JP7071831B2 - 巻上力伝達機構、ムーブメント、及び機械式時計 - Google Patents

巻上力伝達機構、ムーブメント、及び機械式時計 Download PDF

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Description

この発明は、巻上力伝達機構、ムーブメント、及び機械式時計に関するものである。
ぜんまいを輪列駆動のエネルギー源とした機械式時計は、ぜんまいを巻上げる機構として、巻真を操作して行う手動巻上げ機構と、回転錘の回転による自動巻上げ機構とが併用されることがある。
手動巻上げ機構は、巻真と一体の竜頭を手動で回すことにより、その回転をつづみ車から、きち車、丸穴車、及び伝え中間車を介して伝え車に伝達する。そして、伝え車と噛合される角穴車を回転させ、ぜんまいを巻上げる。
一方、自動巻上げ機構は、回転錘の回転をこれと一体の外輪(一番車)から一番伝え車に伝達し、この一番車で送り部材を駆動し、送り部材の駆動によって伝え車を一方向に回転させる。これにより、伝え車と噛合される角穴車を回転させ、ぜんまいを巻上げる。
ここで、自動巻上げ機構では、送り部材で伝え車を一方向に回転させるが、この伝え車には手動巻上げ機構の伝え中間車が噛合されている。このような構成では、自動巻上げ機構での回転錘の回転エネルギーが、ぜんまいを巻上げるためにのみ消費されるのではなく、手動巻上げ機構の伝え中間車、丸穴車、及びきち車を回転させるのにも消費されてしまう。このため、伝え中間車を揺動可能とし、自動巻上げ機構を動作させる際に伝え中間車と伝え車との噛合いを解除する技術が提案されている。
また、このものは、自動巻上げ時において、伝え中間車と伝え車との噛合い状態を維持するためのばね状の保持部材を有している。これにより、手動巻上げ時は、伝え中間車と伝え車との噛合い状態が維持される。これに対し、自動巻上げ時は、保持部材のばね力に抗して伝え中間車と伝え車との噛合いが解除され、伝え中間車、丸穴車、及びきち車を回転させることがなくなる。これにより、自動巻上げ機構のエネルギーロスを減少させようとしている。
特開2003-279667号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、自動巻上げ時に保持部材のばね力に抗して自動巻上げ機構動作させる必要がある。このため、自動巻上げ機構のエネルギーロスを効果的に解決できるとはいいにくい。
そこで、この発明は、自動巻上げ時のエネルギーロスを効果的に減少できる巻上力伝達機構、ムーブメント、及び機械式時計を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る巻上力伝達機構は、巻真の操作により回転する丸穴車に噛合される揺動伝え車と、前記揺動伝え車に噛合されるとともに、前記揺動伝え車の回転中心回りに揺動可能に設けられ、角穴車と噛合される噛合位置と、角穴車との噛合が解除される退避位置とに移動する揺動車と、前記退避位置に前記揺動車を保持可能な退避位置保持手段と、前記噛合位置に前記揺動車を保持可能な噛合位置保持手段と、前記揺動車を支持し、前記揺動車の揺動軌跡に沿って開口部が形成されている揺動受と、を備え、前記揺動車は、前記開口部に挿通された揺動車軸の一端に固定されており、前記揺動車軸の前記揺動受を挟んで基端には、前記揺動受に接触するフランジ部が設けられており、前記退避位置保持手段、及び前記噛合位置保持手段は、前記揺動受に前記フランジ部を押圧する力を付勢する弾性体であることを特徴とする。
このように、退避位置保持手段によって、揺動車は、通常角穴車との噛合いが解除された退避位置に保持される。つまり、自動巻上げ時に角穴車を回転させる際、角穴車と揺動車は噛合されておらず、その状態が維持されている。このため、角穴車に余計な負荷をかけることなく、揺動伝え車や丸穴車に、角穴車の回転が伝達されるのが防止される。よって、自動巻上げ時のエネルギーロスを効果的に減少できる。
また、手動巻上げ時には、揺動車と角穴車とを噛合させておくことができる。このため、揺動車と角穴車との噛合い時に発生する音や衝撃の回数を極力減少させることができる。このため、使い勝手のよい巻上力伝達機構を提供できる。
