JP5712576B2 - 車両の制御装置および車両の制御方法 - Google Patents

車両の制御装置および車両の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5712576B2
JP5712576B2 JP2010264905A JP2010264905A JP5712576B2 JP 5712576 B2 JP5712576 B2 JP 5712576B2 JP 2010264905 A JP2010264905 A JP 2010264905A JP 2010264905 A JP2010264905 A JP 2010264905A JP 5712576 B2 JP5712576 B2 JP 5712576B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
mode
accelerator
sub
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010264905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012117377A (ja
Inventor
耕司 鉾井
耕司 鉾井
丈浩 古賀
丈浩 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010264905A priority Critical patent/JP5712576B2/ja
Publication of JP2012117377A publication Critical patent/JP2012117377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5712576B2 publication Critical patent/JP5712576B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

この発明は、車両の制御装置および車両の制御方法に関し、特にアクセルポジションセンサの出力に応じて駆動力が制御される車両の制御装置および制御方法に関する。
特開2008−88885号公報(特許文献1)は、エンジン制御システムの異常検出時の安全性を向上させた内燃機関の制御装置を開示する。この制御装置は、異常検出時に、その異常の度合や内容に応じて、異常なセンサの出力の使用禁止、使用するセンサの切換、ブレーキ状態に応じたアクセル操作量の補正、スロットル開度の変化速度または変化量の制限、スロットル開度の固定、燃料カット、リセット要求信号の出力等のフェールセーフ処理を段階的に実行するようにして必要な最小限のフェールセーフ処理を実行するものである。
特開2008−88885号公報 特開2004−44475号公報 特開2004−27985号公報
上記特開2008−88885号公報には、アクセル関連処理としてメインアクセルセンサとサブアクセルセンサを用いてアクセル開度を決定することが記載されている。この内燃機関の制御装置は、メインアクセルセンサが正常である場合にはアクセル操作量をメインアクセルセンサ検出値に基づいて設定し、メインアクセルセンサが異常でかつサブアクセルセンサが正常である場合にはサブアクセルセンサの検出値に基づいてアクセル操作量を決定する。
しかし、メインアクセルセンサおよびサブアクセルセンサが両方故障する場合もありうる。このような場合も適切に退避走行ができることが望ましい。
この発明の目的は、アクセルポジションセンサに故障が生じた場合に走行状態に応じた適切な退避走行を可能とする車両の制御装置および車両の制御方法を提供することである。
この発明は、要約すると、車両の制御装置であって、車両状態を検出する状態検出センサと、メインセンサとサブセンサとを含んだアクセルポジションセンサと、メインセンサの出力とサブセンサの出力とに基づいて、エンジンの制御に用いるアクセル開度を算出する制御部とを備える。制御部は、メインセンサに故障が発生した場合に、状態検出センサによって検出された車両状態が第1の状態であるときには、第1のモードに車両の動作モードを設定する。制御部は、メインセンサに故障が発生した場合に、サブセンサが正常であれば第1のモードに動作モードを設定し、メインセンサに故障が発生した場合に、状態検出センサによって検出された車両状態が第2の状態であるときには、サブセンサが異常であれば第2のモードに動作モードを設定する。第1のモードは、アクセル開度の最大値を第1の値に制限するモードであり、第2のモードは、アクセル開度の最大値を第1の値よりも小さい第2の値に制限するモードである。
