JP5688483B1 - 除挨器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、掃除機の吸引力を利用して、掃除道具に吸着したゴミの除去を、安定した状態で、楽な姿勢で手軽に行なえる除挨器を提供することである。【解決手段】除挨器10は掃除道具に吸着したゴミを除去する除挨器であって、掃除機16を収納できる筐体20と、筐体20の内部の底部に設置され掃除機16のスタンドとして使用される台60とを備える。そして、筐体20の上面に掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口26が設けられ、筐体20の内部に吸引口26に開口し筐体20の下部に達する筐体通風路30が設置されている。そして、台60の内部に台60の側方に開口する台通風路が設けられ、台60の上面に台通風路に繋がる掃除機用吸い込み口66が設けられ、台通風路と筐体通風路30が連通している。【選択図】図1

Description

この発明は除挨器に関する。さらに詳しくは、ハンディワイパー等の掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを掃除機の吸引力を利用して除去する除挨器に関する。
手軽な掃除道具としてよく使われているものにハンディワイパーがある。ハンディワイパーは吸着性の高い繊維からなる払拭部が基材に取りつけられた払拭部材と、基材を装着するホルダーとハンディワイパーを保持する把持部が一体となった軸部材とから構成されている。そして、把持部を持ち払拭部で家具や家電製品の表面を拭いて、家具等に付着した埃、花粉、糸くず等のゴミを絡め取る。
ハンディワイパーは手軽に掃除ができて便利なものであるが、細かな繊維で埃、花粉、糸くず等のゴミを絡め取るため、一度吸着したゴミはハンディワイパーを振ったくらいではなかなか除去できない。よって、払拭部の汚れが目立つようになったら、新品と交換することになり、使い捨てが基本である。そのため、絡め取ったゴミと一緒にハンディワイパーの払拭部材自体がゴミとなり、絡め取ったゴミよりも遥かに膨大な量のゴミを生み出すこととなるため、地球環境に対して優しくないし、経済的でもない。
そこで、払拭部に吸着したゴミを除去して払拭部を再生することが環境的にも経済的にも好ましい。再生方法としては、水で洗うことも考えられるが、洗うと繊維が凝集して繊維の表面積が減少するため吸着力が低下する。そして、払拭部材をホルダーから外して、洗って、乾かす等の作業が面倒で時間もかかる。そのため、簡易な再生方法として、掃除機により、払拭部に吸着したゴミを吸い取る方法が利用されている。この方法によれば、払拭部を完全に再生することはできないが、大きな埃や糸くず等のゴミなどは取り除くことができ、ハンディワイパーを再び使用することができる。また、繊維が凝集してしまうと云う問題も生じない。
しかし、掃除機で払拭部に吸着したゴミを吸い取る作業は、掃除機の吸い込み口とハンディワイパーのいずれも固定されていないため、不安定な状態での作業となり、吸い取り作業がやりにくいという問題がある。
そこで、掃除道具に吸着したゴミを除去する装置として、特開2012−245318号公報(特許文献1)には、床面に沿った下端部を開口して吸引口とする掃除機が提案されている。特許文献1に記載の掃除機の吸引口には櫛状の掻き取り部材が備えられており、モップで寄せ集めたゴミを吸引口で吸い取って除去すると共に、モップを掻き取り部材にこすりつけて上下させることで、モップに絡みついたゴミを掻き落として除去することができる。
また、特開2008−154826号公報(特許文献2)には、電気掃除機の吸引ホースを接続して使用するごみとり器が提案されている。特許文献2に記載のごみとり器は、平坦なボックス状のごみとり器の表面にスリット状の吸い込み口と掃除機の吸引ホースに接続される接続パイプを備えており、ごみとり器の内部には、吸い込み口を囲み接続パイプに連通するゴミ収納ボックスが配設されている。
なお、ゴミの除去方法が異なるが、掃除道具から振り落とされたゴミを環境に拡散させずに集めて除去する技術として、出願人の先願である、特許第5371046号公報(特許文献3)には、掃除道具から筐体内に振り落とされたゴミを掃除機で吸い取って除去する技術が開示されている。
特開2012−245318号公報 特開2008−154826号公報 特許第5371046号公報
特許文献1に記載の掃除機は、モップによる床掃除に特化した専用の掃除機なので、掃除機としての汎用性がないという問題がある。また、吸引口が床面のすぐ上にあるため、長い把持部を備えたモップのゴミ取りは楽な姿勢で行えるが、把持部の短いハンディワイパーのゴミ取りをする場合は、ハンディワイパーを床面近くで保持しなければならず、ゴミ取り作業が楽な姿勢で行えないという問題がある。
また、特許文献2に記載のごみとり器は汎用の掃除機が活用できる点で優れているが、ごみとり器の吸い込み口が床面のすぐ上となるので、特許文献1の掃除機と同様に、ハンディワイパーを床面近くで保持しなければならず、ゴミ取り作業が楽な姿勢で行えないという問題がある。また、汎用の掃除機を活用するため、掃除機を保管場所から持ち出して、掃除機の吸引ホースをごみとり器と接続するという準備作業が必要となる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、汎用の掃除機の吸引力を利用して、ハンディワイパー等の掃除道具に吸着したゴミの除去を、安定した状態で、楽な姿勢で手軽に行なえる除挨器を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明にかかる除挨器は次の手段をとる。
まず、本発明の第1の発明は、ハンディワイパー等の掃除道具に吸着したゴミを除去する除挨器であって、
掃除機を収納できる筐体と、該筐体の内部の底部に設置され該掃除機のスタンドとして使用される台とを備え、該筐体の上面は開閉可能な構成とされており、
前記筐体の上面に上面開口部が設けられ、該筐体の上面又は該筐体の底部から上方に離れた位置となる該筐体の側面に前記掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口が設けられ、該筐体の内部に該吸引口に開口し該筐体の下部に達する筐体通風路が設置され、
前記台の内部に該台の外側に開口する台通風路が設けられ、該台の上面に該台通風路に繋がる掃除機用吸い込み口が設けられ、
前記台通風路と前記筐体通風路が連通している除挨器である。
