JP5715761B2 - 内燃エンジン - Google Patents

内燃エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP5715761B2
JP5715761B2 JP2010072054A JP2010072054A JP5715761B2 JP 5715761 B2 JP5715761 B2 JP 5715761B2 JP 2010072054 A JP2010072054 A JP 2010072054A JP 2010072054 A JP2010072054 A JP 2010072054A JP 5715761 B2 JP5715761 B2 JP 5715761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
combustion engine
fuel
pipe
partition wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010072054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010230009A (ja
Inventor
ホッヘ フローリアン
ホッヘ フローリアン
ラッフェンベルク ミヒャエル
ラッフェンベルク ミヒャエル
ヘーゲレ アンドレアス
ヘーゲレ アンドレアス
Original Assignee
アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト, アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト filed Critical アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
Publication of JP2010230009A publication Critical patent/JP2010230009A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5715761B2 publication Critical patent/JP5715761B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/1015Air intakes; Induction systems characterised by the engine type
    • F02M35/1019Two-stroke engines; Reverse-flow scavenged or cross scavenged engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B31/00Modifying induction systems for imparting a rotation to the charge in the cylinder
    • F02B31/08Modifying induction systems for imparting a rotation to the charge in the cylinder having multiple air inlets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1035Details of the valve housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B23/00Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
    • F02B23/02Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
    • F02B23/06Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston
    • F02B23/0618Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston having in-cylinder means to influence the charge motion
    • F02B23/0627Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston having in-cylinder means to influence the charge motion having additional bores or grooves machined into the piston for guiding air or charge flow to the piston bowl
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載の種類の内燃エンジンに関するものである。
特許文献1からは、吸気管路を空気管路と混合気管路とに分割した2サイクルエンジンが知られている。吸気管路には、気化器の管路壁に穿孔部として形成させた主燃料穴および副燃料穴とが開口している。この種の内燃エンジンの場合、良好な運転挙動を達成させるため、アイドリング時と低部分負荷時とに空気管路を介しても燃料が供給されるのが望ましい。
