JP5722487B2 - トゥールビヨン及び時計 - Google Patents

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Description

本発明は、機械式腕時計のムーブメントのトゥールビヨンに関し、また、このタイプのトゥールビヨンを取り付けたムーブメント又はこのタイプのトゥールビヨンを備える機械式時計にも関する。
機械式時計及びムーブメントのためのトゥールビヨンは、ある程度以前から公知であった。これらのトゥールビヨンでは、ムーブメントのガンギ車、レバー及びいわゆるテンプが、四番車のアーバ、従って四番カナのアーバに連結された又は堅固に接続された回転式キャリッジ上に設けられている。この場合、テンプ又は天真は、典型的には四番カナの軸の仮想延長部分と一致する。ガンギ車に接続された歯車は最終的に、天真と同軸に設けられた歯車と噛み合い、これによって、トゥールビヨン及びこれに伴ってその回転式キャリッジが1分間に1回転する。
機械式時計の精確な設定のためには、秒表示を停止させる必要がある。既存のムーブメントでは通常、これを例えばクラウンを引き出すことで起動でき、クラウンを押し込むことで再び停止させることができる、いわゆるバランスストップを用いて達成している。
トゥールビヨンの回転式キャリッジによって秒表示が直接達成されるミニッツトゥールビヨンを有する腕時計では、このタイプのバランスストップの実現は極めて困難かつ複雑であることがわかっている。
特許文献1は、トゥールビヨンのキャリッジのピラーの回転移動経路の径方向外側である基本位置からブロック位置へと移動できる概ねV字型のダブルアームばねを有するトゥールビヨンのための停止デバイスを開示している。ブロック位置では、テンプの回転方向に対して反対方向を向いたばねアームを有するダブルアームばねを、径方向に回転するテンプに対して弾性的に設けている。
テンプとのこのような径方向での係合は、トゥールビヨンの極めて繊細な設置にとって有害である。また、径方向に回転し径方向外側を向いているテンプを用いたダブルアームばねの支承位置は、天輪上に配置された錘であって、これら錘の位置決め又は位置合わせに関してテンプを調整又は設定するために設けられた錘に影響する。この場合の危険は、ダブルアームばねが、テンプの較正又は極めて繊細な設定に影響を与え、従って時計の精度、特に時計の速度にマイナスの影響を与えることである。
更に、特許文献1に記載されているバランスストップは、天輪と径方向に相互作用するものであり、フライングトゥールビヨンにはほぼ適していない。なぜなら、トゥールビヨンに対して一方の側で径方向に作用するダブルアームばねが、このような繊細に設置されたトゥールビヨンの設置に有意な影響を及ぼすためである。
特許文献2は、フライングトゥールビヨンのための停止機構を示している。この場合、2つのヒゲ玉が設けられ、これらはテンプと反対方向を向いた四番カナの中心軸と径方向に係合できる。しかしながらこの場合、時計のテンプとの間接的な動作接続しか達成できない。ガンギ車はヒゲ玉を用いて停止及びロックでき、この場合、ロックはレバーを介して、振動可能に設置けられたテンプに伝達できる。こうして、このような停止機構によって後のテンプの振動が引き起こされる。
ドイツ特許第10160287A1号 中国実用新案第201402376U号
本発明が対処する問題は、機械式時計のトゥールビヨンのために改良されたバランスストップを提供するということである。これは、既存のトゥールビヨンの設計に可能な限り容易に一体化できるべきであり、可能な場合、例えばトゥールビヨンの設置及び位置決めの安定性に対して僅かな影響しかもたないべきである。
この問題は、請求項1に記載のムーブメントのトゥールビヨン、及び請求項15に記載の対応する時計を用いて解決され、有利な実施形態は従属請求項の主題である。
従って、ムーブメントの四番カナと接続又は連結できる回転キャリッジを有するムーブメントのトゥールビヨンが提供され、この回転キャリッジはムーブメントの地板に対して回転可能に設けられる。回転可能に設けられたキャリッジ上、及びこれに従って回転キャリッジ上には、天真に対して設けられた少なくとも1つのテンプ及びガンギ車が回転可能に設けられる。この場合、ガンギ車はテンプに動作可能に接続されたレバー上に設けられる。この場合、テンプ、レバー及びガンギ車は、機械式ムーブメントの脱進機を形成する。
