JP2013150446A - 駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラ - Google Patents

駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】駆動駒を大きく振動させることができ、高トルク化、高回転化を図ることが可能な駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラを提供する。
【解決手段】第1の方向に厚みすべり振動をする第1圧電素子(6)と、第1の方向とは異なる第2の方向に厚みすべり振動をする第2圧電素子(7)と、第1圧電素子(6)により駆動される第1部材(3b)と、第2圧電素子(7)により駆動される第2部材(3a)と、を備え、第1部材(3b)は、第1圧電素子(6)を第1の方向と平行な第1の面(3f1)で支持するとともに第2圧電素子(7)を第2の方向と平行な第2の面(3f2)で支持しており、第1部材(3b)、第2部材(3a)、第2圧電素子(7)からなる構造体(3G)が第1圧電素子(6)の厚みすべり振動に従って固有振動するか、または、第2部材(3a)が第2圧電素子(7)の厚みすべり振動に従って固有振動するよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラに関するものである。
従来、圧電素子を用いた駆動装置が知られている。このような駆動装置においては、複数の圧電素子を駆動させ、被駆動体に接触する部分を楕円運動させることで、被駆動体を駆動させるものがある。例えば、特許文献1の駆動装置では、被駆動体を支持する先端部と、一対の第1圧電素子に挟み込まれた基部と、先端部と基部との間に設けられた第2圧電素子と、からなる駆動駒を備え、駆動駒の先端部の楕円運動を、それぞれ独立した異なる2方向の振動により実現している。
特開2010−288355号公報
しかしながら、特許文献1では、第1圧電素子の厚みすべり振動により駆動駒を被駆動体に接する方向や被駆動体から離間させる方向(縦方向)に振動させるとともに、第2圧電素子の厚みすべり振動により先端部を被駆動体の回転円の接線方向(横方向)に振動させる構成となっている。つまり、第1圧電素子の振幅特性によって駆動駒を縦方向に振動させるときの最大振幅が定まり、第2圧電素子の振幅特性によって先端部を横方向に振動させるときの最大振幅が定まる。このため、各圧電素子の振幅特性により、駆動駒を大きく振動させるにも限界があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、駆動駒を大きく振動させることができ、高トルク化、高回転化を図ることが可能な駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は実施の形態に示す図1〜図7に対応付けした以下の構成を採用している。なお、本発明を分かり易く説明するために、一実施形態を示す図面の符号に対応付けて説明するが、本発明は実施形態に限定されるものではない。
本発明の駆動装置(1)は、第1の方向に厚みすべり振動をする第1圧電素子(6)と、第1の方向とは異なる第2の方向に厚みすべり振動をする第2圧電素子(7)と、第1圧電素子(6)により駆動される第1部材(3b)と、第2圧電素子(7)により駆動される第2部材(3a)と、を備え、第1部材(3b)は、第1圧電素子(6)を第1の方向と平行な第1の面(3f1)で支持するとともに第2圧電素子(7)を第2の方向と平行な第2の面(3f2)で支持しており、第1部材(3b)、第2部材(3a)、第2圧電素子(7)からなる構造体(3G)が第1圧電素子(6)の厚みすべり振動に従って固有振動するか、または、第2部材(3a)が第2圧電素子(7)の厚みすべり振動に従って固有振動するよう構成されている。
本発明のレンズ鏡筒(103)は、駆動装置(1)と、駆動装置(1)によって駆動されるカム筒(106)と、カム筒(106)に移動可能に保持されて焦点調整を行うレンズ(107)と、を備える。
本発明のカメラ(101)は、レンズ鏡筒(103)と、レンズ鏡筒(103)に設けられたレンズ(107)によって撮像面に被写体像が結像される撮像素子(108)と、を備える。
本発明によれば、高トルク化、高回転化を図ることが可能となる。
本発明に係る一実施形態の駆動装置の正面図である。 図1に示す駆動装置の回路図である。 図1に示す駆動装置の駆動駒の独立振動に固有振動モードを重ね合わせたモデルを示す図である。 図1に示す駆動装置の駆動駒の固有振動モードを示す図である。 図1に示す駆動装置の駆動駒の第1変形例を示す正面図である。 図1に示す駆動装置の駆動駒の第2変形例を示す正面図である。 図1に示す駆動装置を備えたレンズ鏡筒及びカメラの概略構成図である。 比較例の駆動装置の駆動駒の独立振動モデルを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1実施形態)