しかしながら、特許文献1に開示されている個々の燃料穴の配置構成の場合、空気管路と混合気管路との間の連通穴が開いても、作動時に燃料が空気管路内へほとんど侵入しないことが明らかになった。これにより望ましくない運転挙動が生じる。
独国特許出願公開第10160539A1号明細書
本発明の課題は、この種の内燃エンジンにおいて、良好な運転挙動を有するように構成することである。
この課題は、請求項1の構成を備えた内燃エンジンにより解決される。
吸気管路が分割されている内燃エンジンの場合、特にアイドリング時および低部分負荷時に、スロットル要素の領域に渦流が形成され、その結果個々の燃料穴から流出する燃料が吸気管路の壁に押し付けられることが明らかになった。燃料はそこで壁膜として堆積し、したがって内燃エンジンのクランクケースへ搬送されることがある。これにより燃料は連通穴を通じて空気管路内へ溢流しない。本発明によれば、他の燃料穴が管路壁から間隔をもって配置されていることにより、燃料穴は吸気管路内の流動の中へ突出している。流出する燃料は空気流動によって破壊され、したがって連通穴を通じて空気管路内へも溢流する。燃料穴が管路壁に対し間隔をもっていることにより、燃料穴からの燃料が壁膜として管路壁に押しつれられることが回避される。仕切り壁に対して間隔があるので、仕切り壁の壁膜は回避される。これにより、内燃エンジンの良好な運転挙動を簡単に達成させることができる。
仕切り壁の連通穴は少なくとも全負荷時には実質的に閉じている。この場合、空気管路と混合気管路との機能的分離が達成される必要がある。その際、わずかな残穴(たとえば連通穴のエッジのスリット)はそのまま残していてよい。
有利には、燃料穴は吸気管路内へ突出している燃料管に、特に該燃料管の自由端に形成されている。これにより簡潔な構成が得られる。有利には、燃料管は吸気管路内へ突出している長さを有し、該長さは吸気管路の直径の少なくともほぼ10%である。有利には、燃料管の長さは吸気管路の直径のほぼ25%ないしほぼ60%であることが判明した。吸気管路の直径の50%以上の燃料管の長さは、吸気管路を中央で分割した場合、燃料管の傾斜位置によって達成できる。燃料管の上記の長さにより、燃料穴は良好な流動状態が支配している吸気管路の領域に開口する。これによって、燃料は吸い込まれた空気によって破壊されて燃料穴により空気管路と混合気管路内へ流入する。壁膜の形成を回避でき、或いは、少なくとも著しく減少させることができる。
合目的には、燃料穴は仕切り壁面に対し間隔をもって開口している。有利には、仕切り壁面に対する燃料穴の間隔は吸気管路の直径のほぼ30%以下、特にほぼ15%以下である。これにより燃料穴は空気管路のすぐ近くにあるので、連通穴が開いた状態で燃料が空気管路内へも溢流することができるよう保証される。
吸気管路の管路壁に対する燃料穴の間隔は、有利には、吸気管路の直径の少なくともほぼ5%、特にほぼ10%以上である。この間隔は吸気管路の管路壁に対する燃料穴の最小間隔であり、たとえば燃料管の縦方向に対し横方向に測定した長さである。この間隔により、燃料が燃料管の縦方向に関し吸気管路の管路壁に対し側方から当接して壁膜を形成しないよう保証されている。
有利には、燃料穴はほぼ連通穴の高さで吸気管路内に配置されている。これにより、連通穴が十分に開口しているときに、燃料が連通穴を介して空気管路内へ達することができるよう保証することができる。他方、燃料穴は連通穴の上流側に設けられていてもよい。燃料穴は特にアイドリング燃料穴である。アイドリング燃料穴は主燃料穴の下流側に配置され、スロットル要素が吸気管路内に配置されている場合には、合目的にはスロットル要素が閉じている状態で該スロットル要素の下流側に配置される。これにより、スロットル要素が閉じているときに燃料がアイドリング燃料穴を介して吸気管路内へ達することができる。
吸気管路内には、有利には、空気管路と混合気管路との自由横断面積を制御するスロットル要素が回動可能に支持されている。これにより、両管路に対し1つのスロットル要素で十分であり、内燃エンジンの簡潔な構成が得られる。仕切り壁の連通穴は、有利には、全負荷時にスロットル要素によって閉鎖されている。合目的には、スロットル要素の領域に少なくとも1つの部分負荷燃料穴が配置されている。部分負荷燃料穴は、有利には、主燃料穴の下流側にしてアイドリング燃料穴の上流側に設けられている。スロットル要素がわずかに開いている場合、部分負荷燃料穴は合目的にはスロットル要素の高さで吸気管路内へ開口している。
本発明によれば、スロットル要素の上流側に位置するようにチョーク要素が吸気管路内に配置されている。チョーク要素とスロットル要素との間には特に仕切り壁部分が配置されている。したがって、空気管路を混合気管路から切離している仕切り壁は、スロットル要素とチョーク要素との間にも延在している。両管路の良好な密封と両管路の完全な切離しとを達成するため、本発明によれば、仕切り壁部分はチョーク要素および/またはスロットル要素を完全開弁時に当接させるための少なくとも1つの当接部を有している。
スロットル要素の下流側でも空気管路と混合気管路との良好な切離しを達成するため、本発明によれば、スロットル要素は気化器内に配置され、該気化器の下流側に中間フランジが配置され、スロットル要素は完全開弁時に該中間フランジに設けた前記仕切り壁に当接する。中間フランジは十分に形状安定な材料から成っていてよく、或いは、吸気フランジは弾性材料から成っていてもよい。
