JP5708968B2 - フィルム状成形体用組成物、フィルム状成形体及びフィルム状成形体の製造方法 - Google Patents

フィルム状成形体用組成物、フィルム状成形体及びフィルム状成形体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明はフィルム状成形体用組成物、フィルム状成形体及びフィルム状成形体の製造方法に関する。
アクリル樹脂は、その優れた光学特性により、レンズ、自動車部品、照明部品、各種電子ディスプレイ等の各種用途に使用されている。
これらの分野で汎用されているプラスチックにおいては、タフネス性、柔軟性、耐衝撃性等の諸性能の向上が望まれ、これらの諸性能の向上にはポリマーの可とう性の向上が要求される。
アクリル樹脂の可とう性を向上させる手段としては、例えば、特許文献1には、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート30質量部及びメチルメタクリレート70質量部を含有する単量体組成物から得られる樹脂が提案されている。しかしながら、得られる樹脂の可とう性は十分ではないという問題点があった。
特開平4−164,910号公報
本発明の目的は、透明性及び可とう性に優れたフィルム状成形体用組成物、フィルム状成形体及びフィルム状成形体の製造方法を提供することである。
本発明の要旨とするところは、下式(1)で表されるジ(メタ)アクリレート(A)(以下、「(A)成分」という)35〜100質量%、モノ(メタ)アクリレート(B)(以下、「(B)成分」という)0〜65質量%及びモノ(メタ)アクリレート(B’)単位(以下、「(B’)単位」という)を含む重合体(C)0〜40質量%を含有するフィルム状成形体用組成物(以下、「本組成物(イ)」という)を第1の発明とする。
CH=CR−COO−(X)−COCR=CH ・・・(1)
但し、(X)は数平均分子量500以上のポリアルキレングリコール、ポリエステルジオール及びポリカーボネートジオールから選ばれる少なくとも1種の残基で、Rは水素原子又はメチル基を示す。
また、本発明の要旨とするところは、(A)成分、(B)成分及び式(1)で表されるジ(メタ)アクリレート(A’’)(以下、「(A’’)成分」という)又は(A’’)成分とモノ(メタ)アクリレート(B’’)(以下、「(B’’)成分」という)の混合物を部分重合して得られたシラップ状組成物(D)を含有し、(A)成分とシラップ状組成物(D)を得るために使用された(A’’)成分の合計が35〜100質量%及び(B)成分とシラップ状組成物(D)を得るために使用された(B’’)成分の合計が0〜65質量%であるフィルム状成形体用組成物(以下、「本組成物(ロ)」という)を第2の発明とする。
更に、本発明の要旨とするところは、(A)成分の単独重合体又は式(1)で表されるジ(メタ)アクリレート(A)の単量体単位(以下、「(A)単位」という)及びモノ(メタ)アクリレート(B)単位(以下、「(B)単位」という)を含有する共重合体60〜100質量%並びに(B’)単位を含む重合体(C)0〜40質量%を含有するフィルム状成形体であって、フィルム状成形体中の(A)単位の含有量が35〜100質量%であり、フィルム状成形体中の(B)単位及び(B’)単位の合計が0〜65質量%であるフィルム状成形体を第3の発明とする。
また、本発明の要旨とするところは、(A)成分の単独重合体又は(A)単位及び(B)単位を含有する共重合体並びに(A’’)成分の部分重合体又は(A’’)成分及び(B’’)成分の部分共重合体を含有するフィルム状成形体であって、フィルム状成形体中の(A)単位及び式(1)で表されるジ(メタ)アクリレート(A’’)の単量体単位(以下、「(A’’)単位」という)の合計が35〜100質量%であり、フィルム状成形体中の(B)単位及びモノ(メタ)アクリレート(B’’)単位(以下、「(B’’)単位」という)の合計が0〜65質量%であるフィルム状成形体を第4の発明とする。
更に、本発明の要旨とするところは、本組成物(イ)を注型重合するフィルム状成形体の製造方法を第5の発明とする。
また、本発明の要旨とするところは、本組成物(ロ)を注型重合するフィルム状成形体の製造方法を第6の発明とする。
本発明により、透明性及び可とう性に優れたフィルム成形体を提供することができ、フレネルレンズ、偏光フィルム、偏光子保護フィルム、位相差フィルム、光拡散フィルム、視野角拡大フィルム、反射フィルム、反射防止フィルム、防眩フィルム、輝度向上フィルム、プリズムシート、マイクロレンズアレイ、タッチパネル用導電フィルム、道路標識等に用いられる反射材、太陽電池用フィルム、携帯電話前面保護フィルム、携帯電話コントラスト向上用フィルム、薄型の液晶ディスプレイ、フラットパネルディスプレイ、プラズマディスプレイ、携帯電話ディスプレイ、携帯電話キーパッド照明、パソコンキーボード照明、看板等に用いられるサイドライト型導光板等の各種光学部材として好適である。

