JP5724277B2 - 駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラに関するものである。
従来、圧電素子を用いた駆動装置が知られている。このような駆動装置においては、複数の圧電素子を駆動させ、被駆動体に接触させるチップ部材を楕円運動させることで、被駆動体を駆動させる構成がある。例えば、特許文献1では、XYZ直交座標系を設定した場合に、チップ部材のXZ平面に平行な楕円運動により被駆動体をX軸に駆動する駆動装置が開示されている。
特開2007−236138号公報
しかしながら、特許文献1では、チップ部材とベース部材との距離が変化する持上げ方向の振動と、チップ部材とベース部材との距離が変化しない送り方向の振動とを、それぞれ独立して制御することができないという課題がある。一方、圧電素子の持上げ方向の振動と送り方向の振動に起因して、駆動装置が疲労破壊してしまうという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、圧電素子によって駆動される部材の、異なる2方向の振動をそれぞれ独立して制御することができ、さらに、駆動装置が疲労破壊してしまうことを抑制することが可能な駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は実施の形態に示す図1〜図5に対応付けした以下の構成を採用している。なお、本発明を分かり易く説明するために、一実施形態を示す図面の符号に対応付けて説明するが、本発明は実施形態に限定されるものではない。
本発明の駆動装置(1)は、複数の第1圧電素子(6)の間に配置され、前記複数の第1圧電素子(6)により前記複数の第1圧電素子(6)が配置される方向と交差する第1の方向に駆動される第1部材(3b)と、前記第1部材(3b)に設けられ、前記第1圧電素子(6)と離間している第2圧電素子(7)と、前記第2圧電素子(7)と接して設けられ、前記第2圧電素子(7)により前記第1の方向と交差する第2の方向に駆動される第2部材(3a)と、前記第2部材により移動される第3部材と、備える
本発明のレンズ鏡筒(103)及びカメラ(101)は、駆動装置(1)を備える。
本発明の駆動装置によれば、圧電素子によって駆動される部材の異なる2方向への振動を、それぞれ独立して制御することができる。さらに、駆動装置が疲労破壊してしまうことを抑制することができる。また、本発明によれば、この駆動装置を備えたレンズ鏡筒及びカメラを提供することができる。
本発明に係る一実施形態の駆動装置の正面図である。 図1に示す駆動装置の回路図である。 図1に示す駆動装置の駆動駒の正面図である。 図1に示す駆動装置の駆動駒の動作を示す正面図である。 図1に示す駆動装置を備えたレンズ鏡筒及びカメラの概略構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
本実施形態の駆動装置は、ベース部に対してロータを相対的に変位させる相対駆動を行い、ロータによってカメラのレンズ鏡筒等の光学機器や電子機器を駆動する。
図1は、本発明に係る一実施形態の駆動装置の正面図である。
図1に示すように、駆動装置1は、ベース部2と、駆動駒3と、ロータ4と、支持軸5と、第1の方向に沿って厚みすべり振動をする第1圧電素子6と、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って厚みすべり振動をする第2圧電素子7と、を備えている。
ベース部2は、導電性を有する弾性体であり、例えばステンレス鋼を含む材料によって形成されている。ベース部2は、中央部に軸方向の貫通穴を有する中空円筒形状に形成されている。ベース部2の表面には、例えば絶縁膜(図示略)が形成されることにより絶縁処理が施されている。ベース部2の貫通穴には、支持軸5が挿通されている。
ベース部2の一方の端部(上端部)には、複数の保持部2aがベース部2の周方向に隣接して設けられている。保持部2aは、凹形状に形成されている。保持部2aは、駆動駒3をベース部2の周方向の両側から挟みこむように保持する。
ベース部2の他方の端部(下端部)は、例えばボルト等の締結部材(図示略)により、取付部101aに固定されている。ベース部2の中央部よりも取付部101aに近い部分には、周方向に連続する溝部2dが設けられている。