合目的には、スロットル要素はスロットル軸により回動可能に支持されるスロットルバルブであり、チョーク要素はチョーク軸により回動可能に支持されるチョークバルブである。連通穴はスロットル軸と仕切り壁との間に位置するように中間フランジに形成されている。したがって、気化器はスロットル軸の下流側には仕切り壁を有しておらず、スロットルバルブの下流側での両管路の仕切りは、中間フランジに設けた仕切り壁を介して行われる。
内燃エンジンは層状掃気方式で作動する2サイクルエンジンである。
次に、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
内燃エンジンをアイドリング位置で示した概略断面図である。 図1の気化器と中間フランジとを部分負荷位置で示した図である。 図1の気化器と中間フランジとを全負荷位置で示した図である。 気化器の下流側端面の概略側面図である。
図1には、内燃エンジンの実施形態として2サイクルエンジン1が図示されている。この2サイクルエンジン1は単気筒エンジンとして構成され、層状掃気方式で作動する。2サイクルエンジン1はシリンダ2を有し、シリンダ2内にはピストン5が往復動可能に支持されている。ピストン5はシリンダ2内に形成されている燃焼室3を画成し、連接棒6を介して、クランクケース4内に回転可能に支持されているクランク軸7を駆動する。クランクケース4には、ピストン5によって開閉制御される混合気吸込口8が通じている。燃焼室3からは、排ガス用の排出口10が出ている。さらに、シリンダ壁に空気吸込口9が形成され、空気吸込口9はピストン5の上死点の領域でピストンポケット40を介して掃気通路11,12の掃気窓13,14と連通している。掃気通路11,12はピストン5の下死点の領域でクランクケース4を燃焼室3と連通させている。
2サイクルエンジン1は吸気管路21を有し、吸気管路21は仕切り壁18によって空気管路15と混合気管路16とに分割されている。空気管路15を介して、ほとんど空気を含んでいない燃料空気混合気が空気吸込口9に供給され、混合気管路16を介して燃料空気混合気が混合気吸込口8へ供給される。1つまたは複数の作動状態で、特にアイドリング時と低部分負荷時とで、空気管路15を介して燃料を供給するようにしてもよい。
燃焼空気は、気化器20が配置されているエアフィルタ19を介して吸い込まれる。気化器20内には吸気管路21の一部分が形成されている。気化器20の下流側には中間フランジ17が配置されている。中間フランジ17は気化器20をシリンダ2のフランジと結合させている。シリンダのフランジには、空気吸込口9と混合気吸込口8とが形成されている。中間フランジ17は形状安定であり、或いは、弾性材料から成っていてよく、したがって気化器20とシリンダ2の前記接続フランジとの間で振動を切離す用を成す。
気化器20はチョークバルブ22を有し、チョークバルブ22はチョーク軸29(図2)により吸気管路21内に回動可能に支持されている。チョークバルブ22の下流側にはスロットルバルブ23が配置され、スロットルバルブ23はスロットル軸30(図2)により回動可能に支持されている。チョークバルブ22とスロットルバルブ23との間には、混合気管路16を空気管路15から分離させている仕切り壁部分28が設けられている。
エアフィルタ19からシリンダ2への流動方向においてチョークバルブ22の下流側には、吸気管路21内にベンチュリー部45が形成されている。ベンチュリー部45の領域では、主燃料穴24が混合気管路16に開口している。主燃料穴24の下流側では、複数個の部分負荷燃料穴25が混合気管路16に開口している。これらの部分負荷燃料穴25は吸気管路21の管路壁に設けた穿孔部として形成されている。図1に図示したアイドリング位置では、すなわちスロットルバルブ23が十分に閉じている状態では、部分負荷燃料穴25はスロットルバルブ23の上流側で吸気管路21に開口している。スロットルバルブ23の下流側では、アイドリング燃料穴26が混合気管路16に開口している。アイドリング燃料穴26は、吸気管路21内へ突出している燃料管27に形成されている。アイドリング燃料穴26は、仕切り壁18に設けた連通穴31の領域で吸気管路21に開口している。連通穴31はスロットル軸30(図2)と仕切り壁18の一部分との間に位置するように中間フランジ17に形成されている。矢印35によって示唆したように、燃料はアイドリング燃料穴26を介して混合気管路16内へ搬送される。連通穴31を通じて燃料は矢印36に沿って空気管路15にも達する。これにより、アイドリング時には、空気管路15と混合気管路16との双方を介して燃料が供給される。これは2サイクルエンジン1の良好な運転挙動を生じさせる。
図1の概略図では、混合気管路16は気化器20内と中間フランジ17内とで上に図示されているが、シリンダ2のフランジでは下に配置されている。中間フランジ17とシリンダ2との間の個々の管路または中間フランジ17内の個々の管路を交差するように案内してよい。しかし、混合気管路16が気化器内で下に位置し、すなわちクランクケース4側に延在するようにしてもよい。すなわち気化器20が図1の図示位置に対し回転したような構成でもよい。
