル信号に変換するためのA/D変換回路や、カメラコントローラ101からの解像度変換指示に従って画素間引き処理を行うための回路等も含む。
また、画像処理部108は、撮像素子制御部107から出力された10ビットデジタル信号に対してガンマ変換、色空間変換、ホワイトバランス、AEおよびフラッシュ補正等の画像処理を行う。これにより、YUV(4:2:2)フォーマットの8ビットデジタル信号である撮影画像データを出力する。撮影光学系105a、撮像素子106、撮像素子制御部107および画像処理部108により撮像系が構成される。
表示制御部111は、画像処理部108から転送されたYUVデジタル画像データやデータ格納部104の画像ファイルに対してJPEGの解凍を行ったYUVデジタル画像データを受け取り、RGBデジタル信号に変換する。そして、該RGBデジタル信号により表される画像を背面モニタ113に出力する。
レリーズスイッチ114は、不図示のレリーズボタンを介して第1ストローク操作(半押し操作)されることでオンになる第1のスイッチ(SW1)と、第2ストローク操作(全押し操作)されることでオンになる第2のスイッチ(SW2)とを含む。第1のスイッチのオンにより、測光やオートフォーカス等の撮影準備動作が行われ、第2のスイッチのオンにより、記録用画像の生成である撮影動作が行われる。
測光制御部132は、カメラコントローラ101の指示に従って、測光センサ130を駆動し、測光センサ130から出力されたアナログ信号をカメラコントローラ101に送る。カメラコントローラ101は、後述するように、該アナログ信号を用いて被写界輝度情報を生成し、さらに該被写界輝度情報に基づいて露出値であるシャッタスピードおよび絞り値を設定する。
測光センサ130およびカメラコントローラ101により行われる測光動作は、以下の通りである。測光センサ130は、分割された15個の測光領域においてそれぞれ検出した被写界輝度を示すアナログ信号を、測光制御部132を通じてカメラコントローラ101に出力する。カメラコントローラ101は、該アナログ信号をA/D変換してデジタル信号を生成する。そして、該デジタル信号に対して、撮影光学系105aの明るさを示すFナンバーに関する補正、測光センサ出力のばらつきに関する補正(レベル/ゲインの調整)、さらに撮影光学系105aの光学特性に応じた測光補正を行い、最終的な被写界輝度情報を得る。この被写界輝度情報は、被写界に関する測定により得られた被写界情報である。カメラコントローラ101は、このようにして得られた被写界輝度情報に基づいて露出演算を行い、前述したようにシャッタスピードおよび絞り値を設定する。
また、前述したように、測光センサ130は温度センサ130aを内蔵している。カメラコントローラ101は、温度センサ130aから出力されたアナログ信号を測光制御部132を通じて得て、該アナログ信号をA/D変換してデジタル信号としての温度情報を生成する。
電池116は、リチャージャブルな2次電池あるいは乾電池である。DC/DCコンバータ117は、電池116から供給された電源の昇圧やレギュレーションを行って複数の電源を作り出し、カメラコントローラ101その他の各部に必要な電源を供給する。DC/DCコンバータ117は、カメラコントローラ101からの制御信号118により各部への電源供給の開始、停止を制御できる。
次に、図6のフローチャートを用いて、本実施例のカメラで行われる処理(制御方法)について説明する。主としてコンピュータとしてのカメラコントローラ101が、その内部メモリに格納されたコンピュータプログラムに従って本処理を実行する。このことは、後に図7を用いて説明する処理についても同じである。
まずステップS200において、ユーザによりカメラ100に設けられた不図示の電源スイッチがONにされると、カメラコントローラ101は、ステップSS201において、レリーズスイッチ114が半押し操作されてスイッチSW1がONされるまで待機する。