この場合のトゥールビヨンは、更に回転キャリッジ上に配設された制動要素を特徴とし、この制動要素はテンプと係合でき、天真に対して軸方向に可動である。この種の制動要素を用いて、テンプ又はトゥールビヨンの回転キャリッジ上に径方向に対称な力を全く印加することのないバランスストップを達成できる。テンプに軸方向に係合できる制動要素を用いて、制動要素によってテンプを更に直接制動でき、特に停止させることができ、その結果としてトゥールビヨンの回転運動、即ち回転キャリッジの回転運動を停止させることができる。
制動要素の軸方向の可動により、制動要素は場合により、軸方向に整列されたテンプの端面又はテンプに強固に接続された部分の端面と、制動状態で係合する。従って、テンプを直接制動したり停止させることができ、従ってバランスストップの作動にあたり、これに続いてテンプが振動する危険がない。更に、軸方向に可動である制動要素を用いて、トゥールビヨン及びその回転キャリッジの径方向の対称性が概ね影響を受けないままとすることができ、従ってこの制動要素は、フライングトゥールビヨンの場合におけるバランスストップの実現に特に適している。
更にバランスストップは、制動要素を軸方向に作用させることで達成でき、この目的のためにトゥールビヨンの回転キャリッジを径方向に交差させる必要はない。制動要素が動作可能に直接接触するのはテンプのみであり、トゥールビヨンの回転キャリッジとは接触しないため、ここで想定した制動要素を用いてミニッツトゥールビヨンの停止を達成することも更に考えられ、この場合、テンプが停止する際にトゥールビヨンの回転キャリッジも回転させることができる。これに加えて、軸方向に可動である制動要素により、例えばクロノグラフディスプレイのための又は短い時間間隔を測定するためのトゥールビヨンを実現できる。
発展形態によると、制動要素は、テンプを停止させるために摩擦によってテンプと係合できる。制動要素がテンプに印加する摩擦力は、制動要素の作動中に急峻に又は一定に増大してもよく、これにより、テンプの漸進的な停止が達成できる。
制動要素とテンプとの間の摩擦による動作可能な接続を用いて、テンプを現在の状態とは無関係にいずれの位置又は構成において停止させることができる。
更なる実施形態によると、制動要素はその第1の径方向内側に突出した部分上に、軸方向に位置合わせされた第2の摩擦表面を有し、これはテンプの、軸方向に位置合わせされた対応する第1の摩擦表面と係合できる。制動要素は、天真の方向へと径方向内側に延伸している。制動要素は実質的に天真まで又は天真の仮想延長部分まで突出し、例えば軸方向へのテンプに向かう移動又は変形によって、制動又は抑制された状態でテンプと係合できる。
実質的に軸方向に位置合わせされたテンプの第1の摩擦表面及び制動要素の第1の部分の第2の摩擦表面は、実質的に軸方向に延在する垂直ベクトルの表面、言い換えれば天真に対して平行な表面を特徴とする。例えば制動要素が少なくとも部分的にテンプへ向かって回動するとき、又は制動要素が軸方向に変形するとき、制動要素のハウジング又は移動に応じて、制動要素の第1の部分に設けられた第2の摩擦表面に関して、軸方向から僅かに逸れた位置合わせが発生してもよい。
更なる実施形態によると、制動要素は、ディスク又はダブルローラと係合できる。制動要素は、テンプ又は天輪と反対方向を向いたディスク又はダブルローラの端面と係合できる。こうして、制動要素と係合するテンプの第1の摩擦表面は、制動要素と対面するディスク又はダブルディスクの端面に位置付けられている。
互いに対応するテンプの第1の摩擦表面及び制動要素の第1の部分の第2の摩擦表面は、摩擦を増大させるような表面品質、即ち所定の粗度を有しているとよい。しかしながら、制動要素が印加する軸方向に作用する制動力に応じて、2つの摩擦表面のうち少なくとも1つの表面を実質的に平滑なものとすることも考えられる。
更なる実施形態によると、天真に対して径方向に位置合わせされた制動要素の第1の部分は、天真を少なくとも部分的に取り囲むためのフォーク状又は弓型の構成を有する。このようにして、特に制動又は停止機能を最大化するために、交互に支承位置を採るテンプの第1の摩擦表面及び制動要素の第2の摩擦表面を最大化できる。フォーク状の、径方向内側に突出した自由端部を有する制動要素の幾何学的実施形態により、特にテンプが既に回転キャリッジに設けられている場合に、例えばトゥールビヨンの回転キャリッジ上への制動要素の組付けが可能となる。
