JP5697843B2 - 音楽コンテンツデータ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、電子楽器などの電子音楽装置で利用される演奏データなどの音楽コンテンツデータをフォルダ或いはメディア単位でコピー乃至移動することができる音楽コンテンツデータ処理システムに関する。
従来より、電子楽器などの電子音楽装置で利用される演奏データなどの音楽コンテンツデータはコピー或いは移動することができる。例えば、特許文献1のデジタルコンテンツデータ処理装置では、選択された1つのファイル(音楽コンテンツデータ)について、セキュリティ情報(202)が無い場合にコピーが行われるが(503)、セキュリティ情報が有る場合には、コピー先フォルダが当該ファイルのフォルダと同じときにのみコピーが行われ(507)、コピー先フォルダが別のときは所定の規則に従って別のフォルダ或いは外部記憶媒体への移動が行われる(506:図6)。
特開2005−209166号公報
また、従来より、音楽コンテンツデータを扱う電子楽器では、スマートメディア(登録商標)やUSBフラッシュメモリなどの外部記憶媒体(メディア)に大量の音楽コンテンツデータを記憶し保存しておき、演奏や再生に必要な音楽コンテンツデータを外部記憶媒体より読み出して使用している。このような音楽コンテンツデータは、ユーザが購入したものや時間をかけて製作・編集したものなどユーザにとって大切なものが多く、音楽コンテンツデータを記憶・保存しているメディアの万一の事故に備えて別のメディアに保存しておきたいというニーズがある。さらに、市場で入手しづらくなってきているスマートメディアに保存された音楽コンテンツデータをUSBフラッシュメモリなどの別のメディアにコピー或いは移動しておきたいニーズもある。
しかしながら、フォルダ毎或いはメディア単位で記憶・保存している音楽コンテンツデータをコピー或いは移動したい場合、この音楽コンテンツデータは記憶容量がギガ単位でありファイル数が数千個に及ぶこともあり、膨大な音楽コンテンツデータ処理となる。例えば、1つの音楽コンテンツデータのコピーに8秒かかったとすると、コピー対象のフォルダやメディアに音楽コンテンツデータが500個あれば処理時間は1時間を超える。また、数百個、数千個の音楽コンテンツデータを、特許文献1のように、1つ1つ指定して処理を行うのは時間もかかり大変である。さらに、1つ1つの音楽コンテンツデータにセキュリティ(プロテクト)がかかっているかどうかユーザが手作業でチェックするのも手間がかかる。同時に、1つ1つの音楽コンテンツデータに対し、コピーするのかしないのか或いは移動するのか等を指定することも、作業が多い上に手間がかかる。
また、コピー対象の音楽コンテンツデータについてセキュリティ(プロテクト)の有無をチェックし、セキュリティ(プロテクト)がかかっていれば指定フォルダに移動し、かかっていなければコピーする場合、コピーされたのかどうかをユーザが把握するにはコピー元のフォルダやコピー先のフォルダの中身を調べなければならなかった。また、コピーや移動でエラーが起き、コピーや移動ができなかった場合、ユーザはエラーをコピーや移動の実行途中で知ることになる。音楽コンテンツデータのサイズが大きい場合など、エラーが出るまでに既に処理時間が多くかかっているケースも多い。
この発明は、このような事情に鑑み、電子楽器などの電子音楽装置で利用される演奏データなどの音楽コンテンツデータをフォルダ或いはメディア単位で容易にコピー乃至移動することができる音楽コンテンツデータ処理システムを提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、それぞれコピーの可否を表わすコピー可否情報([0024])を含む複数の音楽コンテンツデータを記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で記憶しており、記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で音楽コンテンツデータをコピーする音楽コンテンツデータ処理装置([0026])であって、ユーザ操作に応じて、コピー元を記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定するコピー元指定手段(S1;[0041])と、ユーザ操作に応じて、コピー先を記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定するコピー先指定手段(S2;[0042])と、コピー元指定手段(S1)により記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)でコピー元が指定されたときに、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)があるか否かを判定するコピー可否判定手段(S6;[0044])と、コピー可否判定手段(S6)によって、コピー元指定手段(S1)により記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定されたコピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)があると判定された場合に(S6=YES)、ユーザ操作(BCp,BCm)に応じて、当該コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)の移動を行うか行わないかを選択する選択手段(S7)と、コピー元指定手段(S1)により記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定されたコピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータについて、コピー可否判定手段(S6)による判定が行われた後に、処理を行う処理手段(S9,S12)であって、コピー可否判定手段(S6)により、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)がないと判定された場合は(S6=NO)、当該コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータを、コピー先指定手段(S2)により指定されたコピー先にコピーし(S9)、コピー可否判定手段(S6)により、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)があると判定された場合には(S6=YES)、当該コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータのうち、コピー可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータ)のみを、コピー先指定手段(S2)により指定されたコピー先にコピーすると共に(S9,S12)、コピー可否判定手段(S6)によって、コピー不可を表わすコピー可否情報を含むと判定された音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)については、選択手段(S7)により移動を行うと選択された場合にのみ(S8=NO→S11=YES)、コピー先指定手段(S2)により指定されたコピー先に移動する(S12)処理を行う処理手段(S9,S12)とを具備する音楽コンテンツデータ処理装置〔請求項1〕、並びに、それぞれコピーの可否を表わすコピー可否情報([0024])を含む複数の音楽コンテンツデータを記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で記憶しており、記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で音楽コンテンツデータをコピーする音楽コンテンツデータ処理装置([0026])として機能するコンピュータに、ユーザ操作に応じて、コピー元を記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