JP5712951B2 - 太陽電池パネルの異常検知装置 - Google Patents

太陽電池パネルの異常検知装置 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池パネルでのホットスポットの発生を検知する太陽電池パネルの異常検知装置に関するものである。
太陽電池パネルでは、部分的にかかる影や経年劣化の影響等により、太陽電池パネルの一部で電流負荷抵抗が上昇し、発電時に電流負荷抵抗が上昇した部分が発熱して、ホットスポットが発生する場合がある。太陽電池パネルでホットスポットが発生したまま放置すると、太陽電池パネルの発電量が低下するだけでなく、熱によりセルに損傷を引き起こす場合がある。よって、このような障害を避けるためにも、太陽電池パネルでホットスポットが発生したときには、これを速やかに検知し、ホットスポットが発生した太陽電池パネルを切り離すなどの対応を行うことが望まれる。
特許文献1では、赤外線カメラを使用してホットスポットの有無を確認する方法が提案されている。
特開2009−32743号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、太陽電池パネル上に常時赤外線カメラを配置すると、その赤外線カメラの影によりホットスポットが発生するおそれがあるため、検査の度に赤外線カメラの取り付け、取り外しを行う必要があり、ホットスポットの発生を常時監視することができない。そのため、ホットスポットが発生したときの検知が遅れ、セルの損傷を引き起こすおそれがある。
本発明は上記事情に鑑み為されたものであり、ホットスポットの発生を常時監視することが可能な太陽電池パネルの異常検知装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、太陽電池パネルでのホットスポットの発生を検知する太陽電池パネルの異常検知装置であって、前記太陽電池パネルに交流電圧を印加する周波数可変の交流電源と、前記太陽電池パネルに流れる交流電流を測定する電流測定手段と、前記太陽電池パネルに印可した交流電圧と前記電流測定手段で測定した交流電流とを基に、前記太陽電池パネルの交流抵抗の周波数特性を求める交流抵抗周波数特性演算部と、前記交流抵抗周波数特性演算部で求めた交流抵抗の周波数特性と、予め測定しておいた正常時の交流抵抗の周波数特性とを比較して、前記太陽電池パネルでのホットスポットの発生の有無を判定する異常判定部と、を備え、前記異常判定部は、前記交流抵抗周波数特性演算部で求めた交流抵抗の周波数特性と前記正常時の交流抵抗の周波数特性の交流抵抗の極小値の乖離が所定の閾値以上であり、かつ、極小値よりも低い所定の周波数における交流抵抗値の乖離が所定の閾値以上であるときに、ホットスポットが発生したと判定するように構成される太陽電池パネルの異常検知装置である。
前記太陽電池パネルが発電しているときにのみ動作するように構成されてもよい。
本発明によれば、ホットスポットの発生を常時監視することが可能な太陽電池パネルの異常検知装置を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る太陽電池パネルの異常検知装置の概略構成図である。 本発明において、正常時およびホットスポット発生時の交流抵抗の周波数特性の一例を示すグラフ図である。 図1の太陽電池パネルの異常検知装置において、ホットスポットの発生を判定する際の制御フローを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る太陽電池パネルの異常検知装置の概略構成図である。
図1に示すように、太陽電池パネルの異常検知装置1は、太陽電池パネル2でのホットスポットの発生を検知するものであり、交流電源5と、電流測定手段としての交流電流計11と、制御装置10と、警報手段20と、を主に備えている。
太陽電池パネル2は、太陽電池パネル本体3と、太陽電池パネル本体3の正極にカソードが電気的に接続され、太陽電池パネル本体3の負極にアノードが電気的に接続されたバイパスダイオード4と、を有している。図中、太陽電池パネル本体3の正極を+、負極を−として示している。
太陽電池パネルの異常検知装置1では、太陽電池パネル本体3の正極側に交流電源5が設けられる。交流電源5としては、出力する交流電圧の周波数が可変であるものを用いる。
また、太陽電池パネルの異常検知装置1では、太陽電池パネル本体3の負極側に電圧測定手段6が設けられる。電圧測定手段6は、太陽電池パネル2から出力される電圧(出力電圧)Voutを測定するものであり、検出抵抗7と出力側交流電圧計8とから構成される。検出抵抗7は、一端が太陽電池パネル本体3の負極に電気的に接続され、他端が接地される。出力側交流電圧計8は、検出抵抗7と並列に設けられる。また、交流電流計11は、検出抵抗7と直列に設けられる。