また、揺動受にフランジ部を押圧する際に生じる摩擦抵抗を利用して、揺動車を、退避位置や噛合位置に保持できる。このため、退避位置保持手段、及び噛合位置保持手段を簡素な構造で、かつできる限り小型化できる。
本発明に係る巻上力伝達機構において、前記弾性体は、前記揺動受と前記揺動車との間に先端が介在されている板ばねであり、前記板ばねの基端は、前記揺動伝え車の回転中心回りに回転可能に支持されていることを特徴とする。
このように構成することで、省スペースに弾性体を配置することができるので、さらに巻上力伝達機構を小型化できる。
本発明に係る巻上力伝達機構において、前記弾性体は、前記揺動伝え車を支持する支軸の周囲を取り囲むように形成されたC字状の支持部と、前記支持部の両端部から前記揺動車に延出されるレバー部と、を有し、前記レバー部は、前記支持部に対して前記揺動車軸の軸方向に弾性的に傾倒可能とされていることを特徴とする。
このように構成することで、弾性体を簡素な構造で、かつ省スペースに配置することができる。また、支持部とレバー部との屈曲角度を調整することにより、揺動車軸のフランジ部を押圧する付勢力を容易に調整できる。このため、小型で使い勝手の良い巻上力伝達機構を提供できる。
本発明に係るムーブメントは、上記に記載の巻上力伝達機構を備えたことを特徴とする。
このように構成することで、自動巻上げ時のエネルギーロスを効果的に減少できるムーブメントを提供できる。
本発明に係る機械式時計は、上記に記載のムーブメントを備えたことを特徴とする。
このように構成することで、自動巻上げ時のエネルギーロスを効果的に減少できる機械式時計を提供できる。
本発明によれば、退避位置保持手段によって、揺動車は、通常角穴車との噛合いが解除された退避位置に保持される。つまり、自動巻上げ時に角穴車を回転させる際、角穴車と揺動車は噛合されておらず、その状態が維持されている。このため、角穴車に余計な負荷をかけることなく、揺動伝え車や丸穴車に、角穴車の回転が伝達されるのが防止される。よって、自動巻上げ時のエネルギーロスを効果的に減少できる。
本発明の実施形態における機械式時計の外観平面図である。 本発明の実施形態におけるムーブメントを表側からみた平面図である。 本発明の実施形態における巻真、及び巻上力伝達機構の周辺の詳細を表側からみた平面図である。 図2のI-I線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における揺動レバーの平面図である。 本発明の実施形態における揺動レバーの自然体での側面図である。 本発明の実施形態におけるムーブメントに自然体の揺動レバーを組み付ける際の挙動を示す説明図である。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(機械式時計)
図1は、機械式時計1の外観平面図である。
なお、一般に、機械式時計1の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント10」と称する。このムーブメント10に文字板4、針(時針5、分針6、秒針7)を取り付けて、時計ケース3の中に入れて完成品にした状態を機械式時計の「コンプリート」と称する。機械式時計1の基板を構成する地板11の両側のうち、時計ケース3のガラス2のある方の側(文字板のある方の側)をムーブメント10の「裏側」と称する。また、地板11の両側のうち、時計ケース3のケース裏蓋のある方の側(文字板と反対の側)をムーブメント10の「表側」と称する。また、以下で説明する各車は、いずれもムーブメント10の表裏面方向を回転軸線方向として設けられている。
図1に示すように、機械式時計1のコンプリートは、不図示のケース裏蓋及びガラス2からなる時計ケース3内に、ムーブメント10と、少なくとも時に関する情報を示す目盛り等を有する文字板4と、時を示す時針5、分を示す分針6、及び秒を示す秒針7を含む指針と、を備えている。機械式時計1は、いわゆる自動巻き式の腕時計である。自動巻き上げ時において、機械式時計1は、不図示の回転錘をユーザーの動きにより回転させることにより、自動巻輪列(後述の角穴車14を含む)を介して動力源である不図示のぜんまいが巻き上げられる。また、機械式時計1は、手動によっても角穴車14を介して不図示のぜんまいの巻き上げが可能である。手動巻上げ時において、機械式時計1は、りゅうず8を回転させることにより、後述の巻上力伝達機構30(手動巻輪列)を介してぜんまい23が巻き上げられる(巻上力伝達機構30の詳細動作については後述する)。
