JP5695104B2 - 展開式バックルを備える中留め - Google Patents

展開式バックルを備える中留め Download PDF

Info

Publication number
JP5695104B2
JP5695104B2 JP2013038554A JP2013038554A JP5695104B2 JP 5695104 B2 JP5695104 B2 JP 5695104B2 JP 2013038554 A JP2013038554 A JP 2013038554A JP 2013038554 A JP2013038554 A JP 2013038554A JP 5695104 B2 JP5695104 B2 JP 5695104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
clasp
leg
locking element
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013038554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013180208A (ja
Inventor
ディルク・シュミーデケ
クラウディオ・コルブッチ
Original Assignee
グラスヒュッテ・ウーレンベトリーブ・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by グラスヒュッテ・ウーレンベトリーブ・ゲーエムベーハー filed Critical グラスヒュッテ・ウーレンベトリーブ・ゲーエムベーハー
Publication of JP2013180208A publication Critical patent/JP2013180208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5695104B2 publication Critical patent/JP5695104B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
    • A44C5/00Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
    • A44C5/18Fasteners for straps, chains or the like
    • A44C5/22Fasteners for straps, chains or the like for closed straps
    • A44C5/24Fasteners for straps, chains or the like for closed straps with folding devices
    • A44C5/246Fasteners for straps, chains or the like for closed straps with folding devices having size adjusting means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
    • A44C5/00Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
    • A44C5/18Fasteners for straps, chains or the like
    • A44C5/22Fasteners for straps, chains or the like for closed straps
    • A44C5/24Fasteners for straps, chains or the like for closed straps with folding devices

