JP5689364B2 - プラットホームドアシステム及びプラットホームドアシステムのケーブル敷設方法 - Google Patents

プラットホームドアシステム及びプラットホームドアシステムのケーブル敷設方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラットホームに設置されるプラットホームドアシステム及びプラットホームドアシステムのケーブル敷設方法に関するものである。
乗客の転落などを防止するためにプラットホームに設置されるプラットホームドアは、戸袋部と扉部からなり、電源ケーブルや信号ケーブル等の電気ケーブルと接続されて、扉部の駆動や制御等を行う。
従来、図15及び図16に示すように、プラットホームドアの戸袋部8に接続される電気ケーブル4は、プラットホーム7の下部に吊り下げられたケーブルラック16に敷設されたダクト17内、又はケーブルラック16上に敷設されている。そして、プラットホーム7に貫通穴19が設けられ、電気ケーブル4は、貫通穴19内に設置された可とう電線管18内に配線されて、戸袋部8に導かれる。
なお、特許文献1には、各種ケーブルを敷設しないとともにホームにおける電気工事を極力少なくする技術が開示され、電源ケーブル及び制御・表示ケーブルが、ホームドアの上方に設けられた案内盤内に敷設される例が示されている。
特開平11−43044号公報(段落[0012]及び図2)
しかし、図15及び図16に示すように、電気ケーブル4がプラットホーム7の下部に吊り下げられたケーブルラック16に敷設される場合、線路上又はプラットホーム7下でのケーブルラック16及び電気ケーブル4の敷設工事が必要である。また、敷設工事では、プラットホーム7を貫通する貫通穴19を設けるコア抜き作業も行う必要がある。更に、敷設工事やプラットホームドアのメンテナンス作業の際に、線路上へアクセスしたり、プラットホーム7下へ潜り込んだりする作業が発生するため、事前に許可申請が必要となる。
特許文献1の技術では、案内盤が必要であることから、ホームドア本体のサイズが大きく、かつ重くなる。また、ホームドアの上方まで配線が必要であるため、配線が複雑になったり、プラットホームにおける列車や乗客の視認性が悪化したりするという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、電気ケーブルの敷設工事やプラットホームドアシステムのメンテナンス作業の際に、作業が容易になり、かつ安全性を向上させることが可能なプラットホームドアシステム及びプラットホームドアシステムのケーブル敷設方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のプラットホームドアシステム及びプラットホームドアシステムのケーブル敷設方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係るプラットホームドアシステムは、プラットホームに設置されるプラットホームドアと、プラットホーム上に連続して設置される複数の点字ブロックの裏面に沿って敷設され、プラットホームドアと接続される電気ケーブルとを備える。
この発明によれば、プラットホームドアと接続される電気ケーブル、例えば電源ケーブル、信号ケーブル等が、プラットホーム上に連続して設置される点字ブロックの裏面に沿って敷設されることから、電気ケーブルの敷設工事やプラットホームドアシステムのメンテナンス作業の際に、線路上やプラットホーム下へ降りる必要が無く、作業が容易になり、安全性が向上する。
上記発明において、プラットホームに形成され、複数の点字ブロックの裏面側に形成される凹状の第1の溝内部に設置され、電気ケーブルが内部に敷設されるダクトを更に備えてもよい。
この発明によれば、プラットホームにて、凹状の第1の溝が、点字ブロックよりも下方、かつ点字ブロックの裏面側に形成され、第1の溝内部にダクトが設けられる。そして、ダクトには、内部に電気ケーブルが敷設される。よって、点字ブロックがダクト上に設置されることから、電気ケーブルはダクトによって保護される。
