JP4094495B2 - フランシス形ランナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フランシス形ランナに係り、特にランナベーンの形状に改良を加えて損失を低減させたフランシス形ランナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フランシス形ランナを適用する水力機械では、図15に示すように主軸(回転軸)1の一端にランナ2を備え、その他端に発電電動機等の駆動機3を備えている。
【0003】
また、この種の水力機械は、ランナ2の外側に渦巻状のケーシング4を備え、この渦巻状のケーシング4から内径側(主軸側)に向ってステーベーン5とガイドベーン6とを備えている。
【0004】
また、この種の水力機械は、ランナ2を構成するランナベーン7の頭部側、底部側両端縁をクラウン8とバンド9とで支持させ、ランナベーン7を支持するクラウン8とバンド9との外側を上カバー10と下カバー11とで包囲形成するとともに、下カバー11に連接して吸出し管12を備えている。
【0005】
このような構成を備える水力機械において、例えば水車運転時、渦巻状のケーシング4からステーベーン5、ガイドベーン6を介して流れる水(動力水)は、ここで負荷に応じて流量調整が行われた後、ランナベーン7を回転させ、その際に発生する動力(回転トルク)を主軸1に与えて駆動機3を駆動している。
【0006】
ランナベーン7に回転力を与えて動力を発生させた水(動力水)は、ランナベーン7を出た後、吸出し管12を介して下池(図示せず)に集められる。
【0007】
なお、ポンプ水車においては、夜間のように電力需要が少ないときなどに、下池に集められた水を上述の経路とは逆に、吸出し管12、ランナベーン7、ガイドベーン6、ステーベーン5、渦巻状のケーシング4を経て上池(図示せず)に戻し、次の発電運転に備える揚水運転が行われている。
【0008】
ところで、水のエネルギを動力に変換するランナ2は、図16に示すように、頭部側をリング状に形成するクラウン8で支持させ、底部側を吸出し管側に向って絞り状に形成するバンド9で支持させるランナベーン7をクラウン8およびバンド9に対して環状列に配置している。
【0009】
図16,図17,および図18を用いて従来の水力機械におけるランナベーン7の形状を説明する。
【0010】
図16は、ランナ2を外周側から見た側面図であり、図17はこのランナ2のクラウンを取り除き、各ランナベーン7の形状を上方から見た場合の模式平面図である。これらの図に示したランナ2においては、各ランナベーン7における水車運転時の前縁13の形状をバンド側付け根部分14よりもクラウン側付け根部分15を水車運転時の回転方向にずらすとともに、水車運転時の前縁13が湾曲16となるように構成としている。(例えば、特許文献1参照。)なお、以下で単に「前縁」、「後縁」と記するときは水車運転時の前縁、後縁を表すものとする。
【0011】
すなわち、この従来技術においては、主軸1(回転軸)の回転中心CLを中心とする円筒面にランナベーン7の前縁13を投影した場合に、回転中心CLをz軸とし、ランナ2の水車運転時の回転方向をθの正方向とした円柱座標系にて、バンド側付け根部分14にてθ=0とした場合にクラウン側付け根部分15のθ(つまり図16における主軸と平行な仮想線ILの位置でのθ)が正の値を持つとともに、湾曲16は、クラウン8側をzの正方向とした場合にバンド側付け根部分14からクラウン側付け根部分15にかけて、
【数17】
Figure 0004094495
を満たすように構成されている。
【0012】
また、図18は、従来技術によるランナ2のバンドを取り除き、各ランナベーン7の形状を下方から見た場合の模式平面図である。すなわち、図18は、ランナベーン7を主軸1(回転軸)の回転中心CLに垂直な平面に投影した投影図の、ランナベーン7の後縁側を示している。なお、図18において、図16および図17と同一の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0013】
図18に示したとおり、従来のランナ2においてランナベーン7の後縁19は、回転中心CLに垂直な平面に投影した場合、主軸1(回転軸)の回転中心CLから半径方向への直線RLに一致するように構成されるのが通常である。
【0014】
通常、ランナ2の製造は、鋳造やランナベーン7をクラウン8およびバンド9に溶接して行われるため、ランナベーン7の取り付け角度は、定格(設計)流量の場合を基に決定されることが多い。
【0015】
しかし、負荷の変動があるとランナ2に流入する水の流量はガイドベーン6によって調節されて増減変動するため、ランナベーン7の前縁13にて水の流入角度が変化する。このときのランナベーン7の前縁13近傍での流れを図19により以下に説明する。
【0016】
図19はガイドベーン6からランナベーン7に流れる水を模式的に示したベクトル(速度三角形)線図である。
【0017】
図19中、Uはランナベーンの周方向速度、Vは絶対速度、Wはランナベーン7に対する相対速度である。
【0018】
今、同一落差運転状態では、ガイドベーン6の開度を大きくすることにより流量が大きくなるが、ランナベーン7に流入する水はガイドベーン6に沿って流れるため、ランナベーン7に向う流入角αが大きくなり、またランナベーン7に向う相対流入角βも大きくなる。
【0019】
