JP2006297841A - 記録材料及び記録シート - Google Patents

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Abstract

【課題】地肌カブリがなく、発色感度に優れ、かつ画像の保存性、特に画像の耐湿熱性・耐熱性に優れた記録材料、及び基材シート上に該記録材料から形成されてなる記録材料層を有する記録シートを提供する。
【解決手段】発色性染料、式(I)
Figure 2006297841

で表される化合物、及び特定のフェノール誘導体を含有する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、発色感度に優れ、かつ地肌及び画像の保存性、特に画像の耐湿熱性・耐熱性に優れた記録材料、及び基材シート上に該記録材料から形成されてなる記録材料層を有する記録シートに関する。
発色性染料と顕色剤との反応による発色を利用した記録材料は、現像定着等の煩雑な処理を施すことなく比較的簡単な装置で短時間に記録できることから、ファクシミリ、プリンター等の出力記録のための感熱記録材料又は感圧複写材料等に広く使用されている。これらの記録材料は、速やかに発色し、未発色部分(以下、「地肌」という。)の白度が保持され、かつ、発色した画像及び地肌の堅労性の高いものが要望されている。
このような用途に用いられる記録材料として、特許文献1には、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン等のヒドロキシアニリド誘導体が画像の耐光性に優れることが報告されている。また、特許文献2には、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリンにN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリンを組み合わせることで、画像の耐熱性・耐湿熱性・耐可塑剤性・耐水性が改善されることが報告されている。さらに特許文献3及び4には、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、又は4−ベンジルオキシフェノールを組み合わせることで、発色感度が改善できることが報告されている。
しかしながら、上述した特許文献2〜4に記載された記録材料は、2種以上の化合物からなる顕色剤を用いるものであり、1種の顕色剤のみでは上述した文献に記載された要求のすべてを満足するものを得ることは困難であった。また、顕色剤同士の混合は、感熱紙作成後、地肌(未発色部)が着色する現象(いわゆる「地肌カブリ」)が生じる場合がある等、発色感度及び飽和濃度に優れるとともに、地肌カブリを生じない等のすべての面において、充分に満足できる記録材料は見出されていなかった。
WO01/25193号公報 WO02/81229号公報 特開2004−58656号公報 特開2005−34996号公報
本発明は、かかる従来技術の実状に鑑みてなされたものであり、地肌カブリがなく、発色感度に優れ、かつ画像の保存性、特に画像の耐湿熱性・耐熱性に優れた記録材料、及び基材シート上に該記録材料から形成されてなる記録材料層を有する記録シートを提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、下記に示す組成の記録材料は、地肌カブリがなく、発色感度に優れ、かつ画像の保存性、特に画像の耐湿熱性・耐熱性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
かくして本発明の第1によれば、下記の(1)〜(4)の記録材料が提供される。
(1)発色性染料の少なくとも1種、式(I)
Figure 2006297841
[式中、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子又はC1〜C6アルキル基を表し、
aは1〜6の整数を表し、
nは0、1又は2の整数を表し、
は0〜3の整数を表す。
は、ニトロ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルカルボニル基又はC1〜C6アルコキシカルボニル基を表し、
は0、1又は2の整数を表し、mが2のとき、R同士は同一であっても相異なってもよい。
は、CO又はNRCO(式中、Rは、水素原子、C1〜C6アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、又は置換基を有していてもよいベンジル基を表す。)を表す。
Aは、下記(A1)又は(A2)のいずれかの基を表す。
Figure 2006297841
(式中、Rは、ニトロ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルカルボニル基又はC1〜C6アルコキシカルボニル基を表し、
は0、1又は2の整数を表し、mが2のとき、R同士は同一であっても相異なってもよい。)]
で表される化合物の少なくとも1種、及び式(II)又は式(III)
Figure 2006297841
[式中、R及びRは、それぞれ独立して、水酸基、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基又はC2〜C6アルケニル基を表す。
及びmは、それぞれ独立して、0又は1〜4の整数を表し、mが2以上の整数のとき、R同士は同一でも異なっていてもよく、mが2以上の整数のとき、R同士は、同一でも異なっていてもよい。
は、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、置換基を有していてもよいアリール基又は置換基を有していてもよいアラルキル基を表す。
は、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル基、C2〜C6アルケニル基、置換基を有していてもよいアリール基又は置換基を有していてもよいアラルキル基を表す。
は、酸素原子又はカルボニル基を表し、bは0又は1を表す。]
で表されるフェノール誘導体の少なくとも1種を含有することを特徴とする記録材料。
(2)前記式(II)で表されるフェノール誘導体が、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルであることを特徴とする(1)の記録材料。
(3)前記式(III)で表されるフェノール誘導体が、4−ベンジルオキシフェノール、4−シクロヘキシルフェノール、又は4−プロピオニルフェノールであることを特徴とする(1)の記録材料。
