JP5693502B2 - 光学式エンコーダ - Google Patents

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Description

本発明は、光学式スケール上のパターンを光学的に検出することによって、光学式スケールの変位量を計測する光学式エンコーダに関する。
光学式エンコーダは、サーボシステムなどにおいて、モータなどの物体の回転運動や並進運動を光学的に検出して、位置や速度を求めるために用いられる。一般的な光学式エンコーダは、発光部と、受光部と、受光部にて検出した信号から角度を演算するための演算部と、信号トラックが形成された回転円板から構成されている。信号トラックには透過光量が変調されるようパターンが形成されており、例えば、正弦波信号が得られるように形成されている。さらに、正弦波信号と比べて位相が90°シフトした余弦波信号を同時に取得し、演算部にて逆正接演算することによって回転角度を検出する。
さらに、1回転内の絶対角度を検出する技術として、回転円板の1回転で1周期を有する正弦波信号及び余弦波信号、ならびに回転円板の1回転で複数周期を有する少なくとも1つ以上の正弦波信号とを用いる方法が知られている。1回転1周期で変動する信号を、信号周期の短い1回転複数周期の信号を用いて内挿することで、高精度、高分解能に絶対角度を検出することができる。
上記光学式エンコーダにおける問題点について図13を用いて説明する。上記光学式エンコーダの受光部にて検出される1回転1周期の正弦波信号及び余弦波信号は、それぞれa+b・sinθ及びa+b・cosθと表される。ここで各信号のAC(交流)成分の振幅をb、DC(直流)成分をaとする。上記エンコーダにて検出される回転角度θは、式(1)に示すように、正弦波と余弦波の逆正接演算によって演算できる。
Figure 0005693502
ここで、上記受光部にて検出される正弦波信号a+b・sinθと余弦波信号a+b・cosθには、発光部光量に依存したDC成分aが含まれるため、逆正接演算の前に正弦波信号および余弦波信号からDC成分aを減算する必要がある。計測開始前に回転円板を1回転させて、正弦波信号又は余弦波信号を360°分測定できれば、DC成分aを抽出することができる、
しかしながら、エンコーダの電源投入後に直ちに計測を開始するためには、回転円板を1回転させることなく、逆正接演算の前にDC成分aの減算処理を行う必要がある。そのため演算部では、信号のDC成分が0レベルとなるように、例えば、較正作業の段階で予め測定しておいた信号のDC成分を用いることによって補正が可能である。
ところが、上記光学式エンコーダの動作環境が較正作業時と比べて変化した場合、例えば、環境温度が上昇するにつれて発光部の光量が減少することがある。発光部の光量が1/Mに減少した場合、正弦波信号のAC成分とDC成分も減少し、(a+b・sinθ)/M(1<M)となる。そのため、較正作業での室温時と同様の信号DC成分の補正値aを用いて、高温時の信号のDC成分を補正した場合、DC成分を完全にキャンセルすることができない。その結果、高温時の逆正接演算の結果は、式(2)に示すように、真の回転角度θに対して角度誤差εが付加される。
Figure 0005693502
1回転1周期信号の角度誤差εが増大すると、1回転複数周期トラックへの内挿時に、誤った回転角度を内挿する「トラック飛び」という問題が生じる。そのため、エンコーダの環境温度が変動したとしても、常に信号DC成分を0レベルに補正することが必要である。
この問題を解決する方法として、正弦波信号a+b・sinθに対して、位相が180°シフトした第2の正弦波信号a−b・sinθを取得し、式(3)に示すように、両者の差分を演算することによって、DC成分を補正する方法が知られている。この補正方法では、温度変化時に信号DC成分が変化したとしても、0レベルに補正することが可能である。
Figure 0005693502
しかしながら、1回転1周期の正弦波信号トラックにおいて、位相0°の信号および、位相が180°シフトした信号の両方を検出しようとする場合、図14に示すように、2つの受光部4a,4bを回転円板3の回転中心に対して対称位置に設置する必要がある。そのため、受光部全体のサイズが大きくなるという問題がある。