(A)成分

本発明で使用される(A)成分は式(1)で示される単量体で、フィルム状成形体の1構成単位を形成するための原料である。
(A)成分は、フィルム状成形体中に柔軟性に富んだ長鎖分子構造による架橋構造を形成させてフィルム状成形体に可とう性を付与するために使用される。
式(1)中の(X)はポリアルキレングリコール、ポリエステルジオール及びポリカーボネートジオールから選ばれる少なくとも1種の残基である。(X)を上記の残基とすることによりフィルム状成形体の透明性及び柔軟性を良好とすることができる。
(X)の分子量は500以上で、500〜10,000が好ましく、600〜2,000がより好ましい。(X)の分子量を500以上とすることによりフィルム状成形体の可とう性を良好とすることができる。また、(X)の分子量は、フィルム状成形体の透明性の点で、10,000以下が好ましい。
(X)の形態としては単独組成の繰返し単位又は複数組成の繰返し単位のいずれでも良い。
また、(X)の形態が複数組成の繰返し単位の場合、繰返し単位の組成としては、ランダム組成、ブロック組成又は交互組成のいずれでも良い。
(X)としては、例えば、ドデカエチレングリコール、トリデカエチレングリコール、テトラデカエチレングリコール、ペンタデカエチレングリコール、ヘキサデカエチレングリコール等の繰り返し単位数が12以上のポリエチレングリコール、ノナプロピレングリコール、デカプロピレングリコール、ウンデカプロピレングリコール、ドデカプロピレングリコール、トリデカプロピレングリコール等の繰り返し単位数が9以上のポリプロピレングリコール、ヘプタブチレングリコール、オクタブチレングリコール、ノナブチレングリコール、デカブチレングリコールル、ウンデカブチレングリコール等の繰り返し単位数が7以上のポリブチレングリコール等のポリアルキレングリコールの各残基;前記ポリアルキレングリコール又はエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の低分子量ジオールと、アジピン酸、コハク酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、テレフタル酸等の二塩基酸又はその無水物等の酸成分との反応物であるポリエステルジオール残基;並びに前記ポリアルキレングリコール又は前記低分子量ジオールと炭酸ジメチル等の炭酸エステルとの反応物であるポリカーボネートジオール残基が挙げられる。
(A)成分は単独で、又は2種以上を併用して使用できる。
これらの中で、(X)としては、フィルム状成形体の可とう性の点で、ポリアルキレングリコール残基が好ましく、フィルム状成形体の疎水性の点で、オクタブチレングリコール、ノナブチレングリコール、デカブチレングリコール、ウンデカブチレングリコール等の繰り返し単位数が7以上のポリブチレングリコール残基がより好ましい。
(A)成分の具体例としては、三菱レイヨン(株)製のアクリエステルPBOM、日油(株)製のブレンマーPDE−600、ブレンマーPDP−700、ブレンマーPDT−650、ブレンマー40PDC1700B及びブレンマーADE−600並びに新中村化学工業(株)製のNKエステルA−600、NKエステルA−1000、NKエステルAPG−700、NKエステル14G及びNKエステル23G(いずれも商品名)が挙げられる。
尚、本発明において、「(メタ)アクリレート」は「アクリレート」及び「メタクリレート」から選ばれる少なくとも1種をいう。

(B)成分

本発明で使用される(B)成分はフィルム状成形体の1構成単位を形成するための原料である。
(B)成分としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソ−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート;フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の芳香族メタクリレート;及びイソボルニル(メタ)アクリレート、メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−メチル−2アダマンチル(メタ)アクレート、2−エチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート等の脂環式メタクリレートが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を併用して使用できる。これらの中で、フィルム状成形体の透明性の点でメチルメタクリレートが好ましい。

(B’)成分

本発明で使用される(B’)成分は後述する重合体(C)の1構成単位を形成するための原料である。
本発明において(B’)成分としては(B)成分と同様のものが挙げられる。尚、(B’)成分は(B)成分と同一のものでも異なるものでもよい。