定するコピー元指定ステップ(S1;[0041])と、ユーザ操作に応じて、コピー先を記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定するコピー先指定ステップ(S2;[0042])と、コピー元指定ステップ(S1)にて記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)でコピー元が指定されたときに、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)があるか否かを判定するコピー可否判定ステップ(S6;[0044])と、コピー可否判定ステップ(S6)において、コピー元指定ステップ(S1)にて記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定されたコピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)があると判定された場合に(S6=YES)、ユーザ操作(BCp,BCm)に応じて、当該コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)の移動を行うか行わないかを選択する選択ステップ(S7)と、コピー元指定ステップ(S1)にて記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定されたコピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータについて、コピー可否判定ステップ(S6)における判定が行われた後に、処理を行う処理ステップ(S9,S12)であって、コピー可否判定ステップ(S6)で、当該コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータが、コピー可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータ)のみであると判定された場合は(S6=NO)、当該全ての音楽コンテンツデータを、コピー先指定ステップ(S2)で指定されたコピー先にコピーし(S9)、コピー可否判定ステップ(S6)で、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータがある(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)と判定された場合には(S6=YES)、当該コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータのうち、コピー可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータ)のみを、コピー先指定ステップ(S2)で指定されたコピー先にコピーすると共に(S9,S12)、コピー可否判定ステップ(S6)において、コピー不可を表わすコピー可否情報を含むと判定された音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)については、選択ステップ(S7)で移動を行うと選択された場合にのみ(S8=NO→S11=YES)、コピー先指定ステップ(S2)で指定されたコピー先に移動する(S12)処理を行う処理ステップ(S9,S12)とから成る手順を実行させる音楽コンテンツデータ処理プログラム〔請求項5〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の参照記号や用語、箇所であり、以下においても、同様である。
この発明による音楽コンテンツデータ処理装置については、さらに、コピー元指定手段(S1)により指定されたコピー元に記憶されていた各音楽コンテンツデータについて、処理手段(S9,S12)により行われた処理の結果(DLd、DLe)をユーザに報知する処理結果報知手段(S10,S13)を具備する〔請求項2〕ように構成することができる。
この発明による音楽コンテンツデータ処理装置については、さらに、処理手段(S9,S12)により処理が行われる前に、コピー元指定手段(S1)及びコピー先指定手段(S2)によりそれぞれ指定されたコピー元及びコピー先の状態を元にコピー乃至移動が可能かどうかを判定する状態判定手段(S3〜S4)を具備し、処理手段(S9,S12)は、状態判定手段(S3〜S4)によりコピー乃至移動が可能と判定された場合に(S4=NO)処理を行う〔請求項3〕ように構成することができる。
この発明による音楽コンテンツデータ処理装置については、さらに、処理手段(S9,S12)により処理が行われている間、当該処理の進行状況を表わす情報(DLb、DLc)を提示する進行状況提示手段(S9,S12)を具備する〔請求項4〕ように構成することができる。
この発明の主たる特徴による音楽コンテンツデータ処理システムでは(請求項1,5)、それぞれコピーの可否を表わすコピー可否情報([0024])を含む複数の音楽コンテンツデータを記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で記憶しており、記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で音楽コンテンツデータをコピーする音楽コンテンツデータ処理装置([0026])において、ユーザ操作に応じて、コピー元を記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定し(S1,[0041])、コピー先を記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定すると(S2,[0042])、記憶場所単位(フォルダ単位或いはメディア単位)で指定されたコピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)があるか否かを判定する(S6;[0044])。ここで、指定されたコピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)がないと判定された場合は(S6=NO)、コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータを、指定されたコピー先にコピーする処理が行われる(S9)。一方、指定されたコピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)があると判定された場合には(S6=YES)、さらに、ユーザ操作(BCp,BCm)に応じて、当該コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)につきコピーの代わりに移動(コピー元にあったデータをコピー先に移し替えてコピー元では当該データを消去する処理)を行うか行わないかを選択し(S7)、指定されたコピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータのうち、コピー可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータ)のみを、指定されたコピー先にコピーする処理が行われると共に(S9,S12)、コピー不可を表わすコピー可否情報を含むと判定された音楽コンテンツデータ(プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)については、移動を行うと選択された場合にのみ(S8=NO→S11=YES)、指定されたコピー先に移動する処理が行われる(S12)。
