JP5713505B2 - フェノール性化合物を用いた記録材料 - Google Patents

フェノール性化合物を用いた記録材料 Download PDF

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Description

本発明は発色性染料と顕色剤とを含有する記録材料に関し、特に、フェノール性化合物を顕色剤として含有する記録材料に関する。
本願は、2009年9月29日に出願された日本国特許出願第2009−224317号、2009年9月29日に出願された日本国特許出願第2009−224094号、2009年10月16日に出願された日本国特許出願第2009−239571号に対し優先権を主張し、その内容をここに援用する。
発色性染料と顕色剤との反応による発色を利用した記録材料は、現像定着等の煩雑な処理を施すことなく比較的簡単な装置で短時間に記録できることから、ファクシミリ、プリンター等の出力記録のための感熱記録紙又は数枚を同時に複写する帳票のための感圧複写紙等に広く使用されている。これらの記録材料としては、速やかに発色し、未発色部分(以下「地肌」という)の白度が保持され、又発色した画像の堅牢性の高いものが要望されているが、長期保存安定性の面から、特に地肌の耐光性に優れた記録材料が求められている。そのために、発色性染料、顕色剤、保存安定剤等の開発努力がなされているが、発色の感度、地肌並びに画像の保存性などのバランスが良く、充分に満足できるものは未だ見出されていない。
また、従来から地肌の保存性に優れた記録材料として、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン及び4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンが知られているが、地肌耐光性等の点で未だ満足できるものではなかった。
本発明者らは桂皮酸アミド系化合物を顕色剤として用いた地肌の耐光性に優れた記録材料をすでに提案している(特許文献1参照)が、未だ画像耐熱性などの点で充分満足のできるものではなく、実用的な記録材料は得られていない。
特開2003−305959号公報
本発明の目的は、前記のような従来の記録材料が有する欠点を改善し、地肌及び画像の保存性が優れた、特に地肌耐光性に優れ、さらに発色感度が優れ、画像耐熱性、耐可塑剤性、耐油性において極めて優れた記録材料や記録シートを提供することにある。
本発明者らは、記録材料に用いられる各種顕色剤を鋭意研究した結果、桂皮酸アミド系化合物と添加剤とを併用することで、発色感度、地肌耐光性が優れ、地肌及び画像の保存性が優れ、さらに画像保存性が優れた記録材料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(1)発色性染料を含有する記録材料において、式(I)
Figure 0005713505
[式中、R及びRはそれぞれ独立して、水酸基、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、又はC〜Cアルコキシ基を表し、pは0又は1〜4のいずれかの整数を表し、qは0又は1〜5のいずれかの整数を表し、p、qが2以上のとき、R同士及びR同士はそれぞれ同じであっても相異なっていてもよく、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、又はC〜Cアルキル基を表し、Rは水素原子、C〜Cアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、又は置換されていてもよいベンジル基を表す。波線で示した結合は、E、Z又はそれらの混合体であることを表す。]で表される化合物の少なくとも1種、及び添加剤を含有することを特徴とする記録材料、
(2)式(I)で表される化合物が、式(II)
Figure 0005713505
[式中、R〜Rは前記式(I)のR〜Rと同じであり、RはC〜Cアルキル基、又はC〜Cアルコキシ基を表す。Rは、RがC〜Cアルキル基の場合水素原子を表し、RがC〜Cアルコキシ基の場合C〜Cアルコキシ基を表す。]であることを特徴とする前記(1)に記載の記録材料、
(3)式(I)で表される化合物が、式(III)
Figure 0005713505
[式中、R〜Rは前記式(I)のR〜Rと同じである。]であることを特徴とする前記(1)に記載の記録材料である。
さらに、(4)添加剤が、式(IV)
Figure 0005713505
[式中、R81及びR82は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cアルケニル基を表し、n1及びn2はそれぞれ独立して0又は1〜4のいずれかの整数を表し、mは0又は1〜2のいずれかの整数を表し、RはC〜Cアルキル基を表す。]で表される化合物の少なくとも1種
又は式(V)
Figure 0005713505
[式中、R101〜R106は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cアルケニル基を表し、Yは、直鎖又は分枝を有するC〜C12の飽和又は不飽和であって、エーテル結合を有してもよい炭化水素基、又は、次式
Figure 0005713505
(式中、R11はメチレン基又はエチレン基を表し、Tは水素原子又はC〜Cアルキル基を表す)を表し、b、c、d、e、f、gはそれぞれ独立して0又は1〜4のいずれかの整数を表し、mは0又は1〜2のいずれかの整数を表し、aは0又は1〜10のいずれかの整数を表す。]で表される化合物の少なくとも1種であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の記録材料、
(5)式(IV)で表される化合物が、式(VI)
Figure 0005713505
[式中、R12は水素原子、C〜Cアルキル基、又はC〜Cアルケニル基を表す。]であることを特徴とする前記(4)に記載の記録材料、
(6)式(V)で表される化合物が、式(VII)
Figure 0005713505
[式中、Yは、直鎖又は分枝を有するC〜C12の飽和又は不飽和であって、エーテル結合を有してもよい炭化水素基、又は、次式
Figure 0005713505
(式中、R11はメチレン基又はエチレン基を表し、Tは水素原子又はC〜Cアルキル基を表す)を表し、aは0又は1〜10のいずれかの整数を表す。]であることを特徴とする前記(4)に記載の記録材料、
(7)添加剤が、画像安定剤であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の記録材料、
(8)画像安定剤がヒンダードフェノール化合物であることを特徴とする前記(7)に記載の記録材料、
(9)画像安定剤が式(VIII)
Figure 0005713505
[式中、R13及びR14はそれぞれ独立してC〜Cアルキル基を表し、p'及びq'はそれぞれ独立した1〜4のいずれかの整数を表し、p'、q'が2以上のとき、R13同士及びR14同士はそれぞれ同じであっても相異なっていてもよい。但しR13及びR14の少なくとも1種は水酸基のオルト位に2級又は3級炭素で結合したC〜Cアルキル基である。R15は水素原子又は置換されてもよいC〜Cアルキル基を表す。]で表されるヒンダードフェノール化合物であることを特徴とする前記(8)に記載の記録材料、
(10)式(VIII)で表されるヒンダードフェノール化合物のR15が式(IX)
Figure 0005713505
[式中、R16はC〜Cアルキル基を表し、rは0又は1〜4のいずれかの整数を表す。*は結合位置を表す。]で表される化合物であることを特徴とする前記(9)に記載の記録材料、
(11)添加剤が、増感剤であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の記録材料、
(12)発色性染料がフルオラン系染料であることを特徴とする前記(1)〜(11)のいずれかに記載の記録材料、及び
(13)支持体上に前記(1)〜(12)のいずれかに記載の記録材料から形成されてなる記録材料層を有する記録シートである。
本発明によれば、発色性染料を含有する記録材料において特定の桂皮酸アミド系化合物と添加剤を組合わせると、発色感度が優れ、従来にない地肌及び画像の保存性が優れた記録材料を得ることができる。特に地肌の耐光性、耐湿熱性に優れるとともに画像耐熱性が極めて優れた記録材料や記録シートを得ることができる。
実施例11〜15及び比較例7で作成した各記録紙を用いた、動的発色感度試験の結果を示す図である。 実施例16〜20及び比較例8で作成した各記録紙を用いた、動的発色感度試験の結果を示す図である。 実施例21、22及び比較例9で作成した各記録紙を用いた、動的発色感度試験の結果を示す図である。 実施例25〜27及び比較例12で作成した各記録紙を用いた、動的発色感度試験の結果を示す図である。 実施例28〜30及び比較例13で作成した各記録紙を用いた、動的発色感度試験の結果を示す図である。
(記録材料)
本発明の記録材料は発色性染料を含有する記録材料において、式(I)で表される化合物の少なくとも1種、及び添加剤を含有することを特徴とする。
(式(I)で表される化合物)
式(I)で表される化合物の式中、R及びRは、それぞれ独立して水酸基、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cアルコキシ基を表す。具体的にはハロゲン原子として、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等を例示でき、C〜Cアルキル基として、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基等を例示でき、C〜Cアルコキシ基として、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基、イソブトキシ基、n−ペントキシ基、イソペントキシ基、ネオペントキシ基、t−ペントキシ基、n−ヘキソキシ基、イソヘキソキシ基、1−メチルペントキシ基、2−メチルペントキシ基等を例示することができる。
及びRは、それぞれ独立して水素原子又はC〜Cアルキル基を表し、C〜Cアルキル基として具体的にはRの具体例と同様のものを例示することができる。
としては、水素原子、C〜Cアルキル基、置換されてもよいフェニル基、又は置換されてもよいベンジル基を表す。C〜Cアルキル基として具体的にはRの具体例と同様なものを例示することができる。置換されてもよいフェニル基又は置換されてもよいベンジル基の置換基として、具体的には水酸基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基等のC〜Cアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基、イソブトキシ基、n−ペントキシ基、イソペントキシ基、ネオペントキシ基、t−ペントキシ基、n−ヘキソキシ基、イソヘキソキシ基、1−メチルペントキシ基、2−メチルペントキシ基等のC〜Cのアルコキシ基等を例示することができる。