温度変動時の信号DC成分を補正する他の方法が、例えば、特許文献1〜3で提案されている。
特許文献1では、回転位置検出用の受光素子とは別個に光源光量検出用の受光素子を設け、回転位置検出用の出力から光量検出用の出力を減算し、環境温度の変化による光源光量変動を補正している。
特許文献2では、回転位置に対する信号パターン透過光の温度変化を事前に補正テーブルに保存しておき、トラック全域に全反射によって入射光を遮光するV字突起を設けた全遮光トラックおよび入射光を透過する全透過トラックの両方を設置し、両者の出力を比較して、V字突起に入射した光の通過する割合を求める。その結果を用いて、補正テーブルから現在の温度と円板回転位置に対する補正値を算出し、信号トラックからの光量補正を行っている。
特許文献3では、インクリメンタルトラックから得られる信号のうち位相が0°、90°、180°、270°である4つの信号の和を取ることで、信号DC成分を検出し、このDC成分を利用して光源の光量を一定に制御している。
実開昭60−27315号公報 特開2005−98931号公報 特開2010−66272号公報
光学式エンコーダの量産性向上とコストダウンのために、信号トラックの透過光量の変調を、図15に示すようなV字突起の分布密度の変化によって実現する方法が知られている。
V字突起の傾斜面角度θは、材料の屈折率nで決まる臨界角θ=sin−1(1/n)よりも大きい値に設定される。そのため、V字突起への入射光は、傾斜面で2回全反射して入射側に戻るようになり、結果としてV字突起は遮光機能を果たす。しかし、実際のV字突起は、成形加工時の転写なまりによって、先端に丸みが生じている。先端部の傾斜角度が臨界角よりも小さくなると、入射光を完全に遮光できず、図16に示すように、先端部から漏れ光が生じる。こうした漏れ光量は、例えば、高温時に樹脂材料の膨張又は屈折率変化により増加する。その結果、図17に示すように、V字突起の漏れ光量変化の影響は、V字突起の間隔が密に配置されて透過率が低くなった位置、つまり正弦波信号のボトム位置で大きくなり、一方、V字突起の間隔が粗に配置されて透過率が高くなった位置、つまり正弦波信号のピーク位置で少なくなる。そのため、正弦波信号のボトム部分が大きく押し上げられ、信号AC成分が減少し、DC成分が増加する。
従って、信号トラックとしてV字突起を用いた光学式エンコーダでは、高温時には、発光部の光量変化だけでなく、V字突起の漏れ光量変化により、信号DC成分およびAC成分が変化することになる。信号DC成分が変化して、0レベルに補正できなかった場合、逆正接演算時に角度誤差が発生することになる。また、信号AC成分が減少した場合、角度検出時の分解能が低下することになる。
特許文献1の手法では、温度変化時の光源光量変化による信号DC成分変化は検出することができるが、V字突起の漏れ光量変化による信号DC成分変化を検出することができない。従って、補正後の正弦波信号にDC成分が残留し、角度誤差が生じることになる。
また、特許文献2では、以下のような問題がある。V字突起の漏れ光量による信号DC成分の補正は可能であるが、その補正には、回転円板位置に対する信号出力の温度依存性を保存した補正テーブルを使用している。そのため、事前に各温度に対する信号出力を測定し、メモリに保存しておく必要があり、製造コストが高くなる。さらに、補正値の算出には全透過と全遮光の2トラックを使用するため、受光部や演算部がそれぞれ2つずつ必要であり、コストが増加することになる。
また、特許文献3では、信号DC成分を常に補正するためには、位相が0°、90°、180°、270°である4つの信号を取得する必要がある。しかし、1回転1周期の正弦波信号トラックにおいて位相が互いに90°シフトした4つの信号を得るためには、4つの受光部を回転円板の円周方向に90°間隔で配置する必要があり、受光部全体のサイズが大きくなる。
本発明の目的は、低コストかつ小型な構成で、動作環境変化時の1回転1周期信号のAC成分およびDC成分を補正できる光学式エンコーダを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る光学式エンコーダは、光源を有する発光部と、
発光部からの光を集光する光学系と、
透過率が周期的に変化しているスケール部を有する回転円板と、
回転円板を透過した光を受光する受光部と、
