JP4022191B2 - 光学式エンコーダ及びその位置検出方法 - Google Patents

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本発明は、光学式エンコーダに関する。
光学式エンコーダは、サーボシステムなどにおいて、モータなどの物体の回転運動や並進運動を光学的に検出して、位置や速度を求めるために用いられる。光学式エンコーダは、発光部(発光ダイオードなど)、受光部(フォトダイオードなど)および両者の間を移動する可動コード板を含む。可動コード板には、遮光部と透過部などの2種の領域が交互に配置されたパターン(信号トラック)が設けられる。遮光部は、たとえば、ガラス板にCr蒸着で作成したパターンである。たとえば光学式ロータリーエンコーダでは、モータの回転軸に可動コード板である回転板が取り付けられる。信号トラックはスケールとして動作する。モータが回転し、発光部から出射する光が透過部を通って受光部に入射すると、入射光が電気信号に変換される。受光部からの信号を基に演算して、回転板の位置や速度が検出される。
サーボシステムにおける位置検出器であるエンコーダを広い温度範囲で安定して使用するためには、受光素子に入射する光レベルが温度変化に対して安定である必要がある。従来、サーミスタ等で温度をモニタし光量の補正を行う方式がとられていた。しかし、この方法は、部品点数が多くなりコストが高くなる、温度変化に伴うスケールの変化を間接的にしか検知できない、などの問題点があった。
このために、例えば特開平10−132613号公報に記載されるエンコーダでは、V字状溝のパターンを配置した信号トラックを設けた第1のスケールの他に、透過部と遮光部からなるパターンを設けたインデックスとしての第2のスケールが設けられる。第2のスケールは、透過部と遮光部からなるパターンを備え、第1のスケールからの屈折光による明暗縞が形成される位置に固定されている。第2スケールの透過部を通った光を受光素子で検出して、受光量の変動に基づきスケールの移動量を検出する。第1のスケールと第2のスケールが熱膨張係数の異なる材料で製造されている場合、温度変化時に測定精度が低下することが問題となる。そこで、第1のスケールに並行して基準板(透過領域)を設ける。第1のスケールと基準板をそれぞれ透過した光を検出し、検出波形を整形する。この方式は、スケールが樹脂等で製造されている場合でも温度変化時のスケールの膨張・収縮に対応できるものである。
特開10−132613号公報
しかし、特開平10−132613号公報に記載される光学式エンコーダでは、第1のスケールの他に第2のスケールが必要である。より簡便な構成の光学式エンコーダで温度変化を受けないようにすることが望ましい。
この発明の目的は、温度変化の影響を受けない出力信号を出力する光学式エンコーダを提供することである。
光学式エンコーダは、発光部と、発光部からの光をコリメートするレンズと、コリメートされた光を反射する形状を有するV字部の有無により反射/通過の変調用パターンが形成された信号トラック、幅の等しいV字部が隣接して一列に配列された遮光トラック、及び、コリメートされた光を透過する透過領域を設けた光学スケールと、信号トラック、遮光トラックおよび透過領域からの透過光をそれぞれ検知する受光部と、前記の受光部での各検知信号を基にスケールの位置検出を行う信号処理ユニットとを備える。前記信号処理ユニットは、透過領域からの光量と遮光トラックからの光量とを入力し両者を比較して、遮光トラックのV字部に入射した光の通過する割合を求め、次に、信号トラックからの光量を検出し、さらに遮光トラックのV字部に入射した光の通過する割合を基にして信号トラックからの光量を補正し、補正した信号トラックからの光量に基づいて光学スケールの位置を検出する。
光学スケールのV字部での通過率を直接検知するので、高精度で位置が検出できる。また、サーミスタなどが不要であるので、温度変化時での高精度の位置検出が低コストで実現できる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面を参照して説明する。なお、図面において、同じ参照記号は同一または同等のものを示す。
実施の形態1.
