JP5701813B2 - 温度センサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サーミスタ素子やPt抵抗体素子等の感温素子を備えた温度センサ及びその製造方法に関する。
自動車等の排気ガス等の温度を検出する温度センサとして、サーミスタやPt抵抗体等の抵抗の温度変化を利用したものが知られている(特許文献1参照)。
このような温度センサの一般的な製造方法を図10に示す。サーミスタ素子102はサーミスタ焼結体103とジュメット線等の一対の素子電極線104とからなり、各素子電極線104をそれぞれステンレス丸線1000と溶接して溶接部J100を形成することで強度向上を図っている(図10(a))。そして、軸線方向に延びる2個の挿通孔106hを有する絶縁碍管(シース管)106に各ステンレス丸線1000を挿通し、各ステンレス丸線1000を絶縁して保持する(図10(b))。ここで、各ステンレス丸線1000の内側同士の間隔をW100とする。
次いで、各ステンレス丸線1000を後端側(軸線方向にサーミスタ焼結体103と反対側)に引っ張り、絶縁碍管106の先端向き面106fにサーミスタ焼結体103を当接させて位置決めを行う(図10(c))。又、絶縁碍管106の後端側に筒状のホルダ108を外嵌し、ホルダ108と絶縁碍管106との隙間、及び絶縁碍管106の挿通孔106hにSiOからなる絶縁材130を充填する。さらに、絶縁碍管106の後端向き面から表出した各ステンレス丸線1000を径方向外側にハの字状に広げ、各ステンレス丸線1000の内側同士の間隔をW2にする。なお、間隔W2は、以下の一対のリード線173が短絡しないように推奨される間隔である。
そして、リード線173の先端に加締め端子171を接続し、間隔W2に広げた各ステンレス丸線1000の後端に加締め端子171を溶接して溶接部J200を形成する(図10(d))。さらに、この溶接構造体を金属製有底筒状の保護筒112の内部に収容し、保護筒112内の隙間にアルミナ等のセメント132を充填すると共に、保護筒112の後端に配置した弾性シール部材174のリード線挿通孔から、各リード線173を外部に引き出す。そして、弾性シール部材174の外側から加締め部112bにて保護筒112を加締め、保護筒112の外周に取付け部材150を取り付けて温度センサが完成する。取付け部材150は、排気管の開口部に取付けられる。
特開2006−29967号公報
ところで、ステンレス丸線1000の強度を確保するため、その直径を0.3〜0.5mm程度としているが、線自体の幅(直径)が大きいため、上記した線の内側同士の間隔W100が0.6mm程度に小さくなる。一方で、上述のように各リード線173の間の短絡を防止すべくリード線173の間隔W2が約0.95mm以上に推奨されているため、図10(c)に示したように、各ステンレス丸線1000の後端の間隔をW2に広げる整線工程が必要となり、生産性が低いという問題があった。
又、ステンレス丸線1000は断面が丸いため、機械によるチャッキング(挟持)や位置合わせ等の作業性が悪く、さらに各線1000をそれぞれ独立して配置する必要があるため量産設備での自動搬送及び位置合わせが困難となり、生産性をさらに低下させていた。これらに加え、素子電極線104との溶接部分を密着させるため、ステンレス丸線1000の先端を潰して平坦にする作業が煩雑となっていた。
従って、本発明は、感温素子の素子電極線から引き出される引出線の間隔を広げる作業をしなくても、リード線の間隔を広げることができ、リード線同士の短絡を防止して生産性と電気的接続の信頼性が向上した温度センサ及びその製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の温度センサは、感温部と該感温部から後端側へ延びる一対の素子電極線とを有する感温素子と、前記素子電極線より後端側に配置され、軸線方向に延びる挿通孔を有する絶縁碍管と、前記絶縁碍管の前記挿通孔に挿通され、前記一対の素子電極線にそれぞれ自身の先端側が接続される板状の一対のリードフレームと、前記一対のリードフレームの後端側にそれぞれ接続される一対のリード線と、を備えた温度センサであって、前記一対のリードフレームは、前記絶縁碍管より後端側に表出すると共に、軸線方向に延びて互いに離間する一対の本体部と、前記一対の本体部の少なくとも一方の後端側に形成されて該一方の本体部の幅方向の外側に延出するフランジ部と、を有し、前記フランジ部の幅広な主面に前記リード線の少なくとも一方が接続され、前記挿通孔の最大間隔は、前記フランジ部を含む前記一対のリードフレームの後端側の幅より狭い
