JP5721077B2 - ブロー成形用ダイとブロー成形方法 - Google Patents

ブロー成形用ダイとブロー成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5721077B2
JP5721077B2 JP2011276724A JP2011276724A JP5721077B2 JP 5721077 B2 JP5721077 B2 JP 5721077B2 JP 2011276724 A JP2011276724 A JP 2011276724A JP 2011276724 A JP2011276724 A JP 2011276724A JP 5721077 B2 JP5721077 B2 JP 5721077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blow molding
parison
die
mandrel
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011276724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013126731A (ja
Inventor
笹島良治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I TECH COMPANY LIMITED
Original Assignee
I TECH COMPANY LIMITED
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by I TECH COMPANY LIMITED filed Critical I TECH COMPANY LIMITED
Priority to JP2011276724A priority Critical patent/JP5721077B2/ja
Publication of JP2013126731A publication Critical patent/JP2013126731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5721077B2 publication Critical patent/JP5721077B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるダイとブロー成形方法に関する。
ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるダイとブロー成形方法に関する従来技術としては特許文献1に開示されているようなものがある。即ちブロー成形機の押出しヘッドに取付けられた円筒パリソン形成用のダイを、2枚の樹脂シートを押出すための2つのTダイに交換し、2つのTダイから同時に2枚の樹脂シートを押出してシートブロー成形するという技術である。
しかし、Tダイは高価であるから特許文献1に開示されているような方法では大幅なコストアップを招くという欠点があった。
特開2008−73849号公報
解決しようとする課題は、ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられた円筒パリソン形成用のダイを、2枚の樹脂シートを押出すための2つのTダイに交換し、2つのTダイから同時に2枚の樹脂シートを押出してシートブロー成形する方法では、Tダイが高価なため大幅なコストアップを招くという点である。本発明は上記の点を解決するためになされた。
上記目的を果たすため本発明は、ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるノズルとマンドレルとの間に円錐台形筒状の間隙を有する円筒パリソン形成用パリソン押出しダイにおいて、180度対向する位置の該間隙が2つの閉塞片によって部分的に塞がれて
おり、該閉塞片がノズル内に摺動自在に摺設され、該閉塞片が該マンドレルに常時押圧されるようにそれぞれ2つの圧縮スプリングによって該マンドレルの円錐台形部の斜面の面直方向に付勢されて