(4)前記式(II)又は式(III)で表されるフェノール誘導体が、前記式(I)で表される化合物100重量部に対して、5〜2000重量部配合されてなることを特徴とする(1)〜(3)いずれかの記録材料。
本発明の第2によれば、下記(5)の記録シートが提供される。
(5)基材シートと、該基材シート上に、前記(1)〜(4)いずれかの記録材料から形成されてなる記録材料層を有する記録シート。
本発明の記録材料から形成される記録材料層は、発色感度に優れ、かつ地肌及び画像の保存性、特に画像の耐湿熱性・耐熱性に優れている。
また、本発明の記録材料は地肌カブリを生じない。
本発明の記録材料は、発色性染料の少なくとも1種、前記式(I)で表される化合物の少なくとも1種、及び前記式(II)又は式(III)で表されるフェノール誘導体(以下、単に「フェノール誘導体」という。)の少なくとも1種を含有することを特徴とする。
(発色性染料)
本発明の記録材料に使用される発色性染料としては、酸性物質である顕色剤と接触することにより発色する発色性染料であれば特に制限はない。その具体例としては、フルオラン系、フタリド系、ラクタム系、トリフェニルメタン系、フェノチアジン系、スピロピラン系等のロイコ染料が挙げられる。
フルオラン系の発色性染料としては、例えば、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−(m−トリフロロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エトキシプロピル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−フロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノベンゾ[a]フルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−(N,N’−ジベンジルアミノ)フルオラン、3,6−ジメトキシフルオラン、2,4−ジメチル−6−(4−ジメチルアミノフェニル)アミノフルオラン等が挙げられる。
また、フタリド系の発色性染料としては、3−{4−[4−(4−アニリノ)−アニリノ]アニリノ}−6−メチル−7−クロロフルオラン、3,3−ビス[2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)ビニル]−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,6,6’−トリス(ジメチルアミノ)スピロ(フルオレン−9,3’−フタリド)、3,3−ビス(4’−ジエチルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド等が挙げられる。
これらの中でも、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−(m−トリフロロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エトキシプロピル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−フロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノベンゾ[a]フルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−(N,N’−ジベンジルアミノ)フルオラン、3,6−ジメトキシフルオラン、2,4−ジメチル−6−(4−ジメチルアミノフェニル)アミノフルオラン等のフルオラン系の発色性染料が好ましく、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオランがより好ましい。
これらの発色性染料は、単独で使用してその発色する色の記録材料を得ることができることは勿論であるが、それらの2種以上を混合して使用することもできる。例えば、赤色、青色、緑色の3原色の発色性染料又は黒色染料を混合使用して真に黒色に発色する記録材料を製造することができる。
(式(I)で表される化合物)
本発明の記録材料に使用される前記式(I)で表される化合物において、式(I)中、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等のC1〜C6アルキル基を表す。
aは1〜6の整数を表し、nは0、1又は2を表す。
は0〜3の整数を表す。
は、ニトロ基;カルボキシル基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等のC1〜C6アルキル基;ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1,3−ブタンジエニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基等のC2〜C6アルケニル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基等のC1〜C6のアルコキシ基;メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、イソプロピルカルボニル基、n−ブチルカルボニル基、t−ブチルカルボニル基等のC1〜C6アルキルカルボニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基等のC1〜C6アルコキシカルボニル基を表す。
は0、1又は2の整数を表し、mが2のとき、R同士は同一であっても相異なってもよい。
はCO又はNRCOを表す。
は、水素原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等のC1〜C6アルキル基;置換基を有していてもよいフェニル基;置換基を有していてもよいベンジル基を表す。置換基を有していてもよいフェニル基及び置換基を有していてもよいベンジル基の置換基として、ニトロ基;カルボキシル基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等のC1〜C6アルキル基;ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1,3−ブタンジエニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基等のC2〜C6アルケニル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基等のC1〜C6のアルコキシ基;メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、イソプロピルカルボニル基、n−ブチルカルボニル基、t−ブチルカルボニル基等のC1〜C6アルキルカルボニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基等のC1〜C6アルコキシカルボニル基があげられる。
