JP5718429B2 - 端子接続装置及び端子付き電線の製造方法 - Google Patents
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Description
図1(a)に示すように、端子10は略円筒形状の金属部材からなり、先端側に、相手方接続端子と接続するための筒状の端子接続部11が形成され、後端側に、電線と接続するための筒状の電線接続部12が形成されている。
なお、断面六角形状にかしめられた電線接続部12の各6面には、曲線状に凹む第1及び第2の凹部15,16が圧縮形成されている。
各成形用切欠き21b,22bの内周面は、成形用切欠きの底部に位置し、上下ダイス本体21,22を突き合わせたときに互いに対向するように延在する圧縮面31,34と、圧縮面の一端から突合せ面に向かって延びる第1の斜面32,35と、圧縮面の他端から突合せ面に向かって延びる第2の斜面33,36とからなる。
また、各圧縮面31,34には、その中央部に、断面円弧状に突出する第1の押圧突起18が形成され、各第1及び第2の斜面32,33,35,36には、中央より僅かに突合せ面21a,22aよりの箇所に断面円弧状に突出する第2の押圧突起19が形成されている。
また、図2(b)に示すように、第1及び第2の押圧突起18,19は、上下一対のダイス本体21,22を突き合わせて電線接続部12をかしめる際に、第1の押圧突起18よりも先に第2の押圧突起19が電線接続部12の外周と接触するように形成されている。
図3に示す端子付き電線では、図1に示す端子付き電線と同様に、電線13の先端で露出する導体露出部14に外嵌された端子10の電線接続部12が断面六角形状にかしめられている。
そして、断面六角形状を構成する電線接続部12の外周面の6つの平面上にそれぞれ第1及び第2の凹部15’,16’が形成されているが、第1の凹部15’の軸方向の長さが、第2の凹部16’の軸方向の長さよりも短くなっている。
なお、図1及び図3に示す端子付き電線は、いずれも電線接続部12が断面六角形状にかしめられたものであるが、電線接続部12のかしめ形状は、六角形に限定されるものではなく、八角形等、他の多角形であっても良い。
11 端子接続部
12 電線接続部
13 電線
14 導体露出部
15,15’ 第1の凹部
16,16’ 第2の凹部
18 第1の押圧突起
19 第2の押圧突起
21,22 ダイス本体
21a,22a 突合せ面
21b,22b 成形用切欠き
31,34 圧縮面
32,35 第1の斜面
33,36 第2の斜面
Claims (3)
- 電線に外嵌された端子の電線接続部を断面多角形状にかしめ、電線に端子を接続するための端子接続装置において、
相互に突き合わされる一対のダイス本体に、これらダイス本体の突合せ面から断面多角形を二分した形状の成形用切欠きがそれぞれ形成され、
前記各成形用切欠きの内周面は、前記成形用切欠きの底部に延在する圧縮面と、前記圧縮面の一端から前記突合せ面に向かって延びる第1の斜面と、前記圧縮面の他端から前記突合せ面に向かって延びる第2の斜面と、前記圧縮面に形成された第1の押圧突起と、前記第1及び第2の斜面にそれぞれ形成された第2の押圧突起とを有し、
前記一対のダイス本体を突き合わせたときに、前記成形用切欠き内に配置された前記電線接続部の外周面に、前記第2の押圧突起が前記第1の押圧突起よりも先に当接するように、前記第1及び第2の押圧突起が形成されている
ことを特徴とする端子接続装置。 - 前記各成形用切欠きの内周面には、内周面の軸方向に沿って長尺状に延びる第1及び第2の押圧突起が形成されると共に、前記第2の押圧突起の前記軸方向の長さが、前記第1の押圧突起よりも長いことを特徴とする請求項1記載の端子接続装置。
- 電線の導体露出部に端子の筒状の電線接続部を外嵌する工程と、
相互に突き合わされる一対のダイス本体の間に前記電線接続部を配置する工程と、
前記各ダイス本体の突合せ面から断面多角形を二分した形状の成形用切欠きがそれぞれ形成された一対のダイス本体を突き合わせることによって、前記電線接続部を成形用切欠きの形状に合わせてかしめ、電線に端子を接続する工程とを含み、
前記各成形用切欠きの内周面は、成形用切欠きの底部に延在する圧縮面と、前記圧縮面の一端からダイス本体の突合せ面に向かって延びる第1の斜面と、前記圧縮面の他端からダイス本体の突合せ面に向かって延びる第2の斜面と、前記圧縮面に形成された第1の押圧突起と、前記第1及び第2の斜面にそれぞれ形成された第2の押圧突起とを有し、
前記一対のダイス本体を突き合わせて前記電線接続部を前記成形用切欠きの形状に合わせてかしめるときに、前記第2の押圧突起が前記第1の押圧突起よりも先に前記電線接続部に当接する
ことを特徴とする端子付き電線の製造方法。
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