スイッチSW1がONになると、カメラコントローラ101は、ステップS202に進み、「測光動作1」を行う。「測光動作1」は、できるだけ早くユーザに露出値の演算結果を知らせるために、まだAFによる合焦状態が得られていない状態で行われる。ここでは、カメラコントローラ101は、測光センサ130を用いて測光領域ごとの被写界輝度情報を得て、これを内部メモリに記憶する。また、カメラコントローラ101は、得られた被写界輝度情報に基づいて、所定の測光アルゴリズムに従って露出演算を行い、露出値(シャッタスピードおよび絞り値)を決定する。なお、露出値の演算は、測光領域ごとの被写界輝度情報の単純な加算平均を用いて行ってもよいし、後述するステップS206にて決定する特定焦点検出領域に対応した測光領域に最大の重み付けをした演算により行ってもよい。
次にステップS203において、カメラコントローラ101は、焦点検出領域選択モードが手動モードに設定されているか否か(手動モードか自動モードか)を判定する。手動モードに設定されているときはステップS204に進み、自動モードに設定されているときはステップS205に進む。
ステップS204では、カメラコントローラ101は、カメラ100に設けられた不図示のダイヤルのユーザによる操作に応じて、図5に示した15個の焦点検出領域F11〜F35のうち1個の焦点検出領域(特定焦点検出領域)を選択する。そして、カメラコントローラ101は、特定焦点検出領域に対応する表示キャラクタ部の表示ON制御を行い、ユーザに現在選択されている焦点検出領域を知らせる。
一方、ステップS205では、カメラコントローラ101は、焦点検出ユニット119を用いた位相差検出方式の焦点検出を15個の焦点検出領域において行う。そして、これにより得られた各焦点検出領域でのデフォーカス量に基づいて、自動選択アルゴリズムに従って1個の焦点検出領域(特定焦点検出領域)を選択する。自動選択アルゴリズムとしては、中央の焦点検出領域に大きな重み付けをした近点優先アルゴリズム等、どのようなアルゴリズムを用いてもよい。
このようにしてステップS204またはステップS205にて1個の特定焦点検出領域が決定されると、ステップS206に進む。ステップS206では、カメラコントローラ101は、選択された特定焦点検出領域にて得られたデフォーカス量と交換レンズ105のレンズ駆動敏感度等の光学情報とを用いて、フォーカスレンズの合焦位置までの駆動量(合焦駆動量)を算出する。
次にステップS207において、カメラコントローラ101は、フォーカスレンズを合焦駆動量だけ駆動し、特定焦点検出領域内の被写体(合焦被写体)に対する合焦状態を得る。
次にステップS208において、カメラコントローラ101は、ファインダ内表示素子112における特定焦点検出領域に対応した表示キャラクタ部(例えば図5中のF23)の表示ON制御を行う。さらに、カメラコントローラ101は、前述した焦点検出領域選択モードが自動モードであった場合は、合焦被写体と等価な被写体距離にある被写体を含む焦点検出領域に対応した表示キャラクタ部(例えば図5中のF12,F13,F33)の表示ON制御も行う。
次にステップS209では、カメラコントローラ101は、撮影光学系105aの合焦状態が得られている状態において後述する撮影動作を開始するための最終的な露出値を決定するための「測光動作2」を行う。
ここで、カメラコントローラ101は、ステップS208でのファインダ内表示素子112の表示キャラクタ部の表示ON制御の後、ステップS209での「測光動作2」の前後において、該液晶表示キャラクタ部の表示OFF制御と再度の表示ON制御とを行う。この液晶表示キャラクタ部の表示OFF/ON制御の概要を、図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップS208にて液晶表示キャラクタ部の表示ON制御、すなわち図に示す電極L2に対する通電OFFにより、該液晶表示キャラクタ部は透過状態から非透過状態となってファインダ視野内で視認可能となる。次に、カメラコントローラ101は、ステップS303にて、温度センサ130aを通じてカメラの内部温度を示す温度情報を取得し、該内部温度が所定温度である0℃以下か否か(0℃より低いか否か)を判定する。0℃以下である場合はステップS304に進み、0℃より高い場合はステップS305に進む。