アイドリング燃料穴26は仕切り壁18に隣接して吸気管路21に開口している。図2が示すように、アイドリング燃料穴26は仕切り壁18に対し間隔cを有しており、その結果アイドリング燃料穴26から出た燃料が壁膜として直接仕切り壁18に蓄積することがない。この領域では、吸い込まれた燃焼空気が混合気管路16内へも空気管路15内へも流動する。この燃焼空気と一緒に燃料は両管路15,16内へ流入する。
図2はスロットルバルブ23を部分的に開弁した位置で示したものであり、すなわち部分負荷位置で示したものである。この位置では、スロットルバルブ23のエッジは部分負荷燃料穴25の領域にある。これにより、部分負荷燃料穴25を介しても燃料が矢印37の方向で混合気管路16内へ達することができる。アイドリング燃料穴26を介して燃料は矢印35と36に沿って混合気管路16と空気管15に供給される。連通穴31は開いたままである。
図2が示すように、チョークバルブ22は完全開弁位置において仕切り壁部分28に設けた当接部41に当接する。仕切り壁部分28はスロットルバルブ23の領域に該スロットルバルブ23用の当接部42を有している。仕切り壁18には、連通穴31に隣接して、中間フランジ17にスロットルバルブ23用の当接部43が設けられている。
図3が示すように、チョークバルブ32は完全開弁位置において当接部41に当接し、スロットルバルブ23は当接部42と43に当接している。この全負荷位置においては、混合気管路16と空気管路15とは互いに完全に切離されている。当接部41,42,43には補助的に密封要素を設けてもよい。図3が示すように、全負荷位置においては、スロットルバルブ23が開いているために、主燃料穴24には負圧が生じる。これにより主燃料流が矢印39に沿って主燃料穴24を介して混合気管路16内に吸い込まれる。部分負荷燃料穴25とアイドリング燃料穴26とを介して補助燃料が矢印37と35に沿って混合気管路16内へ達する。連通穴31はスロットルバルブ23によって閉じられている。これにより著しい量の燃料が空気管路15内へ達することはない。空気管路15内への燃料の溢流は仕切り壁18の非密封性によってのみ可能である。
図3が示すように、チョークバルブ22とスロットルバルブ23とは完全開弁位置において、すなわち全負荷時において、仕切り壁面33内にあり、すなわち仕切り壁18を備えた面内にある。仕切り壁面33は、吸気管路縦軸線38とスロットル軸30およびチョーク軸29の回動軸線とを含んでいる。
図4は気化器の側面図で、アイドリング燃料穴26の位置を示している。アイドリング燃料穴26は、気化器20がダイヤフラム気化器として構成されている場合、燃料管27を介して制御室34と連通している。アイドリング燃料穴26は別様に構成した燃料室と連通していてもよい。燃料管27に供給される燃料の量を弁によって制御してもよい。燃料管27は吸気管路21内へ突出している長さlを有し、長さlは吸気管路21の直径dの少なくともほぼ10%である。有利には、長さlは吸気管路21の直径dのほぼ25%ないしほぼ60%である。本実施形態では、長さlは吸気管路21の直径dのほぼ40%とほぼ50%の間である。図4が示すように、燃料管27は吸気管路21の中央に配置されておらず、側方に配置されている。アイドリング燃料穴26は管路壁32に対し間隔aを有し、間隔aは吸気管路21の直径dの少なくともほぼ5%、特にほぼ10%以上である。なお間隔aは、アイドリング燃料穴26の中心に対し測った長さである。アイドリング燃料穴26は、仕切り壁18の幾何学的中心を成している仕切り壁面33に対し間隔bを有し、間隔bは有利には吸気管路21の直径dのほぼ30%以下、特にほぼ15%以下である。
アイドリング燃料穴26は、燃料管に設ける代わりに、別の態様で管路壁32に対し間隔をもって配置してもよい。しかしながら、燃料管27を使用することにより簡潔な構成が得られる。図1ないし図4が示すように、スロットルバルブ23とチョークバルブ22とは混合気管路16と空気管路15の双方を制御する。
1 内燃エンジン
15 空気管路
16 混合気管路
18 仕切り壁
21 吸気管路
24 主燃料穴
31 連通穴
32 吸気管路の管路壁

Claims (17)

  1. 仕切り壁(18)により空気管路(15)と混合気管路(16)とに分割されている吸気管路(21)と、少なくとも内燃エンジンの全負荷時に実質的に閉じるように前記仕切り壁(18)に設けた連通穴(31)と、前記混合気管路(16)に開口している主燃料穴(24)と、前記混合気管路(16)に開口している少なくとも1つの他の燃料穴とを備え、前記仕切り壁(18)が、該仕切り壁(18)の幾何学的中心を成している仕切り壁面(33)を有している、内燃エンジンにおいて、 前記他の燃料穴が前記吸気管路(21)の管路壁(32)に対して間隔(a)をもって且つ前記仕切り壁(18)に対して間隔(c)をもって前記混合気管路(16)に開口し、前記仕切り壁面(33)に対する前記他の燃料穴の間隔(b)が前記吸気管路(21)の直径(d)の15%以下であり、その結果前記連通穴(31)が開いた状態で燃料が前記空気管路(15)内へも溢流することを特徴とする内燃エンジン。
  2. 前記燃料穴が前記吸気管路(21)内へ突出している燃料管(27)に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の内燃エンジン。
