JP5689174B2 - ファイル来歴記録システム、ファイル来歴管理装置及びファイル来歴記録方法 - Google Patents
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Description
オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を作成するファイル来歴記録部と、
ファイル来歴情報を順次蓄積するファイル来歴保存部と、
所望のファイルについて前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求める制御部と、
前記所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを表示するファイル来歴表示部と
を備え、
前記制御部は、前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、前記ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示し、
且つ、
前記制御部は、ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるファイル来歴記録システムが提供される。
オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を受信して順次蓄積するファイル来歴保存部と、
所望のファイルについて前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求める制御部と、
前記所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを表示するファイル来歴表示部と
を備え、
前記制御部は、前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、前記ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示し、
且つ、
前記制御部は、ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるファイル来歴管理装置が提供される。
オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を作成するステップと、
ファイル来歴情報を記憶部に順次蓄積するステップと、
所望のファイルについて、蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求めるステップと、
前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示するステップと
を含み、
且つ、
ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるステップと
を含むファイル来歴記録方法が提供される。
(ハード構成及びデータ構成)
図1は、本発明の実施の形態を実現する計算機環境(ファイル来歴記録システム)の構成の一例を示す図である。
ファイル来歴記録システムは、例えば、オペレータにより操作されるPC(ユーザ端末)10と、ファイル来歴管理サーバ20と、管理者により操作される管理者PC(管理者端末)30とを備える。各装置は、ネットワーク50を介して通信可能である。なお、各装置の詳細な構成は後述し、図1では概略を示す。なお、ファイル来歴管理サーバ20と管理者端末30はひとつの装置(ファイル来歴管理装置)で構成されてもよく、例えばファイル来歴管理サーバ20がファイル来歴表示部31を備えても良い。
ユーザ端末10は、ファイル来歴記録部11(11A、11B)を有する。
ファイル来歴保存部21は、例えばユーザ端末10から受信したファイル来歴情報400とファイル情報410を順次蓄積する。
制御部22は、所望のファイルについてファイル来歴保存部21に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、所望のファイルの元になったひとつ又は複数のファイルを求める。つまり、ファイル来歴を求める。また、制御部22は、ファイル中のデータの変更について、該ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求める。
ユーザ端末10は、例えば表示部12と、CPU(処理部)13と、ROMやRAMなどのメモリと、通信装置と、キーボードやマウスなどの入力部と、外部記憶装置を有する。RAMには、例えば、電子文書を処理するための電子文書利用アプリと、ファイル来歴記録プログラム14と、OSが格納され、それぞれCPU13に読み出されて実行される。ファイル来歴記録プログラム14がCPU13で実行されることで、図1のファイル来歴記録部11が実現される。なお、電子文書はテキスト等の文書に限らず適宜の電子ファイルでもよい。
