JP5848483B1 - ホームドア用ケーブルの敷設構造、及びこれに使用するホームドア用ケーブルキャビネット - Google Patents

ホームドア用ケーブルの敷設構造、及びこれに使用するホームドア用ケーブルキャビネット Download PDF

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【課題】掘削土量の削減及びケーブルラック30Aを不要とする構造を実現するホームドア用ケーブルの敷設構造、及びこれに使用するホームドア用ケーブルキャビネットを提供する。【解決手段】盛土式既設プラットホームに設置されるホームドアに電力及び制御信号を供給するケーブルを敷設するホームドア用ケーブルの敷設構造であって、盛土式既設プラットホーム側に埋設された支柱杭に一端側が支持され、線路側に延び、並行に配置された複数の横杭と、縱壁と底面板を有して断面が略L字状に形成され、長手方向を有する筐体のケーブルキャビネットを有し、前記複数の横杭の隣接する横杭間に、前記横杭の高さと略同じ高さの盛土掘削空間が形成され、前記盛土掘削空間に前記ケーブルキャビネットが、前記縱壁が前記盛土掘削空間の奥行き方向の掘削の土留めを成すように挿入配置され、前記ケーブルキャビネットの前記掘削空間に挿入配置される位置に対応するケーブル通し穴が、前記横桁に形成され、前記ケーブルキャビネットに配置される前記電力及び制御信号を供給するケーブルが、前記横桁に形成されたケーブル通し穴を通して、隣接の盛土掘削空間のケーブルキャビネット上に連通する。【選択図】図3

Description

本発明は、ホームドア用ケーブルの敷設構造、及びこれに使用するホームドア用ケーブルキャビネットに関する。
盛土式の既設の鉄道プラットホーム(以下単に盛土式ホームという)に安全柵のホームドアを取り付けることが普及しつつある。
安全柵のホームドアは、電車の到着及び発車に対応して開閉制御される。したがって、既設の鉄道プラットホームに安全柵のホームドアを取り付ける際は、ホームドアの開閉を制御するために、電力線及び信号線を接続することが必要である。
すなわち、既設の盛土式ホームにホームドアを設置する場合、桁式構造に変更して、ホームドアの制御部が設置されるプレキャストコンクリート板(PC板)の下側に電力線及び信号線用のケーブルルートを確保することが必要である。
そのために、これまで検討されてきたケーブルルートを確保する構造は、ホーム下の盛土を掘削してホーム横桁間のホーム側背面に鋼製の土留め板を留置して、ケーブル空間を確保するものである。さらに、このケーブル空間に、ケーブルを保持するラックを取り付ける構造である。
図1は、かかる検討されてきたケーブル空間を確保するホームドア用ケーブルの敷設構造を説明する斜視図である。図1において、右側が線路側、左側がホーム側である。線路に沿う方向において、ホームドアを中心に両側方向を省略して示している。
盛り土100は、線路側では複数のブロックで構成される擁壁40で保護されている。なお、図1では、連続する擁壁40の途中には待避口40aを示している。
ホーム側に支柱杭として例えば、鋼管杭5を敷設し、その鋼管杭5に一端側が支持される横桁1を所定の間隔に並列新設する。さらに、並行する横桁1上にPC板(スラブ板)2を設置する。図1では、スラブ板2として,穴あきPC板を使用している。このスラブ板2に先端タイル3を介してホームドア20のホーム扉22の開閉を制御する制御部21が載置される。先端タイル3の周囲には、化粧板6が敷設される。化粧板6の後方側は、ホーム側平面に続いている。
ついで、スラブ板2の下側に掘削によりケーブル空間31が設けられる。掘削のホーム側は、鋼板4により土留めが行われる。ケーブル空間31に砂利等の敷材30aの上に同様に鋼製のケーブルラック30を形成する。そしてケーブルラック30上に電力用及び制御信号用ケーブル32を横桁1の下側を走るように収容する。