図1と図2は、本発明の実施の形態1による光学式ロータリーエンコーダの光学系の全体構成を示す。LEDなどの発光部(光源)1から出射された光は、集光レンズ2によりコリメートされ、光学スケール3に入射する。光学スケール3は、回転軸に取りつけられ、その回りを回転する可動円板である。光学スケール3はたとえば樹脂により製造される。光学スケール3の(たとえば図1では受光部側の)表面の一部分には、光学スケール3の移動方向(図1の場合ならば円周方向)に信号トラック30が形成されている。光学スケール3の信号トラック30を透過した光は、フォトダイオード(PD)などの受光部4により検出されて電気信号に変換される。この電気信号の演算処理により、光学スケールの位置、速度などが検出できる。
光学スケール3についてさらに説明すると、信号トラック30では、光の強度変調または遮光のため、多数のV字部(V字状の突起または溝)32からなるパターンが、光学スケールの移動方向にそって形成されている。図3はV字パターンの1例(側面と下面)とその信号波形を示す。V字部32の突起又は溝の2つの傾斜面は、光学スケール3の表面に垂直な面に対して(すなわちレンズ2によりコリメートされた光の入射方向に対して)対称的に設けられる。V字部32の傾斜角は、材料の屈折率nで決まる臨界角θc=sin-1(1/n)よりも大きい値、たとえば45°、に設定されている。傾斜角をたとえば45°に設定していると、V字部32に入射した光は2つの傾斜面で2回全反射されて、発光部1の方に戻る。このように、入射光は、光学スケール3のV字部32を透過しない。一方、V字部32以外に入射した光は光学スケール3を透過する。このように、信号トラック30ではV字部32の有無により遮光/透過の変調用パターンが形成される。
図3に示されるV字パターンの1例では、幅が一定の多数のV字部32を、間隔(スリットピッチ)を変化させて配列し、正弦波パターンとしている。スケール3が移動(図1ならば軸中心に回転)すると、信号トラック32のV字部以外の部分を透過した光は、強度変調された光信号としてフォトダイオードなどの受光部4に入射し、光電気変換されて電気信号となる。光学スケール3が移動するとき、受光部4で検出される電気信号の強度は正弦波となる。光学スケール3の移動位置は、この電気信号を基に検出される。図3には信号波形として正弦波パターンが示されているが、これはフォトダイオード受光面に照射された光の積分値である。
ここで、実際のV字部32における問題点を説明する。V字部32の傾斜角は理想的には一様な値であることが望ましい。しかし、実際上は成形の際の転写なまりにより、V字部32の先端に丸みが発生する。図4に、そのようなV字部32の1例を示す。V字部32の先端の丸み部分では、入射角が臨界角よりも小さくなっている。このため、入射光が反射されず、屈折されて透過して、漏れ光が発生する。また、光学スケール3の材料の屈折率の温度依存性により、V字部32における通過率は温度により変化する。図5は、1例として材料がポリカーボネートである場合の屈折率と温度の関係を示す。このような材料においては、高温ほど臨界角θcが小さくなり、V字部32での漏れ光が増加する。したがって、V字部32の通過率は温度が上がるほど大きくなるという温度特性を持つ。
図6は、光学スケールの材料の屈折率の温度依存性により、図3に示したV字パターンの信号トラック30を通過した光による信号強度の波形を示す。信号トラック30においてV字部32の占める割合が小さい位置(すなわちV字部の間隔が広い位置)では、温度変化時の変動が小さいが、V字部32の占める割合が大きい位置(すなわちV字部の間隔が狭い位置)では、温度が変化する時の変動が大きい。低温から高温に変化する際に、低温時の波形に比べて、高温時の波形のAC振幅が小さくなると共に、DCレベルが上昇する。
この課題を解決するため、本実施形態では、図2に示すように、スケール3に、信号トラック30の他に、V字パターンを全周に形成した遮光トラック31、及び、両トラック30,31の間のパターンを配置しない領域(パターンなし領域)33を設けた。なお、本実施形態では遮光トラック31は信号トラック30の内側に記載しているが、位置関係は逆でもよい。発光部1の位置は、出射光が信号トラック30、透過領域33、遮光トラック31にまたがって光学スケール3を照射するように設置される。受光部4は、信号トラック30、パターンなし領域33、遮光トラック31からの光をそれぞれ検知するフォトダイオード41(PD1)、フォトダイオード42(PD2)、フォトダイオード43(PD3)からなり、フォトダイオード41、42、43からの検知信号はそれぞれアンプ51、52、53により増幅される。信号処理ユニットとして動作するCPU6は、それらのアンプ51〜53で増幅された検知信号を入力して、それらの値を基にスケール3の位置を検出する。
遮光トラック31には、図7に示すように、全周に、等しいV字部32が密に隣接して1列に配列されている。遮光トラック31に垂直に入射した光は理想的にはV字パターンにより全て反射されて、遮光トラック31に入射した光が透過されない。しかし、V字部32の形状が理想的でない場合、遮光トラック31でも、V字部32での漏れ光が発生する。