ところが、ガイドベーン7の開度が小さくなると、水の流量が設計点よりも少なくなるので、ランナベーン7に向う水の流入角αが小さくなり、またランナベーン7に向う水の相対流入角βも小さくなる。
【0020】
このように、水の流量の増減によってランナベーン7に入ってくる水の相対流入角βが設計点での水の流入角から著しくずれると、大流量時、ランナベーン7の負圧面17側で、また小流量時、ランナベーン7の圧力面18側のバンド近傍で圧力低下や剥離によるキャビテーションが発生する。
【0021】
また、水車部分負荷運転になると、ガイドベーン6で流路が絞られ、水の流量が定格時(設計点)に較べて相対的に少なくなるのに対し、ランナベーン7の流入面積や回転速度は一定である。このため、ランナベーン7に流れる水は、負圧面17側に流れ、剥離やキャビテーションが発生する。
【0022】
このような問題点を解決する手段として、従来、ランナベーン入口のクラウン側付け根部分やバンド側付け根部分のそれぞれに鋭い後退角を持った先細状の張り出し部を設ける技術(例えば、特許文献1参照)や、あるいはランナベーン入口のバンド側を回転方向に対して前進させる技術(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
【0023】
【特許文献1】
特開平10−318117号公報
【0024】
【特許文献2】
特公平1−29989号公報
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術は、キャビテーションの抑制に対し、ある程度の効果を奏するものの、流量が定格(設計点)から大幅にはずれた運転点ではキャビテーションが発生し効率が低下するという問題点があった。
【0026】
また、図20は、図16に示した従来のランナ2の水車運転時におけるランナベーン7の負圧面17側での圧力分布を示す図である。図20にて、ランナベーン7における水車運転時の水流は、前縁13側から後縁19側に向かう流れであり、符号14はバンド側付け根部分、符号15はクラウン側付け根部分、符号EPは等圧力線を表しており、図20から従来のランナ2ではランナベーン7における負圧面17のバンド側付け根部分14の周囲に例えば符号Xで示したような圧力のひずみが現れていることがわかる。このような圧力ひずみは、この周囲の流れが乱れて流線SFLと異なる方向の速度成分を持つこと、いわゆる二次流れによる損失が発生していることを示しているが、このような二次流れによる損失は水車効率向上に悪影響を与えることが知られている。
【0027】
最近のフランシス形ランナでは、水のエネルギを有効活用するという観点からも水車効率の向上が求められており、キャビテーションや二次流れの発生をより一層抑制することが重要となっている。
【0028】
本発明はこのような背景に基づいてなされたもので、ランナベーンの形状に改良を加えることにより、二次流れの発生をより一層抑制し、効率の高いフランシス形ランナを提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、頭部側をクラウンで支持し、底部側をバンドで支持したランナベーンを備えたフランシス形ランナにおいて、前記ランナベーンは、水車運転時の前縁の少なくとも前記バンド側を湾曲させて水車運転時の回転方向に凸に形成し、かつ前記前縁上にて当該前縁と前記バンドとの交点を通り当該フランシス形ランナの回転軸に平行な直線から水車運転時の回転方向への距離が極大となる点である前縁極大点が、当該前縁上の前記バンドと前記クラウンの間に存在するように構成されることを特徴とする。
【0030】
また、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、請求項1記載の発明において更に、前縁上にて当該前縁とバンドとの交点を通り当該フランシス形ランナの回転軸に平行な直線から水車運転時の回転方向への距離が極小となる前縁極小点を前縁極大点よりクラウン側に更に有することを特徴とする。
【0031】
さらに、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項3に記載したように、請求項1または2に記載した発明において更にバンド端部から前縁極大点までの回転軸方向の距離をPとし、バンドとクラウンの回転軸方向の距離をBとしたとき、前記前縁極大点の回転軸方向の位置を、
【数18】
0.25B≦P≦0.75B
の範囲に設定したことを特徴とする。
【0032】
また、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項4に記載したように、請求項1乃至3に記載した発明において更に、回転軸の中心点と前縁極大点を結ぶ直線と、前記回転軸の中心点と水車運転時の前縁とバンドとの交点とを結ぶ直線とが回転軸に垂直な投影面でなす角度をθ度とし、ランナベーンの枚数をZrとするとき、角度θを、
【数19】
Figure 0004094495
の範囲に設定したことを特徴とする。
【0033】
さらに、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項5に記載したように、請求項1乃至4に記載した発明において更に、回転軸の中心点と水車運転時の前縁とクラウンとの交点を結ぶ直線と、回転軸の中心点と水車運転時の前縁とバンドとの交点を結ぶ直線とが回転軸に垂直な投影面でなす角度をθとし、ランナベーンの枚数をZrとするとき、角度θを、
【数20】
Figure 0004094495