Landscapes

  • Buckles (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Description

本発明は、展開式バックルを備えるタイプの中留めに関し、特にかかる中留めのロックデバイスに関する。
時計学では、2本のストランドが互いに対して取外し可能である「開放型」と呼ばれるバンドと、2本のストランドが、複数の板から成る展開式バックルを備えるタイプの中留めとつながっているとしたことで、展開位置でバンドを装着し、閉成位置で手首を十分に締め付けることを可能にした「連環型」と呼ばれるバンドとが区別されることが多い。通常、開放型のバンドは、2本の革製のストランドから成り、一方のストランドはその端部にバックルとピンとを備え、他方のストランドは一列に並んだ孔を備え、この孔のうちの一つに、所望のバンド長さに応じてピンを通す。非常に多くの場合、展開式バックルを備えた連環型のバンドは鋼鉄製であり、通常押しボタンを備え、この押しボタンが動作可能となると、バネ棒に抗して、板と垂直な反対方向にバンドを移動させる。この場合、長さ調節は、コマの何列分かを取り除くことで行われる。
連環型のバンドの長さ調節の細かさにおける不都合、及び開放型のバンドの使用上の利便性と耐用期間との関連での不都合を軽減するために、先行技術において、展開式バックルを形成する板と、ストランドの一方の穿孔に貫通するよう設けられた突起を具備したバックルとを同時に備えたフレキシブルバンドに関する混合型の解決法が知られている。例えば、手首のサイズが温度に応じて著しく変化する状況で、季節ごとに変化が発生する場合など、必要があれば長さを細かく調節することも、日常生活において、容易かつ即座に展開動作と閉成動作とを可能にするための展開式バックルを備えるタイプのシステムを用いた中留めを利用することも、上記のシステムにより可能となる。
通常、上述したタイプの中留めに関しては、複数の板の相互の固定デバイスデバイスが、典型的には、板の上方に突出した形状でバネ棒を収容するのに適した切込みか、又は板の一方に設けられて、他方の板に設けられた孔を貫通する舌部を使用する。この種のロック部品の欠点は、まず第1に、この部品が急速に摩耗することであり、次に、この部品の形状から、比較的強度に欠けることが原因で、この部品が容易に破損する危険性があることである。
それゆえ、上記の先行技術における制約のない、展開式バックルを備えるタイプの中留めが必要とされる。
本発明の目的は、展開式バックルを備えるタイプの公知の中留めの代替的な解決法として、簡素な構造でロックの信頼性を高めた解決法を提供することにある。
この目的は、特に、ヒンジ周りで連節された第1の板と第2の板とを備える展開式バックルを備える中留めにより達成される。この中留めにおいては、第1の板がバンドの第1のストランドに取り付けられ、第2の板がバンドの第2のストランドに取り付けられ、更に、中留めの閉成位置において2つの板が互いに向かって折り曲げられた状態で、上記の中留めは、第1の板を第2の板に固定するためのロックデバイスを含み、このロックデバイスが、中留めの閉成位置において互いに係合するようなオス型の第1のロック要素とメス型の第2のロック要素とを具備し、更に、上記の中留めは、第1の板と第2の板のいずれか一方が、中留めの閉成位置において両方の板の間の係合を維持する目的で、第1のロック要素と第2のロック要素との間でロック力を作用させることを特徴とする。
提案する解決法の利点は、ロック部品が、展開式の板を互いに固定する目的で、塑性変形する必要がないとしたことで、上記ロック要素の摩耗を最小化する点である。
提案する解決法のもう1つの利点は、中留めに対するロックの確実性を改善し、特に、中留めの閉成位置において板を他方に向かって押しつけ、更に確実かつ強固にロック部品間の係合を維持するロック力を作用させることで、衝撃に対する耐性の改善を確保することにある。
本発明の好ましい実施形態は、以下の説明と、添付の図面から明らかとなる。図面は、以下の通りである。
図1は、本発明の好ましいフレキシブルバンドの中留めを構成する様々な部品の展開図である。 図2は、図1の好ましい中留めの組立て済みかつ閉成位置にある状態の上面図である 図3は、図1に示した本発明の好ましい変形例による中留めの斜視図であり、板が展開位置にあり、バンドのストランドが板の端部に取り付けられた状態を示す。 図4Aは、図1〜3に示した本発明の好ましい中留めがロック位置にある状態の上面斜視図である 図4Bは、図4Aの拡大図であり、本発明の好ましい中留めのオス型の第1のロック要素をメス型の第2のロック要素に挿入した状態をより詳細に示す。
発明の詳細な説明
以下において、フレキシブルバンドに適した本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。しかし、本発明の枠内で提案する板のロックデバイスは、金属製のバンドのように、他のタイプのバンドにも使用可能であることがわかる。