本発明で使用する一般式(I)で表される化合物は、式(X)
Figure 0005713505
[式中、Rは水酸基、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、又はC〜Cアルコキシ基を表し、pは0又は1〜4のいずれかの整数を表し、pが2以上の時はRはそれぞれ同じであっても相異なっていてもよく、Rは水素原子、C〜Cアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、又は置換されていてもよいベンジル基を表す。]で表される化合物と、式(XI)
Figure 0005713505
[式中、Rは水酸基、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、又はC〜Cアルコキシ基を表し、qは0又は1〜5のいずれかの整数を表し、qが2以上の時はRはそれぞれ同じであっても相異なっていてもよく、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、又はC〜Cアルキル基を表し、Zは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子を表す。波線で示した結合は、E体、Z体又はそれらの混合体であることを表す]で表される化合物とをアセトニトリル等の有機溶媒中、ピリジン等の塩基の存在下で反応させることにより得ることができる。
なお、式(I)で表される化合物には、以下に示すように、幾何異性体が存在し、反応条件及び精製方法によって、いずれか1種の異性体のみが得られる場合、あるいは異性体混合物として得られる場合がある。これらの異性体は全て本発明の範囲に含まれる。
Figure 0005713505
式(I)で表される化合物として具体的には第1表に記載された化合物を例示することができる。
Figure 0005713505
Figure 0005713505
Figure 0005713505
Figure 0005713505
Figure 0005713505
Figure 0005713505
Figure 0005713505
Figure 0005713505
式(I)で表される化合物中、式(II)
Figure 0005713505
[式中、R〜Rは前記式(I)のR〜Rと同じであり、RはC〜Cアルキル基、又はC〜Cアルコキシ基を表す。Rは、RがC〜Cアルキル基の場合水素原子を表し、RがC〜Cアルコキシ基の場合C〜Cアルコキシ基を表す。]で表される化合物が特に好ましい。
式(II)中、RのC〜Cアルキル基又はC〜Cアルコキシ基は、具体的には、Rの具体例として例示されたもののうち、C〜Cの条件を満たすものを例示することができる。
はRがC〜Cアルキル基の場合、水素原子を表し、RがC〜Cアルコキシ基の場合、C〜Cアルコキシ基を表わすが、RのC〜Cアルコキシ基として、具体的には、Rの具体例として例示されたもののうち、C〜Cの条件を満たすものを例示することができる。
式(II)で表される化合物としてより具体的には、N−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルシンナモイルアミド、N−(3−ヒドロキシフェニル)−3−メチルシンナモイルアミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)−2,3−ジメトキシシンナモイルアミド等を例示することができる。
また、式(I)で表される化合物中、式(III)
Figure 0005713505
[式中、R〜Rは前記式(I)のR〜Rと同じである。]で表される化合物も特に好ましい。
式(III)で表される化合物としてより具体的には、N−(2−ヒドロキシフェニル)−シンナモイルアミド等を例示することができる。
これら式(I)で表される化合物は顕色剤として必要に応じて1種又は2種以上を組合わせて使用できる。2種以上を組合わせる場合の比率は任意である。
(添加剤)
本発明で添加剤とは、発色性染料を含有する記録材料において特定の桂皮酸アミド系化合物を組み合わせた記録材料に対して、発色性能を向上させることや画像安定性能を向上させること等の性能向上を目的に添加される化合物である。添加剤は必要に応じて1種又は2種以上含有させることができる。添加剤の使用量は、発色性染料1質量部に対して、通常0.1〜15質量部、好ましくは0.5〜10質量部の範囲である。
以下に本発明の添加剤を例示するが、これらの化合物に限定されるものではない。
(式(I)で表される化合物以外の顕色剤)
本発明では式(I)で表される化合物の少なくとも1種と式(I)以外の顕色剤とを組合わせて使用する場合は、好ましくは式(IV)及び/又は式(V)で表される化合物との組み合わせである。
(式(IV)で表される化合物)
式(IV)中、R81及びR82は、それぞれ独立して水酸基、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cアルケニル基を表す。具体的には、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基は、Rの具体例と同様のものを例示することができ、C〜Cアルケニル基として、ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1,3−ブタンジエニル基、又は2−メチル−2−プロペニル基等を例示することができる。
は水素原子、C〜Cアルキル基、又はC〜Cアルケニル基を表す。C〜Cアルキル基は、Rの具体例と同様のものを例示することができ、C〜Cアルケニル基はR81の具体例と同様のものを例示することができる。
式(IV)で表される化合物として式(VI)で表されるジフェニルスルホン化合物が好ましい。
式(IV)で表される化合物として具体的には、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジアリルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−メトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−エトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−n−プロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−n−ブトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−sec−ブトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−t−ブトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−アリルオキシジフェニルスルホン等を例示することができる。
これら式(IV)の化合物は顕色剤として必要に応じて1種又は2種以上を組合わせて使用できる。2種以上を組合わせる場合の比率は任意である。
(式(V)で表される化合物)
式(V)中、R101〜R106は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cアルケニル基を表し、Yは、直鎖又は分枝を有するC〜C12の飽和又は不飽和であって、エーテル結合を有してもよい炭化水素基、又は、次式
Figure 0005713505
(式中、R11はメチレン基又はエチレン基を表し、Tは水素原子又はC〜Cアルキル基を表す)を表す。具体的には、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基は、Rの具体例と同様のものを例示することができ、C〜Cアルケニル基はR81の具体例と同様のものを例示することができる。
TのC〜Cアルキル基は、Rの具体例として例示されたもののうち、C〜Cの条件を満たすものを例示することができる。
Yは、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチレン基、メチルメチレン基、ジメチルメチレン基、メチルエチレン基、メチレンエチレン基、エチルエチレン基、1,2−ジメチルエチレン基、1−メチルトリメチレン基、1−メチルテトラメチレン基、1,3−ジメチルトリメチレン基、1−エチル−4−メチル−テトラメチレン基、ビニレン基、プロペニレン基、2−ブテニレン基、エチニレン基、2−ブチニレン基、1−ビニルエチレン基、エチレンオキシエチレン基、テトラメチレンオキシテトラメチレン基、エチレンオキシエチレンオキシエチレン基、エチレンオキシメチレンオキシエチレン基、1,3−ジオキサン−5,5−ビスメチレン基、1,2−キシリル基、1,3−キシリル基、1,4−キシリル基、2−ヒドロキシトリメチレン基、2−ヒドロキシ−2−メチルトリメチレン基、2−ヒドロキシ2−エチルトリメチレン基、2−ヒドロキシ−2−プロピルトリメチレン基、2−ヒドロキシ−2−イソプロピルトリメチレン基、2−ヒドロキシ−2−ブチルトリメチレン基などを例示できる。
式(V)で表される化合物のうち式(VII)で表されるジフェニルスルホン架橋型化合物が好ましい。
式(V)で表される化合物としては具体的に、4,4’−ビス〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ〕−2−トランス−ブテニルオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−4−ブチルオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−3−プロピルオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチルオキシ〕ジフェニルスルホン、4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−4−ブチルオキシ〕−4’−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−3−プロピルオキシ〕ジフェニルスルホン、4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−4−ブチルオキシ〕−4’−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチルオキシ〕ジフェニルスルホン、4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−3−プロピルオキシ〕−4’−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチルオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