JP5230568B2 - ランナ及び流体機械 - Google Patents

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Description

本発明は、遠心型のフランシス水車やポンプなどに取り付けられるランナ及びこれを備える流体機械に関する。
フランシス水車や遠心ポンプなどでは、効率向上のために、流路を形成するベーンについて様々な改善が試みられている。例えば、ポンプ水車のランナについて、ベーンの前縁部に後面に沿って流れる水流の剥離を防止するための膨らみ部を設けた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このランナでは、上記膨らみ部によって、流体の剥離の発生を防止して水力効率の向上を図ることが可能であるとされている。
特開平11−343955号公報
しかしながら、特許文献1のようなベーンでは、膨らみ部のような局所的に変化するような部材形状が必ず要求されるので、最適な部材を決定するのが困難であり、また、目標とする部材形状に加工、寸法管理することも困難であった。また、局所的な流れの改善であるため、水車等の特性への影響は限定的であった。このため、局所的に変化するような部材形状が要求されることなく、損失を抑えて効率向上が図れるベーン形状の開発が望まれていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ベーン間を流れる流体の損失を抑えて効率向上を図ることが可能なランナ及び流体機械を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明は、回転軸に固定される略円盤状のクラウンと、該クラウンの一面に放射上に複数設けられたベーンとを有し、前記クラウンと隣り合う二つの前記ベーンとによって径方向に沿って流路が複数形成されたランナであって、前記ベーンは、前記流路の入口側となる一端部から中央に向かって次第に厚肉となって最大厚さとなるとともに、最大厚さとなる位置から前記流路の出口側となる他端部に向かって次第に薄肉となるように形成され、最大厚さとなる位置での厚さが平均厚さに対して1.5倍以上となるように設定されていることを特徴とする。
また、上記のランナにおいて、前記最大厚さとなる位置は、前記一端部からの距離が、ベーン全長に対して20%以上60%以下となる範囲に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、ベーンの厚さが、流路の入口側となる一端部から中央に向かって次第に厚肉となって平均厚さの1.5倍以上となる最大厚さとなることで、ベーン間の流路面積は、入口よりも最大厚さとなる位置と対応する位置で小さくなる。これにより、流路に入口から流入する流体の流れは、入口からベーンが最大厚さとなる位置と対応する位置に向かって増速流れとなる。このため、入口近傍から出口に向かって発達する境界層を抑制することができ、これにより効率向上を図ることができる。
また、上記のランナにおいて、前記流路は、入口からの距離が流路全長に対して35%となる位置での流路面積が、入口での流路面積に対して85%以下となるように設定されていることが好ましい。
この構成によれば、ベーン間の流路が、入口からの距離が流路全長に対して35%となる位置で、入口に対して85%以下となる流路面積であることで、入口から出口に向かっての境界層発達をより効果的に抑制することができる。
また、上記のランナにおいて、前記ベーンが中空に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、ベーンが中央で厚肉となっても、中空に形成されていることで、軽量化を図ることができ、ランナ全体の重量低減、製作・組立コストの低減を図ることができる。
また、本発明の流体機械は、上記のランナと、該ランナが取り付けられた回転軸とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、上記ランナによって損失を抑えて流路に流体を流通させることができ、効率の向上を図ることができる。
本発明のランナによれば、ベーン間を流れる流体の損失を抑えて効率向上を図ることができる。
また、本発明の流体機械によれば、効率良く稼動させることができる。
本発明の実施形態の水車の側断面図である。 本発明の実施形態のランナの詳細を示す正断面図である。 本発明の実施形態のランナにおいて、ベーン形状の詳細を示す拡大した正断面図である。 本発明の実施形態のランナにおいて、流路形状の詳細を示す拡大した正断面図である。 比較例のランナの詳細を示す正断面図である。 実施例及び比較例のランナにおいて、ベーンの厚さ分布を表わすグラフである。 実施例及び比較例のランナにおいて、流路面積分布を表わすグラフである。
