JP5708094B2 - 画像検査装置、画像形成装置、画像検査方法及び画像検査プログラム - Google Patents

画像検査装置、画像形成装置、画像検査方法及び画像検査プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像検査装置、画像形成装置、画像復元方法及び画像復元プログラムに関し、特に、ディザパターンを用いてハーフトーン処理された少値画像の、多値画像への変換に関する。
従来、印刷物の検品は人手によって行われてきたが、近年オフセット印刷の後処理として、検品を行う装置が用いられている。このような検品装置では、印刷物の読取り画像の中から良品のものを人手によって選択して読み取ることにより基準となるマスター画像を生成し、このマスター画像と検査対象の印刷物の読み取り画像の対応する部分を比較し、これらの差分の程度により印刷物の欠陥を判別している。
しかし、近年普及が進んでいる電子写真などの無版印刷装置は少部印刷を得意としており、バリアブル印刷など毎ページ印刷内容の異なるケースも多く、オフセット印刷機のように印刷物からマスター画像を生成して比較対象とすることは非効率である。この問題に対応するため、印刷データからマスター画像を生成することが考えられる。これにより、バリアブル印刷に対応可能である。
画像を比較することによりその差分を抽出する場合、比較対象となる画像の形式が同一である必要がある。画像の比較に際しては、例えば対応する画素同士を比較する方法がある。その場合、上述したように同一である必要がある形式とは、主として画像の解像度及び色の表現形式である。ここで、検査対象となる印刷物の読み取り画像は、一般的に各色8bitのRGB形式として生成される。
これに対して、ハードウェア上の制約や既存装置の活用の観点から、マスター画像を生成するための入力データとして、プリントエンジンの出力性能に応じた形式にビット数を落とし込まれたハーフトーン処理済みの二値の画像(以降、少値画像とする)しか取得できないことがあり得る。この場合、読取り画像とマスター画像の比較のためには、少値画像を読取り画像の形式である多値画像に変換する必要がある。この課題に対応するものとして、平滑化フィルタによって少値画像から多値画像へ変換する方法(例えば、特許文献1参照)が考案され、既に知られている。
他方、画像データを印刷媒体上に形成されるドットの配置パターンに変換する処理を容易に実現する目的で、大領域のディザマトリクスから小領域の閾値群を切り出し、この小領域に含まれる閾値を大きさ順に並べ直したデータより複数種類のドット各々の発生量を決定し、小領域閾値のソート前の並びに復元するためのデータによってドットの配置パターンを決定付けた、画像変換テーブルを生成する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に開示された技術は、大領域のディザマトリクスから小領域のディザマトリクスを取り出し、そこに含まれる閾値を大きさ順に並べ直して記録することにより目的を達成するが、少値画像から多値画像への変換を前提とする本発明とはその目的が異なる。
しかしながら、特許文献1に開示された技術のように、平滑化フィルタを用いて少値画像を多値画像に変換する従来の変換手法では、少値画像にかかっているディザの線数や解像度などのパラメータを考慮していないため、少値画像から多値画像への変換精度が不十分という問題があった。
そもそも、印刷出力の元となる画像のデータや、元の画像データではなくとも少値化する前の多値画像をマスター画像とするためには、各色8bit等の多値によって表現された大容量のデータを検査装置に入力する必要があるため、印刷出力のページ速度に対応するためには、高速な情報伝送が可能なインタフェースやケーブルが必要となり、設計負荷やコストの増大につながる。そのため、少値化前の多値画像をマスター画像とすることは好ましくない。
また、多値画像から少値画像への少値化の影響や色変換の影響等を排除して、プリントエンジンによる印刷出力の品質を純粋に判断するためには、プリントエンジンに入力された少値画像に基づいて判断することが望ましく、その点においても、少値化前の多値画像をマスター画像とすることは好ましくない。
尚、本願発明に係る技術は、上述したように、印刷出力結果の検査に用いられるマスター画像を少値画像に基づいて生成する際に用いることが可能であるが、それに限らず、少値画像に基づいて多値画像を復元する際の手法として広く適用可能である。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ディザパターンを用いてハーフトーン処理された少値画像の、多値画像への高精度な変換を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、画像形成装置によって紙面上に画像形成出力された画像を読み取った読み取り画像の検査を行う画像検査装置であって、前記画像形成装置が画像形成出力を実行するための画像を取得し、前記読み取り画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、前記生成された検査用画像と前記読み取り画像とを比較して検査を行う画像検査部とを含み、前記検査用画像生成部は、多階調を少階調に変換するための閾値が設定されセルが画像を構成する画素に対応してマトリクス状に配置され、前記マトリクス状のセルの配置において繰り返し配置可能なセルの集合である小領域に含まれる複数のセルに夫々設定された複数の前記閾値が、前記多階調の全体から選択されて前記多階調の略全体にわたって分布しているディザマトリクスを取得して記憶媒体に記憶し、前記画像形成装置が画像形成出力を実行するための画像として、前記画像形成装置の階調表現性能に応じて前記ディザマトリクスを用いて少なくとも有色と無色との別によって表現される画像に変換された少値画像を取得して記憶媒体に記憶し、前記取得した少値画像を構成する各画素について、その画素を中心とした前記ディザマトリクスの小領域の形状の範囲内に含まれる有色画素の数をカウントし、カウント値に基づいた多階調の階調値を決定することによりその画素を多階調に変換して記憶媒体に記憶し、前記各画素が多階調に変換された画像を前記読み取り画像の情報形式に合わせて処理することにより前記検査用画像を生成して出力することを特徴とする。
本発明によれば、ディザパターンを用いてハーフトーン処理された少値画像の、多値画像への高精度な変換を実現することができる。