本実施形態の駆動装置は、ベース部に対してロータを相対的に変位させる相対駆動を行い、ロータによってカメラのレンズ鏡筒等の光学機器や電子機器を駆動する。
図1は、本発明に係る一実施形態の駆動装置1の正面図である。
図1に示すように、駆動装置1は、ベース部2と、駆動駒3と、ロータ4と、支持軸5と、を備えている。
ベース部2は、導電性を有する弾性体であり、例えばステンレス鋼を含む材料によって形成されている。ベース部2は、中央部に軸方向の貫通穴を有する中空円筒形状に形成されている。ベース部2の表面には、例えば絶縁膜(図示略)が形成されることにより絶縁処理が施されている。ベース部2の貫通穴には、支持軸5が挿通されている。
ベース部2の一方の端部(上端部)には、複数の保持部2aがベース部2の周方向に隣接して設けられている。保持部2aは、凹形状に形成されている。保持部2aは、駆動駒3をベース部2の周方向の両側から挟みこむように保持する。
ベース部2の他方の端部(下端部)は、例えばボルト等の締結部材(図示略)により、取付部101aに固定されている。ベース部2の中央部よりも取付部101aに近い部分には、周方向に連続する溝部2dが設けられている。
駆動装置1は、所定の位相差で駆動する3つの駆動駒3の組を2組有している。本実施形態では、ベース部2の周方向に等間隔に配置された6つの駆動駒3のうち、3つの駆動駒31が第1組に属し、3つの駆動駒32が第2組に属している。各組の駆動駒31と駆動駒32とは、ベース部2の周方向、すなわちロータ4の回転方向Rに交互に配置されている。
各々の駆動駒3は、第1の方向に沿って厚みすべり振動をする第1圧電素子6と、基部(第1部材)3bと先端部(第2部材)3aと第1の方向とは異なる第2の方向に沿って厚みすべり振動をする第2圧電素子7とからなる構造体3Gと、を備えている。
基部3bは、導電性を有しており、例えば軽金属合金により形成されている。基部3bは、ベース部2の周方向に交差する一対の側面がやや傾斜した略直方体形状に形成されている。基部3bは、保持部2aによって支持軸5と平行な方向に駆動可能に支持されている。基部3bは、第1圧電素子6によって駆動され、支持軸5と平行な方向に振動する。
基部3bは、第1圧電素子6を第1の方向と平行な第1の面3f1(側面)で支持するとともに第2圧電素子7を第2の方向と平行な第2の面3f2(上面)で支持する。第1の面3f1と第2の面3f2とは鋭角に交差している。第1の面3f1と第2の面3f2とのなす角度は、各部材の寸法や公差等の関係から、例えば、84°以上88°以下に設定されている。
基部3bには複数(4つ)の第1圧電素子6が設けられている。基部3bは、2つの第1圧電素子6を第1の面3f1で支持するとともに残りの2つの第1圧電素子6を第1の面3f1と対向する第3の面(側面)3f3で支持している。第3の面3f3と第2の面3f2とは鋭角に交差している。第3の面3f3と第2の面3f2とのなす角度は、第1の面3f1と第2の面3f2とのなす角度と同一である。
先端部3aは、導電性を有しており、例えばステンレス鋼により形成されている。先端部3aは、断面視において山形の六角形形状に形成されている。先端部3aは、基部3bとロータ4との間に配置されている。先端部3aは、保持部2aから突出してロータ4を支持している。先端部3aは、第2圧電素子7によって駆動され、第2の方向に沿って振動する。
先端部3aの質量は、基部3bの質量よりも大きくなっている。ここで、先端部3aの体積をV1とし、基部3bの体積をV2とする。また、先端部3aの密度をρ1とし、基部3bの密度をρ2とする。このとき、駆動装置1は、以下の式(1)を満たすように、先端部3aの体積V1、基部3bの体積V2、先端部3aの密度ρ1、基部3bの密度ρ2が決定されている。
ρ1・V1>ρ2・V2 ・・・(1)
ロータ4は、ベアリング(図示略)を介して支持軸5に取り付けられている。ロータ4は、支持軸5を中心として、回転方向Rの前方又は後方に回転可能に設けられている。ロータ4の外周面には、例えばカメラのレンズ鏡筒等を駆動するための歯車4aが形成されている。ロータ4のベース部2に対向する面は、複数の駆動駒3によって支持されている。
支持軸5は、中心軸がロータ4の回転軸と一致するように配置された丸棒状の部材である。支持軸5は、一方の端部(下端部)が取付部101aに固定されている。支持軸5は、ベース部2とロータ4を貫通している。支持軸5は、ロータ4の回転方向Rに沿って配置された複数の駆動駒3の中心に配置されている。
第1圧電素子6は、例えばジルコン酸チタン酸塩(PZT)を含む材料により形成されている。第1圧電素子6は、ベース部2の保持部2aの内側の面と、駆動駒3の基部3bの側面との間に配置されている。第1圧電素子6は、駆動駒3の基部3bをロータ4の回転方向Rの前方及び後方から挟みこむように配置されている。
第1圧電素子6は、支持軸5のほぼ軸方向に長手を有して形成されている。複数(4つ)の第1圧電素子6は、それぞれ基部3bの側面3f1,3f3に沿って第1の方向に厚みすべり振動をする。各第1圧電素子6は、支持軸5のほぼ軸方向に沿う長手方向に厚みすべり振動をするように設けられている。各第1圧電素子6は、導電性を有する接着剤により、ベース部2の保持部2aの内側の面と、駆動駒3の基部3bの側面3f1,3f3との双方に接着されている。