上記発明において、点字ブロックの裏面に、電気ケーブルが内部に敷設される凹状の第2の溝が形成されてもよい。
この発明によれば、点字ブロックの裏面に形成された凹状の第2の溝の内部に電気ケーブルが敷設されることから、点字ブロックを設置したり取り外したりするだけで、敷設工事やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、本発明に係るプラットホームドアシステムのケーブル敷設方法は、プラットホーム上に連続して設置される複数の点字ブロックの裏面側に沿うように凹状の第1の溝をプラットホームに形成するステップと、第1の溝内部にダクトを設置するステップと、ダクトの内部にプラットホームドアと接続される電気ケーブルを敷設するステップと、ダクト上に点字ブロックを設置するステップとを備える。
この発明によれば、敷設工事やメンテナンス作業の際に、線路上やプラットホーム下へ降りる必要が無く、作業が容易になり、安全性が向上する。また、点字ブロックがダクト上に設置されることから、電気ケーブルはダクトによって保護される。
また、本発明に係るプラットホームドアシステムのケーブル敷設方法は、裏面に凹状の第2の溝が形成された点字ブロックをプラットホーム上に連続して設置するステップと、プラットホームドアと接続される電気ケーブルを第2の溝内部に敷設するステップとを備える。
この発明によれば、敷設工事やメンテナンス作業の際に、線路上やプラットホーム下へ降りる必要が無く、作業が容易になり、安全性が向上する。また、点字ブロックを設置したり取り外したりするだけで、敷設工事やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、電気ケーブルの敷設工事やプラットホームドアシステムのメンテナンス作業の際に、作業が容易になり、かつ安全性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るプラットホームドアシステムを示す上面図である。 図1のA−A線で切断した断面図である。 図1のB−B線で切断した断面図である。 本発明の第1実施形態に係るプラットホームドアシステムを示す上面図である。 図4のD−D線で切断した断面図である。 図5の部分拡大断面図である。 同実施形態に係るプラットホームドアシステムの施工状態を示す縦断面図である。 同実施形態に係るプラットホームドアシステムの施工状態を示す縦断面図である。 同実施形態に係るプラットホームドアシステムの施工状態を示す縦断面図である。 同実施形態の変形例に係るプラットホームドアシステムを示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るプラットホームドアシステムを示す斜視図である。 同実施形態に係るプラットホームドアシステムを示す縦断面図である。 同実施形態の変形例に係るプラットホームドアシステムを示す斜視図である。 同実施形態の変形例に係るプラットホームドアシステムを示す縦断面図である。 従来のプラットホームドアシステムを示す縦断面図である。 従来のプラットホームドアシステムを示す縦断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係るプラットホームドアシステム1について、図1〜図10を用いて説明する。なお、図1〜図3は、点字ブロック6がプラットホーム7上にて蛇行して設置される場合を示し、図4〜図6は、点字ブロック6がプラットホーム7上のうちプラットホームドア本体10の扉部9に対応して設置される場合を示す。
プラットホームドアシステム1は、図1に示すように、戸袋部8及び扉部9からなるプラットホームドア本体10と、プラットホームドア本体10に電気的に接続される電気ケーブル4等からなる。プラットホームドア本体10は、プラットホーム7上に設置され、プラットホームからの乗客の転落などを防止する。
プラットホームドア本体10は、図2及び図3に示すように、例えば腰高式であり、プラットホーム7上の設置面から天板上端まで約1.3m〜1.4mの高さを有する。扉部9は、電力によって駆動するモータ、モータによって動作するベルト等の伝動機構によって、戸袋部8に対して出入する。
