JP5693242B2 - 先端部形成部材を備えたフランシス型水力タービンホイール及び該ホイールを使用して変動を低減する方法 - Google Patents

先端部形成部材を備えたフランシス型水力タービンホイール及び該ホイールを使用して変動を低減する方法 Download PDF

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Description

本発明は、主にホイールのクラウンを延長させる先端部形成部材を備えた水力装置のフランシス型ホイールに関する。又、本発明は、このホイールと相互作用する流れの変動を低減する方法にも関する。
水力タービン、特に、フランシス型タービンの分野においては、しばしば、「先端部(tip)」と呼ばれる軸対称の部材を有するホイールのクラウンの下流領域の装置が既に開示されており、その外部表面は、下流方向に低減する直径を有するホイールのクラウンのぬれ表面を延長させている。この部材又は「先端部」は、流れの案内をホイールの回転軸近傍にまで延長させている。同様に、タービンポンプ及びその他のパドルタービン内における案内部材又は先端部の使用法も既に開示されている。
既に開示されている水力タービンにおいては、ホイールを横断する流れは、一般に「トーチ(torch)」と呼ばれる渦巻き又は乱流現象を発生する可能性があり、これは、特定の負荷状態においては、「コルク栓抜き」の形態を有する。トーチの形態を有するこれらの乱流現象は、装置から水を供給されるネットワークの安定性と、装置の機械的出力と、に悪影響を及ぼす可能性のある、圧力又はパワーの変動を発生するという意味において、問題である。
ホイールの回転軸の方向においてそれぞれ収束及び発散する2つの表面を有する先端部の使用法が、特許文献1に既に開示されており、これによれば、乱流現象を大幅に制限することができる。しかしながら、特定の速度においては、乱流現象が依然として存在しており、従って、本発明は、これらの乱流現象を除去するか又は大幅に低減することができる代替解決手段を提案する。
また、垂直軸を有するフランシス型ホイール用の、底部から最上部へのフランシス型ホイールの先端部内で再循環をさせる先端部の形態を有する小直径ボアの構成が、特許文献2に既に開示されている。開口部を介して、所定量の水が、その先端部から排出され、開口部は、タービンを通過する一次流れによって下流方向に向かって偏向された噴流を構成し、先端部の子午線領域を包囲する流れのリングを構成する混合流ゾーンを、先端部の周りに形成する。このタイプの機能は、先端部による「ポンピング」効果が保証できないという意味において、常に有効ではない。
また、円錐形ホイールの先端部の下方における円筒形チューブの構成が特許文献3に既に開示されており、これは、このチューブの内部及び周りにおける水の循環方式に関する正確な知識を伴っていない。このチューブは、ホイール内におけるその通過の後に水を案内するように意図されており、設備の入口コンジット内において相当の高さにわたって延びている。このチューブは、一次流れがホイールを離脱するのに伴って一次流れの処理容積を制限し、この結果、この流れの速度と、その結果として、出力損失が増大する。リブが、チューブを、円錐形の先端部に機械的に接続しているが、これらのリブは、定量化対象である流れの経路に対して影響を与えない。更に、先端部で吊り下げられたチューブは、ホイールの全体サイズを大幅に増大させ、この結果、その使用場所におけるホイールの設置に困難を生じる。
国際特許出願公開第2005/038243号(WO−A−2005/038243) 米国特許出願公開第2758815号(US−A−2758815) 仏国特許出願公開第1,162,872号(FR−A−1,162,872)
本発明は、更に、新しいフランシス型ホイールを提案することにより、これらの欠点に対処することを目的としており、この新しいホイールは、タービン又はタービンポンプを備えることができ、この新しいホイールでは、タービンからの出口における乱流現象が最小化され、この部材の使用の結果として出力損失も増大しない。
以上から、本発明は、タービン又は水力タービンポンプ用のフランシス型ホイールに関し、このホイールは、クラウン上に配置された複数の羽根を有し、半径方向に羽根の内部においてホイールのクラウン又はハブの中央領域に取り付けられた先端部形成部材を備えており、クラウンは、羽根の間を通過する流れを案内するぬれ表面を形成し、先端部形成部材には、羽根の間を通過する流れの一部分をこの部材の内部容積に向かって分流する少なくとも1つの開口部が提供されている。このホイールは、先端部形成部材が、流れの一部分がそれに向かって分流される部材の内部容積を取り囲む円錐台の形態を有する環状スカートを有し、この部材の内部容積の内部に配置されると共に、内部容積に向かって分流される流れの一部分のための部材内の出口開口部を画定するスカートの、エッジまで延びる少なくとも1つのフィンが、流れを分流するための1つ又は複数の開口部を通ってこの内部容積に進入する流れの一部分の経路を、変更することができることを特徴とする。