Aは、前記(A1)又は(A2)のいずれかの基を表す。
式(A1)及び(A2)中、Rは、ニトロ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルカルボニル基又はC1〜C6アルコキシカルボニル基を表す。
は0、1又は2の整数を表し、mが2のとき、R同士は同一であっても相異なってもよい。
これらの中でも、本発明においては、式(I)中、YがNRCOである化合物が好ましく、YがNHCOである化合物であるのがより好ましい。
かかる式(I)で表される化合物としては、例えば、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン等のAがA2である化合物;
N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン等のAがA1である化合物;等が挙げられる。
前記式(I)で表される化合物は、例えば、WO01/25193号公報記載の方法等の公知の方法に従って製造することができる。
(式(II)及び式(III)で表される化合物)
本発明の記録材料に使用される前記式(I)で表される化合物において、式(II)及び式(III)中、R及びRは、それぞれ独立して、水酸基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等のC1〜C6アルキル基;ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1,3−ブタンジエニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基等のC2〜C6アルケニル基を表す。
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等のC1〜C6アルキル基;ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1,3−ブタンジエニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基等のC2〜C6アルケニル基;
置換基を有していてもよい(フェニル基、ナフチル基、ピリジル基等のアリール基);置換基を有していてもよい(フェニルメチル基、2−フェニルエチル基等のアラルキル基)を表す。
該置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基等のC1〜C6アルキル基;ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基等のC2〜C6アルケニル基が挙げられる。
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等のC1〜C6アルキル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等のC3〜C8シクロアルキル基;ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1,3−ブタンジエニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基等のC2〜C6アルケニル基;
置換基を有していてもよい(フェニル基、ナフチル基、ピリジル基等のアリール基);置換基を有していてもよい(フェニルメチル基、2−フェニルエチル基等のアラルキル基)を表し、該置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基等のC1〜C6アルキル基;ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基等のC2〜C6アルケニル基が挙げられる。
前記式(II)で表されるフェノール誘導体としては、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、3−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル等を挙げることができ、これらの中でも、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルが好ましい。
前記式(III)で表されるフェノール誘導体としては、4−ベンジルオキシフェノール、4−p−クロロベンジルオキシフェノール、4−p−メチルベンジルオキシフェノール、4−α−メチルベンジルオキシフェノール、4−(2’−フェニルエトキシ)フェノール、4−(3’−フェニルプロポキシ)フェノール、4−プロピオニルフェノール、4−プロピルカルボニルフェノール、4−ブチルカルボニルフェノール、4−ベンゾイルフェノール、4−シクロプロピルフェノール、4−シクロペンチルフェノール、4−(2’−メチルシクロペンチル)フェノール、4−(3’−メチルシクロペンチル)フェノール、4−シクロヘキシルフェノール、4−(2’−メチルシクロヘキシル)フェノール、4−(3’−メチルシクロヘキシル)フェノール、4−(4’−メチルシクロヘキシル)フェノール、4−(2’,4’−ジメチルシクロヘキシル)フェノール、4−シクロヘプチルフェノール、4−シクロオクチルフェノール等を挙げることができ、これらの中でも、4−ベンジルオキシフェノール、4−シクロヘキシルフェノール、又は4−プロピオニルフェノールが好ましい。
本発明の記録材料において、フェノール誘導体の含有率は任意であるが、前記式(I)で表される化合物100重量部に対して、通常5〜2000重量部、好ましくは10〜500重量部、より好ましくは15〜300重量部、特に好ましくは20〜100重量部である。
本発明は、発色性染料の少なくとも1種、前記式(I)で表される化合物の少なくとも1種、及びフェノール誘導体の少なくとも1種を含有する記録材料であればどのような用途にも使用でき、例えば、感熱記録材料又は感圧複写材料等に利用することができる。
本発明の記録材料の中には、発色性染料、前記式(I)で表される化合物、及びフェノール誘導体以外に、従来公知の顕色剤、画像安定剤、増感剤、填料、分散剤、酸化防止剤、減感剤、粘着防止剤、消泡剤、光安定剤、蛍光増白剤等を必要に応じ1種又は2種以上含有させることができる。