ステップS304では、カメラコントローラ101は、表示キャラクタ部の表示OFF制御(電極L2の通電ON)および表示ON制御(電極L2の通電OFF)を行うタイミングを設定するためのタイマとして、低温用タイマ(第2のタイマ)をセットする。一方、ステップS305では、カメラコントローラ101は、表示キャラクタ部の表示OFF制御および表示ON制御を行うタイミングを設定するためのタイマとして、常温用タイマ(第1のタイマ)をセットする。これらのタイマの情報はEEPROM101aに予め書き込まれており、カメラコントローラ101は、EEPROM101aからこの情報を読み込んでタイマをセットする。
次にステップS306では、カメラコントローラ101は、セットしたタイマに基づいて、ステップS209での「測光動作2」を開始する前に、表示キャラクタ部の表示OFF制御(電極L2の通電ON)を行う。これにより、「測光動作2」における表示キャラクタ部の表示による測光への影響を低減する。
次にステップS307では、カメラコントローラ101は、上記タイマに基づいて、「測光動作2」の開始後であって、かつ終了前に、表示キャラクタ部の表示ON制御(電極L2の通電OFF)を行う。ステップS306とステップS307での表示キャラクタ部の表示OFF/ON制御と測光動作との関係については、後で詳しく説明する。
図6に戻り、ステップS210では、カメラコントローラ101は、スイッチSW1のONが継続しているか否かを確認する。スイッチSW1のONが継続していない場合は、カメラコントローラ101は、ステップS201に戻る。一方、スイッチSW1のONが継続している場合は、カメラコントローラ101は、ステップS211に進み、レリーズスイッチ114が全押し操作されてスイッチSW2がONになったか否かを判定する。スイッチSW2がONでなければ、カメラコントローラ101は、ステップS209に戻り、再び「測光動作2」を行う。
一方、スイッチSW2がONになると、カメラコントローラ101は、ステップS212に進み、記録用画像の撮影動作を行う。具体的には、カメラコントローラ101は、主ミラー126およびサブミラー122をアップ動作させ、絞りを設定された絞り値まで絞り込ませ、シャッタ133を設定されたシャッタスピードで開閉動作させ、さらに撮像素子106による光電変換動作を行わせる。そして、カメラコントローラ101は、画像処理部108に、撮像素子106からの出力信号から記録用画像を生成させ、該記録用画像のデータ格納部104への格納と背面モニタ113への表示とを行う。記録用画像の背面モニタ113への表示は、所定時間の間のみ行われる。
次にステップS214では、カメラコントローラ101は、再びスイッチSW1のONが継続しているか否か(連続撮影の指示がなされているか否か)を判定する。スイッチSW1のONが継続していない場合は、カメラコントローラ101は、ステップS201に戻る。一方、スイッチSW1のONが継続している場合は、カメラコントローラ101は、ステップS209に戻り、再度「測光動作2」を行う。
次に、測光動作中におけるファインダ内表示素子112であるPN液晶パネルの表示ON/OFF制御(または表示OFF/ON制御)について詳しく説明する。前述したように、PN液晶パネル上には、図5に示した15個の焦点検出領域F11〜F35に対応する表示キャラクタ部が配置されている。
さらに、15個の焦点検出領域はそれぞれ、15個の測光領域S11〜S35と対応付けられている。図5では、被写界像に対して合焦状態にある4つの焦点検出領域F12,F13,F23,F33に対応する表示キャラクタ部が非透過状態となってスーパーインポーズ表示されている。このとき、スーパーインポーズ表示されている表示キャラクタ部も被写界像とともに測光センサ130上に結像する。このため、表示されている表示キャラクタ部を含む測光領域では、本来の被写界像のみの輝度が測定されず、表示キャラクタ部の表示(つまりは遮光)によって低下した輝度が測定される。この結果、その測光領域での測光精度が低下する。