駆動装置1は、所定の位相差で駆動する3つの駆動駒3の組を2組有している。本実施形態では、ベース部2の周方向に等間隔に配置された6つの駆動駒3のうち、3つの駆動駒31が第1組に属し、3つの駆動駒32が第2組に属している。各組の駆動駒31と駆動駒32とは、ベース部2の周方向、すなわちロータ4の回転方向Rに交互に配置されている。
各々の駆動駒3は、基部(第1部材)3bと先端部(第2部材)3aとを備えている。
基部3bは、導電性を有しており、例えば軽金属合金により形成されている。基部3bは、ベース部2の周方向に交差する一対の側面がやや傾斜した略直方体形状に形成されている。基部3bは、保持部2aによって支持軸5と平行な方向に駆動可能に支持されている。基部3bは、第1圧電素子6によって駆動され、第1の方向に沿って振動する。
基部3bは、第1圧電素子6を第1の方向と平行な第1の面3f1(側面)で支持するとともに第2圧電素子7を第2の方向と平行な第2の面3f2(上面)で支持する。第1の面3f1と第2の面3f2とは鋭角に交差している。第1の面3f1と第2の面3f2とのなす角度は、各部材の寸法や公差等の関係から、例えば、84°以上88°以下に設定されている。
基部3bには複数(4つ)の第1圧電素子6が設けられている。基部3bは、2つの第1圧電素子6を第1の面3f1で支持するとともに残りの2つの第1圧電素子6を第1の面3f1と対向する第3の面(側面)3f3で支持している。第3の面3f3と第2の面3f2とは鋭角に交差している。第3の面3f3と第2の面3f2とのなす角度は、第1の面3f1と第2の面3f2とのなす角度と同一である。
先端部3aは、導電性を有しており、例えばステンレス鋼により形成されている。先端部3aは、断面視において山形の六角形形状に形成されている。先端部3aは、基部3bとロータ4との間に配置されている。先端部3aは、保持部2aから突出してロータ4を支持している。先端部3aは、第2圧電素子7によって駆動され、第2の方向に沿って振動する。
基部3bの質量は、先端部3aの質量と同一となっている。ここで、基部3bの体積をV1とし、先端部3aの体積をV2とする。また、基部3bの密度をρ1とし、先端部3aの密度をρ2とする。このとき、駆動装置1は、以下の式(1)を満たすように、基部3bの体積V1、先端部3aの体積V2、基部3bの密度ρ1、先端部3aの密度ρ2が決定されている。
ρ1・V1=ρ2・V2 ・・・(1)
ロータ4は、ベアリング(図示略)を介して支持軸5に取り付けられている。ロータ4は、支持軸5を中心として、回転方向Rの前方又は後方に回転可能に設けられている。ロータ4の外周面には、例えばカメラのレンズ鏡筒等を駆動するための歯車4aが形成されている。ロータ4のベース部2に対向する面は、複数の駆動駒3によって支持されている。
支持軸5は、中心軸がロータ4の回転軸と一致するように配置された丸棒状の部材である。支持軸5は、一方の端部(下端部)が取付部101aに固定されている。支持軸5は、ベース部2とロータ4を貫通している。支持軸5は、ロータ4の回転方向Rに沿って配置された複数の駆動駒3の中心に配置されている。
第1圧電素子6は、例えばジルコン酸チタン酸塩(PZT)を含む材料により形成されている。第1圧電素子6は、ベース部2の保持部2aの内側の面と、駆動駒3の基部3bの側面との間に配置されている。第1圧電素子6は、駆動駒3の基部3bをロータ4の回転方向Rの前方及び後方から挟みこむように配置されている。
第1圧電素子6は、支持軸5の軸方向に長手を有して形成されている。複数(4つ)の第1圧電素子6は、それぞれ基部3bの側面3f1,3f3に沿って第1の方向に厚みすべり振動をする。各第1圧電素子6は、支持軸5のほぼ軸方向に沿う長手方向に厚みすべり振動をするように設けられている。各第1圧電素子6は、導電性を有する接着剤により、ベース部2の保持部2aの内側の面と、駆動駒3の基部3bの側面3f1,3f3との双方に接着されている。
第2圧電素子7は、例えばジルコン酸チタン酸塩(PZT)を含む材料により形成されている。第2圧電素子7は、各駆動駒3の中心を通る中心円の接線方向、すなわち各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向に長手を有して形成されている。第2圧電素子7は、基部3bの上面3f2沿って第2の方向に厚みすべり振動をする。第2圧電素子7は、各駆動駒3の中心を通る中心円の接線方向に厚みすべり振動をするように設けられている。すなわち、第2圧電素子7は、各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向に沿って厚みすべり振動をするように設けられている。第2圧電素子7は、導電性を有する接着剤により、駆動駒3の先端部3aの底面と基部3bの上面3f2との双方に接着されている。
