JP5703809B2 - 色変換装置、画像処理装置、画像形成装置、色変換方法及び色変換プログラム - Google Patents

色変換装置、画像処理装置、画像形成装置、色変換方法及び色変換プログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換装置、画像処理装置、画像形成装置、色変換方法及び色変換プログラムに関する。
従来では、コンピュータ上のカラーの画像データをカラープリンタなどの出力装置で出力する際に、画像データの色合わせ処理を行なうカラーマッチングシステム(CMS)の開発が盛んに行われている。このカラーマッチングシステムでは、従来から出力装置が再現できない色を再現可能な色にマッピングする技術(以下、ガマットマッピング技術という)が既に知られている。
例えば特許文献1には、ガマットマッピングされた各色値が構成する曲線や曲面の曲がり方を考慮して、好ましい階調性を実現するよう各色値を修正する方法が開示されている。
しかしながら特許文献1記載の発明では、ガットマッピングされた各色値を修正するものであり、ガマットマッピングにおいて生じる階調のつぶれについては考慮されていない。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべく成されたものであり、階調のつぶれを抑制し、階調性を向上させることが可能な色変換装置、画像処理装置、画像形成装置、色変換方法及び色変換プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成すべく以下の如き構成を採用した。
本発明は、入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換装置であって、前記色信号から、白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力手段と、前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整手段と、置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピング手段と、を有する。
また本発明の色変換装置において、前記入力ライン調整手段は、前記入力点の評価値が前記基準値より小さい場合に、前記入力点の色度値を前記入力点に対応して予め設定された置換用色度値に置き換える置換手段を有する。
また本発明の色変換装置において、前記入力ライン調整手段は、前記評価値を算出する評価値算出手段を有し、前記評価値算出手段は、前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を前記評価値として算出する。
また本発明の色変換装置において、前記入力ラインにおける前記複数の前記入力点は、RGB空間上で等距離となる点である。
また本発明の色変換装置において、前記入力ライン調整手段は、前記評価値が前記基準値以上であるか否かを判断する判断手段を有し、前記判断手段は、前記入力ラインの色相と前記基準値とが対応付けられたテーブルに基づき、前記入力ラインの色相に応じて前記判断に使用する前記基準値を切り替える。
また本発明の色変換装置において、前記入力ライン調整手段は、前記評価値が前記基準値以上であるか否かを判断する判断手段を有し、前記判断手段は、前記入力ラインの明度範囲と前記基準値とが対応付けられたテーブルに基づき、前記入力ラインの明度範囲に応じて前記判断に使用する前記基準値を切り替える。
また本発明の色変換装置において、前記入力ライン調整手段は、前記評価値が前記基準値以上であるか否かを判断する判断手段を有し、前記判断手段は、前記入力ラインの彩度に応じて前記判断に使用する前記基準値を切り替える。
本発明は、入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換手段を有する画像処理装置であって、前記色変換手段は、前記色信号から、白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力手段と、前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整手段と、置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピング手段と、を有する。
本発明は、入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換手段を有する画像形成装置であって、前記色変換手段は、前記色信号から、白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力手段と、前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整手段と、置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピング手段と、を有する。