本発明の実施形態に係る検査装置を含む画像形成システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る検査装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るマスター画像生成処理部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る少値多値変換処理部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るディザマトリクスの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る切り抜きフィルタの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るディザマトリクスにおけるドット成長順及び切り抜きフィルタの適用例を示す図である。 本発明の実施形態に係る閾値データの生成態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るディザマトリクスの適用態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る少値画像の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る有色画素のカウント処理の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る少値/多値変換処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る少値画像の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る少値/多値変換処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るディザマトリクスおよび切り抜きフィルタの例を示す図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、DFE(Digital Front End)がディザマトリクスを用いて二値化した二値画像に基づいて画像形成出力を実行するプリントエンジン及びエンジンコントローラと、用いられたディザマトリクスに基づいて二値画像を多値画像に変換した上で印刷出力を検査するためのマスター画像を生成して印刷出力結果を検査する検査装置とを含む画像形成システムについて説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システムは、DFE1、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4を含む。DFE1は、受信した印刷ジョブに基づいて印刷出力するべき画像データをハーフトーン処理して各画素が有色/無色によって表現される二値画像を生成し、生成した二値画像と、ハーフトーン処理に用いたディザマトリクスデータを印刷処理コントローラ2に出力する。
エンジンコントローラ2は、DFE1から二値画像とディザマトリクスを受信し、二値画像に基づいてプリントエンジン3を制御して画像形成出力を実行させると共に、二値画像及びディザマトリクスデータを検査装置4へ入力する。プリントエンジン3は、エンジンコントローラ2の制御に従い、二値画像に基づいて画像形成出力を実行すると共に、出力した要旨を読み取り装置で読み取って生成した画像データを検査装置4に入力する。
検査装置4は、エンジンコントローラ2から入力されたディザマトリクスに基づき、同じくエンジンコントローラ2から入力された二値画像を多値画像に変換して、プリントエンジン3の出力結果を検査するためのマスター画像を生成する。そして、検査装置4は、プリントエンジン3から入力された読み取り画像を上記生成したマスター画像と比較することにより、出力結果の検査を行う。即ち、検査装置4が画像検査装置である。
ここで、本実施形態に係るプリントエンジン3及び検査装置4の機能ブロックを構成するハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る検査装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。図2においては、検査装置4のハードウェア構成を示すが、プリントエンジン3についても同様である。
図2に示すように、本実施形態に係る検査装置4は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバ等の情報処理装置と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係る検査装置4は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス90を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60、操作部70及び専用デバイス80が接続されている。
CPU10は演算手段であり、検査装置4全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。
I/F50は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが検査装置4の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザが検査装置4に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス80は、プリントエンジン3や検査装置4において、専用の機能を実現するためのハードウェアであり、プリントエンジン3の場合は、紙面上に画像形成出力を実行するプロッタ装置や、紙面上に出力された画像を読み取る読み取り装置である。また、検査装置4の場合は、少値画像を多値画像に変換するための演算を行う演算装置である。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るプリントエンジン3や検査装置4の機能を実現する機能ブロックが構成される。
図3は、本実施形態に係るプリントエンジン3の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン3は、印刷処理部301、読み取り処理部302、制御部303、操作パネル304を含む。印刷処理部301は、エンジンコントローラ2から入力される二値画像を取得し、印刷用紙に対して画像形成出力を実行し、印刷済みの用紙を出力するする。印刷処理部301は、インクジェット式や電子写真式等の一般的な画像形成機構によって実現される。
尚、本実施形態に係る二値画像は、画素毎にCMYK(Cyan、Magenta、Yellow、Black)各1bit(合計4bit)で表現された1200dpiの画像であるものとして説明する。また、同一の画像が、エンジンコントローラ2から検査装置4に対しても入力される。
読み取り装置302は、印刷処理部301によって印刷が実行されて出力された印刷用紙の紙面上に形成された画像を読み取り、読み取りデータを検査装置4に出力する。制御部303は、印刷処理部301による印刷出力を制御する。操作パネル304は、ユーザがプリントエンジン3を操作するためのユーザインタフェースであり、図2に示す操作部70やLCD60によって実現される。また、制御部303は、操作パネル304を介して入力されるユーザの操作に応じて印刷処理部301を制御する。また、制御部303は、検査装置4からのコマンドを取得し、再印刷等の制御を行う。
図4は、本実施形態に係る検査装置4の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態に係る検査装置4は、入力I/F401、比較検査処理部402、マスター画像生成処理部403、出力I/F404を含む。入力I/F401は、内部にバッファメモリを有し、プリントエンジン3から入力される読み取り画像データを取得してバッファメモリに一時的に記憶し、順次比較検査処理部402に入力する。尚、本実施形態においてプリントエンジン3から出力される印刷物の読み取り画像は、画素毎にRGB(Red、Green、Blue)8bit(合計24bit)で表現された200dpiの画像であるものとして説明する。