図1は、本発明の好ましい変更形態に従ったフレキシブルバンドの中留め100を構成する様々な部品の展開図を示す。上記の中留めは、組立体の全高を最小限に抑えるように、中留め100の閉成位置においてシャフトの第1の脚部21及び第2の脚部22の間で折り曲げられた状態となる第1の中板1を備える。第1の板1及び第2の板2は、その端部の領域で、例えばストッパ32で端部を閉塞された管31から形成されるヒンジ3で連節されている。更に、中板1は、他方の端部において、図3に示すバンドの第1のストランド101の取付片6への固定用の固定金具14を備え、一方、シャフトは、他方の端部において、バックル5の固定用の第1の固定バネ棒4に連結されている。更に、バックルのトップブリッジ51は、ここではネジ管541とトラスねじ542とから形成される突起54を備え、この突起がバンドの第2のストランド102の孔10のうちの1つに挿入することを意図して用いられる点については、以下で説明する図3においても示されている。取付片6は中央鉤部61を備えることで、第1のストランド101の心立てを可能にする。
中板1は、オス型の第1のロック要素7を形成するピンとして、その端部が中板1の両側から突出しているピンの通過用の第1横断孔12を備え、更に、突起54の通過を可能にすることで、中留めの閉成位置でバックル5を板上に完璧に折り重ねることを目的とした第2横断孔13を備えている。好ましくは、円筒形の第1の凹部11が、第1の固定バネ棒4の通過を可能とするために、中板1の上面15の領域に設けられ、更に、第2の凹部及び第3の凹部については、シャフトの第1の脚部21のものは、符号211、更にシャフトの第2の脚部22のものは、符号221と、それぞれ符号が付されている。第2の凹部211及び第3の凹部221は、ピンの突出する端部を収容するための溝を形成し、これらの凹部は、図4A及び図4Bに示すシャフトの下面24の領域に設けられ、メス型の第2のロック要素8をなす。オス型のロック要素7及びメス型のロック要素8の上に示したような配置は、中留めの閉成位置での全高を最低限に抑えることも可能にするばかりでなく、上記のロック要素の一部を覆い隠すことも可能にしているため、このロック要素は中留め100の上方からは見えない。
バックル5は、シャフトの側面20間の間隔よりも大きい幅を有するストランドのうち一方の通過を可能にする必要があることから、このバックルの幅を広げるために、拡大管9をバックル5の第1の固定バネ棒4の端部に設ける。バックル5の第1ブランチ52と第2ブランチ53との間の間隔は、シャフトの側面20間の間隔よりも大きいことが確認できる。
第2の凹部211及び第3の凹部221の領域には、中留めの閉成位置におけるピンの保持を向上させる目的で突出部も設けられ、更に、中板がシャフトの第1の脚部21と第2の脚部22との間に入りこむように折り曲げられている場合の中板の変形を最低限に抑えるために、傾斜接触面が設けられている。シャフトの第1の脚部21に設けられた第1の突出部を、符号212で示し、シャフトの第2の脚部22に設けられた突出部を、符号222で示す。同様に、シャフトの第1の脚部21の第1支持面は、符号213で示され、シャフトの第2の脚部22の第2傾斜支持面は、符号223で示される。突出部及び傾斜面の詳細を示した図を、図4Bに示し、この図については以下において更に詳細に説明する。
図2は、中留め100の上面図を示し、ここで、図1の全ての部品が現状で組立て済みである。中留めは、ロック位置(PV)で示され、このロック位置においては、第1の中板1がシャフトの第1の脚部21と第2の脚部22との間及びバックル5の間に位置し、第1の固定バネ棒4及び拡大管9を介してシャフトに連結され、第1の中板1の上に折り重ねられ、突起54がその第2の孔13に係合される。本発明のロックデバイスのオス型の第1のロック要素7を形成するピンの腕部が、第1の固定バネ棒4の近傍で管31及びストッパ32から形成されるヒンジ3の軸に平行に伸び、他方、取付片6は、中板1の固定金具14とつながっているのが理解できる。
本発明の好ましい実施形態によると、図1から明らかなように、更に、以下の図4Aにおいていっそう明確に理解できるように、第1の板1と第2の板2の曲率半径は、閉成位置では等しい。しかし、図3に示してあるように、第1の中板1の曲率半径C1は、第2の板2の曲率半径C2よりも大きく、即ち第1の板1は、休止状態、例えば、上記の図3に示した中留め100のロック解除位置(D)においては、第2の板よりも曲率が小さい。上記の図3では、オス型のロック要素7と、第1のストランド101及び第2のストランド102と、更にこれらのストランドの板への固定要素、即ち第1のストランドでは取付片6、第2のストランドではバックル5を見分けることができ、ブリッジ51の下面に設けられた上記のバックルの突起(上記の図では見えない)は、バンドの長さを調節するために、第2のストランド102の孔10の1つに貫通している。取付片6において、第1のストランド101の端部のスリットに挿入し、更に固定バネ棒(上記の図では見えない)周りの心合わせを確保することが可能である中央鉤部61を見分けることができる。
