JP5707957B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、主流路から下流側に分岐し吐出ユニットと接続している分岐流路における沈降を解消することを目的とする。
本発明の流路ユニットは、ポンプによるポンプ機能と駆動素子によるポンプ機能(吐出液がノズルから吐出されると流路内を吐出液が移動する)の2種類のポンプ機能を備えている。非印刷実行時、すなわち吐出液がノズルから吐出されていない状態においては駆動素子によるポンプ機能が作動しない。そのため、ポンプの出力を印刷実行時より増加させることにより、非印刷実行時に分岐流路における流速が所定値以上となるように制御することができる。
印刷速度とは、単位時間あたりに印刷する領域の面積を意味する。所定印刷速度は、画像形成装置が実現しうる最高速度であってもよいし平均速度などであってもよい。記録密度は、インク滴の大きさや単位面積あたりのドット数によって規定することができる。所定記録密度は、画像形成装置が実現しうる最高密度であってもよいし平均密度などであってもよい。
断面積が主流路より小さいと主流路と比較して分岐流路は詰まりを生じやすいが、本発明では分岐流路の流速が所定値以上となるように制御されるため、分岐流路において詰まりが発生することを防止することができる。
キャップによるノズル面の押圧時には、メニスカス限界を超えるような圧力が生じる流速にしても吐出液がノズルから漏れ出ることがないため、非押圧時よりもポンプの出力を増加させて分岐流路での流速を速めることができる。なお前述した内容は、押圧時・非押圧時ともに所定値以上であってさらに押圧時は非押圧時よりも分岐流路の流速を速めることを意味する。
前記した吐出ユニットと流路ユニットとを備えることにより、流路内に沈降を解消し沈降物が滞留しにくい画像形成装置を提供することができる。
吐出液の種類によって、使用頻度は異なりうる。使用頻度が低い吐出液ほど、当該吐出液の流路内での移動が少なく吐出液に含まれる比重が液体よりも大きい固体成分が沈降しやすい。したがって使用頻度が低い(第一の頻度)吐出液のポンプの出力を使用頻度が高い(第二の頻度)吐出液のポンプの出力より大きくすることで、沈降をより確実に解消することができる。なお前述した内容は、第一の頻度のインクおよび第二の頻度のインクともに、分岐流路の流速は所定値以上であることを満たした上で、使用頻度に応じてさらに流速を変えることを意味する。
流量(体積/時間)が同じであれば流路の断面積に応じて流速が異なる。流路の断面積が小さいほど流速は速くなる。したがって使用頻度が低い(第一の頻度)吐出液の分岐流路の断面積を使用頻度が高い(第二の頻度)吐出液の分岐流路の断面積より小さくすることで、使用頻度が低い吐出液の分岐流路での流速を速めることができ、沈降をより確実に解消することができる。
図1は、本発明の第一実施形態にかかる画像形成装置としてのインクジェットプリンター1の主要な構成要素を示す模式図である。インクジェットプリンター1は、制御部10と、インクタンク21と、吐出ユニット22と、上流側管23と、下流側管24と、ポンプ25とを備えている。インクタンク21と吐出ユニット22と上流側管23と下流側管24ポンプ25とは、インク(吐出液)の種類分備えられており、一つのインクに対応するそれらを総称して以降では流路セット20と呼ぶ。吐出ユニット22は、一つの流路セット20に複数備えられている。制御部10は、図示しないCPUとRAMとROMとを備え、ROMに格納されている制御プログラムをCPUが実行することにより、後述するピエゾ素子(駆動素子)やポンプやキャップの制御を行う。
制御部10とインクタンク21と上流側管23と下流側管24とポンプ25とが、流路ユニットに相当する。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、前記実施形態では、上流側分岐流路24bの断面積がどのインクについても同一である構成を説明したが、使用頻度が第一の頻度であるインクに対応する上流側分岐流路23bの断面積は、使用頻度が第一の頻度より高い第二の頻度であるインクに対応する上流側分岐流路23bの断面積より小さくてもよい(分岐流路の本数は各インクで同じであるとする)。流量が同じであれば断面積が小さいほど流速が速くなる。したがって例えばブラックインクよりイエローインクの方が低頻度で使用されることが予め把握できている場合、イエローインクの上流側分岐流路23bの断面積がブラックインクの上流側分岐流路23bの断面積より小さくなるように各インクの管を成型する(ただし、管の内径がインクに含有される最大粒子の直径の数倍以上等のように、管の内径や断面積の下限値も考慮する必要がある)。その結果、ポンプ25の出力が同じであってもイエローインクの上流側分岐流路23bの流速をよりブラックインクより速くすることができる。むろんこの場合もポンプ25の出力を可変にしてもよい。
なお、インクの種類(溶媒や色材の種類)に応じて、沈降しやすさや固形化しやすさ等が異なるので、沈降しやすいあるいは固形化しやすいという特徴を有するインクについてはよりポンプ25の出力を増加させ流速を速めるようにしてもよい。
なお、駆動素子はノズルからインク的を吐出することができればよく、ピエゾ素子に限定されない。
Claims (6)
- 吐出液をノズルから吐出する駆動素子を有する複数の吐出ユニットに供給する吐出液の循環型の流路ユニットと、前記吐出ユニットと、を備える画像形成装置であって、
前記吐出ユニットは、
前記吐出液を貯留するタンクと、
前記タンクから前記吐出ユニットに前記吐出液を移送する上流側流路であって、主流路と前記主流路から下流側に分岐し前記吐出ユニットと接続している分岐流路とを有する上流側流路を構成する上流側管と、
前記ノズルから吐出されなかった前記吐出液を前記吐出ユニットから前記タンクに回収する下流側流路を構成する下流側管と、
前記タンクと前記上流側管と前記吐出ユニットと前記下流側管とで構成される循環流路に前記吐出液を循環させるポンプと、
前記分岐流路における前記吐出液の流速が所定値以上となるように前記ポンプの出力を制御する制御部と、を備え、
前記タンクと前記吐出ユニットと前記上流側管と前記下流側管と前記ポンプとは前記吐出液の種類毎に設けられており、
使用頻度が第一の頻度である前記吐出液に対応する前記ポンプの出力は、前記使用頻度が前記第一の頻度より高い第二の頻度である前記吐出液に対応する前記ポンプの出力より大きい、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、非印刷実行時において前記流速が前記所定値以上となるように前記ポンプの出力を印刷実行時より増加させる、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記所定値は、前記ポンプを停止させた状態で、所定印刷速度および所定記録密度でドットを印刷媒体に記録する場合の、前記分岐流路における流速である、
請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記分岐流路は前記主流路より断面積が小さい、
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記吐出ユニットには、前記ノズルの開口が形成されたノズル面と密着して前記ノズル面を押圧するキャップが備えられ、
前記制御部は、前記キャップによる前記ノズル面の押圧時においては非押圧時より前記ポンプの出力を増加させる、
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記使用頻度が前記第一の頻度である前記吐出液に対応する前記分岐流路の断面積は、前記使用頻度が前記第二の頻度である前記吐出液に対応する前記分岐流路の断面積より小さい、
請求項5に記載の画像形成装置。
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