JP5689174B2 - ファイル来歴記録システム、ファイル来歴管理装置及びファイル来歴記録方法 - Google Patents

ファイル来歴記録システム、ファイル来歴管理装置及びファイル来歴記録方法 Download PDF

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    • G06F16/16File or folder operations, e.g. details of user interfaces specifically adapted to file systems

Description

本発明は、ファイル来歴記録システム、ファイル来歴管理装置及びファイル来歴記録方法に係り、特に、電子機密文書の漏洩時などに漏洩した電子文書の来歴を追跡するファイル来歴記録システム、ファイル来歴管理装置及びファイル来歴記録方法に関する。
ITを使用した業務において、各業務作業者は顧客情報や最新の技術情報などが記載された機密文書を多く扱っているが、それらの機密文書を社外(又は組織外など機密管理の範囲外。以下単に社外と記す)に持ち出された場合の被害は非常に大きい。そこで、機密文書が社外に流出することを防ぐためにファイル操作を監視する技術が求められている。例えば、機密文書が流出した際に、その機密情報の範囲を特定するために、「どのファイルが元となったのか」、「どのようにファイルが変更されたのか」といったファイルの来歴を可視化する仕組みが求められている。
また、ファイルの移動及びコピーや、クリップボードを介したコピー&ペーストの関係を図示する方式が開示されている(例えば、特許文献1および特許文献3参照)。特許文献1および特許文献3では、概略、ファイル内部のどの項目からどの項目へコピー&ペーストが行われたか、さらには内容がどのように変更されたかを記録し、ファイル間の関係を可視化する仕組みを提案している。
また、特許文献2は、概略、プログラム開発において似た処理についてはコピーして修正するという開発方法が取れている場合に、コピーをシステムが管理することにより、もとのプラグラムを含めコピーされた範囲でバグがみつかったときは、それをコピーされた範囲の利用者に自動的に警告することが開示されている。
特開2006−516775号公報 特開2008−269020号公報 特開2011−22705号公報
しかしながら、例えば特許文献1および特許文献3の仕組みを利用して、ある特定のファイルの元となったファイルの一覧を表示しようとした場合、その特定のファイルの作成に多くの資料を参考にしていると、非常に多くのファイルがコピー元となることがあり、可視化した場合でも視認が難しくなる場合がある。
本発明は、以上の点に鑑み、特定ファイルの元となった複数の元ファイルの中から、比較的重要な変更の元となった元ファイル、又は、比較的影響度の高いと想定される元ファイルを、ユーザが視認できるようにするファイル来歴記録システム、ファイル来歴管理装置及びファイル来歴記録方法を提供することを目的とする。
コピー&ペースト時に、項目、サイズ及びペースト内容を記録しておき、ペーストされた項目数、ファイル全体に対するペーストされたデータサイズを指標にそのペーストの重要度(選択指標)を判定する。また、項目名や変更内容を記録しておき、ファイルの来歴を可視化する際に重要キーワード(又は非重要キーワード)を管理者が入力した場合、項目名や変更内容にキーワードが含まれる場合は重要度を増加(又は減少)させる。また、ファイルの来歴を可視化する際に、表形式で表示する場合は重要度の高い順に表示する機能、図示する場合は重要度が管理者の定めた閾値以上の元ファイルのみを表示するか、強調する機能を提供する。
本発明の第1の解決手段によると、
オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を作成するファイル来歴記録部と、
ファイル来歴情報を順次蓄積するファイル来歴保存部と、
所望のファイルについて前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求める制御部と、
前記所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを表示するファイル来歴表示部と
を備え、
前記制御部は、前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、前記ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示し、
且つ、
前記制御部は、ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるファイル来歴記録システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を受信して順次蓄積するファイル来歴保存部と、
所望のファイルについて前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求める制御部と、
前記所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを表示するファイル来歴表示部と
を備え、
前記制御部は、前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、前記ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示し、
且つ、
前記制御部は、ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるファイル来歴管理装置が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を作成するステップと、
ファイル来歴情報を記憶部に順次蓄積するステップと、
所望のファイルについて、蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求めるステップと、
前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示するステップと
を含み、
且つ、
ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるステップと
を含むファイル来歴記録方法が提供される。
本発明によると、特定ファイルの元となった複数の元ファイルの中から、比較的重要な変更の元となった元ファイル、又は、比較的影響度の高いと想定される元ファイルを、ユーザが視認できるようにするファイル来歴記録システム、ファイル来歴管理装置及びファイル来歴記録方法を提供することができる。