つまり、この発明では、電子楽器などの電子音楽装置で利用される演奏データなどの音楽コンテンツデータが、当該電子音楽装置で使用されるメディアに記憶されている場合、記憶場所の単位としてフォルダごと或いはメディアごと音楽コンテンツデータを別のフォルダ或いは別のメディアにコピーしたいときに、当該電子音楽装置に音楽コンテンツデータ処理装置として次のような機能を持たせる:ユーザ操作により、コピー元及びコピー先のフォルダ或いはメディアを指定すると(S1,S2)、コピー元に指定されたフォルダ或いはメディア内の音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータ、即ち、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがあるか否かを判定し(S6)、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがないと判定された場合は(S6=NO)、コピー元フォルダ或いはメディア内の全ての音楽コンテンツデータが、フォルダ或いはメディア単位で、指定された別のフォルダ或いはメディアに自動的にコピーされる(S12)。一方、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ)があると判定された場合には(S6=YES)、コピー元フォルダ或いはメディア内の音楽コンテンツデータのうち、プロテクトがかかっていないものについては、フォルダ或いはメディア単位で、指定された別のフォルダ或いはメディアに自動的にコピーされるが(S9,S12)、プロテクトがかかっている音楽コンテンツデータについては、まず、ユーザ操作(BCp,BCm)により「移動する」か「移動しない」かの選択が行われ(S7)、次いで、この選択の結果が「移動する」であれば、フォルダ或いはメディア単位で、指定された別のフォルダ或いはメディアに自動的に移動され(S8=NO→S11=YES→S12)、この選択結果が「移動しない」(プロテクトがかかっていない音楽コンテンツデータのみのコピー)であれば何も処理がなされない(S8=YES→S9)。
従って、この発明によれば、電子楽器などの電子音楽装置で利用される演奏データなどの音楽コンテンツデータについて、ユーザ操作に従い、コピー元及びコピー先のフォルダ或いはメディアを指定し、コピー元にコピー不可の音楽コンテンツデータがある場合に当該音楽コンテンツデータを移動する処理の可否を選択するだけで、所望の音楽コンテンツデータをフォルダ或いはメディア単位でそのまま別のフォルダ或いはメディアに容易にコピー乃至移動することができる。また、大量にある音楽コンテンツデータについて、プロテクトの有無をユーザ自身が1つ1つ確認することなく、コピー乃至移動を行うことができ、作業効率がよくなる。また、フォルダ或いはメディア単位で纏めてコピー乃至移動を行うことができるので、ユーザの作業量を大幅に軽減することができる。さらに、コピー元に指定されたフォルダやメディア内にプロテクトがかかっている音楽コンテンツデータとかかっていない音楽コンテンツデータが混在している場合に、プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータのみ(コピー可能なもののみ)容易にバックアップすることができる。また、この音楽コンテンツデータ処理は、フォルダ構成を変えたいときに有効に利用することができ、例えば、コピー先のフォルダをコピー元のフォルダと異なる階層に指定することでフォルダ構成を変えることができて便利である。
さらに、この発明による音楽コンテンツデータ処理装置では、コピー元に指定されたフォルダ或いはメディアなどの記憶場所に記憶されていた各音楽コンテンツデータについて、コピー乃至移動する処理(S9,S12)を行った結果(「コピーした」、「コピーしなかった」、「移動した」音楽コンテンツデータなど:DLd、DLe)をユーザに報知する(S10,S13)ように構成される(請求項2)。従って、この発明によれば、このように、処理結果を自動的にユーザに知らせることにより、ユーザは、後で、コピー乃至移動の結果を元のフォルダやメディアの中身から調べなくてもよくなる。
さらに、この発明による電子音楽装置では、コピー乃至移動の処理(S9,S12)が行われる前に、空き容量、ライトプロテクト、パス名など、コピー元及びコピー先に指定されたフォルダ或いはメディアなどの記憶場所の状態をチェックし、このチェック結果を元に、指定されたフォルダ或いはメディア内の全ての音楽コンテンツデータをコピー乃至移動することができるかどうかを判定し(S3〜S4)、この判定結果に応じてコピー乃至移動の処理(S9,S12)を行うように構成される(請求項3)。コピーや移動の処理をしている途中でエラーが出ると、例えば、ユーザは、コピー乃至移動することができた音楽コンテンツデータを特定する作業を行う必要があり、フォルダ構成を変えたくない場合などには、コピー乃至移動の処理を最初からやり直すなどの作業を行う必要が出てくるが、この発明によれば、上述のように、コピー乃至移動の処理を実行する前にコピー乃至移動先のフォルダ或いはメディアの状態をチェックしてコピー乃至移動の可能性を判定することにより、コピー乃至移動の処理の途中で処理動作が中断することがなく、ユーザの作業が軽減される。
さらに、この発明による電子音楽装置では、コピー乃至移動の処理(S9,S12)が行われている間、当該処理の進行状況を表わす情報(DLb、DLc)を提示する(S9,S12)ように構成される(請求項4)。従って、この発明によれば、このように自動的に大量の音楽コンテンツデータのコピー乃至移動の処理が行われるので、この処理中に、ユーザは装置についていなくてもよく自由にできる。
〔システム構成の概要〕
図1は、この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成例である。この発明の一実施例による音楽コンテンツデータ処理システムには、図示のように演奏操作部や楽音発生部を有する電子楽器などの音楽専用情報処理装置(コンピュータ)が用いられるが、これと同等の音楽データ処理機能を有するパーソナルコンピュータ等の汎用の情報処理装置(コンピュータ)を用いてもよい。この電子音楽装置は、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、内蔵記憶装置4、第1及び第2外部記憶媒体インターフェース(I/F)5,6、入力操作部7、表示部8、音源部9、通信インターフェース(I/F)10等の要素を備え、これら要素1〜10はバス11を介して互いに接続される。
装置全体を制御するCPU1は、RAM2及びROM3と共に、各種制御プログラムに従って各種処理を実行するデータ処理部を構成し、例えば、制御プログラムに含まれる音楽コンテンツデータ処理プログラムに従って音楽コンテンツデータ処理を実行することができる。RAM2は、これらの処理で利用される種々の情報を一時的に記憶するための処理バッファとして機能する。ROM3は、音楽コンテンツデータ処理プログラムを含む各種制御プログラムや必要な制御データ、自動演奏データ等を記憶しておくことができる。
内蔵記憶装置4は、ハードディスク(HD)や、フラッシュメモリのような書換え可能な不揮発性の半導体メモリなどの内蔵記憶媒体及びその駆動装置から成り、自動演奏データ等の任意の音楽コンテンツデータを記録することができる。また、音楽コンテンツデータ処理プログラムや制御データも、ROM3だけでなく内蔵記憶装置4に記憶することができる。第1及び第2外部記憶媒体I/F5,6は、自動演奏データ等の音楽コンテンツデータが記録される第1及び第2記憶媒体12,13との間でデータを授受するための接続装置であり、記憶媒体12,13の種類によっては記憶媒体駆動装置が含まれる。第1及び第2外部記憶媒体12,13には、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、メモリカード、USBメモリ等を用いることができる。例えば、第1外部記憶媒体I/F5にスマートメディア駆動装置を用いて、スマートメディア(登録商標)と呼ばれるメモリカードを第1記憶媒体12に用いたり、第2外部記憶媒体I/F6にUSBインターフェース(I/F)を用いて、USBフラッシュメモリ等のUSBメモリを第2記憶媒体13に用いたりすることができる。