−5−ペンチルオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−6−ヘキシルオキシ〕ジフェニルスルホン、4−〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ〕−2−トランス−ブテニルオキシ〕−4’−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−4−ブチルオキシ〕ジフェニルスルホン、4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−トランス−ブテニルオキシ〕−4’−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−3−プロピルオキシ〕ジフェニルスルホン、4−〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ〕−2−トランス−ブテニルオキシ〕−4’−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチルオキシ〕ジフェニルスルホン、1,4−ビス〔4−〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−トランス−ブテニルオキシ〕フェニルスルホニル〕フェノキシ〕−シス−2−ブテン、1,4−ビス〔4−〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−トランス−ブテニルオキシ〕フェニルスルホニル〕フェノキシ〕−トランス−2−ブテン、4,4’−ビス〔4−〔4−(2−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ〕ブチルオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−〔2−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ〕ブチルオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチレンオキシエトキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェニル−1,4−フェニレンビスメチレンオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェニル−1,3−フェニレンビスメチレンオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェニル−1,2−フェニレンビスメチレンオキシ〕ジフェニルスルホン、2,2’−ビス〔4−〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチレンオキシエトキシ〕フェニルスルホニル〕フェノキシ〕ジエチルエーテル、α,α’−ビス〔4−〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェニル−1,4−フェニレンビスメチレンオキシ〕フェニルスルホニル〕フェノキシ〕−p−キシレン、α,α’−ビス〔4−〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェニル−1,3−フェニレンビスメチレンオキシ〕フェニルスルホニル〕フェノキシ〕−m−キシレン、α,α’−ビス〔4−〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェニル−1,2−フェニレンビスメチレンオキシ〕フェニルスルホニル〕フェノキシ〕−o−キシレン、2,4’−ビス〔2−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチレンオキシエトキシ〕ジフェニルスルホン、2,4’−ビス〔4−(2−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチレンオキシエトキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’− ビス〔3,5−ジメチル−4−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチレンオキシエトキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔3−アリル−4−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−エチレンオキシエトキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔3,5−ジメチル−4−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェニル−1,4−フェニレンビスメチレンオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔3,5−ジメチル−4−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェニル−1,3−フェニレンビスメチレンオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔3,5−ジメチル−4−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェニル−1,2−フェニレンビスメチレンオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔3−アリル−4−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニルスルホニル)1,4−フェニレンビスメチレンオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔3−アリル−4−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニルスルホニル)1,3−フェニレンビスメチレンオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔3−アリル−4−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニルスルホニル)1,2−フェニレンビスメチレンオキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ〕ジフェニルスルホン、1,3−ビス〔4−〔4−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ〕フェニルスルホニル〕フェノキシ〕−2−ヒドロキシプロパン等を例示することができる。
式(V)で表される化合物は顕色剤として必要に応じて1種又は2種以上を組合わせて使用できる。2種以上を組合わせる場合の比率は任意である。式(V)で表される化合物の2種以上を組合わせる場合は、同一原料により得られる重合度の異なる化合物同士(aが異なるもの)の組み合わせが好ましい。その場合は、各化合物同士を混合して使用してもよいが、反応により生成した重合度の異なる幾つかの化合物を含む混合物をそのまま顕色剤として使用できる。例えば4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンとビス(2−クロロエチル)エーテルとの反応により得られる生成混合物を好ましくあげることができる。この混合物中にはa=0〜10のすべての化合物が含有されている必要はなく、また、反応条件等によってその生成比率が異なるもので良い。特に好ましくはa=0の化合物である2,2’−ビス[4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ]ジエチルエーテルを主成分とする混合物であって、かつ、該a=0の化合物が混合物の固形分中、5〜80質量%、好ましくは10〜60質量%、特に好ましくは、20〜50質量%のものである。
(画像安定剤)
本発明で用いられる画像安定剤としては、具体的には、以下のものを例示できる。
4−ベンジルオキシ−4’−(2−メチルグリシジルオキシ)−ジフェニルスルホン、4,4’−ジグリシジルオキシジフェニルスルホン等のエポキシ基含有ジフェニルスルホン類;1,4−ジグリシジルオキシベンゼン、4−[α−(ヒドロキシメチル)ベンジルオキシ]−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、2−プロパノール誘導体、サリチル酸誘導体、オキシナフトエ酸誘導体の金属塩(特に亜鉛塩)、2,2−メチレンビス(4,6−t−ブチルフェニル)フォスフェイトの金属塩、その他水不溶性の亜鉛化合物、2,2−ビス(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジブロモフェニル)プロパン、4,4’−スルホニルビス(2,6−ジブロモフェノール)、4 ,4 ’−ブチリデン(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2 ’−ジ−t−ブチル−5,5 ’−ジメチル−4 ,4 ’−スルホニルジフェノール、1 ,1 ,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ− 5−t− ブチルフェニル)ブタン等のヒンダードフェノール化合物、フェノールノボラック型化合物、エポキシレジン等をあげることができる。
なお、画像安定剤は好ましくは常温で固体であり、特に好ましくは融点が60℃以上を有していて、水に溶けにくい化合物である。
また、画像安定剤として好ましくはヒンダードフェノール化合物である。ヒンダードフェノール化合物は、水酸基の両方のオルト位にt−ブチル基などの嵩高い置換基を有するフェノール構造を持つものだけでなく、水酸基のオルト位に2級または3級炭素で結合したC〜Cアルキル基が少なくとも1種置換していればよく、該アルキル基はシクロヘキシル基のように環化していてもよい。ヒンダードフェノール構造を有する部位は、一分子中にいくつ存在してもよい。
さらに好ましくは、ヒンダードフェノール化合物が、式(VIII)で表される化合物である。式(VIII)中、R13及びR14はそれぞれ独立してC〜Cアルキル基を表し、p'及びq'はそれぞれ独立した1〜4のいずれかの整数を表し、p'、q'が2以上のとき、R13同士及びR14同士はそれぞれ同じであっても相異なっていてもよい。但しR13及びR14の少なくとも1種は水酸基のオルト位に2級又は3級炭素で結合したC〜Cアルキル基である。具体的にはRの具体例と同様のものを例示することができる。R15は、水素原子、置換されてもよいC〜Cアルキル基を表す。具体的には置換されてもよいC〜Cアルキル基は、Rの具体例と同様のものに水酸基、ハロゲン原子、フェニル基、置換されてもよいフェニル基、C〜Cアルコキシ基が少なくとも1種置換されている化合物であり、さらにハロゲン原子及び置換されてもよいフェニル基はRの具体例と同様のものを例示できる。R15は好ましくは、式(IX)