図2A,図2Bは、ケーブル空間31の形成を説明する詳細図である。図2Aは、図1におけるA−A線に沿う横桁1部分の断面図であり、図2Bは、図1における並行する横桁1間の中間位置のB−B線に沿う断面図である。
図2Aにおいて、横桁1は一端が鋼管杭5に支持される共に、他端が、アンカーボルト17で土台に固定されている弾性ゴム状の沓座18上に載せられている。また、ボルト16によりPC板2は横桁1に固定されている。なお、部材19は、横桁1と土台との間隔調整を行い、盛土側にケーブルを通す空間を確保するものである。
さらに、鋼製によるケーブルラック30を形成し、その上に載置されたケーブル32は、横桁1の下側を通して、隣接する横桁1の区間に繋がっている。
特開2007−300742号公報 特開2008−283778号公報 特開2008−283779号公報
上記に説明したこれまで検討されてきたホームドア用ケーブルの敷設構造においては、ケーブル32を横桁1の下側に通す必要がある。さらに、ケーブル32を載置するケーブルラック30を形成することが必要である。したがって、掘削の高さは横桁1の高さ以上が必要であり、必然的に掘削土量が多くなる。
また、図2A,図2Bに示すように土留め用の鋼板4を穴あきPC板2と横桁1に固定することが必要である。さらに、ホーム側の固定は掘削空間の奥側で行うことが必要であり、鋼板4の設置の現状は、作業手順から2段土留となっており、固定に多くの労力を必要としている。また、鋼製のケーブルラック30の設置も必要となってくるため、多くの費用と工期を必要としている。
このため、かかる従来の検討されてきたホームドア用ケーブルの敷設構造に鑑みて、更に、既設プラットホームにおける工事は、電車の運行されない夜間の短い時間に行うことが必要であることに鑑みて、工事を短時間で行えるように掘削土量の削減及びケーブルラックの要らない構造への変更の実現が望まれる。
したがって、上記の点に鑑みて本発明の目的は、掘削土量の削減及びケーブルラック30Aを不要とする構造を実現するホームドア用ケーブルの敷設構造、及びこれに使用するホームドア用ケーブルキャビネットを提供することにある。
上記本発明の課題を解決する第1の形態は、盛土式既設プラットホームに設置されるホームドアに電力及び制御信号を供給するケーブルを敷設するホームドア用ケーブルの敷設構造であって、盛土式既設プラットホーム側に埋設された支柱杭に一端側が支持され、線路側に延び、並行に配置された複数の横桁と、縱壁と底面板を有して断面が略L字状に形成され、長手方向を有する筐体のケーブルキャビネットを有し、前記複数の横桁の隣接する横桁間に、前記横桁の高さと略同じ高さの盛土掘削空間が形成され、前記盛土掘削空間に前記ケーブルキャビネットが、前記縱壁が前記盛土掘削空間の奥行き方向の掘削の土留めを成すように挿入配置され、前記ケーブルキャビネットの前記盛土掘削空間に挿入配置される位置に対応するケーブル通し穴が、前記横桁に形成され、前記ケーブルキャビネットに配置される前記電力及び制御信号を供給するケーブルが、前記横桁に形成されたケーブル通し穴を通して、隣接の盛土掘削空間のケーブルキャビネット上に連通することを特徴とする。
上記本発明の課題を解決する第1の形態における第1の態様として、前記ケーブルキャビネットの筐体は、樹脂製であることを特徴とする。
上記本発明の課題を解決する第1の形態又はその第1の態様において、第2の態様として、前記ケーブルキャビネットの筐体には、長手方向に少なくとも一つの仕切り板を有し、前記電力を供給するケーブルが前記仕切り板より前記縱壁に近い側に敷設され、前記制御信号を供給するケーブルが、前記仕切り板の反対側に敷設されることを特徴とする。
上記本発明の課題を解決する第1の形態における第2の態様において、第3の態様として、前記電力を供給するケーブル及び、前記制御信号を供給するケーブルの敷設中には、脱落防止用の留め部材を設置し、ケーブルが敷設された後に、前記ケーブルを固定する抑え金具を前記筐体に有することを特徴とする。
