JP5710986B2 - 建物の換気口用シール部材及び建物の換気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に設けられる換気口用シール部材及び建物の換気構造に関するものである。
従来から、建物の換気構造としては、壁を貫通する換気口を形成し、この換気口に換気パイプを挿入し、この換気パイプを介して建物内の空気を外部へ排出したり、外部の空気を建物内に取り込んだりするものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。換気パイプにおける建物外の端部には、雨水等が換気パイプ内へ浸入するのを抑制するためのフード等が取り付けられている。
特開2003−90572号公報 特開2010−32084号公報
ところが、特許文献1、2のように建物の壁に換気口を形成して換気パイプを挿入する場合には、雨水等の換気パイプ内への浸入はフード等によって抑制できるものの、換気パイプと壁の換気口の内周面との間からの建物内への水の浸入をどのようにして抑制するかが問題となる。
すなわち、建物の壁の外面には、例えば台風時に雨が叩きつけられたり、壁を洗浄する際の水が付着したりすることがある。壁の外面に付着した水は、壁の換気口の内周面と換気パイプとの間から建物内に浸入しようとする。
そこで、換気パイプと換気口の内周面との間にシール部材を設けることが考えられるが、高いシール性を長期間に亘り、かつ、安定して確保するのは困難である。さらに、換気パイプやシール部材には、製造上の公差範囲内で形状のばらつきが発生するとともに、壁の換気口の径についても、施工者や施工器具等によるばらつきが発生することがある。例えば、換気口が設計値よりも大きくなってしまい、かつ、換気パイプの外径が公差範囲内の下限値となった場合には、換気口と換気パイプとの隙間が広くなり、シール性を十分に確保できなくなることが考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、換気パイプや換気口の大きさにばらつきが生じても、高いシール性を長期間に亘り、かつ、安定して確保できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、第1の発明では、シール部材に、弾性変形する板状の第1シール部と第2シール部とを設け、第1シール部の先端部を第2シール部の先端部よりも内方まで延ばした。
具体的には、第1の発明は、建物の壁を貫通する換気口に挿入される換気パイプと、該換気口の内周面との間をシールするための建物の換気口用シール部材において、上記換気口の内周面に沿って周方向に連続して延びるように形成され、上記換気パイプの外周面と上記換気口の内周面との間に配置される環状の本体部と、上記本体部の内周面から径方向内方へ向けて延出する板状に形成され、上記換気パイプの外周面に接触して弾性変形する第1シール部と、上記本体部の内周面における第1シール部の形成部位に対し該本体部の中心線方向に離れた部位から径方向内方へ向けて延出する板状に形成され、上記換気パイプの外周面に接触して弾性変形する第2シール部とを備え、上記第1シール部は、上記換気口に挿入された上記換気パイプの外周面に接触した状態で該換気パイプの外周面に沿うように弾性変形するとともに、該換気パイプに接触して弾性変形した際に壁との間に隙間を確保するように配置され、上記第1シール部の先端部は、上記第2シール部の先端部よりも上記本体部の径方向内方に位置していることを特徴とするものである。
この構成によれば、第1シール部及び第2シール部がそれぞれ換気パイプの外周面に接触して弾性変形するので、多重のシール構造が得られる。
ここで、施工上の理由や製造上の理由により換気口と換気パイプとの隙間が大きくなった場合に、第1シール部が第2シール部よりも径方向内方まで延びているので、第1シール部が換気パイプの外周面に確実に接触して密着するように弾性変形し、シール性が確保される。
また、第1シール部が第2シール部よりも長く延出している分、換気パイプに接触して弾性変形した際に、第1シール部が壁に干渉してしまいうことが考えられる。こうなると、換気パイプをシール部材の本体部に挿入するのに要する力が増大して挿入が困難になってしまうが、この発明では、弾性変形した状態にある第1シール部と壁との間に隙間が確保されるので、第1シール部が壁に干渉してしまうのを回避することが可能になる。これにより、換気パイプの挿入に要する力が小さくて済む。