さらに、太陽電池パネルの異常検知装置1では、太陽電池パネル本体3の正極側に、交流電源5から太陽電池パネル2に印加する入力電圧Vinを測定する入力側交流電圧計9が設けられている。
制御装置10の出力端14と交流電源5とは、出力用制御信号線16を介して接続されており、制御装置10から交流電源5に、交流電源5が太陽電池パネル2に印加する交流電圧(入力電圧Vin)の電圧値と周波数を制御する信号(以下、電源制御信号という)を送信できるようになっている。
また、制御装置10の入力端15と、出力側交流電圧計8および入力側交流電圧計9および交流電流計11とは、それぞれ入力用制御信号線17を介して接続されており、出力側交流電圧計8で測定した出力電圧Vout、入力側交流電圧計9で測定した入力電圧Vin、および交流電流計11で測定した交流電流Iが、それぞれ制御装置10に入力されるようになっている。
制御装置10は、太陽電池パネル2の交流抵抗(インピーダンス)の周波数特性を求める交流抵抗周波数特性演算部12と、交流抵抗周波数特性演算部12で求めた交流抵抗の周波数特性を用いて太陽電池パネル2でのホットスポットの発生の有無を判定する異常判定部13と、を有している。交流抵抗周波数特性演算部12および異常判定部13は、制御装置10の制御基板10a内の基本回路10bに実装され、メモリ(RAM、ROM)やCPU、I/Oインターフェイス、ソフトウェア等を適宜組み合わせて実現される。
交流抵抗周波数特性演算部12は、本実施の形態において、交流電源5を制御して太陽電池パネル2に印加する交流電圧(入力電圧Vin)の電圧値および周波数を制御すると共に、太陽電池パネル2に印可した交流電圧(入力側交流電圧計9で測定した入力電圧Vin)と、出力側交流電圧計8で測定した出力電圧Voutと、交流電流計11で測定した交流電流Iとを基に、下式(1)
Z=(Vout−Vin)/I ・・・(1)
を用いて交流抵抗Zを演算することを周波数毎に繰り返し、太陽電池パネル2の交流抵抗の周波数特性を求めるよう構成される。なお、交流抵抗周波数特性演算部12は、交流抵抗の周波数特性を求めるようにのみ構成されてもよく、この場合、交流抵抗周波数特性演算部12とは別途に、交流電源を制御して太陽電池パネル2に印加する交流電圧の周波数を制御する制御部を設けるとよい。
異常判定部13は、交流抵抗周波数特性演算部12で求めた交流抵抗の周波数特性と、予め測定し記憶しておいた正常時(健全時)の交流抵抗の周波数特性とを比較して、太陽電池パネル2でのホットスポットの発生の有無を判定するように構成される。
正常時およびホットスポット発生時の交流抵抗の周波数特性の一例を図2に示す。図2に示すように、正常時(図示破線)と比較して、ホットスポット発生時(図示実線)には、周波数200〜400kHzに存在する交流抵抗の極小値がより小さくなり、また、極小値よりも小さい周波数(例えば10kHz付近の周波数)において交流抵抗値がより大きくなる。
そこで、本実施の形態では、異常判定部13を、以下の2つの条件を共に満たすときに、ホットスポットが発生したと判定するように構成した。
(条件1)交流抵抗周波数特性演算部12で求めた交流抵抗の周波数特性と正常時の交流抵抗の周波数特性の交流抵抗の極小値の乖離が所定の閾値(第1閾値という)以上である。
(条件2)極小値よりも低い所定の周波数(例えば10kHz付近の周波数)における交流抵抗値の乖離が所定の閾値(第2閾値という)以上である。
本実施の形態では、条件1,2における乖離を表すパラメータとして、交流抵抗値(極小値、または所定の周波数での交流抵抗値)の差の絶対値を用いた。ただし、これに限らず、条件1,2における乖離を表す値として、例えば交流抵抗値の比などを用いることも可能である。第1閾値、第2閾値は、予め適切な値に設定しておくとよい。
上述のように、条件1における交流抵抗の極小値は周波数200〜400kHzに存在し、条件2における極小値よりも低い所定の周波数は10kHz程度とすればよいので、交流抵抗の周波数特性を測定する際には、交流電源5が出力する交流電圧の周波数の最小周波数fminを10kHz程度、最大周波数fmaxを400kHz程度に設定し、fmin〜fmaxの範囲で交流電源5の周波数を変化させるように交流抵抗周波数特性演算部12を構成すればよい。
なお、本実施の形態では、条件1と条件2の両方を満たすとき(つまり条件1と条件2のアンド条件を満たしたとき)にホットスポットが発生したと判定するように異常判定部13を構成したが、これに限らず、条件1と条件2のどちらか一方のみを満たすとき(つまり条件1と条件2のオア条件を満たすとき)にホットスポットが発生したと判定するように異常判定部13を構成することも勿論可能である。
