JP5725822B2 - シリンジポンプ装置及びその診断方法 - Google Patents

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本発明は、流体供給装置や反応装置のシステムなどに用いられるシリンジポンプ、特にそのシリンジポンプの診断を可能とするシリンジポンプ装置及びその診断方法に関するものである。
シリンジポンプ装置は、特許文献1に開示の単動タイプだけではなく特許文献2に開示の多連タイプもあるが、基本作動は流体(液体、気体、流動物)を適量だけ吸引したり吐出し、またその吸引と吐出を連続して繰り返す点で同じ。図5(a)は単動タイプの一般的なシリンジポンプ装置を示している。このシリンジポンプ装置1は、シリンダ2及びピストン3からなるシリンジ4と、シリンダ2を保持するシリンダ支持部(シリンダホルダ)8と、ピストン3の基端3bを保持するピストン支持部5と、不図示の駆動源によりピストン支持部5を可動してピストン3を往復動するピストン駆動機構部6とを備えている。このうち、シリンダ2は、中空の円柱形状であり、出入口2aを一端側に有している。ピストン3は、シリンダ2に嵌入する円柱形状であり、シリンダ内周に摺接する耐摩耗製の先端3aに有している。基端3bはピストン支持部5にブラケットなどを介して固定される。
以上のシリンジポンプ装置1は、ピストン3の往復動によりシリンダ2内に流体を吸引したり吐出する。単動タイプのものは、供給する流体量が1つのシリンダの容量によって決まる。このため、シリンダの容量以上の流体量を連続して送る場合は、図6に示されるような連動タイプが用いられる。この連動タイプでは、2組以上のシリンジポンプ装置1を組み合わせてシステム化しており、連続して供給する流体量を増加することにより、化学工業の分野などでの利用に好適なものになっている。すなわち、このシステムでは、一方のシリンジ4が吸引動作のときには他方のシリンジ4が吐出動作となるように、各ピストン駆動機構部6においては2つのピストン3を互い逆方向に制御する。この制御では、同図に示した鎖線矢印又は実線矢印で示したごとく、流体Aが配管12及びチャッキ弁13を介して吸引動作のシリンジ4に所定量吸引される一方、吐出動作のシリンジ4から配管12及びチャッキ弁13を介して処理装置14に所定量供給される。なお、チャッキ弁13に代えて電磁弁にて切り換えることもある。
図5や図6のシリンジポンプ装置では1種類の流体を取り扱っているが、複数の流体を取り扱うシステムとして、図7に例示されるごとく2種類の流体AとBを反応させるためのシリンジポンプ装置を用いたシステムがある。このシステムは、図6に示した連動タイプのシリンジポンプ装置1のシステムを2組用い、流体AとBをそれぞれの組のシリンダ2から所定量分だけ吐出し、配管12及びチャッキ弁13を介して反応装置15に供給する。処理量を上げるには、例えば当該システムをより多く用意することによりその目的を達成できる。しかし、処理量能力とシステムの設備費とは比例することから、経済的に有効な方法とは言えない。この場合は特許文献1の多連式が好適となる。多連式では、複数のシリンジと、各シリンジを構成している複数のシリンダを保持するシリンダ支持部と、各シリンジを構成している複数のピストンを保持するピストン支持部と、ピストン支持部を可動して各ピストンを同時に往復動可能な駆動機構部とを備えている。
特開2005−242061号公報 特開2006−70868号公報
ところで、上記従来のシリンジポンプ装置では、図5(b)に示したごとくピストン3がその先端3aをシリンダ2の内周に摺接するため耐摩耗製にしても摩耗進行がはやくシリンジの寿命要因となる。そして、例えば図6や図7に示すシステムにおいて、複数のシリンジ4のうち、1つのシリンジがピストン先端の摩耗により異常になった場合はその稼働率が50%の低下で済むが、特許文献2の多連式シリンジポンプ装置を用いて反応装置を稼働するシステムでは正常な反応が損なわれたり運転を全面停止しなければならなくなる。また、従来はピストンの摩耗に起因した寿命判断として、シリンジポンプ装置の稼働積算時間などで判断することもあるが、複数のシリンジのピストンが全て同じ摩耗状態であるとは限らず、寿命になっていないピストンも交換するということもある。
本発明の目的は、シリンジポンプ装置の状態を簡単に診断し、異常ないしは異常に近づいていることを的確に判断して、事前に対処できるようにすることによりシリンジポンプ装置を用いたシステムの稼働効率を維持向上することにある。