本発明によれば、流れを分流する開口部を介して流れの一部分を案内することができ、この部分は、この部材又は先端部の内部に向かってホイールと相互作用することにより、トーチ又は乱流現象がその内部に形成される傾向を示すタービンの中央ゾーンに向かって、流れのこの一部分を再誘導できるようにする。換言すれば、フランシス型タービンホイールに取り付けられた場合に、先端部形成部材は、一次流れと同一の速度で運動していない所定量の水が、装置の中央ゾーン内に注入されるようにし、この注入によれば、乱流現象がその内部に生じる傾向を有するゾーンを「充填」することができる。1つ又は複数のフィンは、この部材の内部容積内に進入する流れの一部分に対して、出口開口部の直近まで継続的に働きかけることにより、効果的に経路を変更するが、その理由は、これらのフィンが、この開口部を画定するスカートの下側エッジまで延びているためである。流れのこの一部分に対するフィン及びスカートの作用の組合せにより、ホイールの回転軸に平行に観察した場合のスカートの高さを、部材が吸引チューブの内部のホイールのバンドの下側エッジを超えて延長できない地点に対して、相対的に低くすることができる。但し、水の一次流れが大きく乱されることはなく、タービンの出力も不都合なほどに低下することもない。又、この部材の形状は、この部材から排出される二次流れが、軸方向となり、その下流において、ホイールの回転軸の近傍に形成される傾向を有する乱流現象又は渦巻きに対して、効果的に作用することを確実にしている。
有利な、但し、必須ではない態様によれば、本発明によるホイールは、任意の技術的に許容可能な組合せにおいて、請求項2〜17の特徴的な機能のうちの1つ以上を内蔵することができる。
本発明は、また、水力装置のホイールと相互作用する流れの変動を低減する方法に関する。この方法によれば、この流れの一部分は、流れを分流するための1つ又は複数の前述の開口部を介して、前述のホイールに属する先端部形成部材の内部容積内に進入し、この流れの一部分の経路は、この部材のフィンによって変更され、流れのこの一部分は、この流れの一部分がこの部材から排出されるのに伴ってホイールの回転軸に対して平行な軸を有する略円筒形の容積の内部に案内されるように、この部材から軸方向の開口部を介して排出される。
本発明による部材の3つの実施例及び本発明によるフランシス型ホイールの2つの実施例は、例示を目的としたものであり、これに限定するものではないが、添付の図面を参照する以下の説明によって、本発明について更に十分に理解することができ、本発明のその他の関連する利点についても更に明らかとなろう。
本発明によるタービンホイールの軸方向の断面図である。 図1に示されているホイールの先端部を拡大した斜視図である。 異なる角度から観察した図2に示されている先端部の斜視図である。 図2及び図3に示されている先端部を縮小した平面図であり、ラインI−Iは、図1の先端部の断面を表している。 図4のセクションV−Vに沿った片側断面図である。 図4の矢印VIの方向に見た図である。 図6のラインVII−VIIに沿った断面図である。 第2の実施例による、先端部の図7に類似した断面図である。 第3の実施例による、先端部を備えた本発明による第2のタービンホイールの軸方向断面図である。 図9に示されているホイールの先端部の斜視図である。 図10に示されている部材の平面図である。 図11のラインXII−XIIに沿った断面図である。
図1に示されているフランシス型タービンホイール1は、ホイール1の回転の中心軸X1の周りに均等に離隔した羽根2を有する。クラウン3が、ホイール1の内部の上部及び半径方向の部分に提供され、バンド4が、羽根2の外部の下部及び半径方向の部分において境界をなしている。流路が、2つの隣接する羽根2のそれぞれのペアの間に生成されており、この流路は、クラウン3のぬれ表面31とバンド4のぬれ表面41によって画定されている。従って、流れEは、図示されてはいない交流発電機などのエネルギー変換装置に接続している図示されてはいないシャフトを駆動するように、ホイール1を通過し、これにより、ホイールの羽根2に作用して軸X1を中心としてホイール1を回転させることができる。