例えば、中央の測光領域S23では、焦点検出領域F23に対応する表示キャラクタ部が表示されると、これが表示されない場合に比べて、測光センサ130に入射する光量が該表示キャラクタ部の測光センサ130上での投影面積に相当する量だけ減少する。特に、本実施例では、各焦点検出領域の表示キャラクタ部は、焦点検出(AF)が行われている焦点検出領域であることを示す矩形枠とAFが完了したことを示す矩形枠の内側の点とを含み、これら表示キャラクタ部が測光領域にて占める面積の割合は無視できるほどには小さくない。このため、これら表示キャラクタ部が表示されると、測光領域S23にて測定される被写界輝度が本来の被写界輝度よりも低下することとなり、結果的にカメラの露出がオーバーとなる露出値が設定されてしまう。
また、測光センサ130の高画素化やカラー化によって被写界像のエッジ情報や色情報も得ることが可能であり、これらの情報を利用することで、顔等の特定被写体の認識を行うこともできる。しかし、測光センサ130の高画素化に伴って測光領域の分割数が増えると、表示キャラクタ部が各測光領域での測光精度に与える影響は大きくなる。
本実施例では、ファインダ視野内での表示キャラクタ部の良好な視認性を確保しつつ、表示キャラクタ部の表示が測光結果に与える影響を少なくすることができるように、測光動作中の表示キャラクタ部の表示OFF/ON制御を適切に行う。
ここにいう測光動作は、図6のフローチャート中に示した「測光動作1」および「測光動作2」を意味する。ただし、「測光動作1」が行われる時点では、焦点検出領域選択モードが手動モードである場合には、選択された焦点検出領域内の矩形枠の表示キャラクタ部のみが表示され、該表示キャラクタ部の表示による測光への影響はそれほど大きくない。また、焦点検出領域選択モードが自動モードである場合には、選択された焦点検出領域内の矩形枠とその内側の点を含む表示キャラクタ部は、AFが終了するまでは表示されないため、測光動作により得られた被写界輝度に対する影響は全くない。しかも、レリーズスイッチ114が半押しで止められずに全押しまで一気に押し込まれて撮影動作を急に開始させるような状況はまれであるため、「測光動作1」において後述する特徴的な表示キャラクタ部の表示OFF/ON制御を行う必要性は乏しい。したがって、本実施例では、「測光動作2」が行われる時点において特徴的な表示キャラクタ部の表示OFF/ON制御を行う。
表示ON/OFF制御は、カメラコントローラ101が、温度センサ130aにより得られる温度情報に基づいて、EEPROM101aに記憶された常温用および低温用タイマの情報を用いて表示制御部111に指示を出すことで行われる。
まず第1のカメラ動作状態として、ユーザが露出値や合焦状態の確認のためにレリーズスイッチ114の半押し操作(SW1−ON)を維持している状況で測光動作が繰り返される連続測光中の表示ON/OFF制御について、図1を用いて説明する。連続測光中には、レリーズスイッチ114の全押し操作(SW2−ON)に応じた撮影動作は行われない。図1には、表示ON制御を「液晶通電OFF」として、また表示OFF制御を「液晶通電ON」として示している。このことは、後に説明で用いる図9および図2についても同じである。
本実施例で用いているPN液晶パネルにおける液晶の応答時間(応答速度)は、以下の通りとする。図9には、液晶が非透過状態から透過状態に変化するときの応答時間である立ち上り時間Trと、液晶が透過状態から非透過状態に変化するときの応答時間である立ち下り時間Tdとを示している。より詳しくは、立ち上り時間Trは、液晶の透過率が10%以下の状態(非透過状態)での表示OFF制御(液晶通電ON)の開始時から透過率が90%まで増加した状態(透過状態)となるのに要する時間である。立ち下がり時間Tdは、液晶の透過率が90%以上の状態(透過状態)での表示ON制御(液晶通電OFF)の開始時から該透過率が10%まで減少した状態(非透過状態)となるのに要する時間である。
このような液晶の応答時間は、常温時と低温時とで変化する。具体的な例としては、25℃の常温時においては立ち上り時間は10mSであり、立ち下り時間は20mSである。一方、−10℃の低温時においては、立ち上り時間は100mSであり、立ち下り時間は200mSである。