これらの薬剤は、発色層中に含有せしめてもよいが、多層構造からなる場合には、例えば保護層等任意の層中に含有せしめてもよい。特に、発色層の上部及び/又は下部にオーバーコート層やアンダーコート層を設けた場合、これらの層には酸化防止剤、光安定剤等を含有することができる。さらに、酸化防止剤、光安定剤は必要に応じマイクロカプセルに内包するかたちで、これらの層に含有させることができる。
顕色剤としては、感熱記録材料用のものと、感圧記録材料用のものが挙げられる。前者の例としては、ビスフェノールA、4,4’−sec−ブチリデンビスフェノール、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノール、2,2−ジメチル−3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2’−ジヒドロキシジフェニル、ペンタメチレン−ビス(4−ヒドロキシベンゾエート)、2,2−ジメチル−3,3−ジ(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ジ(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン等のビスフェノール化合物;4,4’−ジヒドロキシジフェニルチオエーテル、1,7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタン、2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)ジエチルエーテル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルジフェニルチオエーテル等の含硫黄ビスフェノール化合物;安息香酸亜鉛、4−ニトロ安息香酸亜鉛等の安息香酸金属塩、4−[2−(4−メトキシフェニルオキシ)エチルオキシ]サリチル酸等のサリチル酸類;サリチル酸亜鉛、ビス[4−(オクチルオキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ安息香酸]亜鉛等のサリチル酸金属塩;
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−ブトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジアリルジフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’,5,5’−テトラブロモジフェニルスルホン等のヒドロキシスルホン類;4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシフタル酸ジシクロヘキシル、4−ヒドロキシフタル酸ジフェニル等の4−ヒドロキシフタル酸ジエステル類;2−ヒドロキシ−6−カルボキシナフタレン等のヒドロキシナフトエ酸のエステル類;トリブロモメチルフェニルスルホン等のトリハロメチルスルホン類;4,4’−ビス(p−トルエンスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジフェニルメタン等のスルホニルウレア類;ヒドロキシアセトフェノン、p−フェニルフェノール、4−ヒドロキシフェニル酢酸ベンジル、p−ベンジルフェノール、ハイドロキノン−モノベンジルエーテル、2,4−ジヒドロキシ−2’−メトキシベンズアニリド、テトラシアノキノジメタン類;又は下記式(IV)
Figure 2006297841
で表されるジフェニルスルホン架橋型化合物若しくはそれらの混合物等が挙げられる。
また、感圧記録材料用の顕色剤としては、例えば、酸性白土、活性白土、アパタルジャイト、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛、珪酸錫、焼成カオリン、タルク等の無機酸性物質;シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、ステアリン酸等の脂肪族カルボン酸;安息香酸、p−t−ブチル安息香酸、フタル酸、没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−フェニルサリチル酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、3−メチル−5−ベンジルサリチル酸、3−フェニル−5−(2,2−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−(2−メチルベンジル)サリチル酸、2−ヒドロキシ−1−ベンジル−3−ナフトエ酸等の芳香族カルボン酸;これら芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、チタン等の金属塩;p−フェニルフェノール−ホルマリン樹脂、p−ブチルフェノール−アセチレン樹脂等のフェノール樹脂系顕色剤;これらフェノール樹脂系顕色剤と上記芳香族カルボン酸の金属塩との混合物;等を挙げることができる。
画像保存安定剤としては、例えば、4−ベンジルオキシ−4’−(2−メチルグリシジルオキシ)−ジフェニルスルホン、4,4’−ジグリシジルオキシジフェニルスルホン等のエポキシ基含有ジフェニルスルホン類;1,4−ジグリシジルオキシベンゼン、4−[α−(ヒドロキシメチル)ベンジルオキシ]−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、2−プロパノール誘導体、サリチル酸誘導体、オキシナフトエ酸誘導体の金属塩(特に亜鉛塩)、2,2−メチレンビス(4,6−t−ブチルフェニル)フォスフェイトの金属塩、その他水不溶性の亜鉛化合物等を挙げることができる。