(ムーブメント)
図2は、ムーブメント10を表側からみた平面図である。
図2に示すように、ムーブメント10は、地板11と、地板11に設けられた巻真17と、地板11よりも表側に配置された輪列受12と、輪列受12に設けられた巻上力伝達機構30と、地板11と輪列受12との間に回転自在に支持されている、香箱車13、香箱車13と同軸上に配置された角穴車14、不図示の表輪列、及び脱進・調速機構18と、等を備えている。不図示の表輪列は、香箱車13の動力を脱進・調速機構18に伝達する動力伝達機構であり、二番車、三番車、四番車(いずれも不図示)等を有している。脱進・調速機構は、てんぷ15やがんぎ車16等を有しており、表輪列を介して伝達された香箱車13の動力によって、一定周期で振動する。
図3は、巻真17、及び巻上力伝達機構30の周辺の詳細を表側からみた平面図であり、図2の地板11、及び輪列受12を取り外した状態を示す。
巻真17は、地板11に、表輪列の回転軸線方向に対して直交する方向にスライド移動可能、かつ回転可能に設けられている。巻真17は、おしどり、かんぬき、かんぬきばね等を有する不図示の切換機構(不図示)により、軸方向の位置が決められている。また、巻真17の案内軸部には、きち車18が巻真17に対して回転可能、かつ軸方向に移動不に設けられている。
このような巻真17の基端に、りゅうず8が一体的に設けられている。りゅうず8を回転させると、巻真17が回転する。
また、巻真17のきち車18よりも先端側には、つづみ車19が巻真17に対して軸方向に移動可能、かつ回転不能に設けられている。これらきち車18とつづみ車19は、互いに噛合可能に設けられている。また、つづみ車19は、時刻合わせを行う際に用いられる不図示の小鉄車と噛合可能に構成されている。一方、きち車18には、丸穴車20が噛合されている。丸穴車20は、輪列受12に設けられた丸穴車軸22(図4参照)に回転自在に支持されている。
このような構成のもと、機械式時計1を手動巻上げする際は、巻真17を、軸方向に沿ってムーブメント10の内側に一番近い方の第1の巻真位置(0段目)にセットする。この第1の巻真位置では、きち車18とつづみ車19とが噛合される。この状態で巻真17を回転させると、つづみ車19の回転を介してきち車18が回転する。そして、このきち車18が回転することにより、これと噛合う丸穴車20が回転する。そして、この丸穴車20が回転することにより、巻上力伝達機構30を介して角穴車14が回転する。この角穴車14が回転することにより、香箱車13に収容された不図示のぜんまいを巻上げる。
図4は、図2のI-I線に沿う断面図である。
図4に示すように、香箱車13は、不図示のぜんまいが収納された香箱21と、地板11と不図示の香箱受とにより、回転可能に支持された香箱真と、等を備えている。そして、角穴車14が回転することにより、香箱真が回転し、ぜんまいが巻上げられる。また、香箱21は、ぜんまいが巻き解ける際のばね力により回転し、表輪列を駆動する。
(巻上力伝達機構)
図3、図4に示すように、巻上力伝達機構30は、輪列受12の表側に固定ビス31を介して固定されている揺動受32と、揺動受32に回転自在に支持されている揺動伝え車33と、揺動受32に、揺動可能に支持されている揺動車34と、揺動車34に揺動受32に対して摩擦抵抗力を生じさせる揺動レバー40と、を主構成としている。
揺動受32は、香箱21の外周部のうち、丸穴車20からやや離間した位置から丸穴車20の外周部に至る間に長くなるように延在された板状の部材である。揺動受32は、長手方向における香箱21の外周側に位置する基端側が、固定ビス31によって輪列受12に固定されている。また、揺動受32には、長手方向における丸穴車20側に位置する先端側に、輪列受12の円筒部35を挿入可能な貫通孔32aが形成されている。
輪列受12の円筒部35は、表側に向かって突出形成されている。この円筒部の35の先端が揺動受32の貫通孔32aに挿入されている。円筒部35には、支持ビス36が挿入されている。支持ビス36の頭部36aは、円板状に形成されている。そして、支持ビス36の頭部36aとは反対側の先端を円筒部35の表側から挿入し、頭部36aと揺動受32とが当接するようにして、輪列受12と揺動受32の先端側とが固定される。
