JP5696907B2 - 火災監視装置、及び火災監視方法 - Google Patents
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Description
(1)建物の防火管理者は、建物内に設置された火災の状況を監視する管理室(例えば、防災センタ)において、建物内の火災の拡大伏況を逐次把握することが困難である。
(2)被害の拡大を防止するためには、火災初期の段階で、火災感知、消火、煙制御などの多数の制御を短時間のうちに行なう必要があるが、現状の自動火災報知設備では、火災成長の状況を直接把握できないため、被害の拡大状況に応じた対策の制御を適切に行なうことが困難である。
(3)防火管理者が、火災の進展状況に応じてどのような対応行動(例えば、初期消火や、避難誘導、防火設備の起動など)をとればよいか判断しにくいため、火災初期での対応行動が遅れる可能性がある。
を含むことを特徴とする。
センサ1−1〜1−nは、出火、避難限界のいずれの閾値にも達しておらず、火災が発生していない通常の状態。
センサ1−1〜1−nから得られた火災による煙濃度、温度(または温度上昇率)等の測定値が、火災の発生の可能性が高いと判断される第1の閾値以上の値に達した状態。
センサ1−1〜1−nから得られた火災による煙濃度、温度(または温度上昇率)等の測定値が、消火器等により在室者が初期消火できなくなる第2の閾値以上の値に達した状態。
センサ1−1〜1−nから得られた火災による煙濃度、温度(または温度上昇率)等の測定値が、センサ1−1〜1−nの設置された空間(室)において在室者が避難できなくなる第3の閾値以上の値に達した状態。
本実施形態では、建物内の火災の段階的な進展状況を「火災フェイズ」と呼び、室単位で数段階に分類し、建物内の各室に複数設置された火災の状態を測定するためのセンサ1−1〜1−nの情報(煙濃度、温度など)を用いて、火災がどの段階まで進展したかをリアルタイムで判定する。
・建物内のいずれかのセンサ1−1〜1−nが、上記A2の「出火」状態となった場合で、出火直後で、センサ1−1〜1−nにより感知可能な段階を示す。初めに出火状態に達したセンサ1−1〜1−nの設置された室を出火室とする。
・出火室内のいずれかのセンサ1−1〜1−nが、上記A3の「初期消火限界」状態となった場合で、出火室内において、消火器またはスプリンクラー設備等の初期対応で消火可能な段階を示す。
・出火室内のいずれかのセンサ1−1〜1−nが、上記A4の「避難限界」状態となった場合で、初期消火可能な段階を超えて、火災が出火室内に拡がり、出火室内で避難を継続できなくなった状態を示す。
・フェイズ1にて出火室が特定され、かつ出火室と同一階の安全区画内のセンサ1−1〜1−nが、「出火」状態となった場合で、出火階の廊下などの避難経路(安全区画)に煙が伝播した段階を示す。
・フェイズ1にて出火室が特定され、かつ出火室と同一階の安全区画内のセンサ1−1〜1−nが、「避難限界」状態となった場合で、出火階の廊下などの避難経路(安全区画)に火災が拡大し、安全区画内で避難を継続できなくなった段階を示す。
・フェイズ1にて出火室が特定され、かつ階段や吹き抜け等の竪穴区画内のセンサ1−1〜1−nが、「出火」状態となった場合で、アトリウムや階段室等のように、複数の階を連結する竪穴区画内に火災が拡大した状態を示す。
・フェイズ1にて出火室が特定され、かつ出火階以外の階のセンサ1−1〜1−nが、「出火」状態となった場合で、非出火階に火災が拡大した段階を示す。
図4は、火災フェイズ毎の防火対策の制御種類とその範囲の一例を示す概念図である。
防火対策の制御種類、範囲は、建物の空間構成や、規模、設置されている防火対策の種類などの条件によって、建物毎に個々に異なるため、図示するように、建物の条件に応じて予め対策の制御条件を設定しておき、火災の進展に応じて、自動的に制御が行えるようにする。
図5は、本実施形態による、火災の進展状況を逐次モニタリング動作を説明するためのフローチャートである。まず、室の温度、煙濃度を測定するセンサ1−1〜1−nを、建物内の各室に複数個設置する(ステップS1)。次に、建物の空間構成に合わせて、火災フェイズの分類を設定し、火災フェイズDB4に保存する(ステップS2)。次に、設置した各センサ1−1〜1−nについて、設置した空間の属性を示すパラメータ(設置されている階、ゾーン、室名、安全区画か否かなど)を設定し、センサ属性DB5に保存する(ステップS3)。また、火災性状を示すパラメータ(可燃物量、火災成長率など)を設定し、火災性状DB6に保存する(ステップS4)。同様に、火災フェイズ分類毎の防火対策の制御種類、範囲を設定し、対策制御DB8に保存する(ステップS5)。