の範囲に設定したことを特徴とする。
【0034】
また、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項6に記載したように、頭部側をクラウンで支持し、底部側をバンドで支持したランナベーンを備えたフランシス形ランナにおいて、前記ランナベーンの水車運転時の前縁は、当該フランシス形ランナの回転軸を中心とする円筒面に当該前縁の形状を投影したとき、当該フランシス形ランナの回転軸を、クラウン側を正としたz軸とし、θの正方向を水車運転時の回転方向とした円柱座標系にて、少なくとも前記バンド側で、
【数21】
Figure 0004094495
を満たすとともに、当該円柱座標系にて、
【数22】
Figure 0004094495
となるzを前記バンド端と前記クラウン端の間に持つように構成されることを特徴とする。
【0035】
さらに、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項7に記載したように、請求項6に記載の発明において更に、
【数23】
Figure 0004094495
となるzは、バンド端をz=0とし、クラウンとバンドのz軸方向の距離をBとすると、
【数24】
0.25B≦z≦0.75B
を満たすことを特徴とする。
【0036】
また、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項8に記載したように、請求項6または請求項7に記載の発明において更に、バンド端をθ=0とした場合、
【数25】
Figure 0004094495
となるθは、ランナベーンの枚数をZrとするとき、
【数26】
Figure 0004094495
の範囲であることを特徴とする。
【0037】
さらに、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項9に記載したように、請求項6乃至請求項8に記載の発明において更に、バンド端をθ=0とし、ランナベーンの枚数をZrとしたとき、クラウン端のθを、
【数27】
Figure 0004094495
の範囲としたことを特徴とする。
【0038】
また、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項10に記載したように、頭部側をクラウンで支持し、底部側をバンドで支持したランナベーンを備えたフランシス形ランナにおいて、前記ランナベーンの水車運転時の後縁は、当該フランシス形ランナ回転軸に垂直な投影平面にて、前記クラウン側で当該フランシス形ランナの水車運転時の回転方向に凹、前記バンド側で前記回転方向に凸となるS字曲線状に形成されたことを特徴とする。
【0039】
さらに、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項11に記載したように、請求項10に記載の発明において更に、回転軸に垂直な投影平面にて、回転中心を原点0とし、半径方向をr、当該ランナの回転方向をθの正方向とし、クラウン側つけ根部分におけるθ座標を0とした極座標を用いるとき、
水車運転時の後縁は前記投影平面にてrに関するθの極小値と極大値を備え、
ランナベーンの枚数をZrとすると、前記極小値は
【数28】
Figure 0004094495
を満たし、かつ前記極大値は、
【数29】
Figure 0004094495
を満たすことを特徴とする。
【0040】
また、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項12に記載したように、頭部側をクラウンで支持し、底部側をバンドで支持したランナベーンを備えたフランシス形ランナにおいて、前記ランナベーンの水車運転時の後縁は、当該フランシス形ランナの回転軸に垂直な投影平面にて、回転中心をr=0,回転方向をθの正方向とした極座標を用いるとき、クラウン端側で
【数30】
Figure 0004094495
となり、かつバンド端側で、
【数31】
Figure 0004094495
となるように構成されることを特徴とする。
【0041】
さらに、本発明に係るフランシス形ランナは、上述の目的を達成するために、請求項13に記載したように、請求項12に記載の発明において更に、
【数32】
Figure 0004094495
となる2つのθはそれぞれ、ランナベーンのクラウン端をθ=0とし、ランナベーンの枚数をZrとしたとき以下の式で与えられることを特徴とする。
【0042】
【数33】
Figure 0004094495
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るフランシス形ランナの実施の形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
【0044】
図1および図2は、本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態を示す概略図である。なお、図1は、ランナの外周側から見たランナの側面図であり、図2は、クラウンを取り除いてクラウン側から見たランナベーンの平面図である。
【0045】