この温度センサによれば、フランジ部を含むリードフレームの後端側の幅は、本体部の内側同士の間隔より広い。そのため、リード線の少なくとも一方をフランジ部に溶接することで、本体部の間隔を広げなくてもリード線の間隔を本体部の間隔より広くすることができ、リード線同士の短絡を防止して生産性と電気的接続の信頼性を向上させることができる。
又、リードフレームを板状としているので、素子電極線及びリード線の接合部分に密着し、引出線として丸線を用いた場合のような潰し加工が不要となる。


前記フランジ部が前記一対のリードフレームの両方の後端側に設けられていると、フランジ部の外側同士の幅がより広がるので、リード線同士の短絡を確実に防止して電気的接続の信頼性をより一層向上させることができる。
本発明の温度センサの製造方法は、感温部と該感温部から延びる一対の素子電極線とを有する感温素子と、板状のリードフレーム粗形材であって、軸線方向に延びて互いに離間する一対の本体部及び該一対の本体部の少なくとも一方の後端側に形成されて該一方の本体部の幅方向の外側に延出するフランジ部を有する一対のリードフレームと、前記一対のリードフレーム同士を接続する接続部と、を一体に有するリードフレーム粗形材と、軸線方向に延びる挿通孔を有し、該挿通孔の最大間隔が前記リードフレーム粗形材の最大幅より狭い絶縁碍管と、を用意し、前記挿通孔に、前記リードフレーム粗形材の前記本体部を後端側から挿通し、前記絶縁碍管の後端向き面に前記フランジ部の先端向き面を係止させる挿通工程と、前記絶縁碍管の先端向き面から表出した前記一対の本体部の先端側に、前記感温素子の前記一対の素子電極線をそれぞれ接続する素子接続工程と、前記接続部を切断して前記一対のリードフレーム同士を切り離す切断工程と、前記一対の本体部の後端側に一対のリード線をそれぞれ接続し、そのうち少なくとも一方のリード線を前記フランジ部の幅広な主面に接続するリード線接続工程と、を有する。
この温度センサの製造方法によれば、フランジ部を含むリードフレームの後端側の幅は、本体部の内側同士の間隔より広い。そのため、リード線の少なくとも一方をフランジ部に溶接することで、本体部の間隔を広げなくてもリード線の間隔を本体部の間隔より広くすることができ、リード線同士の短絡を防止して生産性と電気的接続の信頼性を向上させることができる。
又、リードフレームを板状としているので、素子電極線及びリード線の接合部分に密着し、引出線として丸線を用いた場合のような潰し加工が不要となる。
さらに、各本体部が所定間隔で離間しつつ一体化したリードフレーム粗形材を用い、このリードフレーム粗形材を絶縁碍管に挿通した後で各本体部を切り離すので、各本体部をそれぞれ独立して絶縁碍管に配置する必要がなく、量産設備での自動搬送及び位置合わせが容易となり、生産性がさらに向上する。
又、挿通孔の最大間隔がリードフレーム粗形材の最大幅より狭いので、リードフレーム粗形材を絶縁碍管に挿通した際、リードフレーム粗形材の一部が絶縁碍管の後端向き面に引っ掛かって自動的に位置決めされるので、生産性がさらに向上する。