入力操作部7は、各種設定操作を行うためのパネル操作部及び鍵盤などの演奏操作子を含む演奏操作部を有し、パネル操作部でのユーザによるパネル操作や演奏操作部での演奏操作の内容をパネル操作情報や演奏操作情報としてデータ処理部に導入する。表示部8は、これに接続されるディスプレイ(LCD等の表示器)の表示内容をデータ処理部からの指令に従って制御し、入力操作部7の操作に対する表示援助を行う。なお、入力操作部7内におけるパネル操作部については、入力操作面を表示部8のディスプレイ面に設けたタッチパネル構成とし、ディスプレイ面に対するユーザ操作体(ユーザの指やユーザ操作されるペン等)のタッチ位置を検出しパネル操作内容を認識するようにすることができる。
音源部9は、音源(ソフトウエアを含む)や効果付与DSPを含み、入力操作部5の演奏操作部からの演奏操作情報に基づく実演奏データや記憶媒体4,12,13などに記憶された音楽コンテンツデータに含まれる自動演奏データに対応する楽音信号を生成し、音源部7に接続されるサウンドシステム14は、D/A変換部やアンプ、スピーカを備え、音源部9からの楽音信号に基づく楽音を発生する。
通信I/F10は、ローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネット、電話回線などの一般用通信ネットワーク或いはMIDI用ネットワークCNに接続される各種インターフェースを一括して表わしており、外部の電子音楽装置EMと音楽に関する各種情報を授受することができる。例えば、この電子音楽装置装置に制御プログラムやデータが記憶されていない場合、通信I/F10を介してサーバ電子音楽装置EMから制御プログラム等をダウンロードすることができる。外部電子音楽装置EMには、他の演奏データ入力装置(MIDI鍵盤など)や音楽データ出力装置なども含まれ、演奏データを含む音楽データを通信I/F10を介して送受信することができる。なお、通信I/F10がUSBI/Fの場合、装置EMはUSBメモリ以外のUSBデバイスと表わすものとする。
〔音楽コンテンツデータ〕
この発明の一実施例による音楽コンテンツデータ処理システムでは、電子音楽装置で利用される音楽コンテンツデータが所定の記憶媒体(メディアという)に大量に記憶されており、各音楽コンテンツデータは、少なくともプロテクト情報及び演奏データを含む。プロテクト情報には、プロテクトの有無すなわちコピーの可否を表わすコピー可否情報が含まれ、コピー可否情報がコピー不可を表わしている場合は、更にコピー可能回数情報を含めることができる。また、演奏データは、MIDI等のイベント形式で記述された音楽データであり、自動演奏データとも呼ばれる。
この実施例では、プロテクト情報中のコピー可否情報がコピー不可を表わしている音楽コンテンツデータは、著作権保護のためにコピーができないようにプロテクトがかけられるので、「プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ」と呼ばれる。なお、コピー不可を表わすコピー可否情報をもつ音楽コンテンツデータは、当初は、この電子音楽装置で認識可能なメディアIDが付けられた音楽コンテンツデータ保存専用メディア(例えば、スマートメディア)に予め記録されている。また、コピー不可のコピー可否情報をもつ音楽コンテンツデータは、誤消去防止のために上書きができないようにライトプロテクトをかけておくことが望ましい。一方、プロテクト情報中のコピー可否情報がコピー可を表わしている音楽コンテンツデータは、「プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータ」と呼ばれ、例えば、ユーザにより編集乃至作成された演奏データが含まれる。
各音楽コンテンツデータには、更に、設定データや歌詞データ、楽譜データ、運指データ、動画データ等が含まれていてもよい。ここで、設定データは、レジストレーションデータとも呼ばれ、演奏データから楽音信号を生成するために音源部9に設定されるデータであり、音色データなどを含む。また、音楽コンテンツデータは複数ファイルで構成されていてもよい。
この音楽コンテンツデータ処理システムでは、上述のように構成された利用可能な多数の音楽コンテンツデータが所定のメディアに複数階層のフォルダ下に記憶されて階層的に管理されると共に、音楽コンテンツデータ処理プログラムに従って音楽コンテンツデータ処理を行い、ユーザ所望の音楽コンテンツデータ群をフォルダやメディア単位で別のフォルダやメディアにコピー乃至移動することができる。なお、移動とは、コピー元のデータを消去しコピー先に移し替えることをいう。
具体的には、システムは、ユーザ操作に基づき、まず、「ツール画面」(図示せず)と呼ばれる音楽コンテンツデータを処理するための基本画面を表示部8のディスプレイに表示し、ツール画面にて、コピー乃至移動させたい音楽コンテンツデータが記憶されているコピー元として所望のメディアを指定し或いは更に所望のフォルダを指定する。次いで、コピー指示操作により、これらの音楽コンテンツデータをコピー乃至移動させて記憶させたいコピー先を選択するための「コピー先選択ポップアップ」(図示せず)をツール画面上に重ねて表示し、コピー先選択ポップアップで、コピー先として所望のメディアを指定し或いは更に所望のフォルダを指定する。そして、コピーの開始を指示する操作を行うことによって、コピー元に指定されたメディア或いはフォルダに記憶されている音楽コンテンツデータを、コピー先に指定されたメディア或いはフォルダにコピー乃至移動する処理が行われる。なお、コピー先のメディアは、この電子音楽装置で認識可能なメディアIDが付けられた音楽コンテンツデータ保存用のメディア(例えば、USBフラッシュメモリ)であることが好ましく、このメディアにコピー乃至移動される音楽コンテンツデータは、このメディアIDで暗号化して保存することが好ましい。
ここで、システムは、コピー乃至移動の処理を行う前に、自動的に、コピー元及びコピー先の状態を調べて「コピー事前エラーチェック」と呼ばれるコピー乃至移動可能性チェックを行う。このチェックでは、コピー元の音楽コンテンツデータを指定されたコピー先にコピー乃至移動できることを確認し、さらに、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがコピー元にあるかどうかをチェックする。そして、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがある場合に、処理選択ダイアログ(DLa)をコピー先選択ポップアップ上に表示し、(1)プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータはそのままコピー元に残しておくか、或いは、(2)プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータをコピー先に移動するか、どうかをユーザに選択させる。一方、プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータについては、何れのケースでも指定されたコピー先にコピーする。コピー乃至移動する処理を実行する前に、このように処理動作を選択させることにより、ユーザは、(1)指定したコピー元の音楽コンテンツデータのうちプロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータについてはバックアップしておくか、或いは、(2)指定したコピー元の音楽コンテンツデータを全て別のメディア或いはフォルダに記録し直すか、を使い分けることができる。なお、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがコピー元にない場合(プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータのみの場合)には、コピーボタン及びキャンセルボタンを備えたコピー実行確認ダイアログ(図示せず)を開き、音楽コンテンツデータのコピーを実行するかどうかをユーザに選択させる。
〔コピー乃至移動の処理に関する種々のダイアログ〕