第2の発明は、第1の発明において、本体部の内径は壁の換気口の内径よりも小さく設定され、第1シール部は、第2シール部よりも建物内側で、かつ、上記本体部の内周面における建物内側の端部に位置するように設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、壁の換気口よりも小径の本体部の内周面に第1シール部を形成したので、第1シール部は換気口の内周面から径方向内方に離れて位置することになる。そして、第1シール部が本体部の内周面の建物内側の端部に位置しているので、第1シール部が弾性変形しても換気口の内周面、即ち壁に干渉しなくなる。
の発明は、建物の壁を貫通する換気口に挿入される換気パイプと、上記換気パイプと上記換気口の内周面との間をシールするためのシール部材とを備えた建物の換気構造の発明である。そして、上記シール部材は、上記換気口の内周面に沿って周方向に連続して延びるように形成され、上記換気パイプの外周面と上記換気口の内周面との間に配置される環状の本体部と、上記本体部の内周面から径方向内方へ向けて延出する板状に形成され、上記換気パイプの外周面に接触して弾性変形する第1シール部と、上記本体部の内周面における第1シール部の形成部位に対し該本体部の中心線方向に離れた部位から径方向内方へ向けて延出する板状に形成され、上記換気パイプの外周面に接触して弾性変形する第2シール部とを備え、上記第1シール部は、上記換気口に挿入された上記換気パイプの外周面に接触した状態で該換気パイプの外周面に沿うように弾性変形するとともに、該換気パイプに接触して弾性変形した際に壁との間に隙間を確保するように配置され、上記第1シール部の先端部は、上記第2シール部の先端部よりも本体部の径方向内方に位置していることを特徴とするものである。
この構成によれば、第1の発明と同様にシール性が確保される。
第1、の発明によれば、換気パイプの外周面と換気口の内周面との間に配置される環状の本体部の内周面に、換気パイプの外周面に接触して弾性変形する第1シール部と第2シール部とを設け、第1シール部を第2シール部よりも長く本体部の内方へ向けて延出させている。これにより、換気口と換気パイプとの隙間が大きくなった場合でも、高いシール性を長期間に亘り、かつ、安定して確保できる。
また、換気パイプに接触して弾性変形した第1シール部と壁との間に隙間を確保できるので、換気パイプをシール部材の本体部に挿入する際に要する力が小さくて済む。これにより、換気パイプの挿入作業性を向上できる。
の発明によれば、シール部材の本体部の内径を壁の換気口よりも小さくし、第1シール部を本体部の内周面における建物内側の端部に位置するように設けたので、第1シール部が弾性変形した場合に壁に干渉しなくなる。これにより、換気パイプの挿入作業性をより一層向上できる。
本発明にかかる建物の換気構造断面図である。 換気構造を分解した状態を示す図1相当図である。 成形直後のシール部材の断面図である。 シール部材が取り付けられた壁の断面図である。 換気パイプの外径が小径となった場合の断面図である。 壁が厚い場合の図5相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る建物の換気構造1を示すものである。この換気構造1は、例えば、マンションやアパート、戸建て住宅、倉庫、工場、事務所等の各種建物の壁100に設けられ、建物外の空気を建物内に取り込むためのものである。尚、換気構造1は、建物内の空気を外部に排出する場合にも用いることが可能である。
換気構造1は、壁100を貫通する換気口101に挿入される換気パイプ10と、建物の外側に取り付けられるフード20と、換気パイプ10の建物内側に接続されるダクト30と、本発明に係るシール部材40とを備えている。
壁100の換気口101は略円形である。この換気口101は、壁100を構成する部材に予め形成されているのではなく、建物の建設現場において穿孔器具等(図示せず)を用いて形成されたものである。