ファイル来歴管理サーバ20は、例えば、表示部23と、CPU(処理部)24と、ROMやRAMなどのメモリと、通信装置と、キーボードやマウスなどの入力部と、外部記憶装置を有する。RAMには、例えば制御プログラム25とOSが格納され、それぞれCPU24に読み出されて実行される。制御プログラム25がCPU24で実行されることで、図1の制御部22が実現される。
管理者端末30は、例えば、表示部32と、CPU(処理部)33と、ROMやRAMなどのメモリと、通信装置と、キーボードやマウスなどの入力部と、外部記憶装置を有する。RAMには、例えばファイル来歴表示プログラム34とOSが格納され、それぞれCPU33に読み出されて実行される。ファイル来歴表示プログラム34がCPU33で実行されることで、図1のファイル来歴表示部31が実現される。
ファイル来歴情報400は、オペレータによるファイルに対する操作の記録であり、例えば、時刻情報401と、操作名情報403と、操作固有情報405を含む。これら各情報は、ファイル来歴記録部11により例えばファイルの操作時などに記録される。
時刻情報401は、例えばオペレータがファイルを操作した時刻である。ファイル来歴情報を記録した時刻でもよい。
操作固有情報405は、操作名情報403に応じた情報を含む。
ペーストされたデータサイズ4051は、コピー&ペーストされたデータのサイズである。例えばバイト数が記録されるが、これに限らず適宜の単位を用いても良い。
図6(a)は、ファイルコピーの場合の例である。「a.xls」という名称のファイルが、zドライブの記録媒体からcドライブの記録媒体にコピーされた例である。
ファイル情報410は、ファイルの属性情報(ダンプ)である。例えば、ファイル情報410は、ファイル名称(文書指定情報)411と、時刻情報413と、ファイル固有情報415とを含む。ファイル固有情報415は、ファイル中の項目数4151、ファイルデータサイズ4153及び複数の項目情報を有する。項目情報は、例えばセルやテキストボックスなど、ファイル中の適宜の部位を特定する情報である。
例えばファイル来歴管理サーバ20は、各ユーザ端末10から受信されるファイル来歴情報400に識別番号等のid(識別子)をつけ、ファイル来歴保存部21に順次記憶する。識別子は、ファイル来歴記録部11で付与されて送信されてもよい。この場合、ファイル来歴管理サーバ20はユーザ端末10を識別する識別子をさらに付与してもよい。ファイル来歴保存部21は、例えば、識別子と、時刻情報と、操作名情報と、操作固有情報とが対応して記憶される。操作固有情報は、変更元情報、変更先情報、ペーストデータサイズを含む。操作名情報がファイルコピー、ファイルリネームの場合は、部位指定情報、ペーストデータサイズはないためブランクになっている。この例では、時刻が古い順に識別子が付与され、識別子が新しい(番号が大きい)ものから検索されることでファイルの来歴をたどることが出来る。
関連文書リスト213は、例えば、入力される検索対象の文書指定情報に関連する文書のファイルを示す関連文書情報と、関連文書の元になるファイルを示す元ファイル情報が対応して記憶される。関連文書情報と元ファイル情報は、例えばファイル名が記憶される。
重要度付きファイル来歴情報は、例えば重要度付きファイル来歴情報データベース214に記憶され、識別子(id)、時刻情報、操作名情報、変更元情報及び変更先情報に対応して、制御部22により求められる重要度が記憶される。重要度については後に詳述するが、操作名情報がコピー&ペーストの場合に求められ、記憶される。
(フローチャート)
なお、本フローチャートの実行前に、ユーザ端末10からファイル来歴情報400及びファイル情報410が送信され、ファイル来歴管理サーバ20に記憶されている。
制御部22は、ファイル来歴保存データベース21に記憶されているファイル来歴情報(図8参照)のファイル来歴総数をファイル来歴通番Iとする(S107)。例えば、記憶されているidの最大値をファイル来歴通番Iとしてもよい。なお、制御部22は、ファイル来歴保存部21の時刻情報を参照して、入力された来歴表示時刻より過去のうち最大のidをファイル来歴通番Iとしてもよい。
ステップS115では、制御部22は、変更元情報を変更先情報のコピー元ファイルと定義する(S115)。例えば、ファイル来歴保存データベース21のファイル来歴情報の対象エントリに記憶されている変更元情報を、変更先情報が示すファイルのコピー元ファイルとする。また、制御部22は、対象エントリの変更先情報と変更元情報を、関連文書リスト213の関連文書情報と元ファイル情報とに対応して記憶する。
重要度=(ペーストデータサイズ)/(来歴表示対象のファイルサイズ)+(ペースト項目数)/(来歴表示対象の項目数)