好ましくは、状態検出センサは、車速センサを含み、第1の状態は、車速がしきい値よりも高い状態であり、第2の状態は、車速がしきい値よりも低い状態である。
より好ましくは、制御部は、第2のモードにおいてアクセル開度の最大値を第2の値に制限するとともに車速が一定の速度を維持するようにアクセル開度を決定する。
さらに好ましくは、制御部は、第1のモードにおいてアクセル開度の最大値を第1の値に制限するとともにサブセンサの出力に基づいてアクセル開度を決定する。
好ましくは、状態検出センサは、ストップランプスイッチを含む。第1の状態は、ストップランプスイッチがオフである状態であり、第2の状態は、ストップランプスイッチがオンである状態である。
この発明は、他の局面では、車両の制御方法であって、車両は、車両状態を検出する状態検出センサと、メインセンサとサブセンサとを含んだアクセルポジションセンサとを含み、制御方法は、メインセンサに故障が発生した場合に、状態検出センサによって検出された車両状態が第1の状態であるときには、第1のモードに車両の動作モードを設定するステップと、メインセンサに故障が発生した場合に、サブセンサが正常であれば第1のモードに動作モードを設定するステップと、メインセンサに故障が発生した場合に、状態検出センサによって検出された車両状態が第2の状態であるときには、サブセンサが異常であれば第2のモードに動作モードを設定するステップとを備える。第1のモードは、エンジンの制御に用いるアクセル開度の最大値を第1の値に制限するモードであり、第2のモードは、アクセル開度の最大値を第1の値よりも小さい第2の値に制限するモードである。
本発明によれば、アクセルポジションセンサに故障が発生したときの車両状態に応じた退避走行が可能となる。
本実施の形態のハイブリッド自動車100の全体ブロック図である。 図1のアクセルポジションセンサ38の構成を示す図である。 ホール素子の動作を説明するための図である。 アクセルペダルオン時の磁石とホール素子の関係を示した図である。 アクセルペダルオフ時の磁石とホール素子との関係を示した図である。 アクセルポジションセンサの出力特性を示した図である。 メインセンサ、サブセンサおよび車速またはブレーキによってどのようにモードが決定されるかを示す図である。 本実施の形態において動作モードを決定する制御を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態の制御が行なわれた事例の一例を紹介するための動作波形図である。
本発明について以下図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態のハイブリッド自動車100の全体ブロック図である。なお、本発明は、アクセルペダル等の操作部材の操作量をセンサで読み取って制御装置に入力する構成を有する車両であれば適用が可能であり、内燃機関のエンジンを搭載した従来の車両や、内燃機関とモータを併用するハイブリッド車両や、モータのみ搭載する電気自動車、燃料電池自動車等のいずれにも適用が可能である。ここでは、一例としてハイブリッド自動車についての実施の形態を示す。
図1を参照して、ハイブリッド自動車100は、エンジン24と、モータMG2と、ジェネレータMG1と、プラネタリギヤ18と、減速ギヤ22と、動力取出ギヤ20と、動力伝達ギヤ12とディファレンシャルギヤ14と、駆動軸15L,15Rと、駆動輪16L,16Rとを含む。
プラネタリギヤ18は、エンジンのクランクシャフトと同軸のキャリア軸に軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸に結合されたサンギヤと、キャリア軸と同軸上に配置されたリングギヤ軸に結合されたリングギヤと、サンギヤ軸とリングギヤとの間に配置されサンギヤの外周を自転しながら公転する複数のプラネタリピニオンギヤと、キャリア軸の端部に結合され各プラネタリピニオンギヤの回転軸を支持するプラネタリキャリアとを含んで構成される。プラネタリギヤのリングギヤは動力取出ギヤ20に結合されている。
減速ギヤ22は、プラネタリキャリアがギヤケースに固定されたプラネタリギヤであり、サンギヤがモータMG2に結合されリングギヤが動力取出ギヤ20に結合されている。減速ギヤ22によって高速回転のモータMG2の回転数が減速されて動力取出ギヤ20に伝達される。
ハイブリッド自動車100は、さらに、ジェネレータMG1を駆動するためのインバータINV1と、モータMG2を駆動するためのインバータINV2と、インバータINV1,INV2を制御するMGECU42と、インバータINV1,INV2に電力を供給するためのHVバッテリ10とを含む。