電気ケーブル4は、例えば電源ケーブル、信号ケーブル等であり、プラットホームドア本体10と接続される。電源ケーブルは、プラットホームドア本体10外部の電源と接続され、例えば戸袋部8に内蔵されたモータや制御盤等へ電力を供給する。また、信号ケーブルは、例えば戸袋部8に内蔵された制御盤と外部の制御盤とを結び、信号ケーブルによって扉部9の開閉に関する制御信号等が送受信される。
電気ケーブル4は、図1及び図4に示すように、プラットホーム7上に連続して設置される複数の点字ブロック6(視覚障がい者誘導用ブロック)に沿って敷設される。点字ブロック6は、例えば、図6に示すように、例えば厚さ約2mmのプレート部27と、高さ約5mmの突起部28からなる。
図2、図3、図5及び図6に示すように、プラットホーム7には、凹状の溝11(第1の溝)が、点字ブロック6のプレート部27及び突起部28(図6参照)よりも下方、かつ点字ブロック6のプレート部27及び突起部分28の裏面側に形成されている。そして、図6に示すように、溝11の内部に、ダクト底部3及びダクト蓋部5からなるダクト15が設けられる。電気ケーブル4は、ダクト底部3上に設置され、ダクト蓋部5によって覆われている。また、ダクト15内部に配線された電気ケーブル4は、図2及び図5に示すように、戸袋部8の下方から戸袋部8の内部へ導かれる。
溝11は、複数の点字ブロック6が配列されたときの長さ方向に沿って形成される。図1〜図6に示す例では、溝11とダクト15の幅は、点字ブロック6の1辺の長さと一致している。なお、溝11又はダクト15の幅は、この例に限られず、点字ブロック6の1辺の長さよりも短くてもよいし、長くてもよい。溝11とダクト15の幅が点字ブロック6の1辺の長さよりも長い場合は、点字ブロック6以外にプラットホーム7上に設置されるタイル等の床材がダクト蓋部5上に設置される。また、溝11の深さは、図6に示すように、内部に設置される点字ブロック6とダクト15の合計高さに応じて決定されるが、例えば約30mmである。
ダクト底部3及びダクト蓋部5は、直線状に長い部材であり、例えば鋼板製である。図5及び図6では、ダクト15が、断面が略コ字形状のダクト底部3と、平板状のダクト蓋部5からなり、両者を組み合わせたときの断面が四角形状である。なお、ダクト15は、図5及び図6に示す構成に限定されない。例えば、ダクト底部3が平板状であって、ダクト蓋部5の断面がコ字形状を有していてもよいし、ダクト底部3とダクト蓋部5を組み合わせたときのダクト15の断面が、多角形状などであってもよい。また、ダクト15にリブなどによる補強構造が設けられてもよい。
点字ブロック6のプレート部27は、ダクト蓋部5上に貼付される。そして、ダクト蓋部5は、ダクト底部3に対して取り外し可能に構成される。その結果、点字ブロック6が貼付されたダクト蓋部5は、メンテナンスの際に取り外すことができ、プラットホーム7上でメンテナンス作業が可能となる。また、ダクト蓋部5が、電気ケーブル4と接触しないように、電気ケーブル4を覆っていることから、電気ケーブル4は、ダクト蓋部5によって、外部からの荷重などの影響から保護される。
上記の通り、電気ケーブル4は、プラットホーム7上に連続して設置される点字ブロック6のプレート部27及び突起部28の裏面に沿って敷設されることから、電気ケーブル4の敷設工事やプラットホームドアシステム1のメンテナンス作業の際に、作業員が、線路上やプラットホーム7下へ降りる必要が無く、作業が容易になり、安全性が向上する。また、プラットホーム7の下部に吊り下げられたケーブルラックに電気ケーブル4を敷設しないことから、プラットホーム7に貫通穴を設ける必要が無く、コア抜き作業が不要となる。
また、新設するダクト15と点字ブロック6の合計高さが、既設の点字ブロック35(図7参照)と等しい場合等、既設の点字ブロック用の溝11を本実施形態の溝11として利用できる場合は、新たに掘り込みを行わずに電気ケーブル4を敷設でき、本実施形態のプラットホームドアシステム1を容易に設置できる。