受光部からの検出信号に基づいて、回転円板の回転角度を演算する演算部とを備え、
スケール部は、回転円板の1回転で1周期の正弦波信号を発生する第1トラックと、回転円板の1回転で1周期の余弦波信号を発生する第2トラックと、回転円板の1回転でm周期(mは2以上の整数)の正弦波信号を発生する第3トラックと、光源光量を監視するためのモニタトラックとを有し、第1、第2および第3トラックは、断面V字状の突起または溝からなる遮光部の分布密度の変化によって透過光量を変調する機能を有しており、
演算部は、モニタトラックからの検出信号を用いて得られる定常時の光源光量および環境変化時の光源光量から、動作環境の変化に起因した光源光量変化率Mを算出し、そして、該光源光量変化率Mおよび第3トラックからの検出信号を用いて、動作環境の変化に起因した遮光部の漏れ光量変化Vを算出することによって、検出信号のうち1回転1周期信号のAC成分およびDC成分を補正することを特徴とする。
また本発明に係る光学式エンコーダは、光源を有する発光部と、
発光部からの光を集光する光学系と、
透過率が周期的に変化しているスケール部を有する回転円板と、
回転円板を透過した光を受光する受光部と、
受光部からの検出信号に基づいて、回転円板の回転角度を演算する演算部とを備え、
スケール部は、回転円板の1回転で1周期の正弦波信号を発生する第1トラックと、回転円板の1回転で1周期の余弦波信号を発生する第2トラックと、回転円板の1回転でm周期(mは2以上の整数)の正弦波信号を発生する第3トラックとを有し、各トラックは、断面V字状の突起または溝からなる遮光部の分布密度の変化によって透過光量を変調する機能を有しており、
演算部は、定常時および環境変化時における第3トラックからの検出信号を用いて、動作環境の変化に起因した光源光量変化率Mおよび遮光部の漏れ光量変化Vを算出することによって、検出信号のうち1回転1周期信号のAC成分およびDC成分を補正することを特徴とする。
本発明によれば、計測開始前に回転円板を1回転させなくとも、任意の温度に対して電源投入直後から1回転1周期信号のDC成分を0レベルに補正し、AC成分を室温時AC成分に補正することが可能となる。その結果、環境温度が変化しても、角度誤差の発生を抑制でき、検出分解能が低下せず、エンコーダの信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1を示す斜視図である。 各信号トラックに対応した出力信号の一例を示すグラフである。 V字突起のピッチ変調パターンと1回転1周期正弦波信号との関係を示す説明図である。 各受光部の配置と1回転m周期信号との関係を示す説明図である。 1回転1周期正弦波信号において、位相0°信号、位相90°信号、位相180°信号および位相270°信号を得るのに必要な受光部の配置を示す。 モニタ信号を用いて1回転1周期信号のDC成分をキャンセルする手法の説明図である。 1回転1周期信号および1回転m周期信号の逆正接演算結果を用いた内挿分割の手法の説明図である。 環境温度変化に伴う信号波形変化についての説明図である。 実施の形態1における1回転1周期信号のDC成分とAC成分の補正方法を示したフローチャートである。 信号トラックをV字溝で形成した構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2を示す斜視図である。 実施の形態2における1回転1周期信号のDC成分とAC成分の補正方法を示したフローチャートである。 環境温度変化に起因したDC成分の補正誤差についての説明図である。 1回転1周期正弦波信号において、位相0°信号および位相180°信号を得るのに必要な受光部の配置を示す。 V字突起構造の一例を示す断面図である。 V字突起の先端漏れ光を示す断面図である。 先端漏れ光に起因した正弦波信号の変動を示す説明図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1を示す斜視図である。光学式エンコーダ50は、発光部1と、レンズ2と、回転円板3と、受光部4と、演算部5などで構成される。
発光部1は、例えば、LED(発光ダイオード)又はLD(レーザダイオード)などの光源を備え、回転円板3に向けて光を放射する。レンズ2は、発光部1からの光を集光し、例えば、平行光を回転円板3に入射させる。受光部4は、例えば、フォトダイオードなどの受光素子を備え、回転円板3を透過した光を受光して電気信号に変換する。演算部5は、例えば、マイクロプロセッサなどを備え、受光部4からの検出信号に基づいて、回転円板3の回転角度を演算する機能を有する。