オス型のロック要素7を用いた場合、上述のとおり、ピンの形状を取るとすることが可能になるばかりでなく、第1の中板1と一体に形成した腕部から成るとすることも可能になる。1つの変形例によると、オス型のロック要素7の一部及びメス型のロック要素8の一部を板の一方に設け、上記のオス型の第1のロック要素7の及びメス型のロック要素8の別の一部を他方の板に設けることも可能となる。好ましくは第1の中板1に圧入されたピンを好ましいものとして選択する利点は、板用の材料より硬度の高いピン用の材料を選択することが可能となり、板の方には、ユーザの側で必要以上の力を用いることなく板を固定するための変形を可能にするのに十分な変形を加えることが可能となる点にある。同様に、メス型の第2のロック要素8(第2の凹部211及び第3の凹部221)が形成されることになる第2の板2には、第1の板1のものより硬度の高い材料で、好ましくはピンより硬度の高い材料を選択することも可能にすることで、ピンが摩耗部品、即ち一定期間が経過した時に交換可能な部品として使用可能になる。というのも、ピンの交換費用は、シャフト全体の交換費用に比べて安価であるからである。一つの変形例に従い、ピンを中板の第1の孔12への挿入後にろう付けすることで、ピンの耐久性を高め、かつ孔の軸に沿って側面方向に発生するあらゆるずれを持続的に防止することが可能になる。
第1のロック要素7及び第2のロック要素8を実施するために選択された材料がいかなるものであれ、本発明により提案されたロックデバイスは、板に対して固定されたロック部品を用いたり、オス型の要素のメス型の要素内へのスナップ嵌合を用いたりした従来の各種の中留めが有する耐性と比較して高い耐性を有する。というのも、このような固定方法では、中留めの毎回発生する開放動作及び閉成動作のたびに、ロック要素の塑性変形が必然的に生じるからである。更に、閉成位置でのロックの確実性を確保するために、塑性変形は必然的に大きくなり、このことから、一方では、ロック要素を互いに係合したり係合解除したりする目的で作用させる必要のある力を考慮すると、ロックの使用が実用性に乏しいものとなり、他方では必然的に、ロックに使用される部品の迅速な摩耗が発生することになる。
上記とは反対に、本発明によると、ロック要素の塑性変形が必然的なものではなくなる。というのも、板のうち一方のみが、係合及び係合解除するために変形される必要があるからである。更に、本発明により提供される組立てが容易であるという利点以外にも、提案される解決法では、従来金属性バンドの中留めのカバーの外に突出した位置に維持されていた横方向のスライド部材に必要とされた、戻り力を作用させるために追加で設けられていた弾性部材も必要なくなる。
図4Aは、上記の各図面に示した好適な実施形態の中留め100がロック位置(PV)にある状態の上面図を示す。図4Aの左側には、取付片6及びバックル5、更に、オス型のロック要素7、及び第1の固定バネ棒4(この図では見えない)の軸の延長上の拡大管9がわかる。中央には、板の下面、特に、第2の板の下面24として、その領域にメス型の第2のロック要素8、即ち、オス型のロック要素7を収容するための凹部が設けられている面と、中板の第2の孔13とが認められる。この図の右側には、第2の板、即ちここでは中板及びシャフトと、第1の板との固定及び連節のためのヒンジが認められる。
図4Bは、ロックを行う部品の領域で図4Aを拡大した図である。ここで、オス型のロック要素7とつながっている中板から、メス型の第2のロック要素8の底部、即ち第2の凹部211及び第3の凹部221に対して作用するロック力Fが認められる。上記の図において、シャフトの第1の脚部21に対する、ピンの腕部の一方及び第2の凹部211の協働作用のみが説明されており、このシャフトの第1の脚部が、2つのメス型のロック要素8のうち上記の図から見える唯一の要素である。このようにして、シャフトの曲率半径と同一の曲率半径となるよう中留めの閉成位置で圧迫された中板が、曲率を小さくして休止位置に再度到達するべく戻される方向に対応する方向に、ロック力Fは作用する。本実施形態において、休止位置へと向かう中板の戻り力に対応する上記のロック力Fは、垂直方向に対して実質的に45°左側に向かう方向、即ち第2の凹部211の左底に向かう方向とすることで、ロック位置において互いに圧迫された2枚の板を安定的に維持できるようにする。