Figure 0005713505
[式(IX)中、R16はそれぞれ独立してC〜Cアルキル基を表し、rは0又は1〜4のいずれかの整数を表す。*は結合位置を表す]で表される化合物である。式(IX)中のR16としてのC〜Cアルキル基は具体的にはRの具体例と同様のものを例示することができる。
式(VIII)で代表される化合物として具体的には、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、4,4’−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)等を例示することができる。
これらの画像安定剤は必要に応じて1種又は2種以上を組合わせて使用できる。2種類以上を組合わせる場合の比率は任意である。
(増感剤)
本発明で用いられる増感剤としては、具体的には、以下のものを例示できる。
ステアリン酸アミド、ステアリン酸アニリド、またはパルチミン酸アミド等の高級脂肪酸アミド類;
ベンズアミド、アセト酢酸アニリド、チオアセトアニリドアクリル酸アミド、エチレンビスアミド、オルトトルエンスルホンアミド、パラトルエンスルホンアミド等のアミド類;
フタル酸ジメチル、イソフタル酸ジベンジル、イソフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジエチル、イソフタル酸ジフェニル、テレフタル酸ジベンジル等のフタル酸ジエステル類;
シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)、シュウ酸ベンジルとシュウ酸ジ(4−クロロベンジル)の等量混合物、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)とシュウ酸ジ(4−メチルベンジル)の等量混合物等のシュウ酸ジエステル類;
2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−メチレン−ビス−2,6−ジ−t−ブチルフェノール等のビス(t−ブチルフェノール)類;
4,4’−ジメトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジエトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジプロポキシジフェニルスルホン、4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホン、4,4’−ジブトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジイソブトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジペンチルオキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヘキシルオキシジフェニルスルホン、4,4’−ジアリルオキシジフェニルスルホン等の4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンのジエーテル類;
2,4’−ジメトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジエトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジプロポキシジフェニルスルホン、2,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホン、2,4’−ジブトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジイソブトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジペンチルオキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヘキシルオキシジフェニルスルホン、2,4’−ジアリルオキシジフェニルスルホン等の2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンのジエーテル類;
m−ターフェニル、p−ターフェニル等のターフェニル類;
炭酸ジフェニル、グアイアコールカーボネート、 ジ−p−トリルカーボネート、フェニル−α−ナフチルカーボネート等の炭酸誘導体;
1,2−ビス(フェノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(フェノキシメチル)ベンゼン、1,2−ビス(4−メトキシフェニルチオ)エタン、1,2−ビス(4−メトキシフェノキシ)プロパン、1,3−フェノキシ−2−プロパノール、1,4−ジフェニルチオ−2−ブテン、1,4−ジフェニルチオブタン、1,4−ジフェノキシ−2−ブテン、1,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3−オキサペンタン、1,3−ジベンゾイルオキシプロパン、ジベンゾイルオキシメタン、4,4 ’−エチレンジオキシ−ビス−安息香酸ジベンジルエステル、ビス〔2 −(4−メトキシ−フェノキシ)エチル〕エーテル、2−ナフチルベンジルエーテル、1,3−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ジエトキシナフタレン、1,4−ジベンジルオキシナフタレン、1,4−ジメトキシナフタレン、1,4−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、p−(2−ビニルオキシエトキシ)ビフェニル、p−アリールオキシビフェニル、p−プロパギルオキシビフェニル、p−ベンジルオキシベンジルアルコール、4−(m−メチルフェノキシメチル)ビフェニル、4−メチルフェニル−ビフェニルエーテル、ジ−β−ナフチルフェニレンジアミン、ジフェニルアミン、カルバゾール、2,3−ジ−m−トリルブタン、4−ベンジルビフェニル、4,4’−ジメチルビフェニル、1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン、2,3,5,6−テトラメチル−4’−メチルジフェニルメタン、4−アセチルビフェニル、ジベンゾイルメタン、トリフェニルメタン、1−ヒドロキシ−ナフトエ酸フェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル、N−オクタデシルカルバモイル−p−メトキシカルボニルベンゼン、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、β−ナフトエ酸フェニル、p−ニトロ安息香酸メチル、ジフェニルスルホン、1,1−ジフェニルプロパノール、1,1−ジフェニルエタノール、N−オクタデシルカルバモイルベンゼン、ジベンジルジスルフィド、ステアリン酸、アマイドAP−1(ステアリン酸アミドとパルミチン酸アミドの7:3混合物)、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等のステアリン酸塩類;パルチミン酸亜鉛、ベヘン酸、ベヘン酸亜鉛、モンタン酸ワックス、ポリエチレンワックス等をあげることができる。
好ましくは、2−ナフチルベンジルエーテル、m−ターフェニル、4−ベンジルビフェニル、シュウ酸ベンジル、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)、シュウ酸ベンジルとシュウ酸ジ(4−クロロベンジル)の等量混合物、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)とシュウ酸ジ(4−メチルベンジル)の等量混合物、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニル、1,2−ビス(フェノキシ)エタン、1,2−ビス−(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(フェノキシメチル)ベンゼン、テレフタル酸ジメチル、ステアリン酸アミド、アマイドAP−1(ステアリン酸アミドとパルミチン酸アミドの7:3混合物)、ジフェニルスルホン、4−アセチルビフェニルをあげることができる。
さらに好ましくは、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(フェノキシメチル)ベンゼン、ジフェニルスルホン又は2−ナフチルベンジルエーテルをあげることができる。
これらの増感剤は必要に応じて1種又は2種以上を組合わせて使用できる。2種類以上を組合わせる場合の比率は任意である。
(記録材料の他の成分)
本発明の記録材料の中には、発色性染料、式(I)、式(IV)及び式(V)で表される化合物以外に公知の顕色剤、増感剤、画像安定剤、填料、分散剤、酸化防止剤、減感剤、粘着防止剤、消泡剤、光安定剤、蛍光増白剤等を必要に応じ1種又は2種以上含有させることができる。それぞれの使用量は、発色性染料1質量部に対して、通常0.1〜15質量部、好ましくは0.5〜10質量部の範囲である。
これらの薬剤は、発色層中に含有せしめてもよいが、多層構造からなる場合には、例えば、保護層等任意の層中に含有せしめてもよい。特に、発色層の上部及び/又は下部にオーバーコート層やアンダーコート層を設けた場合、これらの層には酸化防止剤、光安定剤等を含有することができる。さらに、酸化防止剤、光安定剤は必要に応じマイクロカプセルに内包するかたちで、これらの層に含有させることができる。
本発明の記録材料に使用される発色性染料としては、フルオラン系、フタリド系、ラクタム系、トリフェニルメタン系、フェノチアジン系、スピロピラン系等のロイコ染料をあげることができるが、これらに限定されるものではなく、酸性物質である顕色剤と接触することにより発色する発色性染料であれば使用できる。また、これらの発色性染料は単独で使用し、その発色する色の記録材料を製造することは勿論であるが、それらの2種以上を混合使用することができる。例えば、赤色、青色、緑色の3原色の発色性染料又は黒発色染料を混合使用して真に黒色に発色する記録材料を製造することができる。
黒系の発色性染料としては、例えば、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジ(n−ペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−エトキシプロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−n−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−メチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオラン等があげられる。