回転円板3は、モータ軸6に連結されて回転可能に支持された透明な円形基板と、該基板上に形成され、透過率が周期的に変化し、角変位量に応じて透過光量が変調されるパターンを有するスケール部を備える。スケール部は、回転円板の1回転で1周期の正弦波信号を発生する正弦波信号トラック3aと、回転円板の1回転で1周期の余弦波信号を発生する余弦波信号トラック3bと、回転円板の1回転でm周期(mは2以上の整数)の正弦波信号を発生する正弦波信号トラック3cとを有する。受光部4には、図4に示すように、信号トラック3a〜3cに対応して1回転1周期正弦波用受光部41、1回転1周期余弦波用受光部42、1回転m周期用受光部43が配置される。
回転円板3の任意の絶対回転角をθとして、信号トラック3aには、受光部4が正弦波信号a+b・sinθを出力するような変調パターンが形成される。信号トラック3bには、受光部4が余弦波信号a+b・cosθを出力するような変調パターンが形成される。信号トラック3cには、受光部4が正弦波信号a+b・sinθ(θ=mθ、mは整数)を出力するような変調パターンが形成される。信号トラック3a〜3cに対応した出力信号の一例を図2に示す。
スケール部には、発光部1の光量を常に監視するためのモニタトラック3dがさらに設けられ、例えば、全周に渡って一定の透過率を示すように、変調パターン無しのリングパターンとして形成される。受光部4には、図4に示すように、このモニタトラック3dに対応してモニタ用受光部44が配置される。
信号トラック3a〜3cは、図15に示したように、断面V字状の突起パターンまたは溝パターンからなる遮光部の分布密度の変化によって透過光量を変調する機能を有する。こうした変調パターンは、回転円板3の円周方向に沿って形成される。
上述したように、V字突起の傾斜面角度θは、材料の屈折率nで決まる臨界角θ=sin−1(1/n)よりも大きい値に設定される。そのため、V字突起への入射光は、傾斜面で2回全反射して、全反射光8aとなって入射側に戻るようになり、結果としてV字突起は遮光機能を果たす。また、V字突起以外の透過領域に入射した光は、透過光8bとなって透過する。そのためV字突起および透過領域のピッチとデューティ比を調整することにより、トラック透過光量の変調パターンを形成できる。例えば、1回転1周期正弦波信号が得られるようにV字突起のピッチ変調によって形成されたパターンの一例を図3に示す。ここで、ピッチとは、図15に示す回転方向に対して交互に形成されたV字突起と透過領域の繰り返し周期Pである。デューティ比とは、繰り返し1周期PにおけるV字突起の割合のことであり、V字突起の幅をWとすると、W/Pで表される。
上述したように、V字突起の傾斜部は理想的には直線であることが望ましいが、図16に示したように、実際には成形加工時の転写なまりによって、先端部に丸みが発生する。突起先端の丸み部では、入射角が臨界角より小さくなっているため、全反射により光が折り返されず、一部透過して先端漏れ光8cが発生する。
次に、回転角度の検出原理について説明する。まず、信号トラック3cに関して、図4に示すように、1回転m周期信号として位相0°の信号a+b・sinθ、位相90°の信号a+b・cosθ、位相180°の信号a−b・sinθ、位相270°の信号a−b・cosθが得られるように、位相0°用受光部43a、位相90°用受光部43b、位相180°用受光部43cおよび位相270°用受光部43dを配置している。得られた4つの信号は、式(4a)(4b)に示すように、位相0°信号と位相180°信号の差分および、位相90°信号と位相270°信号の差分を演算することによって、信号DC成分が0レベルに補正された信号が得られる。
Figure 0005693502
得られた正弦波信号2b・sinθおよび余弦波信号2b・cosθを用いて逆正接演算を行うことによって、式(5)に示すように、角度出力θが求まる。
Figure 0005693502
次に、信号トラック3a,3bに関して、1回転1周期の正弦波信号と余弦波信号では、位相が0°、90°、180°、270°である4つの信号を得るためには、図5に示すように、4つの受光部41a,41b,41c,41dを回転円板3の円周方向に90°間隔で配置する必要があり、受光部全体のサイズが大きくなる。