固定状態の持続力を高めるために、メス型の第2のロック要素8は、好ましくはオス型の第1のロック要素7のサイズ、即ちここではピンの腕部の突出部分の直径に少なくとも等しい深さを有する溝を画定する。シャフトの第1の脚部21及び第2の脚部22は、それぞれ第1突出部212及び第2の突出部222を備える。これら2つの突出部のうち、一つのみでピンの腕部での保持機能を十分に果たしており、図4Bには第1の突出部212のみが図示されているが、第2の突出部222は、好ましくは第1突出部と同一形状であることがわかる。第1の突出部212は、第1の凹部211の下部に位置することで、中留めをロックするために、ピンの腕部が挿入される溝の終端をなす膨らみ部を形成する。上記の第1の突出部の下部は、第1傾斜支持面213(注意:第2支持面223も同様に、好ましくはシャフトの第2の脚部22上に形成されるが、上記図4Bでは見えない)によって形成されるとすることで、ピンのスライド動作をいっそう容易にする、即ち、中板の突出部の領域のところまでわずかに変形を加えることから、中留めのロック及びロック解除がいっそう容易となる。2つの支持面の傾斜は、好ましくは45°前後とすることで、ピンがこれらの支持面上をスライドしている間は、中板の変形が過度に大きくなることがなく、それでもなお、ピンの腕部とそれぞれの溝との係合が発生する前の変形の中間閾値を構成することが可能になる。溝の右側部分の壁のような垂直方向の壁も、本発明の枠内では想定可能とは言えるが、壁を設けない場合と比較すると、ロック部品間相互の係合のための力の閾値の初期値がいっそう高くなるという欠点を有することになる。更に、突出部を設けないとすると、ロックの確実性において不都合がある。というのは、例えば衝撃があった場合には、中板の端部を下方に移動させようとする力により、中板を溝から引出すのがいっそう容易になるからである。支持面は、好ましくは最大1〜2mmの長さにわたって、かつピンの半径以下となる間隔にわたって伸びている。
図4Bにおいて、ピンの腕部がシャフトの第2の脚部21の外側の側壁20まで伸びており、もって、中留めの横方向、即ちヒンジ3の軸に平行な方向に視線を向けることで、中留めが実際に閉成位置にあるかどうかの目視を容易に行うことが可能になる。一方で、ロックデバイスは、上述の実施形態ではバックル5により隠れているため、上からは見えないことが確認できる。更に、ピンの腕部のサイズの延長部分を、側部外壁の領域と同じ高さに達するところまで一致させた場合、ロックデバイスのオス型の要素とメス型の要素との接触面を拡張することが可能となり、結果として、固定状態の持続力を高めることになる。それでも、好ましくは、ピンの腕部の長さを、突出する部分が側壁から全く出ることのないように選択することで、外在する要素(例えばバンドの着用者の皮膚又は衣服)を巻き込んだり引っかけたりする事態を回避する。
同様に、図4Bにおいて、即ち、この図からは見えないが、シャフトの第2の脚部22の第2固定端部220とバックル5との固定用の第1の固定バネ棒4の軸を決定するシャフトの第1の脚部21の第1の固定端部210と、ピンの軸とは、互いに隣接したところに位置している。第1の固定端部210と第2固定端部220とは、それぞれシャフトの第1の脚部21とシャフトの第2の脚部22の端部に位置しており、好ましくはピンから最大5mmの間隔を置いている。てこの作用、及び閉成位置においてロック力Fにより作用するモーメントを最大化するために、図示した好適な実施形態に記載のとおり、ピンの軸とバネ棒の軸との間隔として、最大2〜3mmが選択されることになる。
第1の溝と第2の溝をシャフトの下面24に設け、円筒形の溝11を中板の上面15に設けることにより、ロックデバイスを隠すことが可能になるばかりでなく、取付片6に作用する圧力のために、上記のロックデバイスのロック解除が容易になり、この結果、中板が下方に折り曲げられ、ロック力Fと反対方向に作用するロック解除力が発生することになる。反対に、バックル5のブリッジ51は、板がユーザの手首と接触している状態では、中留めのロックを行うのに理想的な支持面を構成することになる。一方では、第1の固定バネ棒4の軸に対してブリッジ51をずらし、他方では、取付片6の固定金具14のサイズを大きく取り、中留めのロックを容易に行うための、てこの作用が増大することになり、これにより、固定バネ棒の軸との間にいっそう大きな間隔を置いて支点を作り出し、もってこの支点の領域に作用する力のモーメントを増加させることも可能になる。
上述の実施形態に従い、ピン、更に、オス型のロック要素7全体は、メス型のロック要素との接触面全体が最大となるよう、ロック力Fと垂直な方向に向くよう、構成されている。更に、ピンの配置により、オス型の要素が固定される板の曲線に沿ったオス型の要素の形成が不要となる。
1つの変形例によると1つの変形例によると、休止状態で曲率半径が同一になり、メス型の要素とオス型の要素との間の係合により、それぞれの曲率半径の若干の変化が生じ、第1の板の第1曲率半径が増加し、第2の板の第2曲率半径がわずかに増加するような板を選択することができる。
本発明の枠内で説明された中留め100は、時計のバンドに特に適しているが、この中留めが、ストランドの1つを動かないよう取り付けるためのバックルを有しているかどうかにかかわらず、あらゆる種類のバンドに使用可能であることが理解される。