さらに、条件2を全く考慮せず条件1のみでホットスポットの発生を判定するように構成してもよいし、逆に、条件1を考慮せず条件2のみでホットスポットの発生を判定するように構成してもよい。なお、条件2のみでホットスポットの発生を判定する場合には、交流電源5として10kHz程度で周波数が固定のものを用いればよく、交流特性の周波数特性を求める必要がなくなるので、システムを簡素化でき低コスト化が可能になる。この場合、交流抵抗周波数特性演算部12に代えて、太陽電池パネル2に印可した交流電圧(入力電圧Vin)と交流電流計11で測定した交流電流Iとを基に、太陽電池パネル2の交流抵抗を求める交流抵抗演算部を備えるようにし、異常判定部13を、交流抵抗演算部で求めた交流抵抗と、予め測定しておいた正常時の所定の周波数での交流抵抗とを比較して、太陽電池パネル2でのホットスポットの発生の有無を判定するように構成すればよい。
また、本実施の形態では、入力側交流電圧計9で測定した入力電圧Vinを用いて交流抵抗を演算したが、これに限らず、交流電源5へ送信する指示値(電源制御信号の指示値)をそのまま入力電圧Vinとして用いて交流抵抗を演算するように、交流抵抗周波数特性演算部12を構成してもよい。この場合、入力側交流電圧計9は省略可能である。
警報手段20は、異常判定部13がホットスポットが発生したと判定したときに、警報を発するものである。
本実施の形態では、警報手段20は、異常判定部13から異常信号を受信すると、警告灯21を点灯してホットスポットが発生したことを管理者に知らせると共に、モニタ22にホットスポットが発生したことを表示し、これと同時期に、警報メール送信手段23により、管理者の携帯電話等に警報メールを送信して、ホットスポットが発生したことを通知するよう構成されている。
なお、ホットスポットの発生が問題となるのは発電時であるから、太陽電池パネルの異常検知装置1は、太陽電池パネル2が発電しているときにのみ動作するように構成される。太陽電池パネル2の発電時には、交流電源5から出力する交流電圧が太陽電池パネル2が発電する直流電圧に重畳される状態となるので、バイパスダイオード4は常に逆バイアスされた状態となり、バイパスダイオード4に電流は流れない。
次に、太陽電池パネルの異常検知装置1におけるホットスポットの発生を判定する際の制御フローを図3を用いて説明する。図3の制御フローは、例えば、太陽電池パネル2の発電時に、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
図3に示すように、ホットスポットの発生を判定する処理は、太陽電池パネル2の交流抵抗の周波数特性を求めるステップS1と、ステップS1で求めた交流抵抗の周波数特性を用いてホットスポットの発生を判定するステップS2と、に大きく分かれている。
ステップS1では、まず、ステップS11にて、交流抵抗周波数特性演算部12が、周波数fを最小周波数fmin(例えば10kHz)に設定し、ステップS12にて、交流電源5に電源制御信号を送信して、周波数fの交流電圧を太陽電池パネル2に印可する。その後、ステップS13にて、入力側交流電圧計9で入力電圧Vinを、出力側交流電圧計8で出力電圧Voutを、交流電流計11で交流電流Iを検出する。ステップS13にて検出された入力電圧Vin、出力電圧Vout、および交流電流Iは、入力端15から制御装置10に入力される。
その後、ステップS14にて、交流抵抗周波数特性演算部12が、上述の式(1)により交流抵抗を演算し、求めた交流抵抗を周波数と対応付けて記憶し、ステップS15に進む。ステップS15では、周波数fが最大周波数fmax(例えば400kHz)より大きいかを判断する。ステップS15でNOと判断されれば、ステップS16で周波数fを増加してステップS12に戻る。つまり、周波数fがfmaxより大きくなるまでステップS12〜14を繰り返す。ステップS16での周波数fの増加分をfaとすると、ステップS12〜S15をn回繰り返したときの周波数fは、f=fmin+fa×nとなり、fminからfmaxまで間のfaごとの周波数fで交流抵抗が得られ、交流抵抗の周波数特性が得られることになる。ステップS15でYESと判断された場合、つまりfmin〜fmaxの周波数範囲で交流抵抗を求め終わった場合には、ステップS2に進む。
ステップS2では、まず、ステップS21にて、異常判定部13が、上述の条件1を満たすか否かを判断する。具体的には、測定した交流抵抗の極小値と、予め測定しておいた正常時の交流抵抗の極小値の差の絶対値が、第1閾値より大きいかを判定する。ステップS21でNOと判断された場合、ステップS25にて、異常判定部13がホットスポットが発生していないと判定し、処理を終了する。
ステップS21でYESと判断された場合、ステップS22にて、異常判定部13が、上述の条件2を満たすか否かを判断する。具体的には、測定した所定の周波数(最小値よりも低い周波数、ここでは10kHzとしている)での交流抵抗値と、予め測定しておいた正常時の所定の周波数での交流抵抗の差の絶対値が、第2閾値より大きいかを判定する。ステップS22でNOと判断された場合、ステップS25にて、異常判定部13が、太陽電池パネル2にホットスポットが発生していないと判定し、処理を終了する。