そこで、図6に示すように、モニタトラック3dを利用して発光部1の光量を監視して得られるモニタ信号を、1回転1周期信号から減算することによって、DC成分を0レベルに補正することができる。そして、DC成分をキャンセルした1回転1周期の正弦波信号b・sinθと余弦波信号b・cosθを用いて逆正接演算を行うことによって、式(6)に示すように、回転円板3の絶対回転角θが得られる。
Figure 0005693502
続いて、1回転1周期信号の逆正接演算結果および1回転m周期信号の逆正接演算結果を用いて、図7に示すように内挿分割することによって、1回転内の絶対角度を高精度に検出することが可能である。
次に、動作環境の変化に伴う信号波形変化について説明する。ここでは温度変化を例示するが、他の環境変化についても同様である。
図8は、1回転1周期の正弦波信号の室温時の信号波形に対する高温時の信号波形の変化を示す。室温時と比べて高温時には、発光部の光量低下により、受光部での受光光量が全体的に低下し、a+b・sinθが1/M倍され、(a+b・sinθ)/Mとなる。
また、高温時には、V字突起の先端漏れ光量の変化によりV字突起の透過光量が増加する。V字突起の漏れ光量の変化の影響は、信号トラックの中でも特に遮光部(V字突起が密に配置された部分)での影響が大きいので、正弦波信号ではボトム部の光量変化が特に大きく、トップ部は光量がほとんど変化しない。つまり、ボトム部分が押し上げられて、信号AC成分が低下し、DC成分が増加する。
従って、温度上昇時の信号波形変化を要約すると、室温時の正弦波信号a+b・sinθは、高温時には発光部の光量変化により信号AC成分とDC成分が1/M倍され(a+b・sinθ)/Mとなり、信号AC成分とDC成分が減少する。さらに、V字突起の漏れ光量変化により、正弦波信号のボトム部のみ増加し、a’+b’・sinθ(a1’>a1/M、b1’<b1/M)となり、信号AC成分が減少し、信号DC成分が増加する。ここで、V字突起の漏れ光量変化に対する信号AC成分変化をVとすると、信号DC成分変化はV/2となるので、高温時の信号AC成分とDC成分は、式(7a)(7b)のように表すことができる。
Figure 0005693502
ここで、高温時の1回転1周期信号の角度検出における問題点について説明する。1回転1周期信号は、モニタトラック3dを利用したモニタ信号により信号DC成分を補正しているため、高温時にV字突起の漏れ光量変化が生じた場合、高温時信号出力a’+b’・sinθに対して高温時モニタ出力はa/Mであり、その差を計算すると、式(8)のようになり、信号DC成分を0レベルに補正することができない。
Figure 0005693502
その結果、逆正接演算時に角度誤差が発生し、1回転1周期信号に一定以上の角度誤差が発生すると、絶対角度検出の際に、1回転m周期信号とのつなぎに誤差が生じ、誤った角度を検出してしまう問題が起こる。そのため、高温時にV字突起の漏れ光量変化が発生したとしても、1回転1周期信号のDC成分を0レベルに補正することが必要である。また、角度検出の分解能は、信号AC成分によって決定され、AC成分が大きいほど高分解能となる。したがって、高温時に信号AC成分が小さくなると、分解能が低下してしまうため、温度上昇による信号AC成分低下を補正する必要がある。
次に、1回転1周期信号の信号DC成分とAC成分を補正する方法について、図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ101、102及び103では、室温時の動作について示している。ステップ101では、1回転1周期信号のDC成分a及びAC成分bを検出し、演算部5に設けられたメモリに予め保存しておく。次に、ステップ102では、1回転m周期信号のAC成分bを検出し、メモリに保存する。
その方法として、例えば、1回転m周期信号として、位相0°信号a+b・sinθ、位相90°信号a+b・cosθ、位相180°信号a−b・sinθ、位相270°信号a−b・cosθを取得して、式(4a)(4b)に示すように、位相0°信号と位相180°信号の差分および、位相90°信号と位相270°信号の差分を演算することによって、2b・sinθと2b・cosθを取得する。次に、式(9)に示すように、演算部5は、これらの信号を二乗して合計することによって、1回転m周期信号のAC成分bを算出できる。