「先端部」を形成する部材10がクラウン3の下流領域32上に取り付けられている。この部材は、このクラウン3の内部容積V3に対する下流からのアクセスを部分的に遮断しているが、この容積は、一般に、部材10を定位置に配置する前には、ホイール1の取り付けのために、特に、前述のシャフトへの装着のために、アクセス可能な状態に留まることが必要とされる。
部材又は先端部10は、それ自体が部材10の中心軸を構成している軸X11にその中心を有するスカート11を有する。軸X1及びX11は、先端部10がホイール1上に取り付けられた場合に、一致する。実際に、スカート11は、円錐台の形状であり、軸X11を中心として回転対称である。
この説明においては、「高い」及び「低い」、「上部」及び「下部」という表現は、ホイール1が、垂直軸を有するタービン又はタービンポンプ内において使用される構成である場合のホイール1の各部分の向きに対応している。従って、「上部」部分は、「下部」部分の上方に位置する。
スカート11は、天井13に隣接した円形断面の円筒形壁を通って上方に延びており、天井13は、先端部10の内部容積V10を上向きの方向において閉じている。これらの要素11、12、及び13は、単一片として鋳造され、例えば、鋼などの金属によって、又は複合材料によって製造されている。
または、この代わりに、壁12は、円錐形であってもよく、基部に向かって収束又は発散することもできる。
天井13は、ホイール1のクラウン3上には示されていない固定手段が通過することができる開口部131によって貫通されている。この固定手段は、有利には、ボルト又はその均等物の形態を有する。図示されてはいない本発明の一態様によれば、天井13は、空気の通過のために又はホイール1をそのシャフトに装着するためのボルトへのアクセスのために、1つ又は複数のオリフィスによって貫通することができる。
壁12は、4つの開口部121によって貫通されており、これらの開口部により、流れEの一部分が先端部10の内部容積V10に向かって分流できる。開口部121のエッジが参照符号121Aによって示されており、このエッジと壁12の外部半径方向表面122の間の接合部のエッジが参照符号121Bによって示されている。エッジ121Aは、壁12と仮想的なシリンダの交差によって形成されている。または、この代わりに、このエッジ121Aは、壁12と仮想的な円錐の交差によって形成することもできる。
開口部121の中心軸、即ち、エッジ121Bの幾何学的重心を通過すると共にシリンダの又は前述の仮想的な円錐の胴部の軸に対して平行に方向付けされた軸が参照符号X121によって示されている。
エッジ121Bによって画定される開口部121の入口領域が参照符号S121によって示されている。この入口領域は、壁12の外部半径方向表面122内に配置されている。図1の右手の開口部121の入口領域S121の経路は、この図示には、真っ直ぐな破線によって表されている。
又、図1の面内の直線が参照符号D31によって示されており、これは、ホイールがタービンの一部として機能している場合に、軸X1の方向において、即ち、下流の方向において、ぬれ表面31を延長させている。直線D31は、クラウン3の下流領域32の近傍において表面31に正接している。
直線D31と図1の面内における中心軸X121の子午線投影の間の角度が参照符号θによって示されている。角度θは、軸X1との関係において、直線D31と図1の軸X121の経路の間の交点Pの半径方向外側において直線D31と図1の軸X121の経路によって画定された扇形として測定される。
この角度θは、厳密に90°未満の値を有するという意味において鋭角である。実際に、角度θは、80°未満の、好ましくは、60°未満の値を有する。約25°に等しい角度θにより、満足のゆく結果が得られた。
直線D31との関係における開口部121の中心軸X121の位置及び向きのおかげで、ぬれ表面31に沿って運動する流れEの一部分は、部材10の内部容積V10に向かって自然に流れる。
壁の外部半径方向表面122は、図1に示されている直線D31に対して平行になってはおらず、この結果、図1の面内の開口部121の入口領域S121の経路は、直線D31との間に非ゼロの角度φを形成する。
角度θ及びφの値を考慮することにより、容積V10に向かう二次流れE1の形態のこの流れEの一部分の分流が円滑に実行され、これにより、流れE1の速度が大きなものになるように、それぞれの開口部121の入口領域S121は、表面31をかすめる流れのEの一部分の経路上に存在することになる。
従って、開口部121は、二次流れE1の形態の流れEの一部分を容積V10に向かって分流するための開口部を構成している。
二次流れE1は、この流れE1が、羽根2との相互作用によってホイール1の回転に既に寄与したと見なすことができるように、羽根2の後縁21の下流において流れEから採取されている。換言すれば、流れE1が容積V10内に進入するという事実は、ホイール1の全体出力を低下させることがない。