重合体(C)

本発明で使用される重合体(C)は、(B’)成分から選ばれる少なくとも1種の(メタ)アクリレートを重合して得られる重合体で、アルキル(メタ)アクリレートの単独重合体又はアルキル(メタ)アクリレートの共重合体が挙げられる。
アルキル(メタ)アクリレートの単独重合体の具体例としてはメチルメタクリレートの単独重合体が挙げられる。
アルキル(メタ)アクリレートの共重合体の具体例としてはメチルメタクリレートと他の共重合可能なコモノマーとの共重合体が挙げられる。
上記の他の共重合可能なコモノマーとしては、例えば、メチルアクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル、スチレン等の芳香族ビニル化合物及びアクリロニトリル等のビニルシアン化合物が挙げられる。
本発明においては、重合体(C)としては、(A)成分との溶解性の点で、メチルメタクリレートとn−ブチルメタクリレートとの共重合体が好ましく、共重合体に含まれるn−ブチルメタクリレート単位が30〜90質量%であることがより好ましく、55〜65質量%であることが更に好ましい。
重合体(C)の製造方法としては、例えば、懸濁重合、乳化重合及び塊状重合が挙げられる。
本発明においては、重合体(C)を得る際に、重合時に連鎖移動剤を用いることができる。
連鎖移動剤としては、例えば、n−ブチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン等のアルキルメルカプタン及びα−メチルスチレンダイマーが挙げられる。

本組成物(イ)

本組成物(イ)は(A)成分35〜100質量%、(B)成分0〜65質量%及び重合体(C)0〜40質量%を含有するものである。
本組成物(イ)中に重合体(C)を含有させることにより本組成物の粘度を高くすることができ、例えば、鋳型として使用される連続するシート状物の上で本組成物を重合する際に、厚み精度が優れる連続したフィルム状成形体を得ることができる傾向にある。
本組成物(ロ)
本組成物(ロ)は、(A’’)成分又は(A’’)成分と(B’’)成分の混合物(以下、これらを「本部分重合体用原料」という)を部分重合して得られたシラップ状組成物(D)を、(A)成分又は(A)成分と(B)成分の混合物に添加したもので、本組成物(ロ)中の(A)成分とシラップ状組成物(D)を得るために使用された(A’’)成分の合計が35〜100質量%であり、本組成物(ロ)中の(B)成分とシラップ状組成物(D)を得るために使用された(B’’)成分の合計が0〜65質量%である。
本組成物(ロ)中に重合体(C)又はシラップ状組成物(D)を含有させることにより本組成物(ロ)の粘度を高くすることができ、例えば、鋳型として使用される連続するシート状物の上で本組成物を重合する際に、厚み精度が優れる連続したフィルム状成形体を得ることができる傾向にある。
本組成物(ロ)には、必要に応じて(A)成分及び(B)成分以外のその他のビニル単量体を含むことができる。
その他のビニル単量体としては、本組成物(イ)に添加できるその他のビニル単量体と同様のものが挙げられる。

(A’’)成分

本発明において(A’’)成分としては(A)成分と同様のものが挙げられる。尚、(A’’)成分は(A)成分と同一のものでも異なるものでもよい。

(B’’)成分

本発明において(B’’)成分としては(B)成分と同様のものが挙げられる。尚、(B’’)成分は(B)成分と同一のものでも異なるものでもよい。

シラップ状組成物(D)

