JP5714322B2 - 合成樹脂製容器蓋を射出成形するための成形型組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、円筒形状の側壁を具備し、この側壁には上端面から下方に延び且つ少なくとも一部は下端面まで或いは下端面近傍まで延在する円弧状乃至円環状空隙が形成されている形態の合成樹脂製容器蓋を射出成形するための成形型組立体に関する。
下記特許文献1乃至3に開示されている如く、容器の口頸部に充分強固に嵌合されるが、容器の内容物を消費した後に破棄する際には所謂分別破棄のために特別な工具を使用することなく容器の口頸部から離脱することができる合成樹脂製容器蓋として、円筒形状の側壁を具備し、この側壁には上端面から下方に延び且つ少なくとも一部は下端面まで或いは下端面近傍まで延在する円弧状乃至円環状空隙が形成されている形態の容器蓋が提案され実用に供されている。
上述したとおりの形態の容器蓋は射出成形によって好都合に成形することができるが、かかる射出成形に使用する成形型組立体として、支持基板の片面から延出し且つ容器蓋における円弧状乃至円環状空隙を規定する円弧状乃至円環状薄帯板部を有する第一の成形型部材と、円環状先端面を有し且つこの先端面の少なくとも一部が第一の成形型部材の薄帯板部の延出端面に0.01乃至0.10mm程度の微細間隙をおいて対向せしめられる第二の成形型部材とを含む成形型組立体が使用されている。第一の成形型部材における薄帯板部の先端面の少なくとも一部を第二の成形型部材における先端面に当接せしめることも意図され得るが、かようにすると成形型組立体の開閉を繰り返す毎に薄帯板部の先端に衝撃が加えられ、薄帯板部の先端縁部が破損されてしまう。
特開2001−348049号公報 特開2002−337909号公報 特開2002−308313号公報
而して、本発明者等の経験によれば、上述したとおりの成形型組立体においては、第一の成形型部材における薄帯板部が損傷されてしまう傾向があることが判明している。更に詳述すると、例えば、第一の成形型部材の薄帯板部は円弧状であり、薄帯板部の延出端面の周方向両側部と第二の成形型部材の先端面の薄帯板部の延出端面の周方向両側部に対向する領域とが微細間隙をおいて対向せしめられている形態の場合には、射出されて流動せしめられる合成樹脂から薄帯板部に加えられる力によって、薄帯板部の周方向両側部が半径方向外方に強制され、これによって薄帯板部の周方向両側部の基端に集中応力が生成され、かかる部位が半径方向外側に変形され或いはかかる部位に亀裂が生成される傾向がある。また、例えば、該第一の成形型部材の薄帯板部は円環状であり、薄帯板部の延出端面には局部的な切欠が形成されている場合には、射出されて流動せしめられる合成樹脂から薄帯板部に加えられる力によって、薄帯板部が半径方向外側に強制され、これによって薄帯板部の延出端面における切欠の谷部に集中応力が生成され、かかる部位が半径方向外側に変形され或いはかかる部位に亀裂が生成される傾向がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、上述した形態の成形型組立体に改良を加えて、第一の成形型部材における薄帯板部が損傷されてしまうことを可及的に回避することである。
発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する成形型組立体として、円筒形状の側壁を具備し、該側壁には上端面から下方に延び且つ少なくとも一部は下端面まで或いは下端面近傍まで延在する円弧状乃至円環状空隙が形成されている形態の合成樹脂製容器蓋を射出成形するための成形型組立体にして、支持基板の片面から延出し且つ該容器蓋における該円弧状乃至円環状空隙を規定する円弧状乃至円環状薄帯板部を有する第一の成形型部材と、円環状先端面を有し且つ該先端面の少なくとも一部が該第一の成形型部材の該薄帯板部の延出端面に微細間隙をおいて対向せしめられる第二の成形型部材とを含む成形型組立体において、
該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面と該第二の成形型部材の該先端面との、該微細間隙をおいて対向する領域の少なくとも一部は、該第一の成形型部材の該延出端面が半径方向外側に向かって漸次延出長さが減少する傾斜面にせしめられていると共に、該第二の成形型部材における該先端面が半径方向内側に向かって漸次延出長さが減少する傾斜面にせしめられており、これらの傾斜面が相互に協働して該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止している、ことを特徴とする成形型組立体が提供される。
そしてまた、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する成形型組立体として、円筒形状の側壁を具備し、該側壁には上端面から下方に延び且つ少なくとも一部は下端面まで或いは下端面近傍まで延在する円弧状乃至円環状空隙が形成されている形態の合成樹脂製容器蓋を射出成形するための成形型組立体にして、支持基板の片面から延出し且つ該容器蓋における該円弧状乃至円環状空隙を規定する円弧状乃至円環状薄帯板部を有する第一の成形型部材と、円環状先端面を有し且つ該先端面の少なくとも一部が該第一の成形型部材の該薄帯板部の延出端面に微細間隙をおいて対向せしめられる第二の成形型部材とを含む成形型組立体において、