増感剤としては、例えば、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド;ベンズアミド;チオアセトアニリド、アセト酢酸アニリド、p−アセトトルイジド、o−アセトトルイジド、m−アセトトルイジド、o−アセトアニシジド、m−アセトアニシジド、p−アセトアニシジド、N−アセトアセチル−o−トルイジン、N−アセトアセチル−m−トルイジン、N−アセトアセチル−p−トルイジン、N−メチルアセトアニリド、o−アセトアセトアニシジド、m−アセトアセトアニシジド、p−アセトアセトアニシジド、ステアリン酸アニリド等のアニリド類;イソフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジエチル、イソフタル酸ジフェニル、テレフタル酸ジベンジル等のフタル酸ジエステル類;シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)等のシュウ酸ジベンジルエステル類;ビス(t−ブチルフェノール)類;ジフェニルスルホン及びその誘導体;4,4’−ジメトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジエトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジプロポキシジフェニルスルホン、4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホン、4,4’−ジブトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジイソブトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジペンチルオキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヘキシルオキシジフェニルスルホン等の4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンのジエーテル類;2,4’−ジメトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジエトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジプロポキシジフェニルスルホン、2,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホン、2,4’−ジブトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジイソブトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジペンチルオキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヘキシルオキシジフェニルスルホン等の2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンのジエーテル類;
1,2−ビス(フェノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、2−ナフトールベンジルエーテル、ジフェニルアミン、カルバゾール、2,3−ジ−m−トリルブタン、4−ベンジルビフェニル、4,4’−ジメチルビフェニル、m−ターフェニル、ジ−β−ナフチルフェニレンジアミン、1−ヒドロキシ−ナフトエ酸フェニル、2−ナフチルベンジルエーテル、4−メチルフェニル−ビフェニルエーテル、2,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン、2,3,5,6−テトラメチル−4’−メチルジフェニルメタン、4−アセチルビフェニル、炭酸ジフェニル等を挙げることができる。これらの中でも、好ましくは、イソフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジエチル、イソフタル酸ジフェニル、テレフタル酸ジベンジル等のフタル酸ジエステル類;シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)等のシュウ酸ジベンジルエステル類;である。
填料としては、例えば、シリカ、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルク、サテンホワイト、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、硫酸バリウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、プラスチックピグメント等を挙げることができる。これらの中でも、好ましくは、アルカリ土類金属の塩、より好ましくは炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩である。
分散剤としては、例えば、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のスルホコハク酸エステル類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩、脂肪酸塩等を挙げることができる。
酸化防止剤としては、例えば、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−プロピルメチレンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−t−ブチル−5−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4−{4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]−α,α−ジメチルベンジル}フェノール等を挙げることができる。
減感剤としては、例えば、脂肪族高級アルコール、ポリエチレングリコール、グアニジン誘導体等を挙げることができる。
粘着防止剤としては、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、カルナウバワックス、パラフィンワックス、エステルワックス等を挙げることができる。