本発明の実施の形態を実現する計算機環境(ファイル来歴記録システム)の構成の一例を示す図である。 ファイル来歴を記録する装置(図1のPC1に相当)の構成の一例を示す図である。 ファイル来歴を記録・処理する装置(図1のファイル来歴管理サーバに相当)の構成の一例を示す図である。 ファイル来歴を表示する装置(図1の管理者PCに相当)の構成の一例を示す図である。 ファイル来歴情報の構成の一例を示す図である。 取得されたファイル来歴情報の一例を示す図である。 ファイル情報の構成の一例を示す図である。 ユーザ端末から取得されたファイル来歴情報の集合の一例を示す図である。 関連文書リストの一例である。 重要度付きファイル来歴情報の一例である。 ファイル来歴からファイル来歴表示対象の関連ファイルリストと重要度付きファイル来歴を抽出する処理を示すフローチャートである。 コピー&ペーストのファイル来歴からコピー元の文書がファイル来歴表示対象の電子文書にどれだけ影響を及ぼしたかを示す重要度を算出する処理を示すフローチャートである。 同一の変更元情報、変更先情報の重要度付きファイル来歴情報を統合し、統合済ファイル来歴情報を出力するフローチャートである。 統合済ファイル来歴情報の一例である。 第1の実施の形態におけるファイル来歴表示画面の一例である。 図15の表示条件として重要度10%以上のもののみを表示する操作をした場合の、第1の実施の形態におけるファイル来歴表示画面の一例である。 第1の実施の形態におけるファイル来歴表示画面の別の一例である。 第2の実施の形態における、ペースト内容を含むファイル来歴情報の構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態における、ペースト内容を含む取得されたファイル来歴情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態における、ペースト内容を含むユーザ端末から取得されたファイル来歴情報の集合の一例を示す図である。 第2の実施の形態における、ペースト内容を加味して重要度を算出する処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における、キーワードを利用した、重要度付きファイル来歴情報の一例である。 第2の実施の形態における、キーワードを利用した、統合済ファイル来歴情報の一例である。 第2の実施の形態において、ペースト内容を加味して重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例であり、「金額」を含む項目は重要と指定した場合の例である。 第2の実施の形態において、ペースト内容を加味して重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例であり、「備考」を含む項目は重要でない、と指定した場合の例である。 第3の実施の形態における、同電子文書の同項目にペーストしている2つのファイル来歴情報の一例である。 第3の実施の形態における、ファイル情報の構成を示すファイル情報の一例を示す図である。 第3の実施の形態における判定除外リストの一例である。 第3の実施の形態において、あるペーストによりファイル情報の最終的な値と同一となった場合、それ以前の全てのペースト処理は無効として重要度を算出する処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における判定除外を利用した重要度付きファイル来歴情報の一例である。 第3の実施の形態における判定除外を利用した、統合済ファイル来歴情報の一例である。 第3の実施の形態における、図29の処理により重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例である。 第4の実施の形態における、ファイル来歴情報取得部に登録されたキーワードとペースト点数の一例を示す図である。 第4の実施の形態における、キーワードにより判定されたペースト点数を含むファイル来歴情報の構成の一例を示す図である。 第4の実施の形態における、ペースト点数を含む取得されたファイル来歴情報の一例を示す図である。 第4の実施の形態における、キーワードにより判定されたペースト点数を含む、ユーザ端末から取得されたファイル来歴情報の集合の一例を示す図である。 第4の実施の形態における、ペースト点数を加味して重要度を算出する処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態における、ペースト点数を利用した、重要度付きファイル来歴情報の一例である。 第4の実施の形態における、ペースト点数を利用した、統合済ファイル来歴情報の一例である。 第4の実施の形態における、ペースト点数を加味して重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例である。
1.第1の実施の形態
(ハード構成及びデータ構成)
図1は、本発明の実施の形態を実現する計算機環境(ファイル来歴記録システム)の構成の一例を示す図である。
ファイル来歴記録システムは、例えば、オペレータにより操作されるPC(ユーザ端末)10と、ファイル来歴管理サーバ20と、管理者により操作される管理者PC(管理者端末)30とを備える。各装置は、ネットワーク50を介して通信可能である。なお、各装置の詳細な構成は後述し、図1では概略を示す。なお、ファイル来歴管理サーバ20と管理者端末30はひとつの装置(ファイル来歴管理装置)で構成されてもよく、例えばファイル来歴管理サーバ20がファイル来歴表示部31を備えても良い。
ユーザ端末10は複数備えることができ、図1では1例として2台のPC1(10A)、PC2(10B)を示す。以降、特にPC1とPC2を区別しない場合には、符号A、Bを付さずに記す。他のブロック、情報についても同様である。なお、ユーザ端末10は、PC以外にも適宜の電子ファイルを操作できる携帯端末、サーバ等の情報処理装置でもよい。
ユーザ端末10は、ファイル来歴記録部11(11A、11B)を有する。
ファイル来歴記録部11は、オペレータの操作によりユーザ端末10で処理される電子ファイルのファイル情報及びファイル来歴情報を記録する。ファイル来歴情報は、オペレータの操作によりユーザ端末10がファイルに対して適用した処理の記録であり、例えばファイル名の変更、ファイルのコピー、ファイル中のデータのコピー&ペーストなどの履歴情報を含む。ファイル来歴記録部11は、ファイル情報410と、ファイル来歴情報400を、ネットワーク50を介してファイル来歴管理サーバ20に送信する。ファイル来歴記録部11が情報を送信するタイミングは適宜のタイミングでよく、例としてはデータを記録する度に送信してもよいし、記録されたデータを予め定められた周期で送信してもよい。
ファイル来歴管理サーバ20は、ファイル来歴保存部21と、制御部22を有する。
ファイル来歴保存部21は、例えばユーザ端末10から受信したファイル来歴情報400とファイル情報410を順次蓄積する。
制御部22は、所望のファイルについてファイル来歴保存部21に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、所望のファイルの元になったひとつ又は複数のファイルを求める。つまり、ファイル来歴を求める。また、制御部22は、ファイル中のデータの変更について、該ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求める。
管理者端末30は、ファイル来歴情報表示部31を有する。ファイル来歴情報表示部31には、検索条件入力領域41と検索結果表示部(表示領域)42を有するファイル来歴GUI画面40を表示する。管理者は、キーボード、マウス等の入力部を用いて、検索条件入力領域41に検索対象のファイル名、時刻情報を入力する。検索結果表示部42には、ファイル来歴管理サーバ20からの検索結果を表示する。
図2は、ファイル来歴を記録する装置(図1のユーザ端末10に相当)の構成の一例を示す図である。
ユーザ端末10は、例えば表示部12と、CPU(処理部)13と、ROMやRAMなどのメモリと、通信装置と、キーボードやマウスなどの入力部と、外部記憶装置を有する。RAMには、例えば、電子文書を処理するための電子文書利用アプリと、ファイル来歴記録プログラム14と、OSが格納され、それぞれCPU13に読み出されて実行される。ファイル来歴記録プログラム14がCPU13で実行されることで、図1のファイル来歴記録部11が実現される。なお、電子文書はテキスト等の文書に限らず適宜の電子ファイルでもよい。