  3. 前記燃料管(27)が前記吸気管路(21)内へ突出している長さ(l)を有し、該長さ(l)は前記吸気管路(21)の直径(d)の少なくとも10%であることを特徴とする、請求項2に記載の内燃エンジン。
  4. 前記吸気管路(21)の前記管路壁(32)に対する前記燃料穴の前記間隔(a)が前記吸気管路(21)の直径(d)の少なくとも5%であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載の内燃エンジン。
  5. 前記燃料穴がほぼ前記連通穴(31)の高さで前記吸気管路(21)内に配置されていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか一つに記載の内燃エンジン。
  6. 前記燃料穴がアイドリング燃料穴(26)であることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一つに記載の内燃エンジン。
  7. 前記吸気管路(21)内に、前記空気管路(15)と前記混合気管路(16)との自由横断面積を制御するスロットル要素が回動可能に支持されていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一つに記載の内燃エンジン。
  8. 前記仕切り壁(18)の前記連通穴(31)が全負荷時に前記スロットル要素によって閉鎖されていることを特徴とする、請求項7に記載の内燃エンジン。
  9. 前記スロットル要素の領域に少なくとも1つの部分負荷燃料穴(25)が配置されていることを特徴とする、請求項7または8に記載の内燃エンジン。
  10. 前記部分負荷穴(25)が前記吸気管路(21)の前記管路壁(32)に設けた穴として形成されていることを特徴とする、請求項9に記載の内燃エンジン。
  11. 前記スロットル要素の上流側に位置するようにチョーク要素が前記吸気管路(21)内に配置されていることを特徴とする、請求項7から10までのいずれか一つに記載の内燃エンジン。
  12. 前記チョーク要素(13)と前記スロットル要素との間に仕切り壁部分(28)が配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の内燃エンジン。
  13. 前記仕切り壁部分(28)が前記チョーク要素および/または前記スロットル要素を完全開弁時に当接させるための少なくとも1つの当接部(41,42)を有していることを特徴とする、請求項12に記載の内燃エンジン。
  14. 前記スロットル要素が気化器(20)内に配置されていること、該気化器(20)の下流側に中間フランジ(17)が配置され、前記スロットル要素は完全開弁時に該中間フランジ(17)に設けた前記仕切り壁(18)に当接することを特徴とする、請求項7から13までのいずれか一つに記載の内燃エンジン。
  15. 前記スロットル要素がスロットル軸(30)により回動可能に支持されるスロットルバルブ(23)であり、前記チョーク要素がチョーク軸(29)により回動可能に支持されるチョークバルブ(22)であることを特徴とする、請求項7から14までのいずれか一つに記載の内燃エンジン。
  16. 前記連通穴(31)が前記スロットル軸(30)と前記仕切り壁(18)との間に位置するように前記中間フランジ(17)に形成されていることを特徴とする、請求項15に記載の内燃エンジン。
  17. 前記内燃エンジンが層状掃気方式で作動する2サイクルエンジン(1)であることを特徴とする、請求項1から16までのいずれか一つに記載の内燃エンジン。
JP2010072054A 2009-03-26 2010-03-26 内燃エンジン Active JP5715761B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102009015018.8 2009-03-26
DE102009015018.8A DE102009015018B4 (de) 2009-03-26 2009-03-26 Verbrennungsmotor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010230009A JP2010230009A (ja) 2010-10-14
JP5715761B2 true JP5715761B2 (ja) 2015-05-13

Family

ID=42664070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010072054A Active JP5715761B2 (ja) 2009-03-26 2010-03-26 内燃エンジン

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8733318B2 (ja)
JP (1) JP5715761B2 (ja)
CN (1) CN101846015B (ja)
DE (1) DE102009015018B4 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010045016B4 (de) * 2010-09-10 2020-12-31 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Handgeführtes Arbeitsgerät