光安定剤としては、例えば、フェニルサリシレート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(3'',4'',5'',6''−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ドデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’−ウンデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−トリデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−テトラデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ペンタデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ヘキサデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−エチルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−エチルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−エチルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−プロピルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−プロピルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2''−プロピルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−エチルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−エチルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、
2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1’−エチルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−プロピルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−プロピルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1''−プロピルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)]フェノール、ポリエチレングリコールとメチル−3−[3−t−ブチル−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネートとの縮合物等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤;2’−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤;ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、コハク酸−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)エステル、2−(3,5−ジ−t−ブチル)マロン酸−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)エステル等のヒンダードアミン系紫外線吸収剤;1,8−ジヒドロキシ−2−アセチル−3−メチル−6−メトキシナフタレン等を挙げることができる。
蛍光増白剤としては、例えば、4,4’−ビス[2−アニリノ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−アニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−メトキシ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−メトキシ−4−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−m−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4−[2−p−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]−4’−[2−m−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=四ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−p−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=四ナトリウム塩、
4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−フェノキシアミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−(p−メトキシカルボニルフェノキシ)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(p−スルホフェノキシ)−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=四ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−ホルマリニルアミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩等を挙げることができる。
上述した顕色剤、画像安定剤、増感剤、填料、分散剤、酸化防止剤、減感剤、粘着防止剤、消泡剤、光安定剤、蛍光増白剤等は、それぞれ1種単独あるいは2種以上を混合して使用することができる。
それぞれの使用量は、発色性染料100重量部に対して、通常10〜1500重量部、好ましくは100〜1000重量部の範囲である。また、前記式(I)で表される化合物及びフェノール誘導体の合計100重量部に対して、通常5〜800重量部、好ましくは50〜500重量部の範囲である。
本発明の記録材料においては、前記式(I)で表される化合物のうち、AがA1で表される基である化合物を含有する場合には、前記式(I)で表される化合物のうち、AがA2で表される基である化合物を含有しないのが好ましく、前記式(I)で表される化合物のうち、AがA2で表される基である化合物を含有する場合は、前記式(I)で表される化合物のうち、AがA1で表される基である化合物を含有しないのが好ましい。
本発明の記録シートは、基材シート上に、本発明の記録材料を用いて形成されてなる記録材料層を有する。基材シートとしては、紙基材シート、合成樹脂フィルム又は合成樹脂シート等が挙げられる。紙基材シートとしては、例えば、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙、リンター紙、板紙、上質紙、コート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、再生紙等が挙げられる。合成樹脂フィルム又は合成樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリスチレン、三酢酸セルロース、セロハン、ポリカーボネート等のフィルム又はシートが挙げられる。これらの中でも、紙基材シートの使用が好ましい。基材シートの厚みは特に制限はないが、通常1〜500μm程度である。