図2は、図1に示す駆動装置の回路図である。図2(a)は第1圧電素子と電源部との接続状態を示す図であり、図2(b)は第2圧電素子と電源部との接続状態を示す図である。なお、便宜上、図2(a)においては第2圧電素子の図示を省略し、図2(b)においては第1圧電素子の図示を省略している。
図2(a)及び図2(b)に示すように、駆動装置1は、第1圧電素子6及び第2圧電素子7の各々に電圧を供給する電源部10を備えている。電源部10は、第1端子T1、第2端子T2、第3端子T3及び第4端子T4を備えている。第1端子T1〜T4は、それぞれ所定の周波数の正弦波状の電圧を各圧電素子に供給する。電源部10は、第1端子T1及び第2端子T2の各端子間、並びに、第3端子T3及び第4端子T4の各端子間で、所定の位相差を有する同一波形の正弦波状の電圧を各圧電素子に供給する。
図1及び図2(a)に示すように、複数の第1圧電素子6のうち、第1組に属する3つの駆動駒31とベース部2との間に配置された12の第1圧電素子61は、配線11を介して第1端子T1に電気的に接続されている。複数の第1圧電素子6のうち、第2組に属する3つの駆動駒32とベース部2との間に配置された12の第1圧電素子62は、配線12を介して第2端子T2に電気的に接続されている。
図1及び図2(b)に示すように、複数の第2圧電素子7のうち、第1組に属する3つの駆動駒31の先端部31aと基部31bとの間に配置された6つの第2圧電素子71は、配線13を介して第3端子T3に電気的に接続されている。複数の第2圧電素子7のうち、第2組に属する3つの駆動駒32の先端部32aと基部32bとの間に配置された6つの第2圧電素子72は、配線14を介して第4端子T4に電気的に接続されている。
駆動装置1において駆動駒3によりロータ4を回転させる際には、第1組の3つの駆動駒31を同期して駆動させる。そして、第1組の駆動駒31と所定の位相差を有して、第2組の3つの駆動駒32を、第1組の3つの駆動駒31と同様に同期して駆動させる。これにより、第1組の3つの駆動駒31と第2組の3つの駆動駒32とが、ロータ4を交互に支持して回転させる。
具体的には、電源部10の第1端子T1は、第1圧電素子61に正弦波状の電圧を供給する。すると、第1圧電素子61は、支持軸5に沿う第1の方向の厚みすべり振動を開始する。駆動駒31は、第1圧電素子61の変形によって駆動され、ベース部2から離間する方向へ移動する。
このとき、電源部10の第3端子T3は、第2圧電素子71に正弦波状の電圧を供給している。すると、第2圧電素子71は、各駆動駒3の中心を通る中心円の接線方向、すなわち各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向(第2の方向)において、ロータ4の回転方向Rの前方向へ厚みすべり振動を開始する。駆動駒31の先端部31aは、第2圧電素子71の変形によって第2の方向に駆動される。このとき、駆動駒31の先端部31aは、ロータ4との間に作用する摩擦力によってロータ4を回転方向Rの前方へ回転させる。
その後、第1圧電素子61は、電源部10の第1端子T1によって供給された正弦波状の電圧により、ロータ4から離れる逆方向の変形を開始する。第1組の駆動駒31は、第1圧電素子61の逆方向の変形により、ロータ4から離間する方向に移動する。
このとき、第2圧電素子71は、電源部10の第3端子T3によって供給された正弦波状の電圧により、ロータ4の回転方向Rの後方側への逆方向の変形を開始する。第1組の駆動駒31の先端部31aは、ロータ4から離れた状態で、第2圧電素子71の逆方向の変形により、ロータ4の回転方向Rの後方側へ向けて移動する。