このため、本実施例では、低温時(温度センサ130aにより検出される内部温度が所定温度より低いとき)は、常温時(内部温度が所定温度より高いとき)に比べて、表示OFF制御のタイミングおよび表示ON制御のタイミングのうち少なくとも一方を早くする。具体的には、常温時と低温時での表示キャラクタ部の表示OFF/ON制御をそれぞれ、前述した常温用タイマと低温用タイマを用いて別々に行う。
再び図1に戻り、本実施例の説明を続ける。ここで測光動作は200mS間隔で繰り返し行われ、1回の測光動作は10mSの間に行われるものとする。
最初に、連続測光中の常温(25℃)時における表示ON/OFF制御(液晶通電OFF/ON)について説明する。ユーザによりレリーズスイッチ114が半押し操作されてスイッチSW1がONになると、カメラコントローラ101は、測光センサ130に1回目の測光動作を開始させる。このとき、カメラコントローラ101は、PN液晶パネル上の表示キャラクタ部の表示OFF制御(液晶通電ON)を行い、該表示キャラクタ部を非透過状態から透過状態に向かって変化させる。また、カメラコントローラ101は、常温用タイマのカウントを開始する。
カメラコントローラ101は、常温用タイマでの設定タイミングである常温OFFタイマ1にて、つまり測光動作開始時(SW1−ON)から測光動作時間である10mSより短い8mSの経過時点で、表示ON制御(液晶通電OFF)を開始する。表示キャラクタ部は、先の表示OFF制御によりまだ十分に透過状態に到達しないうちに今回の表示ON制御の開始により非透過状態に向かう。このような制御により、測光動作で得られる被写界輝度に対する表示キャラクタ部の影響は、表示キャラクタ部が測光動作中に継続して非透過状態にある場合に比べて、おおよそ半分程度に軽減される。
次に、カメラコントローラ101は、2回目の測光動作を開始する前のSW1−ONから190mS経過時点(常温ONタイマ2)にて、再び表示キャラクタ部の表示OFF制御(液晶通電ON)を開始する。2回目の測光動作の開始はSW1−ONから200mS経過後であるので、2回目の測光動作は、表示キャラクタ部がほぼ完全に透過状態となってから開始されることになる。常温ONタイマ2は、常温時の非表示制御タイミングに相当する。
次に、カメラコントローラ101は、2回目の測光動作の途中であるSW1−ONから205mS経過時点(常温OFFタイマ2)で表示キャラクタ部の表示ON制御(液晶通電OFF)を開始する。これは、表示キャラクタ部が十分に透過状態になっており、早めに表示ON制御を開始しても実質的な測光への影響は軽微であり、むしろファインダ視野内での表示キャラクタ部が薄く(淡く)表示されるのを避けた方が良いためである。常温OFFタイマ2は、常温時の表示制御タイミングに相当する。
2回目の測光動作以降の表示ON/OFF制御は常温OFFタイマ2と常温ONタイマ2とによって繰り返し行われる。
次に、連続測光中の低温(−10℃)時における表示ON/OFF制御について説明する。ユーザによりレリーズスイッチ114が半押し操作されてスイッチSW1がONになると、カメラコントローラ101は、常温時と同様に測光センサ130に1回目の測光動作を開始させる。このとき、カメラコントローラ101は、常温時と同様に、表示キャラクタ部の表示OFF制御(液晶通電ON)を開始し、該表示キャラクタ部を非透過状態から透過状態に向けて変化させる。ただし、その変化は常温時よりも緩やかなものとなる。また、カメラコントローラ101は、低温用タイマのカウントを開始する。
カメラコントローラ101は、低温用タイマでの設定タイミングである低温OFFタイマ1にて、つまり測光動作開始時(SW1−ON)から、常温OFFタイマ1よりも遅いタイミングである10mSの経過時点で、表示ON制御(液晶通電OFF)を開始する。10mSは、前述した測光動作時間である。
これにより、表示キャラクタ部は1回目の測光動作の開始から僅かに透過状態に向かって変化してから再び非透過状態に向かって変化する。このときの表示キャラクタ部の透過率の変化は、僅かでも透過状態に向かって変化しない場合に比べて、測光に対する影響を若干改善する程度である。しかし、1回目の測光動作の結果によって露出制御が行われることはまれであり、2回目以降の測光動作で安定的に測光を行うことが重要であるので、ここではこれ以上の説明は行わない。