記録材料層は、例えば、記録材料の溶液又は分散液を基材シート上に公知の塗工法により塗工することにより形成することができる。塗工量は、記録材料の溶液又は分散液の濃度にもよるが、通常乾燥後で0.1〜100g/m、好ましくは1〜20g/mの範囲である。
本発明の記録材料の溶液又は分散液を基材シート上に塗布する方法としては、例えば、ロールコート法、カーテンフローコート法、マイヤバーコート法、リバースコート法、グラビアコート法、グラビアリバースコート法、エアーナイフコート法、キスコート法、ブレードコート法、スムーズコート法、ロールナイフコート法等が挙げられる。
さらに、記録材料層は基材シート上に直接形成されてもよいし、例えばアンカーコート層等の他の層を介在させて形成することもできるし、記録材料層上にさらに保護層を形成することもできる。
かかるアンカーコート層及び保護層は、公知の合成樹脂の1種又は2種以上を含む溶液又は分散液から形成でき、前述の他の顕色剤、他の画像安定剤、増感剤、填料、分散剤、酸化防止剤、減感剤、粘着防止剤、消泡剤、光安定剤、蛍光増白剤等を必要に応じて含有させることができる。
これらの中でも、本発明の記録シートは、感熱記録紙や感圧複写紙であるのが好ましい。感熱記録紙は、例えば、発色性染料の微粒子及び記録材料の微粒子をそれぞれポリビニルアルコールやセルロース等の水溶性結合剤の水溶液中に分散させて分散液を調製し、得られた分散液を基材シート上に塗布し、乾燥することにより製造することができる。
また、感圧複写紙は、例えば、公知の方法によりマイクロカプセル化した発色性染料を適当な分散剤によって分散させ発色性染料分散液を調製し、該分散液を第1の紙基材シート上に塗布して発色性染料シートを作製し、一方、顕色剤の分散液を第2の紙基材シートに塗布して顕色剤シートを作製し、得られた両シートを組合せて感圧複写紙を製造することができる。その際、本発明の記録材料を発色性染料分散液若しくは顕色剤の分散液のいずれか又は両方の分散液中に分散させる。
感圧複写紙は、発色性染料の有機溶媒溶液を内包するマイクロカプセルが下面に塗布担持されてなる上用紙と、顕色剤(酸性物質)が上面に塗布担持されてなる下用紙とからなるユニットからなっていてもよく、あるいは、発色性染料の有機溶媒溶液を内包するマイクロカプセルと顕色剤とが同一の紙面に塗布されてなるいわゆるセルフコンテントペーパーであってもよい。顕色剤としては、前記感圧記録材料用の顕色剤として用いることができるものとして列記したものと同様なものが挙げられる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、特に断りがない限り「部」は、「重量部」を意味する。画像濃度(マクベス値)は、マクベス反射濃度計(商品名:RD−514、使用フィルター:#106、マクベス社製)で測定した。
(実施例1)
(1)感熱記録紙の作成
まず、下記成分を含む分散液(A〜D液)を調製した。ただし、各成分は、それぞれサンドグラインダーで十分に魔砕したものを用いた。
・染料分散液(A液)
3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 16部
ポリビニルアルコール10%水溶液 84部
・顕色剤分散液(B液)
N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン
16部
ポリビニルアルコール10%水溶液 84部
・顕色助剤分散液(C液)
4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル 16部
ポリビニルアルコール10%水溶液 84部
・填料分散液(D液)
炭酸カルシウム 27.8部
ポリビニルアルコール10%水溶液 26.2部
水 71部
これらの分散液を、A液1重量部、B液2重量部、C液1重量部、D液4重量部の割合で混合し、感熱記録紙用記録材料の塗布液を調製した。
次いで、記録材料の塗布液をワイヤーロッド(商品名:ワイヤーバー、No.12、Webster社製)を使用して白色紙上に塗布(塗布量=乾燥重量で約5.5g/m)し、乾燥した後、カレンダー掛け処理して、感熱記録紙を作製した。
(実施例2)
(1)感熱記録紙の作成
まず、下記成分を含む分散液(A〜D液)を調製した。ただし、各成分は、それぞれサンドグラインダーで十分に魔砕したものを用いた。
・染料分散液(A液)
3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 16部
ポリビニルアルコール10%水溶液 84部
・顕色剤分散液(B液)
N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン
16部
ポリビニルアルコール10%水溶液 84部
・顕色助剤分散液(C液)
4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル 16部
ポリビニルアルコール10%水溶液 84部
・填料分散液(D液)
炭酸カルシウム 27.8部
ポリビニルアルコール10%水溶液 26.2部
水 71部
これらの分散液を、A液1重量部、B液2重量部、C液1重量部、D液4重量部の割合で混合し、感熱記録紙用記録材料の塗布液を調製した。
次いで、記録材料の塗布液をワイヤーロッド(商品名:ワイヤーバー、No.12、Webster社製)を使用して白色紙上に塗布(塗布量=乾燥重量で約5.5g/m)し、乾燥した後、カレンダー掛け処理して、感熱記録紙を作製した。
(比較例1)
実施例1のC液中、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルの代わりに、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)を用いた以外は、実施例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
(比較例2)
実施例2のC液中、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルの代わりに、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)を用いた以外は、実施例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