本実施の形態に係るフランシス形ランナは、ランナ20を構成し環状列に配置されるランナベーン21、21の頭部側と底部側とのそれぞれをクラウン22およびバンド23とで支持させる一方、ランナベーン21、21の前縁(入口縁端)24,24を水車運転時の回転方向に凸となる湾曲27に形成し、かつ当該湾曲27となるように形成された前縁24上にて、バンド側付け根部分26からの水車運転時の回転方向についての周方向距離が極大となる点である前縁極大点Mの位置Pを、バンド側付け根部分25とクラウン側付け根部分26との間に位置させたものである。すなわち本実施の形態は、バンド側付け根部分25とクラウン側付け根部分26を結ぶ直線SLに対して、前縁24をランナ20の水車運転時の回転方向に向って突き出た位置に膨出させたものである。
【0046】
より詳しく記述するために、主軸(回転軸)28の回転中心CLをz軸(クラウン側が正)とし、水車運転時の回転方向にθが正となるような円柱座標系を導入すると、本実施の形態における前縁24を半径一定の円筒面に投影した場合、当該前縁24の投影曲線は、
【数34】
Figure 0004094495
をバンド側付け根部分25側で満たすとともに、バンド側付け根部分25のz座標をz=0とし、クラウン側付け根部分26のz座標をz=Bとすると、前縁24の投影曲線は、0<z<Bにおいて、
【数35】
Figure 0004094495
となるzの値を有する、すなわち、バンド側付け根部分25とクラウン側付け根部分26との間で上式を満たす点を有するものである。そして、上式を満たす前縁24上の点が上述の前縁極大点Mに相当する。
【0047】
なお、図1および図2において、符号29はランナベーン21,21の正圧面を、符号30はランナベーン21,21の負圧面をそれぞれ示している。
【0048】
このような形状のランナベーン21,21を組み込んだ本実施の形態に係るフランシス形ランナに対し、図16〜図18に示した従来のフランシス形ランナはランナベーン7の前縁13を湾曲16に形成したものであり、本実施の形態のように前縁極大点Mをバンド側付け根部分14とクラウン側付け根部分15との間に有するように構成していない。このため、図20に示した従来のランナベーン7では、負圧面のバンド側付け根部分14近傍の特に前縁24側において圧力のひずみが生じている。
【0049】
本実施の形態に係る、上述のような前縁極大点Mを備える前縁24を有するランナベーン21を有するランナ20について、前述の図20と同様に水車運転時の負圧面30における圧力分布を解析により求めた図を図3として示す。なお図3において、符号24は前縁24,符号25はバンド側付け根部分,符号26はクラウン側付け根部分,符号SFLは流線、符号EPは等圧力線を示している。
【0050】
図3に示したように、本実施の形態によれば、ランナベーン21の前縁24を、前縁極大点Mを有する湾曲27に形成したことにより、図20でバンド側付け根部分14の前縁13側に見られた圧力ひずみが認められず、流線SFLと異なる方向の流れがほとんど発生しないことがわかる。すなわち、本実施の形態によれば、ランナベーン21の負圧面30側で二次流れによる損失の発生が抑制できるため、水車効率が上昇する。また、負圧面30側で圧力のひずみがないことから、部分負荷運転時の水車効率を向上させることが可能となる。
【0051】
なお、図1に示した本実施の形態においては、バンド側付け根部分25とクラウン側付け根部分26とを結ぶ直線SLは、主軸(回転軸)28の回転中心CLと平行となっているが、水車容量(出力)の大小などの条件によっては平行にならない場合もあり得る。この場合を本実施の形態の変形例として図4により説明する。なお、図4において、図1および図2と同一の構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0052】
図4に示したように本変形例においては、バンド側付け根部分25とクラウン側付け根部分26とを結ぶ直線SLが主軸(回転軸)28の回転中心CLと平行となっていない点が図1に示したものと異なる。そして、このような構成とした場合であっても、図3に示したものと同様に負圧面における圧力分布にひずみ等は見られず、二次流れの発生を抑制することができる。
【0053】
以上示したように、本実施の形態はランナベーン21の前縁24の形状を、水車運転時の回転方向に凸となる湾曲27に形成し、かつ当該湾曲27となるように形成された前縁24上にて、バンド側付け根部分26からの水車運転時の回転方向についての周方向距離が極大となる点である前縁極大点Mの位置Pを、バンド側付け根部分25とクラウン側付け根部分26との間に位置させたものであるが、この前縁24の形状の詳細について以下に説明する。
【0054】
上述した前縁極大点Mの位置Pは、バンド側付け根部分25とクラウン側付け根部分26との間に位置させればよいが、位置Pの高さ方向、すなわち図1あるいは図4において主軸(回転軸)28の回転中心CLをz軸(クラウン側が正)とし、水車運転時の回転方向にθが正となるような円柱座標系における前縁極大点Mのz座標P(z)について説明する。
【0055】
図5は、前縁極大点Mの位置Pのz座標P(z)を横軸にとり、これを種々変更した場合のランナ20の損失を示したグラフである。なお、図4に示したように、ランナ20のバンド端とクラウン端とのz軸方向の距離をBとしている。
【0056】
図5に示したように、前縁極大点Mの位置Pのz座標P(z)を、バンド側付け根部分25におけるz座標をz=0と定めたとき、
【数36】
0.25B≦P(z)≦0.75B
とすることによって、ランナ20の損失低減効果が十分に得られることがわかる。
【0057】
次に、前縁極大点Mの位置Pのうち、同様な円柱座標系における周方向位置、つまりθについて以下に説明する。