この第1の発明によれば、掃除機を筐体に収納した状態で、筐体の上面開口部により掃除機が露出するため、掃除機を筐体に収納した状態で掃除機を作動させるための操作をすることができる。そして、掃除機を筐体の内部の台に載置して掃除機の吸い込み口を台の掃除機用吸い込み口に接合させておくことにより、掃除機の吸い込み口が筐体に設けられた吸引口に連通する。よって、接続等の準備をすることなく、手軽に、吸引口に掃除道具を当てて掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを除去することができる。そして、吸引口は筐体の上面又は側面に設けられ筐体に固定されているので、安定した状態で、楽な姿勢で掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。また、汎用の掃除機を利用できるので経済的である。
次に、本発明の第2の発明は、ハンディワイパーや静電気クリーナーのようなゴミを吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着したゴミを除去する除挨器であって、
掃除機を収納できる筐体と、該筐体の内部の底部に設置され該掃除機のスタンドとして使用される台とを備え、該筐体の上面は開閉可能な構成とされており、
前記筐体の上面に上面開口部が設けられ、該筐体の上面又は側面に前記掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口が設けられ、該筐体の内部に該吸引口に開口する筐体通風路が設置され、該筐体通風路は該筐体の下部で開口する通風路開口部を備え、
前記筐体の側面下部には前記台を該筐体の側面下部の外側に移動させることのできる台移動用開口部が設けられ、
前記台の内部に該台の外側に開口する台開口部を備えた台通風路が設けられ、該台の上面に該台通風路に繋がる掃除機用吸い込み口が設けられ、
前記台を前記筐体の内部に収納した状態では、前記台通風路の台開口部が前記筐体通風路の通風路開口部と接合して、該筐体に設けられた吸引口から該台の掃除機用吸い込み口に至る通風路が形成され、
前記台を前記筐体の側面下部の外側に引き出した状態では、前記台通風路の台開口部が該筐体の内部に開口する除挨器である。
この第2の発明によれば、掃除機及び台を筐体に収納した状態で、掃除機の吸い込み口を台の掃除機用吸い込み口に接合させておくことにより、掃除機の吸い込み口が台通風路と筐体通風路を経て筐体に設けられた吸引口に連通する。そして、筐体の上面開口部により掃除機が露出するため、掃除機を筐体に収納した状態で掃除機を作動させるための操作をすることができる。よって、接続等の準備作業をすることなく、手軽に、吸引口に掃除道具を当てて掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを除去することができる。そして、吸引口は筐体の上面又は側面に設けられ筐体に固定されているので、安定した状態で、楽な姿勢で掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。また、汎用の掃除機を利用できるので経済的である。
そして、台を筐体の側面下部に引き出して掃除機を台に載置し掃除機の吸い込み口を台の掃除機用吸い込み口に接合させると、掃除機の吸い込み口が台通風路を経て筐体の内部に連通する。そこで、筐体の上面開口部から掃除道具の払拭部を筐体の内部に挿入して筐体の内部で払拭部を振り動かすことにより、掃除道具から筐体の内部に振り払われたゴミを吸い取ることができる。
この第2の発明の除挨器では、静電気クリーナーに吸着した埃のように掃除道具を振り動かす程度で落ちるゴミは筐体の内部で振り払うことにより、短時間で払拭部全体に吸着したゴミを環境に拡散させずに除去することができる。そして、ハンディワイパーに吸着した毛髪や糸くずのように掃除道具を振り動かす程度では落ちないゴミは吸引口で吸い取って除去することができる。よって、ゴミの吸着の程度・状態により、二つの除去方法を選択または併用することができる利点がある。
次に、本発明の第3の発明は、ハンディワイパーや静電気クリーナーのようなゴミを吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着したゴミを取り除く除挨器であって、
掃除機を収納できる筐体と、該筐体の内部の底部に設置され該掃除機のスタンドとして使用される台とを備え、該筐体の上面は開閉可能な構成とされており、
前記筐体の上面に上面開口部が設けられ、該筐体の上面又は側面に前記掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口が設けられ、該筐体の内部に該吸引口に開口する筐体通風路が設置され、
前記筐体の側面下部には前記台を該筐体の側面下部の外側に移動させることのできる台移動用開口部が設けられ、
前記台の内部に該台の外側の異なる部位に開口する、第1開口部を備えた第1通風路と第2開口部を備えた第2通風路が設けられ、該台の上面に前記第1通風路及び前記第2通風路の双方に繋がる掃除機用吸い込み口が設けられ、
前記第1通風路は前記筐体通風路と連通する構成とされ、前記第2通風路には前記第2開口部と前記掃除機用吸い込み口の間の通風を遮蔽する遮蔽機構が設置されており、
前記台を前記筐体の内部に収納した状態では、前記第2通風路の第2開口部は塞がれた状態となり、該台を該筐体の側面下部の外側に引き出した状態では、該第2通風路の第2開口部は該筐体の内部に開口した状態となる除挨器である。
この第3の発明によれば、掃除機及び台を筐体に収納した状態で、筐体の上面開口部により掃除機が露出するため、掃除機を筐体に収納した状態で掃除機を作動させるための操作をすることができる。そして、掃除機を筐体の内部で台に載置した状態で掃除機の吸い込み口を台の掃除機用吸い込み口に接合させておくことにより、掃除機の吸い込み口が繋がる第1通風路は筐体通風路を経て筐体に設けられた吸引口に連通し、掃除機の吸い込み口が繋がる第2通風路の第2開口部は塞がれた状態となる。よって、接続等の準備作業をすることなく、手軽に、吸引口に掃除道具を当てて掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを除去することができる。そして、吸引口は筐体の上面又は側面に設けられ筐体に固定されているので、安定した状態で、楽な姿勢で掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。また、汎用の掃除機を利用できるので経済的である。
そして、台を筐体の側面下部に引き出して掃除機を台に載置し掃除機の吸い込み口を台の掃除機用吸い込み口に接合させると、掃除機の吸い込み口が繋がる第2通風路の第2開口部が筐体の内部に開口する。そこで、筐体の上面開口部から掃除道具の払拭部を筐体の内部に挿入して筐体の内部で払拭部を振り動かすことにより、掃除道具から筐体の内部に振り払われたゴミを吸い取ることができる。