DK177690B1 (en) * 2011-08-30 2014-03-03 Man Diesel & Turbo Deutschland Scraper ring for scraping off a rod and reciprocating piston engine provided with such a scraper ring
CN102797550A (zh) * 2012-04-06 2012-11-28 天津内燃机研究所 二冲程发动机
JP6343176B2 (ja) * 2014-05-21 2018-06-13 株式会社やまびこ 層状掃気式2サイクルエンジン用の気化器
EP3277946B1 (en) 2015-03-31 2019-03-06 Husqvarna AB Two-stroke internal combustion engine
CN105422319B (zh) * 2015-12-11 2017-12-01 哈尔滨工程大学 一种可以避免天然气换气损失的船用双燃料发动机燃料供给系统
US10364739B2 (en) * 2016-09-01 2019-07-30 Bright Acceleration Technologies LLC Synergistic induction and turbocharging in internal combustion engine systems
US10697357B2 (en) 2016-09-01 2020-06-30 Bright Acceleration Technologies LLC Cross-port air flow to reduce pumping losses
JP7027862B2 (ja) * 2017-12-14 2022-03-02 トヨタ紡織株式会社 吸気管の接続構造
WO2020256624A1 (en) 2019-06-19 2020-12-24 Husqvarna Ab Two-stroke engine, and handheld power tool

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769328U (ja) * 1980-10-15 1982-04-26
JPS58172043U (ja) * 1982-05-10 1983-11-17 マツダ株式会社 エンジンの気化器
JPS59196558A (ja) 1983-04-22 1984-11-07 Citizen Watch Co Ltd 陽極錠剤の製造方法
JPS59196558U (ja) * 1983-06-16 1984-12-27 スズキ株式会社 気化器のアイドルポ−ト
DE3518505C1 (de) * 1985-05-23 1985-12-12 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart Ansaugsystem fuer eine mit Abgasrueckfuehrung arbeitende mehrzylindrige Brennkraftmaschine mit Kraftstoffeinspritzung,insbesondere luftverdichtende Einspritzbrennkraftmaschine
JPH08291780A (ja) * 1995-04-20 1996-11-05 Yamaha Motor Co Ltd 2サイクルエンジンにおける燃料噴射方法及び燃料噴射装置付き2サイクルエンジン
JP2001295652A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Zama Japan Kk 層状掃気2サイクルエンジン
US6739313B2 (en) * 2000-10-11 2004-05-25 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Air induction system for multi-cylinder engine
US6945231B2 (en) * 2000-10-12 2005-09-20 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Fuel gas mixer
US7100551B2 (en) * 2001-12-10 2006-09-05 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Two-cycle engine with forward scavenging air positioning and single-flow carburetor
JP2003176755A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Walbro Japan Inc 蝶型絞り弁式気化器
DE10160539B4 (de) 2001-12-10 2017-06-08 Andreas Stihl Ag & Co. Zweitaktmotor mit Spülvorlage und einflutigem Vergaser
GB2394255B (en) * 2002-09-18 2005-04-27 Stihl Ag & Co Kg Andreas Induction device