本発明で使用されるシラップ状組成物(D)は本部分重合体用原料を部分重合して得られたシラップ状物で、(A’’)成分に(A’’)成分の部分重合体が溶解したもの又は(A’’)成分及び(B’’)成分の混合物中に(A’’)成分及び(B’’)成分の部分共重合体(以下、部分重合体及び部分共重合体を総称して「本部分重合体」という)が溶解したものである。
シラップ状組成物(D)の粘度としては100mPa・s以上が好ましく、100〜5,000mPa・sが好ましく、200〜1,000mPa・sがより好ましい。
シラップ状組成物(D)の粘度を100mPa・s以上とすることにより、例えば鋳型として使用される連続するシート状物の上で本組成物を重合する際に、厚み精度が優れる連続したフィルム状成形体を得ることができる傾向にある。
また、シラップ状組成物(D)の粘度を5,000mPa・s以下とすることで、シラップ状組成物(D)の部分架橋ゲル状重合体の生成が抑制され、透明性の高いフィルム状成形体を製造することができる傾向にある。
更に、シラップ状組成物(D)の粘度を200〜1,000mPa・sとすることで、本組成物(ロ)の重合に際してシラップ状組成物(D)と(A)成分又は(A)成分及び(B)成分の混合物との相分離が抑制され、より透明性の高い光学部材として好適なフィルム状成形体を得ることができる傾向にある。
シラップ状組成物(D)を得る方法としては、例えば、本部分重合体用原料を下記に示す塊状重合法により得る方法及び予め公知の重合方法により得た本部分重合体用原料の重合体を本部分重合体用原料に溶解させて得る方法が挙げられる。
本部分重合体用原料を下記に示す塊状重合法により得る方法としては、例えば、冷却管、温度計及び攪拌機を備えた反応器に本部分重合体用原料を仕込み、撹拌しながら加熱を開始し、所定温度になった時点で部分重合開始剤を添加し、反応器内の温度を一定にして所定時間保持した後、減圧冷却等によって室温付近まで急冷して重合停止させる方法が挙げられる。
部分重合開始剤としては、例えば、過酸化ベインゾイル、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート等の有機過酸化物系重合開始剤及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ系重合開始剤が挙げられる。
部分重合開始剤の添加量としては、本部分重合体用原料100質量部に対して0.001〜5質量部が好ましく、0.005〜0.1質量部がより好ましい。
シラップ状組成物(D)を得る際には、部分架橋ゲル状重合体の生成を防ぐ目的で、必要に応じて本部分重合体用原料中に連鎖移動剤を添加することができる。
連鎖移動剤としては、例えば、n−ブチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン等のアルキルメルカプタン及びα−メチルスチレンダイマーが挙げられる。
連鎖移動剤の使用量としては、本部分重合体用原料100質量部に対して0.01〜10質量部が好ましく、0.1〜5質量部がより好ましい。
連鎖移動剤の添加量が0.01質量部以上でシラップ状組成物(D)のゲル化を抑制できる傾向にあり、10質量部以下でシラップ状組成物(D)の粘度を適正なレベルにできる傾向にある。
本発明においては、シラップ状組成物(D)の着色や自然硬化を避けるために必要に応じて本部分重合体用原料中に重合禁止剤を添加することができる。
重合禁止剤としては、例えば、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール及び2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノールが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を併用して使用できる。