ファイル来歴記録プログラム14により、ファイル来歴情報400とファイル情報410が作成され、ユーザ端末10に記憶される。各情報は、図示のようにRAMに記憶される以外にも、適宜の記憶領域に記憶してもよい。また、ファイル来歴情報400とファイル情報410は、適宜のタイミングで通信装置を介してファイル来歴管理サーバ20へ送信される。
図3は、ファイル来歴を記録・処理する装置(図1のファイル来歴管理サーバ20)の構成の一例を示す図である。
ファイル来歴管理サーバ20は、例えば、表示部23と、CPU(処理部)24と、ROMやRAMなどのメモリと、通信装置と、キーボードやマウスなどの入力部と、外部記憶装置を有する。RAMには、例えば制御プログラム25とOSが格納され、それぞれCPU24に読み出されて実行される。制御プログラム25がCPU24で実行されることで、図1の制御部22が実現される。
外部記憶装置は、ファイル来歴保存データベース(ファイル来歴保存部)21と、関連文書リスト213と、重要度付ファイル来歴情報データベース214と、統合済ファイル来歴情報データベース215とを有する。ファイル来歴保存データベース21には、例えば、通信装置を介してユーザ端末10から受信したファイル来歴情報及びファイル情報の集合が記憶される。
図4は、ファイル来歴を表示する装置(図1の管理者端末30に相当)の構成の一例を示す図である。
管理者端末30は、例えば、表示部32と、CPU(処理部)33と、ROMやRAMなどのメモリと、通信装置と、キーボードやマウスなどの入力部と、外部記憶装置を有する。RAMには、例えばファイル来歴表示プログラム34とOSが格納され、それぞれCPU33に読み出されて実行される。ファイル来歴表示プログラム34がCPU33で実行されることで、図1のファイル来歴表示部31が実現される。
図5は、ファイル来歴情報の構成の一例を示す図である。
ファイル来歴情報400は、オペレータによるファイルに対する操作の記録であり、例えば、時刻情報401と、操作名情報403と、操作固有情報405を含む。これら各情報は、ファイル来歴記録部11により例えばファイルの操作時などに記録される。
時刻情報401は、例えばオペレータがファイルを操作した時刻である。ファイル来歴情報を記録した時刻でもよい。
操作名情報403は、オペレータがどのような操作を行ったかを示す情報であり、例えばコピー&ペースト、ファイルコピー、ファイル名変更等を示す。操作名情報としては、適宜の識別情報を用いても良い。
操作固有情報405は、操作名情報403に応じた情報を含む。
図5(b)に、操作名情報403が「コピー&ペースト」を示す場合の操作固有情報405−1を示す。操作名情報403が「コピー&ペースト」を示す場合、操作固有情報405−1は、変更元情報と、変更先情報と、ペーストされたデータサイズ4051とを含む。
変更元情報は、コピー&ペーストのコピー元となったファイル及び部位(項目)を示す。例えば、変更元情報は、ファイルの識別情報(例えば格納先の記録媒体及びフォルダ等のパス情報を含むファイル名)である文書指定情報と、ファイル中の項目、位置等を特定する部位指定情報を有する。ここでの文書指定情報がコピー&ペーストのコピー元となったファイルを示し、部位指定情報がコピー&ペーストのコピー元となった部位を示す。部位指定情報は、例えば、ドキュメントファイル中のテキストボックスの識別情報、データシートのセルの識別情報、プレゼンテーションファイルのスライド及び当該スライド中の位置を特定する情報等を含む。
変更先情報は、コピー&ペーストのペースト先となったファイル及び部位を示す。例えば、変更先情報は、文書指定情報と部位指定情報を有する。文書指定情報と部位指定情報については、変更元情報の文書指定情報と部位指定情報と同様である。
ペーストされたデータサイズ4051は、コピー&ペーストされたデータのサイズである。例えばバイト数が記録されるが、これに限らず適宜の単位を用いても良い。
図5(c)に、操作名情報403が「ファイルコピー」を示す場合の操作固有情報405−2を示す。操作名情報403が「ファイルコピー」を示す場合、操作固有情報405−2は、変更元情報と変更先情報とを含む。ここでは、ファイルコピーはファイル全体を複製する操作であり、変更元情報及び変更先情報は、それぞれ文書指定情報を含む。変更元の文書指定情報と変更先の文書指定情報は、例えば保存先の記録媒体を示す部分が異なる。ファイルの移動についても、ファイルのコピーと同様に扱うことができる。
図5(d)に、操作名情報403が「ファイル名変更」を示す場合の操作固有情報405−3を示す。操作名情報403が「ファイル名変更」を示す場合、操作固有情報405−3は変更元情報と変更先情報とを含む。ここでは、変更元情報及び変更先情報は、それぞれ文書指定情報を含む。
図6は、取得されたファイル来歴情報の一例を示す図である。
図6(a)は、ファイルコピーの場合の例である。「a.xls」という名称のファイルが、zドライブの記録媒体からcドライブの記録媒体にコピーされた例である。
図6(b)は、コピー&ペーストの場合の例である。例えば、「C:¥a3.xls」というファイルの、「定価」という名前が付けられたセルのデータが、「C:¥c.xls」というファイルの、「販売価格」という名前が付けられたセルにコピー&ペーストされた例である。コピー&ペーストされたデータのサイズ4051が、この例では10kbyteである。
図7は、ファイル情報の構成の一例を示す図である。
ファイル情報410は、ファイルの属性情報(ダンプ)である。例えば、ファイル情報410は、ファイル名称(文書指定情報)411と、時刻情報413と、ファイル固有情報415とを含む。ファイル固有情報415は、ファイル中の項目数4151、ファイルデータサイズ4153及び複数の項目情報を有する。項目情報は、例えばセルやテキストボックスなど、ファイル中の適宜の部位を特定する情報である。
図8は、ユーザ端末10から取得されたファイル来歴情報の集合の一例を示す図である。
例えばファイル来歴管理サーバ20は、各ユーザ端末10から受信されるファイル来歴情報400に識別番号等のid(識別子)をつけ、ファイル来歴保存部21に順次記憶する。識別子は、ファイル来歴記録部11で付与されて送信されてもよい。この場合、ファイル来歴管理サーバ20はユーザ端末10を識別する識別子をさらに付与してもよい。ファイル来歴保存部21は、例えば、識別子と、時刻情報と、操作名情報と、操作固有情報とが対応して記憶される。操作固有情報は、変更元情報、変更先情報、ペーストデータサイズを含む。操作名情報がファイルコピー、ファイルリネームの場合は、部位指定情報、ペーストデータサイズはないためブランクになっている。この例では、時刻が古い順に識別子が付与され、識別子が新しい(番号が大きい)ものから検索されることでファイルの来歴をたどることが出来る。
図9は、ファイル来歴管理サーバ20に記憶される関連文書リストの一例である。
関連文書リスト213は、例えば、入力される検索対象の文書指定情報に関連する文書のファイルを示す関連文書情報と、関連文書の元になるファイルを示す元ファイル情報が対応して記憶される。関連文書情報と元ファイル情報は、例えばファイル名が記憶される。
図10は、ファイル来歴管理サーバ20に記憶される重要度付きファイル来歴情報の一例である。
重要度付きファイル来歴情報は、例えば重要度付きファイル来歴情報データベース214に記憶され、識別子(id)、時刻情報、操作名情報、変更元情報及び変更先情報に対応して、制御部22により求められる重要度が記憶される。重要度については後に詳述するが、操作名情報がコピー&ペーストの場合に求められ、記憶される。