比較検査処理部402は、入力I/F401から入力される読み取り画像データと、マスター画像生成処理部403から入力されるマスター画像を比較検査し、検査結果データを出力I/F404に出力する。これにより、出力I/F404が、検査結果データをプリントエンジン3の制御部303に出力する。即ち、比較検査処理部402が、画像検査部として機能する。
マスター画像生成部403は、エンジンコントローラ2からディザマトリクス及び二値画像を取得する。ここで、本実施形態に係る二値画像は、上述したように画素毎にCMYK(Cyan、Magenta、Yellow、blacK)各1bit(合計4bit)で表現された1200dpiの画像である。そして、マスター画像生成部403は、二値画像をディザマトリクスに基づいて各色8bitの多値画像に変換する。
また、マスター画像生成部403は、生成した多値画像の解像度及び色表現形式を上記読み取り画像データの解像度と合わせるために、解像度変換処理及び色変換処理を実施してマスター画像を生成する。これにより、マスター画像生成部403は、画素毎にRGB各色8bit(合計24bit)で表現された、200dpiのマスター画像を生成し、比較検査処理部402に入力する。即ち、マスター画像生成部403が、画像の比較検査に用いられる検査用画像を生成する検査用画像生成部として機能する。
図5は、マスター画像生成処理部4内部の構成を示すブロック図である。図5に示すように、マスター画像生成処理部403は、少値多値変換処理部431、解像度変換処理部432、色変換処理部433を含む。少値多値変換処理部431は、本件の要旨に係る機能を実現する構成であり、上述した二値画像及びディザマトリクスデータを取得し、少値/多値変換処理を実行して多値画像を生成する。少値多値変換処理部431の少値/多値変換処理によって生成される多値画像は、上述したように、画素毎にCMYK各8bitで表現された1200dpiの多値画像である。
解像度変換処理部432は、少値多値変換処理部431によって生成された多値画像を取得して解像度変換を行い、中間画像を出力する。生成される中間画像は、画素毎にCMYK各色8bitで表現された200dpiの多値画像である。即ち、解像度変換処理部432は、プリントエンジン3から入力される読み取り画像の解像度に合わせて多値画像の解像度を変換する。色変換処理部433は、解像度変換処理部432によって生成された中間画像を取得して色変換を行い、マスター画像を出力する。生成されるマスター画像は、画素毎にRGB各色8bit(合計24bit)で表現された、200dpiの多値画像となり、プリントエンジン3から出力される印刷物の読み取り画像の形式と等しくなる。
図6は、本実施形態の要旨に係る構成である少値多値変換処理部431の内部構成を示す図である。図6に示すように、本実施形態に係る少値多値変換処理部431は、入出力I/F434、演算処理装置435、RAM436を含む。入出力I/F434は複数の通信手段を備え、それぞれ独立に動作することができる。本実施例では、エンジンコントローラ2、解像度変換処理部432と夫々接続されている。
RAM436は、印刷処理コントローラ2から入出力I/F434を経由して送られてきた、CMYKプレーン全てのディザマトリクスを格納しておく。本実施形態に係るディザマトリクスは二値の1bit対応のものであり、各色プレーンで1層、2次元の閾値群を含む。
演算処理装置435は、少値多値変換処理を実行する装置であり、入出力I/F434から少値画像データを受け取り、多値画像データを出力する。図6に示すように、演算処理装置435内部にはメモリが設けられており、受け取った少値画像データを格納する。また、演算処理装置435は、演算に必要な色プレーンのディザマトリクスをRAM435から取り出し、内部に設けられたメモリに格納して利用する。
本実施形態においては、少値/多値変換処理を各画素について実行するため、その計算量は膨大な量となる。その計算を短時間で完了するため、演算処理装置435は、複数のプロセッサが互いに独立して演算を実行することが可能な並列演算機能を有するハードウェアによって構成される。そして、演算処理装置435内部に設けられたメモリには、その複数のプロセッサによる並列演算機能が効率的に実現されるような専用のプログラムが記憶されており、そのプログラムに従って並列演算が実行される。
次に、本実施形態において用いられるディザマトリクスについて図7を参照して説明する。図7は、本実施形態において用いられるディザマトリクスの例を示す図である。図7に示すように、本実施形態において用いられるディザマトリクス、即ち、DFE1が多値/少値変換を行う際に用いるディザマトリクスは、大領域のマトリクスの中に、1つのドットを構成する小領域のマトリクスが周期的に配置された構成となっている。
マトリクス内の各セルには閾値として用いられる値が1つずつ格納されている。図7に示す各値は、1画素を8bitの多値で表現した場合の0〜255までの階調値である。これは、多値/少値変換する対象の画像が、画素毎に各色8bitで表現されている場合に対応しているためである。多値画像から少値画像を作成する際には、多値画像の上にディザマトリクスを敷き詰める形で重ね、ディザマトリクスの各セルに設定された閾値と、そのセルに対応する位置にある画素の画素値を比較し、その大小関係により変換後の画素値を決定する。本実施形態においては少値画像として二値画像を想定しており、各画素は有色/無色に塗り分けられる。
換言すると、本実施形態に係るディザマトリクスは、図7に示すように、多階調を少階調に変換するための閾値が設定されたセルが、画像を構成する画素に対応してマトリクス状に配置されて構成されている。そして、マトリクス状のセルの配置において繰り返し配置可能なセルの集合である小領域に含まれる複数のセルに夫々設定された複数の閾値が、多階調の階調範囲全体から選択され、多階調の略全体にわたって分布している。更に、ディザマトリクスにおいて繰り返し配置されている小領域内のセルの閾値は、その値に応じた一定の規則に従って配置されている。これにより、ディザマトリクスのどの部分に少領域の形状を適用しても、その小領域内に含まれるセルに設定された閾値は重複することなく選択される。
次に、本実施形態に係る演算処理装置435による少値多値変換のアルゴリズムについて説明する。上述したように、多値/少値変換の際には、図7に示すようなディザマトリクスを多値画像に重ね合わせ、画素値と閾値との比較によってブールを取り、各画素の有色/無色を決定する。これにより、変換された少値画像においては、元の多値画像の濃度の情報を、いくつかの画素集合の中での有色/無色の画素の割合によって表現することとなる。
そこで、本実施形態に係る少値/多値変換においては、変換対象の二値画像において対象となる画素を中心としたある領域を切り取り、切り取った領域に含まれる有色/無色の画素数の割合と、対応する領域のディザマトリクスにおける閾値の配置関係に基づいて、
対象となる画素の画素値、即ち濃度を決定する。
図8は、上述したように変換対象の二値画像からある領域を切り取るための切り抜きフィルタを示す図である。図8に示すように、本実施形態に係る少値/多値変換においては、図7において説明したディザマトリクスにおける小領域801に相当する形状の切り抜きフィルタを用いる。図7に示すように、ディザマトリクスにおける小領域内には、ドットの成長に合わせて徐々に大きな閾値が設定された1セットの閾値群が配置されている。この1セットの閾値を、切り取った少値画像に含まれる着色点の数に応じた濃度の代表値とすることで、対象画素802を多値に復元する際の復元結果として元の多値情報に非常に近い復元結果を得ることができる。