請求項1の発明は、図1を参照して特定すると、シリンダ2及びピストン3からなるシリンジ4と、前記シリンダを保持するシリンダ支持部8と、前記ピストンの基端を保持するピストン支持部5と、前記ピストン支持部を可動して前記ピストンを往復動するピストン駆動機構部6とを有し、ピストン3を往復動することによりシリンダ2内に流体を吸引したり吐出するシリンジポンプ装置1の異常状態を診断する方法であって、前記ピストン3の往復動により前記シリンダ2内に生じる応力に相当する検出値を得るための応力センサとして、前記シリンダの周囲部分を保持している前記シリンダ支持部のホルダ部8a又は前記シリンダ外周に取り付けられたストレインゲージ9を有し、前記ストレインゲージにて検出した検出値と、予め求められて前記シリンダと前記ピストンとの間の摩擦力が低減した状態におけるシリンダ圧縮方向軸力に相当する基準値とを比較し、前記検出値が前記基準値に接近ないしは達したときに前記ピストンの摩耗が大きいと推定し前記シリンジポンプ装置を異常状態と判断することを特徴としている。
請求項2の発明は、図1を参照して特定すると、シリンダ2及びピストン3からなるシリンジ4と、前記シリンダ2を保持するシリンダ支持部8と、前記ピストン3の基端を保持するピストン支持部5と、前記ピストン支持部5を可動して前記ピストンを往復動するピストン駆動機構部6とを備え、前記ピストン3の往復動により前記シリンダ2内に流体を吸引したり吐出するシリンジポンプ装置1において、前記ピストン3の往復動により前記シリンダ内に生じる応力に相当する検出値を得るための応力センサとして、前記シリンダの周囲部分を保持している前記シリンダ支持部のホルダ部8a又は前記シリンダ外周に取り付けられたストレインゲージ9と、前記ストレインゲージにて検出した検出値と、予め求められて記憶されている前記シリンダと前記ピストンとの間の摩擦力が低減した状態におけるシリンダ圧縮方向軸力に相当する基準値とを比較しながら前記シリンジポンプ装置4の状態を監視し、前記検出値が基準値に接近ないしは達したときに前記ピストンの摩耗が大きいと推定し異常状態と判断する計測・制御手段10とを備えていることを特徴としている。
請求項1の発明は、シリンジポンプ装置の診断方法、つまりシリンジポンプ装置の異常状態を診断する方法として、シリンダ内に生じた応力を応力センサとして、前記シリンダの周囲部分を保持しているシリンダ支持部のホルダ部又は前記シリンダ外周に取り付けられたストレインゲージにより圧縮方向の軸力として検出し、この検出値と予め求めている基準値とを比較して診断するため、簡単であり、ピストンの摩耗進行などによる異常の発生前に必要な処置を的確に施すことが可能となる。
また、この発明では、応力センサとして扱い易いストレインゲージを用いて、その検出値が基準値に近いほどピストンの摩耗が大きいと推定し、それにより異常発生原因として最も生じ易い項目から検討可能にすることに意義がある。
請求項2の発明は、シリンジポンプ装置として、請求項1の効果に加えて、応力センサとしてストレインゲージ及び計測・制御手段によりシリンジポンプ装置の異常状態を的確かつ容易に診断可能となり、引いてはシリンジポンプ装置を用いたシステムの稼働率も向上できる。
本発明形態のシリンジポンプ装置の構成を示す模式図である。 (a)は上記シリンジポンプ装置のシリンダホルダを図1の右側より見た側面図、(b)は上面ないしは平面図である。 (a)は上記シリンジポンプ装置のシリンジ内圧力とシリンダホルダの圧縮方向軸力との関係を模式的に示すグラフ、(b)は上記シリンジ内圧力及びシリンダホルダの圧縮方向軸力の測定結果を基準値と共に示すグラフである。 上記シリンジポンプ装置の変形例を図1に対応して示す図である。 (a)は従来シリンジポンプ装置(単動タイプ)の構成を示す模式図、(b)はシリンジを構成しているピストンの先端側を示す部分拡大図である。 従来シリンジポンプ装置(連動タイプ)を用いた処理システムの模式図である。 従来シリンジポンプ装置を用いた反応処理システムの模式図である。
以下、本発明形態としてのシリンジポンプ装置及びその診断方法を図面を参照しながら説明する。この説明では、シリンジポンプ装置の構造、診断方法、変形例の順に詳述する。なお、図1及び図4中、図5と同一箇所には同一符号を付し、重複した説明を極力省く。
(構造)形態例のシリンジポンプ装置は、図1に示されるごとくシリンダ2及びピストン3からなるシリンジ4と、シリンダ2を保持するシリンダホルダ8と、ピストン3の基端3bを保持するピストン支持部5と、駆動源としてサーボモータやステッピングモータなどを用いてピストン支持部5を可動してピストン3を往復動するピストン駆動機構部6とを備えている点で従来と同じ。異なる構成は、シリンダホルダ8に取り付けられ、シリンダ2内に生じる応力(歪み)に相当すホルダ圧縮方向の軸力を検出するための応力センサ9と、この応力センサ9の検出信号によりシリンダ内に生じた応力(歪み)を計測系で検出し、この検出値が所定の基準値と比較してシリンジポンプ装置の状態を制御系で診断する計測・制御手段10とを備えている点にある。