(フローチャート)
図11は、ファイル来歴情報からファイル来歴表示対象の関連ファイルリストと重要度付きファイル来歴情報を抽出する処理を示すフローチャートである。本フローチャートは、ファイル来歴管理サーバ20の制御部22(CPU24)で実行される。
なお、本フローチャートの実行前に、ユーザ端末10からファイル来歴情報400及びファイル情報410が送信され、ファイル来歴管理サーバ20に記憶されている。
ファイル来歴管理サーバ20の制御部22は、検索条件の来歴表示対象ファイルの名称と来歴表示時刻を受け付ける(S101)。例えば、制御部22は、図15に示すようなファイル来歴表示GUI画面40を表示し、検索条件入力領域41に入力された文書指定情報(来歴表示対象ファイルの名称)と表示来歴時刻情報(来歴表示時刻)を入力する。
制御部22は、来歴表示対象ファイルの来歴表示時刻におけるファイル情報を取得する(S103)。例えば、制御部22は入力された来歴表示対象ファイルのファイル情報410を外部記憶装置から取得する。なお、ファイル情報は時刻により変更される場合があり、制御部22は入力された来歴表示時刻と、ファイル情報410中の時刻情報413とに従い、来歴表示時刻より過去のうち最も時刻が近いファイル情報を取得する。このようにすることにより、所望の時点のファイルについて、ファイル来歴を取得・表示することができる。
制御部22は、来歴表示対象ファイルを関連文書リスト213に追加する(S105)。例えば、来歴表示対象ファイルのファイル名を関連文書リスト213の関連文書情報に記憶する。
制御部22は、ファイル来歴保存データベース21に記憶されているファイル来歴情報(図8参照)のファイル来歴総数をファイル来歴通番Iとする(S107)。例えば、記憶されているidの最大値をファイル来歴通番Iとしてもよい。なお、制御部22は、ファイル来歴保存部21の時刻情報を参照して、入力された来歴表示時刻より過去のうち最大のidをファイル来歴通番Iとしてもよい。
制御部22は、ファイル来歴通番Iが正の数であるかを確認し(S109)、正の数の場合に以下の処理を繰り返す。後述するステップS127で、ファイル来歴通番Iがデクリメントされることで、以下の処理がファイル来歴保存部21の全エントリに対して、idが大きいものから順に実行される。
制御部22は、変更先情報が関連文書リスト213に存在するか判断する(S111)。より具体的には、制御部22はファイル来歴保存データベース21のファイル来歴情報のうち、idがファイル来歴通番Iと一致するエントリを対象エントリとし、そのエントリの変更先情報に記憶された文書指定情報が、関連文書リスト213に存在するか判断する。存在しない場合は、ステップS127に移る。
一方、存在する場合、制御部22は操作名情報により処理を分岐する(S113)。操作名情報がコピー&ペーストの場合はステップS115へ移り、操作名情報がファイルコピー又はファイルリネームの場合はステップS119へ移る。
ステップS115では、制御部22は、変更元情報を変更先情報のコピー元ファイルと定義する(S115)。例えば、ファイル来歴保存データベース21のファイル来歴情報の対象エントリに記憶されている変更元情報を、変更先情報が示すファイルのコピー元ファイルとする。また、制御部22は、対象エントリの変更先情報と変更元情報を、関連文書リスト213の関連文書情報と元ファイル情報とに対応して記憶する。
制御部22は、コピー&ペーストの重要度を算出し(S117)、ステップS123へ移る。図12は、コピー&ペーストのファイル来歴からコピー元の文書がファイル来歴表示対象の電子文書にどれだけ影響を及ぼしたかを示す重要度を算出する処理を示す。制御部22は、重要度を、図12に示すように以下の式により算出する。
重要度=(ペーストデータサイズ)/(来歴表示対象のファイルサイズ)+(ペースト項目数)/(来歴表示対象の項目数)
ここで、ペーストデータサイズはファイル来歴情報400に含まれ(図5(b)参照)、対象エントリに記憶されたペーストデータサイズ4051を用いることができる。来歴表示対象のファイルサイズは、ファイル情報410に含まれるファイルデータサイズ4153を用いることができる。ペースト項目数は、操作固有情報の部位指定情報から判断する。例えば、複数の部位が操作された場合は、各操作について部位指定情報がそれぞれ操作固有情報に記憶され、この数がペースト項目数となる。なお、ファイル来歴情報400にペーストされた項目数を含むようにしてもよい。来歴表示対象の項目数は、ファイル情報410に含まれる項目数4151を用いることができる。その後、ステップS123へ移る。
なお、制御部22は、上述の式により重要度(選択指標)を求める以外にも、ペーストデータサイズのファイル全体のデータサイズに対する割合、及び、ペースト項目数のファイル全体の項目数に対する割合の一方又は双方に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めてもよい。また、制御部22はファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めてもよい。さらに、制御部22は、これら以外にも、表示対象の所望のファイルと、その元ファイルとのデータの変更度合いに基づいて選択指標を求めてもよい。
一方、ステップS119では、制御部22は、変更元情報を変更先情報の元ファイルと定義する(S119)。この点ステップS115と同様であり、制御部22は、ファイル来歴保存データベース21のファイル来歴情報の対象エントリに記憶されている変更先情報と変更元情報を、関連文書リスト213の関連文書情報と元ファイル情報とに対応して記憶する。
制御部22は、関連文書リスト213で変更先情報を元ファイルと定義している全ての該元ファイルを変更元情報に変更する(S121)。例えば、制御部22は、関連文書リスト213の元ファイル情報を検索し、対象エントリの変更先情報と一致する元ファイル情報を、変更元情報に変更する。なお、変更元情報を元ファイル情報に順に追加してファイルの来歴がひとつのエントリに並ぶようにしてもよい。
ステップS123では、制御部22は、変更元情報のファイル(文書指定情報)を関連文書リスト213に追加する(S123)。例えば、関連文書リスト213の関連文書情報に、変更元情報を追加する。
制御部22は、ファイル来歴情報の各項目に重要度を加えて「重要度付きファイル来歴情報」として重要度付きファイル来歴情報データベース214に出力し、記憶する(S125)。なお、ファイルコピー及びファイルリネームの場合は、重要度は算出されてなく、ファイル来歴情報の各項目が出力される。図10に、重要度付きファイル来歴情報が記憶される重要度付きファイル来歴情報データベース214の構成例を示す。
制御部22は、ファイル来歴通番Iをデクリメントし(S127)、ステップS109〜S125の処理を繰り返す。その後、制御部22は、関連文書リスト213に従い、ファイル来歴を管理者端末30に表示する(S129)。例えば、制御部22は関連文書リスト213を管理者端末30に送信し、管理者端末30がファイル来歴表示部31に表示する。
図13は、同一の変更元情報、変更先情報の重要度付きファイル来歴情報を統合し、統合済ファイル来歴情報を出力するフローチャートである。例えば、図10の重要度付きファイル来歴情報のうち、変更元情報と変更先情報が同じデータを統合する処理である。
なお、重要度付きファイル来歴情報データベース214は、各idについて、例えば統合済みの場合に「有」、統合されていない場合「無」がセットされる統合済みフラグを含む。統合済か否かは、これ以外にも適宜の手法を用いても良い。