本発明は、入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換装置による色変換方法であって、前記色信号から、白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力手順と、前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整手順と、置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピング手順と、を有する。
本発明は、入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換装置において実行される色変換プログラムであって、前記色変換装置に、前記色信号から、白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力ステップと、前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整ステップと、置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピングステップと、を実行させる。
本発明によれば、階調のつぶれを抑制し、階調性を向上させることができる。
第一の実施形態の画像形成装置を説明する図である。 第一の実施形態の色変換部を説明する図である。 明度変換を行うための一次元関数の例を示す図である。 第一の実施形態の入力ライン調整部を説明する図である。 第一の実施形態の入力ライン調整部の処理を説明する第一の図である。 階調性の評価値を説明する図である。 第一の実施形態のマッピング部を説明する図である。 第一の実施形態の入力ライン補正部の処理を説明する第一の図である。 第一の実施形態の入力ライン補正部の処理を説明する第二の図である。 第一の実施形態の表面近傍判定部の処理を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の表面近傍判定部の処理を説明する第一の図である。 第一の実施形態の表面近傍判定部の処理を説明する第二の図である。 マッピング方向を示す図である。 第二の実施形態の入力ライン調整部の処理を説明するフローチャートである。 色相と基準値とが対応付けられたテーブルの例を示す図である。 第三の実施形態の入力ライン調整部の処理を説明するフローチャートである。 明度レンジと基準値とが対応付けられたテーブルの例を示す図である。 第四の実施形態の入力ライン調整部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態では、ガマットマッピングを行う前において、入力点の色度値が所定の条件を満たすとき、入力点の色度値の置き換えを行って入力ラインの調整を行う。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の画像形成装置を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置100は、例えばカラー画像データ等を出力するプリンタ等である。画像形成装置100は、入力部110、画像処理部120、出力部130を有する。入力部110は、画像データを入力するためのものである。画像データは、RGB信号として入力される。画像処理部120は、入力された画像データに対して画像処理を行い、CMYKデータとして出力部130へ出力する。出力部130は、画像データを印刷して出力する。
本実施形態の画像処理部120は、色変換部140、γ補正部150、階調処理部160を有する。色変換部140は、画像データをRGBデータからCMYKデータへ変換する。本実施形態では、この色変換部140の処理に特徴を有するため、色変換部140の詳細は後述する。γ補正部150は、CMYKデータである画像データに対してγ補正を行う。階調処理部160は、γ補正が施された画像データに対して階調処理を行う。
以下に図2を参照して本実施形態の色変換部140について説明する。図2は、第一の実施形態の色変換部を説明する図である。
本実施形態の色変換部140は、ライン入力部141、第一色変換部142、明度レンジ圧縮部143、入力ライン調整部144、マッピング部145、第二色変換部146を有する。本実施形態の色変換部140では、RGBデータを出力部130から出力可能なCMYKデータに変換する。
本実施形態のライン入力部141は、RGBで表現された複数の入力点を含む入力ラインを、第一色変換部142に入力する。以下にライン入力部141の処理について説明する。
始めにライン入力部141は、入力された複数の入力点を表現するRGB信号をHSL信号に変換する。尚Hは色相を示し、Sは彩度を示し、Lは明度を示している。色相を示すHは、0から360の範囲の値となる。彩度を示すSと明度を示すLとは、0から1の範囲の値をとる。
次にライン入力部141は、HSL信号に変換された入力点から、ある色相を特定する基準となる基準点を決め、色相Hと彩度Sの値が基準点と等しい入力点を抽出する。そしてライン入力部141は、抽出された複数の入力点を含むラインを入力ラインとする。
