JP7207432B2 - シリンジポンプによる液の吸入の有無を検出する方法、及びシリンジポンプを備えた装置 - Google Patents

シリンジポンプによる液の吸入の有無を検出する方法、及びシリンジポンプを備えた装置 Download PDF

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Description

本発明は、シリンジポンプによる液の吸入の有無を検出する方法、及びシリンジポンプを備えた装置に関するものである。
全有機体炭素測定装置(TOC計)や全リン測定装置(TP計)などの水質分析計では、シリンジポンプを用いて試料水のほか洗浄液、酸化剤、還元剤といった液の移送を行なうようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2018-059788号公報
上記のような水質分析計では、シリンジポンプによる液の吸入及び吐出が正常になされないと測定を正常に行なうことができない。試料水の採水が正常になされなかった場合には、その後の測定値が異常な値になるが、その異常な測定値の原因がシリンジポンプの採水不良によるものであることを特定することは容易でない。
シリンジポンプによる採水不良の原因として、シリンジポンプが正常に動作しなかった場合のほか、シリンジポンプが正常に動作したにも拘わらず液がシリンジポンプに正常に吸入されなかった場合が考えられる。シリンジポンプが正常に動作したか否かは、シリンジポンプを動作させるモータの駆動を監視することなどによって検知することは可能である。一方で、シリンジポンプのシリンジ内に液面センサを挿入することは困難であるため、液面センサによってシリンジポンプが実際に液を正常に吸入したか否かを検知することは不可能である。
そこで、本発明は、シリンジポンプによる液の吸入の有無を自動的に検出できるようにすることを目的とするものである。
本発明に係る方法は、筒状のシリンジ内でピストンが前記シリンジの軸方向に動作させられるシリンジポンプにおいて、前記シリンジに設けられた一対の電極間の静電容量の変化を検出するステップと、前記静電容量の変化に基づいて、前記シリンジポンプによる液の吸入が行われたことを検出するステップと、をその順に備えている。
液と空気との間には誘電率の差(空気の誘電率は水の誘電率の約80分の1)があるため、シリンジ内の空間に液相が存在するときと空気相が存在するときとでその空間内の静電容量が大きく変化する。したがって、シリンジ内の空間の静電容量の変化を検出することで、シリンジポンプによる液の吸入が行われたことを検出することができる。
本発明に係る方法の第1の態様では、前記吸入を検出するステップでは、前記静電容量の値が予め設定されたしきい値を超えたときに、又は前記静電容量の変化に伴って変化する値が予め設定されたしきい値を超えたときに、前記シリンジポンプによる液の吸入が行われたことを検出する。このような態様により、シリンジポンプによる液の吸入が行われたことを容易に検出することができる。
本発明に係る方法の第2の態様では、前記一対の電極は、前記シリンジの外周面に前記シリンジの軸方向に互いに間隔をもって取り付けられている。このような態様により、簡易かつ安価な構成によってシリンジポンプによる液の吸入の検知を実現することができる。
前記第1の態様及び第2の態様は、互いに組み合わせることができる。
本発明に係る装置は、シリンジポンプ、一対の電極、検出部、及び液吸入検出部を備えている。前記シリンジポンプは、筒状のシリンジ内でピストンが前記シリンジの軸方向に動作させられるものである。前記一対の電極は、前記シリンジ内への液の吸入が行われたときと行なわれていないときとで、互いの間の静電容量が変化するように前記シリンジに設けられている。前記検出部は、前記一対の電極間の静電容量の値、又は前記静電容量の変化に伴って変化する値を検出する。前記液吸入検出部は、前記検出部により検出される前記一対の電極間の静電容量の変化、又は前記静電容量の変化に伴って変化する値の変化に基づいて、前記シリンジポンプによる液の吸入が行われたことを検出するように構成されている。
すなわち、本発明に係る装置は、シリンジポンプによる液の吸入の有無を、シリンジポンプのシリンジに設けられた一対の電極間の静電容量の変化に基づいて自動的に検出する機能を有する。
本発明に係る装置の第1の態様では、前記一対の電極は、前記シリンジの外周面に前記シリンジの軸方向に互いに間隔をもって取り付けられている。
本発明に係る装置の第2の態様では、前記液吸入検出部は、前記一対の電極間の静電容量の値が予め設定されたしきい値を超えたときに、又は前記静電容量の変化に伴って変化する値が予め設定されたしきい値を超えたときに、前記シリンジポンプによる液の吸入が行われたことを検出するように構成されている。このような態様により、シリンジポンプによる液の吸入が行われたことを容易に検出することができる。
本発明に係る装置の第3の態様では、前記一対の電極は、前記シリンジの外周面の2箇所に巻き付けられたアルミニウム薄膜を備える。このような態様により、簡易かつ安価な構成でシリンジポンプによる液の吸入の検知機能を実現することができる。
本発明に係る装置の上記第1の態様から第3の態様は、互いに組み合わせることができる。
本発明に係る方法及び装置によれば、シリンジポンプによる液の吸入の有無を自動的に検出することができる。
水質分析計の一実施例を示す概略構成図である。 同実施例の試薬判定動作の一例を示すフローチャートである。 シリンジポンプの動作と検出部の検出信号(静電容量)との間の関係性を示すグラフである。
以下、シリンジポンプによる液の吸入の有無を検出する方法、及びシリンジポンプによる液の吸入の有無を検出する機能を備えた装置の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
シリンジポンプによる液の吸入の有無を検出する機能を備えた装置の概略的構成を図1に示す。
シリンジポンプ2は、液の吸入及び吐出を行なうための吸入吐出口10を先端に有する筒状のシリンジ4、シリンジ4内においてシリンジ4の軸方向(図において上下方向)に動作させられるピストン6、及び先端でピストン6を保持してピストン6を駆動するためのピストンロッド8を備えている。
シリンジポンプ2のシリンジ4に一対の電極12a,12bが設けられている。一対の電極12a,12bは、シリンジポンプ2のシリンジ4の先端側の外周面に、シリンジ4の軸方向に互いに間隔をもって取り付けられている。一対の電極12a,12bは、例えばシリンジポンプ2の外周面に巻かれたアルミニウム薄膜からなる。一対の電極12a,12bには検出部14が電気的に接続されている。検出部14は、一対の電極12a,12b間の静電容量の値、又は静電容量の変化に応じて変化する値(例えば、リアクタンス、インピーダンス)を検出するものである。検出部14としてはLCRメータを用いることができる。なお、一対の電極12a,12bは、シリンジ4内に液の吸入が行われたときと行なわれていないときとで、すなわち、互いの間に液相が存在するときと存在しないときとで、互いの間の静電容量が変化するように設けられていればよい。