フィルム状成形体

フィルム状成形体は、(A)成分の単独重合体若しくは(A)単位及び(B)単位を含有する共重合体60〜100質量%並びに(B’)単位を含む重合体(C)0〜40質量%を含有するフィルム状成形体であって、フィルム状成形体中の(A)単位の含有量が35〜100質量%であり、フィルム状成形体中の(B)単位及び(B’)単位の合計が0〜65質量%であるフィルム状成形体、又は(A)成分の単独重合体若しくは(A)単位及び(B)単位を含有する共重合体並びに(A’’)成分の部分重合体若しくは(A’’)成分及び(B’’)成分の部分共重合体を含有するフィルム状成形体であって、フィルム状成形体中の(A)単位及び(A’’)単位の合計が35〜100質量%であり、フィルム状成形体中の(B)単位及び(B’’)単位の合計が0〜65質量%であるフィルム状成形体である。
フィルム状成形体中の(A)単位又は(A)単位及び(A’’)単位の合計の量としては、フィルム状成形体の可とう性の点で、35〜100質量%が好ましく、35〜90質量%がより好ましい。
フィルム状成形体中の(A)単位又は(A)単位及び(A’’)単位の合計の量を35〜90質量%とすることで、フィルム状成形体の切断時の伸びを20%以上にすることができる。
また、フィルム状成形体の(A)単位又は(A)単位及び(A’’)単位の合計の量を50〜100質量%とすることで、フィルム状成形体の熱収縮率を1%以下に抑えることができる。
フィルム状成形体の製造方法としては、例えば、注型重合法で本組成物(イ)又は(ロ)を公知の熱重合又は活性エネルギー線重合により得ることができる。
注型重合に使用する鋳型としては、ガラス板、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム及びステンレス板等のフィルム又はシート状物が挙げられる。
本発明においては、鋳型として上記のフィルム又はシート状物を使用する場合、連続するフィルム又はシート状物を使用することができる。
連続するフィルム又はシート状物としては、例えば、PETフィルム及びステンレス板が挙げられる。
PETフィルムとしては、東洋紡エステルフィルムE5001(東洋紡績(株)製、商品名)及びコスモシャインA4100(東洋紡績(株)製、商品名)が挙げられる。
連続するフィルム又はシート状物の厚みとしては、例えば、0.1〜3mmが挙げられる。
本発明においては、鋳型として上記のフィルム又はシート状物を使用する場合、フィルム又はシート状物の上に本組成物(イ)又は(ロ)を塗付し、必要に応じて本組成物(イ)又は(ロ)の塗付膜をフィルム又はシート状物で挟んだ状態で本組成物(イ)又は(ロ)を重合してフィルム状成形体を得ることができる。
本組成物(イ)又は(ロ)の塗付膜をフィルム又はシート状物で挟む場合、上面と下面のフィルム又はシート状物は同じものでも別のものでもよい。
フィルム状成形体は、本組成物(イ)又は(ロ)を鋳型内で注型重合した場合には得られた重合物を鋳型から剥離することにより得られる。
本発明においては、本組成物(イ)又は(ロ)の重合には、必要に応じて熱重合及び活性エネルギー線重合を併用することができる。
熱重合に使用される熱重合開始剤としては、例えば、シラップ状組成物(D)の重合の際に使用される部分重合開始剤と同様のものが挙げられる。
光重合開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、メチルフェニルグリオキシレート、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−フェニル−1,2−プロパン−ジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、2−メチル[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパノン、ベンジル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、2−クロロチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、2−メチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド及びベンゾイルジメトキシフォスフィンオキサイドが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を併用して使用できる。
熱重合開始剤又は光重合開始剤の添加量としては、本組成物(イ)又は(ロ)の100質量部に対して0.005〜5質量部が好ましく、0.01〜1質量部がより好ましく、0.05〜0.5質量部が特に好ましい。熱重合開始剤又は光重合開始剤の添加量が5質量部以下でフィルム状成形体の着色を抑制できる傾向にある。また、熱重合開始剤又は光重合開始剤の添加量が0.005質量部以上で重合時間が長すぎず、適正となる傾向にある。
本組成物(イ)又は(ロ)を活性エネルギー線の照射により重合させる場合に使用される活性エネルギー線としては、例えば、可視光、紫外線、赤外線、X線、α線、β線、電子線及びγ線等が挙げられる。これらの中で、取り扱いが簡便で高エネルギーが容易に得られる点で、可視光及び紫外線が好ましい。
本発明においては、フィルム状成形体中に、必要に応じて離型剤を含有することができる。尚、離型剤の添加時期としては本組成物(イ)又は(ロ)中に添加することができる。
本組成物(イ)又は(ロ)への離型剤の添加量としては、本組成物(イ)又は(ロ)の100質量部に対して0.005〜0.5質量部が好ましい。
離型剤の添加量が0.005質量部以上で、注型重合により得られたフィルム状成形体を鋳型から剥離することが容易となる傾向にある。また、離型剤の添加量が0.5質量部以下で、フィルム状成形体の吸水性や表面状態を良好とすることができる傾向にある。
離型剤としては、例えば、三井サイテックス(株)製のA−OT(商品名、スルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)ナトリウム)及び城北化学工業(株)製のJP−502(商品名、リン酸ジエチルエステルとリン酸モノエチルエステルの55:45の混合物)が挙げられる。
本発明においては、フィルム状成形体中に、目的に応じて、滑剤、可塑剤、抗菌剤、防カビ剤、光安定剤、紫外線吸収剤、ブルーイング剤、染料、帯電防止剤、熱安定剤等の各種添加剤を含有することができる。尚、これら添加剤の添加時期としては本組成物(イ)又は(ロ)中に添加することができる。
フィルム状成形体の製造方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。
まず、エンドレスベルト上に本組成物(イ)又は(ロ)を供給し、その上にエンドレスベルトと同一方向及び同速度で移送されるフィルムを積層し、積層体を得る。次いで、この積層体を加熱又は活性エネルギー線の照射により積層体中の本組成物(イ)又は(ロ)を重合させた後に、本組成物(イ)又は(ロ)の重合物であるフィルム状成形体をエンドレスベルト並びにエンドレスベルトと同一方向及び同速度で移送されるフィルムから連続的に剥離する。
フィルム状成形体を連続的に製造する場合、得られたフィルム状成形体は紙管、プラスチックコア等の支持体にロール状に巻いた状態にして回収することができる。
以下、本発明を実施例により説明する。尚、シラップ組成物(D)及びフィルム状成形体の評価は以下の方法により実施した。また、以下において、「部」は「質量部」を示す。