ハイブリッド自動車100は、さらに、シフトレバー11を含む。シフトレバー11によって運転者はドライブ、パーキング等の所望のシフトレンジをHVECU40に設定することができる。
ハイブリッド自動車100は、さらに、ブレーキペダル32と、ストップランプスイッチ34と、ブレーキシステム46と、ブレーキシステム46を制御するECBECU44とを含む。ECBECU44は、ブレーキペダル32とストップランプスイッチ34から与えられる信号およびHVECU40からの制御信号に応じてブレーキシステム46を制御する。
ハイブリッド自動車100は、さらに、アクセルペダル36と、アクセルポジションセンサ38と、エンジン24を制御するEFIECU48と、車速センサ39と、アクセルポジションセンサや車速センサ等のセンサからの各種信号を受けて、MGECU42、ECBECU44およびEFIECU48に指令を送るHVECU40とを含む。なお、HVECU40、MGECU42、ECBECU44およびEFIECU48は、1つのECUにまとめられていても良く、4つでない他の数に分割された構成であっても良い。
アクセルペダル36、ブレーキペダル32は、ユーザが加減速の意志を入力するための操作部材である。
アクセルペダル36の操作量はアクセルポジションセンサ38によって検出される。アクセルポジションセンサは、後に説明するようにメインセンサ52Mとサブセンサ52Sとを含む。この2つのセンサからの出力がHVECU40に与えられる。HVECU40は、ストップランプスイッチ34、アクセルポジションセンサ38および車速センサ39の各々の出力を受け、これに対応する制御信号をMGECU42、EFIECU48およびECBECU44に出力する。
図2は、図1のアクセルポジションセンサ38の構成を示す図である。なお、理解の容易のため、アクセルポジションセンサに接続されるHVECU40の関連部分も図2に示されている。
図2を参照して、アクセルポジションセンサ38は、アクセルペダルの操作に応じて回転するように構成された支持部材に取付けられた磁石50N,50Sと、メインアクセルセンサ52Mと、サブアクセルセンサ52Sとを含む。メインアクセルセンサ52Mは、電源電圧が与えられる端子VCP1と、HVECU内部で抵抗によって接続される端子VPA1,EP1とを含む。サブアクセルセンサ52Sは、電源電圧が与えられる端子VCP2と、HVECU40の内部で抵抗によって接続される端子VPA2,EP2とを含む。メインアクセルセンサ52Mおよびサブアクセルセンサ52Sとしては、例えばホール素子を用いることができる。
図3は、ホール素子の動作を説明するための図である。
図3を参照して、電源電圧がVCP1,VCP2に与えられるので、印加電流がVCP1,VCP2から対応の端子EP1,EP2に向けて流れる。このときホール素子に磁界が加わると、端子EP1,EP2と端子VPA1,VPA2との間に起電力が生じる。
図4はアクセルペダルオン時の磁石とホール素子の関係を示した図である。
図5は、アクセルペダルオフ時の磁石とホール素子との関係を示した図である。
図4に示すように、アクセルペダルオン時には、磁石50Nから磁石50Sに向かう磁界がホール素子に対して直角に交わる。このときの磁界の強さが矢印の長さで示されている。一方図5に示すように、アクセルペダルオフ時には、磁石50Nから磁石50Sに向かう磁界がホール素子に対して斜めに入射するのでホール素子に直交する磁界の成分は小さくなる。このときの磁界の強さが矢印の長さで示されているが、図4と比較すると矢印が短くなっている。
したがって、アクセルペダルオフ時にホール素子に加わる磁界の強さはアクセルペダルオン時よりも小さくなる。実際は、アクセルペダルの操作量に応じて磁石のホール素子に対する回転角も変化する。このためアクセルペダルの操作量が大きいほど強い磁界がホール素子52に与えられるため、起電力もアクセルペダルの操作度合に応じて増加する。
図6は、アクセルポジションセンサの出力特性を示した図である。
図6において、横軸には、アクセルセンサ角度が示され、縦軸にはセンサ電圧出力が示されている。図6には、図2のメインアクセルセンサ52Mからの出力VPA1とサブアクセルセンサ52Sからの出力VPA2とが示されている。メインアクセルセンサの出力VPA1に対してサブアクセルセンサの出力VPA2は電圧が高い方にオフセットが設けられている。アクセルセンサ角度が0°〜θ1までの間は、出力VPA1の電圧は電圧VPA1MINの一定電圧であり、出力VPA2の電圧は電圧VPA2MINの一定電圧である。
アクセルセンサ角度がθ2〜全開までの間は、メインアクセルセンサの出力VPA1は電圧VPA1MAXの一定電圧であり、出力VPA2の電圧は電圧VPA2MAXの一定電圧である。そしてアクセルセンサ角度がθ1〜θ2の間は、出力VPA1およびVPA2はリニアに変化し、2つのセンサの出力の傾きは同じ傾きである。