本発明に係る実施形態について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、流体機械の一例としてフランシス形の水車を示している。図1に示すように、水車1は、主軸となる回転軸2と、回転軸2の先端に設けられたランナ10と、ランナ10の外周側に設けられて流体である用水Wを送り込むスパイラルケーシング3と、スパイラルケーシング3とランナ10とを接続するスピードリング4と、回転軸2の先端側に同軸配置されてランナ10から放出された用水Wを導水するドラフトチューブ5とを備える。回転軸2の基端には、図示しないが発電機が設けられており、回転軸2の回転により発電することが可能となっている。
スパイラルケーシング3は、渦巻き状に配設されており、断面略円管状に形成されて、内部が、用水Wが流れる案内流路3aとなっている。案内流路3aは、周方向に下流側へ向かうにつれて断面積が小さくなるように形成されている。また、スパイラルケーシング3には、外部と接続された図示しない用水取込口が設けられているとともに、内周側で環状に開口しスピードリング4と接続された用水送出口3bが設けられている。
また、スピードリング4は、略環状で、内部を案内流路4aとしており、流通する用水Wを整流するためのステーベーン6が設けられている。複数のステーベーン6は、それぞれ、放射状に等ピッチで配設され、流入する用水の流れ角度に合わせて旋回方向に傾くように配設されている。また、スピードリング4と、内周側のランナ10との間には、複数枚のガイドベーン7が周方向に沿って複数枚配列している。各ガイドベーン7は、当該ガイドベーン7に設けられた回転軸7aを中心として開放位置と閉塞位置との間で回動可能に構成されている。そして、各ガイドベーン7は、位置調整駆動部7bにより開放位置と閉塞位置との間で回動することで、スパイラルケーシング3の内部からランナ10に流入する用水Wの流量を調整することが可能となっている。
また、図1及び図2に示すように、ランナ10は、回転軸2に同軸として固定される略円盤状のクラウン11と、該クラウン11の一面11aに複数設けられたベーン12と、略環状でクラウン11と対向配置されてベーン12と接続されたシュラウド13とを備える。複数のベーン12は、放射状に等ピッチで配設され、ランナ10に流入する用水の流れ角度に合わせて外周側で旋回方向に傾くように配設されているとともに、内周側に向かうに従って次第に旋回方向への傾きが強くなるように配設されている。そして、クラウン11と、隣り合う二つのベーン12と、シュラウド13によって囲まれる空間を流路14として構成している。このため、流路14は、複数枚のベーン12によって複数設けられ、径方向に沿って外周側を入口14a、内周側を出口14bとして、外周側から内周側に向かうに従って次第に旋回方向に傾くように形成されている。また、クラウン11の一面11aは、外周側で回転軸2に直交する平面に概略沿うように形成されているとともに、径方向内周側に向かうに従って次第に回転軸2に沿うように湾曲形成され、シュラウド13も対応して湾曲形成されている。このため、流路14は、入口14a側となる外周側から、出口14b側となる内周側に向かうに従って、径方向から軸方向へと向かうように湾曲形成されおり、流路14を流通する用水Wは、ベーン12に圧力を作用させることでランナ10を回転させつつ内周側に位置する出口14bから軸方向に沿って放出されて、ドラフトチューブ5へと流入する。なお、ランナ10の軸方向先端側には、錐状のコーン8が設けられており、該コーン8によって、ランナ10の流路14から放出される用水Wがドラフトチューブ5へと案内される。
次に、ランナ10のベーン12及び流路14の形状の詳細について説明する。
図3に示すように、ベーン12は、軸方向視して、円弧状に形成された流路14の入口14a側となる一端部12a及び出口14b側となる他端部12bと、一端部12aと他端部12bとを連続した曲面で接続し、湾曲形成された正圧面部12c及び負圧面部12dとを有する。ベーン12は、正圧面部12cと負圧面部12dとによって規定される厚さが、一端部12aから中央に向かって次第に厚肉となって最大厚さTmaxとなるとともに、最大厚さTmaxとなる位置Pから流路14の出口14b側となる他端部12bに向かって次第に薄肉となるように形成されている。そして、最大厚さTmaxとなる位置Pでの厚さが平均厚さTaに対して1.5倍以上となるように設定されている。また、このようなベーン12において、上記最大厚さTmaxとなる位置Pは、ベーン中心線C12に沿って一端部12aからの距離が、ベーン全長Aに対して20%以上60%以下となる範囲に設定されていることが好ましい。ここで、ベーン全長Aとは、ベーン中心線C12に沿う一端部12aから他端部12bまでの長さのことであり、ベーン中心線C12とは、ベーン外縁形状に内接する円の中心を結んだ線のことをいう。また、ベーン中心線C12に沿う所定位置におけるベーン12の厚さTは、当該位置を中心とするベーン外縁形状に内接する円の直径で表わされる。また、平均厚さTaは、一例として、ランナ10に軸方向に作用する最大力Fmax、ベーン12を形成する材質の許容応力σa、ベーン全長A、ベーン12の枚数Nから、Fmax/(A・Ta・N)<σaとなる厚みとして決定される他、ベーン12に作用する用水の圧力分布による引張り、曲げ力等が考慮される