図2にも示すように、換気口101は、壁100の厚み方向中心部近傍よりも外側が内側よりも大径に形成されている。すなわち、換気口101の内周面における壁100の厚み方向中心部よりも外側部分は大径面部101aとされる一方、壁100の厚み方向中心部よりも内側部分は小径面部101bとされている。また、換気口101の内周面における大径面部101aと小径面部101bとの境界部分には、大径面部101aと小径面部101bとを繋ぐように、上下方向(換気口101の径方向)に延びる縦面部101cが形成されている。
換気パイプ10は、円管部11と、円管部11の中心線方向の一端部から径方向外方へ延出して環状に延びるフランジ12とを備えており、フランジ12は円管部11に一体成形されている。フランジ12の外径は、換気口101の小径面部101bの径よりも大径に設定されている。尚、換気パイプ10は、例えば樹脂材で構成されている。
フード20は、雨水の建物内への浸入や虫等の侵入を抑制するためのものであり、一般の建物の換気口に配設される周知の構造のものである。すなわち、フード20は、フード本体部21と、フード本体部21から突出する筒部22とを備えている。フード本体部21は、建物の壁100の外面に対してビス等(図示せず)を用いて固定されている。筒部22の内部は、フード本体部21を介して大気の流入が可能に構成されている。この筒部22は換気パイプ10に挿入され、換気パイプ10と連通するようになっている。
ダクト30は、換気パイプ10の建物内側の端部に接続されるようになっている。このダクト30は、例えば、天井裏等に配設され、端部には、送風機(図示せず)が接続されている。
シール部材40は、壁100の換気口101の内周面と、換気パイプ10の外周面との間をシールするためのものである。シール部材40は、EPDMの一体成形品である。尚、シール部材40の材質は、EPDMに限られるものではなく、弾性変形する材質であれば特に限定されず、例えば、天然ゴムや合成ゴム等であってもよい。
図3や図4に示すように、シール部材40は、壁100の換気口101の内周面に沿って延びる環状の本体部41と、本体部41に設けられた第1シール部42及び第2シール部43とを備えている。
本体部41の外周面には、中心線方向中央部よりも建物の外側に、径方向外方へ突出して環状に延びる延出部41aが設けられている。延出部41aは、厚肉板状に形成されている。図4に示すように、延出部41aの外径は、換気口101の大径面部101aの径よりも若干大きめに設定されており、延出部41aと大径面部101aとが接触するようになっている。
また、延出部41aの建物内側に位置する側面41bは、本体部41の径方向に延びており、シール部材40を壁100に取り付けた状態で換気口101の縦面部101cと略平行になる。
本体部41の外周面における延出部41aよりも建物内側の面41cは、本体部41の中心線方向に延びている。本体部41の外周面における延出部41aよりも建物内側の径は、壁100の換気口101の小径面部101bの径と略同じに設定されており、面41cと小径面部101bとが接触するようになっている。
本体部41は所定の肉厚を有しており、従って、本体部41の内周面は、換気口101の内周面よりも径方向内方に位置することになる。
第1シール部42及び第2シール部43は、本体部41の内周面から径方向内方へ向けて延出する板状で、かつ、周方向に連続して環状に延びている。この実施形態では、第1シール部42及び第2シール部43の肉厚は、ともに2mmに設定されているが、これに限られるものではない。尚、第1シール部42及び第2シール部43の肉厚は、互いに異ならせてもよい。
第1シール部42は、本体部41の内周面における建物内側の端部に位置している。一方、第2シール部43は、本体部41の内周面における建物外側の端部に位置している。従って、第1シール部42は、第2シール部43に対して建物内側に離れることになる。第1シール部42の基端部と第2シール部43の基端部との離間寸法は10mm以上に設定されている。
第1シール部42の本体部41内周面からの延出長さは、10mmに設定される一方、第2シール部43の延出長さは、5mmに設定されている。このため、第1シール部42の先端部は、第2シール部43の先端部よりも本体部41の径方向内方に位置することになる。
