JP5718281B2 - 視認性と耐久性に優れた静電容量透明タッチシート - Google Patents
視認性と耐久性に優れた静電容量透明タッチシート Download PDFInfo
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Description
図1は、実施の形態1に係る静電容量透明タッチシート1の分解斜視図である。図2は、図1の静電容量タッチシート1のC−C’断面図である。図3は、図1の静電容量透明タッチシート1のD−D’断面図である。なお、C−C’断面は静電容量透明タッチシート1を第二電極5上で切断したときの断面図であり、D−D’断面は静電容量透明タッチシート1を絶縁部6上で切断したときの断面図である。図4は、実施の形態1の静電容量透明タッチシート1を透明基材7に貼着させるときの断面図である。
第一基板と第二基板の材質としては、アクリル、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル、ポリイミドなどの樹脂フィルムが挙げられる。第一基板、第二基板の厚みは5〜800μmの範囲で適宜設定可能である。厚さが5μm未満では、層としての強度が不足して剥離する際に破れたりするので取り扱いが困難となり、厚さが800μmを越える場合は、に剛性がありすぎて加工が困難となると共に、フレキシブル性が得られなくなる。
図1では、第一電極及び第二電極は、それぞれ短冊状の複数の電極によって構成しているが、電極の形状は短冊状に限られない。例えば、第一電極として対角方向で接続した複数の菱形電極によって構成し、第二電極として対角方向で接続した複数の菱形電極によって構成してもよい。この場合、第一電極を構成する菱形電極と、第二電極を構成する菱形電極とを、面に垂直な方向から見て互いに重複しないように配置してもよい。このように第一電極と第二電極とを重複しないように配置することによって、横軸及び縦軸方向の検出感度を互いに影響しないようにできる。また、図1では、第一電極及び第二電極を複数個設けているが、これに限らず、任意の数を設けることができる。
絶縁部の幅は、10μm〜100μm程度が好ましい。下限値を10μmとするのは、絶縁部の幅を10μm未満にして形成しようとすると、使用中にイオンマイグレーションが発生し、電極間でショートが発生する。一方、上限値を100μmとするのは、100μmを超える幅にすると照明で照らされた場合に絶縁部が目視で認識できてしまう場合や、静電容量透明タッチシートの感度が低下してしまうめである。また、絶縁部の深さは、第二電極の厚みと同一であり、材料は、第二電極を構成するバインダー樹脂と同一である。
接着層は、第一導電シートと第二導電シートを貼着するための層である。接着層に用いる材料としては、第一基板、第二基板の種類に適した感熱性又は感圧性のある樹脂が使用される。具体的には、PMMA系樹脂、PC、ポリスチレン、PA系樹脂、ポバール系樹脂、シリコン系樹脂などの樹脂が使用される。なお、接着層は、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法等により第一基板または第二基板の上に形成される。
ハードコート層は、静電容量透明タッチシートを用いてタッチパネルを作成するときにタッチパネルの表面に配置される層である。ハードコート層がタッチパネルの表面に配置されることにより、第一導電シートや第二導電シートを物理的または化学的な外傷から保護することができる。すなわち、タッチパネル表面の耐損傷性、耐薬品性などを向上させることができる。
<静電容量透明タッチシートの製造方法>
静電容量透明タッチシートを得る方法としては、以下の各工程を含む。
(a)第一基板を用意する。
(b)第一基板の上の全面に、ITOからなる導電層を形成する。
(c)フォトレジスト法などを用いて導電層をパターニングし、第一電極を第一基板の上に形成して、第一導電シートを得る。
(d)第二基板を用意する。
(e)第二基板の上の全面に、印刷法を用いて導電性ナノファイバーを含む導電層を形成する。
(f)導電層の一部にエネルギー線、例えばレーザーを照射して導電性ナノファイバーを一部除去した絶縁層を形成する。絶縁部は、例えば、スポット径数十μmの炭酸ガスレーザーなどのエネルギー線を照射して導電性ナノファイバーを粉砕することにより形成する。これにより第二基板の上に第二電極と絶縁部が形成された第二導電シートを得る。
(g)第一導電シートと第二導電シートを貼り合わせる。
図6は、実施の形態2の静電容量透明タッチシート1の構成を示す分解斜視図である。図7は、図6のE−E’方向から見た静電容量透明タッチシート1の断面図である。実施の形態2の基本的な構成は、実施の形態1と同じであるので、以下では実施の形態1との相違点について説明する。