この発明によれば、感温素子の素子電極線から引き出される引出線の間隔を広げる作業をしなくても、リード線の間隔を広げることができ、リード線同士の短絡を防止して温度センサの生産性と電気的接続の信頼性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る温度センサの軸線方向に沿う断面図である。 図1の部分拡大図である。 本発明の実施形態に係る温度センサの製造方法を示す工程図である。 絶縁碍管の挿通孔にリードフレーム粗形材を挿通した状態を示す斜視図である。 絶縁碍管の先端向き面にサーミスタ焼結体を当接させる状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る温度センサの製造方法に用いるリードフレーム粗形材を示す平面図である。 第2の実施形態に係るリードフレームと、各リード線との接続構造を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る温度センサの製造方法に用いるリードフレーム粗形材を示す平面図である。 本発明の第4の実施形態に係る温度センサの製造方法に用いるリードフレーム粗形材を示す平面図である。 従来の温度センサの製造方法を示す工程図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る温度センサ100の軸線方向に沿う断面図を示す。温度センサ100は、例えば排気管(図示せず)の側壁の開口部に挿通して取付けられ、自動車の排気ガス等の温度を検出する。
温度センサ100は、サーミスタ素子(感温素子)102と、一対のリードフレーム120と、サーミスタ素子102に後端側に配置されてリードフレーム120が挿通される絶縁碍管(シース管)106と、一対のリードフレーム120の後端側にそれぞれ接続される一対のリード線173と、サーミスタ素子102及び絶縁碍管106等を収容する有底筒状の金属製(本実施形態では、SUS310Sを使用)の保護筒112と、保護筒112の外周に嵌合される取付け部材150と、保護筒112の後端側に嵌挿されてリード線173を外部に引き出す弾性シール部材174と、を備えている。
なお、本発明の温度センサ100において、軸線方向に沿って保護筒112の底部側(サーミスタ素子102側)を「先端」とし、保護筒112の開放端側(サーミスタ素子102と反対側)を「後端」とする。
サーミスタ素子(感温素子)102は、温度を測定するためのサーミスタ焼結体(感温部)103と、サーミスタ焼結体103の一端(後端側)から延びる一対の素子電極線104とを有する。
サーミスタ焼結体103は六角柱状をなし、柱軸線方向を保護筒112の軸線方向と垂直にして保護筒112内に配置される。サーミスタ焼結体103としては、(Sr,Y)(Al,Mn,Fe)Oをベース組成としたペロブスカイト型酸化物を用いることができるが、これに限定されない。又、感温部としては上記サーミスタの他、Pt等の抵抗体を用いることもできる。
絶縁碍管106は、一対のリードフレーム120を挿通するため、軸線方向に延びる2個の挿通孔106hを有する(図4、図5参照)。絶縁碍管106は電気的絶縁を図るものであればよく、セラミック、樹脂等からなる。
又、絶縁碍管106の後端側に筒状のホルダ108が外嵌され、ホルダ108と絶縁碍管106との隙間、及び絶縁碍管106の挿通孔106hにSiOからなる絶縁材130が充填され、リードフレーム120を絶縁碍管106内で固定すると共に、その絶縁を確実に行っている。
絶縁碍管106の後端から各リードフレーム120が引き出されている。一方、一対のリード線173の先端にはそれぞれ加締め端子171が接続(圧着)されており、各リードフレーム120の後端に加締め端子171を溶接して溶接部J2が形成されている。なお、絶縁碍管106の後端から表出した各リードフレーム120及び加締め端子171はそれぞれ絶縁チューブ180で絶縁されている。
さらに、絶縁碍管106を含む上記溶接構造体が保護筒112の内部に収容され、保護筒112内の隙間にアルミナ等のセメント132が充填されると共に、保護筒112の後端に嵌挿された弾性シール部材174のリード線挿通孔から各リード線173が外部に引き出されている。ここで、各リード線173は、図示しないコネクタを介して外部回路と接続されている。又、弾性シール部材174の外側から加締め部112bにて保護筒112を加締めることで弾性シール部材174が固定されている。