一方、既存のプラットホーム7にプラットホームドアシステム1を新設する場合であって、既設の点字ブロック35(図7参照)用の溝11が浅い場合は、図10に示すように、深さを追加して掘り込んで溝36を形成することによって、電気ケーブル4を敷設でき、電気ケーブル4の敷設に要する時間を短縮化できる。図10に示す例では、ダクト15は、例えば、ダクト底部3が平板状であって、ダクト蓋部5の断面がコ字形状を有する場合である。また、図10の点字ブロック29は、上述の点字ブロック6よりも厚さが厚く、厚さが約25mm〜30mmの場合を示している。このように、点字ブロック6,29の厚さや、ダクト15の高さに関わらず、本実施形態の電気ケーブル4の敷設方法によって、プラットホームドアシステム1を設置できる。
以下、既設のプラットホーム7にて、本実施形態のプラットホームドアシステム1の電気ケーブル4を敷設する方法について説明する。
既設のプラットホーム7には、図7に示すように、一般的に点字ブロック35が設置されている。プラットホーム7は、スラブ21上にバサモル22が70mm〜75mm程度設けられ、バサモル22上に床材23が25mm〜30mm程度設けられる。点字ブロック35は、バサモル22上の床材23部分に形成された溝11内に挿入、設置されている。
電気ケーブル4を敷設するため、まず、図7に示すように、プラットホーム7上に設けられている既設の点字ブロック35を取り外し、図8に示すように、溝11がプラットホーム7上に現れる状態にする。図7及び図8は、戸袋部8等のプラットホームドア本体10がプラットホーム7に設置される前の状態を示す。なお、図7及び図8は、既設のプラットホーム7における図1のC−C線で切断した断面部分に相当する。既設のプラットホーム7は、既設の点字ブロック35のために既に基礎工事が完了していることから、電気ケーブル4を敷設するために新規の基礎工事が不要である。
そして、既設の点字ブロック35が設けられている位置以外に、新たに点字ブロック6を設置する場合は、該当箇所にて溝11を掘り込む。なお、図10に示すように、プラットホーム7の深い位置にダクト15を設置するため、既設の点字ブロック35用の溝11では深さが足りない場合は、その溝11に追加して溝36を掘り込む。
溝11がプラットホーム7上に現れた後、図9に示すように、溝11内にダクト底部3を設置し、ダクト底部3上に電気ケーブル4を敷設する。図9は、図4のD−D線で切断した部分に相当する。その際、戸袋部8内へ引き込むケーブル4がある場合には、ダクト底部3に形成された貫通穴26にケーブル4を通す。このように、電気ケーブル4の敷設は、プラットホーム7上で可能であり、基礎工事が必要になる場合でも、従来、図15及び図16に示すように、プラットホーム7下に設けられたケーブルラック16上に電気ケーブル4を敷設する場合に比べて、敷設作業が容易である。
次に、予めダクト蓋部5の一面側に接着剤等を用いて点字ブロック6を貼付しておき、図6に示すように、電気ケーブル4を覆うように、点字ブロック6が貼付されたダクト蓋部5を設置する。図6は、溝11内にダクト底部3、電気ケーブル4及びダクト蓋部5を設置した後の状態を示す。すなわち、図6に示す例では、ダクト底部3上にダクト蓋部5を支持可能な支持材24を設置し、ダクト底部3の折り返し部3a上に、点字ブロック6が貼付されたダクト蓋部5を設置する。そして、ねじ結合部25にねじ止めして、ダクト底部3とダクト蓋部5を一体化する。なお、ダクト底部3にダクト蓋部5を設置した後、ダクト蓋部5上に点字ブロック6を設置してもよい。上記方法によって、図1〜図6に示すように、プラットホームドア本体10に接続される電気ケーブル4が敷設され、点字ブロック6もプラットホーム7上に設置される。そして、メンテナンスの際、点字ブロック6が貼付されたダクト蓋部5をダクト底部3から取り外すことによって、電気ケーブル4がプラットホーム7上に露出し、プラットホーム7上でメンテナンス作業が可能となる。
以上、本実施形態に係るプラットホームドアシステム1の電気ケーブル4の敷設方法によれば、既存のプラットホーム7にプラットホームドアシステム1を新設する場合の電気ケーブル4の敷設工事や、据え付け後のプラットホームドアシステム1のメンテナンス作業の際に、作業員が、線路上やプラットホーム7下へ降りる必要が無く、作業が容易になり、安全性が向上する。また、線路上等の建築限界に入り込む必要がないため、事前に必要な許可申請を省略でき、工事計画を柔軟に立てられる。更に、プラットホームドアシステム1の設置工事が、鉄道が走行しない時間帯に限られないため、工期を短縮できる。