天井13とは反対側のスカート11の自由端112は、部材10からの出口開口部14を画定しており、この出口開口部は、軸X11に中心を有し、この結果、垂直に横断する流れがこの軸に対して略平行になるという意味において「軸方向である」と表現することができる。開口部14は、軸X11に対して垂直の円板の形態を有する。
開口部14は、横断する流れが半径方向の成分をも保持するという意味において、部分的に「半径方向である」と表現することもできる。
部材10の内部容積V10は、最上部に向かって天井13によって閉じられたスカート11の内部半径方向容積であり、開口部14により、その側部エッジ112において画定されている。
軸X11の周りに均等に離隔した4つのフィン15が容積V10の内部に配置されている。それぞれのフィン15は、平らであり、軸X1との関係において半径方向面内において容積X10の内部に配置されている。換言すれば、図4及び図7の表現において、それぞれのフィン15は、軸X11との関係において略半径方向D15に延びている。
それぞれのフィン15は、壁12内を半径方向に通過することにより、スカート11を天井13に接続している。
それぞれのフィン15は、天井13からエッジ112まで延びており、直線状であると共に軸X11に対して垂直である直線状の後縁152によって終端されている。このエッジは、軸X11の方向において、即ち、部材10がホイール上に取り付けられた場合の軸X1の方向において、エッジ112から延びている。
それぞれのフィン15は、スカート11及び壁12から、軸X11の方向において、直線状であると共に軸X11に対して平行であるエッジ153まで延びている。異なるフィン15のエッジ153は、二次流れE1を分流するための部材を伴わないゾーンが容積V10の中心に配置されるように、相互に離隔している。
フィン15は、容積V10の内部において流れE1に対して影響を及ぼす唯一の部材である。具体的には、容積V10の中心ゾーンを占有する円錐形又は円形の部分が存在しておらず、これはまた、流れE1をこの中心ゾーンにおいて循環させる。
スカート11の外部半径方向表面が参照符号113によって示されている。表面113は、表面122を下方に延長させており、流れEを、ホイール1が属する設備の下流領域に向かって、具体的には、図示されてはいない入口コンジットに向かって案内するという役割を果たす。
壁12に開口部121があるので、羽根2と表面31及び41の間を通過する流れEの一部分は、前述のように、容積V10に進入し、次に、略軸X1に平行な方向に流れることができ、この結果、開口部14を介して部材10から排出される。従って、開口部121は、表面122及び133の近傍において流れEが通過するゾーンZ1が容積V10との連通状態にしている。
流れE1は、部材10を離脱するのに伴って、ホイール1の羽根2の下流に、バンド4の下側エッジ42の近くに位置する軸X1の近くのゾーンZ2の充填すなわち「スタッフィング(stuffing)」をさせる。このゾーンZ2は、図1には、灰色のシェーディングが施された領域として表現されている。流れE1は、部材10を離脱するのに伴って、方位成分を伴って略軸X1に平行な方向に誘導される。ゾーンZ2は、垂直軸を有する略円筒形の容積を構成しており、流れE1は、部材10を離脱するのに伴って、この内部を通過する。流れE1は、ゾーンZ2内において発生する傾向を有すると共に乱流現象を生成する能力を有する流量不足(flow deficit)を補う。流れE1の速度は、図1の軸方向の断面内における軸X121と直線D31との相対的な向きのために、流れEのものとの関係において相対的に大きいため、ゾーンZ2内における乱流現象を埋め合わせる効果が大きい。
部材10の内部容積V10内におけるその通過、特に、フィン15の作用を考慮することにより、流れE1は、一次流れEとは異なる速度を有し、この結果、乱流現象の抑圧効果が改善される。
それぞれの開口部121のエッジ121Aは、その軸X121上に中心を有し、その最大寸法が、垂直軸との関係において、即ち、先端部が設置された構成における軸X1及びX11との関係において、20°に等しい角度αだけ傾斜した直線D121に沿ってアライメントされた状態において、細長くなっている。角度αは、ホイール1の回転の公称比速度の関数として選択され、その値は、−90°〜90°、好ましくは、−75°〜−5°及び5°〜75°の範囲であってよい。
本発明におけるホイールの回転の公称比速度とは、ホイールが1メートルの落差において稼働しなければならず、1キロワットの出力を提供しなければならない場合におけるそのホイールの回転速度である。