第2圧電素子7は、例えばジルコン酸チタン酸塩(PZT)を含む材料により形成されている。第2圧電素子7は、各駆動駒3の中心を通る中心円の接線方向、すなわち各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向に長手を有して形成されている。第2圧電素子7は、基部3bの上面3f2沿って第2の方向に厚みすべり振動をする。第2圧電素子7は、各駆動駒3の中心を通る中心円の接線方向に厚みすべり振動をするように設けられている。すなわち、第2圧電素子7は、各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向に沿って厚みすべり振動をするように設けられている。第2圧電素子7は、導電性を有する接着剤により、駆動駒3の先端部3aの底面と基部3bの上面3f2との双方に接着されている。
図2は、図1に示す駆動装置1の回路図である。図2(a)は第1圧電素子6と電源部10との接続状態を示す図であり、図2(b)は第2圧電素子7と電源部10との接続状態を示す図である。なお、便宜上、図2(a)においては第2圧電素子7の図示を省略し、図2(b)においては第1圧電素子6の図示を省略している。
図2(a)及び図2(b)に示すように、駆動装置1は、第1圧電素子6及び第2圧電素子7の各々に電圧を供給する電源部10を備えている。電源部10は、第1端子T1、第2端子T2、第3端子T3及び第4端子T4を備えている。端子T1〜T4は、それぞれ所定の周波数の正弦波状の電圧を各圧電素子に供給する。電源部10は、第1端子T1及び第2端子T2の各端子間、並びに、第3端子T3及び第4端子T4の各端子間で、所定の位相差を有する同一波形の正弦波状の電圧を各圧電素子に供給する。
図1及び図2(a)に示すように、複数の第1圧電素子6のうち、第1組に属する3つの駆動駒31とベース部2との間に配置された12の第1圧電素子61は、配線11を介して第1端子T1に電気的に接続されている。複数の第1圧電素子6のうち、第2組に属する3つの駆動駒32とベース部2との間に配置された12の第1圧電素子62は、配線12を介して第2端子T2に電気的に接続されている。
駆動装置1において駆動駒3によりロータ4を回転させる際には、第1組の3つの駆動駒31を同期して駆動させる。そして、第1組の駆動駒31と所定の位相差を有して、第2組の3つの駆動駒32を、第1組の3つの駆動駒31と同様に同期して駆動させる。これにより、第1組の3つの駆動駒31と第2組の3つの駆動駒32とが、ロータ4を交互に支持して回転させる。
具体的には、電源部10の第1端子T1は、第1圧電素子61に正弦波状の電圧を供給する。すると、第1圧電素子61は、支持軸5のほぼ軸方向に沿う第1の方向に厚みすべり振動を開始する。駆動駒31は、第1圧電素子61の変形によって駆動され、ベース部2から離間する方向へ移動する。
このとき、電源部10の第3端子T3は、第2圧電素子71に正弦波状の電圧を供給している。すると、第2圧電素子71は、各駆動駒3の中心を通る中心円の接線方向、すなわち各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向(第2の方向)において、ロータ4の回転方向Rの前方向へ厚みすべり振動を開始する。駆動駒31の先端部31aは、第2圧電素子71の変形によって第2の方向に駆動される。このとき、駆動駒31の先端部31aは、ロータ4との間に作用する摩擦力によってロータ4を回転方向Rの前方へ回転させる。
その後、第1圧電素子61は、電源部10の第1端子T1によって供給された正弦波状の電圧により、ロータ4から離れる逆方向の変形を開始する。第1組の駆動駒31は、第1圧電素子61の逆方向の変形により、ロータ4から離間する方向に移動する。
このとき、第2圧電素子71は、電源部10の第3端子T3によって供給された正弦波状の電圧により、ロータ4の回転方向Rの後方側への逆方向の変形を開始する。第1組の駆動駒31の先端部31aは、ロータ4から離れた状態で、第2圧電素子71の逆方向の変形により、ロータ4の回転方向Rの後方側へ向けて移動する。
その後、第1組の駆動駒31は、ロータ4への先端部31aの接触、ロータ4の回転方向Rの前方側への先端部31aの移動、ロータ4からの先端部31aの離間、ロータ4の回転方向Rの後方側への先端部31aの駆動、を繰り返す。すなわち、駆動駒31の基部31b、第2圧電素子71、及び先端部31aは、第1圧電素子61により駆動され、支持軸5の軸方向に沿って振動する。また、駆動駒31の先端部31aは、第2圧電素子71により駆動され、基部31b及びベース部2に対して、各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向(第2の方向)に沿って振動する。これにより、第1組の駆動駒31は、先端部31aが円軌道または楕円軌道を描くように駆動する。
