JP5697432B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
前記バリスタは前記対向部材に接続され、前記電流供給部材に前記第1の電源から電圧を印加することにより前記中間転写体の周方向に電流を流すことで、前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を1次転写させ、前記電流供給部材に前記第1の電源から電圧を印加することにより前記中間転写体から転写材にトナー像を2次転写させることを特徴とする。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
イエローのトナー像が転写された領域は、中間転写ベルト8の回転によって画像形成部1b側に移動する。そして、画像形成部1bにおいても、同様にして感光ドラム2bに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転写ベルト8上のイエローのトナー像上に重ね合わせて転写される。以下、同様にして中間転写ベルト8上に重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画像形成部1c、1dの感光ドラム2c、2dで形成されたシアン、ブラックのトナー像を、順次重ね合わせてフルカラーのトナー像を中間転写ベルト8上に形成する。
本実施例の中間転写ベルト8は、厚み100μmのポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂にカーボンを分散させて電気抵抗を調整したものを基層としている。尚、使用される樹脂は、ポリイミド(PI)、PVdF、ナイロン、PET、PBT、ポリカーボネート、PEEK、PEN等でもよい。さらに、中間転写ベルト8は多層構成である。具体的には基層の外面には、厚み0.5〜3μmで高抵抗のアクリル樹脂の表層を設けている。表層の高抵抗層は、2次転写部の長手方向で通紙域と非通紙領域の電流差を少なくして小サイズ紙の2次転写性が良化する効果を得るためである。
本実施例では、低抵抗化したベルトの抵抗値を図3で示す方法で測定している。図3(a)では、電圧電源19から外面ローラ15Mに一定電圧を印加した時に、画像形成部1dの感光ドラム2dMに繋いだ電流計へ流れる電流を検知する。この検知した電流値から、外面ローラ15Mが接触する位置から感光ドラム2dMが接触する位置の間の中間転写ベルト8の電気抵抗を求める方法を用いている。即ち、この方法によって中間転写ベルト8の周方向(回転方向)に流れる電流を測定することで、ベルトの抵抗を算出している。このとき中間転写ベルト以外の抵抗の影響を無くすため、外面ローラ15M、感光ドラム2dMは金属のみからなるものを用いる。図中では、金属ローラであることを示すために符号にM(Metal)を付加している。本実施例では、外面ローラ15Mの当接部−感光ドラム2dM間の距離は中間転写ベルト上面側が370mm、中間転写ベルト下面側が420mmである。
2a〜2d 感光ドラム(像担持体)
8 中間転写ベルト
15 電流供給部材
19 電圧電源
75 ベルトクリーニング装置
71 トナー帯電手段
Claims (8)
- トナー像を担持する像担持体と、無端状で回転可能な導電性を備える中間転写体と、前記中間転写体の外周面に接触する電流供給部材と、前記電流供給部材に対向して前記中間転写体の内周面に接触する対向部材と、前記電流供給部材に電圧を印加する第1の電源と、前記中間転写体の表面電位を維持するためのツェナーダイオードと、前記対向部材に対向して前記中間転写体の外周面に接触し、前記中間転写体に残留したトナーを帯電するトナー帯電手段と、前記トナー帯電手段に電圧を印加する第2の電源と、を有し、
前記ツェナーダイオードは前記対向部材に接続され、
前記電流供給部材に前記第1の電源から電圧を印加することにより前記中間転写体の周方向に電流を流すことで、前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を1次転写させ、前記電流供給部材に前記第1の電源から電圧を印加することにより前記中間転写体から転写材にトナー像を2次転写させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ツェナーダイオードは所定の電圧閾値を有し、前記中間転写体に前記第2の電源から前記トナー帯電手段を介して電流が供給された場合でも、前記中間転写体の電位は所定電位を維持することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 複数の張架部材を有し、前記中間転写体は前記複数の張架部材によって張架される中間転写ベルトであり、前記対向部材は前記複数の張架部材のうちの一つであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
- 前記複数の張架部材は、全て前記ツェナーダイオードが接続されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- トナー像を担持する像担持体と、無端状で回転可能な導電性を備える中間転写体と、前記中間転写体の外周面に接触する電流供給部材と、前記電流供給部材に対向して前記中間転写体の内周面に接触する対向部材と、前記電流供給部材に電圧を印加する第1の電源と、前記中間転写体の表面電位を維持するためのバリスタと、前記対向部材に対向して前記中間転写体の外周面に接触し、前記中間転写体に残留したトナーを帯電するトナー帯電手段と、前記トナー帯電手段に電圧を印加する第2の電源と、を有し、
前記バリスタは前記対向部材に接続され、
前記電流供給部材に前記第1の電源から電圧を印加することにより前記中間転写体の周方向に電流を流すことで、前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を1次転写させ、前記電流供給部材に前記第1の電源から電圧を印加することにより前記中間転写体から転写材にトナー像を2次転写させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記バリスタは所定の電圧閾値を有し、前記中間転写体に前記第2の電源から前記トナー帯電手段を介して電流が供給された場合でも、前記中間転写体の電位は所定電位を維持することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記第1の電源が印加する電圧の極性と前記第2の電源が印加する電圧の極性は、トナーの正規の極性とは逆極性であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記トナー帯電手段によって帯電されたトナーは、前記中間転写体から前記像担持体へ移動させられることで前記中間転写体から回収されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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