【0058】
図6は、図2で示した平面図をランナベーン1枚について拡大した平面図である。なお、図6においてランナベーンの後縁側については省略してある。図6において、符号Oは主軸(回転軸)28の回転中心CLを示し、Qはバンド側付け根部分25の位置を示している。なお、図2と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、図2においては、直線SLは回転中心CLと平行に形成されていたが、図6はこれに限るものではない。
【0059】
図6においても、水車運転時の回転方向をθの正方向として定義しており、バンド側付け根部分25の位置Qのθ座標Q(θ)を0とし、前縁極大点Mの位置Pのθ座標P(θ)はθとしている。
【0060】
図7は、前縁極大点Mの位置Pのθ座標P(θ)、つまりθを横軸にとり、これを種々変更した場合のランナ20の損失を示したグラフである。なお、図7において、Zrは図1もしくは図4におけるランナ20の枚数を表している。
【0061】
図7に示したように、前縁極大点Mの位置Pのθ座標P(θ)=θを、バンド側付け根部分25の位置Qにてθ=0とした場合、
【数37】
Figure 0004094495
の範囲とすることによって、ランナ20の損失低減効果が十分に得られることがわかる。
【0062】
さらに、図4に示したように、バンド側付け根部分25とクラウン側付け根部分26とを結ぶ直線SLが主軸(回転軸)28の回転中心CLと平行とならない場合に、これらの周方向位置について以下に説明する。
【0063】
図8は、図2で示した平面図をランナベーン1枚について拡大した平面図である。なお、図8においてランナベーンの後縁側については省略してある。図8において、符号Oは主軸(回転軸)28の回転中心CLを示し、Qはバンド側付け根部分25の位置、またRはクラウン側付け根部分26の位置を示している。なお、図2と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、図2においては、直線SLは回転中心CLと平行に形成されていたが、図8はこれに限るものではない。
【0064】
図8においても、水車運転時の回転方向をθの正方向として定義しており、バンド側付け根部分25の位置Qのθ座標Q(θ)を0とし、クラウン側付け根部分26の位置Rのθ座標R(θ)をθとしている。
【0065】
図9は、バンド側付け根部分25の位置Qのθ座標Q(θ)、つまりθを横軸にとり、これを種々変更した場合のランナ20の損失を示したグラフである。なお、図9において、Zrは図1もしくは図3におけるランナ20の枚数を表している。
【0066】
図9に示したように、クラウン側付け根部分26の位置Qのθ座標Q(θ)=θを、バンド側付け根部分25の位置Qにてθ=0とした場合、
【数38】
Figure 0004094495
すなわち、
【数39】
Figure 0004094495
とすることによって、ランナ20の損失低減効果が十分に得られることがわかる。
【0067】
但し、上述のように本実施の形態においては前縁極大点Mをその周方向位置P(θ)がバンド端付け根部分25とクラウン端付け根部分26との間になるように設けるものであるため、前縁極大点Mの周方向位置P(θ)=θとクラウン側付け根部分6の位置Qのθ座標Q(θ)=θとの間には、
【数40】
θ>θ
なる関係があるのが通常である。
【0068】
しかしながら、
【数41】
θ≦θ
の場合であっても本実施の形態を適用することができる。この場合を別の変形例として図10を用いて説明する。
【0069】
図10は、本実施の形態の別の変形例を示すフランシス形ランナに関するランナ外周側から見た側面図である。なお、図10において、図1、あるいは図4と同一の構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0070】
本変形例においては、ランナベーン21の前縁24上にて、バンド側付け根部分26からの水車運転時の回転方向についての周方向距離が極大となる点である前縁極大点Mと、この前縁極大点Mよりもクラウン側に、バンド側付け根部分26から水車運転時の回転方向についての周方向距離が極小となる点である前縁極小点SM1とを更に備えて構成されている。本変形例においても同様に主軸(回転軸)28の回転中心CLをz軸(クラウン側が正)とし、水車運転時の回転方向にθが正となるような円柱座標系を導入すると、ランナベーン21の形状を半径一定の円筒面に投影した場合の前縁24の投影曲線は、バンド側付け根部分25からθが回転方向に凸に形成され、前縁極大点Mと全縁極小点SMとの間にθに関する変曲点を有するものである。そして前縁24の投影曲線はこの変曲点よりもクラウン22側にかけて回転方向に凹な曲線として構成される。
【0071】
このような構成とすることによって、クラウン側付け根部分26の位置Rのθ座標を前縁極大点Mの位置Pのθ座標よりも大きくとることができるとともに、図1や図3に示したランナ20と同様にランナベーン21の負圧面30における圧力のひずみの発生を抑えて、二次流れを抑制して損失を低減することができる。
【0072】
以上詳述したように、本実施の形態は、ランナベーン21の前縁24の形状を、少なくともバンド23側で水車運転時の回転方向に凸となる湾曲27に形成し、かつ当該湾曲27となるように形成された前縁24上にて、バンド側付け根部分26からの水車運転時の回転方向についての周方向距離が極大となる点である前縁極大点Mの位置Pを、バンド側付け根部分25とクラウン側付け根部分26との間に位置させたものであり、特に、ランナベーン21の前縁形状を上述の各式で表されるような構成とすることでランナ20内の二次流れを抑制し、損失を低減して性能を向上させることができる。