第2の駆動駒32は、第1組の駆動駒31と所定の位相差を有しており、第1組の駆動駒31と同様に駆動する。すなわち、電源部10の第2端子T2は、第1端子T1が供給する電圧と同様の波形を有し、第1端子T1が供給する電圧と所定の位相差を有する正弦波状の電圧を、第1圧電素子62に供給する。また、電源部10の第4端子T4は、第3端子T3が供給する電圧と同様の波形を有し、第3端子T3が供給する電圧と所定の位相差を有する正弦波状の電圧を、第2圧電素子72に供給する。
第2組の3つの駆動駒32の先端部32aは、第1組の3つの駆動駒31の先端部31aがロータ4から離間する前にロータ4に接触し、第1組の3つの駆動駒31の先端部31aがロータ4に接触した後にロータ4から離間する。したがって、ロータ4は、第1組の3つの駆動駒31と第2組の3つの駆動駒32とにより交互に支持されて駆動され、支持軸5の軸方向における位置をほぼ一定に保った状態で所定の回転速度で回転方向Rの前方又は後方へ回転する。
以上のように、駆動装置1は、支持軸5のほぼ軸方向に沿う第1の方向に厚みすべり振動をする第1圧電素子6と、各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向に沿う第2の方向に厚みすべり振動をする第2圧電素子7と、各駆動駒3の基部3bを第1圧電素子6を介して挟んで支持するベース部2と、を備えている。
このため、第1圧電素子6によって、駆動駒3の基部3b、第2圧電素子7、及び先端部3aを、ベース部2に対して支持軸5と平行な方向に振動させることができる。また、第2圧電素子7によって、駆動駒3の先端部3aを、ベース部2及び駆動駒3の基部3bに対して、各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向に振動させることができる。
したがって、本実施形態の駆動装置1によれば、第1圧電素子6と第2圧電素子7とを独立して制御することで、駆動駒3の先端部3aの支持軸5と平行な方向への振動と、先端部3aの各駆動駒3の中心におけるロータ4の回転円の接線方向への振動とを独立して制御することができる。このため、駆動駒3の各方向への振動を効率よく行うことができ、ロータ4を効率よく回転させることができる。
ところで、特許文献1の駆動装置は、第1圧電素子の厚みすべり振動により駆動駒をロータに接する方向やロータから離間させる方向(縦方向)に振動させるとともに、第2圧電素子の厚みすべり振動により先端部をロータの回転円の接線方向(横方向)に振動させる構成となっている。このような構成では、第1圧電素子の振幅特性によって駆動駒を縦方向に振動させるときの最大振幅が定まり、第2圧電素子の振幅特性によって先端部を横方向に振動させるときの最大振幅が定まる。
図8は、比較例の駆動装置の駆動駒1003の独立振動モデルを示す図である。図8(a)は駆動駒1003が移動する前の状態(停止しているとき)の図である。図8(b)は、駆動駒1003がロータ1004に接する方向(+Y方向)に移動している状態の図である。図8(c)は、先端部1003aがロータ1004の回転円の接線方向(+X方向)に移動している状態の図である。なお、図8においては、便宜上、駆動装置の駆動駒の複数の動作のうちの一部を図示している。また、図8においては、ロータ1004の回転方向Rに沿う先端部1003aの移動方向をX方向(第2の方向)、支持軸5に沿う駆動駒1003の移動方向をY方向(支持軸の軸方向)とする直交座標系を用いて説明する。
図8(a)に示すように、第1圧電素子1006及び第2圧電素子1007に電圧を供給しない状態において、第1圧電素子1006及び第2圧電素子1007は厚みすべり変形していない。このため、駆動駒1003は振動していない。
図8(b)に示すように、例えば、第1端子に+1.0Vの電圧を発生させ、第1圧電素子1006に第1配線を介して電圧を供給する。すると、駆動駒1003を駆動する第1圧電素子1006が厚みすべり変形し、駆動駒1003がロータ1004に接する方向(+Y方向側)へ移動する。ここで、駆動駒1003の移動量は第1圧電素子1006に供給される電圧の絶対値に比例する。つまり、第1圧電素子1006の振幅特性により、駆動駒1003をY方向に振動させることができる最大振幅が定まる。なお、第2圧電素子1007は厚みすべり変形していない。
図8(c)に示すように、例えば、第3端子に+3.0Vの電圧を発生させ、第2圧電素子1007に第3配線を介して電圧を供給する。すると、先端部1003aを駆動する第2圧電素子1007が厚みすべり変形し、先端部1003aが基部1003b及びベース部1002に対して+X方向側へ移動する。ここで、先端部1003aの移動量は第2圧電素子1007に供給される電圧の絶対値に比例する。つまり、第2圧電素子1007の振幅特性により、先端部1003aをX方向に振動させることができる最大振幅が定まる。なお、第1圧電素子1006は厚みすべり変形していない。