図2〜図4は、音楽コンテンツデータ処理においてコピー乃至移動の処理を行う際に、処理の進行に従って、ツール画面及びコピー先選択ポップアップ上に重畳して案内表示される種々のダイアログを示す。まず、コピー事前エラーチェックによりコピー元及びコピー先の状態を調べた結果、指定されたコピー元の音楽コンテンツデータを指定されたコピー先にコピー乃至移動することができることが確認され、上述したように、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータが検出された場合には、図2に例示されるような処理選択ダイアログDLaが表示部8のディスプレイに表示される。処理選択ダイアログDLaの上部には、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがコピー元にある旨を報告するプロテクト検出メッセージA1に続いて、コピー元、コピー先及びコピー時間が順次表示される。また、このダイアログDLaの下部には、コピーボタンBCp、コピー/移動ボタンBCm及びキャンセルボタンBCaが選択的操作可能に表示され、2つの選択ボタンBCp,BCmをそれぞれ操作した場合に選択的に実行される処理動作を説明する操作機能表記A2がダイアログDLaの中間部に表示される。
プロテクト検出メッセージA1に続くコピー元及びコピー先は、メディア名(メディアを示す記号「:」が後続する)及び各階層のフォルダ名を階層区切り記号「/」で順次結合したパス表現形式で示される。図示の例では、コピー元は、メディア名「○○○」のメディアにおけるフォルダ名「DATA」の第1階層フォルダ下にあるフォルダ名「AAA」の第2階層フォルダであり、コピー先は、メディア名「△△△」を有する別のメディアである旨が示されている。また、コピー時間は、コピー元の全音楽コンテンツデータをコピー先にコピー及び移動するのに要する時間を示す。図示の例では、メディア名「○○○」のメディアにおいてフォルダ名「AAA」のフォルダ下にある全音楽コンテンツデータ(フォルダ情報を含む)をメディア名「△△△」のメディアにコピー及び移動するのに、「約1時間」を要する旨が示されている。
操作機能表記A2については、上の文により、コピーボタンBCpを操作すると、コピー元にある音楽コンテンツデータのうち、プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータのみコピー先にコピーする「コピー処理」が行われる旨が報知され、ユーザは、この操作で、プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータをバックアップできる(1)ことを確認することができる。また、下の文により、コピー/移動ボタンBCmを操作すると、プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータをコピー先にコピーするのに加えてプロテクトのかかっている音楽コンテンツデータをコピー先に移動する「コピー/移動処理」が行われる旨が報知され、ユーザは、この操作で、コピー元の全音楽コンテンツデータを記録し直しできる(2)ことを確認することができる。
なお、キャンセルボタンは、1つ前の処理段階に戻すための操作子であり、処理選択ダイアログDLaやコピー実行確認ダイアログのキャンセルボタンを操作すると、処理選択ダイアログDLaは閉じられ、コピー先選択ポップアップの使用が可能な元の状態に戻る。さらに、コピー先選択ポップアップのキャンセルボタンを操作した場合はツール画面の使用が可能な音楽コンテンツデータ処理の初期状態に戻る。
さて、この音楽コンテンツデータ処理システムでは、処理選択ダイアログDLaの処理選択ボタンBCp,BCm或いはコピー実行確認ダイアログのコピーボタンの操作があると、音楽コンテンツデータをコピー乃至移動する処理(=コピー処理又はコピー/移動処理)が行われ、処理選択ダイアログDLaは閉じられる。この処理が行われている間は、図3のような処理中ダイアログDLb,DLcが表示され、音楽コンテンツデータをコピー乃至移動する処理の進行状況をユーザに報知することができる。さらに、コピー乃至移動が終了したときには、処理中ダイアログDLb,DLcから、自動的に、図4のような処理結果ダイアログDLd,DLeに切り替え表示され、コピー乃至移動の処理結果をユーザに報知することができる。
図3(1)は、処理選択ダイアログDLa或いはコピー実行確認ダイアログのコピーボタンの操作により開始されるコピー処理の進行中に表示される処理中ダイアログDLbの例であり、このダイアログDLbはコピー中ダイアログとも呼ばれる。コピー中ダイアログDLbには、コピー先△△△を示しつつ所定の処理動作:「コピー」が進行中であることを示す処理進行メッセージB1が上部に表示され、続いて、処理進行中は装置の電源をオフしないように注意する注意表記が表示され、更にその下に、具体的進行状況を示す進行状況表記欄B2が設けられる。この進行状況表記欄B2の例では、現在までにコピー処理が完了したフォルダ数「10」が、コピー処理すべきフォルダ総数「20」に対する数値「10/20」で表示され、その下には、コピー済みデータのリスト表示域B2aが設けられる。リスト表示域B2aには、現在までにコピー処理が完了した個々の音楽コンテンツデータ(データ名:data1,data2,data3,…)が、処理完了順に、処理選択ダイアログDLaのコピー元表記と同様のパス表現形式(「○○○:/DATA/AAA/…」)で個々の処理内容「コピー」と共にリスト形式で表示される。
図3(2)は、コピー/移動ボタンBCmを操作した場合に表示される処理中ダイアログDLcの例を示しており、コピー/移動中ダイアログとも呼ばれる。コピー/移動中ダイアログDLcにも、コピー中ダイアログDLbと同様に、コピー先△△△を示しつつ所定の処理動作:「コピー/移動」が進行中であることを示す処理進行メッセージC1が上部に表示され、続いて、電源オフ禁止の注意表記が表示され、更にその下に、具体的進行状況を示す進行状況表記欄C2が設けられる。このコピー/移動中ダイアログDLcの進行状況表記欄C2の例では、コピー/移動処理が完了したフォルダ数(10)が処理すべきフォルダ総数(20)に対する数値(10/20)で表示され、その下には、コピー/移動済みデータのリスト表示域C2aが設けられる。リスト表示域C2aには、現在までにコピー/移動処理が完了した個々の音楽コンテンツデータ(データ名:data1,pData1,data2,pData2,…)が、処理完了順に、処理選択ダイアログDLaのコピー元表記と同様のパス表現形式(「○○○:/DATA/AAA/…」)で個々の処理内容「コピー」又は「移動」と共にリスト形式で表示される。
なお、図3(2)で、先頭に記号“p”が付けられたデータ名pData1,pData2,…は、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータのデータ名であることを表わし、後述する図4においても同様である。また、図2の各処理中ダイアログDLb,DLcにおいて、進行状況表記欄B2、C2内のリスト表示域B2a,C2aには、所定数のデータしか表示することができないので、処理が完了した音楽コンテンツデータを表示域B2a,C2aに表示しきれなくなった場合は、スクロールボタンSCの操作で残りのデータを表示させることができる。また、各処理中ダイアログDLb,DLcには中断ボタンBStが表示され、ユーザは、各処理が進行中の任意の時点で中断ボタンBStを操作し、コピー処理又はコピー/移動処理に中断を指示することができる。この場合、システムは、再度、中断すべきであることをユーザに問い合わせ、やはり、中断すべき指示を確認すると、この時にコピー乃至移動されつつあるフォルダの処理が終了した時点で、コピー処理又はコピー/移動処理を中断する。これにより、コピー元フォルダ内の元のデータがコピー先フォルダに別れて記憶されるのを防止することができる。