なお、台を筐体の側面下部に引き出して掃除機を台に載置した状態でも、掃除機の吸い込み口は第1通風路を経由して筐体に設けられた吸引口に連通しているが、吸引口よりも筐体の上面開口部の方が開口面積が広いので、吸引口の吸引力は弱い。ここで、第2通風路に設置された遮蔽機構で第2通風路の第2開口部と掃除機用吸い込み口の間の通風を遮蔽すると、掃除機の吸い込み口に連通して開口するのは吸引口のみになるので、吸引口に掃除道具を当てて掃除道具に吸着したゴミを除去することができるようになる。
この第3の発明の除挨器では、台および掃除機を筐体の外に出したままで、台の第2通風路に設けられた遮蔽機構の開閉により、筐体の内部に振り払われたゴミの除去と、吸引口で吸い取るゴミの除去を手軽に切り替えることができる。
次に、上述の第2の発明の除挨器では、更に、筐体の内部に筐体の内部で回動が可能な回動式通風路を備え、回動式通風路は筐体の上面から突出して開口する外部開口部と筐体の内部に開口する内部開口部とを備え、外部開口部には吸引用開口部を備えた操作部材が取りつけられており、台を筐体の側面下部に引き出した状態で、操作部材の回転操作により回動式通風路が回動し、回動式通風路の内部開口部が台通風路の台開口部に接合する構成としても良い。
この構成では、第2の発明と同様に、掃除機及び台を筐体に収納した状態で、吸引口に掃除道具を当てて掃除道具に吸着したゴミを除去することができ、台を筐体の側面下部に引き出して掃除機を台に載置した状態で、掃除道具から筐体の内部に振り払われたゴミを吸い取ることができる。
そして、台を筐体の側面下部に引き出した状態で、操作部材の回転操作により、回動式通風路の内部開口部が台通風路の台開口部に接合し、台の掃除機用吸い込み口が回動式通風路の外部開口部に取りつけられた操作部材の吸引用開口部に連通する。よって、台を筐体の側面下部に引き出した状態で、操作部材の吸引用開口部に掃除道具を当てて掃除道具に吸着したゴミを除去することができるようになる。そして、操作部材を逆回転させて元の向きに戻せば、台開口部は筐体の内部に開口し、掃除道具から筐体の内部に振り払われたゴミを吸い取ることができる。
この構成では、台および掃除機を筐体の外に出したままで、回動式通風路の外部開口部に取りつけられた操作部材の回転操作により、筐体の内部に振り払われたゴミの除去と、操作部材の吸引用開口部で吸い取るゴミの除去を手軽に切り替えることができる。
次に、台移動用開口部を備えた除挨器では、掃除機が載置された状態の台を筐体の内外へ移動するとき掃除機の移動経路にあたる筐体の側面を、筐体の側面に沿ってスライドさせて開閉できる側面扉とし、掃除機が筐体の上面開口部から突出するときは、掃除機が載置された状態の台を筐体の内外へ移動するとき掃除機の移動経路にあたる筐体の上面開口部と側端の間の部位を、切り欠くか若しくは開閉できる上部扉とし、台に掃除機を載置した状態で、台を筐体の内外へ移動することができる構成としても良い。
この構成では、簡便に、掃除機を筐体から出したり筐体の内部へ収納したりすることができる。そして、側面扉がスライド式であれば、掃除機と台を筐体から出した状態で、側面扉を筐体と掃除機の間でスライドさせることができるので、側面扉を開閉するときに掃除機が邪魔にならず、側面扉の開閉が容易である。
次に、除挨器の吸引口には、吸引口に差し込んで使用する吸引用ノズルを備え、吸引用ノズルの開口面積が吸引口よりも小さく、吸引用ノズルの先端部が筐体の表面よりも外側に突出した構成としても良い。
この構成では、開口面積が小さな吸引用ノズルを使うことで吸引力が強くなる。また、吸引用ノズルの先端部が筐体の表面から突出して掃除道具の払拭部の内部まで入るので、払拭部の内部に入り込んだゴミを除去することが容易である。
次に、除挨器の吸引口には、先端部が筐体の表面から突出しない状態で吸引用ノズルが収納されており、吸引用ノズルをスライドさせて、吸引用ノズルの先端部を筐体の表面から突出させることができる構成としても良い。
この構成では、吸引用ノズルを筐体の表面から突出させることにより、吸引用ノズルの先端部が掃除道具の払拭部の内部まで入るので、払拭部の内部に入り込んだゴミを除去することが容易となる。また、吸引用ノズルの保管が容易である。
次に、除挨器の筐体の上面又は側面に掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口を合計で2個以上設け、各吸引口は筐体通風路に直接繋がるか、または、筐体の内部に設置された補助通風路を介して筐体通風路に繋がる構成とし、各吸引口を塞ぐことができる遮蔽蓋を備える構成としても良い。
この構成によれば、位置、開口面積等により掃除道具に吸着したゴミの除去に適した吸引口を選択できる。そして選択しなかった吸引口には遮蔽蓋をかぶせることで、選択した吸引口に掃除機の吸引力を集中させることができる。
次に、除挨器の台の上面に、掃除機用吸い込み口に対応する部分を開口させた上面板を設置し、台の掃除機用吸い込み口に近い側の端部となる前方側で上面板を台の上部に蝶番等を用いて固定し、台の後方部と上面板の間に弾性体を設置し、掃除機を台に載置しない状態では上面板の後方が持ち上がって傾斜する構成としても良い。
台の上面に傾斜があれば、掃除機の吸い込み具を台に載置し易くなる。
次に、吸引用ノズルを備えた除挨器では、吸引用ノズルの側壁部を櫛状としてもよい。 吸引用ノズルの側壁部を櫛状とすれば、掃除道具の払拭部に絡みついた糸くず等の除去が容易である。
上述の本発明の各発明によれば、次の効果が得られる。
まず、上述の第1の発明によれば、掃除機を筐体に収納した状態で、筐体の上面開口部により掃除機が露出するため、掃除機を筐体に収納した状態で掃除機を作動させるための操作をすることができる。そして、掃除機を筐体の内部の台に載置した状態で掃除機の吸い込み口を筐体に設けられた吸引口に連通させておくことができる。よって、接続等の準備をすることなく、手軽に、吸引口に掃除道具を当てて掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを除去することができる。そして、吸引口は筐体の上面又は側面に設けられ筐体に固定されているので、安定した状態で、楽な姿勢で掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。また、汎用の掃除機を利用できるので経済的である。
次に上述の第2の発明によれば、掃除機及び台を筐体に収納した状態で、掃除機の吸い込み口を台の掃除機用吸い込み口に接合させておくことにより、掃除機の吸い込み口が筐体に設けられた吸引口に連通する。そして、筐体の上面開口部により掃除機が露出するため、掃除機を筐体に収納した状態で掃除機を作動させるための操作をすることができる。よって、接続等の準備作業をすることなく、手軽に、吸引口に掃除道具を当てて掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを除去することができる。そして、吸引口は筐体の上面又は側面に設けられ筐体に固定されているので、安定した状態で、楽な姿勢で掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。また、汎用の掃除機を利用できるので経済的である。