いることを最も主要な特徴とする。
また、上記のブロー成形用ダイにより、2枚のシート状パリソンを垂下させて成形することを第2の主要な特徴とする。
本発明によれば、
ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるノズルとマンドレルとの間に円錐台形筒状の間隙を有するブロー成形用パリソン押出しダイにおいて、180度対向する位置を2つの閉塞片によって部分的に塞ぐことによって、円筒パリソン形成用のダイという安価なダイを用いてシートブロー成形することができるという利点がある。
本発明の実施例を示すブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるパリソン押出しダイの部分縦断面図 図1のパリソン押出しダイの部分縦断面を斜め左上手前から見た斜視図 本発明の実施例を示すブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるパリソン押出しダイの部分縦断面図 本発明の実施例を示すブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるパリソン押出しダイの部分縦断面図
ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられた円筒パリソン形成用のダイから同時に2枚の樹脂シートを押出して安価にシートブロー成形するという目的を、
ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるノズルとマンドレルとの間に円錐台形筒状の間隙を有するブロー成形用パリソン押出しダイにおいて、180度対向する位置を2つの閉塞片によって部分的に塞ぐことによって、
高価なTダイを使わずとも円筒パリソン形成用のダイという安価なダイを用いて実現した。
本発明の構成を発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。
図1は、本発明の実施例を示すブロー成形機の押出しヘッドに取付けられる円筒パリソン形成用のパリソン押出しダイ1の部分縦断面図である。
2はノズル、3はマンドレル、8は該ノズル2と該マンドレル3との間の円錐台形筒状の間隙であり、4,4は該間隙8を部分的に塞ぐように該間隙8に挟まれたコの字形をした2つの閉塞片である。
図2は図1の該ダイ1の部分縦断面を斜め左上手前から見た斜視図である。
該閉塞片4,4は該ダイ1の180度対向する位置に2つ取り付けられている。尚、図2において該閉塞片4,4は断面ではなく全体形状が描画されている。
次に本発明の作用を説明する。ブロー成形用の分割金型(図示せず)内に半溶融状態にあるポリプロピレン等の熱可塑性樹脂のパリソン(図示せず)を、該ダイ1を通じて押出す。
パリソンは押出される途中で該ダイ1の該間隙8を通過するが、この時パリソンは該閉塞片4,4によって流路を分流させられ、180度対向する位置で2つに分断されて垂下することになる。
即ち、1本の円筒状パリソンが2つに分断されて2枚の(平らではない)シート状パリソンとなって垂下するのである。
尚、該パリソンに適用される熱可塑性樹脂としてはポリプロピレンに限らず、ポリエチレンや他のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、シンジオタクチックポリスチレン、ポリスチレン、ゴム改質ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、ポリオレフィン系エラストマー等、ブロー成形が可能な樹脂であれば何でも良い。また、該熱可塑性樹脂にガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、硫酸カルシウム粉末、炭酸カルシウム粉末等を混錬させた複合材であってもよい。
その後該分割金型を型締めし、2枚のシート状パリソンの間に圧縮空気を吹き込んでブローアップし、離型してブロー成形を完了させる。
上記実施例の問題点はコの字形をした該閉塞片4,4の厚みによって該間隙5が規定され、成形中はその寸法を変更できないということである。
つまり、パリソンコントローラが適用できないのである。
図3はブロー成形機の押出しヘッドに取付けられる円筒パリソン形成用のパリソン押出しダイ1’の、図1と同様な部分縦断面図である。
2つの閉塞片14,14は、ボルト11’,11’によって該ノズル12に固定された落下防止片13,13と該ノズル12との間で該ノズル12に削設された溝16,16に摺接されており、該閉塞片14,14にねじ込まれたボルト11,11を摺動自在な心棒として、該閉塞片14,14を該マンドレル3の方向に付勢するために該閉塞片14,14と該ノズル12との間に圧縮スプリング15,15が設定されている。
これにより、パリソンコントローラ(図示せず)の作動によって該マンドレル3が上下しても該マンドレル3の円錐台形部の斜面の動きに該閉塞片14,14が追随して該圧縮スプリング15,15が伸縮するため、該圧縮スプリング15,15の反発力により該閉塞片14,14は該マンドレル3に常時押圧され、該マンドレル3の円錐台形部の斜面から離れることはなく、パリソンコントローラの動きを妨げることもない。
図4は大型のブロー成形機の押出しヘッドに取付けられる大型円筒パリソン形成用のパリソン押出しダイ1’’の、図1や図3と同様な部分縦断面図である。
図4において、ノズル22内に削設された溝26,26に摺接された2つの閉塞片24,24はそれぞれにねじ込まれた2本のボルト21,21を摺動自在な心棒としたそれぞれ2つの圧縮スプリング25,25によってそれぞれ該マンドレル3の円錐台形部の斜面の面直方向に付勢されている。
これにより、パリソンコントローラ(図示せず)の作動によって該マンドレル3が上下しても該マンドレル3の円錐台形部の斜面の動きに該閉塞片24,24が追随して該圧縮スプリング25,25,25,25が伸縮するため、該圧縮スプリング25,25,25,25の反発力により該閉塞片24,24は該マンドレル3に常時押圧され、該マンドレル3の円錐台形部の斜面から離れることはなく、パリソンコントローラの動きを妨げることもない。
実施例に記載の円筒パリソン形成用パリソン押出しダイを用い、2枚のシート状パリソンを垂下させてシートブロー成形することができる。
以上実施例に述べたように本発明によれば、
ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるノズルとマンドレルとの間に円錐台形筒状の間隙を有する円筒パリソン形成用パリソン押出しダイにおいて、180度対向する位置の該間隙を2つの閉塞片によって部分的に塞いだため、
高価なTダイを使わずとも円筒パリソン形成用パリソン押出しダイという安価なダイを用いてシートブロー成形することができるという効果がある。
尚、該閉塞片4,14,24に共通して、パリソンに接触して分断する流路分岐点30は図2に代表して該閉塞片4に示すように半円弧状となっているが、これに限るものではなく尖っていても、平坦でもよい。
本発明は、ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられる円筒パリソン形成用パリソン押出しダイを利用して2枚のシート状パリソンを垂下させる簡易シートブロー成形に広く利用可能である。
1,1’ ,1 ’ ’ (パリソン押出し)ダイ
ノズル
3 マンドレル
閉塞片
8 (円錐台形筒状の)間隙
11,11’ ボルト
12 ノズル
13 落下防止片
14 閉塞片
21 ボルト
22 ノズル
24 閉塞片
30 流路分岐点