第1シール部42における建物外側の側面の基端部には、切欠部42aが形成されている。切欠部42aは、第1シール部42の周方向全体に連続している。この切欠部42aの形成により、第1シール部42の基端部が他の部分に比べて薄肉となり、基端部から曲がりやすくなる。また、第2シール部43における建物内側の側面の基端部にも、上記第1シール部42の切欠部42aと同様な切欠部43aが形成されている。
尚、第1シール部42の切欠部42a及び第2シール部43の切欠部43aを形成しなくてもよい。
成形直後のシール部材40は、図3に示すように、シール部材40の開口を閉塞するための閉塞部45を備えている。この閉塞部45は、第2シール部43の先端部に一体成形された円盤状のものである。シール部材40を使用する際には、閉塞部45を容易に切り取ることができるようになっている。
次に、上記のように構成された換気構造1を建物に設ける場合について説明する。まず、図示しない穿孔器具を用いて壁100に換気口101を形成する。その後、図4に示すように、シール部材40を壁100に取り付ける。すなわち、シール部材40を換気口101に挿入していき、シール部材40の延出部41aを換気口101の大径面部101aの内側に嵌めるとともに、本体部41の建物内側を小径面部101bに嵌める。このとき、図2に示すように、換気口101の縦面部101cには、液状のシール剤S1を塗布しておく。従って、シール部材40の延出部41aの側面41bと、換気口101の縦面部101cとの間には、シール剤S1が介在することになる。
しかる後、換気パイプ10を建物の外側からシール部材40の内側へ挿入していく。換気パイプ10のフランジ12には、シール剤S1と同様なシール剤S2を塗布しておく。
換気パイプ10をシール部材40に挿入していくと、シール部材40の第1シール部42及び第2シール部43が換気パイプ10の外周面に接触する。これらシール部42,43は弾性変形するので、図1に示すように、換気パイプ10の挿入方向(建物の内側)へ向けて曲げられる。同図に示すように、第1シール部42は、換気パイプ10の外周面に沿って延びるように弾性変形する。また、第2シール部43も同様に弾性変形する。つまり、シール部材40によって2重シール構造が得られる。
換気パイプ10が組み付けられて第1シール部42が弾性変形すると、第1シール部42の先端部は、シール部材40の本体部41よりも建物内側に位置することになる。このとき、第1シール部42は、第2シール部43よりも長いために壁100への干渉が懸念されるが、第1シール部42が換気口101の内周面から径方向内方に離れているので、第1シール部42が壁100から離れることになり、第1シール部42の壁100への干渉が回避される。このため、換気パイプ10の挿入に要する力は小さくて済む。
換気パイプ10が完全に挿入されると、フランジ12のシール剤S2がシール部材40の側面に接触し、フランジ12とシール部材40との間がシールされる。
また、図5に示すように、例えば換気パイプ10の外径が公差範囲内で下限値となった場合には、換気口101と換気パイプ10との間が広くなり、寸法Xが長くなる。この場合、シール部材40の第1シール部42が長いため、第2シール部42は換気パイプ10の外周面の十分な範囲に確実に接触することになり、シール性が確保される。
尚、換気口101が大きめに形成された場合にも寸法Xが長くなるが、同様に第1シール部42が換気パイプ10の外周面の十分な範囲に確実に接触することになる。
次いで、図1に示すように、フード20を取り付ける。フード20を取り付ける際には、筒部22を換気パイプ10に挿入し、フード本体部21を壁100に固定する。以上のようして換気構造1が得られる。
そして、例えば雨水等が壁100の外面に付着した場合には、壁100の換気口101と換気パイプ10との間から建物内へ浸入しようとする。このとき、シール部材40と換気口101の内周面との間にシール剤S1が設けられているので、換気口101とシール部材40との間からの雨水等の浸入が抑制される。さらに、シール部材40と換気パイプ10との間のシール剤S2によりシール部材40と換気パイプ10との間からの雨水等の浸入が抑制されるが、シール剤S2によるシール不良が発生することが考えられる。この場合には、シール部材40の第1シール部42及び第2シール部43によってシール性が確保されているので、雨水等が建物内へ浸入するのが抑制される。