制御部22は、ファイル来歴情報の各項目に重要度を加えて「重要度付きファイル来歴情報」として重要度付きファイル来歴情報データベース214に出力し、記憶する(S125)。なお、ファイルコピー及びファイルリネームの場合は、重要度は算出されてなく、ファイル来歴情報の各項目が出力される。図10に、重要度付きファイル来歴情報が記憶される重要度付きファイル来歴情報データベース214の構成例を示す。
なお、重要度付きファイル来歴情報データベース214は、各idについて、例えば統合済みの場合に「有」、統合されていない場合「無」がセットされる統合済みフラグを含む。統合済か否かは、これ以外にも適宜の手法を用いても良い。
制御部22は、ファイル来歴通番Iが正の数であるかを確認し(S203)、正の数の場合に以下の処理を繰り返す。
制御部22は、ファイル来歴通番Jが正の数であるかを確認し(S209)、正の数の場合に以下の処理を繰り返す。ファイル来歴通番Jが正の数でない場合、繰り返し処理を抜け、ステップS219に移る。
ステップS217では、制御部22は、ファイル来歴通番Iをデクリメントし(S217)、ステップS209〜S215の処理を繰り返す。
ステップS221では、制御部22は、ファイル来歴通番Iをデクリメントし(S221)、ステップS203〜S219の処理を繰り返す。
図15は、第1の実施の形態におけるファイル来歴表示画面の一例である。
ファイル来歴表示GUI画面40は、検索条件を入力するための検索条件入力領域41と、検索結果を表示するための検索結果表示領域42を有する。検索条件入力領域41は、文書指定情報、表示来歴時刻情報を入力する領域を有する。さらに表示条件を入力する領域を有しても良い。検索結果表示領域42には、ファイル来歴が表示される。
図15に示す例は、ファイル来歴を図示したものである。
例えば、管理者等の入力部の操作により、検索条件入力領域41を介して表示条件が入力される。表示条件としては、例えば重要度を指定する。制御部22は、重要度付きファイル来歴情報データベース214、統合済ファイル来歴情報データベース215のうち、重要度が表示条件に合致しないものを除きファイル来歴を表示する。なお、コピー&ペースト以外は重要度が算出されてないため、全て表示してもよい。図16の例では、「C:¥a3.xls」から「C:¥c.xls」へのコピー&ペーストは重要度が0.05でり、表示条件の「重要度0.1以上」を満たしていないため、表示されていない。なお、重要度が低いものを表示しない以外にも、重要度が表示条件に合致するファイル来歴を強調して表示してもよい。
検索結果表示領域42は、グラフィック表示する以外にも、図17にようにテキスト形式、表形式で表示してもよい。図17の例は、文書情報として、指定ファイル名と、そのソースファイル名(ファイル来歴のおおもとにあたるファイル)、作成時刻情報等を表示した例である。また、関連文書情報として、コピー元ファイル名、そのソースファイル、最終ペースト時刻及び重要度等を、重要度が高い順に表示した例である。関連文書情報は、重要度が高い順に予め定められた数のみを表示するようにしてもよい。なお、これら以外の情報を表示してもよいし、他の形式で表示してもよい。
第2の実施の形態では、コピー&ペーストの操作の場合に、ペースト内容を加味して重要度を求める。管理者にとって、特に重要視する内容のコピー&ペーストについては重要度を比較的高くして表示されやすいようにすることができる。管理者は、重要視するキーワードを指定できる。
(ハード構成及びデータ構成)
システム構成及び各装置の構成は第1の実施の形態と同様である。
全体フローチャートは、第1の実施の形態における図11のフローチャートと同様である。なお、第2の実施の形態では、ステップS101において制御部22はキーワード指定情報をさらに入力する。例えば、制御部22は、図24及び図25に示すようなファイル来歴表示GUI画面40を表示し、検索条件入力領域41に入力された文書指定情報(来歴表示対象ファイルの名称)と表示来歴時刻情報(来歴表示時刻)の他、キーワード指定情報をさらに入力する。キーワード指定情報は、図24に示すように、ペースト内容に含まれるキーワードでもよいし、図25に示すように項目名に含まれるキーワードでもよい。
まず、制御部22は、キーワード一致数を0に初期設定する(S301)。制御部22は、ファイル来歴通番Iのエントリのペースト項目名(変更元情報及び変更先情報の部位指定情報)又はペースト内容に、入力されたキーワードを含むか判断する(S303)。キーワードを含まない場合、ステップS307へ移る。
制御部22は、以下の式により重要度を算出する(S307)。
重要度=(ペーストデータサイズ)/(来歴表示対象のファイルサイズ)+(ペースト項目数)/(来歴表示対象の項目数)+キーワード一致数×α