図9は、図7に示すディザマトリクスにおいて、小領域マトリクス毎のドット成長順番号と、図8に示す切り抜きフィルタで切り抜かれた領域の例を示す図である。小領域マトリクスは、大領域のマトリクス内に周期的に配置されており、小領域内におけるドット成長順、即ち、図7に示す各セルの閾値の値に応じた配置は一定である。従って、対象画素802をどのように設定しても、切り出したマトリクス内に含まれる閾値群は、図9で示すように1セットの閾値群となる。
図10(a)〜(c)は、ディザマトリクスのとある領域において、対象画素802を変えた場合における小領域及び閾値群の変化を示す図である。図8に示す切り抜きフィルタを用いてディザマトリクスを切り抜き、切り抜かれた領域に含まれる閾値群を昇順にソートすると、抽出された代表値は、図10(a)〜(c)に示すように、対象画素802を変更した場合であっても、8bitの階調の全範囲、即ち、階調値0〜255において概ね等間隔に分布する。このように階調の全範囲にわたって分布する複数の閾値の情報を、閾値データとして生成する。
図10(a)〜(c)に示すようなソートデータは、変換対象に含まれる全画素に応じて生成する必要があるため、ソート処理の回数は、画像を構成する全画素の総計となり、膨大な計算時間が掛かってしまう。これに対して、図8に示す切り抜きフィルタの小領域801は画像全体に対して非常にサイズが小さいため、このディザマトリクスの全点を着目点としたソートデータを予め作成して記憶しておくことができる。これにより、上記ソート処理を省略し、処理の高速化を図ることができる。
そこで、図7に示すディザマトリクスを用いる場合、演算処理装置435は、大領域マトリクスに配置される17×17=289画素全てについて、図10のように、各点が着目画素となった場合のソート結果を予め計算してテーブル化し、RAM436に記憶する。そして、少値多値変換を行う際、演算処理装置435は、このソートデータを読み込み、該当する箇所を参照する。
尚、図7に示すディザマトリクスのうち、例えば左上のセルを着目点とする場合、図7に示す17×17の有限のディザマトリクスの状態では、切り抜きフィルタの小領域801に応じたセルを切り出すことが出来ない。しかしながら、図7に示すディザマトリクスDは、図11に示すように、変換対象の画像Pに対して敷き詰めて適用するものであり、図7に示すディザマトリクスの上辺と下辺とは連結して適用することが可能であると共に、右辺と左辺とは連結して適用することが可能である。
従って、左上のセルを着目点とする場合、上辺によって途切れる部分については、下辺を連結して下辺側のセルを参照し、左辺によって途切れる部分については、右辺を連結して右辺側のセルを参照する。更に、左上方向に途切れる部分については、右下部分を連結して参照する。これにより、ディザマトリクスに含まれる全てのセルについて、図10(a)〜(c)に示すように閾値データを生成することが可能である。
図12は、本実施形態において多値画像への変換対象となる少値画像の一部に、図7に示すディザマトリクスを重ね合わせた状態を示す図である。図12においては、有色画素が黒、無色画素が白で示されている。演算処理装置435は、図12に白黒で示すような変換対象の少値画像を取得する。上述したように、図12に示す画像は、DFE1において、図7において説明したディザマトリクスが適用されて少値化された画像である。
演算処理部435は、変換対象の少値画像を取得すると、取得した少値画像と図7に示すディザマトリクスとを重ね合わせるように、少値画像の各画素とディザマトリクスの各セルとを対応づける。この際、演算処理部435は、上記各画素と各セルとの対応関係が、DFE1にて実行された少値化処理における変換対象の画像の画素とディザマトリクスの各セルとの対応関係と同一になるように、各画素と各セルとを対応づける。これにより、図12に示すように、少値画像の各画素にディザマトリクスの各セルの閾値が重ね合わせられた状態の情報が生成される。
そして、演算処理装置435は、変換対象の少値画像において、対象画素を中心として図8に示す切り抜きフィルタを適用して少値画像から小領域を切り抜き、切り抜かれた小領域に含まれる有色画素の個数をカウントする。そして、演算処理装置435は、図10(a)〜(c)に示すようにソートした代表値のうち、上記カウント値に応じた順番の代表値を、切り抜きフィルタを適用した際の対象画素の画素値、即ち濃度の値として決定する。その一例を図13に示す。
図13は、図12に示す少値画像を例として、その一部に切り抜きフィルタを適用した場合の例を示す図である。図13においては、切り抜きフィルタによって切り抜かれる小領域が、破線で囲まれて示されている。図13の例の場合、切り抜かれた小領域に含まれる有色画素は17個中9個である。そして、図13に示すように、切り抜かれた小領域内の代表値群を昇順ソートした場合に、9番目となる値は“129”である。この場合、演算処理装置435は、対象画素(図13においては、小領域内において“179”という閾値が表示された画素)の階調値を“129”と決定する。
換言すると、本実施形態において、演算処理装置435は、DFE1から取得した少値画像を構成する各画素について、夫々の画素を中心として切り抜きフィルタを適用し、その小領域内に含まれる有色画素の数をカウントし、カウント値に基づいた多階調の階調値を決定する。このような処理を、変換対象の少値画像に含まれる全画素に対して実行することにより、少値化された際に適用されたディザマトリクスに応じた、高精度な多値画像の復元を行うことが可能となる。
次に、本実施形態に係る少値/多値変換処理の詳細について説明する。図14は、DFE1に印刷ジョブが入力されてから、少値/多値変換が完了するまでの検査装置4の動作を示すフローチャートである。図14に示すように、DFE1に印刷ジョブが入力されると、少値多値変換処理部431は初期化処理(S1401)として、DFE1からディザマトリクス及びそのディザマトリクスに対応した切り抜きフィルタを取得し、RAM436に格納する。少値多値変換処理部431は、CMYK各色分、合計4種のディザマトリクス及び夫々のディザマトリクスに対応した切り抜きフィルタの情報を取得する。
この初期化処理は、印刷ジョブの受信に応じてDFE1が出力する通知に基づいて少値多値変換処理部431が実行しても良いし、印刷ジョブを受信したDFE1が上記ディザマトリクス及び切り抜きフィルタを検査装置4に送信することにより実行されても良い。このようなタイミングで初期化処理を実行することにより、DFE1においてレンダリング及びハーフトーン処理が実行されて勝利画像が出力されるまでの間に、図10(a)〜(c)に示すようなソート処理を完了し、その後の処理をスムーズに実行することが可能となる。
この初期化処理によってRAM436にディザマトリクス及び切り抜きフィルタが格納されると、演算処理装置435は、内部のメモリに記憶されているプログラムに従って演算を行うことにより、RAM436に格納されたディザマトリクス及び切り抜きフィルタに基づいて図10(a)〜(c)において説明したように代表値のソート処理を実行して生成したデータである閾値データをRAM436に記憶する。
上記閾値データは、17×17のディザマトリクスの夫々のセルについて、図10(a)〜(c)に示すように17個の代表値があり、代表値は8bitのデータによって表現され、更にCMYKの4つについてあるため、4×17×8(bit)で約19KByteである。