(1)粘度
B型粘度計((株)東京計器製)を用いて、25℃におけるシラップ組成物(D)の粘度を測定した。
(2)弾性率
JIS K6251に準拠して、スーパーダンベルカッター((株)ダンベル製、SDK−100D(商品名))を用いてダンベル状1号型のフィルム状成形体の試験片を5枚作製した。得られた試験片を用いて、ストログラフT((株)東洋精機製作所製、商品名)により室温23℃及び引張速度500mm/分の条件で5回の引張試験を実施し、その時の応力歪み曲線の接線の平均値を求め、弾性率とした。
(3)切断時の伸び
上記弾性率の評価に使用したものと同様の試験片5枚を用いて、ストログラフT((株)東洋精機製作所製、商品名)により室温23℃及び引張速度500mm/分の条件で5回の引張試験を実施し、切断時の伸びを平均値として求めた。
(4)全光線透過率
5cm角に切り出したフィルム状成形体をJIS K7361−1に準拠して、NDH2000(日本電色工業(株)製、商品名)を用いて全光線透過率を測定した。
(5)ヘーズ値
5cm角に切り出したフィルム状成形体をJIS K7105に準拠して、NDH2000(日本電色工業(株)製、商品名)を用いてヘーズ値を測定した。
(6)YI値
5cm角に切り出したフィルム状成形体をJIS K7105に準拠して、分光色差計SE−2000(日本電色工業(株)製、商品名)を用いてYI値を測定した。
(7)熱収縮率
12cm角に切り出したフィルム状成形体の表面に、3本の平行な直線を5cm間隔に引き、更にそれらと直交する3本の平行な直線を5cm間隔に引いて、各直線の10cmの間隔をノギスで正確に計測した。計測は6本の直線の6箇所で行った。次いで、フィルム状成形体を150℃の乾燥機中で10分間加熱した。この後、フィルム状成形体を乾燥機から取り出して室温まで冷却し、加熱前に計測した6箇所における間隔を再度測定した。加熱前及び加熱後の6箇所の間隔の測定値の平均値を用い、下式より熱収縮率を算出した。
熱収縮率(%)={(加熱前の間隔―加熱後の間隔)/加熱前の間隔}×100
[実施例1]
(A)成分としてアクリエステルPBOM(A−1)(三菱レイヨン(株)製ポリブチレングリコールジメタクリレート、n=9、商品名)40部、(B)成分としてメチルメタクリレート(B−1)60部、重合開始剤としてt−ヘキシルパーオキシピバレート0.3部及び離型剤としてスルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)ナトリウム(三井サイテックス(株)製A−OT、製品名)0.05部を攪拌混合した後に減圧下で脱気処理を行い、フィルム状成形体用組成物を得た。
縦300mm及び横300mmのガラス板を、ポリ塩化ビニル製ガスケットを介して0.4mm間隔で相対させて鋳型を形成し、形成された鋳型内に上記のフィルム状成形体用組成物を注入した。
次いで、フィルム状成形体用組成物が注入された鋳型を80℃の水浴中で60分加熱し、更に130℃の空気炉で30分加熱して重合を完了させた。その後、鋳型を室温まで冷却し、型枠を脱枠して、平均厚さ約400μmのフィルム状成形体を得た。評価結果を表1に示す。
Figure 0005708968
[実施例2〜4]
アクリエステルPBOM(A−1)及びメチルメタクリレート(B−1)の使用量を表1に示す量とする以外は実施例1と同様にしてフィルム状成形体を得た。評価結果を表1に示す。
[実施例5]
アクリエステルPBOM(A−1)60部、メチルメタクリレート(B−1)25部、重合体(C)としてメチルメタクリレート単位40質量%及びn−ブチルメタクリレート単位60質量%を含有する質量平均分子量が60,000の重合体(三菱レイヨン(株)製BR−107、商品名)(C−1)15部、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバ・スペシャルティーケミカルズ社製IRG184、商品名)0.3部及び離型剤としてスルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)ナトリウム(三井サイテックス(株)製A−OT、製品名)0.05部を攪拌混合し、減圧下で脱気処理を行い、フィルム状成形体用組成物(イ)を得た。
上記のフィルム状成形体用組成物(イ)を厚さ188μmのPETフィルム(東洋紡績(株)製コスモシャインA4100、商品名)上に流延した後に、流延されたフィルム状成形体用組成物の表面をもう一枚のPETフィルム(東洋紡績(株)製コスモシャインA4100、商品名)で挟んで積層体を形成した。得られた積層体を、ケミカルランプの下を0.3m/分の速度で通過させ、ピーク照度2.16mW/cm及び積算光量640mJ/cmの光照射条件で光重合させた後に、更に140℃の空気炉で30分熱処理して熱重合させた。重合後の積層体から2枚のPETフィルムを剥離して平均厚さ約400μmのフィルム状成形体を得た。評価結果を表1に示す。
[実施例6]
冷却管、温度計及び攪拌機を備えた反応器に、アクリエステルPBOM(A’’−1)30部、メチルメタクリレート(B’’−1)70部及び連鎖移動剤としてn−オクチルメルカプタン(関東化学(株)製)(n−OM)3部を仕込み、撹拌しながら加熱を開始した。
反応器内の温度が70℃になった時点で、反応器内に重合開始剤として2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬工業(株)製V−65、商品名)0.04部を添加した。
次いで、反応器内の温度を100℃に昇温して47分間保持した後、多量の氷水によって室温まで急冷して、シラップ状組成物(D−1)を得た。
上記のシラップ状組成物(D−1)57部にアクリエステルPBOM(A−1)43部を溶解して組成物溶液を得た。
この組成物溶液100部に、剥離剤としてスルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)ナトリウム(三井サイテックス(株)製A−OT、製品名)0.05部及び重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン0.3部(チバ・スペシャルティーケミカルズ社製IRG184、商品名)を添加し、フィルム状成形体用組成物(ロ)を得た。
このフィルム状成形体用組成物(ロ)をフィルム状成形体用組成物(イ)の代わりに用いる以外は実施例5と同様にしてフィルム状成形体を得た。評価結果を表1に示す。
[実施例7]
シラップ状組成物(D−1)を得る際の重合時間を表1に示す値とする以外は実施例6と同様にしてフィルム状成形体を得た。評価結果を表1に示す。
[比較例1]
(A)成分としてアクリエステルPBOM(A−1)30部、(B)成分としてメチルメタクリレート(B−1)70部、重合開始剤としてt−ヘキシルパーオキシピバレート0.3部及び離型剤としてスルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)ナトリウム(三井サイテックス(株)製A−OT、製品名)0.05部を攪拌混合した後に減圧下で脱気処理を行い、フィルム状成形体用組成物を得た。
上記のフィルム状成形体用組成物を使用し、実施例1と同様の重合条件にてフィルム状成形体を得た。評価結果を表1に示す。
評価結果から明らかなように、実施例では得られるフィルム状成形体は透明性及び可とう性に優れているが、比較例では可とう性が良好ではなかった。