次に、カメラコントローラ101は、2回目の測光動作に備えて、SW1−ONから、常温ONタイマ2よりも早いタイミングである150mS経過時点(低温ONタイマ2)で表示OFF制御(液晶通電ON)を開始する。低温ONタイマ2が、低温時における非表示制御タイミングに相当する。2回目の測光動作の開始タイミングは、SW1−ONから200mS経過後であるので、表示キャラクタ部が70〜80%の透過率にある状態で測光動作が開始される。
この後、カメラコントローラ101は、常温OFFタイマ2よりも早いタイミングである2回目の測光動作の開始時、すなわちSW1−ONから200mS経過時点(低温OFFタイマ2)で表示キャラクタ部の表示ON制御(液晶通電OFF)を開始する。これは、表示キャラクタ部がある程度透過状態にあり、また低温下で立ち下り時間が遅いために、早めのタイミングで表示ON制御を開始しても測光への影響は軽微であり、むしろファインダ視野内で表示キャラクタ部が淡く表示されるのを避けるのが良いためである。低温OFFタイマ2が、低温時における表示制御タイミングに相当する。
2回目の測光動作以降の表示OFF/ON制御はそれぞれ、低温ONタイマ2と低温OFFタイマ2とによって繰り返し行われる。
このとき、表示キャラクタ部は完全な透過状態と完全な非透過状態にはならないが、測光への影響は軽微である。一方、ファインダ視野内の表示キャラクタ部のコントラストは、常温時よりも下がるが、液晶特性そのものが低温下ではコントラストが高くなる傾向があるため、表示キャラクタ部の実質的な見えの変化は少ない。
次に、第2のカメラ動作状態として、ユーザがカメラに連続撮影を行わせるためにレリーズスイッチ114の全押し操作(SW2−ON)を維持している状況での表示ON/OFF制御について、図2を用いて説明する。この状況では、連続撮影中の撮影動作ごとに測光動作が繰り返される。図2は、1秒間に5枚の静止画像の連続撮影(連写)が可能な場合の表示キャラクタ部の表示ON/OFF制御を示すタイミングチャートである。図2における第2の状態でも、図1における第1の状態と同様に、液晶の応答時間が常温の場合と低温の場合とで変化するが、ここでは表示ON制御のタイミングのみを異ならせている。
連写中の常温(25℃)時における表示ON/OFF制御について説明する。ユーザによりレリーズスイッチ114が全押し操作されてスイッチSW2がONになると、カメラコントローラ101は、主ミラー126およびサブミラー122(以下、まとめてミラーという)をアップ位置に移動させて撮影光路外に退避させる。これにより、光学ファインダを通じた被写界観察はできなくなる。ミラーが完全に撮影光路から退避するのに要する時間は40mS未満であるが、ミラーの完全退避を保証するために、ミラーアップタイマはSW2−ONから40mSに設定されている。
また、ミラーアップタイマに加えて、カメラコントローラ101が交換レンズとの通信や絞りの設定等に要する時間が必要であるため、撮影(露光)を許可する時間としてのレリーズ安定タイマが、SW2−ONから50mSに設定されている。この50mSを越えると、フォーカルプレーンシャッタ133の先幕が走行し、さらに連写スピード(5画像/秒)に対応した時間が経過すると後幕が走行する。これにより、約10mSの露光が完了する。
露光が終了すると、カメラコントローラ101は、ミラーをダウン位置に復帰させる。この際、主ミラー126がカメラ100の不図示のミラーボックスに設けられたストッパに衝突してバウンドする。このため、光学ファインダを通じて安定的に被写界像を観察できるようになるまでの時間を、ミラーダウンタイマとして、シャッタ133の後幕走行開始時点から60mSに設定されている。ミラーダウンタイマの60mSが経過してミラーの状態が安定すると、カメラコントローラ101は、測光センサ130に1回目の測光動作を10mS間で行わせる。