このように、比較例の駆動装置の駆動駒1003では、第1圧電素子1006の振幅特性により駆動駒1003をロータ1004に接する方向やロータ1004から離間させる方向(Y方向)に振動させることができる最大振幅が定まり、第2圧電素子1007の振幅特性により先端部1003aをロータ1004の回転円の接線方向(X方向)に振動させることができる最大振幅が定まる。このため、各圧電素子の振幅特性により、駆動駒を大きく振動させるにも限界があった。
そこで、本発明では、駆動装置1は、基部3b、先端部3a、第2圧電素子7からなる構造体3Gが第1圧電素子6の厚みすべり振動に従って固有振動するか、または、先端部3aが第2圧電素子7の厚みすべり振動に従って固有振動するよう構成されている。具体的には、駆動装置1は、構造体3Gが第1圧電素子6の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第1圧電素子6が第1の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するか、または、先端部3aが第2圧電素子7の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第2圧電素子7が第2の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう構成されている。
図3は、図1に示す駆動装置1の駆動駒3の独立振動に固有振動モードを重ね合わせたモデルを示す図である。図3(a)は駆動駒3が移動する前の状態(停止しているとき)の図である。図3(b)は、駆動駒3がロータ4に接する方向(+Y方向)に移動している状態の図である。図3(c)は、先端部3aがロータ4の回転円の接線方向(+X方向)に移動している状態の図である。なお、図3においては、便宜上、駆動装置の駆動駒の複数の動作のうちの一部を図示している。また、図3においては、ロータ4の回転方向Rに沿う先端部3aの移動方向をX方向(第2の方向)、支持軸5に沿う駆動駒3の移動方向をY方向(支持軸5の軸方向)とする直交座標系を用いて説明する。
図3(a)に示すように、第1圧電素子6及び第2圧電素子7に電圧を供給しない状態において、第1圧電素子6及び第2圧電素子7は厚みすべり変形してしない。このため、駆動駒3は振動していない。
図3(b)に示すように、例えば、第1端子T1に+1.0Vの電圧を発生させ、第1圧電素子6に第1配線11を介して電圧を供給する。すると、駆動駒3を駆動する第1圧電素子6が厚みすべり変形し、駆動駒3がロータ4に接する方向(+Y方向側)へ移動する。
ここで、駆動装置1は、構造体3Gが第1圧電素子6の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第1圧電素子6が第1の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう構成されている。
具体的には、駆動装置1は、構造体3Gが第1圧電素子6の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第1圧電素子6が第1の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう、構造体3Gを構成する基部3b、先端部3a、第2圧電素子7の各々の材料、質量、形状、弾性率の少なくとも1が選択されて構成されている。
例えば、構造体3Gが第1圧電素子6の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第1圧電素子6が第1の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう、構造体3Gを構成する基部3b、先端部3aの形状が選択された構成としては、基部3b、先端部3aの少なくとも1つに開口部または切り欠き部が形成された構成が挙げられる。
これにより、構造体3Gと第1圧電素子6との共振現象を利用して、駆動駒3の移動量を増大させることができる。つまり、本実施形態では、第1圧電素子6の振幅特性により駆動駒3をY方向に振動させることができる最大振幅が定まる構成とはなっておらず、構造体3Gと第1圧電素子6との共振現象を利用して、比較例の駆動駒1003の最大振幅以上に駆動駒3をY方向に振動させることが可能な構成となっている。なお、第2圧電素子7は厚みすべり変形していない。
図3(c)に示すように、例えば、第3端子T3に+3.0Vの電圧を発生させ、第2圧電素子7に第3配線13を介して電圧を供給する。すると、先端部3aを駆動する第2圧電素子7が厚みすべり変形し、先端部3aが基部3b及びベース部2に対して+X方向側へ移動する。
ここで、駆動装置1は、先端部3aが第2圧電素子7の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第2圧電素子7が第2の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう構成されている。