その後、DFE1においてレンダリング、ハーフトーン処理を経て生成された二値画像が検査装置4に入力されることにより、少値多値変換処理部431が二値画像データを受信し(S1402)、RAM436に格納する。そして、演算処理装置435は、カウンタを0にセットし(S1403)、取得した二値画像において階調値を決定するべき対象画素を指定する(S1404)。
そして、演算処理装置435は、図13において説明したように、RAM403に格納されている二値画像データにおいて、指定した対象画素を中心として切り抜きフィルタを適用し、演算処理装置435内部に設けられたレジスタへ1画素分ずつ格納する(S1405)。
1つの小領域に含まれる画素の情報をレジスタに格納すると、演算処理装置435は、レジスタに格納された画素と対応する位置の切り抜きフィルタの値を調べる(S1406)。この値が“1”であれば(S1406/YES)、次に、演算処理装置435は、レジスタ内の画素の有色/無色を調べる(S1407)。画素が有色であれば(S1407/YES)、演算処理装置435は、カウンタをインクリメント(S1408)し、無色であればインクリメントは省略する。また、切り抜きフィルタの値が“0”であれば(S1406/NO)、S1407及びS1408の処理を省略する。
演算処理装置435は、S1405からの処理を、切り抜きフィルタを重ね合わせた領域の少値画像データ全てに対して実施するまで繰り返し(S1409/NO)、切り抜きフィルタを重ね合わせた領域の少値画像データ全てに対して実施すると(S1409/YES)、次に、演算処理装置435は、初期化処理において生成した閾値データのうち、現在の対象画素の位置に応じた閾値データを参照してカウンタ値に応じた順番の閾値を抽出し(S1410)、対象画素の階調データとして入出力I/F434を介して解像度変換処理部432に出力する(S1411)。
演算処理装置435は、S1403からの処理を、取得した二値画像の全ての画素に対して完了するまで繰り返し(S1412/NO)、全ての画素に対して完了すると(S1412/YES)、処理を終了する。このような処理により、少値多値変換処理部431による少値/多値変換処理が完了する。
このようにして少値多値変換処理部431が変換後の多値画像を出力した後、上述したように、解像度変換処理部432による解像度変換処理、色変換処理部433による色変換処理を経てマスター画像が生成される。
以上説明したように、本実施形態に係る検査装置4を含む画像形成システムにおいては、入力された少値画像のハーフトーン処理において適用されたディザマトリクスを構成する全てのセルについて、各セルを中心としてそのディザマトリクスを構成する小領域内の閾値を昇順ソートすることにより、復元するべき階調範囲に対応した階調値がその階調範囲にわたって概ね等間隔に抽出された閾値データを生成する。
また、入力された少値画像とディザマトリクスとを重ね合わせて、少値画像の各画素とディザマトリクスの各セルとを対応づける。この際、少値画像を構成する各画素について、少値画像がハーフトーン処理される際に対応づけられたセルを対応づける。そして、入力された少値画像を構成する全画素について、ディザマトリクスを構成する小領域の形状に対応した切り抜きフィルタを各画素を中心として適用し、小領域に対応する領域毎に有色画素の数をカウントする。更に、切り抜きフィルタを適用する際に中心とした画素に対応するセルを中心として生成された閾値データを参照し、ソートされた閾値において、上記カウント値の順番に対応する順番の閾値を、上記中心とした画素の階調値として決定する。
このような処理により、本実施形態に係る検査装置4においては、ディザパターンを用いてハーフトーン処理された少値画像の、多値画像への高精度な変換を実現することができる。
尚、上記実施形態においては、図10(a)〜(c)において説明したように、ディザマトリクスに切り抜きフィルタを適用して、閾値群が昇順にソートされた閾値データを生成する場合を例として説明した。これにより、少値画像が生成されたハーフトーン処理において適用されたディザマトリクスに応じて階調値が復元されるため、より高精度な多値画像の復元が可能となる。
しかしながら、本実施形態に係る要旨は、ハーフトーン処理において適用されたディザパターンを構成する小領域毎に、入力された少値画像の有色画素をカウントし、そのカウント結果に応じた階調値に復元することである。従って、図10(a)〜(c)において説明した閾値データの生成は省略することが可能であり、例えば、切り抜きフィルタにおいて小領域を構成する画素の個数が、図8のように17個であれば、256階調を17等分した17個の代表値を抽出してRAM436に格納することにより、上記実施形態に準じた効果を得ることが可能である。
ただし、ディザマトリクスの閾値の設定は必ずしも階調範囲を等分したものとは限らず、低濃度の分解能を高めたものや、高濃度の分解能を高めたもの等、代表値の選択に偏りがある場合がある。このため、図10(a)〜(c)において説明したように、実際に適用されたディザマトリクスに応じて閾値データを生成することにより、多値化の対象となる少値画像に対して適用されたディザマトリクスに基づき、高精度な多値化処理を実現することが可能となる。
また、図13においては、図8に示す切り抜きフィルタの小領域801が画像内に収まるように対象画素が選択されている場合を例としているが、左上の画素が対象画素として選択されたような場合、小領域801が画像内に収まらず、有色画素をカウントする対象の画素が17個に満たない。この場合、演算処理装置435は、小領域801が画像からはみ出して有色画素をカウントする対象の画素が存在しない部分については、無色であるものとして判断する。
このような処理により、例えば左上の画素の本来の階調値がベタ、即ち最高濃度の階調値であったとしても、はみ出した部分を無色として判断するため、その分カウント値が低くなり、その結果低い階調値が選択されることとなる。即ち、画像の外周部分において濃度が下がり、画像がぼけることとなる。これは、少値/多値変換によって生成される画像が比較検査用のマスター画像として用いられることを考えると、むしろ好ましい結果となる。以下、その理由について説明する。
検査対象の画像である読み取り画像は、上述したように、プリントエンジン3の読み取り装置302によって読み取られた読み取り画像であり、読み取られる対象の画像は、印刷処理部301によって印刷処理された印刷用紙の紙面上に形成された画像である。そして、一般的な印刷処理においては、紙面の外周部分が余白となると共に、紙面の読み取りに際しては、印刷出力時の解像度よりも低い解像度で読み取りを実行するため、読み取り装置302によって読み取られた画像の外周部分は、余白に影響されてぼけることとなる。その結果、印刷結果の検査においては、ぼけた画像同士を比較することとなるため、本来の画像とぼけた画像とを比較する場合よりも、比較結果としては良好な結果を得ることが出来る。
また、上記実施形態においては、図14のフローチャートにおいて、初期化処理として閾値データを生成することにより、実際の画像検査時の処理負荷を軽減する場合を例として説明した。この他、図14のS1405〜S1409のサイクルにおいて、対象画素に対応するセルについて図10(a)〜(c)のようなソート処理を実行し、閾値データを生成しても良い。
実施の形態2.