Claims (11)

  1. ヒンジ(3)周りで連節された第1の板(1)と第2の板(2)とを備える展開式バックルを備える中留め(100)であって、
    前記第1の板(1)は、バンドの第1のストランド(101)に取り付けられ、前記第2の板(2)は、前記バンドの第2のストランド(102)に取り付けられ、前記中留めの閉成位置で2つの板は互いに向かって折り曲げられた状態で、前記中留め(100)は、前記第1の板(1)を前記第2の板(2)に固定するためのロックデバイスを更に備え、前記ロックデバイスは、中留めの閉成位置において互いに係合するようなオス型の第1のロック要素(7)及びメス型の第2のロック要素(8)とを備え、前記第1の板(1)又は前記第2の板(2)のいずれか一方は、中留めの閉成位置において両方の板の間の係合を維持するために、前記第1のロック要素(7)及び前記第2のロック要素(8)との間でロック力(F)を作用させ
    前記オス型の第1のロック要素(7)は、前記ロック力(F)に垂直な方向に伸び、
    前記第1の板(1)は中板であり、前記第2の板(2)は、シャフトである第1の脚部(21)とシャフトである第2の脚部(22)から成り、
    前記オス型の第1のロック要素(7)は、前記第1の板(1)の第1横断孔(12)に挿入されたピンであり、前記ピンは、前記ヒンジ(3)の軸と平行に、前記第1の板(1)の一方の側部から他方の側部へと伸びて、前記第1の板(1)の両側から突出していることを特徴とする、中留め(100)。
  2. 前記第2のロック要素(8)は、前記シャフトである前記第1の脚部(21)に実施された第1の凹部(211)と前記シャフトである前記第2の脚部(22)に実施された第2の凹部(221)とから形成されることを特徴とする、請求項に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
  3. 前記シャフトの前記第1の脚部及び前記第2の脚部(21,22)は、バックル(5)への固定用の第1の固定バネ棒(4)につながり、前記バックルは、前記第2のストランド(102)の固定のための突起(54)を備え、前記第1の中板(1)は、前記第1の固定バネ棒(4)の通過のための円筒状凹部(11)と、前記突起(54)の通過のための第2の孔(13)とを備えることを特徴とする、請求項に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
  4. 前記第1の凹部及び前記第2の凹部(211,221)は、前記シャフトの下面(24)に設けられ、前記円筒状凹部(11)は、前記中板の上面に設けられることを特徴とする、請求項に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
  5. 前記第1の固定バネ棒(4)は、前記シャフトの前記第1の脚部(21)の第1端部(210)及び前記シャフトの前記第2の脚部(22)の第1端部(220)に固定され、前記第1の固定バネ棒(4)の軸と前記ピンの軸とは、最大5mmの間隔を置いていることを特徴とする、請求項3又は4に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
  6. 前記メス型の第2のロック要素(8)は、前記オス型の第1のロック要素(7)のサイズより大きい又は等しい深さを有する溝を画定し、前記シャフトの前記第1の脚部及び前記第2の脚部(21,22)は、それぞれ第1突出部及び第2突出部(212,222)を備えることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
  7. 前記シャフトの前記第1の脚部及び前記第2の脚部(21,22)は、それぞれ第1傾斜接触面及び第2傾斜接触面(213,223)を備えることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
  8. 前記ピンは、前記第1の脚部及び前記第2の脚部の外側側壁(20)まで伸びていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
  9. 前記第1の板(1)は、前記第1のストランド(101)の固定用の中央鉤部(61)を具備した取付片(6)の固定用の固定金具(14)を備えていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
  10. 前記第1の板(1)及び前記第2の板(2)は、前記中留めのロック解除位置(D)における休止状態において、それぞれ異なる曲率半径(C1,C2)を有する請求項1から9のいずれか1項に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
  11. 前記オス型の第1のロック要素(7)は、前記メス型の第2のロック要素(8)の上に形成される部品よりも硬度の高い材料で達成されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の展開式バックルを備える中留め(100)。
JP2013038554A 2012-02-29 2013-02-28 展開式バックルを備える中留め Active JP5695104B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP12157481.8 2012-02-29
EP12157481.8A EP2633776B1 (fr) 2012-02-29 2012-02-29 Fermoir à boucle déployante