また、ミラーがダウン位置に復帰すると同時に、該ミラーを再度アップ位置に移動させるためのメカ的なチャージ動作が行われる。本実施例では、シャッタ133の後幕走行開始時点から140mS後にミラーが再度アップ位置に向かって退避を開始する。
PN液晶パネルの表示キャラクタ部の表示ON/OFF制御については、ミラーが撮影光路外に退避すると光学ファインダを通じた被写界像の観察そのものができなくなるため、表示キャラクタ部を表示しておく意味はない。必要なことは、再度ミラーがダウン位置に復帰して、測光動作が開始される前に表示キャラクタ部を透過状態にしておくことである。
そこで、カメラコントローラ101は、ミラーがおおむねアップ位置に到達したとみなせるSW2−ONから30mS経過時(ONタイマ3)に表示OFF制御(液晶通電ON)を開始し、表示キャラクタ部を非透過状態から透過状態に向かって変化させる。ONタイマ3は、常温時の非表示制御タイミング(かつ、後述するように低温時の非表示制御タイミング)に相当する。
次に、カメラコントローラ101は、10mSの測光動作を行わせる。そして、カメラコントローラ101は、該測光動作の終了前のタイミングであるシャッタ133の後幕の走行開始時点から66mS経過した時点(常温OFFタイマ3)で表示ON制御(液晶通電OFF)を開始する。これにより、表示キャラクタ部を透過状態から非透過状態に変化させる。この表示キャラクタ部の非透過状態への変化は、測光動作の後半にて測光に影響を与えるが、その影響は軽微である。逆に、表示キャラクタ部が早めに透過状態から非透過状態に変化することで、ファインダ視野内で表示される表示キャラクタ部のコントラストを高くすることができる。常温OFFタイマ3は、常温時の表示制御タイミングに相当する。
次に連写中の低温(−10℃)時における表示ON/OFF制御について説明する。ユーザによりレリーズスイッチ114が全押し操作されてスイッチSW2がONになると、カメラコントローラ101は、常温時と同様にミラーをアップ位置に移動させて撮影光路外に退避させる。このとき、カメラコントローラ101は、常温時と同様に、SW2−ONから30mS経過時点(ONタイマ3)で表示OFF制御(液晶通電ON)を開始し、表示キャラクタ部を非透過状態から透過状態に向けて変化させる。ONタイマ3はもともと低温での液晶の応答速度の遅れを考慮して設定されており、常温時と低温時に共用されている。
前述したように−10℃における液晶の立ち上り時間は100mSであるので、測光動作の開始までの余裕時間である80mSの間には非透過状態からほぼ透過状態まで変化することができる。しかし、その後に表示ON制御(液晶通電OFF)が行われたときの液晶の立ち下り時間が200mSと遅い。このため、カメラコントローラ101は、表示キャラクタ部の見え方が良好となるように、シャッタ133の後幕の走行開始時点から35mS経過時点(低温OFFタイマ3)にて表示ON制御(液晶通電OFF)を開始する。この低温OFFタイマ3のタイミングは、測光動作の終了前、かつ開始前のタイミングであり、低温時の表示制御タイミングに相当する。
本実施例では、第1および第2のカメラ動作状態での表示キャラクタ部の表示ON/OFF制御において、検出温度が所定温度より低い場合は、それより高い場合に比べて、非表示制御タイミングおよび表示制御タイミングのうち少なくとも一方を早くした。これにより、常温か低温かにかかわらず、連続測光中および連写中の測光動作の測光精度に対する表示キャラクタ部の影響を少なくすることができる。しかも、表示される表示キャラクタ部のコントラストが低下して、視認しにくくなることも回避でき、ファインダ内情報の良好なスーパーインポーズ表示を行うことができる。
なお、上記実施例では、常温時(25℃)と低温時(−10℃)という2つの温度環境下での表示ON/OFF制御について説明した。しかし、3つ以上の温度環境下で互いに異なるタイミングで表示ON/OFF制御を行ってもよい。例えば、10℃以上、10℃未満かつ−5℃以上、−5℃未満かつ−15℃、−15℃未満という4つの温度環境を設定してもよい。