実施の形態1においては、少値画像の例として各画素が有色/無色の二値画像である場合を例として説明した。しかしながら、DFE1から出力されるハーフトーン処理済みの少値画像としては、二値画像の他、例えば各画素がCMYK各色2bit(4階調)で表現されている形式の少値画像もあり得る。これは、プリントエンジン3に含まれる印刷処理部301の画像形成機構が、4階調の色表現に対応している場合の例である。本実施形態においては、そのような少値画像を多値画像に変換する場合を例として説明する。
少値画像の諧調が2bit、4階調である場合、DFE1におけるハーフトーン処理においては、8bit、256階調の画像を2bit、4階調に変換する処理が実行される。CMYKのK(blacK)の場合、4階調の色は白、薄灰、濃灰、黒となる。以降、白を第1階調、薄灰を第2階調、濃灰を第3階調、黒を第4階調とするが、他のCMYの色についても、無色〜最高濃度まで4階調の色が表現される。
このような場合、第1階調と第2階調の閾値、第2階調と第3階調の閾値、第3階調と第4階調の閾値という、3種類の閾値が必要となる。そのため、DFE1においては、図7に示すようなディザマトリクスがCMYK各色について3種類用意される。この3種類のディザマトリクスは、上記3種類のいずれかに対応した閾値が各セルに設定されている。
このような場合のDFE1によるハーフトーン処理においては、まず第1階調と第2階調の閾値に対応したディザマトリクスで判定し、第2階調と判定された画素について、続いて第2階調と第3階調の閾値に対応したディザマトリクスで判定し、第3階調と判定された画素について、最後に第3階調と第4階調の閾値に対応したディザマトリクスで判定する。
上述したように、DFE1において用いられるディザマトリクスが各色について3種類合計12種類あり、それらの全てが検査装置4に入力される。また、切り抜きフィルタについても、夫々のディザマトリクスに対応して12種類用意され、それらの全てが検査装置4に入力される。そして、検査装置4においては、図10(a)〜(c)において説明したように、取得したディザマトリクスの全てについて、実施の形態1において説明したようなソート処理を実行し、閾値データを生成する。
図15は、本実施形態においてDFE1から出力される少値画像の例を示す図である。図14に示すように、一画素が2bitで表現された画像の場合、CMYKのうちK(blacK)であれば、黒、白に加えて、濃灰、薄灰の階調がある。K以外のCMYであっても、各色において濃度が4階調で表現されていることは同一である。
本実施形態に係る少値/多値変換においても、対象画素を中心として切り抜きフィルタで小領域を切り抜き、その小領域内に含まれる有色画素をカウントしたカウント値に基づいて対象画素の階調を決定することは同様である。しかしながら、上述したように、本実施形態に係る少値画像は有色/無色ではなく4階調によって表現されているため、カウント値をそのまま階調判断の根拠とすることはできない。
そのため、本実施形態に係る演算処理装置435は、まず図13において説明したように、対象画素を中心として切り抜きフィルタを適用し、小領域内の有色画素をカウントする。この際、薄灰、濃灰のような中間色の画素についても有色としてカウントする。小領域内の有色画素のカウントを完了すると、演算処理装置435は、各色についての3種類のディザマトリクスのうち、最も閾値の高いもの、即ち、第3階調と第4階調との閾値を示すディザマトリクスの閾値データを参照し、実施の形態1と同様に、カウント値に応じた順番の閾値を階調値として抽出する、
このようにして階調値を抽出した後、演算処理装置435は、小領域内に含まれる有色画素のうち、薄灰、濃灰等の中間色である画素について着目し、その画素に基づいて上記抽出した階調値を加減補正することにより、好適な階調値を求める。以下、その方法について具体的に説明する。
本実施形態に係る演算処理装置435は、小領域内に上記中間色が含まれる場合、その中間色が第3階調であれば、第2階調と第3階調との閾値を示すディザマトリクスを参照し、その中間色が第2階調であれば、第1階調と第2階調との閾値を示すディザマトリクスを参照し、その中間色の画素の位置に対応したセルの閾値を取り出す。そして、演算処理装置435は、第3階調と第4階調との閾値を示すディザマトリクスを参照し、閾値を取出したセルと同一位置にある、セルの閾値との差分値を求める。演算処理装置435は、このようにして求めた差分値を、上述した加減補正の補正値として用い、求めた補正値をカウント値に応じた閾値データの順番から抽出した閾値から差し引くことにより、最終的な階調値を求める。
ここで、多階調のハーフトーン処理を行う場合に対応したディザマトリクスについて、図7を参照して説明する。図7は、実施の形態1におけるディザマトリクスの例であるが、本実施形態において、図7は、第3階調と第4階調との閾値を示すディザマトリクスとして用いられる。
そして、第2階調と第3階調との閾値を示すディザマトリクスは、図7に示す各セルの閾値のうち、例えば192以上のような大きな値を192に統一し、第3階調であると判断される可能性を高めたものとなる。また、第1階調と第2階調との閾値を示すディザマトリクスは、図7に示す各セルの閾値のうち、例えば、128以上のような中間値以上の値を128に統一し、第2階調であると判断される可能性を高めたものとなる。
従って、上述したような態様によって階調値の加減補正を行ったとしても、上記補正値が0となることも多く、最終的に求められる階調値が実際以上に低くなってしまうようなことはない。尚、最終的に求められた階調値がマイナスとなってしまうような場合は、その画素は無色として処理する。
次に、図16を参照して、本実施形態に係る少値/多値変換処理の詳細について説明する。図16は、実施の形態1の図14に対応するフローチャートである。図16に示すように、S1601〜S1607までは、S1401〜S1407と同様に処理が実行される。S1607の処理により、レジスタ内の画素が無色以外であった場合(S1607/YES)、演算処理装置435は、上述したように、演算対象の画素に対応するディザマトリクスのセルを参照し、閾値の差分値を算出して(S1609)、RAM436に格納する。
ここで、S1609においては、演算対象の画素が第3階調であれば、第2階調と第3階調との閾値と、第3階調と第4階調との閾値との差分を算出する。また、演算対象の画素が第2階調であれば、第2階調と第3階調との閾値と、第3階調と第4階調との閾値との差分を算出する。
その後、S1610〜S1612については、S1408〜S1410と同様に処理が実行される。そして、S1612の処理により、カウント値に対応した順番の閾値を、第3階調と第4階調との閾値の閾値データから階調値として抽出すると、演算処理装置435は、RAM436に格納した差分値に基づき、階調値の加減補正を実行する(S1613)。その後、S1411、S1412と同様の処理を実行し(S1614、S1615)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る検査装置4を含む画像形成システムにおいては、入力される少値画像が中間色を含む多階調であっても、中間色に応じた階調値を差し引いて好適な少値/多値変換を実現することが出来る。