試験例1(地肌白度試験)
実施例1、2及び比較例1、2で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、これをそれぞれ各試験紙とした。各試験紙について、地肌濃度(マクベス値)をマクベス反射濃度計(型番:RD−514、使用フィルター:#106、Macbeth社製)で測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2006297841
第1表の結果から、一般に顕色剤同士の組み合わせは地肌カブリを引き起こすが、本発明の記録材料は、実用範囲内の地肌白度を有する。
試験例2(動的発色感度試験)
実施例1、2及び比較例1、2で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、これをそれぞれ各試験紙とした。各試験紙について、感熱紙発色試験装置(商品名:TH−PMD型、大倉電気(株)製)を使用し、1ドットあたり0.32、0.44、0.72mJの各条件で発色させ、その印字濃度をマクベス反射濃度計(型番:RD−514、使用フィルター:#106、Macbeth社製)で測定した。その結果を第2表、図1及び図2に示した。
Figure 2006297841
第2表、図1及び図2の結果から、本発明の記録材料を用いた場合は発色感度に優れることがわかる。
試験例3(画像耐湿熱性試験)
実施例1、2及び比較例1、2で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、これをそれぞれ各試験紙とした。各試験紙について、感熱紙発色試験装置(商品名:TH−PMD型、大倉電気(株)製)を使用し、1ドットあたり0.72mjの条件で飽和発色させた。その発色画像について、耐湿熱性試験機(商品名:GL−42型、二葉科学(株)製)を使用して、50℃、相対湿度80%の条件で耐湿熱性試験を行い、24時間後の発色画像濃度を測定した。その結果を第3表に示す。
試験例4(画像耐熱性試験)
実施例1及び比較例1で作成した感熱記録紙の一部を切り取り、これをそれぞれ各試験紙とした。各試験紙について、感熱紙発色試験装置(商品名:TH−PMD型、大倉電気(株)製)を使用し、1ドットあたり0.72mjの条件で飽和発色させた。その発色画像について、恒温器(商品名:DK−400型、ヤマト科学(株)製)を使用して、90℃の条件で耐熱性試験を行い、24時間後の発色画像濃度を測定した。その結果を第3表に示す。
Figure 2006297841
第3表の結果から本発明の記録材料は、画像の耐湿熱性・耐熱性に優れることがわかる。
試験例2の動的発色感度の比較試験を示したグラフである。 試験例2の動的発色感度の比較試験を示したグラフである。

Claims (5)

  1. 発色性染料の少なくとも1種、式(I)
    Figure 2006297841
    [式中、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子又はC1〜C6アルキル基を表し、
    aは1〜6の整数を表し、
    nは0、1又は2の整数を表し、
    は0又は1〜3の整数を表す。
    は、ニトロ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルカルボニル基又はC1〜C6アルコキシカルボニル基を表し、
    は0、1又は2の整数を表し、mが2のとき、R同士は同一であっても相異なってもよい。
    は、CO又はNRCO(式中、Rは、水素原子、C1〜C6アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、又は置換基を有していてもよいベンジル基を表す。)を表す。
    Aは、下記(A1)又は(A2)のいずれかの基を表す。
    Figure 2006297841
    (式中、Rは、ニトロ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルカルボニル基又はC1〜C6アルコキシカルボニル基を表し、
    は0、1又は2の整数を表し、mが2のとき、R同士は同一であっても相異なってもよい。)]
    で表される化合物の少なくとも1種、及び式(II)又は式(III)
    Figure 2006297841
    [式中、R及びRは、それぞれ独立して、水酸基、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基又はC2〜C6アルケニル基を表す。
    及びmは、それぞれ独立して、0又は1〜4の整数を表し、mが2以上の整数のとき、R同士は同一でも異なっていてもよく、mが2以上の整数のとき、R同士は、同一でも異なっていてもよい。
    は、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、置換基を有していてもよいアリール基又は置換基を有していてもよいアラルキル基を表す。
    は、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル基、C2〜C6アルケニル基、置換基を有していてもよいアリール基又は置換基を有していてもよいアラルキル基を表す。
    は、酸素原子又はカルボニル基を表し、bは、0又は1を表す。]
    で表されるフェノール誘導体の少なくとも1種を含有することを特徴とする記録材料。
  2. 前記式(II)で表されるフェノール誘導体が、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルであることを特徴とする請求項1に記載の記録材料。
  3. 前記式(III)で表されるフェノール誘導体が、4−ベンジルオキシフェノール、4−シクロヘキシルフェノール、又は4−プロピオニルフェノールであることを特徴とする請求項1に記載の記録材料。
  4. 前記式(II)又は式(III)で表されるフェノール誘導体が、前記式(I)で表される化合物100重量部に対して、5〜2000重量部配合されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の記録材料。
  5. 基材シートと、該基材シート上に、請求項1〜4のいずれかに記載の記録材料から形成されてなる記録材料層を有する記録シート。

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