該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面と該第二の成形型部材の該先端面との、該微細間隙をおいて対向する領域の少なくとも一部は、該第一の成形型部材の該延出端面に半径方向外方を向いた肩面が形成されていると共に、該第二の成形型部材の該先端面に半径方向内方を向いた肩面が形成されており、これらの肩面が相互に協働して該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止している、ことを特徴とする成形型組立体が提供される。
好適形態においては、該第一の成形型部材の該薄帯板部は円弧状であり、該薄帯板部の
該延出端面の周方向両側部と該第二の成形型部材の該先端面の該薄帯板部の該延出端面
の周方向両側部に対向する領域とが相互に協働して該第一の成形型部材における該薄帯板
部の該延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止する形態にせしめられている。他の好
適形態においては、該第一の成形型部材の該薄帯板部は円環状であり、該薄帯板部の延
出端面には局部的な切欠が形成されており、該薄帯板部における該切欠の両側縁に隣接す
る領域と該第二の成形型部材の該先端面の対応する領域とが相互に協働して該第一の成形
型部材における該薄帯板部の該延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止する形態にせ
しめられている。該微細間隔は0.01乃至0.10mmでよい。
本発明の成形型組立体においては、第一の成形型部材における薄帯板部の延出端面と第
二の成形型部材の先端面との、微細間隙をおいて対向する領域の少なくとも一部が相互に
協働して、第一の成形型部材における薄帯板部の延出端面が半径方向外側に変位するのを
阻止し、これによって薄帯板部の特定部位に集中応力が生成されることが効果的に防止さ
れ、かくして第一の成形型部材における薄帯板部が損傷されてしまうことが可及的に回避
される。
本発明に従って構成された成形型組立体の好適実施形態を使用して成形される容器蓋を示す平面図。 図1の容器蓋の底面図。 本発明に従って構成された成形型組立体における第一の成形型部材を倒立状態で示す斜面図。 本発明に従って構成さえた成形型組立体における第二の成形型部材を示す斜面図。 図3に示す第一の成形型部材と図4に示す第二の成形型部材とを型閉状態で示す斜面図。 第一の成形部材における薄帯板部の延出端面が半径方向外方に変位するのを阻止する手段の一例を示す拡大部分断面図。 第一の成形部材における薄帯板部の延出端面が半径方向外方に変位するのを阻止する手段の変形例を示す拡大部分断面図。 第一の成形型部材の変形例を示す斜面図。
以下、添付図面を参照して本発明に従って構成された成形型組立体の好適実施形態について更に詳述する。
図1及び図2は、本発明の成形型組立体の好適実施形態を使用して射出成形される合成樹脂製容器蓋の典型例を図示している。ポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から成形することができる全体を番号2で示す容器蓋は、蓋本体4と外蓋6とから構成されている。外蓋6はヒンジ手段8を介して蓋本体4に接続されており、図1及び図2に実線で示す開位置と図1に二点鎖線で示す閉位置との間を旋回開閉動自在である。蓋本体4は円筒形状の側壁10を含んでおり、かかる側壁10には180度の角度領域に渡って円弧状空隙12が形成されている。円弧状空隙12は側壁10の上端面から下方に延在し、符合Aで示す角度領域においては、その周方向両端部位Aaを除いて、側壁10の下端面まで延在しておらず、その下端縁は略凸円弧形状である(この点については後に更に言及する)。領域Aにおける周方向両端部位Aaにおいては、空隙12の半径方向寸法が局部的に増大せしめられていると共に、側壁10の上端面から下端面まで延在せしめられている。領域Aの周方向両側に位置する符号Bで示す2個の領域においては、側壁10の上端面から下端面まで或いは下端面近傍まで延在している(後に更に詳述する如く、符号Bで示す領域においては、後述する微細間隙に合成樹脂が流入しない場合には空隙12は下端面まで延在するが、後述する微細間隙に合成樹脂が流入する場合には下端面に極薄片が残留せしめられる)。かような容器蓋2の構成自体は、上記特許文献3に開示されている容器蓋と実質上同一のものであり、それ故に容器蓋2の構成についての詳細な説明は本明細書においては省略する。
本発明に従って構成された成形型組立体の好適実施形態は、上記容器蓋2を射出成形するのに使用されるものであり、上記容器蓋2の蓋本体4に形成されている円弧状空隙12を規定する部分に改良が加えられたものである。
図3乃至図5を参照して説明を続けると、本発明に従って構成された成形型組立体の好適実施形態は、第一の成形型部材14と第二の成形型部材16とを含んでいる。