更に、様々な開口部121の軸X121は、天井13に近づくのに伴って、軸X11との関係において発散し、この軸から自身を離隔させている。図1の面内における角度X121の投影と軸X11の間の角度βは、45°である。この値は、部材10の使用状態、特に、ホイール1の回転の比速度と、クラウン3の形状と、の関数として選択される。この値は、15°〜60°の範囲であってよい。
図7から理解されるように、開口部エッジ121の軸X121は、軸X11との関係において純粋に半径方向ではなく、開口部121の中心を通過する半径R12との間に20°の角度γを形成している。角度γの値は、部材10の使用状態の関数として、0°〜60°の間で選択できる。
フィン15は、ホイール1が回転している最中に流れE1が容積V10に進入した場合に、この流れの経路を変更させるように備えられており、流れの経路を変更させる。これらのフィンの形状は、部材10の使用状態に対して適合することができる。具体的には、これらは、必ずしも、平らにする必要はなく、軸X11との関係において半径方向面上にアライメントする必要はなく、または、固定する必要もない。
流れE1は、開口部12を通って容積V10に進入したら、開口部14に向かって天井13とエッジ112の間において先端部10の完全な高さにわたって延びているフィン15によって再誘導される。従って、容積V10内における流れE1の経路は、フィン15によって変更され、これらのフィンは、相対的に外部から中心に向かう向きから相対的に軸方向である向きに運動するように、流れE1を出口開口部14まで案内する。
フィンが開口部14のレベルまで延びているため、部材10の軸方向の高さH10は、軸X11に対して平行に見た場合に、部材10がホイール1を備えたフランシス型タービンの入口コンジット内に突出すことのできない位置に対して、比較的に低いものであってよい。実際に、エッジ112は、ホイール1の使用構成において、即ち、軸X1が垂直であり、ホイールが図1に示されているように設置された場合に、エッジ42の上方に位置する。高さH10は、好ましくは、エッジ112が、バンド4上における羽根2のそれぞれのものの下側の取り付け位置22の上方に位置するようになっている。
図示されてはいない本発明の一変形によれば、軸X11に対して平行に観察した場合のスカート11の高さを低減することができる。
入口領域S121の面積の合計は、開口部121の完成前の表面113及び122の合計面積の大きな比率を占めており、これは、流れE1の速度がゾーンZ2内の乱流現象を補うのに十分なものになることを確実にしている。実際に、領域S121の面積の合計は、表面113及び122の合計面積の25%以上であり、好ましくは、50%以上である。
図8に示されている本発明の第2の実施例において、第1の実施例のものに類似した要素は、同一の参照符号を有する。この実施例の部材又は先端部10も、ホイールを通過する流れを部材10の内部容積V10に向かって分流させるための開口部121が提供された壁12を有する。第1の実施例と同一の形状及び同一の機能を有する4つのフィンが提供されている。部材10は、開口部121を完全に又は部分的に閉じると共に、その場合に二次流れE1を制御することを目的として、図8に矢印F16によって示されているように、スカート11の中心軸X11を中心として回転する能力を有する4つの閉鎖手段16を備えている。閉鎖手段16は、部材10の天井の近傍において互いに一体であってよく、例えば、カプランタービンのブレードを動作させるための類似の技法を適用することにより、ホイールのクラウンの容積V3の内部に配置されたサーボモーターによって軸X11を中心として回転するように、制御することができる。
または、この代わりに、閉鎖手段16は、個別に制御することもできる。
具体的には、ホイール1がその公称速度において機能している場合には、閉鎖手段16によって開口部121を閉じることができる。実際に、通常、この速度においては、羽根2の形状により、乱流現象の形成が最小化される。
残りの部分については、この実施例の部材10は、以前の実施例と同様に機能し、特に、フィン15の作用に起因したその効率及び軸方向のコンパクトさの観点において、同一の利点を有する。
図9〜図12に示されている本発明の実施例において、第1の実施例のものに類似した要素は、同一の参照符号を有する。フランシス型のタービンホイール1は、クラウン3とバンド4の個々のぬれ表面31及び41の間に配置された羽根2を有する。この実施例における部材10も、ホイール1上における固定手段が通過するための開口部131によって貫通された天井13を有する。部材10には、この場合にも天井13の反対側において収束する円錐台形状のスカート11が提供されている。スカート11の対称軸X11の周りに90°で配置された4つのフィン15が、このスカートを天井13に対して接続しており、これにより、スカート11の上部エッジ111と円板の形態を有する天井13の外側半径方向エッジ132の間にギャップを維持している。この結果、部材10の周囲全体について延長する開口部121が形成されており、これは、前縁を形成するフィン15の外部半径方向エッジ151によって90°ごとに中断されている。