【0073】
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0074】
図11は本発明の第2の実施の形態を説明する図であり、ランナのうちバンドを取り除き水車出口側(バンド側)から見たランナベーンの平面図である。なお、図11において、図1,図2と同一の構成については同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0075】
本実施の形態はランナベーン21の後縁31の形状に係るものであり、ランナベーン21の水車運転時の後縁31は、主軸(回転軸)28の回転中心CLに垂直な平面への投影面にて、クラウン側付け根部分26(内周側)で水車運転時の回転方向に凹な形状とし、バンド側付け根部分25(外周側)にて回転方向に凸な形状となるS字曲線状に形成したものである。
【0076】
すなわち、主軸(回転軸)28の回転中心CLに垂直な平面における回転中心CLの位置を原点Oとし、半径方向をr、ランナ20の水車運転時の回転方向をθの正方向とした極座標を考えたとき、ランナベーン21の後縁31の投影曲線は、クラウン側付け根部分26側で、
【数42】
Figure 0004094495
となり、かつバンド側付け根部分25側で、
【数43】
Figure 0004094495
となるように構成される。そしてこの投影曲線は好ましくは上記のいずれの部分においても
【数44】
Figure 0004094495
となる、rに関するθの極値を持つように形成される。これらの極値となる点が図11で示したθの極小点M、および極大点SMであり、後縁31は全体としてS字曲線SCに構成されている。すなわち、本実施の形態においては、ランナベーン21の後縁31は上式を満たし、かつrに関するθの変曲点を持つものである。
【0077】
第1の実施の形態で説明したように、前縁24を湾曲27に形成し、前縁極大点Mを設けることで、ランナベーン21の負圧面30のバンド側付け根部分25近傍に発生する圧力のひずみを抑えることが可能であるが、ランナベーン21の圧力分布はランナベーン21全体の形状で決まるものである。そこで本実施の形態ではさらに、ランナベーン21の後縁31の形状を最適化することにより、圧力のひずみの発生をより一層抑え、損失を低減するものである。従って、第1の実施の形態と本実施形態を組み合わせることによって最適化されたランナベーン21を得ることができるが、本実施の形態のみであっても、第1の実施の形態と同様に、ランナベーン21の負圧面30における圧力のひずみの発生を抑制することができる。
【0078】
さらに図12を用いてこれらの極小点M、極大点SMの位置について説明する。図12は図11と同様、バンドを取り除き水車出口側(バンド側)から見たランナベーンの平面図である。なお、図11と同一の部分については同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0079】
すなわち図12はランナベーン21の後縁31を主軸(回転軸)28の回転中心CLに垂直な平面に投影した投影図に相当するものであるが、本図において、主軸(回転軸)28の回転中心CLに垂直な平面における回転中心CLの位置を原点Oとし、半径方向をr、ランナ20の水車運転時の回転方向をθの正方向とした極座標を考える。このときクラウン側付け根部分26におけるθ座標を0とし、極小点M1、極大点SM1におけるθ座標をそれぞれθc,θbとする。なお、ランナベーン21の後縁は回転軸に垂直な投影平面上にて、クラウン側付け根部分26とバンド側付け根部分25との円周方向位置を同一にすることが一般的であることから、図12においてもバンド側付け根部分25のθ座標は、クラウン側付け根部分26のθ座標(=0)と等しくしている。つまり、図12に示したように、本実施の形態においては、後縁31を主軸(回転軸)28の回転中心に垂直な平面に投影した場合、クラウン側付け根部分26とバンド側付け根部分25が回転中心CLを通る半径方向の直線HL上に存在し、回転中心CLと極大点SM1を通る直線と直線HLとのなす角がθb,回転中心CLと極小点M1を通る直線R2Lと直線HLのなす角がθcとなっている。
【0080】
図13は、このθとθをそれぞれ横軸および縦軸に取った場合の等損失曲線を図示した等損失曲線である。図13において、Zrはランナ20が有するランナベーンの枚数であり、点線は等損失曲線で周辺部よりも内側にいくほど損失が小さくなっていることを示している。この図から、θ,θをそれぞれ、
【数45】
Figure 0004094495
の範囲とすることによって、十分な損失低減効果が得られることがわかる。
【0081】
本実施の形態においては、主軸(回転軸)28の回転中心に垂直な投影平面にて、極小点Mは後縁31が水車運転時の回転方向θに関して凹形状となっている部分に設けられ、極大点SMは水車運転時の回転方向θに関して凸形状となっている部分に設けられて全体としてS字曲線SCに構成されているので、これらを換言すると、後縁31は主軸(回転軸)28の回転中心に垂直な投影平面にて、
【数46】
Figure 0004094495
となる点を
【数47】