尚、中間値を考慮して階調値を求める方法としては、上述した方法以外にも様々な方法を用いることができる。例えば、演算処理装置435は、各色3種類のディザマトリクスをDFE1から取得すると、各色毎に、ディザマトリクス間の対応する各セルに設定された閾値の差分値の平均を予め算出して記憶する。この際、求める差分は、第1階調と第2階調との閾値と、第3階調と第4階調との閾値との差分及び第2階調と第3階調との閾値と、第3階調と第4階調との閾値との差分である。
そして、演算処理装置435は、少値/多値変換において小領域内の有色画素をカウントした後、小領域内に中間色が存在した場合、その数及び第2階調、第3階調の別に応じて、上記予め求めた差分値の平均を階調値から差し引く。このような態様によっても、上記実施形態と同様に、中間色に応じた階調値を差し引いて好適な少値/多値変換を実現することが出来る。
また、実施の形態1、2においては、図7に示すような1つの領域が17画素で構成された小領域が繰り返し配置されたディザマトリクスを例として説明した。しかしながら、これは一例であり、小領域の形状が異なるディザマトリクスであっても上記と同様に適用可能である。図17(a)、(b)は、異なる形状の小領域を含むディザマトリクスの例を示す図である。
図17(a)、(b)のディザマトリクスは、いずれも小領域を構成する画素数が、図7の例よりも多い。このため、図10(a)〜(c)に示すような閾値データを生成すると、その階調は図10(a)〜(c)の例よりも細かくなる。その結果、実施の形態1、2よりも高精度な階調値を復元することが可能となる。
尚、一の小領域に含まれる画素数を多くすると、その分図14のS1405〜S1409のサイクルを多く実行することとなり、演算処理装置435の処理負荷が増大する。その結果、検査装置4がページ毎の検査を実行する速度が、プリントエンジン3による画像形成出力のページ速度に追いつかなくなることがあり得る。そのため、ディザマトリクスを構成する小領域の範囲は、プリントエンジン3のページ度速度と演算処理装置435の処理性能とのバランスに基づいて適宜選択されることが好ましい。
また、実施の形態1、2においては、検査装置4におけるマスター画像の生成を前提として、少値/多値変換処理を適用する場合を例として説明したが、上述した少値/多値変換の手法は、上記マスター画像の生成に限らず、ディザマトリクスを用いて少値化された画像を多値画像に復元する復元方法として一般的に用いることが可能である。
1 DFE
2 エンジンコントローラ
3 プリントエンジン
4 検査装置
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 専用デバイス
90 バス
301 印刷処理部
302 読み取り装置
303 制御部
304 操作パネル
401 入力I/F
402 比較検査処理部
403 マスター画像生成処理部
404 出力I/F
431 少値多値変換処理部
432 解像度変換処理部
433 色変換処理部
434 入出力I/F
435 演算処理装置
436 RAM
特開2006−027265号公報 特開2007−194836号公報

Claims (11)

  1. 画像形成装置によって紙面上に画像形成出力された画像を読み取った読み取り画像の検査を行う画像検査装置であって、
    前記画像形成装置が画像形成出力を実行するための画像を取得し、前記読み取り画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記生成された検査用画像と前記読み取り画像とを比較して検査を行う画像検査部とを含み、
    前記検査用画像生成部は、
    多階調を少階調に変換するための閾値が設定されセルが画像を構成する画素に対応してマトリクス状に配置され、前記マトリクス状のセルの配置において繰り返し配置可能なセルの集合である小領域に含まれる複数のセルに夫々設定された複数の前記閾値が、前記多階調の全体から選択されて前記多階調の略全体にわたって分布しているディザマトリクスを取得して記憶媒体に記憶し、
    前記画像形成装置が画像形成出力を実行するための画像として、前記画像形成装置の階調表現性能に応じて前記ディザマトリクスを用いて少なくとも有色と無色との別によって表現される画像に変換された少値画像を取得して記憶媒体に記憶し、
    前記取得した少値画像を構成する各画素について、その画素を中心とした前記ディザマトリクスの小領域の形状の範囲内に含まれる有色画素の数をカウントし、カウント値に基づいた多階調の階調値を決定することによりその画素を多階調に変換して記憶媒体に記憶し、
    前記各画素が多階調に変換された画像を前記読み取り画像の情報形式に合わせて処理することにより前記検査用画像を生成して出力することを特徴とする画像検査装置。
  2. 前記検査用画像生成部は、
    前記有色画素の数をカウントした後、前記ディザマトリクスを構成するセルのうち前記有色画素のカウントにおいて中心とした画素に対応するセルを参照し、前記参照したセルを中心とした前記ディザマトリクスの小領域の形状の範囲内に含まれるセルに設定された閾値を抽出して値の順に並べ、カウント値に応じた順番の閾値を前記多階調の階調値として決定することを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記検査用画像生成部は、
    前記ディザマトリクスを構成する各セルについて、そのセルを中心とした前記ディザマトリクスの小領域の形状の範囲内に含まれるセルに設定された閾値を抽出し、その閾値の値に応じて並べることによって閾値データを生成して記憶媒体に記憶し、
    前記有色画素の数をカウントした後、前記中心とした画素に対応するセルを中心として生成された閾値データを参照し、前記閾値データにおいてカウント値に応じた順番の閾値を前記多階調の階調値として決定することを特徴とする請求項2に記載の画像検査装置。
  4. 前記検査用画像生成部は、
    画像形成装置が画像形成出力を実行するための画像として、少なくとも有色、無色及びその中間色の別によって表現される画像に変換された少値画像を取得して記憶媒体に記憶し、
    前記ディザマトリクスとして、有色であることを判断するための閾値によって構成された第1のディザマトリクス及び前記中間色であることを判断するための閾値によって構成された第2のディザマトリクスを取得して記憶媒体に記憶し、
    前記小領域の形状の範囲内に含まれる画素のうち、無色以外の画素の数をカウントし、カウント値に基づいた多階調の階調値を決定することによりその画素を多階調に変換して記憶媒体に記憶し、