上記本発明の課題を解決する第2の形態は、盛土式既設プラットホームに設置されるホームドアに電力及び制御信号を供給するケーブルを敷設するルートに配置されるケーブルキャビネットであって、縱壁と底面板を有して断面が略L字状に形成され、長手方向を有する筐体を有し、盛土式既設プラットホーム側に埋設された支柱杭に一端側が支持され、線路側に延び、並行に配置された隣接する横桁間に形成された前記横桁の高さと略同じ高さの盛土掘削空間内であって、前記横桁に形成されているケーブル通し穴に対応する位置に挿入配置され、前記縱壁が前記盛土掘削空間の奥行き方向の掘削の土留めを成すように構成されていることを特徴とする。
上記本発明の課題を解決する第2の形態における第1の態様として、前記ケーブルキャビネットの筐体は、樹脂製であることを特徴とする。
上記本発明の課題を解決する第2の形態、又はその第1の態様において、第2の形態として、前記ケーブルキャビネットの筐体の長手方向に少なくとも一つの仕切り板を有し、前記電力を供給するケーブルが前記仕切り板より前記縱壁に近い側に敷設され、前記制御信号を供給するケーブルが、前記仕切り板の反対側に敷設されることを特徴とする。
上記本発明の課題を解決する第2の形態、又はその第2の態様において、第3の形態として、前記ケーブルキャビネットの筐体は、前記縱壁と反対側の前記底面板の端辺が前記縱壁の高さより小さい立ち上がり部を有することを特徴とする。
上記本発明の課題を解決する第2の形態の第3の態様において、第4の形態として、前記立ち上がり部は、前記底面板の端辺にはめ込み構造により取り外し可能に構成されていることを特徴とする。
上記本発明の課題を解決する第2の形態の第3の態様において、第5の形態として、前記立ち上がり部は、少なくとも1個所の高さが、他の高さより小さくなるように切り欠き状に形成されていることを特徴とする。
検討されてきたこれまでのホームドア用ケーブルの敷設構造を説明する模式図である。 図1における横桁1部分の断面模式図である。 図1における並行する横桁1間の中間位置の断面模式図である。 本発明に従うホームドア用ケーブルの敷設構造を説明する模式図である。 図3における横桁部分の断面模式図である。 図3における横桁間の中間位置の断面模式図である。 図4Aに示した横桁位置での断面を再掲して示す模式図である。 図5のX−X線に沿う断面図である。 図5のY−Y線に沿う断面図である。 図5をホームドアの上方向から視た平面図である。 本発明に従うホームドア用ケーブルの敷設構造に使用されるホームドア用ケーブルキャビネットの実施例断面図である。 ケーブルキャビネットに載置される電力用及び制御信号用ケーブルの固定を説明する図である。 ケーブルキャビネットの斜視図である。 図7Aに対応して示される立ち上がり部を、底面板に着脱可能な嵌め込み構造にした実施例である。 図9Aにおけるケーブルキャビネットに載置される電力用及び制御信号用ケーブルの固定を説明する図である。 図7Aに対応して示される立ち上がり部に切り欠き部を設けた実施例である。
以下図面に従い、本発明の実施例を説明する。図面は、本発明の理解のためのものであり、本発明の保護の範囲は、かかる図示された実施例に限定されず、特許請求の範囲の記載及びその均等物に及ぶ。
図3は、本発明に従うホームドア用ケーブルの敷設構造を説明する実施例模式図である。図3において、右側が線路側、左側がホーム側である。
図1に示した敷設構造と同様に、支柱杭としての鋼管杭5に一端が支持された横桁1が、並行に複数敷設される。横桁1は、H鋼が用いられ、ホーム先端側にケーブル通し穴7が形成されている。
図4A,図4Bは、かかる本発明に従うホームドア用ケーブルの敷設構造の特徴をより詳細に説明する断面図であり、図4Aは、図3のA−A線に沿う横桁1部分の断面模式図であり、図4Bは、図3のB−B線に沿う並行する横桁1間の中間位置の断面模式図である。
図4Aにおいて、横桁1はH鋼で形成され、一端側がホーム側に敷設された鋼管杭5に支持され、線路側に延び先端側が土台にアンカーボルト17で固定されているシュー座18上に載せられている。さらに、横桁1はPC板2にボルト16により固定される。