また、円筒部35の外周面には、輪列受12と揺動受32との間に、フランジ付ブッシュ37の内周面が嵌合されている。フランジ付ブッシュ37は、外フランジ部37aを揺動受32側に向けた形で配置されている。フランジ付ブッシュ37により、輪列受12と揺動受32との間に、間隙が確保される。この間隙のフランジ付ブッシュ37の外フランジ部37aを除いた外周面に、揺動伝え車33が回転可能に支持されている。揺動伝え車33は、丸穴車20に噛合されている。
また、揺動受32には、固定ビス31と支持ビス36との間の略中間に、開口部38が形成されている。開口部38は、表側からみて支持ビス36の軸心Cを中心とした円弧状に形成されている。開口部38には、揺動車軸39が挿通されている。
揺動車軸39は、軸本体41と、軸本体41の基端側に一体成形されている円板状の頭部42と、を有している。開口部38は、短手方向の開口幅が、軸本体41を挿通可能、かつ頭部42を挿通不能な大きさに形成されている。そして、揺動受32の表側から揺動車軸39の頭部42とは反対側の先端を挿入し、揺動受32の表側の面32bに頭部42を当接させる。したがって、揺動車軸39は、開口部38に沿って揺動可能、つまり、支持ビス36の軸心Cを中心に揺動可能になる。
また、軸本体41には、軸方向略中央に、全周が段差により縮径形成された括れ部43が形成されている。括れ部43と頭部42との間の幅Wは、揺動受32の板厚よりも若干大きい程度に設定されている。そして、軸本体41の括れ部43よりも先端側に、揺動車34が嵌合固定されている。このため、揺動車34は、揺動車軸39と一体となって回転する。
揺動車34は、揺動伝え車33に噛合されている。揺動車34は、揺動受32の開口部38に沿って揺動する揺動車軸39と一体になっているので、揺動伝え車33との噛合いを維持しながら揺動する。
また、揺動車34の揺動方向は、角穴車14に対して接近、離間する方向である。揺動車34は、角穴車14とも噛合可能に形成されている。このため、揺動車34は、揺動に伴って、角穴車14と噛合されたり、噛合いが解除されたりする。
図5は、揺動レバー40の平面図である。
図3~図5に示すように、揺動レバー40は、揺動車軸39の括れ部43に対応する位置に、揺動受32に沿って配置されている。
揺動レバー40は、弾性を有する金属板により形成された板ばねである。揺動レバー40は、フランジ付ブッシュ37の外フランジ部37aの外周面に摺動可能に嵌合されている支持部44を有している。支持部44は、表側からみてC字状に形成されており、開口を揺動車軸39側に向けて配置されている。支持部44の両端部には、揺動車軸39側に向かって延出される一対のレバー部45a,45bが一体形成されている。
これらレバー部45a,45bの先端側が揺動車軸39の括れ部43に取り付けられている。レバー部45a,45bには、それぞれ括れ部43に対応する位置に、この括れ部43を受け入れ可能な凹部46a,46bが形成されている。凹部46a,46bは、表側からみて略円弧状に形成されている。各凹部46a,46bの曲率半径は、括れ部43の半径とほぼ同等に設定されている。
また、レバー部45a,45bは、凹部46a,46bを除いた間隙Kが、揺動車軸39の軸径よりも小さくなるように形成されている。このように形成されたレバー部45a,45bによって、揺動車軸39の括れ部43が径方向外側から挟持された形になる。
さらに、レバー部45a,45bの先端には、互いに対向する側辺に、レバー部45a,45bの間隔が先端に向かうに従って徐々に広がるように傾斜部47a,47bが形成されている。これら傾斜部47a,47bは、レバー部45a,45bの先端側から揺動車軸39を差し込む際のガイドとして機能する。
すなわち、レバー部45a,45b間に揺動車軸39を差し込む際、傾斜部47a,47bによって、レバー部45a,45bの間に揺動車軸39がスムーズに案内される。さらに、揺動車軸39に向かってレバー部45a,45bを押し込むと、揺動車軸39によってレバー部45a,45bが弾性変形しながら押し広げられる。その後、レバー部45a,45bの凹部46a,46bに揺動車軸39が到達すると、レバー部45a,45bの復元力によって、これらレバー部45a,45bが接近する。このように、レバー部45a,45bは、揺動車軸39をスナップフィット固定するようにして挟持する。