図7は、メインセンサ、サブセンサおよび車速またはブレーキによってどのようにモードが決定されるかを示す図である。
図6、図7を参照して、アクセルセンサの故障検出は、しきい値VH,VLによって行なわれる。しきい値VL〜VHの間にセンサ電圧出力があれば、アクセルセンサはハイ(high)固定、ロウ(low)固定の故障を起こしていない。
ただし、サブアクセルセンサのハイ(high)固定の故障検出は、誤検出防止のため、メインアクセルセンサが異常な場合に限られている。これは、アクセルペダルを思い切り踏みつけると、出力VPA2が、ハイ(high)側異常しきい値VHを超えることが考えられるからである。そこで、メインアクセルセンサの故障が確定した場合に限定して、サブアクセルセンサの異常判定を行なう。
メインアクセルセンサが故障した場合には、サブアクセルセンサを用いるが、アクセル開度の上限を25%とし、サブアクセルセンサの開度変化が緩やかになるような制限を加え(例えば1より小さい係数を乗じて)、アクセルフェールモードを実施している。
すなわち「アクセルフェールモード」とは、サブアクセルセンサの示す開度の変化を緩やかにするとともに、さらにアクセル開度の上限を25%に制限する動作モードである。
メインアクセルセンサが故障中であり、かつサブアクセルセンサも故障しているときには、アクセルレスモードに移行する。「アクセルレスモード」とは、車速をたとえば15km/h程度の低速に維持するようにアクセル開度を調整する動作モードであり、かつアクセル開度の上限は10%に制限されている動作モードである。
しかしながら、高速走行中にアクセルセンサの故障が発生しアクセルレスモードに移行すると、著しく走行性能が損なわれることになる。このため高速道路で退避走行をする場合には、不便である。
したがって、HVECU49は、車速センサ39で検出された車速に応じていずれのモードに遷移するかを決定する。つまり車速が高いときにはサブアクセルセンサのハイ側固定故障の検出を行なわずに車速を高速に維持できるように制御を行なう。また車速が低い場合や、ブレーキが踏まれた場合には、サブアクセルセンサのハイ側固定故障を検出した場合にはアクセルレスモードに動作モードを移行させる。
図7を参照して、メインアクセルセンサの状態が正常であれば、サブアクセルセンサの状態が正常であった場合も異常であった場合もメインアクセルセンサの出力に応じてアクセル開度が決定される正常モードに動作モードが設定される。
メインアクセルセンサの状態が異常であり、かつサブアクセルセンサの状態が正常であった場合には、車速およびブレーキの状態に拘らず動作モードはアクセルフェールモードに設定される。この場合は、サブアクセルセンサ出力が用いられるが、上限値が制限され開度変化が緩やかになるように制限された状態でアクセル開度が設定される。
また、メインアクセルセンサが異常であった場合であって、車速が高速であるかまたはブレーキがオフ状態であったときには、動作モードはアクセルフェールモードに設定される。これにより、サブアクセルセンサがハイ(high)固定故障を生じていたとしてもアクセル開度は最大25%に制限される。
そしてこのとき車速が低速に下がってきた場合やまたはブレーキが踏まれた場合には、サブアクセルセンサの状態が異常であることが確定し動作モードはアクセルフェールモードからアクセルレスモードに遷移する。これにより、車速は低速(たとえば15km/h)に保たれた状態で退避走行を行なうことになる。
図8は、本実施の形態において動作モードを決定する制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、所定のメインルーチンから一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとに呼び出されて実行される。
図8を参照して、まず処理が開始されると、ステップS1においてサブアクセルセンサの電圧値が図6の正常範囲VL〜VHの外であるか否かが判断される。ステップS1においてサブアクセルセンサの電圧値が正常範囲外ではなかった場合には、ステップS2に処理が進みサブアクセルセンサの出力は正常であると判断される。この場合には、ステップS8においてメインアクセルセンサの故障確定していた場合にステップS9において動作モードがアクセルフェールモードに設定される。ステップS8においてメインアクセルセンサの故障が確定していなければ、ステップS10に処理が進み動作モードは変更されない。メインアクセルセンサが正常であるので動作モードは正常モードのままである。
一方ステップS1において、サブアクセルセンサの電圧値が正常範囲外すなわち電圧VLより下かまたは電圧VHよりも上であった場合には、ステップS3に処理が進む。