RGB信号の特性から、色相Hと彩度Sとが等しい入力点の中で、L*a*b*色空間に変換したときの彩度が最も大きくなる入力点(以下、最高彩度点と呼ぶ)は、一般的には明度L=0.5の色点である。
ライン入力部141は、この最高彩度点を入力ラインの端点として、基準点の明度LがL>0.5であれば、明度L=1の点である白色点、入力点、最高彩度点により形成されるラインを入力ラインとする。またライン入力部141は、明度L=0の点である黒色点、入力点、最高彩度点により形成されるラインを入力ラインとする。
尚白色点(以下、点Pwと呼ぶ)から最高彩度点(以下、点Psと呼ぶ)に至るまでの入力点(以下、点Piと呼ぶ)は、RGB色空間において点Pwから点Psまでを等間隔に分割する点とする。
例えば点Pw、点PsのRGB値を点Pw(255,255,255)、点Ps(255,0,0)とし、点Piを点Pwと点Psとの間を16に等分割する点であるとすると、点Piは以下のようになる。
P1(255,240,240), P2(255,224,224),
P3(255,208,208), P4(255,192,192),
P5(255,176,176), P6(255,160,160),
P7(255,144,144), P8(255,128,128),
P9(255,112,112), P10(255,96,96),
P11(255,80,80), P12(255,64,64),
P13(255,48,48), P14(255,32,32),
P15(255,16,16),
本実施形態のライン入力部141は、点Pwから点Psを等分割した点Piと、点Pwから点Psとからなるラインを入力ラインとして第一色変換部142に入力する。尚上記の例では、16に等分割する場合を示したが、分割数は16でなくても良い。
次に第一色変換部142について説明する。本実施形態の第一色変換部142は、入力ラインを構成するRGB(HSL)信号をL*a*b*信号に変換する。尚入力されたRGB信号がコンピュータ上で作成された場合、RGB信号はsRGB信号であることが殆どである。よってこの場合は、第一色変換部142は、sRGBデータの定義に従い、L*a*b*信号に変換する。
続いて明度レンジ圧縮部143は、L*a*b*信号に変換された入力ラインの明度レンジを、出力ガマットの明度レンジに合わせるように圧縮する処理を行う。尚sRGB信号の明度L*のレンジは0〜100であるが、画像形成装置の明度L*のレンジは、sRGB信号の明度L*のレンジよりも狭い。本実施形態では、例えば画像形成装置の明度L*のレンジを15〜95とした。
本実施形態の明度レンジ圧縮部143は、図3に示す一次元関数を用いて明度変換を行うことで、明度レンジを出力ガマットに合わせる。図3は、明度変換を行うための一次元関数の例を示す図である。尚図3では、明度変換前後の関係が一次式となるものとしたが、一次式とは異なる変換特性を持つような明度変換を行っても良い。
次に本実施形態の入力ライン調整部144について説明する。本実施形態の入力ライン調整部144は、入力ラインLを構成する点Piに基づいて、入力点の階調性を評価し、評価の結果に基づき入力ラインL上の入力点PiのL*a*b*値(以下、色度値)を調整する。
以下に入力ライン調整部144について説明する。図4は、第一の実施形態の入力ライン調整部を説明する図である。
本実施形態の入力ライン調整部144は、評価値算出部151、判断部152、置換部153を有する。評価値算出部151は、点Piの色度値を後述する方法により点Piの評価値を算出する。判断部152は、算出された評価値に基づき点Piの色度値を予め決められた値に置換するか否かを判断する。置換部153は、判断部152の判断結果に基づき点Piの色度値の置換を行う。
以下に本実施形態の評価値算出部151による点Piの色度値の評価について説明する。
図5は、第一の実施形態の入力ライン調整部の処理を説明する第一の図である。図5では、入力ライン調整部144による調整前後の入力ラインLの様子を示している。
図5では、白色点を点Pw、黒色点を点Pk、入力ラインLの最高彩度点を点Psとし、調整前の入力点を点Pi(i=1,2,...,15)、調整後の入力点を点Pi′とした。
本実施形態の評価値算出部151は、入力ラインLの点Pw、点Ps、点Piを用いて点Piの階調性の評価値を求める。以下に、評価値の算出方法について説明する。
本実施形態の評価値算出部151は、点Pwの色度値を起点とした累積色差を各点Pi及び点Psにおいて求める。
点Piにおける累積色差をR(i)とすると、R(i)は以下のように求められる。
R(i)=ΣΔE(i)
(i=0,1,2,...,16, 但しR(0)=ΔE(0)=0とする。)
尚ここで、ΔE(i)は、隣接する点P(i)間の色差である。例えばΔE(1)は点Pwと点P(1)間の色差であり、ΔE(16)は点Psと点P(15)の色差である。
例えばΔE(1)は以下のようにして求める。点Pwの色度値をL*(Pw),a*(Pw),b*(Pw)とし、点Pwと隣接する点P(1)の色度値をL*(P1),a*(P1),b*(P1)とすると、
ΔE(1)={(L*(Pw)−L*(P1))+((a*(Pw)−a*(P1))+(b*(Pw)−b*(P1))0.5
尚2点間の色差の求め方は、上記のようなCIE1976Lab色差式に限らず、ΔE94色差式やΔE2000色差式等いずれの色差式を用いても良い。同様にして、ΔE(2)は点P1と点P2との間の色差として算出し、ΔE(16)までの色差を算出する。
累積色差R(i)は、点Pwを基準として、点Piまでの各E(i)を累積したものであり、iを横軸、R(i)を縦軸にしてグラフにすると例えば、図6に示す「調整前」の線61のようになる。図6は、階調性の評価値を説明する図である。尚図6では、縦軸の累積色差の最大値は1である。これは、累積色差R(16)の値で正規化したためである。
本実施形態の評価値算出部151は、この累積色差R(i)と、入力ラインL全体を考慮した階調変化(i)の相関係数を評価値として算出する。
図6に示す線61は、横軸を点Pwから点Psへの階調段数(点Piにおけるiの値)とし、縦軸を累積色差R(i)としたときのプロット例である。尚、階調段数=0は点Pw、階調段数=16は点Psである。
相関係数は、x={0,1,2,・・・,16}と、y={R(0),R(1),R(2),・・・,R(16)}の2組のデータ列を用いて算出することができる。相関係数の算出方法の詳細についてはここでは省略するが、−1から1までの値をとる。本実施形態の評価値算出部151は、点Pi毎に相関係数を算出し、算出された相関係数を点Pi毎の評価値として判断部152へ渡す。
判断部152は、評価値が予め設定された基準値より小さいか否かを点Pi毎に判断する。そして評価値が基準値より小さい場合、判断部152は、この点Piの色度値の置換が必要と判断する。尚本実施形態の基準値は、例えば本実施形態の画像形成装置100の設計時等に予め設定されているものとした。
評価値は、最大で「1」の値をとる。評価値が1である場合、各点Pi間の色差は同じになり、入力ラインL全体を構成する各点Piは、入力ラインL上で等間隔の色差で並ぶことになる。各点Piが入力ラインL上で等間隔の色差で並んだ場合、各点Pi間で階調のつぶれは発生しないが、低彩度に位置する点Piが過度に低彩度に置き換えられる虞がある。そこで本実施形態では、基準値を0.99とした。判断部152は、点Piの相関係数が0.99以下である場合、置換部153による点Piの色度値の置換を行う。
次に置換部153による点Piの色度値の置換について説明する。本実施形態の置換部153は、点Piの色度値を置き換える。本実施形態では、点Piにおける相関係数が基準値より小さい場合に置き換えられる置換用色度値が点Pi毎に予め設定されている。本実施形態の置換部153は、判断部152により点Piの色度値の置換が必要と判断されると、点Piの色度値を点Piに対応した置換用色度値へ置き換える。以下の説明では、色度値の置換用色度値に置き換えられた点Piを点Pi′と示す。
以下に置換用色度値について説明する。本実施形態の置換用色度値は、点Piの色度値を置換用色度値として評価値を算出した場合に、評価値が基準値以上となるように設定されている。
点Piの置換用色度値は、L*C*空間上で点Pi(i=1,2,・・・,15)の色度値を調整した値であり、置換用色度値をL*(Pi′),C*(Pi′)とした。尚C*は彩度を表すものであり、
C*={(a*(Pw)−a*(P1)+(b*(Pw)−b*(P1))0.5
により求められる。
以下に置換用色度値の決定方法について図5を参照してより具体的に説明する。本実施形態では、置換用色度値は、点Pwと点Psとの間の入力ラインL上にあり、かつ相関係数が基準値以上となる点Pi′の色度値を点Piの置換用色度値とする。
このとき置換用色度値は、以下の条件を満たすように決定される。
j>k ならば C*(Pj)>C*(Pk)
この条件を満たせば、入力ラインLにおける階調変化において、彩度が逆転することがない。
本実施形態の画像形成装置100では、点Pi′の置換用色度値が以上のように予め設定されて画像形成装置100の有する記憶装置に記憶されている。本実施形態の置換部153は、点Piの評価値が基準値より小さい場合には、記憶装置から置換用色度値を読み出して色度値を置換用色度値へ置き換える。
本実施形態では、この処理により、点Pwを始点、点Psを終点とした入力ラインLを構成する点Piを階調性の評価値が基準値以上となるような点Pi′へ調整することができる。図6に示す線62は、調整後の点Pw、点Ps、点Pi′の色度値に基づきプロットした例である。本実施形態の入力ライン調整部144は、置換部153による色度値の置き換えを行った後の入力ラインLを構成する点Pw、点Ps、点Pi′の色度値を記憶装置へ記憶させる。
マッピング部145は、この記憶装置に記憶された色度値を用いてマッピングを行う。本実施形態のマッピング部145は、記憶装置に記憶された点Pw、点Ps、点Pi′から構成される入力ラインLに基づいて、画像形成装置100の出力ガマットにマッピングを行なう。マッピング部145の詳細は後述する。
最後に色変換部140は、第二色変換部146により、画像形成装置100の出力ガマットにマッピングされた色度値を、画像出力用のCMYKデータに変換する。これは、標準的なカラーマネージメントシステムであるICC(International Color Consortium)プロファイルを用いた色変換を用いることができる。
以下に本実施形態のマッピング部145の詳細を説明する。図7は、第一の実施形態のマッピング部を説明する図である。
本実施形態のマッピング部145は、入力ライン補正部161、表面近傍判定部162、表面マッピング部163、通常マッピング部164を有する。
以下に本実施形態の入力ライン補正部161について説明する。入力ライン補正部161は、記憶装置に記憶された調整後の入力ラインL(Pw,Pi′,Ps)を読み出す。そして入力ライン補正部161は、入力ラインL中の点Psが画像形成装置100の出力ガマット外にあった場合には、入力ラインL中の点Psが出力ガマット表面にマッピングされるように、入力ラインL全体に対して補正処理を行う。
以下に図8を参照して入力ライン補正部161による補正処理を説明する。図8は、第一の実施形態の入力ライン補正部の処理を説明する第一の図である。
図8では、白色点を点Pw、黒色点を点Pk、入力ラインLの最高彩度点を点Psとし、入力ライン調整部144により評価値に基づいて調整した入力ラインL上の点は点Pi′とする。また入力ライン補正部161による補正後の各点の色度値は、点Pi″、点Ps″というように、「″」を付けて示す。
まず入力ライン補正部161は、入力ラインLの点Psが出力ガマット外にあるか否かを判定する。点Psが出力ガマット内である場合は、入力ライン補正部161は、入力ラインLに対して補正処理を実施しない。点Psが出力ガマット外である場合は、入力ライン補正部161は、以下の処理を行う。
入力ライン補正部161は、点Psを出力ガマット表面にマッピングする。ここでは、色相を保存しつつ、かつ彩度を保存する方向にマッピングする。尚彩度を保存することが不可能な場合、すなわち、点Psが同色相の出力ガマットの最高彩度点よりも高彩度な場合は、マッピング先を同色相の出力ガマットの最高彩度点とする。
次に入力ライン補正部161は、点Ps以外の入力ラインLに含まれる点Pi′を補正する。入力ライン補正部161は、色点および黒色点は動かさずに、マッピングされた点Psの変化量に応じて、入力ラインLの連続性を保って補正する。
具体的には本実施形態の入力ライン補正部161は、以下の式(1)にしたがって、点Pi′の彩度C*(Pi′)をC*(Pi″)、明度L*(Pi′)をL*(Pi″)に変換する。図8では、入力ライン補正部161による補正後の入力ラインLを入力ラインL′として示した。

C*(Pi″)=C*(Pi′)×C*(Ps″)/C*(Ps))
L*(Pi″)=L*(Pi′)+{L*(Ps″)−L*(Ps)}
×{L*(Pi′)−L*(Pw)}/{L*(Ps)−L*(Pw)}
式(1)
尚式(1)では、点Pi′が点Psと点Pwとの間にある場合の式を示しており、もし点Pi′が点Psと点Pkとの間にある場合は、上記のL*(Pw)の部分をL*(Pk)に置き換えた式を用いる。
図9に、点Pi′が点Psと点Pkとの間にある場合、すなわち、入力ラインLが点Pk、点Pi′、点Psからなる場合の補正の様子を示した。図9は、第一の実施形態の入力ライン補正部の処理を説明する第二の図である。
次に本実施形態の表面近傍判定部162について説明する。本実施形態の表面近傍判定部162は、入力ライン補正部161により補正された入力ラインL′が出力ガマットの表面近傍に位置するか否かを判定する。以下に図10を参照して本実施形態の表面近傍判定部162の処理を説明する。図10は、第一の実施形態の表面近傍判定部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の表面近傍判定部162は、点Psが出力ガマット内にあるかを判定する(ステップS1001)。ステップS1001において点Psが出力ガマット内にある場合は、点Psが元々出力ガマット内にあり、入力ライン補正部161による補正が加えられてない場合である。よって表面近傍判定部162は、後述するステップS1006へ進む。
ステップS1001において点Psが出力ガマット内にない場合、表面近傍判定部162は、点Psが出力ガマットの最高彩度点にマッピングされているか否かを判定する(ステップS1002)。
ステップS1002において、点Psが出力ガマットの最高彩度点にマッピングされている場合とは、図11に示すような状態である。図11は、第一の実施形態の表面近傍判定部の処理を説明する第一の図である。図11では、点Pwと点Psを結ぶラインは出力ガマットの表面近傍に位置し、逆に点Pkと点Psを結ぶラインは、出力ガマットの表面近傍には位置しないことが分かる。この場合表面近傍判定部162は、後述するステップS1005へ進む。
ステップS1002において点Psが出力ガマットの最高彩度点にマッピングされていない場合、表面近傍判定部162は、点Psが低明度方向にマッピングされているか否かを判定する(ステップS1003)。ステップS1002において点Psが出力ガマットの最高彩度点にマッピングされていない場合とは、例えば図12に示す状態である。図12は、第一の実施形態の表面近傍判定部の処理を説明する第二の図である。図12では、点Pkと点Psを結ぶラインは出力ガマットの表面近傍に位置し、逆に点Pwと点Psを結ぶラインは、出力ガマットの表面近傍には位置しないことが分かる。
ステップS1003において、点Psが低明度方向にマッピングされている場合、表面近傍判定部162は、入力ラインL′が点Pwと点Ps、およびその間の点から構成されているか否かを判定する(ステップS1004)。
ステップS1004において、入力ラインL′が点Pwと点Ps、およびその間の点から構成されている場合、表面近傍判定部162は、補正後の入力ラインL′が出力ガマットの表面近傍に位置すると判定する(ステップS1005)。これは、例えば図8及び図9に示す状態である。
ステップS1003において、点Psが低明度方向にマッピングされていない場合、すなわち点Psが高明度方向にマッピングされている場合、表面近傍判定部162は、入力ラインL′が点Pkと点Ps及び両点の間の点から構成されているかを判定する(ステップS1006)。ステップS1006において、入力ラインL′が点Pkと点Ps及び両点の間の点から構成されている場合、表面近傍判定部162は、ステップS1005へ進む。ステップS1006において入力ラインL′が点Pkと点Ps及び両点の間の点から構成されていない場合、表面近傍判定部162は、補正後の入力ラインL′が出力ガマットの表面近傍に位置しないと判定する(ステップS1007)。
本実施形態のマッピング部145において、表面近傍判定部162は、以上の判定処理により、補正後の入力ラインL′が出力ガマットの表面近傍に位置しているか否かを判定する。
本実施形態のマッピング部145において、入力ラインL′が出力ガマットの近傍に位置している場合は、入力ラインL′は表面マッピング部163に入力される。また入力ラインL′が出力ガマットの近傍に位置していない場合は、入力ラインL′は通常マッピング部164に入力される。
表面マッピング部163は、入力ラインL′を構成する各点について、出力ガマット内にあるかどうかの判定はせず、全点を出力ガマット表面にマッピングする処理を行う。入力ラインL′が出力ガマットの表面近傍に位置している場合は、補正前の入力ラインはおおよそ出力ガマット外に位置しているため、最終的なマッピング先は、出力ガマット近傍であることが望ましい。
よって表面マッピング部163は、入力ラインL′が出力ガマットの外であるか否かに関わらず、入力ラインL′を構成する各点を出力ガマット表面にマッピングする。マッピング方法としては、色相を保存しつつ、補正ラインにおおよそ垂直な方向にマッピングする方法が望ましい。例えば、補正ラインが直線に近い場合は、色相を保存しつつ、点Psと点Pw(もしくは点Pk)を結ぶ直線に垂直な方向にマッピングする方法を用いることができる。図13は、マッピング方向を示す図である。
通常マッピング部164は、まず、入力ラインL′を構成する各点について、出力ガマット内にあるかどうかを判定する。出力ガマット内にある場合は処理の必要はないが、出力ガマット外にある場合には、出力ガマット外にある点を出力ガマット表面にマッピングする処理を行う。マッピング方法は、例えば色相を保存しつつ、色相面内で色差が最小となる点にマッピングする方法を用いる。その他の方法を用いてもかまわない。
本実施形態では、色変換部140の有する各部の処理を、色相毎に行うことで、入力された色信号を、画像出力用の色信号に変換する。
以上に説明したように、本実施形態では、入力ライン調整部144により、入力ラインにおいて評価値が基準値以上となるように点Pwと点Ps間もしくは、点Pkと点Ps間に設定した点Piの色度値の調整を行う。そして調整を行った後に画像形成装置100のガマットへマッピングすることにより、結果として、入力ライン全体において彩度の逆転がなく、階調つぶれのない色変換を行うことができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態では、判断部152が使用する基準値を色相毎に変更する点のみ第一の実施形態と相違する。よって以下の本発明の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図14は、第二の実施形態の入力ライン調整部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態では、入力ライン調整部144は、明度レンジ圧縮部143から入力ラインを取得する(ステップS1401)。続いて評価値算出部151が評価値を算出すると、判断部152は取得した入力ラインの色相を把握し、色相に応じた基準値を取得する(ステップS1402)。尚本実施形態では、色相に応じた基準値が色相と対応付けられたテーブルとして記憶されている。
本実施形態の判断部152は、このテーブルを参照して、色相に応じた基準値を取得する。図15は、色相と基準値とが対応付けられたテーブルの例を示す図である。図15に示すテーブル150によれば、例えば、入力ラインの色相が60である場合には基準値を0.97とする。このように本実施形態では、色相毎に基準値を変更することが出来る。
尚本実施形態では、テーブルの例を一つとしたが、複数のテーブルを有していても良い。
図14に戻って、次に、置換部153は、ステップS1402で取得した基準値以上となるように各点の色度値の置き換えを実施し、入力ラインの調整を行う(ステップS1403)。尚本実施形態では、基準値毎に各点の置換用色度値が記憶されていても良い。置換部153は、例えば基準値が0.97であった場合に、基準値0.97における点Piの置換用色度値に、点Piの色度値に置き換えても良い。
続いて置換部153は、調整後の入力ラインを記憶装置に保存する(ステップS1404)。続いて入力ライン調整部144は、全ての入力ラインにおいて調整が終了したか否かを判定する(ステップS1405)。ステップS1405において全ての入力ラインについての調整が完了していない場合は、入力ライン調整部144はステップS1401からの処理を繰り返す。ステップS1405において全ての入力ラインの調整が完了した場合には、入力ライン調整部144は処理を少量する。
以上に説明したように、本実施形態によれば色相別に基準値を変更することができる。したがって本実施形態によれば、出力画像の色合いをより鮮やかにすることができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明する。本発明の第三の実施形態では、入力ラインの明度範囲で判断部152が使用する基準値を変更する点のみ第一の実施形態と相違する。よって以下の本発明の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
本実施形態における入力ラインの明度範囲とは、入力ラインが白色点である点Pwと最高彩度点である点Psの間の入力ラインであるか、又は黒色点である点Pkと点Psの間の入力ラインであるか、を示すものである。
図16は、第三の実施形態の入力ライン調整部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態では、入力ライン調整部144は、明度レンジ圧縮部143から入力ラインを取得する(ステップS1601)。続いて評価値算出部151が評価値を算出すると、判断部152は取得した入力ラインの明度レンジにしたがって、使用する基準値を取得する
(ステップS1602)。尚本実施形態では、明度レンジに応じた基準値が色相と対応付けられたテーブルとして記憶されている。
図17は、明度レンジと基準値とが対応付けられたテーブルの例を示す図である。図17に示すテーブル170によれば、入力ラインの明度範囲に点Pwが含まれる場合は、それに対応した基準値0.98であり、入力ラインの明度範囲に点Pkが含まれる場合は基準値0.99である。
図16に戻って、ステップS1603からステップS1605までの処理は、図14のステップS1403からステップS1405までの処理と同様であるから説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、入力ラインの明度範囲にしたがって、基準値を変更することができる。よって、色度値の調整をより柔軟に行うことができる。
(第四の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第四の実施形態について説明する。本発明の第四の実施形態では、入力ラインの彩度の値に基づき判断部152が使用する基準値を変更する点のみ第一の実施形態と相違する。よって以下の本発明の第四の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図18は、第四の実施形態の入力ライン調整部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態では、入力ライン調整部144は、明度レンジ圧縮部143から入力ラインを取得する(ステップS1801)。続いて評価値算出部151が評価値を算出すると、判断部152は、取得した入力ラインの色相を把握し、彩度Sに応じた基準値の取得を行う(ステップS1802)。尚本実施形態における彩度Sは、ライン入力部141において説明した、RGBで表現される基準点をHSL信号に変換した彩度Sである。
ステップS1803からステップS1805までの処理は、図14のステップS1403からステップS1405までの処理と同様であるから説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、入力ラインの彩度Sに従って、基準値を変更することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 画像形成装置
110 入力部
120 画像処理部
130 出力部
140 色変換部
141 ライン入力部
142 第一色変換部
143 明度レンジ圧縮部
144 入力ライン調整部
145 マッピング部
146 第二色変換部
151 評価値算出部
152 判断部
153 置換部