図6は、揺動レバー40の括れ部43に組み付ける前の自然体(以下、単に自然体という)における側面図である。図7は、機械式時計1(ムーブメント10)に自然体の揺動レバー40を組み付ける際の挙動を示す説明図である。
ここで、図6に示すように、揺動レバー40は、自然体では、支持部44に対してレバー部45a,45bが所定角度θとなるように屈曲形成されている。
そして、図7に示すように、機械式時計1(ムーブメント10)に揺動レバー40を組み付ける際は、まず、揺動車軸39に揺動レバー40のレバー部45a,45bを挟持させる。換言すれば、揺動受32と揺動車34との間に、レバー部45a,45bを介在させる。このとき、レバー部45a,45bに対して、支持部44が揺動受32から離間するように、揺動レバー40を組み付ける。この後、揺動受32に向かって支持部44を起こすように、揺動レバー40を弾性変形させる。そして、支持部44とレバー部45a,45bとが同一平面上となるようにする(図7における矢印Y1参照)。
すると、揺動レバー40の復元力により、揺動車34が裏側(図7における下側)に押圧される(図7における矢印Y2参照)。そして、揺動車34が固定されている揺動車軸39も裏側に押圧される。揺動車軸39が押圧されると、揺動車軸39の頭部42が揺動受32の表側の面32bに押し付けられる。このため、揺動受32の表側の面32bと、揺動車軸39の頭部42との間の摩擦抵抗が増大される。
(巻上力伝達機構の動作)
次に、図3に基づいて、巻上力伝達機構30の動作について説明する。
まず、手動巻上げ時について説明する。
手動巻上げ時は、巻真17を、軸方向に沿ってムーブメント10の内側に一番近い方の第1の巻真位置(0段目)にセットする。この第1の巻真位置では、きち車18とつづみ車19とが噛合される。この状態で巻真17を回転させると、つづみ車19の回転を介してきち車18が回転する。そして、このきち車18が回転することにより、これと噛合う丸穴車20が、図3における反時計回り方向(図3における矢印Y3方向)に回転する。
すると、丸穴車20に噛合されている巻上力伝達機構30の揺動伝え車33が、図3における時計回り方向(図3における矢印Y4方向)に回転する。続いて、揺動伝え車33に噛合される揺動車34が、図3における反時計回り方向(図3における矢印Y5方向)に回転する。
ここで、揺動車34は、揺動車軸39を介し、揺動受32に対して揺動可能に支持されている。つまり、揺動車34は、角穴車14に対して接近、離間する方向に沿って揺動する。また、揺動車34は、揺動伝え車33から回転力が伝達される際、この回転力によって角穴車14に接近する方向に向かって付勢される(図3における矢印Y6参照)。
また、巻上力伝達機構30の揺動レバー40は、支持部44が、フランジ付ブッシュ37の外フランジ部37aに対して摺動可能に嵌合されている。このため、角穴車14に接近する方向に向かって揺動車34が移動するとともに、揺動レバー40も、揺動車34に追随して支持ビス36の軸心Cを中心にして回転する。これにより、角穴車14に揺動車34が噛合される(噛合位置)。
すると、角穴車14が、図3における時計回り方向(図3における矢印Y7方向)に回転する。この角穴車14が回転することにより、香箱車13に収容された不図示のぜんまいが巻上げられる。
ところで、巻上力伝達機構30は、揺動レバー40の弾性力によって、揺動受32の表側の面32bと、揺動車軸39の頭部42との間の摩擦抵抗が増大されている。この摩擦抵抗によって、手動巻上げ時において、揺動車34は角穴車14との噛合位置に保持される。すなわち、手動巻上げの動作中、角穴車14と揺動車34との噛合いが解除されることがなく、手動巻上げ動作がスムーズに行われる。
次に、自動巻上げ時について説明する。
自動巻上げ時において、巻真17は、第1の巻真位置(0段目)にセットされており、きち車18とつづみ車19とが噛合されている。
この状態で、回転錘によって、外輪(いずれも不図示)を介して角穴車14に回転力が付与される。そして、角穴車14が、図3における時計回り方向(図3における矢印Y7方向)に回転する。この角穴車14が回転することにより、香箱車13に収容された不図示のぜんまいが巻上げられる。