ステップS3では、メインアクセルセンサの電圧値が図6の正常範囲VL〜VHの外であるか否かが判断される。
ステップS3においてメインアクセルセンサの電圧値が正常範囲外であった場合には、ステップS4に処理が進む。ステップS4においては、メインアクセルセンサの故障が確定したか否かが判断される。たとえば、図8のフローチャートが複数回実行され、ステップS3においてメインアクセルセンサの電圧値が正常範囲外であることが、複数回検出された場合にメイン側の故障が確定したと判断される。ステップS4においてメインアクセルセンサの故障が確定していない場合には、ステップS10に処理が進み、制御はメインルーチンに移され再び所定の条件が成立した場合に図8の処理が実行される。
一方ステップS4においてメインアクセルセンサの故障が確定したと判断された場合には、ステップS5に処理が進む。ステップS5では、車速が所定のしきい値よりも低いかまたはブレーキペダルがON状態に操作されたか否かが判断される。これにより、車速が低い場合にアクセルフェールモードに移行しないようにしている。
ステップS5において、車速が所定値よりも低い場合にもブレーキがオンされている場合にも該当しない場合には、ステップS9に処理が進み動作モードがアクセルフェールモードに設定される。一方ステップS5において車速が所定値よりも低いかまたはブレーキがオン状態に操作されたかのいずれかが成立している場合には、ステップS6に処理が進みサブアクセルセンサの異常が確定される。
また、ステップS3においてメインアクセルセンサの電圧値が正常範囲外ではなかった場合にも、ステップS6に処理が進む。
そして、ステップS6に続いてステップS7に処理が進み動作モードがアクセルレスモードに設定される。ステップS7またはステップS9において動作モードが決定した後には、ステップS10に処理が進み制御はメインルーチンに移される。
図9は、本実施の形態の制御が行なわれた事例の一例を紹介するための動作波形図である。
図9を参照して、まず時刻t1において配線が断線したことに応じてメインアクセルセンサの電圧VPA1が低い電圧に変化する。すると、時刻t2においてメインアクセルセンサの故障が確定するフラグがオフ状態からオン状態に変化する。これに応じてアクセルフェールモードがオフ状態からオン状態に変化する。続いて時刻t3においてサブアクセルセンサの電圧が、ハイ側固定故障が生じることにより電圧が高い方に変化している。その後時刻t4以降車速は徐々に低下している。ここで時刻t5においてブレーキがオフ状態からオン状態に変化したことに応じてサブアクセルセンサの異常確定フラグがオン状態に変化する。そしてその後アクセルフェールモードがオン状態からオフ状態に変化し、その代わりにアクセルレスモードがオフ状態からオン状態に変化する。
従来、サブアクセルセンサの故障検出は、誤検出回避のため、メインアクセルセンサが正常である場合に限って行なっていた。本実施の形態では、メインアクセルセンサが故障確定した後にサブアクセルセンサのハイ側固定故障(グラウンド断線故障)を検出し、低車速の場合にはアクセルフェールモードから、アクセルレスモードに移行させる。アクセルフェールモードでは、サブアクセルセンサの特性の傾きを緩やかにするとともに、上限を25%にしている。これに対してアクセルレスモードは、上限を10%としつつ、車速を低速(たとえば15km/h)に制御する。車速が低速である時は、アクセルレスモードの方が有利である。
一方車速が高速である時は、アクセルフェールモードで走行する方が走行性能的に有利である。そこで、本実施の形態においては、車速で検出方法およびモード設定方法を切換えたり、ブレーキが踏まれた場合には減速の意志ありとしてサブセンサのハイ側故障検出をブレーキオン時に限定したりした。
最後に、再び図1等を参照して本実施の形態について総括する。ハイブリッド自動車100の制御装置は、車両状態を検出する状態検出センサと、メインセンサ52Mとサブセンサ52Sとを含んだアクセルポジションセンサ38と、メインセンサ52Mの出力とサブセンサ52Sの出力とに基づいて、エンジンの制御に用いるアクセル開度を算出するHVECU40とを備える。HVECU40は、メインセンサに故障が発生した場合に、状態検出センサ(車速センサ39またはストップランプスイッチ34など)によって検出された車両状態が第1の状態であるときには、第1のモード(アクセルフェールモード)に動作モードを設定する。HVECU40は、メインセンサ52Mに故障が発生した場合に、サブセンサ52Sが正常であれば第1のモード(アクセルフェールモード)に動作モードを設定し、メインセンサ52Mに故障が発生した場合に、状態検出センサによって検出された車両状態が第2の状態であるときには、サブセンサ52Sが異常であれば第2のモード(アクセルレスモード)に動作モードを設定する。第1のモード(アクセルフェールモード)は、アクセル開度の最大値を第1の値(例えば25%)に制限するモードである。第2のモード(アクセルレスモード)は、アクセル開度の最大値を第1の値よりも小さい第2の値(例えば10%)に制限するモードである。