GB0321828D0 (en) * 2003-09-18 2003-10-15 Ricardo Uk Ltd Various improvements to a two stroke split carburettor
GB0322858D0 (en) * 2003-09-30 2003-10-29 Ricardo Uk Ltd A carburettor
DE10345653B4 (de) * 2003-10-01 2013-02-28 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Vergaseranordnung
DE102004009310B4 (de) * 2004-02-26 2012-10-04 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Ansaugvorrichtung
GB0426027D0 (en) * 2004-11-26 2004-12-29 Ricardo Uk Ltd Yet even further improvements to air flow in a split carburettor two stroke engine
DE102005003559B4 (de) * 2005-01-26 2014-07-03 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Vergaser
IES20060353A2 (en) * 2006-05-05 2007-10-17 Barcarole Ltd A carburetor
DE102006032475B4 (de) * 2006-07-13 2016-10-20 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Vergaser
JP5111001B2 (ja) * 2006-08-09 2012-12-26 アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 内燃エンジン

Also Published As

Publication number Publication date
DE102009015018B4 (de) 2020-10-08
US20100242904A1 (en) 2010-09-30
JP2010230009A (ja) 2010-10-14
CN101846015B (zh) 2014-08-13
US8733318B2 (en) 2014-05-27
CN101846015A (zh) 2010-09-29
DE102009015018A1 (de) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5715761B2 (ja) 内燃エンジン
JP4469740B2 (ja) 吸気装置
US7090204B2 (en) Carburetor arrangement
JPH0350283Y2 (ja)
JP2007239463A (ja) 2サイクルエンジン
US7694943B2 (en) Carburetor
JP4853481B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
KR880014238A (ko) 내연기관용 다련드로틀기구
CN101131136B (zh) 分层扫气化油器
JP2008180134A (ja) エンジン
US20160169087A1 (en) Air Leading Type Two-Stroke Engine And Intake System For Same, And Carburetor
JP4608421B2 (ja) 内燃機関のブローバイガス換気装置
US3241535A (en) Vacuum flow control for crankcase ventilation
CN105518260A (zh) 车辆曲轴箱通风装置
EP2123870B1 (en) Blowby gas treatment system for multiple cylinder engine
JP2007218100A (ja) ブローバイガス制御装置
CN1619118A (zh) 曲轴箱强制通风系统
JP6025582B2 (ja) インテークマニホールド
JP2007297941A (ja) 内燃機関のブローバイガス還元装置
JP4520318B2 (ja) 多気筒エンジンの吸気装置
JPH0517416Y2 (ja)
JP2652935B2 (ja) エンジンのブローバイガス還元装置
JP7196428B2 (ja) 過給機付エンジン
KR20050108562A (ko) 서지탱크측 피씨브이 호스와 피씨에스브이 호스의 접속구조
JP7176232B2 (ja) 過給機付エンジン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140318

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5715761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250