このとき、角穴車14に噛合されていた揺動車34に、角穴車14の回転力が伝達される。そして、この回転力によって、揺動車34に角穴車14から離間する方向に向かう力が付勢される(図3における矢印Y8参照)。このため、角穴車14から離間する方向に向かって揺動車34が移動するとともに、揺動レバー40も、揺動車34に追随して支持ビス36の軸心Cを中心にして回転する。これにより、角穴車14と揺動車34との噛合いが解除される(退避位置)。
この揺動車34の退避位置においても、巻上力伝達機構30の揺動レバー40の弾性力が作用している。すなわち、揺動受32の表側の面32bと、揺動車軸39の頭部42との間に摩擦抵抗が作用している。このため、自動巻上げ時において、揺動車34が一旦退避位置に移動すると、この退避位置に揺動車34が保持される。よって、自動巻上げの動作中、角穴車14と揺動車34とが噛合されてしまうことがなく、自動巻上げ動作がスムーズに行われる。
このように、上述の巻上力伝達機構30は、丸穴車20に噛合される揺動伝え車33と、揺動伝え車33に噛合されるとともに、揺動伝え車33の回転中心(支持ビス36の軸心C)回りに揺動可能に設けられ、噛合位置と退避位置とに移動する揺動車34と、揺動車34を噛合位置と退避位置とに保持可能な揺動レバー45と、を備えている。
このため、手動巻上げ時には、角穴車14と揺動車34とを噛合させておくことができる。したがって、角穴車14と揺動車34との噛合い時に発生する音や衝撃の回数を極力減少させることができ、使い勝手のよい巻上力伝達機構30を提供できる。
例えば、揺動車34が、噛合位置や退避位置のいずれかに常時付勢されているとする。このような場合、手動巻上げ時や自動巻上げ時のいずれかでは、その巻上げ動作を行う度に角穴車14と揺動車34とが噛合されることになる。この結果、角穴車14と揺動車34との噛合い時の衝突音や衝撃が、都度生じることになってしまう。しかしながら、本実施形態では、巻上力伝達機構30によって、揺動車34が噛合位置や退避位置に保持されるので、角穴車14と揺動車34との噛合い時に発生する音や衝撃の回数を極力減少させることができる。
また、自動巻上げ時に角穴車14を回転させる際、角穴車14と揺動車34は噛合されておらず、その状態が維持されている。このため、角穴車14に余計な負荷をかけることなく、揺動伝え車33や丸穴車20に、角穴車14の回転が伝達されるのが防止される。よって、自動巻上げ時のエネルギーロスを効果的に減少できる。
また、揺動車34を噛合位置と退避位置とに保持するにあたり、揺動車34を固定する揺動車軸39に円板状の頭部42を設け、この頭部42を、揺動レバー45によって弾性的に押し付けている。これにより、揺動受32と頭部42との間に、摩擦抵抗を生じさせている。そして、この摩擦抵抗を利用して、揺動車34を噛合位置と退避位置とに保持させている。このように、簡素な構造で揺動車34を噛合位置と退避位置とに保持でき、巻上力伝達機構30をできる限り小型化できる。
また、揺動レバー40を、弾性を有する金属板により形成された板ばねとしている。そそして、フランジ付ブッシュ37の外フランジ部37aの外周面に摺動可能に、支持部44を嵌合している。このため、狭いスペースに、揺動受32と揺動車軸39の頭部42との間に摩擦抵抗を生じさせる構造を配置できるとともに、揺動車34の揺動に揺動レバー40を追随させることができる。このため、揺動車34の噛合位置や退避位置のそれぞれに、揺動車軸39を押圧するための弾性体を設ける必要もない。よって、巻上力伝達機構30を、より確実に小型化できる。
さらに、揺動レバー40は、C字状の支持部44と、支持部44の両端から延出されるレバー部45a,45bと、により構成されている。そして、揺動レバー40は、自然体では、支持部44に対してレバー部45a,45bが所定角度θとなるように屈曲形成されている。このような揺動レバー40を、支持部44とレバー部45a,45bとが同一平面上になるように弾性変形させ、巻上力伝達機構30を組み立てている。そして、揺動受32と頭部42との間に、摩擦抵抗を生じさせている。