第1の実施例と同様に、フィン15は、部材10との関係において流れE1の排出のための開口部14のレベルまで延びている。それぞれのフィン15は、後縁152を有しており、この後縁は、スカート11の下部自由エッジ112から延びており、このスカートは、垂直である軸X11の方向において半径方向に開口部14を画定している。フィンのそれぞれのものは、天井13とエッジ152の間に延びる軸X11に対して平行なエッジ153を有する。
以前と同様に、開口部121の入口領域は、S121によって示されている。この入口領域は、エッジ151のレベルを除いて環状であり、図9及び図12の面内におけるその経路は、フィン15のエッジ151と一致する。または、この代わりに、領域S121は、円錐台形状であってもよい。
2つのフィン15の間に形成された開口部121の4つの部分のうちの1つのものの中心軸が参照符号X121によって示されている。又、以前の実施例と同様に、下流方向において、即ち、軸X1の方向において、図9の軸方向の断面内におけるぬれ表面31を延長させた直線が参照符号D31によって示されている。図9の子午線面内における直線D31と軸X121の投影の間の角度θは、鋭角であり、70°程度の値を有する。実際に、角度θの値は、30°〜80°の間で選択できる。
開口部121の入口領域S121は、直線D31との間に非ゼロの角度φを形成する。
以前の実施例と同様に、スカート11の外部表面は、参照符号113によって示されている。この表面は、主にクラウン3のぬれ表面31の延長部分内に配置されるように意図されており、これとの関係において下方に変位している。開口部121は、角度θ及びφの値から導出されるその向きにより、ホイール1を部材10の内部容積V10に向かって通過する流れEの一部分E1の機能を制御できるようにしている。従って、開口部121によれば、容積V10を通過する二次流れE1を形成するように、流れEの一部分を効果的に分流できる。次に、この二次流れE1は、その内部に乱流現象を形成する可能性が高いゾーンZ2に等しいゾーンを充填するように、スカート11の下側エッジ112によって画定された軸方向の開口部14を通って容積V10から排出することができる。二次流れE1は、部材10から排出されるのに伴って、軸X1に対して略平行に誘導される。角度φの値も、この結果に寄与する。
二次流れE1が容積V10内において分流されたら、フィン15は、第1の実施例とほとんど同様の方式により、このフローに対して作用し、これを出口開口部14の方向に誘導し、これにより、これに対して方位成分を提供する。
この実施例においては、フィン15は、平らであり、図11の面内において、軸X11との関係において半径方向D15に方向付けされている。但し、これらは、その他の形状及びその他の向きを有することもできる。
この実施例においては、フィン15は、第1の実施例における壁12などの壁を使用することなしに、スカート11及び天井13を接続している。二次流れE1を分流するというその機能に加えて、フィン15は、部材10の部分11及び13の間における接続アームの役割を果たしている。
図示されてはいない本発明の一変形によれば、軸X1及び設置構成における部材10と一致するスカート11の対称軸X11に対して平行に観察した場合の開口部121の高さH121は、タービンの動作点の関数として変化できる。従って、スカート11の上部エッジ111と天井13のエッジ132の間の距離は、カプランタービンのブレードを調節するように使用されるものと同一タイプのサーボモーターによって調節することができる。
領域S121の面積は、2×π×R111×H121に略等しく、ここで、R111は、エッジ111の半径である。この面積は、スカート11の外部表面113の面積の約50%を占めており、この割合は、高さH121が調節可能である場合には、必要に応じて変化させることができる。この割合は、部材10の設計選択肢の関数として、20%〜80%の間に位置する。
図示されてはおらず、すべての実施例と関係する本発明の別の態様によれば、フィン15のうちの1つ以上をスカート11との関係において運動させることができる。この結果、これらの動作をホイール1の動作点において流れE1に対して適合させることができる。
検討対象の実施例とは無関係に、フィン15の数は、先端部10の使用状態の関数として選択することができる。これは、1及び4を下回る又は4を上回るものであってよい。