そして、台を筐体の側面下部に引き出して掃除機を台に載置し掃除機の吸い込み口を台の掃除機用吸い込み口に接合させると、掃除機の吸い込み口が台通風路を経て筐体の内部に連通する。そこで、筐体の上面開口部から掃除道具の払拭部を筐体の内部に挿入して筐体の内部で払拭部を振り動かすことにより、掃除道具から筐体の内部に振り払われたゴミを吸い取ることができる。
この第2の発明の除挨器では、掃除道具を振り動かす程度で落ちるゴミは筐体の内部で振り払うことにより、短時間で払拭部全体に吸着したゴミを環境に拡散させずに除去することができる。そして、掃除道具を振り動かす程度では落ちないゴミは吸引口で吸い取って除去することができる。よって、ゴミの吸着の程度・状態により、二つの除去方法を選択または併用することができる利点がある。
次に上述の第3の発明によれば、掃除機及び台を筐体に収納した状態で、掃除機の吸い込み口を台の掃除機用吸い込み口に接合させておくことにより、接続等の準備作業をすることなく、手軽に、吸引口に掃除道具を当てて掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを除去することができる。そして、吸引口は筐体の上面又は側面に設けられ筐体に固定されているので、安定した状態で、楽な姿勢で掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。また、汎用の掃除機を利用できるので経済的である。
そして、この第3の発明の除挨器では、台および掃除機を筐体の外に出したままで、台の第2通風路に設置された遮蔽機構の開閉により、筐体の内部に振り払われたゴミの除去と、吸引口で吸い取るゴミの除去を手軽に切り替えることができる。
次に、上述の回動式通風路を備えた構成では、台および掃除機を筐体の外に出したままで、操作部材の回転操作により、筐体の内部に振り払われたゴミの除去と、操作部材の吸引用開口部で吸い取るゴミの除去を手軽に切り替えることができる。
次に、筐体の側面をスライド式の側面扉とし、必要に応じて切り欠き又は上部扉を設けることにより、掃除機を台に載せたままで、筐体の側面から、掃除機を筐体から出したり筐体の内部へ収納したりすることができる。また、スライド式の側面扉は筐体と掃除機の間でスライドさせることができるので、側面扉を開閉するときに掃除機が邪魔にならず、側面扉の開閉が容易である。
次に、吸引口に吸引用ノズルを差し込むことで吸引力が強くなるとともに、掃除道具の内部に入り込んだゴミを除去することが容易となる。
次に、吸引口からスライドさせて突出させる吸引用ノズルは、吸引用ノズルの保管が容易である。
次に、吸引口を2個以上設ければ、位置、開口面積等により掃除道具に吸着したゴミの除去に適した吸引口を選択できる。
次に、台の上面に傾斜した上面板を設置すれば、掃除機の吸い込み具を台に載置し易くなる。
次に、吸引用ノズルの側壁部を櫛状とすれば、掃除道具の払拭部に絡みついた糸くず等の除去が容易である。
実施例1の除挨器の斜視図である。 実施例1の除挨器の各部の構造を説明するため筐体と台と掃除機を別々に表示した図である。 実施例1の除挨器の図1のA−A位置における断面図である。 実施例2の除挨器の台を筐体に収納した状態の斜視図である。 実施例2の除挨器の台を引き出した状態の斜視図である。 実施例2の除挨器の内部の様子を裏側から見た斜視図である。 実施例2の除挨器の変形例の斜視図である。 実施例3の除挨器の台を引き出した状態の斜視図である。 実施例3の除挨器の台を筐体に収納した状態の斜視図である。 実施例3の除挨器の台の構造を示す図である。 実施例4の除挨器の台を筐体に収納した状態の斜視図である。 実施例4の除挨器の台を引き出した状態の斜視図である。 実施例4の除挨器の内部の様子を裏側から見た斜視図である。 実施例4の除挨器の回動式通風路を回転移動した状態の斜視図である。 吸引用ノズルの構造を示す図である。 上面板が設置された台の構造を示す図である。 吸い込み具と本体が吸引ホースで接続された掃除機を除挨器の台に載置した状態を示す図である。 ガイド治具を備えた台の構造を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
[実施例1の構成]
図1に本発明の実施例1の除挨器10の斜視図を示す。除挨器10はハンディワイパー12等の掃除道具に吸着したゴミを除去する除挨器であって、掃除機16を収納できる筐体20と、筐体20の内部の底部に設置され掃除機16のスタンドとして使用される台60とを備え、筐体20の上面は開閉可能な蓋22で構成されている。なお、図1では内部の様子が分かるように筐体20の側面の1部を透視して表示している。
そして筐体20の上面の蓋22に上面開口部24が設けられており、上面開口部24から掃除機16の把持部17が突出している。そして、筐体20の上面の蓋22にハンディワイパー12等の掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口26が設けられている。そして、筐体20の内部に吸引口26に開口し筐体20の下部に達する筐体通風路30が設置されている。
図2には、除挨器10の各部の構造を説明するため筐体20と台60と掃除機16を別々に表示している。図2(a)は、筐体20と蓋22と筐体20の内部の構造物を示しており、図2(b)は、掃除機16を筐体20から取り出して上下をひっくり返して吸い込み具18の側から見た状態を示している。そして、図2(c)は、台60を筐体20から取り出して前後が入れ替わるように回転させた状態を示しており、図2(d)は、図2(c)の台60を裏返した状態を想像線で示している。
筐体20の内部に設置された筐体通風路30の下部には通風路開口部32が設けられており、筐体20の底面にはスライドレール36が取りつけられている。そして、筐体通風路30が設置された側の筐体20の側面の内側には磁石製のストッパ38が貼り付けられている。そして、掃除機16の吸い込み具18の裏側には吸い込み口19が設けられている。
台60の内部に台60の側方に開口する台開口部64を備えた台通風路63が設けられ、台60の上面には台通風路63に繋がる掃除機用吸い込み口66が設けられており、台60の下面にはローラー61が嵌め込まれている。そして、台60の台開口部64が設けられた側面には磁石につく性質を有する金属板62が貼り付けられている。