具体的には、駆動装置1は、先端部3aが第2圧電素子7の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第2圧電素子7が第2の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう、先端部3a材の材料、質量、形状、弾性率の少なくとも1が選択されて構成されている。
例えば、先端部3aが第2圧電素子7の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第2圧電素子7が第2の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう、先端部3aの形状が選択された構成としては、先端部3aに開口部または切り欠き部が形成された構成が挙げられる。
これにより、先端部3aと第2圧電素子7との共振現象を利用して、先端部3aの移動量を増大させることができる。つまり、本実施形態では、第2圧電素子7の振幅特性のみにより先端部3aをY方向に振動させることができる最大振幅が定まる構成とはなっておらず、先端部3aと第2圧電素子7との共振現象を利用して、比較例の先端部1003aの最大振幅以上に先端部3aをX方向に振動させることが可能な構成となっている。なお、第1圧電素子6は厚みすべり変形していない。
図4は、図1に示す駆動装置1の駆動駒3の固有振動モードを示す図である。図4(a)は、持上げモード(駆動駒3がロータ4を持上げている状態)の図である。図4(b)は、周方向倒れモード(先端部3aがロータの回転円の接線方向に倒れている状態)の図である。図4(c)は、図4(a)とは異なる持上げモード(駆動駒3が支持軸5とは反対側の方向に倒れている状態)の図である。なお、図4においては、便宜上、ロータ4の図示を省略している。
図4(a)に示すように、持上げモードにおいては、第1圧電素子6の厚みすべり振動により構造体3Gと第1圧電素子6とが共振し、駆動駒3全体として支持軸5に沿って振動する。なお、持上げモードはこのモードに限られず、例えば図4(c)に示すように、第1圧電素子6の厚みすべり振動により構造体3Gと第1圧電素子6とが共振し、駆動駒3全体として支持軸5とは反対の方向に斜めに(支持軸5と交差する方向に)振動するモードでもよい。
図4(b)に示すように、周方向倒れモードにおいては、第2圧電素子7の厚みすべり振動により先端部3aと第2圧電素子7とが共振し、先端部3a及び第2圧電素子7が全体としてロータ4の回転円の接線方向に振動する。
本実施形態の駆動装置1によれば、第1圧電素子6の厚みすべり振動により構造体3Gと第1圧電素子6とが共振し、もしくは、第2圧電素子7の厚みすべり振動により先端部3aと第2圧電素子7とが共振する。このため、構造体3Gと第1圧電素子6との共振現象を利用して駆動駒3をロータ4に接する方向やロータ4から離間させる方向(Y方向)に振動させることができる最大振幅を増大させることができ、もしくは、先端部3aと第2圧電素子7との共振現象を利用して先端部3aをロータ4の回転円の接線方向(X方向)に振動させることができる最大振幅を増大させることができる。よって、駆動駒3を大きく振動させることができ、高トルク化、高回転化を図ることが可能な駆動装置1を提供することができる。
また、この構成によれば、先端部3aの質量が基部3bの質量よりも大きいので、駆動駒3の重心が先端部3a寄りとなる。このため、先端部3aをロータ4の回転円の接線方向(X方向)に振動させ易くなる。よって、先端部3aを大きく振動させることができ、高トルク化を図ることが容易となる。
なお、本実施形態では、駆動装置1は、構造体3Gが第1圧電素子6の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第1圧電素子6が第1の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するか、または、先端部3aが第2圧電素子7の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第2圧電素子7が第2の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう構成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。