一方、取付け部材150は、保護筒112を挿通するための中心孔が軸線方向に開口する略円筒状をなし、先端側から、ネジ部152、ネジ部152より大径の六角ナット部151が形成されている。そして、保護筒112の外周に取付け部材150が溶接等によって取り付けられ、ネジ部152が排気管の所定のネジ穴と螺合することにより、温度センサ100が排気管の側壁に取付けられる。
次に、図1の部分拡大図である図2を参照し、本発明の特徴部分であるリードフレーム120について説明する。
図2において、各リードフレーム120は、絶縁碍管106の2個の挿通孔106hにそれぞれ挿通される短冊状の本体部120aと、フランジ部120bとを一体に備えている。本体部120aの後端側は絶縁碍管106より後端側に表出し、この後端側に本体部120aの幅方向の外側に延出するフランジ部120bが形成されている。
ここで、フランジ部120bの外側同士の間隔(フランジ部を含むリードフレームの後端側の幅)W3は、本体部120aの内側同士の間隔W1より広い。そのため、各リード線173をフランジ部120bに溶接することで、本体部120aの間隔を広げなくてもリード線173の間隔をW1より広くすることができ、リード線173同士の短絡を防止して生産性と電気的接続の信頼性を向上させることができる。
特に、幅W3を、上述の各リード線173の内側同士の推奨間隔W2より広くとれば、本体部120aの間隔を広げなくてもリード線173の間隔をW2に維持することができ、リード線173同士の短絡を確実に防止して電気的接続の信頼性をより一層向上させることができる。
又、リードフレーム120を板状としているので、素子電極線104及びリード線173との溶接部分に密着し、ステンレス丸線使用時に適用していたような潰し加工が不要となる。
次に、図3を参照し、本発明の実施形態に係る温度センサの製造方法について説明する。
まず、上記した2個の挿通孔106hを有する絶縁碍管106と、板状のリードフレーム粗形材120xと、を用意する。ここで、リードフレーム粗形材120xは、後述する切断工程によってリードフレーム120となるものであって、軸線方向に延びて互いに離間する一対の本体部120a及び各本体部120aの後端側に形成されて本体部120aの幅方向の外側に延出する一対のフランジ部120bを有する一対のリードフレーム120と、各リードフレーム120同士を接続する接続部120cと、を一体に有する。なお、接続部120cは、各本体部120a及びフランジ部120bの後端縁を結ぶ線から後端側に延び、各本体部120aを離間して保持すると共に、両フランジ部120bの外側同士の幅と同一幅になっている。又、各本体部120aの軸線方向の長さは、絶縁碍管106の軸線方向の長さより長いものとする。
又、図4に示すように、2つの挿通孔106hの最大間隔W4は、リードフレーム粗形材120xの最大幅(各フランジ部120bの外側同士の間隔)W3よりも狭くなっている。なお、挿通孔106hの最大間隔W4は、挿通孔106hが2個存在する場合は各挿通孔106hの外端同士の間隔とし、挿通孔106hが1個存在する場合はその内径とする。
そして、挿通孔106hに、リードフレーム粗形材120xの本体部120aを後端側から挿通し、絶縁碍管106の後端向き面106bにフランジ部120bの先端向き面120fを係止させる(図3(a)の挿通工程)。ここで、上述のように、W3>W4であるので、フランジ部120bが絶縁碍管106の後端向き面106bに引っ掛かることになる。なお、後述する切断工程で、境目Cで接続部120cを切断し易いよう、接続部120cの先端向き面120cfは、フランジ部120bの先端向き面120fよりも後端側に位置している(図4参照)。
次に、絶縁碍管106の先端向き面106fから表出した一対の本体部120aの先端側に、サーミスタ素子102の一対の素子電極線104をそれぞれ接続(溶接)する(図3(b)の素子接続工程)。
次いで、リードフレーム粗形材120xを後端側に引っ張り、絶縁碍管106の先端向き面106fにサーミスタ焼結体103を当接させて位置決めを行う(図3(c))。ここで、図5に示すように、サーミスタ焼結体103は各挿通孔106hより大径であり、サーミスタ焼結体103の後端向き面が絶縁碍管106の先端向き面106fに引っ掛かり、各素子電極線104がそれぞれ挿通孔106h内に収容されることになる。