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013180208A JP2013180208A (ja) 2013-09-12
JP5695104B2 true JP5695104B2 (ja) 2015-04-01

Family

ID=45808198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013038554A Active JP5695104B2 (ja) 2012-02-29 2013-02-28 展開式バックルを備える中留め

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2633776B1 (ja)
JP (1) JP5695104B2 (ja)
CN (1) CN103284417B (ja)
HK (1) HK1189135A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3795021A1 (en) 2013-03-15 2021-03-24 Apple Inc. Attachment apparatuses and associated methods of use and manufacture
CN103734888B (zh) * 2014-01-25 2016-06-01 无锡科安自动化装备有限公司 具有易开启密封门的膨化罐
US10064460B2 (en) 2015-09-30 2018-09-04 Apple Inc. Frictional stabilization of band and securement mechanism
US10219591B2 (en) 2016-03-21 2019-03-05 Apple Inc. Attachment system for an electronic device
US10149518B1 (en) 2016-08-08 2018-12-11 Apple Inc. Clasp assembly for a wearable device
CN108652147B (zh) * 2018-04-18 2020-06-23 瑞信五金(河源)有限公司 一种可调节表带松紧的表扣及手表
CN110522132A (zh) * 2019-09-10 2019-12-03 赵洪飞 一种具有定位功能的运动手环

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544298Y2 (ja) * 1990-02-02 1997-08-13 シチズン時計株式会社 バンドの中留金具
JPH04133714U (ja) * 1991-05-30 1992-12-11 株式会社バンビ 皮革バンド用の中留
JPH09191910A (ja) * 1995-09-01 1997-07-29 Citizen Watch Co Ltd 観音開き型中留構造
JP2004073346A (ja) * 2002-08-13 2004-03-11 Citizen Watch Co Ltd 帯状装身具
JP4545547B2 (ja) * 2004-10-20 2010-09-15 シチズンホールディングス株式会社 装身具の中留構造
DE102008039843A1 (de) * 2008-08-27 2010-03-04 Momoplus Gmbh Schnappverbindung für ein Armband
EP2248437A1 (fr) * 2009-05-08 2010-11-10 Dexel S.A. Dispositif de réglage de la longueur utile d'un bracelet et fermoir de bracelet correspondant
EP2361523B1 (fr) * 2010-02-23 2014-06-25 Winox Sa Fermoir pour bracelet
IT1400461B1 (it) * 2010-06-08 2013-05-31 Opar S R L Chiusura composita per accessori di uso personale.

Also Published As

Publication number Publication date
EP2633776B1 (fr) 2015-09-02
JP2013180208A (ja) 2013-09-12
CN103284417B (zh) 2015-10-07
CN103284417A (zh) 2013-09-11
EP2633776A1 (fr) 2013-09-04
HK1189135A1 (en) 2014-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5695104B2 (ja) 展開式バックルを備える中留め
US10244831B2 (en) Two-part watch strap
JP5848315B2 (ja) ブレスレットの使用可能な長さを調整するための装置を備えたブレスレットの中留
KR102105758B1 (ko) 팔찌 클래스프
JP6134353B2 (ja) 腕輪ないしベルトのためのクラスプ(留め具)
JP5592465B2 (ja) 回動防止連結具
JP5749787B2 (ja) 調整可能なブレスレットの中留
JP6040213B2 (ja) ブレスレットの有効長さを調整するためのデバイスを備えたブレスレット用クラスプ
US20140130545A1 (en) Extendable clasp for a bracelet in particular for a watch
US9756907B2 (en) Quick lock for attaching one end of a band to an object
US7020937B2 (en) Pull tab for a slide fastener
US20110088224A1 (en) Quick release watch band with frangible structures
KR102077916B1 (ko) 초기 걸림기능이 내재된 장신구의 연결구조
JP2008167789A (ja) 装身具
US1196769A (en) Corset-clasp.
EP2517589A1 (en) Buckle
US1923050A (en) Snap fastener slide socket
US1192101A (en) Cuff-link.
US20220160083A1 (en) Clasp for a bracelet
JP7504962B2 (ja) 腕時計ブレスレットのためのクイック・リリース・システム
US328369A (en) Clasp foe
CN109288214A (zh) 铆接式表带
US1100581A (en) Cast-off for suspenders.
JP2020528326A (ja) 過剰な部分を留め付けるための装置を備えるベルト及びストラップ
KR101999513B1 (ko) 버클

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5695104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250