ステップS22でYESと判断された場合、すなわち、上述の条件1と条件2の両方を満たす場合には、ステップS23にて、異常判定部13が、太陽電池パネル2にホットスポットが発生したと判定し、ステップS24にて、警報手段20に異常信号を送信した後、処理を終了する。
本実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態に係る太陽電池パネルの異常検知装置1では、太陽電池パネル2に交流電圧を印加する周波数可変の交流電源5と、太陽電池パネル2に流れる交流電流を測定する電流測定手段としての交流電流計11と、太陽電池パネル2に印可した交流電圧と交流電流計11で測定した交流電流とを基に、太陽電池パネル2の交流抵抗の周波数特性を求める交流抵抗周波数特性演算部12と、交流抵抗周波数特性演算部12で求めた交流抵抗の周波数特性と、予め測定しておいた正常時の交流抵抗の周波数特性とを比較して、太陽電池パネル2でのホットスポットの発生の有無を判定する異常判定部13と、を備えている。
従来のように赤外線カメラを用いる場合、赤外線カメラの影がホットスポット発生の原因となることから、ホットスポットの発生を常時監視することができなかったが、本発明によれば、太陽電池パネル2の電気特性(交流抵抗)をモニタすることでホットスポットの発生を監視するため、ホットスポットの発生を常時監視することが可能になる。よって、ホットスポットの発生を速やかに検知することが可能になり。ホットスポットの検知が遅れてセルの損傷を引き起こしてしまうことがなくなる。
また、従来用いていた赤外線カメラは高価であり、システム全体が高コストとなっていたが、本発明では、高価な赤外線カメラを使用せず、安価な交流電源5、交流電圧計8,9、交流電流計11を用いてシステム構成しているため、低コストである。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、1つの太陽電池パネル2におけるホットスポットの発生を検知する場合について説明したが、複数の太陽電池パネル2を直列に接続した太陽電池モジュールにおけるホットスポットの発生を検知することも可能である。この場合、太陽電池モジュール全体における正極側に交流電源5と入力側交流電圧計9を設け、負極側に電圧測定手段6と交流電流計11を設けるとよい。このように構成することで、太陽電池モジュールを構成する太陽電池パネルのうち、いずれかの太陽電池パネル2でホットスポットが発生したときに、そのホットスポットの発生を検知することが可能になる。
さらに、太陽電池モジュールを構成する各太陽電池パネル2に、各太陽電池パネル2での電圧降下を測定する手段を設けておけば、各太陽電池パネル2の交流抵抗を監視し、どの太陽電池パネル2でホットスポットが発生しているかを判定することも可能になる。この場合、交流電源5や交流電流計11については、各太陽電池パネル2で共通に用いることが可能である。
1 太陽電池パネルの異常検知装置
2 太陽電池パネル
3 太陽電池パネル本体
4 バイパスダイオード
5 交流電源
6 電圧測定手段
7 検出抵抗
8 出力側交流電圧計
9 入力側交流電圧計
10 制御装置
11 交流電流計(電流測定手段)
12 交流抵抗周波数特性演算部
13 異常判定部

Claims (2)

  1. 太陽電池パネルでのホットスポットの発生を検知する太陽電池パネルの異常検知装置であって、
    前記太陽電池パネルに交流電圧を印加する周波数可変の交流電源と、
    前記太陽電池パネルに流れる交流電流を測定する電流測定手段と、
    前記太陽電池パネルに印可した交流電圧と前記電流測定手段で測定した交流電流とを基に、前記太陽電池パネルの交流抵抗の周波数特性を求める交流抵抗周波数特性演算部と、
    前記交流抵抗周波数特性演算部で求めた交流抵抗の周波数特性と、予め測定しておいた正常時の交流抵抗の周波数特性とを比較して、前記太陽電池パネルでのホットスポットの発生の有無を判定する異常判定部と、
    を備え
    前記異常判定部は、前記交流抵抗周波数特性演算部で求めた交流抵抗の周波数特性と前記正常時の交流抵抗の周波数特性の交流抵抗の極小値の乖離が所定の閾値以上であり、かつ、極小値よりも低い所定の周波数における交流抵抗値の乖離が所定の閾値以上であるときに、ホットスポットが発生したと判定するように構成される
    ことを特徴とする太陽電池パネルの異常検知装置。
  2. 前記太陽電池パネルが発電しているときにのみ動作するように構成される
    請求項1に記載の太陽電池パネルの異常検知装置。
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