また、このようなベーン12が複数配列することで、隣り合うベーン12間に形成される流路14としては、流路中心線C14に沿って入口14aからの距離が流路全長Bに対して35%となる位置における流路面積が、入口14aでの流路面積に対して85%以下となるように設定されていることがより好ましい。ここで、流路中心線C14、流路14の入口14a及び出口14b、並びに、流路全長Bは、以下のように定義される。すなわち、流路中心線C14とは、向かい合うベーン12に外接する円の中心を結んだ線として定義される。また、入口14aは、流路14に面する一方側のベーン12の一端部12aと負圧面部12dとの接続位置12eで当該ベーン12に外接する円D1の中心位置として定義される。また、出口14bは、流路14に面する他方側のベーンの他端部12bと正圧面部12cとの接続位置12fで当該ベーン12に外接する円D2の中心位置として定義される。そして、流路全長Bは、入口14aから出口14bまでの流路中心線C14に沿う長さとして定義される。また、流路面積とは、向かい合うベーン12によって規定される流路幅Wと、クラウン11とシュラウド13とによって規定される流路高さH(図1参照)との積から求められる。流路幅Wは流路中心線C14の外接円の接点をなすベーン12上の点間距離で表わされ、また、流路高さHはクラウン11とシュラウド13とに外接する円の接点をなすクラウン11とシュラウド13上の点間距離で表わされる。
次に、上記のようなランナ10の実施例について説明する。本実施例では、比較例とともに、3次元粘性流動解析を行った。
図5に示すように、比較例のランナ20では、ランナ径、ベーン枚数、ベーン全長を同じとしつつ、ベーン22及び流路24の形状を実施例と異なるものとした。
具体的には、本実施例のランナ10のベーン12では、図6に示すような厚さ分布を有しており、一端部12aからの距離がベーン全長Aに対して40%となる位置で最大厚さTmax1となるように設定されており、その厚さTmax1は、当該ベーン12の平均厚さTa1の1.65倍に設定されている。一方、比較例のランナ20のベーン22では、図6に示すような厚さ分布を有しており、同様に一端部22aからの距離がベーン全長Aに対して40%となる位置で最大厚さTmax2となるように設定されている一方、その厚さTmax2は当該ベーン22の平均厚さTa2の1.39倍に設定されている。
また、図7は、実施例及び比較例の各ランナ10、20において、ベーン12(22)間に形成される流路14(24)の流路面積の変化を示している。図7に示すように、実施例のランナ10では、流路面積減少率(曲線勾配)が、入口14aからの距離が流路全長Bに対して0%〜40%程度の範囲で比較的大きく、35%となる位置で流路面積が入口14aの流路面積に対して約83%まで縮小されている。一方、比較例のランナ20では、流路面積減少率(曲線勾配)が、入口24aからの距離が流路全長Bに対して20%程度となる位置から次第に低下してしまい、35%となる位置で流路面積が入口24aの流路面積に対して約87%程度となってしまっている。
そして、上記のような実施例のランナ10及び比較例のランナ20について、それぞれ3次元粘性流動解析を行った。ここで、流量、ランナ回転数、有効落差、使用する流体などの諸条件は同一としている。
解析結果から、実施例のランナ10では、比較例のランナ20と比較して、入口14a(24a)から中央へと向かう流れの増速率が高くなり、増速流れとして境界層の発達が抑制されていることがわかった。そして、入口14a(24a)から流入する用水Wの全圧から、出口14b(24b)から流出する用水Wの全圧及びランナ10(20)の回転出力を控除して損失を計算した結果、実施例のランナ10における損失は、比較例のランナ20における損失に対して7%低減されていることがわかった。