次に、図4(1)は、コピー元にプロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがある場合に、コピー処理が終了したときに自動的に表示される処理終了時ダイアログDLdの例であり、このダイアログDLdは、コピー終了時ダイアログとも呼ばれ、コピー処理の結果(コピー結果ともいう)を表示するのに用いられる。コピー終了時ダイアログDLdには、コピー先△△△への所定の処理:「コピー」が終了したことを示す処理終了メッセージD1が上部に表示され、その下部に、具体的なデータの処理結果を示す処理結果表記欄D2が表示される。この処理結果表記欄D2の例では、2つのリスト表示域D2a,D2bを設け、左側のコピーデータリスト表示域D2aには、コピーが行われた音楽コンテンツデータ即ちデータ名data1,data2,data3,…を持つプロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータが、コピー完了順に、パス表現形式「○○○:/DATA/AAA/…」でリスト表示される。また、右側の非コピーデータリスト表示域D2bには、指定されたコピー元に記憶された音楽コンテンツデータのうち、コピーが行われなかった音楽コンテンツデータ(データ名:pData1,pData2,pData3,…)が、コピー元におけるフォルダ構成順に、パス表現形式(「○○○:/DATA/AAA/…」)でリスト形式で表示される。コピー元にプロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがない場合には、非コピーデータリスト表示域D2bが空欄となる。
図4(2)は、コピー/移動処理が終了したときに自動的に表示される処理終了時ダイアログDLeの例を示しており、コピー/移動終了時ダイアログとも呼ばれ、コピー/移動処理の結果(コピー/移動結果ともいう)を表示するのに用いられる。コピー/移動終了時ダイアログDLeでも、コピー終了時ダイアログDLdと同様に、コピー先△△△への所定の処理:「コピー/移動」が終了したことを示す処理終了メッセージE1が上部に表示され、その下部に、具体的な処理結果を示す処理結果表記欄E2が設けられる。この処理結果表記E2の例でも、コピー終了時ダイアログDLdと同様に、2つのリスト表示域E2a,E2bを設けられ、左側のコピーデータリスト表示域E2aには、コピーが行われた音楽コンテンツデータ即ちデータ名data1,data2,data3,……を持つプロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータが、コピー終了順に、パス表現形式(「○○○:/DATA/AAA/…」)でリスト表示される。一方、右側の移動データリスト表示域E2bには、移動が行われた音楽コンテンツデータ即ちデータ名pData1,pData2,pData3,…を持つプロテクトのかかっている音楽コンテンツデータが、左側と同様に、コピー完了順に、コピー元におけるフォルダ構成順に、パス表現形式(「○○○:/DATA/AAA/…」)でリスト表示される。
各処理終了時ダイアログDLd;DLeにおいて、処理結果表記欄D2;E2内の左右の各結果リスト表示域D2a,D2b;E2a,E2bには、処理中ダイアログDLb,DLcのリスト表示域B2a,C2aと同様に、それぞれ、上下方向のスクロールボタンSCが設けられているので、夫々のスクロールボタンSCを操作することにより左右の表示域で独立してデータをスクロール表示することができる。また、各処理終了時ダイアログDLd,DLeにはOKボタンBOkが表示されており、ユーザが、処理結果を確認した後で中OKボタンBOkを操作すると、処理終了時ダイアログDLd,DLe及びコピー先選択ポップアップが閉じられて、今回の音楽コンテンツデータ処理を終了し、元のツール画面を用いて新たな音楽コンテンツデータ処理を行うことができる。
以上のように、この音楽コンテンツデータ処理システムでは、ユーザ操作に応じて、コピー元のフォルダ或いはメディア(第1の記憶手段)をコピー元に指定し、コピー先のフォルダ或いはメディア(第2の記憶手段)をコピー先に指定してコピーを行う際に、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ(コピー不可)がコピー元にあった場合、ユーザ操作に応じて、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータの移動を行うか(図2:コピー/移動ボタンBCmの操作)行わないか(同コピーボタンBCpの操作)を選択する。そして、コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータのうち、プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータ(コピー不可以外)はコピー先にコピーする処理を行い、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータについては、選択に従い、移動を行うと選択された場合にのみコピー先に移動する処理を行う。
〔音楽コンテンツデータ処理の動作フロー例〕
図5は、この発明の一実施例による音楽コンテンツデータ処理を表わすフローチャートの例である。この電子音楽装置が各種処理モードを待機している状態において音楽コンテンツデータ処理モードへの移行指示操作があり、この音楽コンテンツデータ処理がスタートすると、CPU1は、まず、ツール画面(図示せず)を表示部8のディスプレイに表示する。ツール画面は、ユーザに音楽コンテンツデータのコピー元をフォルダ単位或いはメディア単位で指定する操作を行うことができるように構成されている。そして、最初のステップS1では、ユーザの指定操作に基づいてコピー元のフォルダ或いはメディアを指定し、指定した内容をRAM2の指定内容記憶エリアに保持すると共に、コピー先選択ポップアップ(図示せず)をツール画面上に重畳表示する。
コピー先選択ポップアップは、ユーザに音楽コンテンツデータのコピー先をフォルダ単位或いはメディア単位で指定する操作を行うことができるように構成されており、ステップS2において、ユーザの指定操作に基づいてコピー先のフォルダ或いはメディアを指定すると、指定された内容をRAM2の指定内容記憶エリアに保持すると共に、ステップS3に進む。ステップS3では、RAM2に保持された指定内容に従って、ステップS1,S2で指定されたコピー元及びコピー先の現在の状態を調べ、コピー事前エラーチェックを行う。例えば、次のような事項を調べて、予め定められたコピー可能性基準から逸脱したエラーがあるか否かをチェックする:
(1)コピー元に音楽コンテンツデータがあるか、
(2)コピー元にプロテクトのかかっている(コピー不可)音楽コンテンツデータがあるか、
(3)コピー先のフォルダパス名のサイズは235Byte以上か、
(4)コピー先の空き容量はコピー元のデータサイズより多いか、等々。
次のステップS4では、ステップS3でのコピー事前エラーチェックによりエラーが検出されたか否かを判定し、エラーがあると判定されたときは(S4=YES)、ステップS5に進んで、「コピー事前確認ダイアログ」(図示せず)を表示する。つまり、内蔵記憶装置4の「エラー−メッセージ」対応テーブルを参照し、検出されたエラーに対応するメッセージデータを抽出し、抽出されたメッセージデータに基づいてエラーメッセージ及び対処法をコピー事前確認ダイアログ上に表示する。この対応テーブルは、例えば、次のように、チェックで検出される「エラーの種類」とこれに対応して表示される「エラー乃至対処法のメッセージ」とを対応させて記述した制御データである:
(a)エラー1=「コピー結果のフォルダパス名が235Byte以上」→「パス名が長すぎます。コピー先のフォルダの階層を上げてください。(例:ルートに変える)」
(b)エラー2=「コピー元に音楽コンテンツデータがない」→「音楽コンテンツデータがありません。」
(c)エラー3=「コピー先の残量が足りない」→「メディアの空き容量が足りません。コピー先のメディアを空き容量が多いものに変えてください。」
これに対して、ユーザにより、コピー事前確認ダイアログのOKボタンが操作されると、エラーの内容に応じてステップS1或いはステップS2に戻り、ステップS1乃至ステップS2で、エラーメッセージ及び対処法に応じたコピー元乃至コピー先の設定に関する対策が講じられると、再度、ステップS3でコピー事前チェックを行い、ステップS3で設定されたコピー元及びコピー先の状態に関するエラーがないかをステップS4で判定する。そして、エラーがなくなるまで、ステップS5→S1,S2→S3→S4の動作を繰り返し、エラーがなくなると(S4=NO)、ステップS6に進み、コピー元に、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがあるか否かを判定する。
