JP5692149B2 - オイルセパレータ - Google Patents
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Description
図3に、こうしたオイルセパレータの断面構造を示す。
(1)請求項1に記載の発明は、内燃機関のクランクケース内のブローバイガスを当該内燃機関の吸気系に還流させる還流通路の途中に設けられてブローバイガスからオイルを分離する分離室を有するオイルセパレータであって、前記分離室に設けられてブローバイガスに含まれるオイルを捕集するフィルタと、前記分離室の底部において前記フィルタよりも上流側の部位に形成されて同フィルタから滴下するオイルを外部に排出する排出孔と、を有し、前記フィルタと前記分離室の底面との間には間隙が形成されているオイルセパレータにおいて、前記分離室の底面において前記フィルタよりも下流側の部位には同フィルタと同底面との間の間隙を通じてブローバイガスにより持ち去られるオイルを案内する庇部が突設され、前記分離室の底部には前記庇部と前記底面との間に案内されるオイルを外部に排出する下流側排出孔が形成されてなることをその要旨としている。
同構成によれば、ブローバイガスによって持ち去られるオイルは質量が大きいことから上記庇部と底面との間に案内される一方、オイル以外のブローバイガスについては質量が小さいことからその多くが庇部の先端とフィルタとの間の間隙を通じて吸気系に還流されるようになる。このため、ブローバイガスを内燃機関の吸気系に的確に還流させることができるようになる。
(5)請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明は、請求項5に記載の発明によるように、前記分離室は内燃機関のシリンダヘッドカバー内に設けられてなるといった態様を持って具体化することができる。この場合、分離室がシリンダヘッドカバーの外部に設けられる構成に比べて、内燃機関を小型化することができるようになる。また車載内燃機関に対して適用される場合には、車両への搭載性を向上させることができるようになる。
また、分離室22には同分離室22内のオイルをオイルパンへ戻す戻し通路12が2つの排出孔(上流側排出孔26、下流側排出孔28)を介して接続されている。この戻し通路12はシリンダヘッドカバー4、シリンダヘッド2、及びシリンダブロック6の内部に形成されている。
尚、図2に、オイルセパレータ20の断面構造を示す。また以降において、還流通路10におけるブローバイガスの流れ方向、すなわちクランクケース8から吸気通路に向かうブローバイガスの流れ方向において上流側を単に上流側と称し、下流側を単に下流側と称する。
本実施形態では、傾斜面25aにはフィルタ30と底面25との間の間隙32を通じてブローバイガスにより持ち去られるオイルを案内する庇部34が突設されている。この庇部34は傾斜面25aからフィルタ30側に向けて延びている。また、庇部34の先端とフィルタ30との間には間隙36が形成されている。庇部34の先端とフィルタ30との間の間隙36を小さく設定すると、同間隙36を通じてブローバイガスが還流されにくくなる。一方、同間隙36を大きく設定すると、同間隙32を通じてブローバイガスにより持ち去られるオイルが吸気通路に還流されやすくなる。そこで、本実施形態では、これらのことを考慮して実験等を通じて上記間隙36が適切な大きさに設定されている。
また、底部24には庇部34と傾斜面25aとの間に案内されるオイルを戻し通路12に戻す下流側排出孔28が形成されている。すなわち、下流側排出孔28の開口部28aは下流側から上記庇部34によって覆われている。
図2に示すように、分離室22を流れるブローバイガスの流量及び流速が小さいときには、フィルタ30により捕集されたオイルはフィルタ30から滴下し、底面25を伝って上流側排出孔26から戻し通路12に戻されるようになる。また、底面25においてフィルタ30よりも下流側の部位が下流側ほど鉛直方向上方に位置するように傾斜した傾斜面25aとされているため、フィルタ30から滴下したオイルがフィルタ30の下流側に流れ出ることが同傾斜面25aによって抑制されるようになる。このため、フィルタ30から滴下したオイルが上流側排出孔26を通じて戻し通路12に好適に戻されるようになる。
(1)分離室22の底面25においてフィルタ30よりも下流側の部位にはフィルタ30と底面25との間の間隙32を通じてブローバイガスにより持ち去られるオイルを案内する庇部34が突設されている。また、分離室22の底部24には庇部34と底面25との間に案内されるオイルを戻し通路12に戻す下流側排出孔28が形成されている。こうした構成によれば、フィルタ30から滴下するオイルがブローバイガスによって持ち去られてそのまま吸気通路に還流されることを抑制することができ、内燃機関のオイルの消費を抑制することができるようになる。
(3)分離室22の底面25においてフィルタ30よりも下流側の部位が下流側ほど鉛直方向上方に位置するように傾斜した傾斜面25aとされている。こうした構成によれば、フィルタ30から滴下したオイルがフィルタ30の下流側に流れ出ることを同傾斜面25aによって抑制することができ、オイルを上流側排出孔26を通じて戻し通路12に対して好適に戻すことができるようになる。
・樹脂製のハウジング21について例示したが、ハウジングを金属製のものにすることもできる。
・上記実施形態において例示したオイルセパレータ20を水平方向に対して傾斜するようにしてシリンダヘッドカバー4に組み付けるようにすることもできる。
・上記実施形態のように、分離室22の底面25に傾斜面25aを設けることが、フィルタ30から滴下したオイルがフィルタ30の下流側に流れ出ることを抑制するようにする上では望ましい。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、こうした傾斜面を割愛することもできる。
Claims (5)
- 内燃機関のクランクケース内のブローバイガスを当該内燃機関の吸気系に還流させる還流通路の途中に設けられてブローバイガスからオイルを分離する分離室を有するオイルセパレータであって、
前記分離室に設けられてブローバイガスに含まれるオイルを捕集するフィルタと、
前記分離室の底部において前記フィルタよりも上流側の部位に形成されて同フィルタから滴下するオイルを外部に排出する排出孔と、を有し、
前記フィルタと前記分離室の底面との間には間隙が形成されているオイルセパレータにおいて、
前記分離室の底面において前記フィルタよりも下流側の部位には同フィルタと同底面との間の間隙を通じてブローバイガスにより持ち去られるオイルを案内する庇部が突設され、
前記分離室の底部には前記庇部と前記底面との間に案内されるオイルを外部に排出する下流側排出孔が形成されてなる
ことを特徴とするオイルセパレータ。 - 請求項1に記載のオイルセパレータにおいて、
前記庇部の先端と前記フィルタとの間には間隙が形成されてなる
ことを特徴とするオイルセパレータ。 - 請求項1又は請求項2に記載のオイルセパレータにおいて、
前記分離室の底面において前記フィルタよりも下流側の部位は下流側ほど鉛直方向上方に位置するように傾斜してなる
ことを特徴とするオイルセパレータ。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、
前記庇部は前記分離室の底部と一体形成されてなる
ことを特徴とするオイルセパレータ。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、
前記分離室は内燃機関のシリンダヘッドカバー内に設けられてなる
ことを特徴とするオイルセパレータ。
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