Figure 0004094495
の条件を満たす2箇所有するものである。
【0082】
図14はこのように構成した後縁31と、第1の実施形態で示した前縁極大点Mを有する湾曲27に形成した前縁24を有するランナベーン21の水車運転時の負圧面30における圧力分布を解析した結果を示すものである。図14において、図1、図3、図4、および図12と同一の構成については同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0083】
図14は第1の実施の形態と第2の実施の形態を組み合わせて実施したものであるが、図3で示した第1の実施の形態の解析結果と比べても、等圧力線EPのひずみが抑制されており、二次流れの発生を低減して流線SFLに沿った流れが実現できていることがわかる。また、特に後縁31側の圧力分布が緩やかになっていることからも、部分負荷運転に適したランナが実現されていることがわかる。
【0084】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明に係るフランシス形ランナは、ランナベーンにおける前縁あるいは後縁の形状を改良することによって、負圧面における圧力分布を適正化し、二次流れを抑制して水車効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態を示すもので、ランナの外周側から見たランナの側面図。
【図2】本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態を示すもので、ランナのうちクラウンを取り除いてクラウン側から見たランナベーンの平面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るフランシス形ランナのランナベーンにおける負圧面の圧力分布を示す概念図。
【図4】本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態を示すもので、ランナの外周側から見たランナの側面図。
【図5】本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態において、ランナベーンの前縁極大点の高さ方向位置を変化させた場合のランナ損失変化を示す線図。
【図6】本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態を示すもので、クラウンを取り除いてクラウン側から見たランナベーン形状の概略部分図。
【図7】本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態において、ランナベーンの前縁極大点の周方向位置を変化させた場合のランナ損失変化を示す線図。
【図8】本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態を示すもので、クラウンを取り除いてクラウン側から見たランナベーン形状の概略部分図。
【図9】本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態において、バンド側付け根部分とクラウン側付け根部分の周方向位置を変化させた場合のランナ損失変化を示す線図。
【図10】本発明に係るフランシス形ランナの第1の実施の形態の変形例を示すもので、ランナの外周側から見たランナの側面図。
【図11】本発明に係るフランシス形ランナの第2の実施の形態を示すもので、バンドを取り除いて水車出口側(バンド側)から見たランナベーンの平面図。
【図12】本発明に係るフランシス形ランナの第2の実施の形態を示すもので、バンドを取り除いて水車出口側(バンド側)から見たランナベーンの平面図。
【図13】本発明に係るフランシス形ランナの第2の実施の形態において、後縁の極小点の周方向位置と極大点の周方向位置によるランナ損失線図。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るフランシス形ランナのランナベーンにおける負圧面の圧力分布を示す概念図。
【図15】従来のフランシス形ランナを示す概略組立図。
【図16】従来のフランシス形ランナを、ランナの外周側から見たランナ側面図。
【図17】従来のフランシス形ランナにおいて、クラウンを取り除いてクラウン側からみたランナベーンの平面図。
【図18】従来のフランシス形ランナにおいて、バンドを取り除いてランナ出口側から見たときのランナベーンの平面図。
【図19】従来のフランシス形ランナにおいて、ガイドベーンからランナベーンに流れる水を模式的に示したベクトル線図。
【図20】従来のフランシス形ランナにおける負圧面の圧力分布を示す概念図。
【符号の説明】
1 主軸
2 ランナ
3 駆動機
4 ケーシング
5 ステーベーン
6 ガイドベーン
7 ランナベーン
8 クラウン
9 バンド
10 上カバー
11 下カバー
12 吸出し管
13 前縁
14 バンド側付け根部分
15 クラウン側付け根部分
16 湾曲
17 負圧面
18 正圧面
19 後縁
20 ランナ
21 ランナベーン
22 クラウン
23 バンド
24 前縁
25 バンド側付け根部分
26 クラウン側付け根部分
27 湾曲
28 主軸
29 正圧面
30 負圧面
31 後縁
32 反転部
33 張出し部

Claims (13)