好ましくは、状態検出センサは、車速センサ39を含み、第1の状態は、車速がしきい値よりも高い状態(図7に高速と記載)であり、第2の状態は、車速がしきい値よりも低い状態(図7に低速と記載)である。
より好ましくは、HVECU40は、第2のモード(アクセルレスモード)においてアクセル開度の最大値を第2の値(たとえば10%)に制限するとともに車速が一定の速度(たとえば15km/h)を維持するようにアクセル開度を決定する。
さらに好ましくは、HVECU40は、第1のモード(アクセルフェールモード)においてアクセル開度の最大値を第1の値(例えば、25%)に制限するとともにサブセンサ52Sの出力に基づいてアクセル開度を決定する。
好ましくは、状態検出センサは、ストップランプスイッチ34を含む。図7に示されるように、第1の状態は、ストップランプスイッチ34がオフである状態であり、第2の状態は、ストップランプスイッチ34がオンである状態である。
すなわち、メインセンサ52Mが異常で、かつストップランプスイッチ34がオフである状態では、動作モードはアクセルフェールモードに設定される。メインセンサ52Mが異常で、かつストップランプスイッチ34がオンである状態では、サブセンサ52Sが異常であればアクセルレスモードとなるが、サブセンサ52Sが正常であればアクセルフェールモードとなる。
この発明は、他の局面では、車両の制御方法である。ハイブリッド自動車100は、車両状態を検出する状態検出センサ(車速センサ39またはストップランプスイッチ34など)と、メインセンサ52Mとサブセンサ52Sとを含んだアクセルポジションセンサ38とを含む。制御方法は、メインセンサに故障が発生した場合に(S3でYESかつS4でYES)、状態検出センサによって検出された車両状態が第1の状態であるときには(S5でNO)、第1のモードに移行するステップ(S9)と、メインセンサに故障が発生した場合に、状態検出センサによって検出された車両状態が第2の状態であるときには、サブセンサ52Sが異常であれば第2のモードに動作モードを設定するステップ(S7)とを備える。第1のモード(アクセルフェールモード)は、アクセル開度の最大値を第1の値(例えば25%)に制限するモードである。第2のモード(アクセルレスモード)は、アクセル開度の最大値を第1の値よりも小さい第2の値(例えば10%)に制限するモードである。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
12 動力伝達ギヤ、14 ディファレンシャルギヤ、15L,15R 駆動軸、16L,16R 駆動輪、18 プラネタリギヤ、20 動力取出ギヤ、22 減速ギヤ、24 エンジン、32 ブレーキペダル、34 ストップランプスイッチ、36 アクセルペダル、38 アクセルポジションセンサ、39 車速センサ、46 ブレーキシステム、50N,50S,50N,50S 磁石、52 ホール素子、52M メインアクセルセンサ、52S サブアクセルセンサ、100 ハイブリッド自動車、INV1,INV2 インバータ、MG1 ジェネレータ、MG2 モータ。

Claims (6)

  1. 車速センサと
    インセンサとサブセンサとを含んだアクセルポジションセンサと、
    前記メインセンサの出力と前記サブセンサの出力とに基づいて、エンジンの制御に用いるアクセル開度を算出する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記メインセンサに故障が発生した場合に、車速がしきい値よりも高いときには、第1のモードに車両の動作モードを設定し、
    前記制御部は、前記メインセンサに故障が発生した場合に、前記サブセンサが正常であれば前記第1のモードに前記動作モードを設定し、前記メインセンサに故障が発生した場合に、前記車速が前記しきい値よりも低いときには、前記サブセンサが異常であれば第2のモードに前記動作モードを設定し、
    前記第1のモードは、前記アクセル開度の最大値を第1の値に制限するモードであり、
    前記第2のモードは、前記アクセル開度の最大値を前記第1の値よりも小さい第2の値に制限するモードである、車両の制御装置。
  2. 前記制御部は、前記メインセンサが正常である場合には、前記サブセンサが正常であるか異常であるかに関わらず、前記メインセンサの出力に基づいて前記アクセル開度を決定し、