更に、径方向内側に突出したフォーク状又は弓型の制動要素の端部は、テンプの第1の摩擦表面の対応する外形に適合されていてもよく、これにより、テンプ側の第1の摩擦表面の可能な最大表面部分を、制動要素と摩擦係合させることができる。
この場合、制動要素を回転キャリッジ上に、ガンギ車とは径方向に又は直径に関して反対側に配設できるようにしてもよい。このようにして、回転キャリッジの重心を更にセンタリングできる。
制動要素のフォーク状の実施形態に代わって、制動要素のリング状の実施形態も考えられ、ここで制動要素は天真を完全に取り囲み、天真に対して少なくとも部分的に又は完全に軸方向に変位できるよう設けられる。制動要素のリング状の実施形態を用いて、テンプ及びそれに従ってテンプのディスク又はダブルローラの径方向に対称な制動及び停止が実施できる。
更なる実施形態によると、制動要素は第1の部分から径方向に離間した第2の部分を有する。この第2の部分を用いて、制動要素をトゥールビヨンの回転キャリッジに強固に接続する。その結果、制動要素もまた回転キャリッジと共に天真の周りで回転し、天真は典型的には回転キャリッジの回転軸と一致する。
典型的には、制動要素の上述の第1及び第2の部分は制動要素の自由端部部分である。制動要素はその第2の端部を形成する第2の部分によって回転キャリッジに強固に接続されるため、反対側に位置する上記端部部分は例えば回転キャリッジに対して、従ってテンプに対しても、軸方向に移動させてもよい。回転キャリッジへの強固な接続は、例えばねじ接続を用いて容易に達成できる。それにもかかわらず、制動要素の材料の弾性及びその適切な選択により、第1の部分は回転キャリッジに対して少なくとも軸方向に移動できる。
更なる実施形態によると、制動要素は復元力に対して軸方向に変形できる。この場合特に、制動要素は柔軟に変形できるよう構成されているものと想定される。制動要素がそれに対して軸方向に変形できる復元力は、この場合、制動要素の弾性特性によって印加される。
このように、制動要素を、概ね板ばねと同様である柔軟に変形できる板として又は柔軟に変形できるばねで形成してもよく、これは一方の端部、即ち第2の部分のみが回転キャリッジ上にあるように設けられ、そこで回転キャリッジに強固に接続される。制動要素の反対側の端部部分、即ち第2の摩擦表面を設けた第1の部分は、軸方向に柔軟に移動でき、これによって特に軸方向に制動された状態でテンプと係合する。
トゥールビヨンの回転キャリッジは、典型的にはホイール上又は円形の幾何学的形状を有し、その外側リム又はリング状縁部は、径方向に延伸する複数のスポークを介してハブに接続されている。このハブは、回転が固定された状態で四番カナに接続してよく、またハブの回転軸は、天真又は天真の延長線上と一致する。
制動要素を回転キャリッジのスポークに固定することによって、テンプのハブ又はディスク若しくはダブルローラに対して、径方向に離間した状態で制動要素を固定でき、これによって第2の摩擦表面に設けた制動要素の第1の部分(この部分は径方向内側へ、従ってハブの領域へと突出している)を、回転キャリッジに対して軸方向に円滑に変形できるよう構成にできる。
更なる実施形態では、回転キャリッジに対して軸方向に変位可能な作動要素を用いて、制動要素を解放位置から制動又はロック位置へと軸方向に移動させることができる。この場合の作動要素は、制動要素に対して軸方向に圧力を加えるよう構成してもよく、これによって制動要素の第1の部分を回転キャリッジから取り外し、テンプに向かって軸方向に移動させて、テンプと係合させる、特にテンプのディスク若しくはダブルローラと係合させる。
この場合、作動要素を第1の部分と第2の部分との間、又は制動要素の、径方向に見て対向する端部の間に配置することが考えられる。このようにして、作動要素の軸方向変位によって制動要素の柔軟な変形を発生させることができ、これによって、第2の摩擦表面を備える制動要素の第1の部分をテンプと直接係合させることができる。
制動要素の弾性変形性は、作動を停止させた際又は非作動状態の間、制動要素の復元力によって、軸方向に変位可能な作動要素を初期位置に戻るよう移動させることができることを意味する。