そして、台60のローラー61を筐体20の底部のスライドレール36に乗せて台60の金属板62が筐体20のストッパ38に接触する位置に台60を配置すると、台通風路63の台開口部64と筐体通風路30の通風路開口部32が接合した状態となる。そして、台通風路63と筐体通風路30が連通し、筐体20に設けられた吸引口26から台通風路63に設けられた掃除機用吸い込み口66に至る通風路が形成される。そこで、図1に点線で示すように、掃除機16の吸い込み具18の吸い込み口19が台60の掃除機用吸い込み口66と接合した状態となるように、掃除機16を台60に載置しておけば、掃除機16を筐体20に収納した状態で、掃除機16の吸い込み口19が筐体20の吸引口26に連通する。
図3に図1のA−A位置における除挨器10の断面を示す。図3(a)には全体の断面を、図3(b)には台60の部分の拡大図を示す。掃除機16を台60に載置した状態で、掃除機16の吸い込み具18の吸い込み口19を台60の掃除機用吸い込み口66と接合させるためには、例えば、台60の上面に吸い込み具18の底面よりも少し大きな凹部を設ける。そして、台60の凹部に掃除機16の吸い込み具18を載せると、凹部の範囲で吸い込み具18が動いても吸い込み具18の吸い込み口19と台60の掃除機用吸い込み口66の接合が保たれる構成とすることができる。
[実施例1の効果]
実施例1の除挨器10によれば、掃除機16を筐体20に収納した状態で、掃除機16を作動させるスイッチのある把持部17は筐体の上面開口部24から突出している。そして、掃除機16を筐体20の内部の台60に載置して掃除機16の吸い込み口19を台60の掃除機用吸い込み口66に接合させておくことにより、掃除機16の吸い込み口19が台通風路63と筐体通風路30を経て筐体20に設けられた吸引口26に連通する。
よって、接続等の準備をすることなく、手軽に、吸引口26にハンディワイパー12等の掃除道具を当てて掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを除去することができる。そして、吸引口26は筐体20の上面の蓋22に設けられ筐体20に固定されているので、安定した状態で、楽な姿勢で掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。また、汎用の掃除機16を利用できるので経済的である。
[実施例2の構成]
図4に本発明の実施例2の除挨器10aの斜視図を示す。除挨器10aはハンディワイパーや静電気クリーナーのようなゴミを吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着したゴミを除去する除挨器であって、掃除機16を収納できる筐体20aと、筐体20aの内部の底部に設置され掃除機16のスタンドとして使用される台60aとを備え、筐体20aの上面は開閉可能な蓋22aで構成とされている。
そして、筐体20aの上面の蓋22aに上面開口部24aが設けられ、上面開口部24aから掃除機16の把持部17が突出している。そして、筐体20aの上面の蓋22aに掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口26aが設けられている。そして、筐体20aの内部に吸引口26aに開口し筐体20aの下部に達する筐体通風路30aが設置されている。
そして、筐体20aの側面下部には台60aを筐体20aの側面下部の外側に移動させることのできる台移動用開口部34aが設けられている。
そして、掃除機16が載置された状態の台60aを筐体20aの内外へ移動するとき掃除機16の移動経路にあたる筐体20aの側面は、筐体20aの側面に沿ってスライドさせて開閉できる側面扉27aとされている。そして、掃除機16が載置された状態の台60aを筐体20aの内外へ移動するとき掃除機の移動経路にあたる筐体20aの上面の蓋22aの上面開口部24aと筐体20aの側端の間の部位は切り欠かれて、切り欠き部40aとなっている。これにより、台60aに掃除機16を載置した状態で、台60aを筐体20aの内外へ移動することができる。
図5に、台60aに掃除機16を載置し側面扉27aを開けて、台60aを台移動用開口部34aから筐体20aの外部に引き出した状態を台60aの側から見た除挨器10aの斜視図を示す。図5では側面扉27aのスライド構造を説明するために側面扉27aを透視表示している。そして、図6に台60aに掃除機16を載置して台60aを筐体20aの外部に引き出し側面扉27aを閉めた状態で台60aの反対側から見た除挨器10aの斜視図を示す。図6では内部の様子が分かるように筐体20aの背部の側面を透視表示している。
図5に示すように、側面扉27aには筐体20aの側に扉の幅一杯にレール28aが取りつけられており、レール28aが筐体20aの側面に取りつけられたスライドブロック29aに沿ってスライドする構成とされている。スライドブロック29aは、レール28aに対するスライド面に直線駆動ベアリングが装着されたベアリングブロックである。そして、側面扉27aには、側面扉27aを開くときにスライドさせる側の側端部に縦方向を向いたレバー41aが取りつけられており、レバー41aの上方端部を軸として回転させレバー41aを側面扉27aの外側に引き出して、突起物42aによりレバー41aを横向きに固定できる構造となっている。
そして、筐体通風路30aの下部に通風路開口部32aが設けられている。そして、筐体20aの底面にはスライドレール36aが取りつけられており、筐体20aの筐体通風路30aが設置された側面の内側には磁石製のストッパ38aが貼り付けられている。
台60aの後方端部には、台移動用開口部34aの上端よりも上方に伸びる台ストッパ65aが形成されており、台ストッパ65aが筐体20aの内側に当たる位置で台60aの引き出しが止まる構造となっている。
そして、図6に示すように、台60aの内部に台60aの側方に開口する台開口部64aを備えた台通風路63aが設けられており、台60aの上面には図5に点線で示すように掃除機用吸い込み口66aが設けられており、掃除機用吸い込み口66aは台通風路63と繋がっている。そして、台60aの下面には実施例1と同様にローラーが嵌め込まれており、台60aの台開口部64aが設けられた側面には磁石につく性質を有する金属板62aが貼り付けられている。
そして、ローラーをスライドレール36aに乗せて台60aを筐体20aに収納し、台60aの金属板62aが筐体20aのストッパ38aに接触する位置に台60aを置くと、台通風路63aの台開口部64aと筐体通風路30aの通風路開口部32aが接合した状態となる。
なお、図5に点線で示すように、掃除機16を台60aに載置した状態で、掃除機16の吸い込み具18の吸い込み口19を台60aの掃除機用吸い込み口66aと接合させるためには、台60aの上面に掃除機16の吸い込み具18を置く位置をカラーテープ等でマークしてこれをガイドとして掃除機16の吸い込み具18を台60aの上面に載置してもよい。また、台60aの上面に、かまぼこ状の凸物を吸い込み具18を載置する位置の外側に沿ってガイドとして設置しても良い。