制御部22は、重要度付きファイル来歴情報データベース214に記憶されている重要度付きファイル来歴情報(図10参照)の重要度付ファイル来歴総数をファイル来歴通番I(重要度付ファイル来歴通番I)とする(S201)。
制御部22は、ファイル来歴通番Iが正の数であるかを確認し(S203)、正の数の場合に以下の処理を繰り返す。
制御部22は、操作名情報がコピー&ペーストであり、かつ、統合済フラグが無を示すか判断する(S205)。より具体的には、制御部22は重要度付きファイル来歴情報データベース214の重要度付ファイル来歴情報のうち、idがファイル来歴通番Iと一致するエントリを対象エントリとし、そのエントリの操作名情報がコピー&ペーストを示し、かつ、統合済フラグが無を示すか判断する。該当しない場合は、ステップS221に移る。なお、idがファイル来歴通番Iと一致するエントリがない場合も、ステップS221に移る。ファイル来歴通番Iがデクリメントされて、idがファイル来歴通番Iと一致するエントリが存在するようになる。
一方、対象エントリの操作名がコピー&ペーストであり、かつ、統合済フラグが無を示す場合は(S205、Yes)、制御部22は、統合用ファイル来歴通番Jにファイル来歴通番Iを代入する(S207)。
制御部22は、ファイル来歴通番Jが正の数であるかを確認し(S209)、正の数の場合に以下の処理を繰り返す。ファイル来歴通番Jが正の数でない場合、繰り返し処理を抜け、ステップS219に移る。
制御部22は、操作名情報がコピー&ペーストであり、かつ、ファイル来歴通番Iのエントリの変更元情報及び変更先情報と、ファイル来歴通番Jのエントリの変更元情報及び変更先情報とが同一か判断する(S211)。例えば、図10の例では、id=021のエントリと、id=014のエントリは、変更元情報及び変更先情報とが同一である。変更元情報及び変更先情報が同一でない場合は(S211、No)、ステップS217に移る。
一方、変更元情報及び変更先情報が同一の場合(S211、Yes)、制御部22は、ファイル来歴通番Iの重要度にファイル来歴通番Jの重要度を加算する(S213)。また、制御部22は、ファイル来歴通番Jの統合済フラグを「有」にセットする(S215)。
ステップS217では、制御部22は、ファイル来歴通番Iをデクリメントし(S217)、ステップS209〜S215の処理を繰り返す。
ステップS219では、制御部22は、時刻情報、変更元情報、変更先情報及び加算された重要度を、「統合済ファイル来歴情報」として統合済ファイル来歴情報データベース215に出力し、記憶する(S219)。図14に、統合済ファイル来歴情報の一例を示す。ここではidが新たにふられている。
ステップS221では、制御部22は、ファイル来歴通番Iをデクリメントし(S221)、ステップS203〜S219の処理を繰り返す。
(表示例)
図15は、第1の実施の形態におけるファイル来歴表示画面の一例である。
ファイル来歴表示GUI画面40は、検索条件を入力するための検索条件入力領域41と、検索結果を表示するための検索結果表示領域42を有する。検索条件入力領域41は、文書指定情報、表示来歴時刻情報を入力する領域を有する。さらに表示条件を入力する領域を有しても良い。検索結果表示領域42には、ファイル来歴が表示される。
図15に示す例は、ファイル来歴を図示したものである。
図16は、図15の表示条件として重要度10%以上のもののみを表示する操作をした場合の、第1の実施の形態におけるファイル来歴表示画面の一例である。
例えば、管理者等の入力部の操作により、検索条件入力領域41を介して表示条件が入力される。表示条件としては、例えば重要度を指定する。制御部22は、重要度付きファイル来歴情報データベース214、統合済ファイル来歴情報データベース215のうち、重要度が表示条件に合致しないものを除きファイル来歴を表示する。なお、コピー&ペースト以外は重要度が算出されてないため、全て表示してもよい。図16の例では、「C:¥a3.xls」から「C:¥c.xls」へのコピー&ペーストは重要度が0.05でり、表示条件の「重要度0.1以上」を満たしていないため、表示されていない。なお、重要度が低いものを表示しない以外にも、重要度が表示条件に合致するファイル来歴を強調して表示してもよい。
図17は、第1の実施の形態におけるファイル来歴表示画面の別の一例である。
検索結果表示領域42は、グラフィック表示する以外にも、図17にようにテキスト形式、表形式で表示してもよい。図17の例は、文書情報として、指定ファイル名と、そのソースファイル名(ファイル来歴のおおもとにあたるファイル)、作成時刻情報等を表示した例である。また、関連文書情報として、コピー元ファイル名、そのソースファイル、最終ペースト時刻及び重要度等を、重要度が高い順に表示した例である。関連文書情報は、重要度が高い順に予め定められた数のみを表示するようにしてもよい。なお、これら以外の情報を表示してもよいし、他の形式で表示してもよい。
2.第2の実施の形態
第2の実施の形態では、コピー&ペーストの操作の場合に、ペースト内容を加味して重要度を求める。管理者にとって、特に重要視する内容のコピー&ペーストについては重要度を比較的高くして表示されやすいようにすることができる。管理者は、重要視するキーワードを指定できる。
一例として、データサイズは大きいわりには変更の影響度が比較的小さい備考欄については重要度に対する寄与度を低くし、一方、データサイズが小さいわりには変更の影響度が比較的大きい価格に関するキーワード等については重要度に対する寄与度を高く出来る。
(ハード構成及びデータ構成)
システム構成及び各装置の構成は第1の実施の形態と同様である。
図18は、第2の実施の形態における、ペースト内容を含むファイル来歴情報の構成の一例を示す図である。図18(b)に示すように、操作名がコピー&ペーストの場合の操作固有情報405−4には、第1の実施の形態での操作固有情報に対してペースト内容(変更内容情報)1301をさらに含む。他は第1の実施の形態と同様である。
図19は、第2の実施の形態における、ペースト内容を含む取得されたファイル来歴情報の一例を示す図である。例えば、「C:¥a3.xls」というファイルの、「定価」という名前が付けられたセルの「1000円」というデータが、「C:¥c.xls」というファイルの、「販売価格」という名前が付けられたセルにコピー&ペーストされた例である。
図20は、第2の実施の形態における、ペースト内容を含む、ユーザ端末10から取得されたファイル来歴情報の集合の一例を示す図である。第1の実施の形態の例に対して、ペースト内容をさらに含む。
(フローチャート)
全体フローチャートは、第1の実施の形態における図11のフローチャートと同様である。なお、第2の実施の形態では、ステップS101において制御部22はキーワード指定情報をさらに入力する。例えば、制御部22は、図24及び図25に示すようなファイル来歴表示GUI画面40を表示し、検索条件入力領域41に入力された文書指定情報(来歴表示対象ファイルの名称)と表示来歴時刻情報(来歴表示時刻)の他、キーワード指定情報をさらに入力する。キーワード指定情報は、図24に示すように、ペースト内容に含まれるキーワードでもよいし、図25に示すように項目名に含まれるキーワードでもよい。
また、ステップS117の処理の詳細は第1の実施の形態と異なり、図21を参照して以下説明する。図21は、第2の実施の形態における、ペースト内容を加味して重要度を算出する処理を示すフローチャートである。図21は、ステップS117の詳細フローに相当する。
