JP2005273540A - シリンジポンプ及びそれを用いた全有機体炭素計 - Google Patents

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Abstract

【課題】
シリンジポンプのプランジャチップの寿命を正確に検知する。
【解決手段】
負荷検知手段としての電流検知回路44は、モータ8に供給される電流を測定している。制御部46はシリンジポンプ2に対して設定された吸入及び吐出速度に基づいて供給する電圧を制御することでモータ8の回転数を制御する。制御部46は電流検知回路44が測定した電流値が予め設定された電流値以下になるとモータ8への電圧供給を停止させるようになっている。また、制御部46はこのTOC計の表示部48に、電流値が予め設定された電流値以下になると「プランジャチップの交換」といったメッセージを表示させる機能を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療用装置や各種分析装置において、液体を注入又は送液するのに用いられるシリンジポンプに関する。
シリンジポンプは、シリンジ内をプランジャが往復運動することにより液体の吸入と吐出を行なっている。シリンジポンプにおいて、プランジャが一往復する間に送液される液体量は吸引時にプランジャが移動することによってできるシリンジ内の空間容量で決定される。したがって、シリンジとプランジャとの間で隙間があると吸引した液体が漏れて、設定された送液量が得られなくなる。そこで、シリンジとプランジャとの間で気密を保ちながらプランジャとともに動作するプランジャチップが設けられている。
プランジャチップはシリンジと密着しながら動作するので、摩擦により磨耗したり変形したりする消耗品である。プランジャチップの磨耗や変形が進むとそのシリンジポンプは液漏れを起こすため、プランジャチップを交換する必要がある。従来では、シリンジポンプが液漏れを起こしたとき、又は経験に基づいてシリンジポンプが液漏れを起こす前に早めの周期でプランジャチップを交換していた。
シリンジポンプに液漏れが生じてからプランジャチップを交換していると、ポンプから漏れた液が周囲に不具合を生じさせたり、液漏れが発生してからそれに気付くまでの間に採取したデータの信頼性が低くなるといった問題がある。また、プランジャチップを早めの周期で交換すると、プランジャチップの有する寿命を十分に使い切ることができない。
そこで本発明は、シリンジポンプのプランジャチップの寿命を正確に検知することを目的とする。
本発明は、シリンジと、シリンジ内で往復運動するプランジャと、シリンジとプランジャとの間の気密を保ちながら摺動するプランジャチップと、プランジャを駆動するモータを含む駆動機構と、を備えたシリンジポンプであって、駆動機構のモータの負荷を検知する負荷検知手段と、負荷検知手段によって検知された負荷の値が設定された値よりも小さくなったときに警告を発する制御部とを備えたことを特徴とするものである。
負荷検知手段の一例は、モータに流れる電流を検知する電流検知回路である。その電流を抵抗の電圧降下として電圧に変換して検出してもよい。
また、負荷検知手段によって検知した値が設定された値より小さくなった場合には、制御部によってこのポンプの送液動作を停止させるようにしてもよい。
本発明のシリンジポンプは種々の装置に利用することができるが、その一例は全有機炭素(TOC)計である。
モータの負荷を検知することによりシリンジとプランジャチップとの密着性をモニタするようにしたので、プランジャチップの磨耗や変形によるポンプの液漏れを防止することができ、また、プランジャチップの寿命を検知することでプランジャチップの持つ寿命を有効に使うことができる。
負荷検知手段によって検知した負荷の値が設定された値よりも小さくなったときにポンプを停止するようにすれば、液漏れによるポンプ周辺への不具合を防止することができ、また、信頼性の低い分析データを採取することを防止することができる。
以下に本発明を適用したTOC計を図面を参照しながら説明する。図2はTOC計の構成を概略的に示す図である。
TOC計本体内には水溶液試料中のTC(全炭素)をCO2に変換するTC酸化反応部13と、水溶液試料中のIC(無機体炭素)をCO2に変換するIC反応部26が設けられている。水溶液試料の一定量を採取してTC酸化反応部13又はIC反応部26へ導くために、試料自動注入器3が設けられており、試料自動注入器3は8ポートバルブ4とシリンジポンプ2を備えている。8ポートバルブ4にはTOC計用サンプル容器6が接続されており、サンプル容器6内の純水又は水溶液試料がシリンジポンプ2で一定量採取され、TC酸化反応部13又はIC反応部26へ導かれる。シリンジポンプ2はモータ8によって駆動されている。
TC酸化反応部13には酸化触媒が充填されたTC燃焼管16が設けられ、TC燃焼管16を加熱するためにTC燃焼管16の外側に加熱炉18が設けられている。14はTC燃焼管16のTC試料注入口であり、水溶液試料はTC試料注入口14を経てTC燃焼管16に注入され、また、キャリアガス入口10からガス流量制御部12を経てキャリアガスとして純酸素ガス又は酸素を含むガス(例えば炭素分を除いた高純度空気)がTC試料注入口14からTC燃焼管16へ供給される。TC酸化反応部13の出口はIC反応部26を経て除湿除塵部30へ接続され、除湿除塵部30からNDIR(非分散型赤外分光光度計)にてなるCO2検出部32へ接続されている。ガス流量制御部12からのキャリアガスは、またバルブを経てシリンジポンプ2内にもスパージガスとして導くことができるようになっており、シリンジポンプ2内の純水又は試料溶液中のICを除去できるようになっている。
IC反応部26には、IC反応液が充填されたIC反応器25が備えられており、IC試料注入口23を経て試料自動注入器3から液体試料が注入されるようになっている。IC反応器25では注入された液体試料中のICがCO2として発生し、TC酸化反応部13を経て供給されるキャリアガスによって除湿除塵部30からCO2検出部32へ導かれる。28はIC反応器25へIC反応液を供給するIC反応液供給器、27はIC反応器25のIC反応液を排出するドレインバルブである。
TC酸化反応部13からIC反応部26に至る流路には、TC酸化反応部13からのガスを冷却するために冷却用コイル20が設けられ、さらにコイル20の下流にはTC酸化反応部13で生じた水蒸気を凝縮して保持するブランクチェック用超純水トラップ22が設けられている。超純水トラップ22に保持された超純水の流路は、8ポートバルブ4の1つのポートに接続され、試料注入用のシリンジポンプ2により採取してTC酸化反応部13へ注入できるように流路が接続されている。
以下に同実施例で用いられているシリンジポンプ2をさらに詳細に説明する。図2はシリンジポンプの構成を示す図である。
シリンジポンプ2は、上端部に吸入・吐出部40を備えたシリンジ34と、シリンジ34の内部で上下動するプランジャ38と、シリンジ34とプランジャ38との間の気密を保ちながらシリンジ34の内部で摺動するプランジャチップ36とを備えている。
シリンジ34は固定部41に固定されている。プランジャ38の後端部39は駆動部42に固定されており、駆動部42はモータ8によって駆動され、上下方向に移動することができる。
このシリンジポンプは、シリンジ34内に挿入されたプランジャ38が下方向に引き下げられることにより、シリンジ34の吸入・吐出部40から液体がシリンジ34内に吸入される。そして、プランジャ38が上方向に押し上げられることによりシリンジ34内に吸入された液体が吸入・吐出部40より吐出される。
44は負荷検知手段としての電流検知回路であり、モータ8に供給される電流を測定している。46はシリンジポンプ2に対して設定された吸入及び吐出速度に基づいて供給する電圧を制御することでモータ8の回転数を制御する制御部である。制御部46は電流検知回路44が測定した電流値が予め設定された電流値以下になるとモータ8への電圧供給を停止させるようになっている。また、制御部46はこのTOC計の表示部(図示略)と接続されており、電流値が予め設定された電流値以下になると表示部に「プランジャチップの交換」といったメッセージを表示させる機能を有している。
プランジャ38に取り付けられたプランジャチップ36はシリンジ34の内壁と接触しながらプランジャ38とともに上下動する。したがって、プランジャチップ36は摩擦によって磨耗したり変形したりする。プランジャチップ36が磨耗又は変形してしまうと、吸入した液が漏れて周囲に不具合を生じさせたり、所望の吸入と吐出量を得られないといった問題を生じる。
一般に、モータ8に流れる電流はモータ8にかかる負荷の増大に伴なって増加し、負荷の減衰に伴なって減少する。シリンジ34内で摺動するプランジャチップ36が磨耗又は変形してシリンジ34の内壁との密着性が低下すると、摩擦力が減衰してプランジャ38を駆動するモータ8にかかる負荷が減少するので、モータ8を流れる電流が減少する。そこで、モータ8に流れる電流を電流検知回路44により検知することで、プランジャチップ36とシリンジ34内壁との密着性をモニタすることができる。
この実施例では負荷検知手段として電流検知回路44を用いてモータ8に流れる電流を測定し、その測定値をプランジャチップ36とシリンジ34の内壁との密着性の指標としているが、回路により電流値を電圧値に変換したり、モータ8での消費電力値に変換し、電圧値や消費電力値をプランジャチップ36とシリンジ34の内壁との密着性の指標としてもよい。
本発明のシリンジポンプは、医療や分析装置における液体の吸入又は吐出の際に用いられる吸入・吐出機構として用いることができる。また、TOC計以外の分析装置にも適用させることが可能である。
同実施例のシリンジポンプの構成を示す図である。 一実施例のTOC計の構成を概略的に示す図である。
符号の説明
2 シリンジポンプ
3 試料自動注入器
8 モータ
13 TC酸化反応部
26 IC反応部
30 除湿・除塵部
32 CO2検出部
34 シリンジ
36 プランジャチップ
38 プランジャ
39 プランジャ後端部
40 吸入・吐出部
44 電流検知部
46 制御部
48 表示部