その後、第1組の駆動駒31は、ロータ4への先端部31aの接触、ロータ4の回転方向Rの前方側への先端部31aの移動、ロータ4からの先端部31aの離間、ロータ4の回転方向Rの後方側への先端部31aの駆動、を繰り返す。すなわち、駆動駒31の基部31b及び先端部31aは、第1圧電素子61により駆動され、支持軸5のほぼ軸方向である第1の方向に沿って振動する。また、駆動駒31の先端部31aは、第2圧電素子71により駆動され、基部31b及びベース部2に対して、各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向(第2の方向)に沿って振動する。これにより、第1組の駆動駒31は、先端部31aが円軌道または楕円軌道を描くように駆動する。
第2の駆動駒32は、第1組の駆動駒31と所定の位相差を有しており、第1組の駆動駒31と同様に駆動する。すなわち、電源部10の第2端子T2は、第1端子T1が供給する電圧と同様の波形を有し、第1端子T1が供給する電圧と所定の位相差を有する正弦波状の電圧を、第1圧電素子62に供給する。また、電源部10の第4端子T4は、第3端子T3が供給する電圧と同様の波形を有し、第3端子T3が供給する電圧と所定の位相差を有する正弦波状の電圧を、第2圧電素子72に供給する。
第2組の3つの駆動駒32の先端部32aは、第1組の3つの駆動駒31の先端部31aがロータ4から離間する前にロータ4に接触し、第1組の3つの駆動駒31の先端部31aがロータ4に接触した後にロータ4から離間する。したがって、ロータ4は、第1組の3つの駆動駒31と第2組の3つの駆動駒32とにより交互に支持されて駆動され、支持軸5の軸方向における位置をほぼ一定に保った状態で所定の回転速度で回転方向Rの前方又は後方へ回転する。
以上のように、駆動装置1は、支持軸5に沿う第1の方向に厚みすべり振動をする第1圧電素子6と、各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向に沿う第2の方向に厚みすべり振動をする第2圧電素子7とを備えている。
このため、第1圧電素子6によって、駆動駒3の基部3b及び先端部3aを、ベース部2に対して支持軸5とほぼ平行な方向に振動させることができる。また、第2圧電素子7によって、駆動駒3の先端部3aを、ベース部2及び駆動駒3の基部3bに対して、各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向に振動させることができる。
したがって、本実施形態の駆動装置1によれば、第1圧電素子6と第2圧電素子7とを独立して制御することで、駆動駒3の先端部3aの支持軸5とほぼ平行な方向への振動と、先端部3aの各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向への振動とを独立して制御することができる。このため、特許文献1の構成に比べて、駆動駒3の各方向への振動を効率よく行うことができ、ロータ4を効率よく回転させることができる。
図3は、図1に示す駆動装置の駆動駒の正面図である。図3において、符号Wは、第1圧電素子6と、第1の面3f1(第3の面3f3)と第2の面3f2との境界部3g1(3g2)との間の距離である。
図3に示すように、第1圧電素子6と第2圧電素子7とは離間して配置されている。例えば、圧電素子6,7が積層型である場合には、共通電極としての下部電極が互いに離間して配置されているものとする。
具体的には、第1の面3f1に配置された第1圧電素子6は、第1の面3f1と第2の面3f2との第1境界部3g1と距離Wだけ離間して形成されている。第3の面3f3に配置された第1圧電素子6は、第3の面3f3と第2の面3f2との第2境界部3g2と距離Wだけ離間して形成されている。第2圧電素子7は、第1境界部3g1(第2の面3f2の第1の面3f1に近接する側の端縁)に接して形成されるとともに第2境界部3g2(第2の面3f2の第3の面3f3に近接する側の端縁)に接して形成されている。
第1圧電素子6と境界部3g1,3g2との離間距離Wは、第1圧電素子6の厚さ(基部3bの側面と第1圧電素子6の上面との間の距離)の1/2以上2/3以下になっている。これにより、第1圧電素子6と第2圧電素子7の少なくとも一方が振動したときの基部3b(特に第1圧電素子6と第2圧電素子7に挟まれた角部)への応力集中による基部3bの疲労破壊を抑制することができる。一方、離間距離Wが第1圧電素子6の厚さの1/2よりも小さいと、基部3bへの応力集中を緩和して基部3bの疲労破壊を抑制することが困難となる。また、離間距離Wが第1圧電素子6の厚さの2/3よりも大きいと、ロータ4を安定して駆動させることが困難となる。