スラブ板2の下面側に、横桁1の高さと略同じ高さに盛土が掘削され、この掘削領域に、縱壁11と底面板12を有し、電力用及び制御信号用ケーブルが載置されるケーブルキャビネット10が挿入され、縱壁11で掘削の土留めを行う。
さらに、挿入されるケーブルキャビネット10の位置に対応して、横桁1にケーブル通し穴7が設けられている。
図4Bにおいて、スラブ板2にボルト23によりホームドア20の制御部21が固定される。
スラブ板2の下面の掘削領域に挿入されたるケーブルキャビネット10は、底面板12が、アンカーボルト17により土台に固定されている。
かかる構造により、図1の構造と比較して、掘削高さが横桁1の高さ相当に小さくなるので、掘削土量を削減することができる。
図5は、図4Aに示した横桁1の位置での断面を再掲して示す模式図である。図5の左下側に丸で囲んだ領域の拡大図を示している。
線路側Aからホーム側奥行き方向Bに向かって、横桁1の高さ相当の高さでPC板2の下側の盛土が掘削される。次いで、ホームドア用ケーブルキャビネット10をその縱壁11が奥側になるように挿入して、縱壁11で掘削壁の土留めを行う。
さらに、ホームドア用ケーブルキャビネット10で土留めが行われると、横桁1のケーブル通し穴7を通し、横桁1間に跨がって電力用及び制御信号用ケーブル32を隣接するホームドア用ケーブルキャビネット10の底面板12上に配置することができる。図示する実施例では、2つの丸穴7を設けている。
図5において、底面板12に配置される電力用及び制御信号用ケーブル32は、セパレータ13により電力用ケーブルと制御信号用ケーブルに分けて配置され、ネジ14aによりネジ止めされる抑え金具14により固定保持される。
さらに、後に詳細を説明するように、セパレータ13は、所定高さで、ケーブルキャビネット10の長さに沿う板部材であり、受け部材13aの溝部13bに挿入固定される。
図6Aは、図5のX−X線に沿う断面図、図6Bは、Y−Y線に沿う断面図を示す。さらに図6Cは、図6Aをホームドア20の上方向から視た平面概略図である。なお、図6Cでは、上方側が線路側、下方側がホーム側に対応し、ホームドア20は図示省略している。
図6Aは、横桁1の手前側にホームドア用ケーブルキャビネット10が配置された状態を示している。さらに、並行する横桁1上にPC板(スラブ板)2を設置し、このスラブ板2に先端タイル3を介してホームドア20の制御部21が載置される。なお、本実施例では、穴あきを有しないPC板2を使用している。
ホームドア20の制御部21は、ホーム扉22を開閉制御し、開扉時にホーム扉22を収納する。制御部21は、スラブ板2と先端タイル3を介して横桁1に支持されるPC板2に複数個所でボルト23により固定される。さらに、制御部21は、PC板2の開口24を通して、電力用ケーブル及び制御信号用ケーブル32を導入して接続する。
図6Bにおいて、PC板2は、ホーム側において横桁1により支持されている。さらに、図6Cに示す様にPC板2は複数の領域に分割区分けして形成されている。
図7Aは、本発明に従うホームドア用ケーブルの敷設構造に使用されるホームドア用ケーブルキャビネット10の実施例断面図である。
縱壁11と底面板12を有して断面が略L字状に形成され、長手方向を有する筐体を有する。さらに、底面板12は、縱壁11と反対側の端辺に沿って、立ち上がり部15を有する。この立ち上がり部15により、底面板12に載置される電力用及び制御信号用ケーブル32の脱落を防ぐことができる。
また、底面板12には、セパレータ13が挿入される溝部13bを有する受け部材13aを備えている。
図7Bは、ケーブルキャビネット10に載置される電力用及び制御信号用ケーブル32の固定を説明する図である。底面板12に設けたセパレータ13により、電力用及び制御信号用ケーブル32が長手方向(紙面垂直方向)に沿って配置された後、抑え金具14によって、電力用及び制御信号用ケーブル32が固定される。