更なる実施形態によると、作動要素は、また、回転キャリッジに接続されたガイド内において軸方向に変位可能に保持される。このガイドは、この場合、回転キャリッジのハブの領域に配設されるか、又はこのハブに直接一体化されていてもよい。従って、このガイド並びにこのガイド内に軸方向にガイドされる作動要素及び制動要素もまた、トゥールビヨンの回転キャリッジ上に設けられ、ムーブメントの動作中に回転キャリッジと共に回転する。
更なる実施形態によると、作動要素は、ガイドに対して軸方向に変位できるリングに対して軸方向に支持される。この場合、このリングはテンプと反対側を向いた領域においてガイドを取り囲む。ガイドに対するリングのテンプの方向への変位によって、リング上に軸方向に支持された作動要素は同様にテンプの方向に変位でき、その結果、制動要素はまたテンプの方向へと変位又は変形する。
最後に、リングをテンプの方向へと持ち上げることによって作動要素を上昇させることができ、これによって制動要素をテンプに対して、特にテンプのディスク又はダブルローラに対して上向きに押圧する。
ここで、ここまで又はこれ以降用いるもの等の名称は単に例示を目的としたものであることに留意されたい。本明細書で提供する実施形態では、テンプは例えば制動要素の上側に設けられ、従って作動要素及びガイドの上側に設けられることにもなる。しかしながらその他の実施形態又は代替実施形態では、逆の構成となり得る。従って、テンプの方向への変位又は移動は、上向きの変位又は移動及びその逆を同等に意味する。
更なる実施形態によると、上述のリングは、テンプの方向のばね力に対して軸方向に、この場合においては上向きに変位できる。このようなばね力は、例えば圧縮ばね又は板ばねによって提供でき、このばねはリングとガイド又は回転キャリッジのハブとの間に軸方向に設けられる。
このようにして、テンプと反対側を向いた初期位置にリングを保持できる。バランスストップが作動している場合、上記ばねの力に対するリングの軸方向変位が発生し、その結果制動要素を最終的に軸方向に上昇させることができる。
発展形態によると、リングは、例えばガイドの周縁部にわたって又は対応するガイド受承手段のハブの周縁部にわたって軸方向に変位可能に保持された複数の作動要素に特に動作可能に接続できる。このようにして、リングをほぼ径方向に対称に持ち上げることができ、これによって、ガイドに対する又はハブに対する軸方向移動中に、リングを可能な限り円滑にガイドし、傾斜しないようにすることができる。
更なる実施形態によると、リングは、例えばテンプと反対側を向いたその外側周縁部上、従ってその下部の径方向外側縁部上に、リングによる支承位置を取ることができる径方向に移動可能なアクチュエータの傾斜部に対応するように構成された傾斜部を有する。アクチュエータは、例えば径方向に枢動可能なクリックの形状に構成できる。
このようにして、作動要素の径方向内側への移動の結果として、リングをテンプの方向のばね力に対して上昇させることができる。この場合、有利には、リング上で直径に関してほぼ対向する支承位置を取ることができる少なくとも2つのアクチュエータを設け、これによって可能な限り均一かつ傾斜のない状態で、リングを静止位置から上昇させることができる。
更にアクチュエータを、レバー機構を介して押圧部品又は設定レバーと連結してもよい。最後に、押圧部品によって又はムーブメントの巻き上げクラウンを介して、アクチュエータを径方向に移動させることができ、これによって、クリック状に構成された作動要素の傾斜部は、垂直なクロノグラフの連結と同様にリングを持ち上げることができる。
この場合、アクチュエータは更に、ばね張力の影響下にあってもよく、また同様に1つ又は複数のばね要素に連結してもよい。
更なる実施形態によると、トゥールビヨンは特にフライングトゥールビヨンとして構成される。この場合、軸方向に作動する制動要素は、既存のフライングトゥールビヨンの設計に僅かな設計費用で一体化できる。更に、制動機構は文字盤側から殆ど見えない。特に、本明細書に記載する制動システムは、時計の動作中、トゥールビヨン及びその回転キャリッジの機能に全く影響を与えない。
最後に、更なる独立した態様によると、腕時計、懐中時計又は壁掛け時計等の機械式時計が提供され、これは上述のトゥールビヨンを有するムーブメントを備える。
更なる目的、特徴及び有利かつ可能な応用について、例示的実施形態に関する図面を参照した以下の説明において説明する。