なお、他の処理については第1の実施の形態と同様である。また、統合処理についても第1の実施の形態と同様である。
図24は、第2の実施の形態において、ペースト内容を加味して重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例であり、「円」を含むペースト内容は重要と指定した場合の例である。
図24、図25は、第1の実施の形態の図17のように表形式で表示する例であるが、図15、図16のようにグラフィック表示してもよい。
第3の実施の形態では、同じ文書の同じ場所にペーストしたものがある場合に、後の時刻(現在に近い時刻)のデータが反映され、前の時刻(より過去の時刻)のデータは上書きされて消去されていると考えられることから、前の時刻のデータを排除して処理する。
本実施の形態によると、より後の処理によって打ち消された操作に関する処理を省くことができる。
システム構成及び各装置の構成は第1の実施の形態と同様である。なお、ファイル来歴管理サーバ20には、例えば外部記憶装置に後述する判定除外リストが記憶される。
図26は、第3の実施の形態における、同電子文書の同項目にペーストしている2つのファイル来歴情報の一例である。図26では、簡単のため、同じ文書の同じ場所にペーストしたファイル来歴情報のみを示している。図示のように、同じ文書の同じ場所にペーストしたものは、変更先情報が同一になる。
判定除外リストは、重要度の算出等の処理を除外する文書指定情報と部位指定情報とを含む。各エントリには適宜の識別子が付与されてもよい。
全体フローチャートは、第1の実施の形態における図11のフローチャートと同様である。
なお、ステップS117の処理の詳細は第1の実施の形態と異なり、図29を参照して以下説明する。図29は、第3の実施の形態において、あるペーストによりファイル情報の最終的な値と同一となった場合、それ以前の全てのペースト処理は無効として重要度を算出する処理を示すフローチャートである。図29は、ステップS117の詳細フローに相当する。
変更先情報が判定除外リストに存在する場合(S401、Yes)、制御部22は、重要度を0とし(S409)、図11の処理に戻る。
重要度=(ペーストデータサイズ)/(来歴表示対象のファイルサイズ)+(ペースト項目数)/(来歴表示対象の項目数)
各パラメータは第1の実施の形態におけるステップS117と同様である。
なお、図11の他の処理については第1の実施の形態と同様である。また、統合処理についても第1の実施の形態と同様である。
図32は、第3の実施の形態における、図29の処理により重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例である。第1の実施の形態の図17のように表形式で表示する例であるが、図15、図16のようにグラフィック表示してもよい。例えば、重要度が高いものから表示する場合や、検索条件入力領域41を介して表示する重要度が指定された場合などには、重要度が0とされたファイル来歴情報については表示されず、ユーザが視認しやすくなる。
上述の第2の実施の形態では、ペースト内容をファイル来歴情報として記録しユーザ端末10からファイル来歴管理サーバ20へ送信したが、第4の実施の形態では、ペースト内容中のキーワードに対して加算点数(マイナスの値を加算する場合もある)を予め定めておき、ユーザ端末10のファイル来歴情報記録部11に記憶しておく。ファイル来歴情報記録部11は、ペースト内容及び項目名の中の所定のキーワードを検索してペースト点数を求め、ペースト点数をファイル来歴情報に付加してファイル来歴管理サーバ20に送信する。
本実施の形態によると、上述の第2の実施の形態に比べて、ファイル来歴管理サーバ20のデータベースにかける負荷を小さくできる。
第4の実施の形態では、ユーザ端末10のファイル来歴記録部11は、ペースト点数データベースを有する。
図33は、第4の実施の形態における、ファイル来歴情報記録部11に登録されたペースト点数データベースの一例を示す図である。ペースト点数データベースには、予め定められたキーワードとペースト点数(点数情報)が対応して記憶される。これらの情報は、ファイル来歴管理サーバ20からユーザ端末10に送信され、ユーザ端末10に記憶されてもよい。なお、ペースト点数(キーワード含有情報)は、本実施の形態で示すように重要度に直接加算できる値以外にも、重要度と対応する適宜の指標、識別子などでもよい。
システム構成及び各装置の構成の他の部分は第1の実施の形態と同様である。
全体フローチャートは、第1の実施の形態における図11のフローチャートと同様である。
なお、ステップS117の処理の詳細は第1の実施の形態と異なり、図37を参照して以下説明する。図37は、第4の実施の形態における、ペースト点数を加味して重要度を算出する処理を示すフローチャートである。図37は、ステップS117の詳細フローに相当する。