Claims (4)

  1. シリンジと、前記シリンジ内で往復運動するプランジャと、前記シリンジと前記プランジャとの間の気密を保ちながら摺動するプランジャチップと、前記プランジャを駆動するモータを含む駆動機構と、を備えたシリンジポンプにおいて、
    前記駆動機構のモータの負荷を検知する負荷検知手段と、前記負荷検知手段によって検知された負荷の値が設定された値よりも小さくなったときに警告を発する制御部とを備えたことを特徴とするシリンジポンプ。
  2. 前記負荷検知手段は、前記モータに流れる電流を検知する電流検知回路からなる請求項1に記載のシリンジポンプ。
  3. 前記制御部は、前記負荷検知手段によって検知した値が設定された値より小さくなったときには、このポンプの送液動作を停止させるようにした請求項1又は2に記載のシリンジポンプ。
  4. 水溶液試料中の炭素をCO2に変換する酸化反応部を少なくとも含む反応部と、水溶液試料の一定量を採取して前記反応部に注入する試料自動注入器と、前記反応部にキャリアガスを供給するキャリアガス供給部と、前記反応部からキャリアガスとともに送られてきたCO2を検出するCO2検出部とを備えた全有機体炭素計において、
    前記試料自動注入器には請求項1から3のいずれかに記載のシリンジポンプを備えている全有機体炭素計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012122344A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Nisso Engineering Co Ltd シリンジポンプ装置及びその診断方法
JP2021144465A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 株式会社イズミフードマシナリ プランジャポンプの監視装置および食品移送システム
CN114608746A (zh) * 2022-03-08 2022-06-10 三门峡市眼科医院 一种体外猪眼前节灌注和培养模型及其应用

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