また、上記実施例では、PN液晶パネルをファインダ内表示素子として用いる場合について説明したが、本発明は、PN液晶パネル以外の液晶表示素子であって温度によって応答速度が変化するものをファインダ内表示素子として用いる場合にも適用することができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
ファインダ内情報のスーパーインポーズ表示と被写界情報の測定とを行える撮像装置を提供できる。
101 カメラコントローラ
105a 撮影光学系
111 表示制御部
112 ファインダ内表示素子(PN液晶パネル)
128 ピント板
129 測光レンズ
130 測光センサ
130a 温度センサ

Claims (4)

  1. 撮影光学系からの光により焦点板上に形成された被写界像の観察を可能とするファインダ光学系と、
    前記ファインダ光学系の少なくとも一部を介して前記焦点板から入射した光を用いて前記被写界像に関する測定を行う測定手段と、
    前記焦点板を通って前記ファインダ光学系に向かう光路中に配置され、前記被写界像に重畳されて前記ファインダ光学系を通して観察されるファインダ内情報を表示する液晶表示素子と、
    前記測定手段によって前記測定が開始されるタイミングよりも前の非表示制御タイミングにて前記液晶表示素子を表示状態から非表示状態に向かわせるための非表示制御を開始し、該測定が終了するタイミングよりも前の表示制御タイミングにて前記液晶表示素子を前記非表示状態から前記表示状態に向かわせるための表示制御を開始する制御手段と、
    温度を検出する温度検出手段とを有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段による検出温度が所定温度よりも低い場合は、前記検出温度が前記所定温度よりも高い場合に比べて、前記非表示制御タイミングおよび前記表示制御タイミングのうち少なくとも一方を早くすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記測定が、撮影動作が行われることなく繰り返し行われる場合において、
    前記制御手段は、前記検出温度が前記所定温度よりも低い場合は、前記検出温度が前記所定温度よりも高い場合に比べて、前記非表示制御タイミングおよび前記表示制御タイミングを早くすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記測定が、連続撮影中の撮影動作ごとに繰り返し行われる場合において、
    前記制御手段は、前記検出温度が前記所定温度よりも低い場合は、前記検出温度が前記所定温度よりも高い場合に比べて、前記表示制御タイミングを早くすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 撮影光学系からの光により焦点板上に形成された被写界像の観察を可能とするファインダ光学系と、前記ファインダ光学系の少なくとも一部を介して前記焦点板から入射した光を用いて前記被写界像に関する測定を行う測定手段と、前記焦点板を通って前記ファインダ光学系に向かう光路中に配置され、前記被写界像に重畳されて前記ファインダ光学系を通して観察されるファインダ内情報を表示する液晶表示素子と、温度を検出する温度検出手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記測定手段によって前記測定が開始されるタイミングよりも前の非表示制御タイミングにて前記液晶表示素子を表示状態から非表示状態に向かわせるための非表示制御を開始するステップと、
    前記測定が終了するタイミングよりも前の表示制御タイミングにて前記液晶表示素子を前記非表示状態から前記表示状態に向かわせるための表示制御を開始するステップとを有し、
    前記温度検出手段による検出温度が所定温度よりも低い場合は、前記検出温度が前記所定温度よりも高い場合に比べて、前記非表示制御タイミングおよび前記表示制御タイミングのうち少なくとも一方を早くすることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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