重要度=(ペーストデータサイズ)/(来歴表示対象のファイルサイズ)+(ペースト項目数)/(来歴表示対象の項目数)+ペースト点数
ペースト点数は、ファイル来歴保存部21の対象エントリに記憶されたペースト点数を用いることができる。他の各パラメータは第1の実施の形態におけるステップS117と同様である。
なお、図11の他の処理については第1の実施の形態と同様である。また、統合処理についても第1の実施の形態と同様である。
図40は、第4の実施の形態における、ペースト点数を加味して重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例である。この例では表形式で表示しているが、グラフィック表示でもよい。
本ファイル来歴記録・表示方法は、例えばファイル来歴を記録・表示させる計算機のファイル来歴記録・表示方法であって、
前記ファイル来歴記録・表示方法はファイル来歴を記録するファイル来歴記録部を備え,
前記ファイル来歴記録部はファイル来歴を記録する機能を備え、
前記ファイル来歴記録・表示方法はユーザが関係するファイル来歴を表示したい特定のファイルを入力する機能を有する入力部を備え、
前記ファイル来歴記録・表示方法は前記ファイル来歴記録部によって記録されたファイル来歴を表示するファイル来歴表示部を備え、
前記ファイル来歴表示部は前記ファイル来歴の重要度を判定知る機能を備え、重要度の高いファイル来歴を強調して表示する、あるいは重要度の高いファイル来歴のみを表示する機能を備える。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴記録部がファイル来歴をサーバに記録することを特徴のひとつとする。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴がファイルの移動、コピーおよびファイル間のデータのコピー&ペーストのいずれか、あるいは全てで構成されていることを特徴のひとつとする。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴表示部が変更のサイズの大きさと変更が加えられた項目数のいずれか、あるいは双方をもとに重要度を判定する。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴表示部が各ファイル来歴に含まれる個々の変更内容からユーザが要求した時刻におけるデータの内容に最終的に反映されているファイル来歴のみをもとに重要度を判定する。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴から流出ファイルの元となった重要ファイルを抽出し表示する機能を備えることを特徴のひとつとする。
Claims (14)
- オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を作成するファイル来歴記録部と、
ファイル来歴情報を順次蓄積するファイル来歴保存部と、
所望のファイルについて前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求める制御部と、
前記所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを表示するファイル来歴表示部と
を備え、
前記制御部は、前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、前記ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示し、
且つ、
前記制御部は、ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるファイル来歴記録システム。 - 前記ファイル来歴記録部は、ファイル中のデータのコピーアンドペーストの操作について、ペーストデータサイズ及び/又はペーストされた項目数を特定する情報を含む前記ファイル来歴情報を作成し、
前記制御部は、ペーストデータサイズのファイル全体のデータサイズに対する割合、及び/又は、ペースト項目数のファイル全体の項目数に対する割合に基づきファイル来歴情報の選択指標を求める請求項1に記載のファイル来歴記録システム。 - 前記ファイル来歴記録部は、変更後のファイル全体のデータサイズ、及び/又は、ファイル全体の項目数を含むファイル情報を作成し、前記制御部に出力し、
前記制御部は、ファイル来歴情報とファイル情報に含まれる情報を用いて選択指標を求める請求項2に記載のファイル来歴記録システム。 - 前記制御部は、ペーストデータサイズのファイル全体のデータサイズに対する割合と、ペースト項目数のファイル全体の項目数に対する割合とを加算して選択指標を求める請求項2に記載のファイル来歴記録システム。