この際、電力用ケーブルはセパレータ13より縱壁11側に、電力用ケーブルよりも修正機会の多い制御信号用ケーブルはセパレータ13より縱壁11と反対側に配置されることがメンテナンスの点から望ましい。
図8は、ケーブルキャビネット10の斜視図であって、縱壁11及び底面板12を有する断面L型で、長手方向を有する。このケーブルキャビネット10に、セパレータ受け部材13aに保持されるセパレータ13によって分離される電力用及び制御信号用ケーブル32が長手方向に沿って配置される。さらに電力用及び制御信号用ケーブル32は、複数個所に、ネジ止めされる抑え金具14により固定される。
ここで、上記したケーブルキャビネット10は、鋼製、あるいはコンクリート製であってもよいが、敷設工事における運搬及び敷設の容易さから、軽量である樹脂製であることが望ましい。
図9A,図9Bは、それぞれ図7A,図7Bに対応するホームドア用ケーブルキャビネット10の別の実施例断面図である。この実施例では、縱壁11と反対側の立ち上がり部15(図7A参照)を有さず、電力用及び制御信号用ケーブル32の敷設及びメンテナンスを容易とする構造である。
すなわち、図7A,図7Bにおいて、立ち上がり部15は、敷設されるケーブルの脱落を防止するものであるが、ケーブルの敷設の際は、この立ち上がり部15を乗り越えさせる作業が必要である。また、メンテナンスの際は、PC板(スラブ板)2と立ち上がり部15の端部間に手を挿入して作業をする際の空間を確保することが必要である。
したがって、図7A,図7Bに対応して示される図9A,図9Bに示す実施例の場合は、立ち上がり部15を、底面板12に着脱可能な嵌め込み構造の留部材15Aにし、ケーブル敷設後に取り付け可能にする実施例である。これにより、作業の際は、留部材15Aを底面部12から外して作業が可能であるので、ケーブルの敷設時及びメンテナンスの作業が容易である。留部材15Aを底面部12に嵌め込むことにより敷設されるケーブルの脱落を防止できる。
図10は、立ち上がり部15について、更に別の実施例である。図10に示す例では、立ち上がり部15にその長さ方向に沿って、所定間隔で少なくとも一つの切り欠き部150を設けた例である。
このように切り欠き部150を設けることにより、この部分では立ち上がり部15を有しなくなり、切り欠き部150を通して、作業手を挿入することができる。したがって、メンテナンス作業も容易にすることができる。
上記した様に、本発明に従うL型のホームドア用ケーブルキャビネット(ケーブルトラフ)10を使用することにより、掘削の土留めと電力用及び制御信号用ケーブル32の載置の機能を同時に行うことができる。
さらに、ケーブルキャビネット10と対応する位置の横桁1の部分にケーブル通し穴を設けることにより、隣接する横桁1に容易にケーブルを連接することが可能である。これにより、従来工法におけるケーブルラック30Aを不要とすることができる。
また、ホームドア用ケーブルキャビネット(ケーブルトラフ)10を樹脂製とすることにより、従来の重い鋼材の土留材4の使用を、軽量の樹脂製のケーブルキャビネット10に置き換えて土留めを行うことができる。
上記をまとめると、掘削土量の軽減、土留鋼材とケ−ブルラックを一体のケーブルキャビネットで実現できるので、施工性が向上し、工期の短縮に寄与することが可能である。
1 横桁
2 プレキャストコンクリート板(PC板)
3 先端タイル
4 土留め用鋼板
5 鋼管杭
6 化粧板
7 ケーブル通し穴
10 ホームドア用ケーブルキャビネット(ケーブルトラフ)
11 ケーブルトラフの縱壁
12 ケーブルトラフの底面板
13 仕切り板(セパレータ)
13a セパレータ受け部材
13b セパレータ挿入溝
14 抑え金具
14a ネジ
15 立ち上がり部
15A 留部材
16 ボルト
17 アンカーボルト
18 沓座
20 ホームドア21 制御部
22 ホーム扉
23 ボルト
24 PC板の開口
30 ケーブルラック
30a 砂利等の敷材
31 ケーブル空間
32 電力用及び制御信号用ケーブル
40 擁壁
40a 退避口