ステップS6で、コピー元に、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータがあると判定したときは(S6=YES)、ステップS7に進み、処理選択ダイアログDLa(図2参照)を開いて、(1)「プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータのみコピーする」(コピーボタンBCpの操作による)か、或いは、(2)「プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータはコピーし、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータは移動する」(コピー/移動ボタンBCmの操作による)かをユーザに選択させる。なお、この処理選択ダイアログDLaでは、ユーザの操作に応じて、さらに、(3)「元のコピー先指定可能状態に戻す」(キャンセルボタンBCaの操作による)を選択することもできる。ステップS7で何れかの処理を選択すると、ステップS8に進み、(1)の「プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータのみコピーする」を選択した(BCp操作)か否かを判定する。
ステップS6で、コピー元に、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータはないと判定したとき(S6=NO)、或いは、ステップS8で、(1)の「プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータのみコピーする」を選択したと判定したときは(S8=YES)、ステップS9に進む。ステップS9では、コピー中ダイアログDLb〔図3(1)参照〕を開き、コピー元にあるプロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータのみを全てコピー先にコピーする「コピー処理」を行う。このコピー処理が終了すると、ステップS10に進み、ダイアログ表示をコピー中ダイアログDLbからコピー終了時ダイアログDLd〔図4(1)参照〕に切り替え、コピー終了時ダイアログDLdによって、ステップS9で行ったコピー処理の結果である「コピー結果」を表示する。そして、コピー結果が確認されると(OKボタンBOk操作)、コピー終了時ダイアログDLd及びコピー先選択ポップアップを閉じて今回の音楽コンテンツデータ処理を終了し、ツール画面を使用可能な音楽コンテンツデータ処理の初期状態に戻る。
一方、ステップS8で、(1)の「プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータのみコピーする」を選択しないと判定したときは(S8=NO)、ステップS11に進んで、(2)の「プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータはコピーし、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータは移動する」を選択した(BCm操作)か否かを判定し、(2)を選択したときは(S11=YES)、ステップS12に進む。ステップS12では、コピー/移動中ダイアログDLc〔図3(2)参照〕を開き、プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータについてはコピー先にコピーし、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータについてはコピー元からコピー先へと移動する「コピー/移動処理」を行う。ここで、プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータをスマートメディアやUSBメモリのような外部記録媒体に移動する際には、当該外部記録媒体に割り当てられているメディアIDで当該音楽コンテンツデータを暗号化した上、当該外部記録媒体に記録することが好ましい。
そして、コピー/移動処理が終了すると、ステップS13に進み、ダイアログ表示をコピー/移動中ダイアログDLcからコピー/移動終了時ダイアログDLe〔図4(2)参照〕に切り替え、コピー/移動終了時ダイアログDLeによって、ステップS12で行ったコピー/移動処理の結果である「コピー/移動結果」を表示する。
また、ステップS11で、(2)ではなく、(3)の「元のコピー先指定可能状態に戻す」を選択したとき即ちキャンセルボタンBCaが操作されたときは(S11=NO)、ステップS2に戻り、コピー先選択ポップアップを使用してコピー先を指定し直すことができる状態に復帰する。
〔種々の実施態様〕
以上、この発明の好適な一実施例について説明したが、これは単なる一例であって、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、種々の態様で実施することができる。例えば、「プロテクトのかかっている/かかっていない音楽コンテンツデータ」の判断については、実施例では、コピー不可を表わすコピー可否情報をもつ音楽コンテンツデータであれば、直ちに、「プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ」と判断し、コピー指定があると「移動」するようにしたが、コピー可否情報がコピー不可を表わしている場合には、既述のように、所定の回数だけはコピー可能であることを示す「コピー可能回数情報」をプロテクト情報に含ませて、コピー可能回数情報が「1」以上のコピー可能回数を示している間は、「プロテクトのかかっていない音楽コンテンツデータ」として取り扱い、「コピー」可能とすることができる。つまり、当該音楽コンテンツデータは、コピー実行の度にコピー可能回数が1ずつ減算され、コピー可能回数が「0」になったときに初めて「プロテクトのかかっている音楽コンテンツデータ」として取り扱い、移動するかしないかをユーザに問い合わせる。この場合、当該音楽コンテンツデータをコピーしたときはコピー先でのコピー可能回数も減算(−1)し、当該音楽コンテンツデータを移動したときには、移動された音楽コンテンツデータはコピー可能回数=「0」を維持する(コピー不可)ようにするのが好ましい。
処理終了時ダイアログについては、実施例(DLd,DLe)では、コピーした音楽コンテンツデータ名(コピー元パス付き)のリスト(D2a,E2a)、コピーできなかった若しくは移動した音楽コンテンツデータ名(コピー元パス付き)のリスト(D2b,E2b)を表示しているが、音楽コンテンツデータ1つずつについて結果表示し、例えば、「次へ」ボタンの操作などで順次表示させるようにしてもよい。
或いは、一旦、処理終了メッセージ(D1,E1)を出し、ユーザに結果を確認するかどうか選択させるようなダイアログを表示してもよい。ここで、結果を確認する際に各音楽コンテンツデータの結果を表示する。この場合、コピーできなかった音楽コンテンツデータのみを報知するようにしてもよい。さらに、表示した音楽コンテンツデータ名と共に、例えば、音楽コンテンツデータの種類(プロテクト付きや通常の音楽コンテンツデータなど)を表わすアイコンを表示すると分かり易くなる。
処理中ダイアログ(DLb,DLc)の表示については、処理進行メッセージ(B1,C1)だけでもよいし、コピー処理或いはコピー/移動処理すべきフォルダ数とコピー処理或いはコピー/移動処理を行ったフォルダ数を処理に従って表示してもよい。さらに、コピー処理或いはコピー/移動処理した音楽コンテンツデータ名(コピー元やコピー先のパス付きでもよい)を順次表示していくようにしてもよい。この場合、例えば、音楽コンテンツデータ名が6個になったら自動的にスクロールして処理されたものを下に追加する形で表示するようにしてもよい。