青系の発色性染料としては、例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチル−3−インドリル)−4−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−オクチル−2−メチル−3−インドリル)−4−アザフタリド等があげられる。
緑系の発色性染料としては、例えば、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−p−トリル)アミノ−7−N−メチルアニリノフルオラン、3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−4−アザフタリド、3,6,6’−トリス(ジメチルアミノ)スピロ〔フルオレン−9,3’−フタリド〕等があげられる。
赤・橙・黄色系の発色性染料としては、例えば、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−ベンゾ[a]フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6,8−ジメチルフルオラン、4,4’−イソプロピリデンジ(4−フェノキシ)ビス[4−(キナゾリン−2−イル)−N,N−ジエチルアニリン]等があげられる。
また、近赤外吸収染料としては、2−クロロ−3−メチル−6−p−(p−フェニルアミノフェニル)アミノアニリノフルオラン、3,3−ビス[1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル]−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,6,6’−トリス(ジメチルアミノ)スピロ〔フルオレン−9,3’−フタリド〕等があげられる。
顕色剤としては以下のものをあげることができる。
BPA系顕色剤としては、例えば、4,4’−イソプロピリデンジフェノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、4,4’−イソプロピリデンビス−o−クレゾール、4,4’−(1−フェニルエチリデン)ビスフェノール、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−フェニル−フェニル)プロパン、4,4’−(1,3−フェニレンジイソプロピリデン)ビスフェノール、4,4’−(1,4−フェニレンジイソプロピリデン)ビスフェノール、ビス(p−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチル等があげられる。
上記以外のフェノール系としては、例えば、N−(2−ヒドロキシフェニル)−2−[(4−ヒドロキシフェニル)チオ]アセトアミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−[(4−ヒドロキシフェニル)チオ]アセトアミド、N−(2−ヒドロキシフェニル)−2−[(4−ヒドロキシフェニル)チオ]アセトアミドとN−(4−ヒドロキシフェニル)−2−[(4−ヒドロキシフェニル)チオ]アセトアミドとの等量混合物、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、ジ(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、4−ヒドロキシベンゼンスルホンアニリド、1,5−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタン、ビス(4−ヒドロキシフェニルチオエトキシ)メタン、特開2003−154760等に記載の、2,2’−メチレンビス(4−t−ブチルフェノール)2核縮合物を主体とする縮合混合物、ハイドロキノンモノベンジルエーテル等があげられる。
非フェノール系でのスルホニルウレア系としては、例えば、4,4’−ビス(N−p−トリルスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジフェニルメタン、N−p−トリルスルホニル−N’−3−(p−トリルスルホニルオキシ)フェニルウレア等があげられる。
上記以外の非フェノール系としては、例えば、4,4’−ビス[(4−メチル−3−フェノキシカルボニルアミノフェニルウレイド)]、ジフェニルスルホン、3−(3−フェニルウレイド)ベンゼンスルホンアミド、ビス[4−(n−オクチルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸亜鉛]2水和物、4−[2−(4−メトキシフェノキシ)エトキシ]サリチル酸亜鉛、3,5−ビス(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛等があげられる。
填料としては、例えば、シリカ、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルク、サテンホワイト、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、硫酸バリウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、プラスチックピグメント、珪藻土、タルク、水酸化アルミニウム等をあげることができる。これらの中でも、アルカリ土類金属の塩、中でも、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの炭酸塩を好適に例示することができる。填料の使用割合は、発色染料1質量部に対して0.1〜15質量部、好ましくは1〜10質量部である。また上記填料を混合して使用することも可能である。
分散剤としては、例えば、ポリビニルアルコールや、アセトアセチル化ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール、アマイド変性ポリビニルアルコール、ブチラール変性ビニルアルコールなどの各種のケン化度、重合度のポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース、アセチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリルアミド、デンプン、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のスルホコハク酸エステル類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩、脂肪酸塩、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、ポリスチレン及びそれらの共重合体、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、クマロ樹脂等を上げることができる。
分散剤は水、アルコール、ケトン、エステル、炭化水素等の溶剤に溶かして使用するほか、水又は他の溶媒中に乳化あるいはペースト状に分散させた状態で使用することも可能である。
酸化防止剤としては、例えば、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−プロピルメチレンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−t−ブチル−5−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4−{4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]−α,α−ジメチルベンジル}フェノール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−エチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、1,3,5−トリス[{4−(1,1−ジメチルエチル)−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル}メチル]−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、1,3,5−トリス[{3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル}メチル]−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン等をあげることができる。
減感剤としては、例えば、脂肪族高級アルコール、ポリエチレングリコール、グアニジン誘導体等をあげることができる。
粘着防止剤としては、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、カルナウバワックス、パラフィンワックス、エステルワックス等をあげることができる。
消泡剤としては、例えば、高級アルコール系、脂肪酸エステル系、オイル系、シリコーン系、ポリエーテル系、変性炭化水素系、パラフィン系等をあげることができる。