Claims (10)

  1. 盛土式既設プラットホームに設置されるホームドアに電力及び制御信号を供給するケーブルを敷設するホームドア用ケーブルの敷設構造であって、
    盛土式既設プラットホーム側に埋設された支柱杭に一端側が支持され、線路側に延び、並行に配置された複数の横桁と
    縱壁と底面板を有して断面が略L字状に形成され、長手方向を有する筐体のケーブルキャビネットを有し、
    前記複数の横桁の隣接する横桁間に、前記横桁の高さと略同じ高さの盛土掘削空間が形成され、
    前記盛土掘削空間に前記ケーブルキャビネットが、前記縱壁が前記盛土掘削空間の奥行き方向の掘削の土留めを成すように挿入配置され、
    前記ケーブルキャビネットの前記盛土掘削空間に挿入配置される位置に対応するケーブル通し穴が、前記横桁に形成され、
    前記ケーブルキャビネットに配置される前記電力及び制御信号を供給するケーブルが、前記横桁に形成されたケーブル通し穴を通して、隣接の盛土掘削空間のケーブルキャビネット上に連通する、
    ことを特徴とするホームドア用ケーブルの敷設構造。
  2. 請求項1において、
    前記ケーブルキャビネットの筐体は、樹脂製であることを特徴とするホームドア用ケーブルの敷設構造。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ケーブルキャビネットの筐体には、長手方向に少なくとも一つの仕切り板を有し、前記電力を供給するケーブルが前記仕切り板より前記縱壁に近い側に敷設され、前記制御信号を供給するケーブルが、前記仕切り板の反対側に敷設される、
    ことを特徴とするホームドア用ケーブルの敷設構造。
  4. 請求項3において、
    前記電力を供給するケーブル及び、前記制御信号を供給するケーブルの敷設中には、脱落防止用の留め部材を設置し、ケーブルが敷設された後に、前記ケーブルを固定する抑え金具を前記筐体に有する、
    ことを特徴とするホームドア用ケーブルの敷設構造。
  5. 盛土式既設プラットホームに設置されるホームドアに電力及び制御信号を供給するケーブルを敷設するルートに配置されるケーブルキャビネットであって、
    縱壁と底面板を有して断面が略L字状に形成され、長手方向を有する筐体を有し、
    盛土式既設プラットホーム側に埋設された支柱杭に一端側が支持され、線路側に延び、並行に配置された隣接する横桁間に形成された前記横桁の高さと略同じ高さの盛土掘削空間内であって、前記横桁に形成されているケーブル通し穴に対応する位置に挿入配置され、前記縱壁が前記盛土掘削空間の奥行き方向の掘削の土留めを成すように構成されている、
    ことを特徴とするケーブルキャビネット。
  6. 請求項5において、
    前記ケーブルキャビネットの筐体は、樹脂製であることを特徴とするケーブルキャビネット。
  7. 請求項5又は6において、
    前記ケーブルキャビネットの筐体の長手方向に少なくとも一つの仕切り板を有し、前記電力を供給するケーブルが前記仕切り板より前記縱壁に近い側に敷設され、前記制御信号を供給するケーブルが、前記仕切り板の反対側に敷設される、
    ことを特徴とするケーブルキャビネット。
  8. 請求項5又は6において、
    前記ケーブルキャビネットの筐体は、前記縱壁と反対側の前記底面板の端辺が前記縱壁の高さより小さい立ち上がり部を有する、
    ことを特徴とするケーブルキャビネット。
  9. 請求項8において、
    前記立ち上がり部は、前記底面板の端辺にはめ込み構造により取り外し可能に構成されている、
    ことを特徴とするケーブルキャビネット。
  10. 請求項8において、
    前記立ち上がり部は、少なくとも1個所の高さが、他の高さより小さくなるように切り欠き状に形成されている、
    ことを特徴とするケーブルキャビネット。
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