JP4734136B2 - 端子金具及び端子金具の製造方法 - Google Patents
端子金具及び端子金具の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4734136B2 JP4734136B2 JP2006039731A JP2006039731A JP4734136B2 JP 4734136 B2 JP4734136 B2 JP 4734136B2 JP 2006039731 A JP2006039731 A JP 2006039731A JP 2006039731 A JP2006039731 A JP 2006039731A JP 4734136 B2 JP4734136 B2 JP 4734136B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- rod
- terminal fitting
- conductor
- crimping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
かかる構造によれば、圧着部と撚り線の接続部分には被水する虞があるものの、圧着部を備える端子金具と撚り線は同種の金属であるので電食が発生することはない。また、異種金属である棒状部と単芯線は、冷間圧接によって接続されているので、水などの電解物質が介在しない限りは、その接続部分において電食が発生する虞はない。
尚、冷間圧接により導体同士を接続する手段としては、特許文献1に記載されているものなどがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、圧着部が曲げ変形に伴って割れるのを回避することを目的とする。
圧着部は、金属板材の板厚を大きく変えずに形成することができるので、圧着部を曲げ変形させたときに割れが生じる虞はない。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図11を参照して説明する。本実施形態の端子金具Tは、棒状部10と圧着部11とを一体に形成したものであって、円形断面の棒状をなすアルミニウム合金製の単芯線からなる第1導体Waと、複数本の銅合金製の細線を撚り合わせた撚り線からなる第2導体Wbとを接続するために用いられる。端子金具Tの材質は、圧着部11に接続される第2導体Wbと同じ種類の銅合金製、即ち棒状部10に接続される第1導体Waとは異なる種類となっている。
圧着部11は、棒状部10の基端部(後端部)に連なっており、棒状部10の後端から後方へ延出する板状の台形部12と、台形部12の後端縁からさらに後方へ延出する板状のカシメ部13とからなる。台形部12の板厚は、棒状部10の外径(直径)寸法よりも小さく、棒状部10からカシメ部13に向かって次第に薄くなっている。つまり、台形部12の上面は棒状部10の軸線に対して後下がりの向きに傾斜した平坦面となっており、台形部12の下面は棒状部10の軸線と平行な平坦面となっている。台形部12の平面形状は、後方に向かって次第に幅が広くなるような形状をなしている。また、台形部12は、棒状部10の軸線に関して左右対称な形状をなしている。カシメ部13は、棒状部10の軸線に関して左右対称な略方形をなし、その幅寸法は、全長に亘って一定であって、台形部12の後端縁(台形部12の最大幅)の長さよりも大きく、且つ第2導体Wbの外周の寸法とほぼ同じ寸法とされている。また、カシメ部13の板厚は、その全体に亘ってほぼ一定であって、台形部12の後端縁の板厚(最小板厚)と同じ寸法とされている。さらに、カシメ部13の上下両面は棒状部10の軸線と平行な平坦面となっており、カシメ部13の下面(第2導体Wbとの接続状態における第2導体Wbと反対側の面)は、台形部12の板面に対して面一状に連なっている。
図1に示す板厚が全体に亘って一定な平板状の銅合金製の板材20を打ち抜くことにより、図2に示す金属板材21を得る。この金属板材21は、棒状部10となる第1板部22と、圧着部11となる第2板部23とを有する。
第1板部22の長さ方向(前後方向)と直角な横断面形状は、板厚よりも幅寸法が大きい長方形をなしている。第1板部22の板厚寸法は棒状部10の外径よりも小さく、第1板部22の幅寸法は棒状部10の外径よりも大きい。この第1板部22の幅寸法は、第1板部22の横断面積が棒状部10の横断面積とほぼ同じとなるような寸法に設定されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では棒状部の先端に第1導体を冷間圧接によって接続したが、本発明によれば、棒状部の先端に目玉状の接続部を一体に形成し、この目玉状の接続部にボルトを貫通させることによって別の導体(端子金具等)を接続してもよい。
(2)上記実施形態では棒状部の先端に第1導体を接続する手段として冷間圧接による接続方法を用いたが、本発明によれば、棒状部と第1導体を溶接によって接続してもよい。
(3)上記実施形態では棒状部と第1導体とを冷間圧接によって容易に離脱できないように接続したが、本発明によれば、棒状部の先端部に細長いタブ状の接続部を形成し、このタブ状の接続部を、雌形の端子金具に対して離脱可能に接続(嵌合)させてもよい。
(4)上記実施形態では棒状部の断面形状を円形としたが、本発明によれば、棒状部の断面形状を非円形(例えば、長円形、楕円形、略方形等)としてもよい。
(5)上記実施形態では端子金具に接続される第1導体をアルミニウム合金製としたが、本発明は、アルミニウム合金以外の金属からなる第1導体に接続される端子金具にも適用できる。
(6)上記実施形態では端子金具に接続される第2導体を銅合金製としたが、本発明は、銅合金以外の金属からなる第2導体に接続される端子金具にも適用することができる。
(7)上記実施形態では端子金具を介して接続される第1導体と第2導体を互いに異なる金属としたが、本発明は、第1導体と第2導体が同種の金属である場合にも適用することができる。
(8)上記実施形態では棒状部に接続される第1導体と端子金具を異なる種類の金属としたが、本発明によれば、第1導体と端子金具を同じ種類の金属とすることができる。
(9)上記実施形態では圧着部に接続される第2導体と端子金具を同じ種類の金属としたが、本発明によれば、第2導体と端子金具を異なる種類の金属とすることができる。
10…棒状部
11…圧着部
21…金属板材
22…第1板部
23…第2板部
Claims (2)
- 棒状部の基端部にオープンバレル状の圧着部を一体に形成した形態の端子金具であって、
板厚よりも幅の広い第1板部と、前記圧着部となる第2板部とを有する金属板材に対し、前記第1板部の幅を狭めるとともに板厚を増すようにプレス加工を施すことで前記棒状部が形成されており、
前記第2板部の板厚を薄くするようにプレス加工を施すことで前記圧着部が形成されていることを特徴とする端子金具。 - 棒状部の基端部にオープンバレル状の圧着部を一体に形成した形態の端子金具を製造する方法であって、
板厚よりも幅の広い第1板部と、前記圧着部となる第2板部とを有する金属板材に対し、前記第1板部の幅を狭めるとともに板厚を増すようにプレス加工を施して前記棒状部を形成し、