図4は、図1に示す駆動装置の駆動駒の動作を示す正面図である。図4(a)は、先端部31aがベース部2に対して+X方向側へ移動する状態(Phase1)の図である。図4(b)は、先端部31aがベース部2に対して−X方向側へ移動する状態(Phase2)の図である。なお、図4においては、便宜上、駆動装置の駆動駒の複数の動作(PhaseN)のうちの一部(Phase1及び2)を図示している。また、2組の駆動駒3のうち第1組の駆動駒31を図示している。図4においては、ロータ4の回転方向Rに沿う駆動駒31の移動方向をX方向(第2の方向)、支持軸5に沿う駆動駒31の移動方向をY方向(第1の方向)とする直交座標系を用いて説明する。
(Phase1)
例えば、第1端子T1に−1.0Vの電圧を発生させ、第1圧電素子61に第1配線11を介して電圧を供給する。また、第3端子T3に+3.0Vの電圧を発生させ、第2圧電素子71に第3配線13を介して電圧を供給する。すると、駆動駒31を駆動する第1圧電素子61が厚みすべり変形し、駆動駒31の基部31bがベース部2側(−Y方向側)へ移動する。同時に、第2圧電素子71が厚みすべり変形し、先端部31aが基部31b及びベース部2に対して+X方向側へ移動する。なお、先端部31aの移動量は第2圧電素子71に供給される電圧の絶対値に比例する。
このとき、駆動駒31の基部31b(特に第1圧電素子6と第2圧電素子7に挟まれた−X方向及び+Y方向の角部)には、第1圧電素子61の第1の方向(−Y方向)への移動による持上げ方向の内部応力と、第2圧電素子71の第2の方向(+X方向)への移動による送り方向の内部応力の双方が作用する。つまり、基部31bの左上の角部には、第1圧電素子61の変形による+Y方向の内部応力と、第2圧電素子71の変形による−X方向の内部応力の双方が作用し、圧縮応力が集中することとなる。
しかしながら、本実施形態では、第1の面3f1に配置された第1圧電素子61が第1の面3f1と第2の面3f2との第1境界部3g1と離間して形成されている。このため、第1圧電素子と第2圧電素子とが第1境界部で接して形成されている場合(例えば、各圧電素子が積層型である場合には、共通電極としての下部電極どうしが接して形成されている場合)に比べて、基部に持上げ方向の内部応力と送り方向の内部応力とを残留させにくくすることができる。これにより、基部31bの左上の角部に圧縮応力が集中することを抑制することができる。
(Phase2)
例えば、先ず、第1端子T1に−1.0Vの電圧を発生させ、第1圧電素子61に第1配線11を介して電圧を供給する。また、第3端子T3の電圧を0Vに維持し、第2圧電素子71に第3配線13を介して0Vの電圧を供給する。すると、駆動駒31を駆動する第1圧電素子61が厚みすべり変形し、駆動駒31の基部31bがベース部2側(−Y方向側)へ移動する。
次に、第1端子T1の電圧を−1.0Vに維持し、第1圧電素子61に第1配線11を介して供給する電圧を維持する。また、第3端子T3に−3.0Vの電圧を発生させ、第2圧電素子71に第3配線13を介して電圧を供給する。すると、図4(a)に示すように、駆動駒31をY方向に駆動する第1圧電素子61の変形が維持されて先端部31aがロータ4から離間した状態が維持される。この状態で、第2圧電素子71が厚みすべり変形し、先端部31aが基部31b及びベース部2に対して−X方向側へ移動する。なお、先端部31aの移動量は第2圧電素子71に供給される電圧の絶対値に比例する。
このとき、駆動駒31の基部31b(特に第1圧電素子6と第2圧電素子7に挟まれた+X方向及び+Y方向の角部)には、第1圧電素子61の第1の方向(−Y方向)への移動による持上げ方向の内部応力と、第2圧電素子71の第2の方向(−X方向)への移動による送り方向の内部応力の双方が作用する。つまり、基部31bの右上の角部には、第1圧電素子61の変形による+Y方向の内部応力と、第2圧電素子71の変形による+X方向の内部応力の双方が作用し、圧縮応力が集中することとなる。
しかしながら、本実施形態では、第3の面3f3に配置された第1圧電素子61が第3の面3f3と第2の面3f2との第2境界部3g2と離間して形成されている。このため、第1圧電素子と第2圧電素子とが第2境界部で接して形成されている場合に比べて、基部に持上げ方向の内部応力と送り方向の内部応力とを残留させにくくすることができる。これにより、基部31bの右上の角部に圧縮応力が集中することを抑制することができる。
本実施形態の駆動装置1によれば、第1圧電素子6と第2圧電素子7とが離間しているので、第1圧電素子と第2圧電素子が接している構造に比べて、基部に第1圧電素子と第2圧電素子との変形による残留応力が生じることを抑制することができる。具体的には、第1圧電素子と第2圧電素子が接している構造であると、基部(特に第1圧電素子と第2圧電素子に挟まれた角部)には、第1圧電素子の第1の方向への移動による持上げ方向の内部応力と、第2圧電素子の第2の方向への移動による送り方向の内部応力の双方が作用する。つまり、基部の角部には、第1圧電素子の変形による内部応力と、第2圧電素子の変形による内部応力の双方が作用し、圧縮応力が集中することとなる。しかしながら、本実施形態では、第1圧電素子6と第2圧電素子7とが離間しているので、基部3bの角部に集中する圧縮応力の逃げ場(発散経路)が形成されることとなる。これにより、基部3bの角部に持上げ方向の内部応力と送り方向の内部応力とが残留することを抑制することができる。したがって、圧電素子6,7によって駆動される部材の、異なる2方向の振動をそれぞれ独立して制御することができ、さらに、駆動装置1が疲労破壊してしまうことを抑制することが可能な駆動装置1が得られる。
また、この構成によれば、第1の面3f1と第2の面3f2とが鋭角に交差しているので、第1の面3f1と第2の面3f2とが鈍角に交差している場合に比べて、基部3bの角部に圧縮応力が集中しやすい。したがって、第1圧電素子6と第2圧電素子7とが離間している構成によって、基部3bの角部に圧縮応力が集中することを抑制することができる効果が格段に発揮される。
また、この構成によれば、基部3bが第1圧電素子6を第1の面3f1と対向する第3の面3f3で支持している。このため、第1の面3f1のみに第1圧電素子が設けられている場合に比べて、基部3bに圧縮応力が集中する個所が多くなる(基部3bの1つの角部→基部3bの2つの角部)。したがって、第1圧電素子6と第2圧電素子7とが離間している構成によって、基部3bの角部に圧縮応力が集中することを抑制することができる効果が格段に発揮される。
また、この構成によれば、第1の面3f1に配置された第1圧電素子6が第1境界部3g1と離間して形成されており、第3の面3f3に配置された第1圧電素子6が第2境界部3g2と離間して形成されており、第2圧電素子7は、第1境界部3g1に接して形成されるとともに第2境界部3g2に接して形成されている。このため、第2圧電素子が第1境界部と離間して形成されるとともに第2境界部と離間して形成されている場合に比べて、先端部3aの体積V2の変化量を小さく抑えることができる。例えば、第2圧電素子が第1境界部と離間して形成されるとともに第2境界部と離間して形成されている場合、または、基部の角部(第1境界部及び第2境界部)が面取りされている場合は、第2の面に平行な第1境界部の側と第2境界部の側との双方側において基部の肉付けが必要となり、基部の体積が増え、先端部の体積の変化量を小さく抑えることができる。しかしながら、本実施形態では、第2圧電素子7が第1境界部3g1に接して形成されるとともに第2境界部3g2に接して形成されているので、第1の面に平行な境界部側の一方側において基部の肉付けが必要となるのみである。このため、基部3bの体積V1と先端部3aの体積V2との調整がしやすくなり、基部3bの質量と先端部3aの質量とをバランスよく調整しやすくなる。したがって、ロータ4を安定して駆動させることが容易になる。
また、この構成によれば、基部3bの質量が先端部3aの質量と同一であるので、基部の質量が先端部の質量と異なっている場合に比べて、ロータ4を安定して駆動させることができる。
なお、本実施形態では、駆動装置1が所定の位相差で駆動する3つの駆動駒3の組を2組有しているが、これに限らない。例えば、駆動装置1が所定の位相差で異動する2つ又は4つ以上の駆動駒の組を3組以上有していてもよい。すなわち、駆動駒の設置数は必要に応じて適宜変更することができる。
また、本実施形態では、基部3bに複数(4つ)の第1圧電素子6が設けられているが、これに限らない。例えば、基部3bに1つ、2つ、3つ又は5つ以上の第1圧電素子が設けられていてもよい。すなわち、第1圧電素子の設置数は必要に応じて適宜変更することができる。
また、本実施形態では、基部3bに2つの第2圧電素子7が設けられているが、これに限らない。例えば、基部3bに1つ又は3つ以上の第2圧電素子が設けられていてもよい。すなわち、第2圧電素子の設置数は必要に応じて適宜変更することができる。