Claims (3)

  1. 下式(1)で表されるジ(メタ)アクリレート(A)35〜100質量%、メチルメタクリレート(B)0〜65質量%及びメチルメタクリレート(B’)単位を含む重合体(C)0〜40質量%(但し、(A)、(B)及び(C)の合計を100質量%とする。)を含有する光学部材フィルム状成形体用組成物。
    CH=CR−COO−(X)−COCR=CH ・・・(1)
    但し、(X)は数平均分子量500以上のポリブチレングリコールの残基で、Rは水素原子又はメチル基を示す。
  2. 下式(1)で表されるジ(メタ)アクリレート(A)の単独重合体又は下式(1)で表されるジ(メタ)アクリレート(A)の単量体単位及びメチルメタクリレート(B)単位を含有する共重合体60〜100質量%並びにメチルメタクリレート(B’)単位を含む重合体(C)0〜40質量%を含有するフィルム状成形体であって、
    フィルム状成形体中のジ(メタ)アクリレート(A)単位の含有量が35〜100質量%であり、
    フィルム状成形体中のメチルメタクリレート(B)単位及びメチルメタクリレート(B’)単位の合計が0〜65質量%である光学部材フィルム状成形体。
    CH=CR−COO−(X)−COCR=CH ・・・(1)
    但し、(X)は数平均分子量500以上のポリブチレングリコールの残基で、Rは水素原子又はメチル基を示す。
  3. 請求項1の光学フィルム状成形体用組成物を注型重合する光学部材フィルム状成形体の製造方法。
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