上述した第1実施形態に係るプラットホームドアシステム1では、点字ブロック6,29として、基板部分が平板状である汎用のものを利用できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るプラットホームドアシステム2について、図11〜図14を用いて説明する。図11は、点字ブロック31と電気ケーブル4の関係を示しており、代表して一つの点字ブロック31のみが示され、図示した点字ブロック31に隣接する点字ブロック31は、省略されている。
プラットホームドアシステム2では、図11に示すような点字ブロック31を使用して、プラットホームドア本体10に接続される電気ケーブル4が敷設される。点字ブロック31は、突起部12と、警告灯13と、配線用溝14(第2の溝)等を有する。
配線用溝14は、点字ブロック31の裏面に凹状に形成される。配線用溝14の内部には、配線用溝14の長さ方向に沿って、電気ケーブル4が敷設される。図12に示すように、配線用溝14内に電気ケーブル4が敷設されて、電気ケーブル4を覆うように、点字ブロック31が設置される。点字ブロック31は、プラットホーム7に形成された溝11(第1の溝)内に設置される。
配線用溝14は、内部に敷設される電気ケーブル4と接触しないように形成される。したがって、電気ケーブル4は、点字ブロック31によって、外部からの荷重などの影響から保護される。
突起部12は、点字ブロック31の表面に凸状に複数設けられる。突起部12は、例えば、図11に示すように、半球状であり格子状に配置される。なお、突起部12は、図示しないが、線状であり、互いに平行に配列されるものでもよい。
警告灯13は、例えばLEDであり、点字ブロック31の基板部分に埋設される。警告灯13が点灯することによって、点字ブロック31の位置を明示したり、列車の進入を喚起したりすることができる。警告灯13は、点字ブロック31内部に敷設される電気ケーブル4と接続される。本実施形態のように、点字ブロック31の裏面に配線用溝14が設けられることによって、電源部から警告灯13への電力供給が容易になる。
なお、本実施形態では、図11及び図12に示すように、警告灯13が点字ブロック31に設置される場合について説明したが、点字ブロック31には、警告灯13が設けられなくてもよい。また、点字ブロック31に隣接して配置されるタイル等の床材に警告灯が設置されるようにしてもよい。また、警告灯13は、第1実施形態の場合も、第2実施形態と同様に設置可能である。
点字ブロック31の厚さは、約25mm〜30mmであり、厚さ約25mm〜30mmの既設の点字ブロックに代えて設置できるようになっている。図12の例は、第1実施形態の図1〜図9で説明したように、既設の溝11に点字ブロック31を設置した場合を示す。
なお、プラットホーム7の深い位置にダクト15を設置する場合には、図13及び図14に示すように、点字ブロック31よりも厚さが厚い点字ブロック32を使用してもよい。図14では、配線用溝14内にダクト底部3が設置され、ダクト底部3上に電気ケーブル4が敷設されている。
以下、既設のプラットホーム7にて、本実施形態のプラットホームドアシステム2の電気ケーブル4を敷設する方法について説明する。
まず、上述した第1実施形態と同様に、プラットホーム7に溝11を形成した後、溝11内に電気ケーブル4を敷設する。次に、電気ケーブル4を覆うように、図12の例では点字ブロック31を設置し、図14の例では点字ブロック32を設置する。図12及び図14は、それぞれ溝11内に電気ケーブル4及び点字ブロック31,32を設置した後の状態を示す。上記方法によって、プラットホームドア本体10に接続される電気ケーブル4が敷設され、点字ブロック31,32もプラットホーム7上に設置される。