さらに、光学スケール3に、V字パターンを配置しない領域(パターンなし領域33)を設ける。具体的には、このパターンなし領域33として、信号トラック30と遮光トラック31の間の領域を用いる。このパターンなし領域33は、入射光を透過する透過領域である。レンズ2からの入射光が、両トラック30、31及びパターンなし領域33を照射するので、遮光トラック31を透過した光と、パターンなし領域33を透過した光を比較することにより、V字部32のなまり部からの漏れ光レベル変化を得る。これにより、V字部32に入射した光の通過する割合(通過率)の変化を直接検知する。なお、転写なまりは各V字部32でほぼ一様であるので、各V字部32での通過率は一様であると仮定するが、光量補正が正確に行われれば、精度への影響は小さい。
運転時の位置検出の際には、アンプ52、53からのパターンなし領域33からの光量と遮光トラック31からの光量を比較して、V字部32のなまり部からの漏れ光レベルを求める。次に、アンプ51からの信号トラック30からの光量を、漏れ光レベルに対応して補正して、補正された信号を基にスケールの位置を検出する。
V字部32での通過率を基に信号トラック32からの信号波形を補正する方法として、種々の手法が可能である。樹脂製光学スケールの場合、温度依存性の影響が大きい。そこで、位置検出を高精度で行うため、信号トラック30の変調パターンに対応したデータの温度依存性を記憶する補正データベースを、CPU6内のメモリ(またはCPU4に接続される外部メモリ)に記憶しておく。この補正データベースは、図6に示した信号レベルのスケール位置依存性のデータを種々の通過率(温度)について記憶したものである。位置検出の前に、信号トラック30の変調用パターンに対応した信号のスケール位置に対する温度依存性を測定し、得られたデータを補正データベースに登録しておく。
位置検出の際は、CPU6は、遮光トラック31からの光量とパターンなし領域33からの光量を検出して両者を比較し、樹脂材料の屈折率変化によるV字32のなまり部からの漏れ光レベル変化を演算する(通過率演算処理)。(これにより得られるV字部32での通過率の演算結果から温度が推定される。)次に、V字部32での通過率と補正データベース(図6に示した波形特性)を基に、位置を算出する(位置算出処理)。ここで、アンプ51からの信号トラック30からの信号波形を補正し、補正された信号を基に位置を算出する。
具合的には、CPU6は、アンプ51,52,53からの出力信号を入力する。そして、アンプ52,53からの入力(すなわち、パターンなし領域33と遮光トラック31をそれぞれ透過した光量)を基に、パターンなし領域33からの光量と遮光トラック31からの光量を比較して、樹脂材料の屈折率変化によるV字のなまり部からの漏れ光レベル変化(通過率)を演算する。演算された通過率を基に、補正データベースを用いて、アンプ51からの信号トラック30からの信号波形を補正して、光学スケール3の位置を算出する。このように、V字部32での通過率変化を直接検知して、V字部の間隔により光変調させるパターン(たとえば図3)が形成された光学スケールについて高精度で位置を検出できる。
図8は、CPU6による上述のエンコーダ制御のフローチャートを示す。まず、オフラインの処理において、各温度での波形データを測定して、信号レベルとスケール位置依存性のデータを得て(S10)、補正データベースに登録しておく(S12)。
光学式エンコーダの運転の際には、遮光トラック31とパターンなし領域33の光量を測定し(S14)、V字部32での通過率を演算し(S16)、補正データベースに登録されているデータを参照して(S18)、測定データからスケール位置を検出する(S20)。
実施の形態2.
次に、発明の実施の形態2による光学式ロータリーエンコーダについて説明する。この光学式ロータリーエンコーダでは、樹脂製光学スケール3に形成された信号トラック30におけるV字パターンの形状が第1の実施の形態とは異なっている。光学式ロータリーエンコーダ全体構成は、その他の点では図1と図2に示した実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図9は、光学スケール3に形成された信号トラック30のV字パターンとその信号波形を示す。この信号トラック30は、V字の間隔を一定とし、V字の幅を変化させたものであり、その信号波形は正弦波である。光学スケール3が移動(図1ならば軸中心に回転)すると、信号トラック30を通過した光は、強度変調された光信号として受光部4に入射し、光電気変換されて電気信号となる。この電気信号を基に移動位置が検出される。図9には信号波形として正弦波パターンが示されているが、これはフォトダイオード受光面に照射された光の積分値である。
V字部32に入射した光の通過する割合(通過率)は、温度変化に伴う樹脂材料の屈折率変化によって変化し、信号特性が劣化する。この通過率の温度依存性により、信号トラック30を通過した光による信号レベルの波形は、温度が変化するとき、図10に示されるように変化する。信号トラック30においてV字部32の占める割合が小さい位置(V字幅が小さい位置)(図11参照)では通過率変化の影響は小さく、V字の占める割合が大きい位置(V字幅が大きい位置)(図12参照)では通過率変化の影響は大きい。一方、図13に示すように、V字幅が小の場合の方が先端なまりの比率は大きくなり、温度変化時の通過率変動も大きくなる。したがって、図10に示されるように、低温から高温に変化する際に、元の波形に対して、通過率のAC振幅はあまり変化せず、DCレベルが上昇する。