まず、制御部22は、キーワード一致数を0に初期設定する(S301)。制御部22は、ファイル来歴通番Iのエントリのペースト項目名(変更元情報及び変更先情報の部位指定情報)又はペースト内容に、入力されたキーワードを含むか判断する(S303)。キーワードを含まない場合、ステップS307へ移る。
一方、キーワードを含む場合、制御部22はキーワード一致数を1に設定する(S305)。なお、キーワードを複数設定してもよく、その場合は各キーワードに一致する度にキーワード一致数を増加させてもよい。
制御部22は、以下の式により重要度を算出する(S307)。
重要度=(ペーストデータサイズ)/(来歴表示対象のファイルサイズ)+(ペースト項目数)/(来歴表示対象の項目数)+キーワード一致数×α
ここで、αは予め定められた係数である。例えば、変更の影響度が比較的小さい備考欄等のキーワードについてはαを負に設定して重要度を低めにし、一方、変更の影響度が比較的大きい価格や製品名、あるいは個人情報に関するキーワード等についてはαを正に設定して重要度に高めにする。αを正負のいずれにするか(重要度を高めにするか低めにするか)は、検索条件入力領域41を介して入力するようにしてもよいし、キーワードとαの値を組にしたリストを予め制御部22が保持していてもよい。他のパラメータは第1の実施の形態におけるステップS117と同様である。
なお、他の処理については第1の実施の形態と同様である。また、統合処理についても第1の実施の形態と同様である。
図22は、第2の実施の形態における、キーワードを利用した、重要度付きファイル来歴情報の一例である。図23は、第2の実施の形態における、キーワードを利用した、統合済ファイル来歴情報の一例である。
(表示例)
図24は、第2の実施の形態において、ペースト内容を加味して重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例であり、「円」を含むペースト内容は重要と指定した場合の例である。
図25は、第2の実施の形態において、ペースト内容を加味して重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例であり、「備考」を含む項目は重要でない、と指定した場合の例である。
図24、図25は、第1の実施の形態の図17のように表形式で表示する例であるが、図15、図16のようにグラフィック表示してもよい。
3.第3の実施の形態
第3の実施の形態では、同じ文書の同じ場所にペーストしたものがある場合に、後の時刻(現在に近い時刻)のデータが反映され、前の時刻(より過去の時刻)のデータは上書きされて消去されていると考えられることから、前の時刻のデータを排除して処理する。
本実施の形態によると、より後の処理によって打ち消された操作に関する処理を省くことができる。
(ハード構成及びデータ構成)
システム構成及び各装置の構成は第1の実施の形態と同様である。なお、ファイル来歴管理サーバ20には、例えば外部記憶装置に後述する判定除外リストが記憶される。
図26は、第3の実施の形態における、同電子文書の同項目にペーストしている2つのファイル来歴情報の一例である。図26では、簡単のため、同じ文書の同じ場所にペーストしたファイル来歴情報のみを示している。図示のように、同じ文書の同じ場所にペーストしたものは、変更先情報が同一になる。
図27は、第3の実施の形態における、ファイル情報の構成を示すファイル情報の一例を示す図である。ファイル情報は、後の時刻(現在に近い時刻)のデータが反映されている。
図28は、第3の実施の形態における判定除外リストの一例である。
判定除外リストは、重要度の算出等の処理を除外する文書指定情報と部位指定情報とを含む。各エントリには適宜の識別子が付与されてもよい。
(フローチャート)
全体フローチャートは、第1の実施の形態における図11のフローチャートと同様である。
なお、ステップS117の処理の詳細は第1の実施の形態と異なり、図29を参照して以下説明する。図29は、第3の実施の形態において、あるペーストによりファイル情報の最終的な値と同一となった場合、それ以前の全てのペースト処理は無効として重要度を算出する処理を示すフローチャートである。図29は、ステップS117の詳細フローに相当する。
制御部22は、ファイル来歴通番Iのペースト先項目が判定除外項目リストに存在するか判断する(S401)。より具体的には、制御部22は、ファイル来歴保存部21のファイル来歴情報のうち、idがファイル来歴通番Iと一致するエントリを対象エントリとし、そのエントリの変更先情報(ペースト先項目を特定する情報)が、判定除外リストに存在するか否かを判断する。
変更先情報が判定除外リストに存在する場合(S401、Yes)、制御部22は、重要度を0とし(S409)、図11の処理に戻る。
一方、変更先情報が判定除外リストに存在しない場合(S401、No)、制御部22は、ファイル来歴通番Iのペースト先項目への最初の判定であり、かつ、ペースト内容がファイル情報の項目情報の値と一致するか判断する(S403)。ペースト先項目への最初の判定か否かは、例えばidがファイル来歴通番Iと一致する対象エントリについて、本ステップの処理を過去に判定したことを、フラグを付けるなど適宜の手法により記憶し、これによりそのエントリのペースト先項目(変更先情報)への最初の判定か否かを判断できる。また、ペースト内容がファイル情報の項目情報の値と一致するかの判断は、制御部22が、対象エントリのペースト内容と、ファイル情報の項目情報のデータ内容4157とを比較して、一致しているか判断できる。
ステップS403の条件を満たす場合(S403、Yes)、制御部22は、ファイル来歴通番Iのペースト先項目を判定除外リストに追加する(S405)。例えば、対象エントリの変更先情報に含まれる文書指定情報と部位指定情報を判定除外リストに記憶する。これにより、後のステップでファイル来歴通番Iがデクリメントされていくので、ペースト先項目が同一の古いファイル来歴情報は、ステップS401で検出され、ステップS409で重要度が0に設定される。その後ステップS407に移る。一方、ステップS403の条件を満たさない場合(S403、No)、ステップS407に移る。
制御部22は、以下の式により重要度を算出する(S407)。
重要度=(ペーストデータサイズ)/(来歴表示対象のファイルサイズ)+(ペースト項目数)/(来歴表示対象の項目数)
各パラメータは第1の実施の形態におけるステップS117と同様である。
なお、図11の他の処理については第1の実施の形態と同様である。また、統合処理についても第1の実施の形態と同様である。
図30は、第3の実施の形態における判定除外を利用した重要度付きファイル来歴情報の一例である。図31は、第3の実施の形態における判定除外を利用した、統合済ファイル来歴情報の一例である。図示の例では、id=1のエントリ(図26のid=1のエントリのファイル来歴情報に対応する)では、重要度が0となっている。
(表示例)
図32は、第3の実施の形態における、図29の処理により重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例である。第1の実施の形態の図17のように表形式で表示する例であるが、図15、図16のようにグラフィック表示してもよい。例えば、重要度が高いものから表示する場合や、検索条件入力領域41を介して表示する重要度が指定された場合などには、重要度が0とされたファイル来歴情報については表示されず、ユーザが視認しやすくなる。
4.第4の実施の形態