図3と共に図5を参照することによって明確に理解されとおり、第一の成形型部材14は略矩形状の支持基板18を有し、支持基板18の中央部には円形開口20が形成されている。支持基板18の片面22(図3においては上面、図5においては下面)には、円形開口20の周縁に沿った基端から片面22に対して実質上垂直に延出する薄帯板部24が一体に配設されている。図示の実施形態における薄帯板部24は略180度の角度範囲に渡る円弧形状であり、容器蓋2の蓋本体4における空隙12の領域Aに対応する中央部24Aと空隙12の領域Bに対応する両側部24Bとから構成されている。図5において、中央部24Aの下端縁は凹円弧形状である。両側部24Bは中央部24Aの下端縁を越えて下方に延出せしめられており、両側部24Bの下端縁は実質上水平に延びている。中央部24Aの周方向両側部(即ち両側部24Bに隣接する部位)の表面には、中央部24Aの上端から下端まで支持基板18に対して実質上垂直に延びる突条26が形成されている。かかる突条26は蓋本体4における空隙12の部位Aa、即ち半径方向寸法が局部的に増大せしめられた部位Aa、に対応する。
図4及び図5に図示する第二の成形型部材16は円筒形状の主部28を備えており、かかる主部28の上端には実質上水平に延在する円環状先端面30が形成されている。先端面30には、周方向に間隔をおいて上方に突出する2個の突起32が形成されている。
図5を参照することによって明確に理解されるとおり、上記容器蓋2を射出成形する際には、第一の成形型部材14と第二の成形型部材16とは図5に図示すとおりの関係に位置せしめられる。第一の成形型部材14の薄帯板部24の曲率は第二の成形型部材16の円環状先端面30の曲率と略同一であり、第一の成形型部材14における薄帯板部24の下端縁(延出端面)が第二の成形型部材16における主部28の先端面30に対向して位置せしめられる。薄帯板部24の中央部24Aの下端縁(延出端面)は主部28の先端面30から上方に所要寸法離隔する。一方、薄帯板部24の両側部24Bの下端縁は0.01乃至0.10mm程度である微細間隙をおいて主部28の先端面30に対向して位置する。かかる微細間隙には、射出された軟化乃至溶融状態の合成樹脂は流入するとしても極僅かである。主部28の先端面30に形成されている突起32の先端面は薄帯板24の中央部24Aの周方向両側部24Aaに配設されている突条26の下端面に当接せしめられる(突条26及び突起32は容器蓋2の蓋本体4の側壁10に形成されている空隙12における半径方向寸法が局部的に増大せしめられている部位Aaを規定する)。
而して、上述したとおりの第一の成形型部材14及び第二の成形型部材16を含む成形型組立体においては、薄帯板部24の両側部24Bの、符号xで示す周方向外側端部において、薄帯板部24の延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止すべく、第一の成形型部材14の延出端面が半径方向外側に向かって漸次延出長さが減少する傾斜面34にせしめられていると共に、第二の成形型部材16における先端面が半径方向内側に向かって漸次延出長さが減少する傾斜面38にせしめられていることが重要である。図6を参照して説明すると、図示の実施形態においては、第二の成形型組立体16における主部28の先端面30には微小突起36が形成されており、かかる微小突起36の先端面に半径方向内側に向かって延出長さが漸次減少する傾斜面38が形成されている。傾斜面34及び38の傾斜角度は10乃至60度であるのが好ましい。射出成形の際には、射出された軟化乃至溶融状態の合成樹脂が第一の成形型部材14の薄帯板部24の内周面に向けて流動せしめられ、薄帯板部24には半径方向外向きの力が加えられる。かような力によって薄帯板部24、特にその両側部24Bの周方向外側部、即ち領域xにおいて、延出端面が半径方向外方に変位される。然るに、本発明に従って構成された成形型組立体においては、領域xにおいて薄帯板部24の両側部24Bの延出端面が半径方向外方に若干変位せしめられると、変位せしめられた延出端面の傾斜面34が微小突起36の傾斜面38に当接し、これによって薄帯板部24の両側部24Bの延出端面の半径方向外方への変位が確実に阻止される。領域xにおいて薄帯板部24の両側部24Bの延出端面の半径方向外方への変位が阻止されることなく過剰に進行すると、薄帯板部24の両側部24Bの基端に集中応力が生成され、これによって薄帯板部24の両側部24Bの基端にクラック或いは亀裂が生成されてしまう傾向がある。
図7は、薄帯板部24の両側部24Bの、符号xで示す周方向外側端部において、薄帯板部24の延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止する手段の変形例を示している。図7に示す変形例においては、領域xにおいて、薄帯板部24の両側部24Bの延出端面の半径方向外側半部に略直方体形状の凹部が形成されていて半径方向外方を向いた肩面40が形成されている。これに対応して、主部28の先端面30には半径方向内方に向いた肩面42を有する略直方体形状の微小突起44が形成されている。領域xにおいて薄帯板部24の両側部24Bの延出端面が半径方向外方に若干変位せしめられると、変位せしめられた延出端面の肩面40が突起44の肩面42に当接し、これによって薄帯板部24の両側部24Bの延出端面の半径方向外方への変位が確実に阻止される。