図示されてはおらず、すべての実施例に適用可能な本発明の別の変形によれば、フィン15は、部材10の内部容積V10の中心部分内において隣接することができる。換言すれば、フィンは、相互に接触でき、この結果、これらのエッジ153は、一致させることができる。この場合には、これらは、開口部14に向かう二次流れE1の循環のための平行流路を形成する。
以上において参照した様々な実施例の技術的な特徴は、1つに組み合わせることができる。
本発明による部材は、タービンポンプに装備されたホイール上に取り付けることができる。ポンプモードにおいて使用される場合には、流れは、図面に矢印E及びE1によって表されているものとは反対の方向に発生し、第2の実施例を参照して説明したように、ホイールが最適な稼働状態にある場合に開口部121を閉鎖できることが重要である。
本発明は、ホイール1上における取り付けのために天井13が提供された部材10によって示されている。この種の天井は、必須ではなく、開放しているか又は開放していないかを問わず、例えば、フランジなどの、ホイールのクラウン又はハブ上におけるその他の接続部品によって置換することができる。
本発明は、ホイールのクラウン3にボルトによって締結された部材10によって示されている。この部材は、例えば、溶接などの異なる手段によってホイールに装着することもできる。
本発明は、ホイール1のクラウンに装着されるように意図された部材10によって示されている。これは、先端部形成部材がホイール1と一体の部分をなし、それが延長させているクラウン3と一体である場合にも、適用できる。
最後に、本発明は、特許文献1の技術的記述内容と組み合わせることができる。
又、本発明は、バンドを伴わない特殊なフランシス型ホイールと見なすことができ、その内部において羽根が固定ケーシングとの関係において回転するプロペラ型のホイールに適用することもできる。

Claims (19)

  1. タービン又は水力タービンポンプ用のフランシス型ホイール(1)であって、
    前記ホイールが、クラウン(3)上に配置された複数の羽根(2)を有し、前記ホイールの前記クラウン又はハブの中心領域(32)であって前記羽根の半径方向内側に取り付けられた先端部形成部材(10)を備え、
    前記クラウンが、前記羽根の間を通過する流れ(E)を案内するぬれ表面(31)を形成し、
    前記先端部形成部材が、前記流れの一部分(E1)を前記部材の内部容積(V10)に向かって分流する少なくとも1つの開口部(121)を備える、
    ホイール(1)であって、
    前記先端部形成部材(10)が、前記部材の前記内部容積を収容すると共に前記流れの前記一部分(E1)が前記部材の前記内部容積に向かって分流される、円錐台形状の環状スカート(11)を有し、
    前記部材の前記内部容積(V10)内に配置され、前記内部容積(V10)に向かって分流される前記流れの前記一部分(E1)のために前記部材(10)から出口開口部(14)を画定する前記スカート(11)のエッジ(112)まで延びる少なくとも1つのフィン(15)が、前記流れ(E)を分流する1つ又は複数の前記開口部(121)を通ってこの内部容積に進入する前記流れの前記一部分(E1)の経路を変更することができ、
    前記流れ(E)を分流する前記少なくとも1つの開口部(121)の形態の、選択的(F16)な閉鎖手段(16)を有する、
    ことを特徴とする、ホイール。
  2. 前記1つのフィン(15)又は前記フィンのそれぞれが、後縁(152)を備え、前記後縁(152)が、前記ホイール(1)の回転軸(X1)の方向に前記出口開口部(14)を画定する前記スカート(11)の前記エッジ(112)から延び、前記後縁(152)が、回転軸(X1)に対して垂直である、ことを特徴とする、請求項1に記載のホイール。
  3. 前記スカート(11)の前記エッジ(112)が、前記ホイールのバンド(4)の下側エッジ(42)の上方に位置するものであって、前記バンド(4)上の前記羽根(2)の下側の取り付け位置(22)の上方に位置する、ことを特徴とする、請求項1〜2のいずれか一項に記載のホイール。
  4. 前記部材(10)の前記内部容積(V10)の内部の前記流れの前記一部分(E1)に対して作用する1つ又は複数の部材が、前記1つ又は複数のフィン(15)によって形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のホイール。
  5. 各フィン(15)が、前記ホイール(1)の前記回転軸(X1)に対して平行である自由エッジ(153)を備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のホイール。