図1は、トゥールビヨンの部分断面斜視図である。 図2は、トゥールビヨンのハブ及びこれと係合できる2つのアクチュエータの斜視図である。 図3は、制動要素が非作動状態であるトゥールビヨンの断面図である。 図4は、制動要素が作動状態でありテンプが停止した状態である、トゥールビヨンの断面図である。
図1、3、4に、ここでは詳細には図示しない機械式ムーブメントのトゥールビヨン10を示す。トゥールビヨン10は回転キャリッジ6を有し、この回転キャリッジ6は、径方向に位置合わせされた複数のスポーク61を有する下側キャリッジ60を備え、この下側キャリッジ60の外側リング上には、下側キャリッジ60の周縁部にわたって分布する3つのピラー62が設けられ、これらピラー62に上側キャリッジ64が固定されている。両キャリッジ60、64は、更にフランジ状のハブ40に回転できないように接続され、図3に示すように、このハブ40は四番カナ46に、回転できないように連結されている。
ハブ40及びこれに伴って回転キャリッジ6全体は、固定ホイール50に対して回転可能に設けられ、この固定ホイール50は下側ブロック50とも呼ばれる。図3に示すように、固定ホイール50は、第1の外側歯部54をその上側端部部分に有するフランジ状の歯車部分52を有する。ガンギ車16に接続された歯車15は、この第1の外側歯部54と噛み合う。この場合、歯車15及びガンギ車16は互いに同軸上に設けられ、これらはいずれも第1の軸受17を介して回転キャリッジ6上に設けられている。これにより、ガンギ車16の回転は、これに対応する回転キャリッジ6全体の、下側固定ホイール50に対する回転につながる。
図1、3、4には、脱進機11のヒゲゼンマイ14を有するテンプ12も示されている。この場合、テンプ12は、天真28を画定するテンプ軸受18を介して回転キャリッジ6に設けられる。この場合、テンプ軸受18は、下側軸受ブッシュ22を特徴とし、これはキャリッジ側の対応する摩擦用宝石20と相互作用する。これらの図では脱進機11のレバーは図示されておらず、従って脱進機11は図1〜4に部分的に示されているのみである。
テンプ軸受18上には、下側に向かって突出した第1の摩擦表面26を端面に有するダブルローラ24が、天輪の下側に設けられている。下側軸受ブッシュ22及び対応する摩擦用宝石20上での下側軸受ブッシュ22の径方向支持によって、第1の摩擦表面26とハブ40との間に軸方向の空隙が形成される。軸方向に作用する制動要素30はこの空隙内に突出し、図1、3に示すように、この制動要素30は、下側キャリッジ60の上側に平坦状に設けられる。
従って、制動要素30は、回転キャリッジ6の下側に設けられ、回転キャリッジ6と固定ホイール50との間に軸方向に設けられる。従って、制動機構は文字盤側から殆ど見えない。これは、受けを有さないために地板の別の要素で部分的に隠さない限り回転キャリッジ全体が見えてしまうフライングトゥールビヨンにおいて、審美的な理由から特に有利である。この種の構成では、フライングトゥールビヨンの既存の実施形態の構造的干渉が少ないため、制動機構の一体化は比較的簡単である。また、その一方で、従来のトゥールビヨンと比較した場合のフライングトゥールビヨンの審美的な利点は保証されたままとなる。
この場合、制動要素30は、テンプ12へと上方向に向かう、軸方向の第2の摩擦表面32を備える第1の部分30aを有し、この第1の部分30aは、図4に示すように、ダブルローラ24の第1の摩擦表面26に対して下から圧力を加えることができる。このようにして、制動要素30を用いて、ダブルローラ24及びそれに伴ってダブルローラ24に堅固に接続されたテンプ12に対して、制動及びロック機能を直接印加できる。
この場合、制動要素30は一種の制動ばねとして機能する。制動要素30は、また第1の部分30aと対向する第2の部分30bを有し、制動要素30はこの第2の部分30bを介して下側キャリッジ60に接続されている。図1、3に示すように、制動要素30の第2の部分30bは、下側キャリッジ60のスポーク61にねじ留めされている。
ハブ40の円筒形凹部又は対応するガイド孔、即ちガイドを、第1の部分30aと第2の部分30bとの間に径方向に設けている。図3、4に示すように、この凹部内で作動要素34が軸方向に変位可能にガイドされている。作動要素34の下側端部部分は、作動要素のヘッド36に対して小径になるよう形成され、この径方向の段階的に変化する形状によって、ハブ40を取り囲むリング42上に支持されている。