検出部14の検出信号の変化に基づいてシリンジポンプ2による液の吸入が行われたことを検出するように構成された液吸入検出部16が設けられている。液吸入検出部16は、CPU(中央演算処理装置)などの演算素子とその演算素子によって実行される所定のプログラムによって実現される機能である。
シリンジ4内に液が吸入されていない状態では、一対の電極12a,12b間のシリンジ4内の空間に空気層が存在する。シリンジ4内に液が吸入され、一対の電極12a,12b間のシリンジ4内の空間が液層になると、水と空気の誘電率の差に起因して一対の電極12a,12b間の静電容量が増大する。液吸入検出部16は、一対の電極12a,12b間の静電容量が変化したことを検出部14の検出信号値の変化によって検出し、一対の電極12a,12b間の静電容量の変化に基づいてシリンジポンプ2による液の吸入が行われたことを検出するように構成されている。
シリンジポンプ2による液の吸入を検出部14の検出信号値の変化に基づいて検出する方法としては、検出部14の検出信号値を予め設定されたしきい値と比較し、検出信号値がしきい値を超えたときにシリンジポンプ2のシリンジ4内に液が吸入されたことを検出することが挙げられる。
次に、シリンジポンプ2による液の吸入を検出する機能を備えた装置の一実施形態である水質分析計について、図2を用いて説明する。
この実施例の水質分析計は、主として、シリンジポンプ2、2つのマルチポートバルブ104,106、リアクタ108、測定部110、及び演算制御装置120を備えている。
シリンジポンプ2の吸引吐出口は、後述するマルチポートバルブ104の中心ポートに接続されている。シリンジポンプ2のシリンダには撹拌用のポンプ20が流路を介して接続されており、ポンプ20によって供給されるエアーによりシリンジポンプ2内において液の撹拌を行なうことができるようになっている。シリンジポンプ2は、ステッピングモータ等を備えたシリンジポンプ駆動部18により駆動される。
マルチポートバルブ104は、1つの中心ポートと複数の選択ポートを有し、中心ポートをいずれか1つの選択ポートへ選択的に接続することができる。マルチポートバルブ104の1つの選択ポートはマルチポートバルブ106の中心ポートと流路を介して接続されている。マルチポートバルブ104の他の選択ポートはそれぞれ、試薬(1)~(6)を貯留する容器を接続するためのポートである。
この実施例では、試薬(1)として水酸化ナトリウム溶液、試薬(2)としてペルオキソ二硫酸カリウム溶液、試薬(3)として塩酸溶液、試薬(4)として硫酸溶液、試薬(5)としてモリブデン酸溶液、試薬(6)としてアスコルビン酸溶液を設置するようになっている。この水質分析計の動作管理を行なう演算制御装置120は、マルチポートバルブ4の各選択ポートとそれらの選択ポートに接続されるべき各試薬(1)~(6)を対応付けて記憶している。
マルチポートバルブ106も、1つの中心ポートと複数の選択ポートを有し、中心ポートをいずれか1つの選択ポートへ選択的に接続するものである。マルチポートバルブ106の1つの選択ポートは流路を介してリアクタ108と接続されており、マルチポートバルブ106の他の1つの選択ポートは流路を介して測定部110の測定セル112の入口に接続されている。マルチポートバルブ106の他の選択ポートには、試料水を採取するための採水管のほか、スパン液、希釈液、標準液をそれぞれ貯留する容器に通じる流路が接続されている。
リアクタ108は試料の酸化処理を行なうためのものである。リアクタ108は液を収容する内部空間を有し、その内部空間に紫外線ランプ109の点灯部分が挿入されている。試料の酸化処理とは、酸化剤(例えば、ペルオキソ二硫酸カリウム溶液)の添加された試料に対して一定の温度条件下(例えば、95℃)で酸素ガス又は空気を供給しながら紫外線を照射し、試料中の測定対象化合物を酸化分解する処理である。
測定部110は、測定セル112、光源114、及び光検出素子116を備えている。測定セル112の出口はドレインへ通じている。光源114は、測定波長(例えば220nm)の光を測定セル112へ向けて発生させるものであり、例えばレーザ素子によって実現される。光検出素子116は測定セル112を透過してきた光源114からの光の強度を検出するためのものであり、例えばフォトダイオードによって実現される。
測定部110の測定セル112には、酸化処理済みの試料水や試薬(1)~(6)のいずれかの試薬が選択的にシリンジポンプ2によって移送される。
演算制御装置120は、この水質分析計の動作管理と演算処理を行なうためのものであり、専用のコンピュータ又は汎用のパーソナルコンピュータによって実現されるものである。シリンジポンプ2のシリンジ4に設けられた一対の電極12a,12b間の静電容量の値、又は静電容量の変化に応じて変化する値を検出する検出部14の検出信号は、演算制御装置120に取り込まれる。検出部14の検出信号の変化に基づいてシリンジポンプ2による液の吸入を検出するように構成された液吸入検出部16は、演算制御装置120に設けられている。液吸入検出部16は、演算制御装置120に設けられているCPUが所定のプログラムを実行することによって実現される。
演算制御装置120はシリンジポンプ駆動部18の動作を制御しており、シリンジポンプ2に液の吸入動作をさせるタイミングで検出部14の検出信号を取り込むことにより、シリンジポンプ2による液の吸入が実際に行なわれたか否かを確認することができる。すなわち、演算制御装置120は、シリンジポンプ駆動部18に対して液の吸入を実行すべき信号を送信したにも拘わらず液吸入検出部16がシリンジポンプ2による液の吸入を検出しなかった場合には、シリンジポンプ2による液の吸入にエラーが発生していることを検知できる。
図3は、シリンジポンプ2の動作と検出部14の検出信号値(静電容量)との間の関係性の一例を示すグラフである。図3からわかるように、検出部14の検出信号には、シリンジポンプ2が液の吸入及び吐出を実施したタイミングでピークが現れている。検出信号がピーク形状となっているのは、シリンジポンプ2のシリンジ内に所定量の吸入をした後で空気を吸入し、一対の電極12a,12b間の空間を液相が一時的に通過するようにシリンジポンプ2を動作させているからである。また、シリンジポンプ2内に液を吸入した後でポンプ20によりシリンジポンプ2内に空気を送り込んでバブリングを行なっている間にも検出部14の検出信号が上昇した状態となっている。これは、バブリング中に一対の電極12a,12b間に液の飛沫が届くため、一対の電極12a,12b間の静電容量が上昇するためである。
このように、シリンジポンプ2を用いる水質分析計などの装置に液吸入検出部16を設けることで、シリンジポンプ2による液の吸入や吐出といった動作が正常になされているか否かを監視することができる。
2 シリンジポンプ
4 シリンダ
6 ピストン
8 ピストンロッド
10 吸入吐出口
12a,12b 電極
14 検出部
16 液吸入検出部