上述の第2の実施の形態では、ペースト内容をファイル来歴情報として記録しユーザ端末10からファイル来歴管理サーバ20へ送信したが、第4の実施の形態では、ペースト内容中のキーワードに対して加算点数(マイナスの値を加算する場合もある)を予め定めておき、ユーザ端末10のファイル来歴情報記録部11に記憶しておく。ファイル来歴情報記録部11は、ペースト内容及び項目名の中の所定のキーワードを検索してペースト点数を求め、ペースト点数をファイル来歴情報に付加してファイル来歴管理サーバ20に送信する。
本実施の形態によると、上述の第2の実施の形態に比べて、ファイル来歴管理サーバ20のデータベースにかける負荷を小さくできる。
(ハード構成及びデータ構成)
第4の実施の形態では、ユーザ端末10のファイル来歴記録部11は、ペースト点数データベースを有する。
図33は、第4の実施の形態における、ファイル来歴情報記録部11に登録されたペースト点数データベースの一例を示す図である。ペースト点数データベースには、予め定められたキーワードとペースト点数(点数情報)が対応して記憶される。これらの情報は、ファイル来歴管理サーバ20からユーザ端末10に送信され、ユーザ端末10に記憶されてもよい。なお、ペースト点数(キーワード含有情報)は、本実施の形態で示すように重要度に直接加算できる値以外にも、重要度と対応する適宜の指標、識別子などでもよい。
第2の実施の形態と同様に、一例として、データサイズは大きいわりには変更の影響度が比較的小さい備考欄等についてはペースト点数をマイナスの値にして重要度に対する寄与度を低くし、一方、データサイズが小さいわりには変更の影響度が比較的大きい価格に関するキーワード等についてはペースト点数をプラスの値にして重要度に対する寄与度を高く出来る。なお、ペースト点数の値は予め定められることができる。
図34は、第4の実施の形態における、キーワードにより判定されたペースト点数を含むファイル来歴情報の構成の一例を示す図である。図34(b)に示すように、操作名がコピー&ペーストの場合の操作固有情報405−5には、第1の実施の形態での操作固有情報に対してペースト点数2401をさらに含む。他は第1の実施の形態と同様である。
図35は、第4の実施の形態における、ペースト点数を含む取得されたファイル来歴情報の一例を示す図である。図35(a)は、変更先情報の部位指定情報が「販売価格」であり、キーワード「価格」に対応するペースト点数0.50がペースト点数2401として含まれている。図35(b)は、変更先情報の部位指定情報が「備考」であり、キーワード「備考」に対応するペースト点数−0.30がペースト点数2401として含まれている。
図36は、第4の実施の形態における、キーワードにより判定されたペースト点数を含む、ユーザ端末10から取得されたファイル来歴情報の集合の一例を示す図である。第1の実施の形態の例に対して、ペースト点数をさらに含む。
システム構成及び各装置の構成の他の部分は第1の実施の形態と同様である。
(フローチャート)
全体フローチャートは、第1の実施の形態における図11のフローチャートと同様である。
なお、ステップS117の処理の詳細は第1の実施の形態と異なり、図37を参照して以下説明する。図37は、第4の実施の形態における、ペースト点数を加味して重要度を算出する処理を示すフローチャートである。図37は、ステップS117の詳細フローに相当する。
制御部22は、以下の式により重要度を算出する(S501)。
重要度=(ペーストデータサイズ)/(来歴表示対象のファイルサイズ)+(ペースト項目数)/(来歴表示対象の項目数)+ペースト点数
ペースト点数は、ファイル来歴保存部21の対象エントリに記憶されたペースト点数を用いることができる。他の各パラメータは第1の実施の形態におけるステップS117と同様である。
なお、図11の他の処理については第1の実施の形態と同様である。また、統合処理についても第1の実施の形態と同様である。
図38は、第4の実施の形態における、ペースト点数を利用した、重要度付きファイル来歴情報の一例である。図39は、第4の実施の形態における、ペースト点数を利用した、統合済ファイル来歴情報の一例である。例えば「備考」の項目が修正されたファイル来歴については重要度が低めになり(例えばid=021のエントリ)、「販売価格」の項目にペーストされたファイル来歴については重要度が高めになる(例えばid=013のエントリ)。
(表示例)
図40は、第4の実施の形態における、ペースト点数を加味して重要度を算出した結果のファイル来歴表示画面の一例である。この例では表形式で表示しているが、グラフィック表示でもよい。
5.構成例
本ファイル来歴記録・表示方法は、例えばファイル来歴を記録・表示させる計算機のファイル来歴記録・表示方法であって、
前記ファイル来歴記録・表示方法はファイル来歴を記録するファイル来歴記録部を備え,
前記ファイル来歴記録部はファイル来歴を記録する機能を備え、
前記ファイル来歴記録・表示方法はユーザが関係するファイル来歴を表示したい特定のファイルを入力する機能を有する入力部を備え、
前記ファイル来歴記録・表示方法は前記ファイル来歴記録部によって記録されたファイル来歴を表示するファイル来歴表示部を備え、
前記ファイル来歴表示部は前記ファイル来歴の重要度を判定知る機能を備え、重要度の高いファイル来歴を強調して表示する、あるいは重要度の高いファイル来歴のみを表示する機能を備える。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴記録部がファイル来歴をファイルのヘッダに記録することを特徴のひとつとする。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴記録部がファイル来歴をサーバに記録することを特徴のひとつとする。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴がファイルの移動、コピーおよびファイル間のデータのコピー&ペーストのいずれか、あるいは全てで構成されていることを特徴のひとつとする。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴記録部がファイル来歴を記録する際に、変更が加えられた項目と変更されたファイルのサイズ、および変更後のファイル全体のサイズ、変更内容のいずれか、あるいは全てを同時に記録する。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴表示部が変更のサイズの大きさと変更が加えられた項目数のいずれか、あるいは双方をもとに重要度を判定する。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、入力部がユーザの重視するキーワード、もしくは無視するキーワードを入力可能とする機能を備え、ファイル来歴表示部がキーワードを含む項目への変更があった場合と変更内容がキーワードを含んでいる場合、重視するキーワードであった場合は重要度を増し、無視するキーワードであった場合は重要度を減じて表示処理を行う。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴表示部が各ファイル来歴に含まれる個々の変更内容からユーザが要求した時刻におけるデータの内容に最終的に反映されているファイル来歴のみをもとに重要度を判定する。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴記録部がファイル来歴を記録する際に、変更項目、変更内容の片方、もしくは双方が、ユーザの重視するキーワード、もしくは無視するキーワードを含んでいるかのキーワード含有情報の記録を行い、ファイル来歴表示部が重要度を判定する場合に前記キーワード含有情報を加味して判定することを特徴のひとつとする。