    前記制御部は、前記サブセンサの出力電圧がハイ側故障判定値を超えると前記サブセンサが異常であると判定するとともに、前記メインセンサの出力電圧が前記ハイ側故障判定値を超えると前記メインセンサが異常であると判定し、
    前記サブセンサの出力最大電圧は、前記メインセンサの出力最大電圧よりも高くなるように設計される、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第2のモードにおいて前記アクセル開度の最大値を前記第2の値に制限するとともに車速が一定の速度を維持するように前記アクセル開度を決定する、請求項1または2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1のモードにおいて前記アクセル開度の最大値を前記第1の値に
    制限するとともに前記サブセンサの出力に基づいて前記アクセル開度を決定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の制御装置。
  5. ストップランプスイッチをさらに備え、
    前記制御部は、前記メインセンサに故障が発生した場合に、前記ストップランプスイッチがオフのときには、前記第1のモードに車両の動作モードを設定し、
    前記制御部は、前記メインセンサに故障が発生した場合に、前記ストップランプスイッチがオンのときには、前記サブセンサが異常であれば前記第2のモードに前記動作モードを設定する、請求項1に記載の車両の制御装置。
  6. 車両の制御方法であって、前記車両は、車速センサと、メインセンサとサブセンサとを含んだアクセルポジションセンサとを含み、
    前記制御方法は、
    前記メインセンサに故障が発生した場合に、車速がしきい値よりも高いときには、第1のモードに車両の動作モードを設定するステップと、
    前記メインセンサに故障が発生した場合に、前記サブセンサが正常であれば前記第1のモードに前記動作モードを設定するステップと、
    前記メインセンサに故障が発生した場合に、前記車速が前記しきい値よりも低いときには、前記サブセンサが異常であれば第2のモードに前記動作モードを設定するステップとを備え、
    前記第1のモードは、エンジンの制御に用いるアクセル開度の最大値を第1の値に制限するモードであり、
    前記第2のモードは、前記アクセル開度の最大値を前記第1の値よりも小さい第2の値に制限するモードである、車両の制御方法。
JP2010264905A 2010-11-29 2010-11-29 車両の制御装置および車両の制御方法 Active JP5712576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010264905A JP5712576B2 (ja) 2010-11-29 2010-11-29 車両の制御装置および車両の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010264905A JP5712576B2 (ja) 2010-11-29 2010-11-29 車両の制御装置および車両の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012117377A JP2012117377A (ja) 2012-06-21
JP5712576B2 true JP5712576B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=46500523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010264905A Active JP5712576B2 (ja) 2010-11-29 2010-11-29 車両の制御装置および車両の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5712576B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6052498B2 (ja) 2012-12-11 2016-12-27 三菱自動車工業株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP6783696B2 (ja) 2017-04-12 2020-11-11 トヨタ自動車株式会社 自動車
JP7062962B2 (ja) * 2018-01-15 2022-05-09 トヨタ自動車株式会社 自動車