このように、表示装置10に、火災進展状況(火災フェイズ)が一覧表を表示するとともに、火災に関連する階の平面図上で、各センサ1−1〜1−nの起動状況、火災の進展範囲を表示することで、管理者は、火災の進展範囲を容易に判別できる。
2 データ受信装置
3 演算装置
4 火災フェイズDB
5 センサ属性DB
6 火災性状DB
7 制御装置
8 対策制御DB
9−1〜9−n 対策部
10 表示装置
Claims (6)
- 建物内の各室に設けられ、火災の状態を測定する複数のセンサと、
少なくとも、前記複数のセンサの測定値と前記複数のセンサが設けられた空間とに基づいて、建物内の火災の段階的な進展状況を特定する火災進展状況特定手段と、
前記火災進展状況特定手段により特定される火災進展状況を表示する表示手段と、を有し、
前記火災進展状況特定手段は、最初に火災を検出したセンサに対応する当該センサが設けられた空間を表す情報である空間属性とこのセンサ以外のセンサであって前記空間とは別空間に設けられたセンサが火災を検出したときの当該センサが設けられた空間を表す情報である空間属性とに応じた空間属性の関係と、それぞれのセンサの測定値から判定された状態との組み合わせに基づいて、火災の進展状況を特定する
ことを特徴とする火災監視装置。 - 種々の火災状況に対処するための複数の対策手段と、
前記火災進展状況特定手段により逐次特定される火災進展状況に基づいて、前記複数の対策手段の起動または動作を制御する制御手段と
を更に具備することを特徴とする請求項1記載の火災監視装置。 - 前記表示手段は、前記火災進展状況特定手段により逐次特定される火災進展状況を、平面図上に視認可能に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の火災監視装置。
- 火災進展状況と各火災進展状況のセンサ条件とを記憶する火災進展状況記憶手段と、
前記複数のセンサの空間属性を記憶するセンサ属性記憶手段と、
前記複数のセンサが設置された室毎の火災性状を示すパラメータを記憶する火災性状記憶手段とを更に具備し、
前記火災進展状況特定手段は、前記複数のセンサの測定値と、前記火災進展状況記憶手段のセンサ条件と、前記センサ属性記憶手段の空間属性と、前記火災性状記憶手段の火災性状を示すパラメータとに基づいて、建物内の火災の段階的な進展状況を逐次特定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の火災監視装置。 - 火災進展状況毎に制御すべき対策の種類とその範囲とを記憶する対策制御記憶手段を更に具備し、
前記制御手段は、
前記火災進展状況特定手段により逐次特定される火災進展状況と、前記対策制御記憶手段の対策の種類とその範囲とに基づいて、前記複数の対策手段の起動または動作を制御することを特徴とする請求項2記載の火災監視装置。 - 建物内の各室に設けられた複数のセンサで測定された測定値から判定された火災の状態を取得するステップと、
最初に火災を検出したセンサに対応する当該センサが設けられた空間を表す情報である空間属性とこのセンサ以外のセンサであって前記空間とは別空間に設けられたセンサが火災を検出したときの当該センサが設けられた空間を表す情報である空間属性とに応じた空間属性の関係と、それぞれのセンサの測定値から判定された火災の状態との組み合わせに基づいて、火災の進展状況を特定するステップと、
前記特定される火災進展状況を表示するステップと
を含むことを特徴とする火災監視方法。
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JP2012261389A JP5696907B2 (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 火災監視装置、及び火災監視方法 |
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WO2021047223A1 (zh) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 许继集团有限公司 | 一种具有火灾监测功能的高压直流输电换流阀阀塔 |
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JPH11195192A (ja) * | 1998-01-05 | 1999-07-21 | Shimizu Corp | 医療福祉施設向けリスク管理業務支援システム |
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