ここで、シリンダホルダ8は、本発明のシリンダ支持部に相当し、図2に示されるごとく筒形のホルダ部8a及び板状の取付部8bとを一体に有している。ホルダ部8aは、シリンダ2の開口側外周(開口縁に設けられたフランジ部2bの上側外周)に係合する係合孔8c、及び該係合孔8cの上側をシリンダ外径より一回り大きくした遊嵌孔8dを形成している。そして、シリンダ2は、前記係合孔8c及び遊嵌孔8dに対し下から上向きに挿入し、ホルダ部8aの下端面にフランジ部2bを当接した状態で固着されている。この場合、シリンダ2は、ホルダ部8aに対して係合孔8cの内周回りに塗布された接着剤により一体化されている。
応力センサ9は、図2に示されるごとくホルダ部8aの外周にあって係合孔8cより少し上側に取り付けられている。この応力センサ9としては、市販品のストレインゲージを用いて、ゲージの向きがシリンダ2の軸方向(往復動方向)となるように取り付けられる。なお、応力センサ9としては、ストレインゲージなどをシリンダ2の外周に直に取り付けるようにしてもよい。
また、計測・制御手段10は、応力センサ9としてのストレインゲージからの検出信号を入力して、演算処理する処理部、表示部、警報部などを有している。演算処理部は、前記検出信号に基づく検出値(データ)を用いて、マイクロコンピュータよりシリンジポンプ装置の状態を判断したり監視する。表示部はその判断結果や監視状況を画面に表示する。警報部は異常と判断されたとき警報音などを発する。以上の構成においては、応力センサ9がホルダ部8aの外周に取り付けられているため、シリンダ内の圧力によりシリンダ内に生じる歪みをホルダ部8aの圧縮方向軸力として検出することができ、この軸力と予め求められている基準値とを比較し、シリンジポンプ装置(特にピストン3の先端3aの摩耗状態)の異常を監視する。
(診断方法)次に、図3のグラフについて説明する。図3(a)は、シリンジ内圧力(吐出時のシリンダ内圧力)とシリンダホルダ8に加わる圧縮方向軸力との関係を示している。この関係では、吐出時のシリンジ内圧力とシリンダホルダの圧縮方向軸力とは比例する傾向にある。具体的には、シリンジ内に正圧力がかかると、ピストン3を押し下げる力が発生し、同時にシリンダ2を押し上げる力が発生する。このシリンダ2の下部がホルダ部8aに接続一体化されており、そのシリンダを押し上げる力によりホルダ部8aに軸方向の圧縮応力が発生する。なお、軸方向とはピストンが往復する方向である。同グラフ中、Aはシリンダとピストンの接触シール(シリンジの液シール)の摩擦抵抗による力に相当するものである。したがって、非接触シールのシリンジ(摩耗が大きく進行した状態)の場合ではAはほぼ零となる。
図3(b)において、横軸は圧力つまりシリンジ内圧力(kgf/cm)で、縦軸はシリンダホルダ8にかかる圧縮方向の軸力(gf)である。実線は、シリンダ2の内周面と接触しているピストン3の先端3aが大きく摩耗し、シリンダ2とピストン3との間の摩擦力が極端に小さくなった状態での圧力と軸力との関係を示している。この実線は、本願発明の基準値に相当しており、シリンジ内圧力に対応して予め求めたものを基準値として計測・制御手段10に記憶される。これに対し、 同図の鎖線上にプロットされた白丸は、図1のシリンジポンプ装置に類似の装置を使用し、シリンジ内圧力としてシリンジ内に圧縮空気を張った状態(吐出時の圧力)で、圧力(kgf/cm)を0、1、3、5と変えて、上記圧縮方向の軸力を測定した値である。なお、シリンジはHAMILTON社の10mlシリンダ(Syringe Model 1010 Pressure(psi))を用いた。ストレインゲージは共和電業製のKFG−1−350−c1−23を用いた。
以上の測定結果ではシリンジ内の圧力が大きいほど、軸力が大きくなることが分かる。逆に、シリンダ2とピストン3との間の摩擦が小さくなる程、軸力(測定結果の同図の白丸)が低下し、同図の実線に近づくことになる。そこで、診断方法としては、制御装置10において、応力センサ(ストレインゲージ)9からの検出信号によりシリンダホルダ8にかかる圧縮方向の軸力を計測し、この軸力が同図の鎖線に沿っているときには、シリンダ2とピストン3との間の摩擦が大きく、シリンジ4の状態が正常であると診断する。逆に、その軸力が同図の実線に極めて近く、あるいは達したときは、シリンダ2とピストン3との間の摩擦が小さく、つまりピストン3の先端3aがかなり摩耗していると推定し、シリンジポンプ装置の状態が異常であると診断する。このようにな構成では、シリンダホルダ8にかる圧縮方向の軸力を得ることにより、シリンジポンプ装置の状態を常時監視することができる。