Claims (2)

  1. 先端に吸入吐出口をもつ筒状のシリンジ内でピストンが前記シリンジの軸方向に動作させられるシリンジポンプ、試料の酸化処理を行なうためのリアクタ、前記試料の光学的測定を行なうための測定部、及び前記シリンジポンプの動作を制御するための制御装置を備え、前記シリンジポンプにより吸入した液を前記リアクタ及び前記測定部へ送液するように構成された水質分析計であって、
    前記水質分析計は、
    前記吸入吐出口から吸入された液相が互いの間の空間を通過することによって互いの間の静電容量が一時的に変化するように前記シリンジの先端側に前記シリンジの前記軸方向に互いに間隔をもって設けられた一対の電極と、
    前記一対の電極間の静電容量の値、又は前記静電容量の変化に伴って変化する値に基づく検出信号を出力する検出部と、を備えており、
    前記制御装置は、前記シリンジポンプに液を吸入させた後で空気を吸入させる際に、前記検出部により出力される前記検出信号のピークが現れたときに、前記シリンジポンプによる液の吸入が行われたことを検出するように構成された液吸入検出部を有し、前記シリンジポンプに液を吸入させるタイミングで前記検出部の検出信号を読み取って前記液吸入検出部に前記シリンジポンプによる液の吸入が行われたか否かを検出させ、それによって、前記シリンジポンプによる液の吸入にエラーが発生しているか否かを検知するように構成されている、水質分析計。
  2. 前記一対の電極は、前記シリンジの外周面の2箇所に巻き付けられたアルミニウム薄膜を備えている、請求項に記載の水質分析計。
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