は、第一の成形型部材における薄帯板部の変形例を示している。図に示す第一の成形型部材114における薄帯板部124は、円弧状ではなくて全周に渡って延在する円環状であり、その下端縁部には周方向に間隔をおいて局部的な切欠126が形成されている。切欠126が形成されている領域を除いて、薄帯板部124の下端縁は第二の成形型部材(図示していない)における主部の先端面に微細間隙をおいて対向して位置する。第二の成形型部材は図4及び図5に示す第二の成形型部材16と実質上同一でよい。上記第一の成形型部材114を含む成形型組立体においては、図に符号xで示す領域、即ち切欠126の周方向両側縁に隣接する部位、において薄帯板部124の延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止する手段が配設されている。かかる手段は図6或いは図7に示すとおりの形態でよい。
2:容器蓋
4:蓋本体
6:外蓋
10:蓋本体の側壁
12:空隙
14:第一の成形型部材
16:第二の成形型部材
18:支持基板
24:薄帯板部
28:第二の成形型部材の主部
30:先端面
34:傾斜延出端面
36:傾斜面
40:肩面
42:肩
14:第一の成形型部材
124:薄帯板部
126:切欠

Claims (5)

  1. 円筒形状の側壁を具備し、該側壁には上端面から下方に延び且つ少なくとも一部は下端面まで或いは下端面近傍まで延在する円弧状乃至円環状空隙が形成されている形態の合成樹脂製容器蓋を射出成形するための成形型組立体にして、支持基板の片面から延出し且つ該容器蓋における該円弧状乃至円環状空隙を規定する円弧状乃至円環状薄帯板部を有する第一の成形型部材と、円環状先端面を有し且つ該先端面の少なくとも一部が該第一の成形型部材の該薄帯板部の延出端面に微細間隙をおいて対向せしめられる第二の成形型部材とを含む成形型組立体において、
    該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面と該第二の成形型部材の該先端面との、該微細間隙をおいて対向する領域の少なくとも一部は、該第一の成形型部材の該延出端面が半径方向外側に向かって漸次延出長さが減少する傾斜面にせしめられていると共に、該第二の成形型部材における該先端面が半径方向内側に向かって漸次延出長さが減少する傾斜面にせしめられており、これらの傾斜面が相互に協働して該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止している、ことを特徴とする成形型組立体。
  2. 円筒形状の側壁を具備し、該側壁には上端面から下方に延び且つ少なくとも一部は下端面まで或いは下端面近傍まで延在する円弧状乃至円環状空隙が形成されている形態の合成樹脂製容器蓋を射出成形するための成形型組立体にして、支持基板の片面から延出し且つ該容器蓋における該円弧状乃至円環状空隙を規定する円弧状乃至円環状薄帯板部を有する第一の成形型部材と、円環状先端面を有し且つ該先端面の少なくとも一部が該第一の成形型部材の該薄帯板部の延出端面に微細間隙をおいて対向せしめられる第二の成形型部材とを含む成形型組立体において、
    該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面と該第二の成形型部材の該先端面との、該微細間隙をおいて対向する領域の少なくとも一部は、該第一の成形型部材の該延出端面に半径方向外方を向いた肩面が形成されていると共に、該第二の成形型部材の該先端面に半径方向内方を向いた肩面が形成されており、これらの肩面が相互に協働して該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止している、ことを特徴とする成形型組立体。
  3. 該第一の成形型部材の該薄帯板部は円弧状であり、該薄帯板部の該延出端面の周方向両側部と該第二の成形型部材の該先端面の該薄帯板部の該延出端面の周方向両側部に対向する領域とが相互に協働して該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止する形態にせしめられている、請求項1又は2記載の成形型組立体。
  4. 該第一の成形型部材の該薄帯板部は円環状であり、該薄帯板部の延出端面には局部的な切欠が形成されており、該薄帯板部における該切欠の両側縁に隣接する領域と該第二の成形型部材の該先端面の対応する領域とが相互に協働して該第一の成形型部材における該薄帯板部の該延出端面が半径方向外側に変位するのを阻止する形態にせしめられている、請求項1又は2記載の成形型組立体。
  5. 該微細間隔は0.01乃至0.10mmである、請求項1からまでのいずれかに記載の成形型組立体。
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