  1. 頭部側をクラウンで支持し、底部側をバンドで支持したランナベーンを備えたフランシス形ランナにおいて、前記ランナベーンは、水車運転時の前縁の少なくとも前記バンド側を湾曲させて水車運転時の回転方向に凸に形成し、かつ前記前縁上にて当該前縁と前記バンドとの交点を通り当該フランシス形ランナの回転軸に平行な直線から水車運転時の回転方向への距離が極大となる点である前縁極大点が、当該前縁上の前記バンドと前記クラウンの間に存在するように構成されることを特徴とするフランシス形ランナ。
  2. 前縁上にて当該前縁とバンドとの交点を通り当該フランシス形ランナの回転軸に平行な直線から水車運転時の回転方向への距離が極小となる前縁極小点を前縁極大点よりクラウン側に更に有することを特徴とする請求項1記載のフランシス形ランナ。
  3. バンド端部から前縁極大点までの回転軸方向の距離をPとし、バンドとクラウンの回転軸方向の距離をBとしたとき、前記前縁極大点の回転軸方向の位置を、
    Figure 0004094495
    の範囲に設定したことを特徴とする請求項1または2記載のフランシス形ランナ。
  4. 回転軸の中心点と前縁極大点を結ぶ直線と、前記回転軸の中心点と水車運転時の前縁とバンドとの交点とを結ぶ直線とが回転軸に垂直な投影面でなす角度をθ度とし、ランナベーンの枚数をZrとするとき、角度θを、
    Figure 0004094495
    の範囲に設定したことを特徴とする請求項1乃至3記載のフランシス形ランナ。
  5. 回転軸の中心点と水車運転時の前縁とクラウンとの交点を結ぶ直線と、回転軸の中心点と水車運転時の前縁とバンドとの交点を結ぶ直線とが回転軸に垂直な投影面でなす角度をθとし、ランナベーンの枚数をZrとするとき、角度θを、
    Figure 0004094495
    の範囲に設定したことを特徴とする請求項1乃至4記載のフランシス形ランナ。
  6. 頭部側をクラウンで支持し、底部側をバンドで支持したランナベーンを備えたフランシス形ランナにおいて、
    前記ランナベーンの水車運転時の前縁は、当該フランシス形ランナの回転軸を中心とする円筒面に当該前縁の形状を投影したとき、当該フランシス形ランナの回転軸を、クラウン側を正としたz軸とし、θの正方向を水車運転時の回転方向とした円柱座標系にて、少なくとも前記バンド側で、
    Figure 0004094495
    を満たすとともに、当該円柱座標系にて、
    Figure 0004094495
    となるzを前記バンド端と前記クラウン端の間に持つように構成されることを特徴とするフランシス形ランナ。
  7. 請求項6に記載のフランシス形ランナにおいて、
    Figure 0004094495
    となるzは、バンド端をz=0とし、クラウンとバンドのz軸方向の距離をBとすると、
    Figure 0004094495
    を満たすことを特徴とするフランシス形ランナ。
  8. 請求項6または請求項7に記載のフランシス形ランナにおいて、バンド端をθ=0とした場合、
    Figure 0004094495
    となるθは、ランナベーンの枚数をZrとするとき、
    Figure 0004094495
    の範囲であることを特徴とするフランシス形ランナ。
  9. 請求項6乃至請求項8に記載のフランシス形ランナにおいて、バンド端をθ=0とし、ランナベーンの枚数をZrとしたとき、クラウン端のθを、
    Figure 0004094495
    の範囲としたことを特徴とするフランシス形ランナ。
  10. 頭部側をクラウンで支持し、底部側をバンドで支持したランナベーンを備えたフランシス形ランナにおいて、前記ランナベーンの水車運転時の後縁は、当該フランシス形ランナ回転軸に垂直な投影平面にて、前記クラウン側で当該フランシス形ランナの水車運転時の回転方向に凹、前記バンド側で前記回転方向に凸となるS字曲線状に形成されたことを特徴とするフランシス形ランナ。
  11. 請求項10に記載のフランシス形ランナにおいて、回転軸に垂直な投影平面にて、回転中心を原点0とし、半径方向をr、当該ランナの回転方向をθの正方向とし、クラウン側つけ根部分におけるθ座標を0とした極座標を用いるとき、
    水車運転時の後縁は前記投影平面にてrに関するθの極小値と極大値を備え、
    ランナベーンの枚数をZrとすると、前記極小値は
    Figure 0004094495
    を満たし、かつ前記極大値は、
    Figure 0004094495
    を満たすことを特徴とするフランシス形ランナ。
  12. 頭部側をクラウンで支持し、底部側をバンドで支持したランナベーンを備えたフランシス形ランナにおいて、前記ランナベーンの水車運転時の後縁は、当該フランシス形ランナの回転軸に垂直な投影平面にて、回転中心をr=0,回転方向をθの正方向とした極座標を用いるとき、クラウン端側で
    Figure 0004094495
    となり、かつバンド端側で、
    Figure 0004094495
    となるように構成されることを特徴とするフランシス形ランナ。
  13. 請求項12に記載のフランシス形ランナにおいて、
    Figure 0004094495
    となる2つのθはそれぞれ、ランナベーンのクラウン端をθ=0とし、ランナベーンの枚数をZrとしたとき以下の式で与えられることを特徴とするフランシス形ランナ。
    Figure 0004094495
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