(変形例)図4は上記形態の変形例を示している。このシリンジポンプ装置では、図1に比べてピストン3の基端3bをピストン支持部5に着脱するチャック7と、チャック7が基端3bを装着する保持状態と離脱する非保持状態とに切り換える切換手段としてのバルブ11とを有している点で異なっている。すなわち、チャック7は、ピストン支持部5に組み込まれた真空チャックであり、ピストン支持部5に貫通配置されている配管12及び該配管12の途中に介在されたバルブ11を介して真空引きされる。バルブ11は、3ポート電磁弁であり、チャック7を真空引きに保つ励磁状態から、消磁状態に切り換えるとチャック7の真空引きを遮断しかつ基端3bに対するチャック7の保持を解放する。また、バルブ11は、計測・制御手段10を介してチャック7を保持状態から非保持状態に切換可能となっている。
そして、この例では、計測・制御手段10が上記したようにシリンジポンプ装置を異常と判断すると、バルブ11へ信号(励磁から消磁状態に切り換える信号)を送信する。その結果、シリンジポンプ4は、同図のピストン3がシリンダ2から突出した吸引状態から、ピストン支持部5の上可動によりシリンダ2内に没する吐出状態となった後、ピストン支持部5が下可動するときにピストン3がチャック7から離脱されてポンプ停止状態となる。このため、この例では、計測・制御手段10がシリンジポンプ装置を異常と判断すると、自動的にポンプ停止状態となるため、シリンジポンプ装置として安全性にも優れたものとなる。
なお、本発明は、請求項で特定される構成を備えておればよく、細部は以上の形態例や変形例を参考にして更に変更したり展開可能なものである。
1・・・シリンジポンプ装置
2・・・シリンダ(2aは出入口)
3・・・ピストン(3aは先端、3bは基端)
4・・・シリンジ
5・・・ピストン支持部
6・・・ピストン駆動機構部
7・・・チャック
8・・・シリンダホルダ(シリンダ支持部)
9・・・応力センサ(ストレインゲージ)
10・・・計測・制御手段
11・・・バルブ(切換手段)

Claims (2)

  1. シリンダ及びピストンからなるシリンジと、前記シリンダを保持するシリンダ支持部と、前記ピストンの基端を保持するピストン支持部と、前記ピストン支持部を可動して前記ピストンを往復動するピストン駆動機構部とを有し、前記ピストンを往復動することにより前記シリンダ内に流体を吸引したり吐出するシリンジポンプ装置の異常状態を診断する方法であって、
    前記ピストンの往復動により前記シリンダ内に生じる応力に相当する検出値を得るための応力センサとして、前記シリンダの周囲部分を保持している前記シリンダ支持部のホルダ部又は前記シリンダ外周に取り付けられたストレインゲージを有し、
    前記ストレインゲージにて検出した検出値と、予め求められて前記シリンダと前記ピストンとの間の摩擦力が低減した状態におけるシリンダ圧縮方向軸力に相当する基準値とを比較し、前記検出値が前記基準値に接近ないしは達したときに前記ピストンの摩耗が大きいと推定し前記シリンジポンプ装置を異常状態と判断することを特徴するシリンジポンプ装置の診断方法。
  2. シリンダ及びピストンからなるシリンジと、前記シリンダを保持するシリンダ支持部と、前記ピストンの基端を保持するピストン支持部と、前記ピストン支持部を可動して前記ピストンを往復動するピストン駆動機構部とを備え、前記ピストンの往復動により前記シリンダ内に流体を吸引したり吐出するシリンジポンプ装置において、
    前記ピストンの往復動により前記シリンダ内に生じる応力に相当する検出値を得るための応力センサとして、前記シリンダの周囲部分を保持している前記シリンダ支持部のホルダ部又は前記シリンダ外周に取り付けられたストレインゲージと
    前記ストレインゲージにて検出した検出値と、予め求められて記憶されている前記シリンダと前記ピストンとの間の摩擦力が低減した状態におけるシリンダ圧縮方向軸力に相当する基準値とを比較しながら前記シリンジポンプ装置の状態を監視し、前記検出値が基準値に接近ないしは達したときに前記ピストンの摩耗が大きいと推定し異常状態と判断する計測・制御手段とを備えていることを特徴とするシリンジポンプ装置。
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