例えば、駆動装置1は、構造体3Gが第1圧電素子6の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第1圧電素子6が第1の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致し、且つ、先端部3aが第2圧電素子7の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と第2圧電素子7が第2の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、第1圧電素子6の厚みすべり振動により構造体3Gと第1圧電素子6とが共振するとともに、第2圧電素子7の厚みすべり振動により先端部3aと第2圧電素子7とが共振する。このため、構造体3Gと第1圧電素子6との共振現象を利用して駆動駒3をロータ4に接する方向やロータ4から離間させる方向(Y方向)に振動させることができる最大振幅を増大させることができるとともに、先端部3aと第2圧電素子7との共振現象を利用して先端部3aをロータ4の回転円の接線方向(X方向)に振動させることができる最大振幅を増大させることができる。よって、駆動駒3及び先端部3aを大きく振動させることができ、高トルク化を図ることが可能な駆動装置1を提供することができる。
なお、本実施形態では、先端部3aの質量が基部3bの質量よりも大きいが、これに限らない。例えば、先端部の質量が基部の質量と同じであってもよいし、先端部の質量が基部の質量よりも小さくてもよい。
また、本実施形態では、駆動装置1が所定の位相差で駆動する3つの駆動駒3の組を2組有しているが、これに限らない。例えば、駆動装置1が所定の位相差で駆動する2つ又は4つ以上の駆動駒の組を3組以上有していてもよい。すなわち、駆動駒の設置数は必要に応じて適宜変更することができる。
また、本実施形態では、基部3bに複数(4つ)の第1圧電素子6が設けられているが、これに限らない。例えば、基部3bに1つ、2つ、3つ又は5つ以上の第1圧電素子が設けられていてもよい。すなわち、第1圧電素子6の設置数は必要に応じて適宜変更することができる。
また、本実施形態では、基部3bに2つの第2圧電素子7が設けられているが、これに限らない。例えば、基部3bに1つ又は3つ以上の第2圧電素子が設けられていてもよい。すなわち、第2圧電素子7の設置数は必要に応じて適宜変更することができる。
(第1変形例)
図5は、図1に示す駆動装置の駆動駒の第1変形例を示す正面図である。本変形例の駆動駒43は、先端部43aが第2の面3f2と垂直な方向に長手を有して形成されている点で、上述の第1実施形態で説明した駆動駒3と異なる。図5において、図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5に示すように、駆動駒43は、先端部43aが第2の面3f2と垂直な方向に長手を有して形成されている。つまり、先端部43aがロータ4(図示略)の回転円の接線方向にたわみ易い構成となっている。
本変形例によれば、先端部43aをロータ4の回転円の接線方向(X方向)に振動させ易くなる。よって、先端部43aを大きく振動させることができ、高トルク化、高回転化を図ることが容易となる。
(第2変形例)
図6は、図1に示す駆動装置の駆動駒の第2変形例を示す正面図である。本変形例の駆動駒53は、先端部53aを第2の面3f2と直交し且つ第2の方向を含む面で切断したときの断面形状がH字形である点で、上述の第1実施形態で説明した駆動駒3と異なる。図6において、図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6に示すように、駆動駒53は、先端部53aを第2の面3f2と直交し且つ第2の方向を含む面で切断したときの断面形状がH字形である。例えば、先端部53aの第2の面3f2に接する部分を第2の面3f2と平行な面で切断したときの断面積は、第2圧電素子7を第2の面3f2と平行な面で切断したときの断面積とほぼ同じ大きさになっている。また、先端部53aのロータ4(図示略)に接する部分を第2の面3f2と平行な面で切断したときの断面積は、先端部53aの第2の面3f2に接する部分を第2の面3f2と平行な面で切断したときの断面積とほぼ同じ大きさになっている。先端部53aの第2の面3f2に接する部分とロータ4に接する部分との間の部分を第2の面3f2と平行な面で切断したときの断面積は、相対的に小さくなっている。つまり、先端部53aは、第2圧電素子7及びロータ4に接触する面積を十分に確保しつつロータ4の回転円の接線方向にたわみ易い構成となっている。
本変形例によれば、先端部53aをロータ4の回転円の接線方向(X方向)に振動させ易くなり、さらに先端部53aの振動が安定化する。よって、先端部53aを大きく振動させることができ、高トルク化、高回転化を図ることが確実に実現することができる。
次に、本実施形態の駆動装置1を備えたレンズ鏡筒及びカメラの一例について説明する。本実施形態の交換レンズは、カメラボディとともにカメラシステムを形成するものである。交換レンズは、公知のAF(オートフォーカス)制御に応じて合焦動作を行うAFモードと、撮影者からの手動入力に応じて合焦動作を行うMF(マニュアルフォーカス)モードとが切り替え可能になっている。
図7は、図1に示す駆動装置を備えたレンズ鏡筒及びカメラの概略構成図である。図7に示すように、カメラ101は、撮像素子108が内蔵されたカメラボディ102と、レンズ107を有するレンズ鏡筒103とを備えている。