JP7069735B2 (ja) 2018-01-15 2022-05-18 トヨタ自動車株式会社 自動車
KR102244759B1 (ko) * 2019-10-07 2021-04-28 (주)오토노머스에이투지 분할 제어에 기반하여 자율주행자동차의 안정성을 향상시키기 위한 방법 및 이를 이용한 시스템
JP7495792B2 (ja) * 2020-02-14 2024-06-05 東洋電装株式会社 ポジションセンサ及びポジション検出方法
KR102261467B1 (ko) * 2020-07-13 2021-06-04 최재영 차량 급발진 방지 수단을 포함하는 전자식 가속 장치 및 이를 이용한 급발진 방지 방법

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0599058A (ja) * 1991-10-02 1993-04-20 Nippondenso Co Ltd 車載用制御装置
JP3463463B2 (ja) * 1996-06-28 2003-11-05 株式会社デンソー センサの異常診断装置
JPH11148396A (ja) * 1997-11-17 1999-06-02 Nissan Motor Co Ltd 車両走行制御装置
JP4118403B2 (ja) * 1998-08-05 2008-07-16 株式会社日立製作所 電制スロットル式内燃機関のフェイルセーフ制御装置
JP3794216B2 (ja) * 1999-08-27 2006-07-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のスロットル制御装置
JP4753085B2 (ja) * 2006-10-02 2011-08-17 株式会社デンソー 内燃機関の制御装置
JP2010038051A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Denso Corp 車載動力発生装置のトルク制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012117377A (ja) 2012-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5712576B2 (ja) 車両の制御装置および車両の制御方法
JP4175415B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP4965363B2 (ja) 車両およびその制御方法並びに駆動装置
JP4267612B2 (ja) 駆動装置およびこれを搭載する自動車並びに駆動装置の制御方法
US9457790B2 (en) Power transmission device
JP4337861B2 (ja) 運転制御装置および運転制御方法
JP2005153691A (ja) 車両の駆動機構
CN103079934A (zh) 电动机驱动车辆的转向系统
US11440534B2 (en) Control device of vehicle
JP2008068704A (ja) 車両の駆動源制御装置
JP5330844B2 (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法並びに駆動装置
JP2010241243A (ja) ハイブリッド自動車およびその報知制御方法
CN113002526A (zh) 车辆的控制装置
US9273777B2 (en) Vehicle control apparatus
JP2016210359A (ja) 四輪駆動車両の制御装置
JP2013159158A (ja) 車両
JP2008283836A (ja) 車両
JP2011200036A (ja) 左右独立駆動車両における電動機の制御装置
JP6614052B2 (ja) 自動車
JP2021123204A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2019115231A (ja) 電動車両
JP6750359B2 (ja) 自動車
JP6740763B2 (ja) 自動車
JP6575364B2 (ja) 自動車
JP5359828B2 (ja) ハイブリッド自動車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150223

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5712576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151