次に、絶縁碍管106の後端側に筒状のホルダ108を外嵌し、ホルダ108と絶縁碍管106との隙間、及び絶縁碍管106の挿通孔106h内にSiOからなる絶縁材130を充填する。
さらに、各本体部120a及びフランジ部120bとの境目(接続部120cの先端向き面120cf)Cにて接続部120cを切断し、一対のリードフレーム120同士を切り離す(図3(d)の切断工程)。
次に、各リード線173先端の加締め端子171を、各フランジ部120bにそれぞれ溶接する(図3(e)のリード線接続工程)。
最後に、図3(f)に示すように、この溶接構造体Aを保護筒112の内部に収容し、保護筒112内の隙間にセメント132を充填すると共に、保護筒112の後端に配置した弾性シール部材174のリード線挿通孔に各リード線173を挿通して外部に引き出す。そして、弾性シール部材174の外側から加締め部112bにて保護筒112を加締め、保護筒112の外周に取付け部材150を取り付けて温度センサ100が完成する。
以上のように、本発明の実施形態に係る温度センサの製造方法によれば、上記したW3が間隔W1より広いため、各リード線173をフランジ部120bに溶接することで、本体部120aの間隔を広げなくてもリード線173の間隔をW1より広くすることができ、リード線173同士の短絡を防止して生産性と電気的接続の信頼性を向上させることができる。
特に、間隔W3を、各リード線173の内側同士の推奨間隔W2より広くすれば、本体部120aの間隔を広げなくてもリード線173の間隔をW2に維持することができ、リード線173同士の短絡を確実に防止して電気的接続の信頼性をより一層向上させることができる。
又、リードフレーム120を板状としているので、素子電極線104及びリード線173との溶接部分に密着し、ステンレス丸線のような潰し加工が不要となる。
さらに、各本体部120aが所定間隔で離間しつつ一体化したリードフレーム粗形材120xを用い、このリードフレーム粗形材120xを絶縁碍管106に挿通した後で各本体部120aを切り離すので、各本体部120aをそれぞれ独立して絶縁碍管106に配置する必要がなく、量産設備での自動搬送及び位置合わせが容易となり、生産性がさらに向上する。
又、本実施形態では、挿通孔106hの最大間隔W4がリードフレーム粗形材120xの最大幅W3より狭いので、リードフレーム粗形材120xを絶縁碍管106に挿通した際、リードフレーム粗形材の一部(フランジ部120b)が絶縁碍管106の後端向き面106bに引っ掛かって自動的に位置決めされるので、生産性がさらに向上する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る温度センサの製造方法に用いるリードフレーム粗形材を示す。なお、第2の実施形態はリードフレーム粗形材122xの構成が異なること以外は、第1の実施形態に係る温度センサの製造方法と同様であるので、同一部分についての説明を省略する。
第2の実施形態において、リードフレーム粗形材122xは、一対の本体部122a及び一方(図6の左側)の本体部122aの後端側に形成されて本体部122aの幅方向の外側に延出する1つのフランジ部122bを有する一対のリードフレーム122と、各リードフレーム122同士を接続する接続部122cとを一体に有する。なお、接続部122cは、各本体部122a及びフランジ部122bの後端縁を結ぶ線から後端側に延び、各本体部122aを離間して保持すると共に、フランジ部120bの外側と他(図6の右側)の本端部122aの外側との幅と、同一幅になっている。
そして、このリードフレーム粗形材122xを絶縁碍管106に挿通した後、図3(d)の切断工程と同様にして、各本体部122a及びフランジ部122bとの境目(各本体部122a及びフランジ部122bの後端縁)Cにて接続部122cを切断し、一対の本体部122a同士を切り離すことで、温度センサを製造する。
図7は、リードフレーム粗形材122xを切断して得られたリードフレーム122と、各リード線173との接続構造を示す。