  6. 前記フィン(15)が、前記部材(10)の前記内部容積(V10)の中心部分に隣接することを特徴とする、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のホイール。
  7. 前記ホイールの前記回転軸(X1)に関して子午線面内の、前記開口部(121)の中心軸(X121)の投影が、前記回転軸(X1)と同一の面内の下流方向で、前記回転軸(X1)の方向で、前記クラウン(3)の前記ぬれ表面(31)を延長する直線(D31)と、鋭角(θ)を形成することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のホイール。
  8. 前記中心軸(X121)と前記直線(D31)の間の前記角度(θ)は、80°未満であることを特徴とする、請求項7に記載のホイール。
  9. 前記中心軸(X121)と前記直線(D31)の間の前記角度(θ)は、60°未満であることを特徴とする、請求項7に記載のホイール。
  10. 前記1つのフィン(15)又は前記フィンのそれぞれが、前記部材(10)を前記ホイール(1)の前記クラウン又は前記ハブに接続する部分(13)に対して、前記スカート(11)を接続することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のホイール。
  11. 前記1つのフィン(15)又は前記フィンのそれぞれが、前記スカート(11)の中心軸(X11)に関して半径方向(D15)に延びていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のホイール。
  12. 分流用の1つの前記開口部(121)又は分流用のそれぞれの前記開口部が、前記先端部形成部材(10)の円筒形又は円錐台形の壁(12)に形成されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のホイール。
  13. 分流用の1つの前記開口部(121)又は分流用のそれぞれの前記開口部が、細長くなっており、前記開口部の最大寸法(D121)が、前記先端部形成部材(10)の中心軸(X11)に関して−90°〜90°の範囲の角度(α)だけ傾斜している、請求項1〜12のいずれか一項に記載のホイール。
  14. 分流用の1つの前記開口部(121)又は分流用のそれぞれの前記開口部が、細長くなっており、前記開口部の最大寸法(D121)が、前記先端部形成部材(10)の中心軸(X11)に関して−75°と−5°の間の範囲又は5°と75°の間の範囲の角度(α)だけ傾斜している、請求項1〜12のいずれか一項に記載のホイール。
  15. 前記流れを分流する前記開口部(121)が、前記スカート(11)と、前記部材(10)を前記ホイールの前記クラウン(3)又は前記ハブと接続する部分(13)と、の間において、前記部材(10)の周囲全体にわたって延びていることを特徴とする、請求項1〜10のうちのいずれか一項に記載のホイール。
  16. 前記ホイール(1)の前記クラウン(3)又は前記ハブに対する前記スカート(11)の位置(H121)が、前記部材(10)が前記ホイール上に配置された場合に垂直方向に調節できることを特徴とする、請求項15に記載のホイール。
  17. 前記流れを分流する1つ又は複数の前記開口部(121)の1つ又は複数の入口領域(S121)の面積の合計が、前記先端部形成部材(10)の外部表面(113、122)の面積の25%以上である、請求項1〜16のいずれか一項に記載のホイール。
  18. 前記流れを分流する1つ又は複数の前記開口部(121)の1つ又は複数の入口領域(S121)の面積の合計が、前記先端部形成部材(10)の外部表面(113、122)の面積の50%以上である、請求項1〜16のいずれか一項に記載のホイール。
  19. 水力装置の、請求項1〜18のいずれか一項に記載のホイールと相互作用する流れ(E)の変動を低減する方法であって、前記流れを分流するための1つ又は複数の前記開口部(121)を介して、前記流れの一部分(E1)をホイール(1)に属する先端部形成部材(10)の前記内部容積(V10)内に進入させる工程を伴い、前記流れの経路が、前記部材の前記フィン(15)によって変更され、前記流れのこの一部分が、軸方向の開口部(14)を介してこの部材から排出され、前記流れのこの一部分(E1)が、この部材から排出されるときに、前記ホイールの回転軸(X1)に対して平行な軸を有する円筒形の容積(Z2)の内部に誘導されることを特徴とする、方法。
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