[実施例2の効果]
実施例2の除挨器10aによれば、台60aのローラーをスライドレール36aに乗せて台60aの金属板62aが筐体20aのストッパ38aに接触する位置で台60aを筐体20aに収納することができる。そして、掃除機16の吸い込み口19を台60aの掃除機用吸い込み口66aに接合させて掃除機16を台60aに載置することができる。そして、この状態で、掃除機16の吸い込み口19が台通風路63aと筐体通風路30aを経て筐体20aに設けられた吸引口26aに連通する。そして、掃除機16を作動させるスイッチのある把持部17は筐体20aの上面開口部24aから突出している。
よって、接続等の準備作業をすることなく、手軽に、吸引口26aに掃除道具を当てて掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを除去することができる。そして、吸引口26aは筐体20aの上面の蓋22aに設けられ筐体20aに固定されているので、安定した状態で、楽な姿勢で掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。また、汎用の掃除機を利用できるので経済的である。
そして、台60aを筐体20aの側面下部に引き出して掃除機16を台60aに載置し掃除機16の吸い込み口19を台60aの掃除機用吸い込み口66aに接合させると、掃除機の吸い込み口19が台通風路63aを経て筐体20aの内部に連通する。そこで、筐体20aの上面開口部24aから掃除道具の払拭部を筐体20aの内部に挿入して筐体20aの内部で払拭部を振り動かすことにより、掃除道具から筐体20aの内部に振り払われたゴミを吸い取ることができる。
除挨器10aでは、静電気クリーナーに吸着したほこりのように掃除道具を振り動かす程度で落ちるゴミは筐体20aの内部で振り払うことにより、短時間で払拭部全体に吸着したゴミを環境に拡散させずに除去することができる。そして、ハンディワイパーに吸着した毛髪や糸くずのように掃除道具を振り動かす程度では落ちないゴミは吸引口26aで吸い取って除去することができる。よって、ゴミの吸着の程度・状態により、二つの除去方法を選択または併用することができる利点がある。
そして、筐体20aが切り欠き部40aと側面扉27aを備えているため、側面扉27aを開けて、台60aに掃除機16を載置した状態のままで、台60aを筐体20aの内外へ移動することができる。そして、側面扉27aがスライド式なので、掃除機16と台60aを筐体20aから出した状態で、側面扉27aを筐体20aと掃除機16の間でスライドさせることができるので、側面扉27aを開閉するときに掃除機16が邪魔にならず、側面扉27aの開閉が容易である。
[実施例2の変形例]
図7に、実施例2の変形例である除挨器10bの斜視図を示す。図7では内部の様子が分かるように筐体20bの側面の1部を透視表示している。
除挨器10bの蓋22bには、吸引口26bの他に、掃除道具に吸着したゴミを吸引するための別の吸引口56bが設けられており、吸引口56bは、筐体20bの内部に設置された補助通風路58bを介して筐体通風路30bに繋がっている。そして、図示は省略しているが、吸引口26b及び吸引口56bは開口部を塞ぐことのできる遮蔽蓋を備えている。
そして、吸引口56bには、吸引口56bに差し込んで使用する吸引用ノズル45bを備えており、吸引用ノズル45bの開口面積は吸引口56bの開口面積よりも小さい。そして、吸引用ノズル45bを吸引口56bに差し込むと、吸引用ノズル45bの側壁部48bの1部と先端部46bが筐体20bの表面よりも外側に突出する。なお、吸引口26bに差し込んで使用できる吸引用ノズルを備えても良い。
除挨器10bの他の構成は除挨器10aと同様なので、対応する符号を付して詳細な説明は省略する。
除挨器10bによれば、吸引口26bと吸引口56bの位置、開口面積等により、掃除道具に吸着したゴミの除去に適した吸引口26bまたは吸引口56bを選択して使用できる。使用しない吸引口には遮蔽蓋をかぶせることにより、選択した吸引口に掃除機の吸引力を集中させることができる。そして、除挨器10aと同様に、筐体によるゴミの除去と吸引口によるゴミの除去の二つの除去方法を選択または併用できる。
そして、吸引口26bあるいは吸引口56bよりも開口面積の小さな吸引用ノズルを使うことで吸引力が強くなる。また、吸引用ノズルの先端部が掃除道具の払拭部の内部まで入るので、払拭部の内部に入り込んだゴミを除去することが容易となる。
[実施例3の構成]
図8及び図9に本発明の実施例3における除挨器10cの斜視図を示す。除挨器10cはハンディワイパーや静電気クリーナーのようなゴミを吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着したゴミを除去する除挨器である。除挨器10cは掃除機16を収納できる筐体20cと、筐体20cの内部の底部に設置され掃除機16のスタンドとして使用される台60cとを備え、筐体20cの上面は開閉可能な蓋22cで構成とされている。そして、筐体20cの側面下部には台60cを筐体20cの側面下部の外側に移動させることのできる台移動用開口部34cが設けられている。
図8に台60cを台移動用開口部34cから筐体20cの側面下部へ引き出した状態を、筐体20cの側面の1部を透視して示している。台60cに掃除機16が載置されており、掃除機16の吸い込み具18の吸い込み口19は、台60cの上面に設けられた掃除機用吸い込み口66cに接合している。
図9に台60cを台移動用開口部34cから筐体20cの内部に収納した状態を、筐体20cの側面の1部を透視して示している。台60cに掃除機16が載置されており、筐体20cの上面の蓋22cに上面開口部24cが設けられ、上面開口部24cから掃除機16の把持部17が突出している。そして、筐体20cの上面の蓋22cに掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口26cが設けられている。そして、筐体20cの内部に吸引口26cに開口する筐体通風路30cが設置されている。
掃除機16が載置された状態の台60cを筐体20cの内外へ移動するとき掃除機16の移動経路にあたる筐体20cの側面は、筐体20cの側面に沿ってスライドさせて開閉できる側面扉27cとされている。そして、掃除機16が載置された状態の台60cを筐体20cの内外へ移動するとき掃除機の移動経路にあたる筐体20cの上面の蓋22cの上面開口部24cと筐体20cの側端の間は、筐体20cの表面に沿ってスライドさせて開閉できる上部扉43cとされている。これにより、台60cに掃除機16を載置した状態で、台60cを筐体20cの内外へ移動することができる。