Claims (2)

  1. ブロー成形機の押出しヘッドに取付けられるノズルとマンドレルとの間に円錐台形筒状の間隙を有する円筒パリソン形成用パリソン押出しダイにおいて、180度対向する位置の該間隙が2つの閉塞片によって部分的に塞がれて
    おり、該閉塞片がノズル内に摺動自在に摺設され、該閉塞片が該マンドレルに常時押圧されるようにそれぞれ2つの圧縮スプリングによって該マンドレルの円錐台形部の斜面の面直方向に付勢されて
    いることを特徴とするブロー成形用ダイ
  2. 請求項1に記載のブロー成形用ダイにより、2枚のシート状パリソンを垂下させて成形することを特徴とするブロー成形方法
JP2011276724A 2011-12-19 2011-12-19 ブロー成形用ダイとブロー成形方法 Active JP5721077B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011276724A JP5721077B2 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 ブロー成形用ダイとブロー成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011276724A JP5721077B2 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 ブロー成形用ダイとブロー成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013126731A JP2013126731A (ja) 2013-06-27
JP5721077B2 true JP5721077B2 (ja) 2015-05-20

Family

ID=48777548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011276724A Active JP5721077B2 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 ブロー成形用ダイとブロー成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5721077B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017007301A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 株式会社Fts ブロー成形装置のダイヘッド構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55101415A (en) * 1979-01-30 1980-08-02 Toyo Plast Kogyo Kk Hollow molding method for synthetic resin
JPS61261021A (ja) * 1985-05-15 1986-11-19 Kyoraku Co Ltd 中空成形方法
JPH091640A (ja) * 1995-06-23 1997-01-07 Sekisui Seikei Kogyo Kk ブロー成形方法及び装置
JP2012240362A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Japan Steel Works Ltd:The クロスヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013126731A (ja) 2013-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5367884B2 (ja) 板状部分付き管状発泡成形体及びその成形方法
WO2012160835A1 (ja) クロスヘッド
JP2013049196A (ja) コアを用いた成形方法および成形装置
US20110159259A1 (en) Molded Article for Electronic Device Housing and Method for Preparing the Same
JP5721077B2 (ja) ブロー成形用ダイとブロー成形方法
PH12018500050A1 (en) A method for manufacturing a polymer article
JP6405842B2 (ja) 表皮付き樹脂成形板
JP2015051582A (ja) 樹脂製パネル及び成形方法
WO2012025101A3 (de) Erweiterbare vorrichtung zum co - extrudieren
JP6688968B2 (ja) 成形方法及び成形体
JP2012240217A (ja) 折り畳み式熱可塑性樹脂成形体
JP5604997B2 (ja) インナーリブを備えた樹脂積層板の製造方法
JP4852443B2 (ja) 成形体
JP6572822B2 (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法
JP2024002789A (ja) 一体成形体の製造方法
JP2013180557A (ja) 成形用分割金型と成形方法
JP5807091B1 (ja) 合成樹脂製の芯材を有する押出し成形品の製造方法
JP5963473B2 (ja) 樹脂製パネル及び成形方法
JP6173799B2 (ja) 成形品及び成形方法
JP6281216B2 (ja) 樹脂製パネル及び成形方法
JP6206549B2 (ja) 樹脂製パネル及び成形方法
JP6569472B2 (ja) 中空の一次成形品及びその製造方法
JP6613477B2 (ja) 樹脂成形体を製造する装置及び方法
JP2021126839A (ja) 成形装置
JP5637508B2 (ja) ブロー成形品とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5721077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250