上述ファイル来歴記録・表示方法において、ファイル来歴から流出ファイルの元となった重要ファイルを抽出し表示する機能を備えることを特徴のひとつとする。
本発明は、例えば電子ファイルのセキュリティ分野、特に電子機密書類の管理に係るシステム等に利用可能である。

Claims (14)

  1. オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を作成するファイル来歴記録部と、
    ファイル来歴情報を順次蓄積するファイル来歴保存部と、
    所望のファイルについて前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求める制御部と、
    前記所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを表示するファイル来歴表示部と
    を備え、
    前記制御部は、前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、前記ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示し、
    且つ、
    前記制御部は、ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるファイル来歴記録システム。
  2. 前記ファイル来歴記録部は、ファイル中のデータのコピーアンドペーストの操作について、ペーストデータサイズ及び/又はペーストされた項目数を特定する情報を含む前記ファイル来歴情報を作成し、
    前記制御部は、ペーストデータサイズのファイル全体のデータサイズに対する割合、及び/又は、ペースト項目数のファイル全体の項目数に対する割合に基づきファイル来歴情報の選択指標を求める請求項1に記載のファイル来歴記録システム。
  3. 前記ファイル来歴記録部は、変更後のファイル全体のデータサイズ、及び/又は、ファイル全体の項目数を含むファイル情報を作成し、前記制御部に出力し、
    前記制御部は、ファイル来歴情報とファイル情報に含まれる情報を用いて選択指標を求める請求項に記載のファイル来歴記録システム。
  4. 前記制御部は、ペーストデータサイズのファイル全体のデータサイズに対する割合と、ペースト項目数のファイル全体の項目数に対する割合とを加算して選択指標を求める請求項に記載のファイル来歴記録システム。
  5. コピーアンドペーストの操作についてのファイル来歴情報は、コピーアンドペーストを示す操作名情報と、変更前のファイル名及び項目を示す変更元情報と、変更後のファイル名及び項目を示す変更先情報と、ペーストデータサイズと含む請求項1に記載のファイル来歴記録システム。
  6. 前記制御部は、前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報のうち、変更元情報と変更先情報の双方が一致するファイル来歴情報の選択指標を加算して、該ファイル来歴情報を統合する請求項に記載のファイル来歴記録システム。
  7. 前記ファイル来歴記録部を有するひとつ又は複数のユーザ端末と、
    前記ファイル来歴保存部及び前記制御部を有するファイル来歴管理サーバと
    を備え、
    前記ファイル来歴保存部は、前記ユーザ端末の前記ファイル来歴記録部から受信されるファイル来歴情報を順次蓄積する請求項1に記載のファイル来歴記録システム。
  8. コピーアンドペーストの操作についての前記ファイル来歴情報は、変更内容情報をさらに含み、
    ユーザの重要視するキーワード、又は、非重要視するキーワードを入力するための入力部をさらに備え
    前記制御部は、ファイル来歴情報の変更内容情報、変更先情報の項目及び変更元情報の項目に、入力されたキーワードが含まれている場合、求められたファイル来歴情報の選択指標を、重要視するキーワードの場合は増加させ、非重要視するキーワードの場合は減少させる請求項に記載のファイル来歴記録システム。
  9. 前記ファイル来歴記録部がファイル来歴情報を作成する際に、ファイル中の変更項目及び変更内容の一方又は双方が、ユーザの重要視する予め定められたキーワード、又は、非重要視する予め定められたキーワードを含むかを示すキーワード含有情報を記録し、
    前記制御部が選択指標を求める場合に、前記キーワード含有情報を加味して判定する請求項1に記載のファイル来歴記録システム。
  10. 前記ファイル来歴記録部は、ユーザの重要視する予め定められたキーワード、又は、非重要視する予め定められたキーワードに対応して、選択指標を増減するための点数情報が記憶された点数データベースを有し、
    前記ファイル来歴記録部がファイル来歴を作成する際に、変更項目及び変更内容の一方又は双方に、ユーザの重要視する予め定められたキーワード、又は、非重要視する予め定められたキーワードを含む場合、前記点数データベースを参照して該キーワードに対するする点数情報をキーワード含有情報に記録し、
    前記制御部が選択指標を求める場合に、求められたファイル来歴情報の選択指標を、前記キーワード含有情報に応じて増減させることを特徴とする請求項に記載のファイル来歴記録システム。
  11. 前記制御部は、コピーアンドペーストの操作についての複数のファイル来歴情報の変更先情報が同じ場合、古いファイル来歴情報を除外して選択指標を求める請求項1に記載のファイル来歴記録システム。
  12. ファイル来歴から流出ファイルの元となった重要ファイルを抽出し表示する機能を備えることを特徴とする請求項1に記載のファイル来歴記録システム。
  13. オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を受信して順次蓄積するファイル来歴保存部と、
    所望のファイルについて前記ファイル来歴保存部に蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求める制御部と、
    前記所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを表示するファイル来歴表示部と
    を備え、
    前記制御部は、前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、前記ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示し、
    且つ、
    前記制御部は、ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるファイル来歴管理装置。
  14. オペレータの操作によるファイルの変更内容を含むファイル来歴情報を作成するステップと、
    ファイル来歴情報を記憶部に順次蓄積するステップと、
    所望のファイルについて、蓄積されたファイル来歴情報を検索して、該所望のファイルの元になったひとつ又は複数の元ファイルを求めるステップと、
    前記所望のファイルと元ファイルとのデータの変更度合いに基づく選択指標を求め、ファイル来歴表示部に、該選択指標に応じて前記所望のファイルについてのファイル来歴の一部を強調して表示する、又は、該選択指標に応じて選択されたファイル来歴を表示するステップと
    を含み、
    且つ、
    ファイル中の変更されたデータサイズ及び/又はファイル中の変更された項目数に基づきファイル来歴情報の選択指標を求めるステップと
    を含むファイル来歴記録方法。
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