光安定剤としては、例えば、フェニルサリシレート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−(1'',1'',3'',3''−テトラメチルブチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(3'',4'',5'',6''−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ドデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ウンデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−トリデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−テトラデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ペンタデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ヘキサデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−エチルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−エチルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−エチルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−プロピルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−プロピルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−プロピルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−エチルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−エチルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1’−エチルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−プロピルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−プロピルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−プロピルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)]フェノール、ポリエチレングリコールとメチル−3−[3−t−ブチル−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネートとの縮合物等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤;2’−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤;ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、コハク酸−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)エステル、2−(3,5−ジ−t−ブチル)マロン酸−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)エステル等のヒンダードアミン系紫外線吸収剤;1,8−ジヒドロキシ−2−アセチル−3−メチル−6−メトキシナフタレン等をあげることができる。
蛍光増白剤としては、例えば、4,4’−ビス[2−アニリノ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−アニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−アニリノ−4−ビス(ヒドロキシプロピル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−メトキシ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−メトキシ−4−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−m−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4−[2−p−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]−4’−[2−m−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=四ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−p−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=四ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−フェノキシアミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−(p−メトキシカルボニルフェノキシ)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(p−スルホフェノキシ)−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−ホルマリニルアミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩等をあげることができる。
(記録材料の製造方法)
本発明の記録材料を感熱記録紙に使用する場合には、既知の使用方法と同様に行えばよく、例えば、本発明の化合物の微粒子及び発色性染料の微粒子のそれぞれをポリビニルアルコールやセルロース等の水溶性結合剤の水溶液中に分散された懸濁液を混合して紙等の支持体に塗布して乾燥することにより製造できる。
発色性染料に対する式(I)で表される化合物の使用割合は、通常発色性染料の1質量部に対し0.01〜10質量部、好ましくは0.5〜10質量部、さらに好ましくは1.0〜5質量部の割合である。
発色性染料に対する式(I)で表される化合物以外の顕色剤の使用割合は、通常発色性染料の1質量部に対し0.01〜10質量部、好ましくは0.5〜10質量部、さらに好ましくは1.0〜5質量部の割合である。
本発明の記録材料を感圧複写紙に使用するには既知の顕色剤あるいは増感剤を使用する場合と同様にして製造できる。例えば、公知の方法によりマイクロカプセル化した発色性染料を適当な分散剤によって分散し、紙に塗布して発色剤シートを作製する。また、顕色剤の分散液を紙に塗布して顕色剤シートを作製する。このようにして作製された両シートを組合せて感圧複写紙が作製される。感圧複写紙としては、発色性染料の有機溶媒溶液を内包するマイクロカプセルを下面に塗布担持している上用紙と顕色剤(酸性物質)を上面に塗布担持している下用紙とからなるユニットでも、あるいはマイクロカプセルと顕色剤とが同一の紙面に塗布されているいわゆるセルフコンテントペーパーであってもよい。
その際使用する顕色剤又は混合して使用する顕色剤としては、従来既知のものが用いられ、例えば酸性白土、活性白土、アパタルジャイト、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛、珪酸錫、焼成カオリン、タルク等の無機酸性物質;蓚酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、ステアリン酸等の脂肪族カルボン酸;安息香酸、p−t−ブチル安息香酸、フタル酸、没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−フェニルサリチル酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、3−メチル−5−ベンジルサリチル酸、3−フェニル−5−(2,2−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−(2−メチルベンジル)サリチル酸、2−ヒドロキシ−1−ベンジル−3−ナフトエ酸等の芳香族カルボン酸及びこれら芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、チタン等の金属塩;p−フェニルフェノール−ホルマリン樹脂、p−ブチルフェノール−アセチレン樹脂等のフェノール樹脂系顕色剤及びこれらフェノール樹脂系顕色剤と上記芳香族カルボン酸の金属塩との混合物等をあげることができる。
本発明で使用する支持体は従来公知の紙、合成紙、フィルム、プラスチックフィルム、発砲プラスチックフィルム、不織布、古紙パルプ等の再生紙等を使用することができる。またこれらを組み合わせたものを支持体として使用することもできる。
支持体上に記録材料層を形成させる場合には、染料分散液、顕色剤分散液、填料分散液を含有する分散液を支持体に塗布して乾燥させる方法、分散液をスプレー等で噴霧して乾燥させる方法、分散液に一定時間浸漬して乾燥させる方法等があげられる。また、塗布する場合には、手塗り、サイズブレスコーター法、ロールコーター法、エアナイフコーター法、ブレンドコーター法、ブローコーター法、カーテンコーター法、コンマダイレクト法、グラビアダイレクト法、グラビアリバース法、リバース・ロールコーター法等があげられる。
以下、本発明の記録材料について実施例をあげて詳細に説明するが、本発明は必ずしもこれだけに限定されるものではない。
(感熱記録紙の作製)
[実施例1]
Figure 0005713505
まず、A〜D液の各組成の混合物をそれぞれサンドグラインダーで充分に磨砕して、A〜D液の各成分の分散液を調製し、A液1質量部、B液0.5質量部、C液1.5質量部、D液4質量部を混合して塗布液とした。この塗布液をワイヤーロッド(Webster社製、ワイヤーバーNo.12)を使用して白色紙に塗布・乾燥した後、カレンダー掛け処理をして、感熱記録紙を作製した(塗布液は乾燥質量で約5.5g/m)。
[実施例2〜20]
実施例1に記載のN−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルシンナモイルアミドを表Aに記載の顕色剤とし、実施例1に記載の4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンを表Aに記載の添加剤とし、実施例1の各分散液の組成を表Aに記載の質量部とした以外は、実施例1記載の方法で感熱記録紙を作製した。
(比較例1〜8)
実施例1に記載のN−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルシンナモイルアミドを表Aに記載の顕色剤とし、実施例1に記載の4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンを表Aに記載の添加剤とし、実施例1の各分散液の組成を表Aに記載の質量部とした以外は、実施例1記載の方法で感熱記録紙を作製した。
Figure 0005713505
Figure 0005713505
Figure 0005713505
[試験例1](地肌耐湿熱性の評価)
実施例1〜6及び比較例1〜3に関して、試験前後の各試験紙について以下の条件で保存性試験を行った。その結果から判定した評価を第2表にまとめて示した。
・試験前
実施例1〜6及び比較例1〜3で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
・耐湿熱性試験
実施例1〜6及び比較例1〜3で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、低温恒温恒湿器(商品名:THN050FA、ADVANTEC製)中で50℃、80%の条件で24時間保持した。保持した後の地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
[試験例2](地肌耐光性の評価)