以上のように、本実施形態の水車1のランナ10では、最大厚さTmaxとなる位置Pでの厚さが平均厚さTaに対して1.5倍以上となるように設定されており、特に最大厚さTmaxとなる位置Pが、一端部12aからの距離でベーン全長Aに対して20%以上60%以下となる範囲に設定されていることで、ベーン12間の流路面積は、入口14aでの流路面積よりも最大厚さTmaxとなる位置Pと対応する位置での流路面積の方が小さくなる。これにより、流路14に入口14aから流入する用水Wの流れは、入口14aからベーン12が最大厚さTmaxとなる位置Pと対応する位置に向かって強い増速流れとなる。このため、入口14a近傍から出口14bに向かって発達する境界層を抑制することができ、これにより効率向上を図ることができる。また、ベーン12間の流路14が、入口14aから距離が流路全長Bに対して35%となる位置で、入口14aの流路面積に対して85%以下となる流路面積であることで、入口14aから出口14bに向かっての境界層発達をより効果的に抑制し、効率向上をさらに図ることができる。なお、最大厚さ位置Pから下流側では、本実施形態では増速が弱められることになるが、流路全長Bに対して上流側となる入口14a付近の増速を強めることがランナ10の全体の境界層発達抑制、損失低減に有効である。
水車1のランナ10は、設計点落差、流量の運転条件においては、ランナ10への相対流入角がほぼベーン12(22)の入口角度にマッチするように設計する。一方、設計点落差より高落差運転する場合は、流入角度はベーン12(22)の入口角度より大きくなり、負圧面側に流れの剥離や乱れが多くなる。逆に設計点落差より低落差運転する場合は、流入角度はベーン12(22)の入口角度より小さくなり正圧面側に流れの剥離や乱れが多くなる。このように、一般にフランシス型水車、ポンプ水車では非設計点の運転条件ではランナ入口部での流れのマッチング悪化により損失が増加する。本実施形態では、前項に述べたように入口側の増速を強めることにより設計点でのランナ損失を低減できるほか、非設計点の運転条件では入口端の剥離や乱れを低減できることから、ランナ損失低減に対してより大きな効果がえられる。
実施形態の図2〜図7において説明されたベーン厚さの分布に関しては、ランナ10のクラウン曲面11付近の正断面からシュラウド曲面13付近の正断面までほぼ同様にとることで本発明の効果がえられるが、特にシュラウド曲面13付近の翼断面を図6に示される翼厚大とすることで、図7に示される流路面積変化をえるときに効果が高い。流動解析結果が示された実施例は、シュラウド曲面付近のベーン厚さ分布を図6の分布とし、クラウン曲面付近のベーン厚さ分布は従来の比較例と同等とし中間断面では内挿補間してベーン厚さを決定し、図7に示す流路面積分布をなしたものである。
なお、上記において、ベーン12は、中実の部材として説明したが、これに限られるものではなく、内部が中空に形成されるものとしても良い。このようにすることで、ベーン12が中央で厚肉となっても、中空に形成されていることで、軽量化を図ることができ、ランナ10全体の重量低減、製作・組立コストの低減を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記実施形態ランナ10は、水車1に適用されるものとして説明したが、これに限るものではなく、ポンプ水車や遠心ポンプなど様々な流体機械に適用可能である。
1 水車(流体機械)
2 回転軸
10 ランナ
11 クラウン
12 ベーン
12a 一端部
12b 他端部
14 流路
14a 入口
14b 出口
A ベーン全長
B 流路全長
P 最大厚さとなる位置
Ta 平均厚さ
Tmax 最大厚さ

Claims (5)

  1. 回転軸に固定される略円盤状のクラウンと、該クラウンの一面に放射上に複数設けられたベーンとを有し、前記クラウンと隣り合う二つの前記ベーンとによって径方向に沿って流路が複数形成されたランナであって、
    前記ベーンは、前記流路の入口側となる一端部から中央に向かって次第に厚肉となって最大厚さとなるとともに、最大厚さとなる位置から前記流路の出口側となる他端部に向かって次第に薄肉となるように形成され、最大厚さとなる位置での厚さが平均厚さに対して1.5倍以上となるように設定されていることを特徴とするランナ。
  2. 請求項1に記載のランナにおいて、
    前記最大厚さとなる位置は、前記一端部からの距離が、ベーン全長に対して20%以上60%以下となる範囲に設定されていることを特徴とするランナ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のランナにおいて、
    前記流路は、入口からの距離が流路全長に対して35%となる位置での流路面積が、入口での流路面積に対して85%以下となるように設定されていることを特徴とするランナ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のランナにおいて、
    前記ベーンが中空に形成されていることを特徴とするランナ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のランナと、
    該ランナが取り付けられた回転軸とを備えることを特徴とする流体機械。
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