そして、側面扉27cの筐体20cの側に、図8に点線で示したように側面扉27cの幅分の長さのレール28cが取りつけられており、レール28cが筐体20cの側面に取りつけられたスライドブロックに沿ってスライドする構成とされている。そして、側面扉27cには、側面扉27cをスライドさせる時の保持用に、側面扉27cを開くときにスライドさせる側の側端部のレール28cが取りつけられた高さ位置に、円柱状の保持部44cが取りつけられている。なお、上部扉43cも横方向にスライドして開閉する構造となっている。
図10に台60cの構造を示す。図10(a)に台60cの平面図を示す。そして、図10(b)に図10(a)のB−B位置における断面、図10(c)に図10(a)のC−C位置における断面、図10(d)に図10(a)のDーD位置における断面を示す。図10(a)〜図10(d)に示す通り、台60cの内部に台60cの外側の異なる部位に開口する、第1開口部69cを備えた第1通風路68cと第2開口部73cを備えた第2通風路72cが設けられている。そして、台60cの上面に第1通風路68c及び第2通風路72cの双方に繋がる掃除機用吸い込み口66cが設けられている。
そして、第1通風路68cの第1開口部69cと筐体通風路30cの下部に設けられた通風路開口部が図8、図9に示すフレキシブルパイプ70cで結ばれて、第1通風路68cと筐体通風路30cが連通する構成とされている。通風路開口部はフレキシブルパイプ70cの端部に隠れており、図8、図9には現れない。フレキシブルパイプ70cの筐体通風路30cの側の端部は筐体通風路30cの通風路開口部に固定されており、フレキシブルパイプ70cの第1通風路68c側の端部は、第1通風路68cの第1開口部69cに対して回転自在に取りつけられている。そして、台60cを筐体20cの内外に移動させるとき、フレキシブルパイプ70cの第1通風路68cの第1開口部69cに対する取りつけ角度が変化し、フレキシブルパイプ70cの少しの変形で、台60cを移動させることができる。
そして、第2通風路72cには第2開口部73cと掃除機用吸い込み口66cの間の通風を遮蔽することのできる遮蔽板74cと遮蔽板74cをスライドさせる遮蔽レバー76cからなる遮蔽機構が設置されている。
そして、図8に示すとおり、台60cの後方端部には台移動用開口部34cの上端よりも上方に伸びる台ストッパ65cが形成されており、台ストッパ65cが筐体20cの内側に当たる位置で台60cの引き出しが止まる構造となっている。そして、台60cの下面には実施例1と同様のローラーが嵌め込まれており、筐体20cの底面にはスライドレール36cが取りつけられている。なお、図10ではローラーの記載を省略している。
そして、台60cの第2開口部73cが設けられた側面には磁石につく性質を有する金属板62c(図10(a)参照)が貼り付けられており、第2開口部73cが面する筐体20cの後方の側面の内側には磁石製のストッパ38cが貼り付けられている。そして、ローラーをスライドレール36cに乗せて台60cの金属板62cが筐体20cのストッパ38cに接触する位置に台60cを置くと、第2通風路72cの第2開口部73cに筐体20cの後方の側面の内側に設置されたた塞ぎ板33cの凸部が入り込んで第2開口部73cが塞がれた状態となる。
掃除機16を台60cに載置した状態で、掃除機16の吸い込み具18の吸い込み口19を台60cの掃除機用吸い込み口66cと接合させるためには、台60cの上面に吸い込み具18の周囲を囲むガイド板を設置して、ガイド板に合わせて、掃除機16の吸い込み具18を台60cの上面に載置してもよい。ガイド板をスライド式とすれば、形状の異なる吸い込み具18への対応が容易である。
[実施例3の効果]
除挨器10cによれば、台60cのローラーをスライドレール36cに乗せて台60cの金属板62c(図10(a)参照)が筐体20cのストッパ38cに接触する位置で台60cを筐体20cに収納することができる。そして、掃除機16の吸い込み口19を台60cの掃除機用吸い込み口66cに接合させて掃除機16を台60cに載置することができる。
この状態で、掃除機16の吸い込み口19が台60cの第1通風路68cと筐体通風路30cを経て筐体20cに設けられた吸引口26cに連通する。そして、台60cの第2通風路72cは筐体20cの背面の塞ぎ板33cによって塞がれている。そして、掃除機16を作動させるスイッチのある把持部17は筐体20cの上面開口部24cから突出している。
よって、接続等の準備作業をすることなく、手軽に、吸引口26cに掃除道具を当てて掃除道具に吸着した埃、花粉、糸くず等のゴミを除去することができる。そして、吸引口26cは筐体20cの上面の蓋22cに設けられ筐体20cに固定されているので、安定した状態で、楽な姿勢で掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。また、汎用の掃除機を利用できるので経済的である。
そして、側面扉27cと上部扉43cを開ければ、台60cに掃除機16を乗せたままで、台60cと掃除機16を筐体20cの側面下部に引き出すことができる。そして、台ストッパ65cが筐体20cの側面の内側に当たったところで引き出しを止めればよい。そして、引き出す前に掃除機16の吸い込み具18の吸い込み口19と台60cの掃除機用吸い込み口66cが接合した状態であれば、接合のために掃除機16の位置を調節する必要がない。
この状態では、掃除機16の吸い込み口19が繋がる第2通風路72cの第2開口部73cが筐体20cの内部に開口するので、筐体20cの上面開口部24cから掃除道具の払拭部を筐体20cの内部に挿入して筐体20cの内部で払拭部を振り動かすことにより、掃除道具から筐体20cの内部に振り払われたゴミを吸い取ることができる。この時、吸引口26cを遮蔽蓋などで閉じることによって、第2開口部73cの吸引力を増すことができる。
なお、台60cを筐体20cの側面下部に引き出して掃除機16を台60cに載置した状態でも、掃除機16の吸い込み具18の吸い込み口19は第1通風路68cを経由して筐体20cに設けられた吸引口26cに連通しているが、吸引口26cよりも筐体20cの上面開口部24cの方が開口面積が広いので、吸引口26cの吸引力は弱い。ここで、第2通風路72cに設置された遮蔽機構の遮蔽レバー76cをスライドさせて第2通風路72cの第2開口部73cと掃除機用吸い込み口66cの間の通風を遮蔽機構の遮蔽板74により遮蔽すると、掃除機16の吸い込み口19に連通して開口するのは吸引口26cのみになる。すると、掃除機16の吸引力は吸引口26cに集中するので、吸引口26cに掃除道具を当てて掃除道具に吸着したゴミを除去することができるようになる。