実施例1〜6及び比較例1〜3に関して、試験前後の各試験紙について以下の条件で保存性試験を行った。その結果から判定した評価を第2表に示した。
・試験前
実施例1〜6及び比較例1〜3で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
・地肌耐光性試験
実施例1〜6及び比較例1〜3で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、耐光性試験機(商品名:紫外線ロングライフフェードメーター U48型、スガ試験機(株)製)を使用して耐光性試験を行い、8時間後の地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター#47)で測定した。
[試験例3](画像耐熱性)
実施例1〜6及び比較例1〜3に関して、各試験紙について以下の条件で保存性試験を行った。その結果から判定した評価を第2表にまとめて示した。
・試験前
実施例1〜6及び比較例1〜3で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、感熱紙発色試験装置(商品名:TH−PMH型、大倉電機製)を使用し、印字電圧17V、パルス幅1.8msの条件で発色させ、発色画像濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
・画像耐熱性試験
発色させた画像を、恒温器(商品名:DK−400,YAMATO製)中で100℃の温度で耐熱性試験を行い、24時間後の発色画像濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
Figure 0005713505
第2表の結果から、顕色剤の併用による悪影響がほとんどなく、且つ地肌の耐光性、耐湿熱性、発色画像の耐熱性が優れていることがわかる。
[試験例4](地肌耐湿熱性・耐熱性の評価)
実施例7〜10及び比較例4〜6に関して、試験前後の各試験紙について以下の各条件で保存性試験を行った。その結果を第3表にまとめて示した。
・試験前
実施例7〜10及び比較例4〜6で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、地肌光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
・耐湿熱性試験
実施例7〜10及び比較例4〜6で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、低温恒温恒湿器(商品名:THN050FA、ADVANTEC製)中で50℃、80%の条件で24時間保持した。保持した後の地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
・耐熱性試験
実施例7〜10及び比較例4〜6で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、恒温器(商品名:DK−400、YAMATO製)中で100℃、110℃の各温度で24時間保持した。保持した後の地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
Figure 0005713505
第3表の結果から、実施例7〜8と比較例4、実施例9と比較例3及び実施例10と比較例6を比較すると、本発明の記録材料は地肌の耐湿熱性、耐熱性が極めて良好であると同時に画像安定剤を添加しても無添加の場合に比べてほぼ変化なく、通常予想される添加による悪影響がほとんどなく、特に110℃の耐熱性試験においても極めて良好な結果が得られた。
[試験例5](地肌耐光性)
実施例7〜10及び比較例4〜6に関して、試験前後の各試験紙について以下の各条件で保存性試験を行った。その結果を第4表に示した。
・試験前
実施例7〜10及び比較例4〜6で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、地肌光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
・地肌耐光性
実施例7〜10及び比較例4〜6で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、耐光性試験機(商品名:紫外線ロングライフフェードメーター U48型、スガ試験機(株)製)を使用して耐光性試験を行い、12時間後、24時間後の地肌濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター#47)で測定した。
Figure 0005713505
第4表の結果から、実施例7〜8と比較例4、実施例9と比較例5及び実施例10と比較例6を比較すると、本発明の記録材料は地肌の耐光性が極めて良好であると同時に画像安定剤を添加しても無添加の場合に比べてほぼ変化なく、通常予想される添加による悪影響がほとんどないことが示された。
[試験例6](画像耐熱性)
実施例7〜10及び比較例4〜6に関して、各試験紙について以下の各条件で保存性試験を行った。その結果を第5表にまとめて示した。
実施例7〜10及び比較例4〜6で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、感熱紙発色試験装置(商品名:TH−PMH型、大倉電機製)を使用し、印字電圧17V、パルス幅1.8msの条件で発色させ、発色画像濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。その発色画像について、恒温器(商品名:DK−400,YAMATO製)中で100℃の温度で耐熱性試験を行い、24時間後の発色画像濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
第5表の結果から、実施例7〜8と比較例4、実施例9と比較例5、実施例10と比較例6とを比較すると、実施例7〜10において画像耐熱性が著しく向上することが示された。
Figure 0005713505
[試験例7]
(動的発色感度)
実施例11〜20及び比較例7〜8で作製した各記録紙の一部を切り取り、感熱紙発色試験装置(商品名:TH−PMH型、大倉電機製)を使用して動的発色感度試験を行い、印字電圧17V、パルス幅0.2、0.35、0.5、0.65、0.8、0.95、1.1、1.25、1.4、1.6、1.8msの各条件で発色させた後、その印字濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター#106)で測定した。
その結果を第1図〜第2図にまとめて示した。また、代表的な値として1.1及び1.25msの条件で発色させた値を第6表及び第7表に記載した。
Figure 0005713505
Figure 0005713505
第1図〜第2図及び第6表〜第7表の結果から、実施例11〜15と比較例7及び実施例16〜20と比較例8とを比較すると、実施例11〜20の動的発色感度が向上することが示された。
[試験例8]
(地肌耐湿熱性・耐熱性の評価)
実施例11〜20及び比較例7〜8に関して、試験前後の各試験紙について以下の各条件で保存性試験を行った。その結果を第8表及び第9表にまとめて示した。
・試験前
実施例11〜20及び比較例7〜8で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
・耐湿熱性試験
実施例11〜20及び比較例7〜8で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、低温恒温恒湿器(商品名:THN050FA、ADVANTEC製)中で50℃、80%の条件で24時間保持した。保持した後の地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
・耐熱性試験
実施例11〜20及び比較例7〜8で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、恒温器(商品名:DK−400、YAMATO製)中で100℃、120℃の各温度で24時間保持した。保持した後の地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
Figure 0005713505
Figure 0005713505
第8表〜第9表の結果から、実施例11〜15と比較例7及び実施例16〜20と比較例8を比較すると、本発明の記録材料は地肌の耐湿熱性、耐熱性が極めて良好であると同時に増感剤を添加しても無添加の場合に比べてほぼ変化なく、通常予想される添加による悪影響がほとんどなく、特に120℃の耐熱性試験においても極めて良好な結果が得られた。
[試験例9]
(地肌耐光性)
実施例11〜20及び比較例7〜8に関して、試験前後の各試験紙について以下の各条件で保存性試験を行った。その結果を第10表及び第11表に示した。
・試験前
実施例11〜20及び比較例7〜8で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、地肌の光学濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター:#106)で測定した。
・地肌耐光性
実施例11〜20及び比較例7〜8で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、耐光性試験機(商品名:紫外線ロングライフフェードメーター U48型、スガ試験機(株)製)を使用して耐光性試験を行い、12時間後、24時間後の地肌濃度をマクベス反射濃度計(使用フィルター#106及び#47)で測定した。
Figure 0005713505
Figure 0005713505
第10表〜第11表の結果から、実施例11〜15と比較例7及び実施例16〜20と比較例8を比較すると、本発明の記録材料は地肌の耐光性が極めて良好であると同時に増感剤を添加しても無添加の場合に比べてほぼ変化なく、通常予想される添加による悪影響がほとんどないことが示された。
[実施例21]
(増感剤処方;感熱記録紙の作成)
Figure 0005713505
まず、A〜D液の各組成の混合物をそれぞれサンドグラインダーで充分に磨砕して、A〜D液の各成分の分散液を調整し、A液1質量部、B液2質量部、C液4質量部、D液1質量部を混合して塗布液とした。この塗布液をワイヤーロッド(Webster社製、ワイヤーバーNo.12)を使用して白色紙に塗布・乾燥した後、カレンダー掛け処理をして、感熱記録紙を作製した(塗布液は乾燥質量で約5.5g/m)。
[実施例22]
実施例21の増感剤分散液(D液)中、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)の代わりに1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタンを用いた以外は、実施例21に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[比較例9]