図7においても、一方(図7の左側)のリードフレーム122のうち、フランジ部122bの外側と、他方(図7の右側)のリードフレーム122のうち、本体部122aの外側との間隔(フランジ部を含むリードフレームの後端側の幅)W5は、本体部122aの内側同士の間隔W1より広い。このため、一方(図7の左側)のリード線173の加締め端子171をフランジ部122bに接続し、他(図7の右側)のリード線173の加締め端子171を他(図7の右側)の本体部122aの後端部に接続することで、本体部122aの間隔を広げなくてもリード線173の間隔をW1より広くすることができ、リード線173同士の短絡を防止して生産性と電気的接続の信頼性を向上させることができる。
特に、間隔W5を、各リード線173の内側同士の推奨間隔W2より広くすれば、本体部122aの間隔を広げなくてもリード線173の間隔をW2に維持することができ、リード線173同士の短絡を確実に防止して電気的接続の信頼性をより一層向上させることができる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る温度センサの製造方法に用いるリードフレーム粗形材を示す。なお、第3の実施形態はリードフレーム粗形材124xの構成が異なること以外は、第1の実施形態に係る温度センサの製造方法と同様であるので、同一部分についての説明を省略する。
第3の実施形態において、リードフレーム粗形材124xは、一対の本体部124a及び各本体部124aの後端側に形成されて本体部124aの幅方向の外側にそれぞれ延出する一対のフランジ部124bを有するリードフレーム124と、各リードフレーム124同士を接続する接続部124cとを一体に有する。なお、接続部124cは、各本体部122aの後端側の内側同士の間に形成され、各本体部124aを離間して保持する。又、本体部124a、フランジ部124b、及び接続部124cの後端縁が面一になっている。
そして、図3(d)に対応するリードフレーム粗形材124xの切断工程にて、各本体部122aとの2つの境目(各本体部122aのそれぞれ内側に沿った線)Cにて接続部124cを切断し、一対の本体部124a同士を切り離すことで、温度センサを製造する。
ここで、第1及び第2の実施形態の場合は、軸線方向に垂直な方向にフランジ部120b、122bの後端の一部を切断するため、切断工程後にフランジ部120b、122bの軸線方向の長さが短くなる。一方、第3の実施形態においては境目Cが軸線方向に平行なため、フランジ部124bが切断されず、フランジ部124bを長くしてリード線173(加締め端子171)との接触面積を増やし、電気的接続の信頼性をより一層向上させることができ、材料のロスも少なくなる。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る温度センサの製造方法に用いるリードフレーム粗形材を示す。なお、第4の実施形態はリードフレーム粗形材126xの構成が異なること以外は、第1の実施形態に係る温度センサの製造方法と同様であるので、同一部分についての説明を省略する。
第4の実施形態において、リードフレーム粗形材126xは、一対の本体部126a及び各本体部126aの後端側に形成されて本体部126aの幅方向の外側にそれぞれ延出する一対のフランジ部126bを有するリードフレーム126と、各リードフレーム126同士を接続する接続部126cとを一体に有する。なお、フランジ部126bは各本体部122aの後端縁よりもやや先端側に位置し、接続部126cは各本体部122aの後端縁を結ぶ線から後端側に延び、各本体部126aを離間して保持する。又、接続部126cの先端向き面126cfは、フランジ部126bの後端向き面よりも後端側に位置している。
そして、図3(d)に対応するリードフレーム粗形材126xの切断工程にて、各本体部126aとの境目(各本体部126aの後端縁に沿った線)Cにて接続部126cを切断し、一対の本体部126a同士を切り離すことで、温度センサを製造する。