以上説明したように、換気パイプ10の外周面と換気口101の内周面との間に配置されるシール部材40の本体部41の内周面に、換気パイプ10の外周面に接触して弾性変形する第1シール部42と第2シール部43とを設け、第1シール部42を第2シール部43よりも長く延出させたので、換気口101と換気パイプ10との隙間が大きくなった場合でも、高いシール性を長期間に亘り、かつ、安定して確保できる。
また、換気パイプ10に接触して弾性変形した第1シール部42と壁100との間に隙間を確保できるので、換気パイプ10をシール部材40の本体部41に挿入する際に要する力が小さくて済む。これにより、換気パイプ10の挿入作業性を向上できる。
尚、上記実施形態では、シール部材40に閉塞部45を一体成形するようにしているが、これに限らず、閉塞部45は省略してもよい。
また、本発明は、図6に示す変形例のように、壁100の厚みが厚い場合にも適用することができる。この場合にも、シール部材40の第1シール部42は弾性変形した状態で壁100との間に隙間を形成するように設けられているので、第1シール部42が壁100に干渉することはない。
また、シール剤S1,S2は省略してもよい。
以上説明したように、本発明にかかる建物の換気口用シール部材及び建物の換気構造は、例えば、マンションやアパート、戸建て住宅、倉庫、工場、事務所等の壁に設けることができる。
1 換気構造
10 換気パイプ
20 フード
30 ダクト
40 シール部材
41 本体部
42 第1シール部
43 第2シール部
100 壁
101 換気口

Claims (3)

  1. 建物の壁を貫通する換気口に挿入される換気パイプと、該換気口の内周面との間をシールするための建物の換気口用シール部材において、
    上記換気口の内周面に沿って周方向に連続して延びるように形成され、上記換気パイプの外周面と上記換気口の内周面との間に配置される環状の本体部と、
    上記本体部の内周面から径方向内方へ向けて延出する板状に形成され、上記換気パイプの外周面に接触して弾性変形する第1シール部と、
    上記本体部の内周面における第1シール部の形成部位に対し該本体部の中心線方向に離れた部位から径方向内方へ向けて延出する板状に形成され、上記換気パイプの外周面に接触して弾性変形する第2シール部とを備え、
    上記第1シール部は、上記換気口に挿入された上記換気パイプの外周面に接触した状態で該換気パイプの外周面に沿うように弾性変形するとともに、該換気パイプに接触して弾性変形した際に壁との間に隙間を確保するように配置され、
    上記第1シール部の先端部は、上記第2シール部の先端部よりも上記本体部の径方向内方に位置していることを特徴とする建物の換気口用シール部材。
  2. 請求項に記載の建物の換気口用シール部材において、
    本体部の内径は壁の換気口の内径よりも小さく設定され、
    第1シール部は、第2シール部よりも建物内側で、かつ、上記本体部の内周面における建物内側の端部に位置するように設けられていることを特徴とする換気口用シール部材。
  3. 建物の壁を貫通する換気口に挿入される換気パイプと、
    上記換気パイプと上記換気口の内周面との間をシールするためのシール部材とを備えた建物の換気構造において、
    上記シール部材は、
    上記換気口の内周面に沿って周方向に連続して延びるように形成され、上記換気パイプの外周面と上記換気口の内周面との間に配置される環状の本体部と、
    上記本体部の内周面から径方向内方へ向けて延出する板状に形成され、上記換気パイプの外周面に接触して弾性変形する第1シール部と、
    上記本体部の内周面における第1シール部の形成部位に対し該本体部の中心線方向に離れた部位から径方向内方へ向けて延出する板状に形成され、上記換気パイプの外周面に接触して弾性変形する第2シール部とを備え、
    上記第1シール部は、上記換気口に挿入された上記換気パイプの外周面に接触した状態で該換気パイプの外周面に沿うように弾性変形するとともに、該換気パイプに接触して弾性変形した際に壁との間に隙間を確保するように配置され、
    上記第1シール部の先端部は、上記第2シール部の先端部よりも本体部の径方向内方に位置していることを特徴とする建物の換気構造。
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