このように、簡素な構造で、かつ省スペースで、揺動受32と頭部42との間に摩擦抵抗を生じさせることができる。また、自然体における支持部44とレバー部45a,45bとの屈曲角度θを調整することにより、揺動受32への頭部42の付勢力を容易に調整できる。つまり、揺動受32と頭部42との間の摩擦抵抗の大きさを容易に調整できる。このため、小型で使い勝手の良い巻上力伝達機構30を提供できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、揺動車34は、角穴車14に対する噛合位置と退避位置のいずれの場合も揺動レバー40によって保持される場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、少なくとも退避位置に保持可能であればよい。このように構成することで、自動巻上げ時のエネルギーロスを確実に減少できる。
また、上述の実施形態では、揺動車34の噛合位置、及び退避位置を保持するための手段として、板ばねである揺動レバー40を設けた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、巻上力伝達機構30は、揺動車34を噛合位置や退避位置に保持できる構成であればよい。例えば、揺動レバー40に代わって、噛合位置や退避位置に対応する位置に、コイルばねを設けてもよい。このコイルばねによって、揺動受32に向かって揺動車軸39の頭部42を弾性的に押圧することにより、揺動車34を噛合位置や退避位置に保持することが可能である。
また、上述の実施形態では、輪列受12に揺動受32を固定し、この揺動受32に揺動伝え車33や揺動車34を回転自在に支持させる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、輪列受12に、揺動伝え車33や揺動車34を回転自在に支持させることも可能である。この場合、輪列受12に、揺動受32の開口部38を形成すればよい。
1…機械式時計、10…ムーブメント、14…角穴車、17…巻真、20…丸穴車、30
…巻上力伝達機構、32…揺動受、33…揺動伝え車、34…揺動車、37…フランジ付ブッシュ(支軸)、38…開口部、39…揺動車軸、40…揺動レバー(退避位置保持手段、噛合位置保持手段)、41…軸本体、42…頭部(フランジ部)、44…支持部、45a,45b…レバー部、C…軸心(回転中心)

Claims (5)

  1. 巻真の操作により回転する丸穴車に噛合される揺動伝え車と、
    前記揺動伝え車に噛合されるとともに、前記揺動伝え車の回転中心回りに揺動可能に設けられ、角穴車と噛合される噛合位置と、角穴車との噛合が解除される退避位置とに移動する揺動車と、
    前記退避位置に前記揺動車を保持可能な退避位置保持手段と、
    前記噛合位置に前記揺動車を保持可能な噛合位置保持手段と、
    前記揺動車を支持し、前記揺動車の揺動軌跡に沿って開口部が形成されている揺動受と、
    を備え
    前記揺動車は、前記開口部に挿通された揺動車軸の一端に固定されており、
    前記揺動車軸の前記揺動受を挟んで基端には、前記揺動受に接触するフランジ部が設けられており、
    前記退避位置保持手段、及び前記噛合位置保持手段は、前記揺動受に前記フランジ部を押圧する力を付勢する弾性体である
    ことを特徴とする巻上力伝達機構。
  2. 前記弾性体は、前記揺動受と前記揺動車との間に先端が介在されている板ばねであり、
    前記板ばねの基端は、前記揺動伝え車の回転中心回りに回転可能に支持されていることを特徴とする請求項に記載の巻上力伝達機構。
  3. 前記弾性体は、
    前記揺動伝え車を支持する支軸の周囲を取り囲むように形成されたC字状の支持部と、
    前記支持部の両端部から前記揺動車に延出されるレバー部と、
    を有し、
    前記レバー部は、前記支持部に対して前記揺動車軸の軸方向に弾性的に傾倒可能とされている
    ことを特徴とする請求項に記載の巻上力伝達機構。
  4. 請求項1~請求項のいずれか1項に記載の巻上力伝達機構を備えたことを特徴とするムーブメント。
  5. 請求項に記載のムーブメントを備えたことを特徴とする機械式時計。
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