- コピーアンドペーストの操作についてのファイル来歴情報は、コピーアンドペーストを示す操作名情報と、変更前のファイル名及び項目を示す変更元情報と、変更後のファイル名及び項目を示す変更先情報と、ペーストデータサイズと含む請求項1に記載のファイル来歴記録システム。
- 前記制御部は、前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報のうち、変更元情報と変更先情報の双方が一致するファイル来歴情報の選択指標を加算して、該ファイル来歴情報を統合する請求項5に記載のファイル来歴記録システム。
- 前記ファイル来歴記録部を有するひとつ又は複数のユーザ端末と、
前記ファイル来歴保存部及び前記制御部を有するファイル来歴管理サーバと
を備え、
前記ファイル来歴保存部は、前記ユーザ端末の前記ファイル来歴記録部から受信されるファイル来歴情報を順次蓄積する請求項1に記載のファイル来歴記録システム。 - コピーアンドペーストの操作についての前記ファイル来歴情報は、変更内容情報をさらに含み、
ユーザの重要視するキーワード、又は、非重要視するキーワードを入力するための入力部をさらに備え、
前記制御部は、ファイル来歴情報の変更内容情報、変更先情報の項目及び変更元情報の項目に、入力されたキーワードが含まれている場合、求められたファイル来歴情報の選択指標を、重要視するキーワードの場合は増加させ、非重要視するキーワードの場合は減少させる請求項5に記載のファイル来歴記録システム。 - 前記ファイル来歴記録部がファイル来歴情報を作成する際に、ファイル中の変更項目及び変更内容の一方又は双方が、ユーザの重要視する予め定められたキーワード、又は、非重要視する予め定められたキーワードを含むかを示すキーワード含有情報を記録し、
前記制御部が選択指標を求める場合に、前記キーワード含有情報を加味して判定する請求項1に記載のファイル来歴記録システム。 - 前記ファイル来歴記録部は、ユーザの重要視する予め定められたキーワード、又は、非重要視する予め定められたキーワードに対応して、選択指標を増減するための点数情報が記憶された点数データベースを有し、
前記ファイル来歴記録部がファイル来歴を作成する際に、変更項目及び変更内容の一方又は双方に、ユーザの重要視する予め定められたキーワード、又は、非重要視する予め定められたキーワードを含む場合、前記点数データベースを参照して該キーワードに対するする点数情報をキーワード含有情報に記録し、
前記制御部が選択指標を求める場合に、求められたファイル来歴情報の選択指標を、前記キーワード含有情報に応じて増減させることを特徴とする請求項9に記載のファイル来歴記録システム。 - 前記制御部は、コピーアンドペーストの操作についての複数のファイル来歴情報の変更先情報が同じ場合、古いファイル来歴情報を除外して選択指標を求める請求項1に記載のファイル来歴記録システム。
- ファイル来歴から流出ファイルの元となった重要ファイルを抽出し表示する機能を備えることを特徴とする請求項1に記載のファイル来歴記録システム。
- オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を受信して順次蓄積するファイル来歴保存部と、
所望のファイルについて前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求める制御部と、
前記所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを表示するファイル来歴表示部と
を備え、
前記制御部は、前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、前記ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示し、
且つ、
前記制御部は、ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるファイル来歴管理装置。 - オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を作成するステップと、
ファイル来歴情報を記憶部に順次蓄積するステップと、
所望のファイルについて、蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求めるステップと、
前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示するステップと
を含み、
且つ、
ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるステップと
を含むファイル来歴記録方法。
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