前記第2板部の板厚を薄くするようにプレス加工を施すことで前記圧着部を形成することを特徴とする端子金具の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006039731A JP4734136B2 (ja) | 2006-02-16 | 2006-02-16 | 端子金具及び端子金具の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006039731A JP4734136B2 (ja) | 2006-02-16 | 2006-02-16 | 端子金具及び端子金具の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007220484A JP2007220484A (ja) | 2007-08-30 |
JP4734136B2 true JP4734136B2 (ja) | 2011-07-27 |
Family
ID=38497529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006039731A Expired - Fee Related JP4734136B2 (ja) | 2006-02-16 | 2006-02-16 | 端子金具及び端子金具の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4734136B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5700075B2 (ja) * | 2012-11-23 | 2015-04-15 | 株式会社デンソー | ターミナル製造方法およびターミナル |
JP5700076B2 (ja) * | 2012-12-03 | 2015-04-15 | 株式会社デンソー | ターミナル製造方法およびターミナル |
DE102013016814A1 (de) * | 2013-10-10 | 2015-04-16 | Yamaichi Electronics Deutschland Gmbh | Elektrisches Kontaktelement, Steckverbinder und Herstellungsverfahren |
KR101644859B1 (ko) * | 2015-08-18 | 2016-08-02 | 김관중 | 이질 금속 연결장치 및 이의 제조 방법 |
CN105305128A (zh) * | 2015-10-29 | 2016-02-03 | 宁波市鄞州佳迪五金塑胶有限公司 | 一种国标插头支架及其制作方法 |
KR101943277B1 (ko) * | 2018-09-07 | 2019-01-30 | 이철희 | 연결잭 제조장치 |
JP7155987B2 (ja) * | 2018-12-14 | 2022-10-19 | 住友電装株式会社 | ハーネス部品 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07169525A (ja) * | 1993-08-09 | 1995-07-04 | Thomas & Betts Corp <T&B> | 電気コネクタ |
JPH08306418A (ja) * | 1995-03-08 | 1996-11-22 | Alps Electric Co Ltd | コネクタのピンコンタクトおよびその製造方法 |
-
2006
- 2006-02-16 JP JP2006039731A patent/JP4734136B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07169525A (ja) * | 1993-08-09 | 1995-07-04 | Thomas & Betts Corp <T&B> | 電気コネクタ |
JPH08306418A (ja) * | 1995-03-08 | 1996-11-22 | Alps Electric Co Ltd | コネクタのピンコンタクトおよびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007220484A (ja) | 2007-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5103137B2 (ja) | 圧着端子、端子付電線及びその製造方法 | |
JP4734136B2 (ja) | 端子金具及び端子金具の製造方法 | |
JP5058082B2 (ja) | 端子金具及び端子付き電線 | |
JP4922897B2 (ja) | 圧着端子、端子付電線及びその製造方法 | |
US8303355B2 (en) | Terminal connector and electric wire with terminal connector | |
JP5080291B2 (ja) | 圧着端子、端子付電線及びその製造方法 | |
JP5707735B2 (ja) | 端子金具付き電線及び端子金具付き電線の製造方法 | |
JP6939625B2 (ja) | 端子、及び端子付き電線 | |
CN101997176A (zh) | 具有端子的压接电线及其制造方法 | |
WO2017068963A1 (ja) | 端子付き電線の製造方法、圧着冶具、および端子付き電線 | |
CN110034419B (zh) | 用于连接导线的压接件 | |
WO2012017807A1 (ja) | 圧着端子 | |
JP2010010000A (ja) | 端子金具及び端子付き電線 | |
JP2009181777A (ja) | 電線と端子との圧着構造 | |
JP5316914B2 (ja) | 端子金具及び端子付き電線 | |
JP6569345B2 (ja) | 抵抗溶接用の電極および端子付き電線 | |
JP2009054549A (ja) | 端子付電線及びその製造方法 | |
JP5720955B2 (ja) | 端子の製造方法および連鎖端子 | |
JP7320880B1 (ja) | 接続端子の円筒状の接続部の形成方法及び接続端子の形成方法 | |
JP2012221719A (ja) | 圧着端子 | |
WO2017110449A1 (ja) | 端子付き電線の製造方法、圧着治具、および端子付き電線 | |
JP5842802B2 (ja) | 端子付き電線 | |
JP2022072790A (ja) | 金属接続部材 | |
JP2014164935A (ja) | 圧着端子の製造方法及び圧着端子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080627 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090911 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090911 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100727 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100922 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110329 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110425 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |