JP5703708B2 - スピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置 - Google Patents

スピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置 Download PDF

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Description

本発明は、スピーカグリル組立体に関し、更に詳しくは、剛性及び強度を確保できるとともに、意匠性に優れたスピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置に関する。
一般的に、スピーカグリルは、スピーカを保護するために、スピーカを覆うように取り付けられる。このスピーカグリルには、スピーカから出力される音を放出するための多数の孔が形成されている。このようなスピーカグリルでは、その剛性を確保するために、意匠面とは反対側の面に補強用のリブを設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−221250号公報
しかしながら、上記特許文献1のように多数の補強用リブを設けると、リブにより孔が塞がれてしまい、見栄えが悪くなってしまうといった問題があった。また、多数のリブがあると、スピーカグリルを前面から見た場合に、見る方向によっては、孔を介してリブが筋状に透けて見えてしまい、やはり見栄えが悪くなってしまう、といった問題があった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、剛性及び強度を確保できるとともに、意匠性に優れたスピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の孔が形成されたスピーカグリルと、前記スピーカグリルの周縁を被覆する枠体と、を備えたスピーカグリル組立体であって、前記枠体は、周縁枠部と、前記周縁枠部を跨ぐように橋渡しする橋渡し部と、を備え、前記橋渡し部には意匠部が設けられており、前記意匠部には光源が設けられており、前記橋渡し部は、弓状又は段差状に形成され、前記橋渡し部には、該橋渡し部の形状に倣うように弓状又は段差状に形成され且つ前記光源を保持する保持部材が取り付けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記保持部材には、前記光源を保持可能な窪みが形成されているとともに、該光源の配線が配索される溝が形成されており、前記保持部材は、前記橋渡し部の裏面に取り付けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記意匠部は、前記光源が発光することにより、文字、図形若しくは模様又はこれらの結合を表示することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項において、前記意匠部は、前記光源が発光することにより、前記スピーカグリルとは反対の方向に照明光を照射することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項乃至4のいずれか一項において、前記意匠部は、前記光源が発光することにより、前記スピーカグリルに照明光を照射することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項において、前記意匠部は前記スピーカグリルから離間していることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、スピーカ装置であって、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のスピーカグリル組立体と、スピーカと、を備えることを要旨とする。
本発明のスピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置によると、スピーカグリル組立体は、複数の孔が形成されたスピーカグリルと、スピーカグリルの周縁を被覆する枠体と、を備えている。枠体は、周縁枠部と、周縁枠部を跨ぐように橋渡しする橋渡し部と、を備えており、この橋渡し部には意匠部が設けられている。このような構成により、スピーカグリルに補強のためのリブを設けることなく、又は、従来と比較して少ないリブで、剛性及び強度を確保できる。また、橋渡し部には意匠部が設けられているので、意匠性に優れたスピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置を実現することができる。
また、前記意匠部に光源が設けられているので、光源の発光により、意匠性により優れたスピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置を実現することができる。
更に、前記意匠部が、前記光源が発光することにより、文字、図形若しくは模様又はこれらの結合を表示する場合は、文字、図形若しくは模様又はこれらの結合等が発光表示されるので、意匠性により優れたスピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置を実現することができる。
また、前記意匠部が、前記光源が発光することにより、前記スピーカグリルとは反対の方向に照明光を照射する場合は、光源の発光により室内用照明、装飾用照明等の照明光を照射することができるので、意匠性により優れたスピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置を実現することができる。
更に、前記意匠部が、前記光源が発光することにより、前記スピーカグリルに照明光を照射する場合は、装飾的にスピーカグリルに照明光を照射することができるので、意匠性により優れたスピーカグリル組立体及びそれを備えるスピーカ装置を実現することができる。
また、前記意匠部は前記スピーカグリルから離間している場合は、意匠部によりスピーカグリルの孔が塞がれないので、剛性及び強度を確保しつつ、所望の開口率を容易に確保できる。その結果、良好なスピーカの音響特性を確保することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るスピーカグリル組立体が取り付けられた状態を示す正面図である。 図1のI−I線断面図である。 実施例に係るスピーカグリル組立体の分解斜視図である。 他の実施形態に係るスピーカグリル組立体の断面図である。 他の実施形態に係る保持部材の斜視図である。 他の実施形態に係る保持部材の斜視図である。 他の実施形態に係るスピーカグリル組立体の斜視図である。 他の実施形態に係る枠体の平面図である。 他の実施形態に係る枠体の平面図である。 他の実施形態に係るスピーカグリル組立体の断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.スピーカグリル組立体
本実施形態1.に係るスピーカグリル組立体(1)は、以下に述べるスピーカグリル(2)と、枠体(3)と、を備えている。なお、このスピーカグリル組立体の他部材への取付形態は、ネジ止め、接着、弾性フックによる係止、かしめ等、既知のいかなる形態であってもよい。また、これらのうちの2種以上を組合せた形態であってもよい。更に、以下に述べる部材間の取付形態もまた、上述した取付形態を採用することができる。
上記「スピーカグリル」は、複数の孔(2A)が形成されている限り、その構造、形状、大きさ、材質等は特に問わない。このスピーカグリルの材質としては、例えば、アルミニウム、鉄、チタン等の金属や、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)及びポリプロピレン(PP)等のポレオレフィン、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PCV)、アクリル樹脂(PMMA等)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)等の樹脂を挙げることができる。上記スピーカグリルには、リブ等の補強部が設けられていてもよいし、設けられていなくてもよい。意匠性や構造の簡易性といった観点から、補強部が設けられていないことが好ましい。
上記孔の形状、大きさ、個数、配列形態等は特に問わない。
上記「枠体」は、上記スピーカグリルの周縁を被覆する限り、その構造、形状、大きさ、材質等は特に問わない。この枠体の材質としては、例えば、上記スピーカグリルの材質として例示した材質を挙げることができる。
上記枠体は、周縁枠部(3A)と、この周縁枠部を跨ぐように橋渡しする橋渡し部(3B,13B,23B)と、を備えている。
上記周縁枠部の構成、形状、大きさ等は特に問わない。この周縁枠部としては、例えば、その周縁がスピーカグリル側に向かって段差状に形成されており、その下端はフランジ状に形成された形態であることができる(例えば、図2、3等参照)。また、例えば、この周縁枠部の外周側には外枠(6)が設けられていることができる(例えば、図2、3等参照)。この外枠により、スピーカグリル組立体の意匠性をより高めることができるとともに、剛性及び強度をより向上させることができる。上記外枠の形状、材質等は特に問わない。また、上記外枠は、例えば、上記周縁枠部の周縁形状に倣った形状であることができる(例えば、図2、3等参照)。
上記橋渡し部の構成、形状、大きさ等は特に問わない。また、上記橋渡し部の橋渡し形態も特に限定されないが、例えば、上記周縁枠部の2箇所に接続されて橋渡しする形態(例えば、図1、3等参照)や、3箇所以上に接続されて橋渡しする形態(例えば、図8、9等参照)であることができる。
上記橋渡し部には、意匠部(3C,13C)が設けられている。この意匠部には、例えば、文字(例えば、図1、3等参照)、図形若しくは模様又はこれらの結合が表示されることができる。これら文字、図形若しくは模様又はこれらの結合の表示形態は特に問わないが、例えば、印刷、形状形成等であることができる。
上記意匠部には、例えば、光源(4)が設けられていることができる(例えば、図2、3等参照)。この場合、例えば、上記橋渡し部は、上記光源を保持するための保持部材(5)を有することができる(例えば、図2、3等参照)。
上記光源の構成、大きさ、個数、発光形態等は特に問わない。この光源は、例えば、LEDユニット(4B)、白熱電球等の発光手段を備えることができる。また、この光源は、上記発光手段から発生する光を導く導光部材(4A)を備えることができる。
上記保持部材の形状、大きさ、材質、保持形態等は特に問わない。この保持部材は、例えば、上記橋渡し部の形状に倣った形状であることができる(例えば、図2、3等参照)。このような保持部材を橋渡し部に取り付けることにより、光源を保持するだけでなく、剛性及び強度を向上させることができる。上記保持部材には、例えば、上記光源から発生する光が通過可能な開口(5A)が形成されていることができる(例えば、図4、5、6等参照)。これにより、光源からの光を所望の方向に照射することができる。また、例えば、上記保持部材には、上記光源から発生する光を遮断する壁部(5B,15B)が形成されていることができる(例えば、図5、6等参照)。これにより、光源からの光を所望の方向にのみ照射することができる。
上記意匠部は、上記スピーカグリルに当接していてもよいが、上記スピーカグリルから離間していることが好ましい。意匠部によりスピーカグリルの孔が塞がれないので、剛性及び強度を確保しつつ、所望の開口率の確保できるからである。上記意匠部が上記スピーカグリルから離間している形態としては、例えば、上記橋渡し部が弓状に湾曲して形成されていることにより離間している形態(例えば、図2、4等参照)、橋渡し部が段差状に形成されていることにより離間している形態等を挙げることができる。なお、上記意匠部が上記スピーカグリルから離間しているのみならず、上記橋渡し部の一部又は略全部も併せて離間していてもよい。この場合、更に容易に所望の開口率を確保することができる。
上記光源が設けられている場合、上記意匠部としては、例えば、(a)上記光源が発光することにより、文字、図形若しくは模様又はこれらの結合を表示する形態(例えば、図1等参照)、(b)上記光源が発光することにより、上記スピーカグリルとは反対の方向に照明光を照射する形態(例えば、図7等参照)、(c)上記光源が発光することにより上記スピーカグリルに照明光を照射する形態(例えば、図4等参照)、(d)上記(a)〜(c)の形態を2種以上組み合わせた形態、等を挙げることができる。これら(a)〜(d)により、上記意匠部の意匠性を向上させることができるとともに、スピーカグリル組立体全体としての意匠性も向上させることができる。
上記光源が発光することにより、文字、図形若しくは模様又はこれらの結合を表示する場合、上記光源の発光による表示形態としては、例えば、上記意匠部に多数の微細孔が形成されており、これら微細孔を光が通過することにより文字、図形若しくは模様又はこれらの結合が表示される形態や、上記光源が、表示する文字、図形若しくは模様又はこれらの結合の形状をなしている形態等を挙げることができる。
ここで、本実施形態のスピーカグリル組立体は、例えば、上記スピーカグリルと上記橋渡し部とを連結する連結部材(7)を更に備えることができる(例えば、図10等参照)。
上記連結部材の構造、形状、材質、個数等は特に問わない。この連結部材の形状としては、例えば、略円柱状、略多角柱状等を挙げることができる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、本発明に係る「スピーカグリル組立体」として、図1に示すように、車両のドア10に配置されるスピーカ装置用のスピーカグリル組立体1を例示する。このスピーカグリル組立体1は、ドア10の内装材であるドアトリム10Aに取り付けられている。このスピーカグリル組立体1は、ドアトリム10Aの車室外側の面に設けられたボス(図示せず)にネジ止めされて固定される。また、このスピーカグリル組立体1は、図2に示すように、ドア10のドアインナーパネル10Bに取り付けられているスピーカSを保護するように、スピーカSの前面側(車室内側)に設けられている。このスピーカグリル組立体1と、スピーカSと、により、スピーカ装置が構成されているといえる。
(1)スピーカグリル組立体の構成
本実施例に係るスピーカグリル組立体1は、図2及び3に示すように、複数の孔2Aが形成されたスピーカグリル2と、このスピーカグリル2の周縁を被覆する枠体3と、を備えている。本実施例において、スピーカグリル2は、その平面形状が略円形状の平板状である。このスピーカグリル2はアルミニウム製のパンチングメタルを用いている。
枠体3は、図3に示すように、周縁枠部3Aと、この周縁枠部3Aを跨ぐように橋渡しする橋渡し部3Bを備えている。本実施例において、枠体3は、アルミニウムの平板をプレス成形することにより形成されている。図2及び3に示すように、周縁枠部3Aの周縁はスピーカグリル2側に向かって段差状に形成されており、その下端はフランジ状になっている。そして、周縁枠部3Aの内側の面は、スピーカグリル2の車室内側の面の周縁に当接している。
本実施例において、橋渡し部3Bは、図3に示すように、周縁枠部3Aの2箇所に接続されて橋渡ししている。また、図2及び3に示すように、橋渡し部3Bは、スピーカグリル2から離間するように弓状に湾曲した形状となっている。この橋渡し部3Bのスピーカグリル2から離間した部分には意匠部3Cが設けられている。意匠部3Cには多数の微細孔が形成されている。この多数の微細孔は、文字(図中「ABC」の文字)をなすように形成されている。また、橋渡し部3Bの裏面側(意匠面の反対側の面)であって、意匠部3Cに対応する位置には、発光手段として、光源4が設けられている。そして、この光源4が発光することにより、意匠部3Cに形成された微細孔を光が通過して、文字が表示される。
橋渡し部3Bは保持部材5を有している。この保持部材5は、橋渡し部3Bに取り付けられて光源4を保持する。光源4は、図2に示すように、橋渡し部3Bと、光源4を保持するための保持部材5と、により挟持されている。光源4は、図3に示すように、略矩形平板状の導光部材4Aと、この導光部材4Aの一端側に設けられたLEDユニット4Bと、を備えている。この光源4には、LEDユニット4Bに電気を供給するための配線が接続されている。また、配線の一端側は車両のECU(図示せず)と電気的に接続されている。そして、光源4は、このECUの制御によりLEDユニット4Bに給電されて導光部材4AにLED光が進入し、導光部材4Aの全体が発光するようになっている。
図3に示すように、保持部材5には、光源4を保持可能な窪みが形成されているとともに、配線が配索される溝が形成されている。また、保持部材5は、橋渡し部3Bに倣った弓状に形成されている。これにより、保持部材5は橋渡し部3Bの弓状の裏面に取り付けられ、橋渡し部3Bとの間に光源4を挟持する。
本実施例において、枠体3の周方向外側には外枠6が設けられている。この外枠6は、スピーカグリル組立体1の意匠性をより高めるために設けられているとともに、剛性及び強度向上にも寄与している。図3に示すように、外枠6は、周縁枠部3Aの段差状の形状に倣った段差状に形成されているとともに、その下端がフランジ状に形成されており、枠体3の外周に係合している。そして、本実施例に係るスピーカグリル組立体1は、図4に示すように、外枠6の外周がドアトリム10Aに形成された貫通孔に車室外側から嵌め込まれるとともに、外枠6のフランジ状の部分がドアトリム10Aの車室外側の面と当接して取り付けられている。
(2)スピーカグリル組立体の作用
次に、上記構成のスピーカグリル組立体1の作用について説明する。スピーカグリル2と、周縁枠部3A及び橋渡し部3Bを備える枠体3と、を備えるスピーカグリル組立体1は、剛性及び強度が確保されている。橋渡し部3Bに設けられた意匠部3Cはスピーカグリル2から離間して設けられており、スピーカグリル2の孔2Aを塞いでしまうことがない。また、橋渡し部3Bに設けられた意匠部3Cは、スピーカグリル組立体1に意匠性を付与している。更に、光源4が発光すると、意匠部3Cの文字が表示され、更なる意匠性を付与する。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のスピーカグリル組立体1によると、複数の孔2Aが形成されたスピーカグリル2と、このスピーカグリル2の周縁を被覆する枠体3と、を備えている。枠体3は、周縁枠部3Aと、周縁枠部3Aを跨ぐように橋渡しする橋渡し部3Bと、を備えており、この橋渡し部3Bには意匠部3Cが設けられている。このような構成により、剛性及び強度を確保できるとともに、意匠性に優れたスピーカグリル組立体1を実現することができる。
また、本実施例では、意匠部3Cには光源4が設けられており、この光源4が発光することにより、意匠部3Cに文字が表示されるので、意匠性により優れたスピーカグリル組立体1を実現できる。
更に、本実施例では、意匠部3Cがスピーカグリル2から離間しているので、意匠部3Cによりスピーカグリル2の孔2Aが塞がれない。このため、剛性及び強度を確保しつつ、所望の開口率の確保できる。その結果、良好な音響特性を確保することができる。
また、本実施例では、橋渡し部3Bは光源4を保持するための保持部材5を有し、この保持部材5は、橋渡し部3Bの形状に倣った形状であるので、このような保持部材5を橋渡し部3Bに取り付けることにより、光源4を保持するだけでなく、剛性及び強度を向上させることができる。
更に、本実施例では、周縁枠部3Aの外周側には外枠6が設けられているので、スピーカグリル組立体1の意匠性をより高めることができるとともに、剛性及び強度をより向上させることができる。
なお、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、車両のドア10に設けられたスピーカ装置に用いられるスピーカグリル組立体1を例示したが、これに限定されず、例えば、車両の天井やインストルメントパネル、ピラー等に設けられたスピーカ装置に用いられてもよい。また、車両用スピーカ装置に限られず、いかなるスピーカ装置に用いられてもよい。
また、上記実施例では、光源4が発光することにより、意匠部3Cに文字が表示されるようにしたが、これに限定されず、例えば、図形、模様等が表示されるようにしてもよいし、文字、図形、模様等の結合が表示されるようにしてもよい。
更に、上記実施例では、光源4が発光することにより、意匠部3Cに文字が表示されるようにしたが、これに限定されず、例えば、光源が発光することにより、スピーカグリルに照明光を照射するようにしてもよい。この場合、例えば、図4に示すように、開口5Aが形成された保持部材5とすることにより、光源4から照射される照明光を、開口5Aを介してスピーカグリル2の方向に向けて照射することができる。また、図5及び6に示すように、開口5Aの周囲に、光源から発生する光を遮断する壁部5B、15Bを設けるようにしてもよい。
また、照明光が照射される方向はスピーカグリルの方向に限られず、スピーカグリル2の方向とは反対の方向であってもよい。例えば、図7に示すように、意匠部13Cとして、光源4からの光を透過可能な透過部材を設け、スピーカグリル2とは反対の方向に照明光が照射されるようにしてもよい。
更に、上記実施例では、周縁枠部3Aの2箇所に接続されて橋渡しする橋渡し部3Bを例示したが、これに限定されず、例えば、図8に示すように、3箇所に接続される橋渡し部13Bとしたり、図9に示すように、4箇所に接続される橋渡し部23Bとしたりなど、周縁枠部の3箇所以上に接続される橋渡し部であってもよい。
また、図10に示すように、スピーカグリル2と橋渡し部3B(保持部材5)とを連結する連結部材7を更に備えるようにしてもよい。これにより、スピーカグリル組立体の剛性及び強度を更に向上させることができる。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
車両用スピーカ装置、家庭用スピーカ装置等に用いられるスピーカグリル組立体として広く利用される。特に、車両用スピーカ装置のスピーカグリル組立体として好適に利用される。
1;スピーカグリル組立体、2;スピーカグリル、2A;孔、3;枠体、3A;周縁枠部、3B,13B,23B;橋渡し部、3C,13C;意匠部、4;光源、4A;導光部材、4B;LEDユニット、5;保持部材、5A,15A,25A;開口、5B,15B;壁部、6;外枠、7;連結部材、10;ドア、10A;ドアトリム、10B;ドアインナーパネル、S;スピーカ。

Claims (7)

  1. 複数の孔が形成されたスピーカグリルと、
    前記スピーカグリルの周縁を被覆する枠体と、を備えたスピーカグリル組立体であって、
    前記枠体は、周縁枠部と、前記周縁枠部を跨ぐように橋渡しする橋渡し部と、を備え、
    前記橋渡し部には意匠部が設けられており、
    前記意匠部には光源が設けられており、
    前記橋渡し部は、弓状又は段差状に形成され、前記橋渡し部には、該橋渡し部の形状に倣うように弓状又は段差状に形成され且つ前記光源を保持する保持部材が取り付けられていることを特徴とするスピーカグリル組立体。
  2. 前記保持部材には、前記光源を保持可能な窪みが形成されているとともに、該光源の配線が配索される溝が形成されており、前記保持部材は、前記橋渡し部の裏面に取り付けられている請求項1記載のスピーカグリル組立体。
  3. 前記意匠部は、前記光源が発光することにより、文字、図形若しくは模様又はこれらの結合を表示する請求項1又は2記載のスピーカグリル組立体。
  4. 前記意匠部は、前記光源が発光することにより、前記スピーカグリルとは反対の方向に照明光を照射する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスピーカグリル組立体。
  5. 前記意匠部は、前記光源が発光することにより、前記スピーカグリルに照明光を照射する請求項乃至4のいずれか一項に記載のスピーカグリル組立体。
  6. 前記意匠部は前記スピーカグリルから離間している請求項1乃至5のいずれか一項に記載のスピーカグリル組立体。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のスピーカグリル組立体と、スピーカと、を備えることを特徴とするスピーカ装置。
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