コピー元を指定したときに、コピー元がコピー処理或いはコピー/移動処理に適した状態かどうかをチェックするのが好ましい。例えば、コピー元としてコピープロテクトがかかったメディアを選択している場合は、「メディアにコピープロテクトがかかっています」のダイアログを表示し、コピー先の選択に進めないようにする。また、コピー先を指定したときに、コピー事前確認ダイアログを表示するようにしてもよい。この場合、事前エラーチェックの進捗状況を例えば数値やグラフなどで表示してもよい。
この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成例を示す。 この発明の一実施例による処理選択ダイアログの例である。 この発明の一実施例による処理中ダイアログの例である。 この発明の一実施例による処理終了時ダイアログの例である。 この発明の一実施例による音楽コンテンツデータ処理の例を表わすフローチャートである。
符号の説明
DLa 処理選択ダイアログ、
A1,A2 プロテクト検出メッセージ及び操作機能表記、
BCp,BCm,BCa コピーボタン、コピー/移動ボタン及びキャンセルボタン、
DLb,DLc;DLd,DLe 処理中ダイアログ及び処理終了時ダイアログ、
B1,C1;D1,E1 処理進行メッセージ及び処理終了メッセージ、
B2,C2;D2,E2 進行状況表記欄及び処理結果表記欄、
B2a,C2a,D2a,D2b,E2a,E2b スクロール可能なリスト表示域、
BSt,BOk 中断ボタン及びOKボタン。

Claims (5)

  1. それぞれコピーの可否を表わすコピー可否情報を含む複数の音楽コンテンツデータを記憶場所単位で記憶しており、記憶場所単位で音楽コンテンツデータをコピーする音楽コンテンツデータ処理装置であって、
    ユーザ操作に応じて、コピー元を記憶場所単位で指定するコピー元指定手段と、
    ユーザ操作に応じて、コピー先を記憶場所単位で指定するコピー先指定手段と、
    コピー元指定手段により記憶場所単位でコピー元が指定されたときに、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータがあるか否かを判定するコピー可否判定手段と、
    コピー可否判定手段によって、コピー元指定手段により記憶場所単位で指定されたコピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータがあると判定された場合に、ユーザ操作に応じて、当該コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータの移動を行うか行わないかを選択する選択手段と、
    コピー元指定手段により記憶場所単位で指定されたコピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータについて、コピー可否判定手段による判定が行われた後に、処理を行う処理手段であって、コピー可否判定手段により、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータがないと判定された場合は、当該コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータを、コピー先指定手段により指定されたコピー先にコピーし、コピー可否判定手段により、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータがあると判定された場合には、当該コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータのうち、コピー可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータのみを、コピー先指定手段により指定されたコピー先にコピーすると共に、コピー可否判定手段によって、コピー不可を表わすコピー可否情報を含むと判定された音楽コンテンツデータについては、選択手段により移動を行うと選択された場合にのみ、コピー先指定手段により指定されたコピー先に移動する処理を行う処理手段と
    を具備することを特徴とする音楽コンテンツデータ処理装置。
  2. さらに、コピー元指定手段により指定されたコピー元に記憶されていた各音楽コンテンツデータについて、処理手段により行われた処理の結果をユーザに報知する処理結果報知手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の音楽コンテンツデータ処理装置。
  3. さらに、処理手段により処理が行われる前に、コピー元指定手段及びコピー先指定手段によりそれぞれ指定されたコピー元及びコピー先の状態を元にコピー乃至移動が可能かどうかを判定する状態判定手段を具備し、
    処理手段は、状態判定手段によりコピー乃至移動が可能と判定された場合に処理を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音楽コンテンツデータ処理装置。
  4. さらに、処理手段により処理が行われている間、当該処理の進行状況を表わす情報を提示する進行状況提示手段を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の音楽コンテンツデータ処理装置。
  5. それぞれコピーの可否を表わすコピー可否情報を含む複数の音楽コンテンツデータを記憶場所単位で記憶しており、記憶場所単位で音楽コンテンツデータをコピーする音楽コンテンツデータ処理装置として機能するコンピュータに、
    ユーザ操作に応じて、コピー元を記憶場所単位で指定するコピー元指定ステップと、
    ユーザ操作に応じて、コピー先を記憶場所単位で指定するコピー先指定ステップと、
    コピー元指定ステップにて記憶場所単位でコピー元が指定されたときに、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータがあるか否かを判定するコピー可否判定ステップと、
    コピー可否判定ステップにおいて、コピー元指定ステップにて記憶場所単位で指定されたコピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータがあると判定された場合に、ユーザ操作に応じて、当該コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータの移動を行うか行わないかを選択する選択ステップと、
    コピー元指定ステップにて記憶場所単位で指定されたコピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータについて、コピー可否判定ステップにおける判定が行われた後に、処理を行う処理ステップであって、コピー可否判定ステップで、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータがないと判定された場合は、当該コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータを、コピー先指定ステップで指定されたコピー先にコピーし、コピー可否判定ステップで、当該コピー元に記憶された音楽コンテンツデータのなかに、コピー不可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータがあると判定された場合には、当該コピー元に記憶された全ての音楽コンテンツデータのうち、コピー可を表わすコピー可否情報を含む音楽コンテンツデータのみを、コピー先指定ステップで指定されたコピー先にコピーすると共に、コピー可否判定ステップにおいて、コピー不可を表わすコピー可否情報を含むと判定された音楽コンテンツデータについては、選択ステップで移動を行うと選択された場合にのみ、コピー先指定ステップで指定されたコピー先に移動する処理を行う処理ステップと
    から成る手順を実行させる音楽コンテンツデータ処理プログラム。
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