図9は、実施の形態1の静電容量透明タッチシート1を用いた静電容量型タッチパネル20の断面図である。この静電容量型タッチパネル20の基本的な構成は、実施の形態1と同じであるので、以下では実施の形態1との相違点について説明する。この形態の静電容量型タッチパネル20は、実施の形態1の静電容量透明タッチシート1が透明基材7に貼着されている。なお、静電容量タッチシート1と透明基材7とは、第一基板2の第一電極3が形成された側の面と透明基材7が接着層9を介して貼着されている。
図10は、実施の形態2の静電容量透明タッチシート1を用いた静電容量型タッチパネル20の断面図である。この静電容量型タッチパネル20の基本的な構成は、実施の形態2と同じであるので、以下では実施の形態2との相違点について説明する。この形態の静電容量型タッチパネル20は、実施の形態2の静電容量透明タッチシートが透明基材7に貼着されている。なお、静電容量透明タッチシートと透明基材7とは、第一基板2の第一電極3が形成された側の面とは反対側の面と透明基材7が接着層9を介して貼着されている。
2…第一基板
3…第一電極
4…第二基板
5…第二電極
6…絶縁部
7…透明基材
8…ハードコート層
9…接着層
10…透明フィルム
20…静電容量タッチパネル
100…上部基材
101…上部電極
110…下部基材
111…下部電極
200…静電容量型タッチシート
A…第一導電シート
B…第二導電シート
C…交点部分
D…その他の部分
X…第一引き回し回路
Y…第二引き回し回路
α…下部導電シート
β…上部導電シート
Claims (9)
- 透明な硬質基板に貼着するための静電容量透明タッチシートであって、
前記静電容量透明タッチシートは、
前記硬質基板に貼着される第一基板と、前記硬質基板に前記第一基板が貼着されたときに前記硬質基板と前記第一基板との間に独立して複数形成されその形状が帯状である第一電極とからなる第一導電シートと、
前記第一基板と対向するように設置される第二基板と、前記第二基板の前記第一基板と対向する面とは反対側の面に前記第一電極と交差するよう複数形成されその形状が帯状である第二電極と、前記第二電極と連続して形成され前記第二電極と同一の厚みを有する絶縁部とからなる第二導電シートと、
前記第一導電シートと前記第二導電シートとを接着する接着層とを備え、
前記第二電極は、導通可能なようにそれぞれが接続された状態で存在している複数の導電性ナノワイヤと前記複数の導電性ナノワイヤを前記第二基板上で保持するためのバインダー樹脂とからなり、
前記絶縁部は、前記第二電極を構成する前記バインダー樹脂と同一の樹脂からなる、静電容量透明タッチシート。 - 透明な硬質基板に貼着するための静電容量透明タッチシートであって、
前記静電容量透明タッチシートは、
前記硬質基板に貼着される第一基板と、前記第一基板の上に独立して複数形成されその形状が帯状である第一電極とからなる第一導電シートと、
前記第一基板と対向するように設置される第二基板と、前記第二基板の前記第一基板と対向する面とは反対側の面に前記第一電極と交差するよう複数形成されその形状が帯状である第二電極と、前記第二電極と連続して形成され前記第二電極と同一の厚みを有する絶縁部とからなる第二導電シートと、
前記第一導電シートと前記第二導電シートとを接着する接着層とを備え、
前記第二電極は、導通可能なようにそれぞれが接続された状態で存在している複数の導電性ナノワイヤと前記複数の導電性ナノワイヤを前記第二基板上で保持するためのバインダー樹脂とからなり、
前記絶縁部は、前記第二電極を構成する前記バインダー樹脂と同一の樹脂からなる、静電容量透明タッチシート。 - 前記第二電極の厚みは、前記第一電極の厚みより厚い請求項1又は請求項2に記載の静電容量透明タッチシート。
- 前記第一電極が透明金属酸化物からなる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の静電容量透明タッチシート。
- 前記第二電極の幅は、前記絶縁部の幅より広い請求項1から請求項4のいずれかに記載の静電容量透明タッチシート。
- 前記透明金属酸化物は、ITOである請求項4に記載の静電容量透明タッチシート。
- 前記導電性ナノワイヤを構成する金属は、銀である請求項1から請求項6のいずれかに記載の静電容量透明タッチシート。
- 前記第二基板の前記第二電極が形成された面とは反対側の面にハードコート層が形成された請求項2から請求項7のいずれかに記載の静電容量透明タッチシート。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載の静電容量透明タッチシートの第一基板の上に透明基材が貼着された静電容量透明タッチパネル。
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