JP5719675B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
しかし、空冷の場合、冷却フィンの包絡体積に大きなスペースが必要となり、さらに、冷却ファンを用いるために、冷却ファンの取付スペースや放熱のための適当な空間が必要であり、かつ、冷却ファンの電源も考慮することが必要となる。
また、水冷ジャケットを用いる場合には、一般的には水冷ジャケットで基板に搭載された主回路半導体で発生した熱を吸熱し、その熱を放熱部に異動させて放熱を行うために冷却水が必要となり、その冷却水を流動させるための専用のポンプが必要となるとともに、放熱部の冷却のための仕組みも必要となる。
電力変換装置2の冷却に空冷の冷却装置を用いる場合には放熱上の制約があるため、取付方向が決まってしまうが、本発明においては冷却装置として水冷式の水冷ジャケット4を用いるため、取付方向は問わないで電力変換装置に取り付けることができるため、設置スペースを有効利用することができ、ひいては、電力変換装置の小型化を図ることができる。以下において図面を用いて水冷ジャケット4の詳細な構造の一例について説明する。
この水冷ジャケット4に対しては、ポンプ用モータ1により駆動される図示しないポンプから冷媒が圧送されるようになっており、ポンプから圧送されてくる冷媒は、入口4から水冷ジャケット4内に入り溝21を通過した後に出口5から水冷ジャケット排出される。そして、冷媒は溝21を通過する際に主回路半導体等で発生した熱を吸収し、冷媒ジャケット4の外部に運び去るようになっている。
ポンプ用モータ1が接続された図示しないポンプに接続される流水管に高度差がある場合には、出口6に接続される流水管よりも高度の高いところに位置する流水管を入口5に接続することにより、同様の効果を得ることができる。
まず、出口側温度センサ13で出口6付近の冷媒の温度を計測する。制御部15は、出口側温度センサ13により計測した温度が制御部15内に予め記憶されている規定値より大きい場合は、出口側調整弁11を開放し、水冷ジャケット4内に供給される冷媒の量を増加させるようになっている。一方、制御部15は、出口側温度センサ13により計測した冷媒の温度が制御部15内に記憶されている規定値より小さい場合は、出口側調整弁11を絞り、水冷ジャケット4内の水量を減少させる。
このように、出口温度センサ13の計測結果を利用して水冷ジャケット4内に給水する量を調整することでポンプによる送水系の供給エネルギーの無駄を低減することができる。また、水冷ジャケット4の取水量を調整することで電力変換装置2の冷却が必要な時には給水量を増やし、冷却が不要の時には、給水量を増やすことでポンプから揚水した流体を必要以上に使用しないことにより、圧力低下を防ぐことができる。
また、ポンプで揚水した冷媒の一部、又は全部を水冷ジャケット4に流すことにより、水冷ジャケット4内に冷媒を搬送するための装置をわざわざ設ける必要が無くなり、電力変換装置2の構造の簡素化、製造工程の削減及び製造コストの低減を図ることができる。
また、主回路素子3等で発生した熱は、水冷ジャケット4内の流体に熱伝達され、流体の温度は上昇することになるが、水冷ジャケット4の流体はポンプより常に圧力をかけられているので、水冷ジャケット4の外に流出してしまうことから、他に放熱部を設け、放熱を行う必要は無くなる。よって、電力変換装置2の小型化、設置スペースの有効利用、及び放熱部を設ける必要がなくなることによる製造コストの低減も図ることができる。
制御部15は、取付面温度センサ18で計測した取付面17の温度と、出口側温度センサ13が測定した出口6付近の冷媒の温度を比較する。取付面温度センサ18で計測した温度が出口側温度センサ13により計測し冷媒の温度よりも所定値以上大きい場合は、出口側調整弁11を開放し、水冷ジャケット4内の水量を増加させるようになっている。
一方、取付面温度センサ18で計測した温度が出口側温度センサ13により計測し冷媒の温度よりも所定値に満たない程度しか高くない場合は、出口側調整弁11を絞り、水冷ジャケット4内の水量を減少させるようになっている。
(数1)・・・W=0.278×C×d×V×ΔT
W:発熱量
C:比熱
d:密度
V:流水量
ΔT:温度上昇値
比熱C及び密度dは物性値であるので、図示しない入力装置でポンプで圧送される冷媒の種類を電力変換装置2に入力すると、制御部15において冷媒の種類に応じて比熱C及び密度dが決定される。ΔTは、入口側温度センサ12と出口側温度センサ13の温度差即ち、出口側温度センサ13の検出値から入口側温度センサ12の検出値を引いた値である。流水量は図8に示すように入口5付近に設けられた流水計19により計測された値である。これらの値に基づいて、上記式1を用いて発熱量Wを算出するものである。また、制御部15には、例えば発熱量に応じた入口側調整弁10の開放の程度が規定されたテーブルが格納されており、制御部15は、式1で算出された発熱量に応じて入口側調整弁10を開放するようになっており、水冷ジャケット4内に給水する量を調整することでポンプによる送水系の供給エネルギーの無駄を低減することができる。
ポンプは水冷ジャケット4に水を供給することが主目的ではないので入口側調整弁で水冷ジャケット4への冷媒の供給量を調整すると考えました。
誤っていましたら修正をお願いします。
Claims (4)
- 主回路素子を搭載した基板と、
前記基板に取り付けられた水冷装置と、を備えるポンプに取り付けられたモータを駆動させる電力変換装置であって、
前記水冷装置では、ポンプにより供給される流体を冷媒とし、前記水冷装置の温度と前記ポンプに取り付けられたモータのフィン周囲の温度との差分と、前記基板の発熱状況とに基づき、前記ポンプにより供給される冷媒の量を調整することを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1記載の電力変換装置であって、
前記水冷装置の温度は、前記水冷装置に流れる冷媒の出口側の温度であることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項2記載の電力変換装置であって、
前記水冷装置では、前記ポンプに取り付けられたモータのフィン周囲の温度が前記水冷装置の出口側の温度よりも高く、かつ、前記水冷装置の出口側の温度と前記ポンプに取り付けられたモータのフィン周囲の温度との差分が予め定めた値よりも大きい場合に、前記ポンプにより供給される冷媒の量を減少させることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項2記載の電力変換装置であって、
前記水冷装置では、前記ポンプに取り付けられたモータのフィン周囲の温度が前記水冷装置の出口側の温度よりも高く、かつ、前記水冷装置の出口側の温度と前記ポンプに取り付けられたモータのフィン周囲の温度との差分が予め定めた値よりも大きい場合に、前記水冷装置の結露を減らすように前記ポンプにより供給される冷媒の量を調整することを特徴とする電力変換装置。
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