Figure 0005693502
ステップ103では、室温時のモニタ信号出力mをメモリに保存する。
次に、高温時の動作について説明する。ステップ111に示すように、高温時1回転1周期信号Sを検出する(S=a’+b’・sinθ)。そして、ステップ112では、上記の方法により、高温時の1回転m周期信号のAC成分b’を検出する。また、ステップ113に示すように、高温時のモニタ出力(m=m/M)を検出する。
続いて、高温時1回転1周期信号の補正値の算出を行う。まず、ステップ120では温度変動による光源光量変化率Mを算出する。即ち、ステップ103及び113で検出した、室温時及び高温時モニタ信号出力mとmを比較して、式(10)に示すように、両者の比率を計算することによって、光源光量変化率Mを算出する。
Figure 0005693502
次にステップ130に示すように、V字突起の漏れ光量変化による信号AC成分の変化Vを算出する。式(7a)と同様に、1回転m周期信号のAC成分変化は、式(11a)のように表され、そして、式(11b)のように変形できる。
Figure 0005693502
式(11b)に、ステップ102、112及び120にて検出したb、b’及びMを代入することにより、V字突起の漏れ光量変化による信号AC成分変化Vを得ることができる。
最後に、高温時1回転1周期信号の補正を行う。まず、ステップ140にて、DC成分を0レベルに補正する。式(7b)にステップ101、120、130にて検出した室温時1周期信号DC成分a、光源光量変化率M、V字突起の漏れ光量変化による信号AC成分変化Vを代入すると、高温時1回転1周期信号のDC成分a’を検出できる。続くステップ140では、ステップ111にて検出した高温時1回転1周期信号Sから、高温時DC成分a’を減算し、式(12)に示すように、DC成分を0レベルに補正する。
Figure 0005693502
次に、ステップ150にて、DCレベルが補正された1回転1周期信号について、AC成分の補正を行う。高温時に対する室温時のAC成分の比率は、式(7a)より、b/(b/M−V)であるので、高温時AC成分を室温時に補正するためには、式(13)に示すように演算すればよい。
Figure 0005693502
以上より、計測開始前に回転円板を1回転させなくとも、任意の温度に対して電源投入直後から1回転1周期信号のDC成分を0レベルに補正し、AC成分を室温時AC成分に補正することが可能となる。その結果、エンコーダ環境温度が変化したとしても、角度誤差が発生することなく動作することができ、室温時と比べて検出分解能が低下せず、エンコーダの信頼性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、信号トラックを形成する構造としてV字突起を用いた例を説明したが、図10に示すようなV字溝71を用いた場合でも同様の補正が可能である。
また、本実施形態では、高温時の補正方法について説明したが、当然、低温時の補正も可能である。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2を示す斜視図である。光学式エンコーダ51は、上述した実施の形態1と同様な構成を有するが、スケール部において光源光量監視用のモニタトラックを省略している点で相違する。
実施の形態2における1回転1周期信号のDC成分とAC成分の補正方法について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ201及び202では、室温時の動作について示している。ステップ201では、1回転1周期信号のDC成分a及びAC成分bを検出し、演算部5に設けられたメモリに予め保存しておく。次に、ステップ202では、1回転m周期信号のDC成分a及びAC成分bを検出し、メモリに保存する。
まず、信号AC成分bを検出する方法として、1回転m周期信号として、位相0°信号a+b・sinθ、位相90°信号a+b・cosθ、位相180°信号a−b・sinθ、位相270°信号a−b・cosθを取得して、式(4a)(4b)に示したように、位相0°信号と位相180°信号の差分および、位相90°信号と位相270°信号の差分を演算することによって、2b・sinθと2b・cosθを取得する。