実施例21で調製した分散液のうち、A液1質量部、B液2質量部、C液4質量部を混合して塗布液とした以外は、実施例21に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[試験例10]
(動的発色感度)
Figure 0005713505
第12表および第3図から、実施例21〜22と比較例9とを比較すると、実施例21〜22の動的発色感度が向上することが示された。
[試験例11]
(地肌耐光性)
Figure 0005713505
第13表の結果から、実施例21〜22と比較例9とを比較すると、本発明の記録材料は地肌の耐光性が極めて良好であると同時に増感剤を添加しても無添加の場合に比べてほぼ変化なく、通常予想される添加による悪影響がほとんどないことが示された。
[実施例23]
(画像安定剤処方;感熱記録紙の作成)
Figure 0005713505
まず、A〜D液の各組成の混合物をそれぞれサンドグラインダーで充分に磨砕して、A〜D液の各成分の分散液を調製し、A液1質量部、B液2質量部、C液4質量部、D液1質量部を混合して塗布液とした。この塗布液をワイヤーロッド(Webster社製、ワイヤーバーNo.12)を使用して白色紙に塗布・乾燥した後、カレンダー掛け処理をして、感熱記録紙を作製した(塗布液は乾燥質量で約5.5g/m
[実施例24]
実施例23の増感剤分散液(D液)中、1,1,3−トリス(2−メチルー4−ヒドロキシー5−シクロヘキシルフェニル)ブタンの代わりに1,1,3−トリス(2−メチルー4−ヒドロキシー5−t―ブチルフェニル)ブタンを用いた以外は、実施例23に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[比較例10]
実施例23で調製した分散液のうち、A液1質量部、B液2質量部、C液4質量部を混合して塗布液とした以外は、実施例23に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[試験例12]
(地肌耐光性)
Figure 0005713505
第14表の結果から、実施例23〜24と比較例10を比較すると、本発明の記録材料は地肌の耐光性が極めて良好であると同時に画像安定剤を添加しても無添加の場合に比べてほぼ変化なく、通常予想される添加による悪影響がほとんどないことが示された。
[試験例13]
(画像耐熱性)
Figure 0005713505
第15表の結果から、実施例23〜24と比較例10とを比較すると、実施例23〜24において画像耐熱性が著しく向上することが示された。
[実施例25]
(顕色剤処方;感熱記録紙の作成)
Figure 0005713505
まず、A〜D液の各組成の混合物をそれぞれサンドグラインダーで充分に磨砕して、A〜D液の各成分の分散液を調製し、A液1質量部、B液0.5質量部、C液1.5質量部、D液4質量部を混合して塗布液とした。この塗布液をワイヤーロッド(Webster社製、ワイヤーバーNo.12)を使用して白色紙に塗布・乾燥した後、カレンダー掛け処理をして、感熱記録紙を作製した(塗布液は乾燥質量で約5.5g/m)。
[実施例26]
実施例25の各分散液の組成をA液1質量部、B液1.0質量部、C液1.0質量部、D液4質量部とした以外は、実施例25に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[実施例27]
実施例25の各分散液の組成をA液1質量部、B液0.5質量部、C液1.5質量部、D液4質量部とした以外は、実施例25に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[実施例28]
(感熱記録紙の作成)
Figure 0005713505
まず、A、B、D、E液の各組成の混合物をそれぞれサンドグラインダーで充分に磨砕して、A、B、D、E液の各成分の分散液を調製し、A液1質量部、B液0.5質量部、E液1.5質量部、D液4質量部を混合して塗布液とした。この塗布液をワイヤーロッド(Webster社製、ワイヤーバーNo.12)を使用して白色紙に塗布・乾燥した後、カレンダー掛け処理をして、感熱記録紙を作製した(塗布液は乾燥質量で約5.5g/m)。
[実施例29]
実施例28の各分散液の組成をA液1質量部、B液1.0質量部、E液1.0質量部、D液4質量部とした以外は、実施例28に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[実施例30]
実施例28の各分散液の組成をA液1質量部、B液0.5質量部、E液1.5質量部、D液4質量部とした以外は、実施例28に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[比較例11]
実施例28の各分散液の組成をA液1質量部、B液1.0質量部、D液4質量部とした以外は、実施例28に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[比較例12]
実施例28の各分散液の組成をA液1質量部、C液1.0質量部、D4質量部とした以外は、実施例28に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[比較例13]
実施例28の各分散液の組成をA液1質量部、E液1.5質量部、D液4質量部とした以外は、実施例28に記載の方法で感熱記録紙を作製した。
[試験例14]
(動的発色感度)
Figure 0005713505
第16表および第4図から、実施例25〜27と比較例12とを比較すると、本発明化合物を顕色剤2へ添加しても悪影響はほとんどなく、動的感度試験においても良好な結果が得られた。
Figure 0005713505
第17表および第5図から、実施例28〜30と比較例13とを比較すると、本発明化合物に顕色剤3を添加しても感度低下は軽微であり、動的感度試験においても良好な結果が得られた。
[試験例15]
(画像耐熱性)
Figure 0005713505
第18表の結果から、実施例25〜30と比較例11とを比較すると、実施例25〜30において画像耐熱性が著しく向上することが示された。

Claims (5)

  1. フルオラン系発色性染料を含有する記録材料において、式(I)
    Figure 0005713505
    [式中、R及びRはそれぞれ独立して、水酸基、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、又はC〜Cアルコキシ基を表し、pは0又は1〜4のいずれかの整数を表し、qは0又は1〜5のいずれかの整数を表し、p、qが2以上のとき、R同士及びR同士はそれぞれ同じであっても相異なっていてもよく、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、又はC〜Cアルキル基を表し、Rは水素原子、C〜Cアルキル基、フェニル基、又はベンジル基を表す。波線で示した結合は、E、Z又はそれらの混合体であることを表す]で表される化合物の少なくとも1種を顕色剤として含有し、さらに添加剤として
    式(VI)
    Figure 0005713505
    [式中、R12は水素原子、C〜Cアルキル基、又はC〜Cアルケニル基を表す]で表される化合物の少なくとも1種、
    又は式(VII)
    Figure 0005713505
    [式中、Yは、直鎖又は分枝を有するC〜C12の飽和又は不飽和であって、エーテル結合を有していてもよい炭化水素基、又は、次式
    Figure 0005713505
    (式中、R11はメチレン基又はエチレン基を表し、Tは水素原子又はC〜Cアルキル基を表す)を表し、aは0又は1〜10のいずれかの整数を表す。]で表される化合物の少なくとも1種をさらなる顕色剤として含有することを特徴とする記録材料。ただし、式(I)で表される化合物と式(VI)又は式(VII)で表される化合物の含有量はともに発色性染料の1質量部に対して0.5〜10質量部である。
  2. フルオラン系発色性染料を含有する記録材料において、式(I)
    Figure 0005713505
    [式中、R及びRはそれぞれ独立して、水酸基、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、又はC〜Cアルコキシ基を表し、pは0又は1〜4のいずれかの整数を表し、qは0又は1〜5のいずれかの整数を表し、p、qが2以上のとき、R同士及びR同士はそれぞれ同じであっても相異なっていてもよく、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、又はC〜Cアルキル基を表し、Rは水素原子、C〜Cアルキル基、フェニル基、又はベンジル基を表す。波線で示した結合は、E、Z又はそれらの混合体であることを表す]で表される化合物の少なくとも1種を顕色剤として含有し、さらに添加剤として
    式(VIII)
    Figure 0005713505
    [式中、R13及びR14はそれぞれ独立してC〜Cアルキル基を表し、p'及びq'はそれぞれ独立した1〜4のいずれかの整数を表し、p'、q'が2以上のとき、R13同士及びR14同士はそれぞれ同じであっても相異なっていてもよい。但しR13及びR14の少なくとも1種は水酸基のオルト位に2級又は3級炭素で結合したC〜Cアルキル基である。R15は式(IX)
    Figure 0005713505
    (式中、R16はC〜Cアルキル基を表し、rは0又は1〜4のいずれかの整数を表す。*は結合位置を表す)を表す。]で表されるヒンダードフェノール化合物を画像安定剤として含有することを特徴とする記録材料。ただし、式(I)で表される化合物と式(VIII)で表される化合物の含有量はともに発色性染料の1質量部に対して0.5〜10質量部である。
  3. 式(I)で表される化合物が、式(II)
    Figure 0005713505
    [式中、R〜Rは前記式(I)のR〜Rと同じであり、RはC〜Cアルキル基、又はC〜Cアルコキシ基を表す。Rは、RがC〜Cアルキル基の場合水素原子を表し、RがC〜Cアルコキシ基の場合C〜Cアルコキシ基を表す。]であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の記録材料。
  4. 式(I)で表される化合物が、式(III)
    Figure 0005713505
    [式中、R〜Rは前記式(I)のR〜Rと同じである。]であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の記録材料。
  5. 支持体上に請求項1〜のいずれかに記載の記録材料から形成されてなる記録材料層を有する記録シート。
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