    前記範囲内に中間色の画素が含まれている場合、前記第1及び第2のディザマトリクスを夫々構成するセルに設定されている閾値の差分に基づいて前記決定した階調値を補正して記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像検査装置。
  5. 前記検査用画像生成部は、前記範囲内に中間色の画素が含まれている場合、前記第1及び第2のディザマトリクスを夫々構成するセルのうち中間色の画素に対応したセルに設定されている閾値の差分を求め、その差分に基づいて前記決定した階調値を補正して記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項4に記載の画像検査装置。
  6. 前記検査用画像生成部は、前記第1及び第2のディザマトリクスを夫々構成するセルにおいて互いに対応するセルに設定されている閾値の差分の平均値を求めて記憶媒体に記憶し、前記範囲内に中間色の画素が含まれている場合、前記差分の平均値に基づいて前記決定した階調値を補正して記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項4に記載の画像検査装置。
  7. 前記検査用画像生成部は、前記範囲内に中間色の画素が含まれている場合、前記第1及び第2のディザマトリクスを夫々構成するセルに設定されている閾値の差分及び前記含まれている中間色の画素の数に基づいて前記決定した階調値を補正して記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項4乃至6いずれか1項に記載の画像検査装置。
  8. 前記検査用画像生成部は、ある画素を中心とした前記ディザマトリクスの小領域の形状の範囲が、前記少値画像の外周をはみ出す場合、はみ出した部分については無色として範囲内に含まれる有色画素の数をカウントすることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載の画像検査装置。
  9. 紙面上に画像形成出力された画像を読み取った読み取り画像の検査を行う画像検査装置を含む画像形成装置であって、
    前記画像形成出力を実行すると共に、紙面上に出力した画像を読み取った読み取り画像を出力する画像形成出力処理部と、
    前記画像形成出力処理部が画像形成出力を実行するための画像を取得し、前記読み取り画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記生成された検査用画像と前記読み取り画像とを比較して検査を行う画像検査部とを含み、
    前記検査用画像生成部は、
    多階調を少階調に変換するための閾値が設定されセルが画像を構成する画素に対応してマトリクス状に配置され、前記マトリクス状のセルの配置において繰り返し配置可能なセルの集合形状である小領域に含まれる複数のセルに夫々設定された複数の前記閾値が、前記多階調の全体から選択されて前記多階調の略全体にわたって分布しているディザマトリクスを取得して記憶媒体に記憶し、
    画像形成装置が画像形成出力を実行するための画像として、画像形成装置の階調表現性能に応じて前記ディザマトリクスを用いて少なくとも有色と無色との別によって表現される画像に変換された少値画像を取得して記憶媒体に記憶し、
    前記取得した少値画像を構成する各画素について、その画素を中心とした前記ディザマトリクスの小領域の形状の範囲内に含まれる有色画素の数をカウントし、カウント値に基づいた多階調の階調値を決定することによりその画素を多階調に変換して記憶媒体に記憶し、
    前記各画素が多階調に変換された画像を前記読み取り画像の情報形式に合わせて処理することにより前記検査用画像を生成して出力することを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像形成装置によって紙面上に画像形成出力された画像を読み取った読み取り画像の検査を行う画像検査方法であって、
    多階調を少階調に変換するための閾値が設定されセルが画像を構成する画素に対応してマトリクス状に配置され、前記マトリクス状のセルの配置において繰り返し配置可能なセルの集合である小領域に含まれる複数のセルに夫々設定された複数の前記閾値が、前記多階調の全体から選択されて前記多階調の略全体にわたって分布しているディザマトリクスを取得して記憶媒体に記憶し、
    前記画像形成装置が画像形成出力を実行するための画像として、前記画像形成装置の階調表現性能に応じて前記ディザマトリクスを用いて少なくとも有色と無色との別によって表現される画像に変換された少値画像を取得して記憶媒体に記憶し、
    前記取得した少値画像を構成する各画素について、その画素を中心とした前記ディザマトリクスの小領域の形状の範囲内に含まれる有色画素の数をカウントし、カウント値に基づいた多階調の階調値を決定することによりその画素を多階調に変換して記憶媒体に記憶し、
    前記各画素が多階調に変換された画像を前記読み取り画像の情報形式に合わせて処理することにより、前記読み取り画像の検査を行うための検査用画像を生成して出力し、
    前記生成された検査用画像と前記読み取り画像とを比較して検査を行うことを特徴とする画像検査方法。
  11. 画像形成装置によって紙面上に画像形成出力された画像を読み取った読み取り画像の検査を行う画像検査プログラムであって、
    多階調を少階調に変換するための閾値が設定されセルが画像を構成する画素に対応してマトリクス状に配置され、前記マトリクス状のセルの配置において繰り返し配置可能なセルの集合である小領域に含まれる複数のセルに夫々設定された複数の前記閾値が、前記多階調の全体から選択されて前記多階調の略全体にわたって分布しているディザマトリクスを取得して記憶媒体に記憶するステップと、
    前記画像形成装置が画像形成出力を実行するための画像として、前記画像形成装置の階調表現性能に応じて前記ディザマトリクスを用いて少なくとも有色と無色との別によって表現される画像に変換された少値画像を取得して記憶媒体に記憶するステップと、
    前記取得した少値画像を構成する各画素について、その画素を中心とした前記ディザマトリクスの小領域の形状の範囲内に含まれる有色画素の数をカウントし、カウント値に基づいた多階調の階調値を決定することによりその画素を多階調に変換して記憶媒体に記憶するステップと、
    前記各画素が多階調に変換された画像を前記読み取り画像の情報形式に合わせて処理することにより、前記読み取り画像の検査を行うための検査用画像を生成して出力するステップと、
    前記生成された検査用画像と前記読み取り画像とを比較して検査を行うステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする画像検査プログラム。
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