次に、式(9)に示したように、演算部5は、これらの信号を二乗して合計することによって、1回転m周期信号のAC成分bを算出できる。
次に、信号DC成分aを検出する方法として、位相0°信号a+b・sinθと位相180°信号a−b・sinθを加算することによって、式(14)に示すように信号DC成分aを算出できる。代替として、位相90°信号a+b・cosθと位相270°信号a−b・cosθの加算によって、信号DC成分aを算出してもよい。
Figure 0005693502
次に、高温時の動作について説明する。ステップ211に示すように、高温時1回転1周期信号Sを検出する(S=a’+b’・sinθ)。そして、ステップ212では、上記の方法により、高温時の1回転m周期信号のDC成分a’及びAC成分b’を検出する。
続いて、高温時1回転1周期信号の補正値の算出を行う。まず、ステップ221では温度変動による光源光量変化率Mを算出する。式(7a)(7b)と同様に、1回転周期信号の室温時と高温時の信号AC成分とDC成分の関係は以下のように表される。
Figure 0005693502
式(15a)(15b)より、Vを消去すると、下記のように式(16)が得られる。
Figure 0005693502
こうしてステップ202及び212にて検出した室温時及び高温時の1回転m周期信号のAC成分とDC成分から、光源光量変化率Mを算出することができる。次にステップ222では、V字突起の漏れ光量変化による信号AC成分変化Vを算出する。式(15a)に式(16)を代入し、Mを消去すると、下記のように式(17)が得られる。
Figure 0005693502
こうしてステップ202及び212にて検出した室温時及び高温時の1回転m周期信号のAC成分とDC成分から、V字突起の漏れ光量変化による信号AC成分変化Vを得ることができる。
最後に、高温時1回転1周期信号の補正を行う。まず、ステップ230にて、DC成分を0レベルに補正する。式(15b)にステップ201、221、222にて検出した室温時1周期信号DC成分a、光源光量変化率M、V字突起の漏れ光量変化による信号AC成分変化Vを代入すると、高温時1回転1周期信号のDC成分a’を検出できる。続くステップ230では、ステップ211にて検出した高温時1回転1周期信号Sから、高温時DC成分を減算し、式(18)に示すように、DC成分を0レベルに補正する。
Figure 0005693502
次に、ステップ240にて、DCレベルが補正された1回転1周期信号について、AC成分の補正を行う。高温時に対する室温時のAC成分の比率は、式(15a)より、b/(b/M−V)であるので、高温時AC成分を室温時に補正するためには、式(19)に示すように演算すればよい。
Figure 0005693502
以上より、計測開始前に回転円板を1回転させなくとも、任意の温度に対して電源投入直後から1回転1周期信号のDC成分を0レベルに補正し、AC成分を室温時AC成分に補正することが可能となる。その結果、エンコーダ環境温度が変化したとしても、角度誤差が発生することなく動作することができ、室温時と比べて検出分解能が低下せず、エンコーダの信頼性を向上させることができる。
また本実施形態では、スケール部にモニタトラックを設ける必要がなく、モニタトラック用の受光部を削減できるため、回転円板3を小型化でき、コスト低減が図られる。
1 発光部、 2 レンズ、 3 回転円板、 3a 1回転1周期正弦波トラック、
3b 1回転1周期余弦波トラック、 3c 1回転m周期トラック、
3d モニタトラック、 4 受光部、 5 演算部、 6 モータ軸、
7 V字突起、 71 V字溝、 8a 全反射光、 8b 透過光、
8c 先端漏れ光、 50,51 光学式エンコーダ

Claims (8)

  1. 光源を有する発光部と、
    発光部からの光を集光する光学系と、
    透過率が周期的に変化しているスケール部を有する回転円板と、
    回転円板を透過した光を受光する受光部と、
    受光部からの検出信号に基づいて、回転円板の回転角度を演算する演算部とを備え、