レンズ鏡筒103は、カメラボディ102に着脱可能な交換レンズである。レンズ鏡筒103は、レンズ107、カム筒106、駆動装置1等を備えている。駆動装置1は、カメラ101のフォーカス動作時にレンズ107を駆動する駆動源として用いられている。駆動装置1のロータ4から得られた駆動力は、直接、カム筒106に伝えられる。レンズ107は、カム筒106に保持されており、駆動装置1の駆動力により、光軸方向Lに略平行に移動して、焦点調節を行うフォーカスレンズである。
カメラ101の使用時には、レンズ鏡筒103内に設けられたレンズ群(レンズ107を含む)によって、撮像素子108の撮像面に被写体像が結像される。撮像素子108によって、結像された被写体像は電気信号に変換され、その信号をA/D変換することによって、画像データが得られる。
以上説明したように、カメラ101及びレンズ鏡筒103は、上述の駆動装置1を備えている。したがって、駆動駒を大きく振動させることができ、高トルク化、高回転化を図ることができる。
なお、本実施形態では、レンズ鏡筒103は、交換レンズである例を示したが、これに限らず、例えば、カメラボディと一体型のレンズ鏡筒としてもよい。
1…駆動装置、3G…構造体、3a,31a,32a,43a,53a…先端部(第2部材)、3b,31b,32b…基部(第1部材)、3f1…第1の面、3f2…第2の面、6,61,62…第1圧電素子、7,71,72…第2圧電素子、101…カメラ、103…レンズ鏡筒、106…カム筒、107…レンズ、108…撮像素子

Claims (8)

  1. 第1の方向に厚みすべり振動をする第1圧電素子と、
    前記第1の方向とは異なる第2の方向に厚みすべり振動をする第2圧電素子と、
    前記第1圧電素子により駆動される第1部材と、
    前記第2圧電素子により駆動される第2部材と、
    を備え、
    前記第1部材は、前記第1圧電素子を前記第1の方向と平行な第1の面で支持するとともに前記第2圧電素子を前記第2の方向と平行な第2の面で支持しており、
    前記第1部材、前記第2部材、前記第2圧電素子からなる構造体が前記第1圧電素子の厚みすべり振動に従って固有振動するか、または、前記第2部材が前記第2圧電素子の厚みすべり振動に従って固有振動するよう構成されていることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記構造体が前記第1圧電素子の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と前記第1圧電素子が前記第1の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するか、または、前記第2部材が前記第2圧電素子の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と前記第2圧電素子が前記第2の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記構造体が前記第1圧電素子の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と前記第1圧電素子が前記第1の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致し、且つ、前記第2部材が前記第2圧電素子の厚みすべり振動に従って固有振動するときの固有振動数と前記第2圧電素子が前記第2の方向に厚みすべり振動をするときの駆動周波数とが一致するよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記第2部材の質量が前記第1部材の質量よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動装置。
  5. 前記第2部材が前記第2の面と垂直な方向に長手を有して形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の駆動装置。
  6. 前記第2部材を前記第2の面と直交し且つ前記第2の方向を含む面で切断したときの断面形状がH字形であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の駆動装置と、
    前記駆動装置によって駆動されるカム筒と、
    前記カム筒に移動可能に保持されて焦点調整を行うレンズと、
    を備えたレンズ鏡筒。
  8. 請求項7に記載のレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒に設けられた前記レンズによって撮像面に被写体像が結像される撮像素子と、
    を備えたカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105553328A (zh) * 2016-02-02 2016-05-04 吉林大学 一种压电振动式蠕动马达
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