次に、本実施形態の駆動装置1を備えたレンズ鏡筒及びカメラの一例について説明する。本実施形態の交換レンズは、カメラボディとともにカメラシステムを形成するものである。交換レンズは、公知のAF(オートフォーカス)制御に応じて合焦動作を行うAFモードと、撮影者からの手動入力に応じて合焦動作を行うMF(マニュアルフォーカス)モードとが切り替え可能になっている。
図5は、図1に示す駆動装置を備えたレンズ鏡筒及びカメラの概略構成図である。図5に示すように、カメラ101は、撮像素子108が内蔵されたカメラボディ102と、レンズ107を有するレンズ鏡筒103とを備えている。
レンズ鏡筒103は、カメラボディ102に着脱可能な交換レンズである。レンズ鏡筒103は、レンズ107、カム筒106、駆動装置1等を備えている。駆動装置1は、カメラ101のフォーカス動作時にレンズ107を駆動する駆動源として用いられている。駆動装置1のロータ4から得られた駆動力は、直接、カム筒106に伝えられる。レンズ107は、カム筒106に保持されており、駆動装置1の駆動力により、光軸方向Lに略平行に移動して、焦点調節を行うフォーカスレンズである。
カメラ101の使用時には、レンズ鏡筒103内に設けられたレンズ群(レンズ107を含む)によって、撮像素子108の撮像面に被写体像が結像される。撮像素子108によって、結像された被写体像は電気信号に変換され、その信号をA/D変換することによって、画像データが得られる。
以上説明したように、カメラ101及びレンズ鏡筒103は、上述の駆動装置1を備えている。したがって、圧電素子によって駆動される部材の、異なる2方向の振動をそれぞれ独立して制御することができ、さらに、駆動装置が疲労破壊してしまうことを抑制することができる。
なお、本実施形態では、レンズ鏡筒103は、交換レンズである例を示したが、これに限らず、例えば、カメラボディと一体型のレンズ鏡筒としてもよい。
1…駆動装置、3a,31a,32a…先端部(第2部材)、3b,31b,32b…基部(第1部材)、3f1…第1の面、3f2…第2の面、3f3…第3の面、3g1…第1境界部、3g2…第2境界部、6,61,62…第1圧電素子、7,71,72…第2圧電素子、101…カメラ、103…レンズ鏡筒

Claims (6)

  1. 複数の第1圧電素子の間に配置され、前記複数の第1圧電素子により前記複数の第1圧電素子が配置される方向と交差する第1の方向に駆動される第1部材と、
    前記第1部材に設けられ、前記第1圧電素子と離間している第2圧電素子と、
    前記第2圧電素子と接して設けられ、前記第2圧電素子により前記第1の方向と交差する第2の方向に駆動される第2部材と、
    前記第2部材により移動される第3部材と、を備えることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第1部材は、第1の面と、該第1の面と交差する第2の面と、前記第1の面と対向するとともに、前記第2の面と交差する第3の面と、を有し、
    前記複数の第1圧電素子の少なくとも一つを第1の面で支持するとともに前記第2圧電素子を第2の面で支持しており、
    前記第1の面と前記第2の面とは鋭角に交差していることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1部材は、前記複数の第1圧電素子のうち、前記第1の面で支持された第1圧電素子とは異なる第1圧電素子前記第1の面と対向する前記第3の面で支持することを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  4. 前記第1部材の質量は、前記第2部材の質量と同一であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の駆動装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の駆動装置を備えたレンズ鏡筒。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の駆動装置を備えたカメラ。
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