特開2009−182637号公報

Claims (9)

  1. 入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換装置であって、
    前記色信号から白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力手段と、
    前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整手段と、
    置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピング手段と、を有する色変換装置。
  2. 前記入力ライン調整手段は、
    前記入力点の前記評価値が前記基準値より小さい場合に、前記入力点の色度値を前記入力点に対応して予め設定された置換用色度値に置き換える置換手段を有する請求項1記載の色変換装置。
  3. 前記入力ライン調整手段は、前記評価値が前記基準値以上であるか否かを判断する判断手段を有し、
    前記判断手段は、前記入力ラインの色相と前記基準値とが対応付けられたテーブルに基づき、前記入力ラインの色相に応じて前記判断に使用する前記基準値を切り替える請求項1又は2記載の色変換装置。
  4. 前記入力ライン調整手段は、前記評価値が前記基準値以上であるか否かを判断する判断手段を有し、
    前記判断手段は、前記入力ラインの明度範囲と前記基準値とが対応付けられたテーブルに基づき、前記入力ラインの明度範囲に応じて前記判断に使用する前記基準値を切り替える請求項1又は2記載の色変換装置。
  5. 前記入力ライン調整手段は、前記評価値が前記基準値以上であるか否かを判断する判断手段を有し、
    前記判断手段は、前記入力ラインの彩度に応じて前記判断に使用する前記基準値を切り替える請求項1又は2記載の色変換装置。
  6. 入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換手段を有する画像処理装置であって、
    前記色変換手段は、
    前記色信号から、白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力手段と、
    前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整手段と、
    置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピング手段と、を有する画像処理装置。
  7. 入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換手段を有する画像形成装置であって、
    前記色変換手段は、
    前記色信号から、白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力手段と、
    前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整手段と、
    置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピング手段と、を有する画像形成装置。
  8. 入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換装置による色変換方法であって、
    前記色信号から、白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力手順と、
    前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整手順と、
    置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピング手順と、を
    有する色変換方法。
  9. 入力された色信号を画像出力手段が再現可能なガマット内にマッピングするガマットマッピング処理を行う色変換装置において実行される色変換プログラムであって、
    前記色変換装置に、
    前記色信号から、白色点又は黒色点と、最も彩度が大きくなる最高彩度点と、RGB色空間において前記白色点又は黒色点から前記最高彩度点までを等間隔に分割した複数の入力点により形成される入力ラインを抽出するライン入力ステップと、
    前記入力ライン上の前記白色点又は前記黒色点を基準とした前記入力点毎の累積色差と、前記白色点又は前記黒色点から前記入力点までのRGB空間上での距離に比例した値との相関係数を評価値として算出し、前記評価値が予め設定した基準値より小さいとき、前記評価値が前記基準値以上となるように前記入力点の色度値を置き換える入力ライン調整ステップと、
    置き換え後の前記入力ラインに基づいて前記画像出力手段が再現可能なガマット内にガマットマッピングを行うマッピングステップと、を実行させる色変換プログラム。
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