    スケール部は、回転円板の1回転で1周期の正弦波信号を発生する第1トラックと、回転円板の1回転で1周期の余弦波信号を発生する第2トラックと、回転円板の1回転でm周期(mは2以上の整数)の正弦波信号を発生する第3トラックと、光源光量を監視するためのモニタトラックとを有し、第1、第2および第3トラックは、断面V字状の突起または溝からなる遮光部の分布密度の変化によって透過光量を変調する機能を有しており、
    演算部は、モニタトラックからの検出信号を用いて得られる定常時の光源光量および環境変化時の光源光量から、動作環境の変化に起因した光源光量変化率Mを算出し、そして、該光源光量変化率Mおよび第3トラックからの検出信号を用いて、動作環境の変化に起因した遮光部の漏れ光量変化Vを算出することによって、検出信号のうち1回転1周期信号のAC成分およびDC成分を補正することを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 受光部は、第3トラックについて位相が互いに90度ずつ異なる0°,90°,180°,270°の信号を取得するように構成され、
    演算部は、0°信号と180°信号の差分から正弦波信号を、90°信号と270°信号の差分から余弦波信号を計算し、得られた正弦波信号と余弦波信号の二乗和を計算することによって、1回転m周期信号のAC成分を演算することを特徴とする請求項1記載の光学式エンコーダ。
  3. 演算部は、1回転m周期の定常時のAC成分、1回転m周期の環境変化時のAC成分、および前記光源光量変化率Mから、遮光部の環境変化時の漏れ光量変化Vを演算し、得られた環境変化時の光量変化率Mおよび漏れ光量変化Vから、1回転1周期信号の変化を補正することを特徴とする請求項1または2記載の光学式エンコーダ。
  4. 光源を有する発光部と、
    発光部からの光を集光する光学系と、
    透過率が周期的に変化しているスケール部を有する回転円板と、
    回転円板を透過した光を受光する受光部と、
    受光部からの検出信号に基づいて、回転円板の回転角度を演算する演算部とを備え、
    スケール部は、回転円板の1回転で1周期の正弦波信号を発生する第1トラックと、回転円板の1回転で1周期の余弦波信号を発生する第2トラックと、回転円板の1回転でm周期(mは2以上の整数)の正弦波信号を発生する第3トラックとを有し、各トラックは、断面V字状の突起または溝からなる遮光部の分布密度の変化によって透過光量を変調する機能を有しており、
    演算部は、定常時および環境変化時における第3トラックからの検出信号を用いて、動作環境の変化に起因した光源光量変化率Mおよび遮光部の漏れ光量変化Vを算出することによって、検出信号のうち1回転1周期信号のAC成分およびDC成分を補正することを特徴とする光学式エンコーダ。
  5. 受光部は、第3トラックについて位相が互いに90度ずつ異なる0°,90°,180°,270°の信号を取得するように構成され、
    演算部は、0°信号と180°信号の差分から正弦波信号を、90°信号と270°信号の差分から余弦波信号を計算し、得られた正弦波信号と余弦波信号の二乗和を計算することによって、1回転m周期信号のAC成分を演算することを特徴とする請求項記載の光学式エンコーダ。
  6. 受光部は、第3トラックについて位相が互いに90度ずつ異なる0°,90°,180°,270°の信号を取得するように構成され、
    演算部は、0°信号と180°信号の和、または90°信号と270°信号の和から、1回転m周期信号のDC成分を演算することを特徴とする請求項4または5記載の光学式エンコーダ。
  7. 演算部は、1回転m周期の定常時のAC成分およびDC成分、ならびに1回転m周期の環境変化時のAC成分およびDC成分から、環境変化時の光量変化率Mを検出することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の光学式エンコーダ。
  8. 演算部は、1回転m周期の定常時のAC成分およびDC成分、ならびに1回転m周期の環境変化時のAC成分およびDC成分から、遮光部の環境変化時の漏れ光量変化Vを演算することを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の光学式エンコーダ。
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