ばね要素48は、図2に示すように、リング42とハブ40の下側部分との間に軸方向に、フランジ状に広がって配設され、このばね要素48は例えば圧縮ばねとしてもよい。このようにしてリング42を、ばね要素48の作用に対して上方向に及びこれに伴ってテンプ12に対して軸方向に変位させることができる。リング42のこのような軸方向への変位運動により、作動要素34の対応する軸方向への変位が発生し、この作動要素34はこの場合調整ボルトとして機能する。
上記軸方向への変位の結果として、作動要素34のヘッド36は、制動要素30の下面に当接し、これによって制動要素30の径方向内側に突出する自由端部を持ち上げ、従ってその第2の摩擦表面32を、これに対応するダブルローラ24の第1の摩擦表面26に対して押圧する。第2の摩擦表面32と第1の摩擦表面26との間の相互摩擦によって、制動要素30はテンプ12に制動効果をもたらすことができる。
図3、4に示すように、リング42を、軸方向に変位可能な状態で、複数のボルト34、38を介してハブ40上にガイドしてもよい。第2のボルト38は、制動要素の動作に関して実質的に機能しない。しかしながら第2のボルト38により、ハブ40に対するリング42の、特に円滑で傾斜のない軸方向への変位を達成できる。
制動又はロック機能を作動させるために、図4において矢印で示す軸方向に作用する力をリング42に印加しなければならない。このための作動デバイスを、図2に斜視図で例示的に示す。この構造では、互いに対称に配設されかつ第2の歯部71を介して互いに直接連結された第1及び第2の2つのアクチュエータ70、70aを設け、これらアクチュエータは、第2の軸受76及び第3の軸受76aを用いて、それぞれ例えばムーブメントの地板に回動可能に固定されている。
第1のアクチュエータ70及び第2のアクチュエータ70aの自由端部はクリック72として構成され、これらはそれぞれ、リング42の下側外側縁部上に設けられた第1の傾斜部44と対応するよう形成された第2の傾斜部74を備えている。第1のアクチュエータ70及び第2のアクチュエータ70aがリング42に対して径方向内側に傾斜していることにより、リング42は、互いに対応する第1の傾斜部44とリング42の第2の傾斜部74との相互作用により、ばね要素48の復元力に対抗して持ち上げることができる。
従って、これに対応して作動要素34は軸方向に移動し、この移動は最終的に、制動要素30の径方向内側を向いた自由端部部分30aの、制動のための持ち上げにつながる。
図2にも示すように、第1のアクチュエータ70及び第2のアクチュエータ70a、特にリング42と直接当接するこれらのクリック72は、更なるばね要素80と共に作動することができ、これは2つのばねアーム84、84a、即ち第1のばねアーム84及び第2のばねアーム84aを備え、これらはそれぞれクリック72を径方向内側に押圧する役割を果たす。この場合、ここで示すダブルアームばね80は、第4の軸受82の領域においてムーブメントの地板に同様に固定してもよい。
ここに示すバランスストップの作動は、クリックアームの作動端部78への力又はトルクの影響によって起こる。例えば、巻き上げクラウンを締めることによって又は押圧部品を作動させることによって、別の作動端部78に恒常的に作用する力を低減でき、これによってダブルアームばね80の影響下で第1の作動要素70及び第2の作動要素70aがリング42を持ち上げ、これに伴ってテンプ12に軸方向に作用する制動を作動させる。
この場合に示した例示的実施形態は、特許請求の範囲で定義された本発明の実際の実装の可能性を単に例証するだけのものであることに更に留意されたい。本発明は本明細書に示した例示的実施形態に限定されることは決してなく、以下の特許請求の範囲及びその組み合わせによって例証されるような複数の方法で実装できる。
6 回転キャリッジ
10 トゥールビヨン
11 脱進機
12 テンプ
17 第1の軸受
18 テンプ軸受
24 ダブルローラ
26 第1の摩擦表面
28 天真
30 制動要素
30a 第1の部分
30b 第2の部分
32 第2の摩擦表面
34 作動要素
36 ヘッド
38 ボルト
40 ハブ
42 リング
44 第1の傾斜部
46 四番カナ
48 ばね要素
54 第1の歯部
60 下側キャリッジ