CPU6による位置検出の動作は実施の形態1と同様である。(CPU6による制御のフローチャートは図8と同様なので、説明を省略する。)すなわち、V字部32での通過率から温度を推定し、信号トラック30からの信号波形を補正する。この際にV字部の大きさに応じて、補正データベースに記憶されたデータ(図10に示される特性)が参照される。
具体的には、あらかじめ、信号トラック30の変調用パターンに対応した信号のスケール位置に対する温度依存性を測定し、補正データベースに記憶しておく。すなわち、この補正データベースは、図10に示した種々の温度における信号レベルのスケール位置依存性のデータを記憶したものである。測定の際には、パターンなし領域33からの光量と遮光トラック31からの光量を比較し、樹脂材料の屈折率変化によるV字のなまり部からの漏れ光レベル変化(通過率)を演算する。CPU6は、V字部での通過率を演算した結果と、信号トラック30の変調用パターンに対応した補正データベース(図10に示した波形特性に対応する)を基に、位置検出処理を行う。これにより、種々のV字パターンから成る信号トラックを設けた光学スケールについても高精度で位置検出できる。
なお、以上では光学式ロータリーエンコーダの実施形態について説明したが、本発明は、リニアエンコーダにも適用できることはいうまでもない。
光学式ロータリエンコーダーの図式的な斜視図 光学式ロータリエンコーダーの信号検出を説明するための図 信号トラックのV字パターンの1例とその信号強度波形の図 V字部の1例の断面図 ポリカーボネートの屈折率のグラフ 検出された信号レベルのスケール位置を示す図 遮光パターンの図 CPUによる制御のフローチャート 信号トラックのV字パターンの他の例とその信号強度波形の図 高温時と低温時の信号レベルの変化の1例のグラフ V字部の小さい場合における光通過状況を説明すための図 V字部の大きい場合における光通過状況を説明すための図 温度変化時の光通過率特性を説明するための図
符号の説明
1 発光部(光源)、 2 レンズ、 3 樹脂製光学スケール、 30 信号トラック、 31 遮光トラック、 32 V字部、 33 透過領域、 4 受光部、 6 CPU。

Claims (4)

  1. 発光部と、
    発光部からの光をコリメートするレンズと、
    コリメートされた光を反射する形状を有するV字部の有無により反射/通過の変調用パターンが形成された信号トラック、幅の等しい複数のV字部が隣接して一列に配列された遮光トラック、及び、コリメートされた光を透過する透過領域を設けた光学スケールと、
    信号トラック、遮光トラックおよび透過領域からの透過光をそれぞれ検知する受光部と、
    前記の受光部での各検知信号を基にスケールの位置検出を行う信号処理ユニットとを備え、
    前記信号処理ユニットは、透過領域からの光量と遮光トラックからの光量とを入力し両者を比較して、遮光トラックのV字部に入射した光の通過する割合を求め、次に、信号トラックからの光量を検出し、さらに遮光トラックのV字部に入射した光の通過する割合を基にして信号トラックからの光量を補正し、補正した信号トラックからの光量に基づいて光学スケールの位置を検出することを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 前記信号処理ユニットは、信号トラックの変調用パターンの位置に対応して検出される信号レベルの温度変化を補正データベースに記憶しておき、
    信号トラックからの光量を検出したとき、V字部に入射した光の通過する割合と補正データベースを基に位置検出を行うことを特徴とした請求項1に記載の光学式エンコーダ。
  3. 発光部と、
    発光部からの光をコリメートするレンズと、
    コリメートされた光を反射する形状を有するV字部の有無により反射/通過の変調用パターンが形成された信号トラック、幅の等しい複数のV字部が隣接して一列に配列された遮光トラック、及び、コリメートされた光を透過する透過領域を設けた光学スケールと、
    信号トラック、遮光トラックおよび透過領域からの透過光をそれぞれ検知する受光部と、
    前記の受光部での各検知信号を基にスケールの位置検出を行う信号処理ユニットとを備える光学式エンコーダの位置検出方法において、
    前記信号処理ユニットが、透過領域からの光量と遮光トラックからの光量とを検出し、両者を比較して、遮光トラックのV字部に入射した光の通過する割合を求め、
    次に、信号トラックからの光量を検出し、さらに遮光トラックのV字部に入射した光の通過する割合を基にして信号トラックからの光量を補正し、補正した信号トラックからの光量に基づいて光学スケールの位置を検出することを特徴とする光学式エンコーダの位置検出方法。
  4. 信号トラックの変調用パターンの位置に対応して検出される信号レベルの温度変化を補正データベースに記憶しておき、
    信号トラックからの光量を検出したとき、V字部に入射した光の通過する割合と補正データベースを基に位置検出を行うことを特徴とした請求項3に記載の位置検出方法。
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