以上のとおり、電気ケーブル4は、プラットホーム7上に連続して設置される点字ブロック31,32の裏面に沿って敷設されることから、電気ケーブル4の敷設工事やプラットホームドアシステム1のメンテナンス作業の際に、作業員が、線路上やプラットホーム7下へ降りる必要が無く、作業が容易になり、安全性が向上する。また、プラットホーム7の下部に吊り下げられたケーブルラックに電気ケーブル4を敷設しないことから、プラットホーム7に貫通穴を設ける必要が無く、コア抜き作業が不要となる。更に、線路上等の建築限界に入り込む必要がないため、事前に必要な許可申請を省略でき、工事計画を柔軟に立てられる。また更に、プラットホームドアシステム2の設置工事が、鉄道が走行しない時間帯に限られないため、工期を短縮できる。
また、点字ブロック31,32の裏面に形成された配線用溝14の内部に、電気ケーブル4が敷設されている。したがって、点字ブロック31,32を取り外し可能にプラットホーム7上に設置しておけば、点字ブロック31,32を取り外したり再設置したりするという作業のみで、メンテナンスが完了し、作業員は、メンテナンス作業を容易に行うことができる。
更に、図12に示すように、新設する点字ブロック31の高さが、既設の点字ブロックと等しい場合等、既設の点字ブロック用の溝11を本実施形態の溝11として利用できる場合は、新たに掘り込みを行わずに、本実施形態のプラットホームドアシステム2を容易に設置できる。一方、図14に示すように、既存のプラットホーム7にプラットホームドアシステム2を新設する場合であって、既設の点字ブロック用の溝11が浅い場合は、深さを追加して掘り込んで溝36を形成することによって、電気ケーブル4を敷設でき、電気ケーブル4の敷設に要する時間を短縮化できる。
なお、上記第1及び第2実施形態では、腰高式のプラットホームドアを例示して説明したが、本発明は、この例に限定されない。例えば、高さがプラットホームの天井まで達するフルスクリーン式のプラットホームドアにも本発明を適用できる。
1,2 プラットホームドアシステム
3 ダクト底部
4 電気ケーブル
5 ダクト蓋部
6,29,31,32 点字ブロック
7 プラットホーム
8 戸袋部(プラットホームドア)
9 扉部(プラットホームドア)
10 プラットホームドア本体
11 溝(第1の溝)
12 突起部
13 警告灯
14 配線用溝(第2の溝)
15 ダクト
16 ケーブルラック
17 ダクト
18 可とう電線管
19 貫通穴
21 スラブ
22 バサモル
23 床材
24 支持材
25 ねじ結合部
26 貫通穴
27 プレート部
28 突起部
36 溝

Claims (5)

  1. プラットホームに設置されるプラットホームドアと、
    前記プラットホーム上に連続して設置される複数の点字ブロックの裏面に沿って敷設され、前記プラットホームドアと接続される電気ケーブルと、
    を備えるプラットホームドアシステム。
  2. 前記プラットホームに形成され、前記複数の点字ブロックの裏面側に形成される凹状の第1の溝内部に設置され、前記電気ケーブルが内部に敷設されるダクトを更に備える請求項1に記載のプラットホームドアシステム。
  3. 前記点字ブロックの裏面に、前記電気ケーブルが内部に敷設される凹状の第2の溝が形成される請求項1に記載のプラットホームドアシステム。
  4. プラットホーム上に連続して設置される複数の点字ブロックの裏面側に沿うように凹状の第1の溝を前記プラットホームに形成するステップと、
    前記第1の溝内部にダクトを設置するステップと、
    前記ダクトの内部にプラットホームドアと接続される電気ケーブルを敷設するステップと、
    前記ダクト上に前記点字ブロックを設置するステップと、
    を備えるプラットホームドアシステムのケーブル敷設方法。
  5. 裏面に凹状の第2の溝が形成された点字ブロックをプラットホーム上に連続して設置するステップと、
    プラットホームドアと接続される電気ケーブルを前記第2の溝内部に敷設するステップと、
    を備えるプラットホームドアシステムのケーブル敷設方法。
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