上述のように、第1及び第2の実施形態の場合、軸線方向に垂直な方向にフランジ部120b、122bの後端の一部を切断するため、切断工程後にフランジ部120b、122bの軸線方向の長さが短くなる。一方、第4の実施形態においては、切断方向は軸線方向に垂直であるものの、フランジ部126bが境目Cより先端側に位置するため、フランジ部126bが切断されず、材料のロスが少なくなる。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
例えば、絶縁碍管106の挿通穴106hは1個であってもよい。
又、リードフレーム120と素子電極線104との接続、及びリードフレーム120とリード線173(加締め端子171)との接続は、溶接に限らず、ろう付け、加締め等の公知の方法を用いてもよい。
リードフレームのフランジ部及び接続部の形状、個数及び位置等も限定されない。
100 温度センサ
102 感温素子(サーミスタ素子)
103 感温部(サーミスタ焼結体)
104 素子電極線
106 絶縁碍管
106b 絶縁碍管の後端向き面
106f 絶縁碍管の先端向き面
106h 挿通孔
120、122 リードフレーム
120a、122a、124a、126a リードフレームの本体部
120b、122b、124b、126b リードフレームのフランジ部
120f フランジ部の先端向き面
120c、122c、124c、126c リードフレームの接続部
120x、122x、124x、126x リードフレーム粗形材
173 リード線
W1 本体部の内側同士の間隔
W3 フランジ部を含むリードフレームの後端側の幅(リードフレーム粗形材の最大幅)
W4 挿通孔の最大間隔

Claims (3)

  1. 感温部と該感温部から後端側へ延びる一対の素子電極線とを有する感温素子と、
    前記素子電極線より後端側に配置され、軸線方向に延びる挿通孔を有する絶縁碍管と、
    前記絶縁碍管の前記挿通孔に挿通され、前記一対の素子電極線にそれぞれ自身の先端側が接続される板状の一対のリードフレームと、
    前記一対のリードフレームの後端側にそれぞれ接続される一対のリード線と、を備えた温度センサであって、
    前記一対のリードフレームは、前記絶縁碍管より後端側に表出すると共に、軸線方向に延びて互いに離間する一対の本体部と、前記一対の本体部の少なくとも一方の後端側に形成されて該一方の本体部の幅方向の外側に延出するフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部の幅広な主面に前記リード線の少なくとも一方が接続され
    前記挿通孔の最大間隔は、前記フランジ部を含む前記一対のリードフレームの後端側の幅より狭い温度センサ。
  2. 前記フランジ部が前記一対のリードフレームの両方の後端側に設けられている請求項1に記載の温度センサ。
  3. 感温部と該感温部から延びる一対の素子電極線とを有する感温素子と、板状のリードフレーム粗形材であって、軸線方向に延びて互いに離間する一対の本体部及び該一対の本体部の少なくとも一方の後端側に形成されて該一方の本体部の幅方向の外側に延出するフランジ部を有する一対のリードフレームと、前記一対のリードフレーム同士を接続する接続部と、を一体に有するリードフレーム粗形材と、軸線方向に延びる挿通孔を有し、該挿通孔の最大間隔が前記リードフレーム粗形材の最大幅より狭い絶縁碍管と、を用意し、
    前記挿通孔に、前記リードフレーム粗形材の前記本体部を後端側から挿通し、前記絶縁碍管の後端向き面に前記フランジ部の先端向き面を係止させる挿通工程と、
    前記絶縁碍管の先端向き面から表出した前記一対の本体部の先端側に、前記感温素子の前記一対の素子電極線をそれぞれ接続する素子接続工程と、
    前記接続部を切断して前記一対のリードフレーム同士を切り離す切断工程と、
    前記一対の本体部の後端側に一対のリード線をそれぞれ接続し、そのうち少なくとも一方のリード線を前記フランジ部の幅広な主面に接続するリード線接続工程と、
    を有する温度センサの製造方法。
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