61 スポーク
64 上側キャリッジ
70 第1のアクチュエータ
70a 第2のアクチュエータ
71 第2の歯部
72 クリック
74 第2の傾斜部
76 第2の軸受
76a 第3の軸受
78 作動端部
80 ばね
2 第4の軸受
84 第1のばねアーム
84a 第2のばねアーム

Claims (15)

  1. −四番カナ(46)に接続された回転可能に設置された回転キャリッジ(6);
    −天真(28)に対して前記回転キャリッジ(6)上に設けられたテンプ(12);及び
    −回転キャリッジ(6)上に設けられ、レバーを介して前記テンプ(12)に動作可能に接続されたガンギ車(16)
    を有する、ムーブメントのトゥールビヨンであって、
    −前記回転キャリッジ(6)上に設けられた制動要素(30)であって、前記テンプ(12)と係合でき、前記天真(28)に対して軸方向に可動である制動要素(30)
    を特徴とする、トゥールビヨン。
  2. 前記制動要素(30)は、前記テンプ(12)を停止させるために摩擦によって前記テンプ(12)と係合できる、請求項1に記載のトゥールビヨン。
  3. 前記制動要素(30)は、その第1の径方向内側に突出した部分(30a)上に、軸方向に位置合わせされた第2の摩擦表面(32)を有し、
    前記第2の摩擦表面(32)は、前記テンプ(12)の軸方向に位置合わせされた対応する第1の摩擦表面(26)と係合できる、請求項1又は2に記載のトゥールビヨン。
  4. 前記制動要素(30)は、前記テンプ(12)のディスク又はダブルローラ(24)と軸方向に係合できる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のトゥールビヨン。
  5. 前記天真(28)に対して径方向に位置合わせされた前記制動要素(30)の前記第1の部分(30a)は、前記天真(28)を少なくとも部分的に取り囲むためのフォーク状の構成を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のトゥールビヨン。
  6. 前記制動要素(30)は、前記第1の部分(30a)から離間した第2の部分(30b)によって、前記回転キャリッジ(6)に強固に接続される、請求項3〜5のいずれか1項に記載のトゥールビヨン。
  7. 前記制動要素(30)は、復元力に対して軸方向に変形できる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のトゥールビヨン。
  8. 前記制動要素(30)は、前記回転キャリッジ(6)の径方向に延伸するスポーク(61)に固定されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のトゥールビヨン。
  9. 前記回転キャリッジ(6)に対して軸方向に変位可能な作動要素(34)を用いて、前記制動要素(30)を解放位置から制動又はロック位置へと軸方向に移動させることができる、請求項1〜8のいずれか1項に記載のトゥールビヨン。
  10. 前記作動要素(34)は、前記回転キャリッジ(6)に接続されたガイド内において軸方向に変位可能に保持されている、請求項9に記載のトゥールビヨン。
  11. 前記作動要素(34)は、前記ガイドに対して軸方向に変位できるリング(42)に対して軸方向に支持されている、請求項10に記載のトゥールビヨン。
  12. 前記リング(42)は、前記テンプ(12)の方向のばね力に対して軸方向に変位できる、請求項11に記載のトゥールビヨン。
  13. 前記リング(42)は、前記テンプ(12)と反対側を向いた前記リング(42)の外側周縁部上に、前記リング(42)による支承位置を取ることができる径方向に移動可能な第1のアクチュエータ(70)の傾斜部(74)に対応するように構成された第1の傾斜部(44)を有する、請求項11又は12に記載のトゥールビヨン。
  14. フライングトゥールビヨンとして構成された、請求項1〜13のいずれか1項に記載のトゥールビヨン。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のトゥールビヨン(10)を有する、時計。
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