このように、除挨器10cでは、台60cおよび掃除機16を筐体20cの外に出したままで、台60cの第2通風路72cに設置された遮蔽機構の開閉により、筐体20cの内部に振り払われたゴミの除去と、吸引口26cで吸い取るゴミの除去を手軽に切り替えることができる。
[実施例4の構成]
図11に、本発明の実施例4の除挨器10dの斜視図を示す。除挨器10dはハンディワイパーや静電気クリーナーのようなゴミを吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着したゴミを除去する除挨器であって、掃除機16を収容できる筐体20dと、筐体20dの内部の底部に設置され掃除機16のスタンドとして使用される台60dとを備え、筐体20dの上面は開閉可能な蓋22dで構成されている。
除挨器10dは、実施例2の除挨器10aと共通の構成を備え、更に、筐体20dの内部に筐体20dの内部で回動が可能な回動式通風路83dを備えており、回動式通風路83dの端部が、蓋22dに設けられた通風路挿通口25dから筐体20dの上面に突出している。図11に示した除挨器10dの他の構成は、図4に示した除挨器10aと共通するので、対応する符号を付して、詳細な説明は省略する。
図12に、台60dに掃除機16を載置し側面扉27dを開けて、台60dを台移動用開口部34dから筐体20dの外部に引き出した状態を台60dの側から見た除挨器10dの斜視図を示す。図12では側面扉27dと筐体20dの側面の1部を透過表示しており、回動式通風路83dの上端を拡大表示している。回動式通風路83dは、2つの支持部材88dによって回動自在に支持される円筒部と、円筒部の下端から筐体20dの底部に沿って伸びる柱状部から構成されており、柱状部の先端に筐体20dの内部に開口する内部開口部87dを備えている。そして、回動式通風路83dの円筒部の上端は、蓋22dに設けられた通風路挿通口25dから筐体20dの上面に突出しており、円筒部の上端に筐体20dの外部に開口する外部開口部84dを備えている。そして、外部開口部84dには回動式通風路83dを回動させる時のツマミとなる操作部材85dが取りつけられており、操作部材85dは吸引用開口部86dを備え、吸引用開口部86dは外部開口部84dと連通している。そして、通風路挿通口25dは、操作部材85dが図12に示した向きの時に操作部材85dが引っ掛からずに蓋22dが開閉できる形状とされている。
図12に示した除挨器10dの他の構成は、図5に示した除挨器10aの構成と共通するので、対応する符号を参照し、詳細な説明は省略する。
図13に、台60dに掃除機16を載置して台60dを筐体20dの外部に引き出し、側面扉27dを閉めた状態で、台60dの反対側から見た除挨器10dの斜視図を示す。図13では内部の様子が分かるように筐体20dの背部の側面を透視表示している。
台60dの台開口部64dの周囲には磁石につく性質を有する金属製の枠体67dが埋め込まれている。そして、回動式通風路83dの内部開口部87dの周囲には柔軟性及び弾性のあるスペーサが貼り付けられており、内部開口部87dの長手方向の両脇にはスペーサの中に磁石製の接合部材89dが埋め込まれている。
図13に示した除挨器10dの構成は、通風路挿通口25d、枠体67d、回動式通風路83dとその付属物、支持部材88dを除いて、図6に示した除挨器10aと共通するので、対応する符号を付して、詳細な説明は省略する。
そして、図13に示した状態から、操作部材85dを反時計回りに90度回転させると、回動式通風路83dが円筒部を軸に回動して、内部開口部87dの周囲のスペーサが少し圧縮された状態で、内部開口部87dの両脇の接合部材89dが、台開口部64dの周囲の枠体67dに接触し、回動式通風路83dの内部開口部87dが台60dの台開口部64dと接合する。
図14に、回動式通風路83dを反時計回りに90度回動させた状態の除挨器10dの内部の様子を示す。
[実施例4の効果]
実施例4の除挨器10dによれば、掃除機16と台60dを筐体20dに収容した状態で、実施例2の除挨器10aと同様に吸引口26dにより、掃除道具に吸着したゴミの除去ができる。そして、台60dを筐体20dから引き出して台60dに掃除機16を載置すると、掃除道具から筐体20dの内部に振り払われたゴミを吸い取ることができる。
そして、台60dを筐体20dから引き出して台60dに掃除機16を載置した状態で、操作部材85dを回転操作することにより、回動式通風路83dの内部開口部87dを台通風路63dの台開口部64dに接合させることができる。すると、操作部材85dの吸引用開口部86dから台60dの掃除機用吸い込み口66dに至る通風路が形成され、操作部材85dの吸引用開口部86dで掃除道具に吸着したゴミを除去することができる。そして、操作部材85dを逆回転させると、台通風路63dの台開口部64dは筐体20dに開口し、筐体20dの内部に振り払われたゴミを除去することができる。
実施例4の除挨器10dによれば、台60dと掃除機16を筐体20dの外に出したままで、操作部材85dの回転操作により、筐体20dの内部に振り払われたゴミの除去と、操作部材85dの吸引用開口部86dで吸い取るゴミの除去を手軽に切り替えることができる。
[他の変形例]
実施例2の変形例で吸引口に差し込んで使用する吸引用ノズルを示したが、吸引用ノズルは差し込み式に限られず、スライド式にすることもできる。図15(a)、図15(b)に筐体20eの上面に設けられた吸引口26eに収納されたスライド式の吸引用ノズル50eの断面図を示す。吸引用ノズル50eは図15(a)に示すように先端部52eが筐体20eの表面から突出しない状態で吸引口26eに収納されており、側壁部54eのストッパ用凸部51eが筐体通風路30eの内周面に設けられた凹部に嵌って止まっている。そして、図15(b)に示すように、吸引用ノズル50eを吸引口26eから上方へスライドさせて先端部52eを筐体20eの表面から突出させた状態で止めることができる。
この構成では、吸引用ノズル50eを筐体20eの表面から突出させることにより、吸引用ノズル50eの先端部52eが掃除道具の払拭部の内部まで入るので、払拭部の内部に入り込んだゴミを除去することが容易となる。また、吸引用ノズル50eの保管が容易である。
また、差し込み式とスライド式のいずれの形式の吸引用ノズルについても、側壁部を櫛状とすることができる。図15(c)に差し込み式の吸引用ノズル45eの側壁部48eの先端部46e側を櫛状とした例を示す。吸引用ノズルの側壁部を櫛状とすれば、掃除道具の払拭部に絡みついた毛髪や糸くず等の除去が容易である。
上述の各実施例では、掃除機を台の上面に直接載置する例を示したが、台の上面に掃除機を載置するための上面板を設置しても良い。
図16(a)〜図16(c)に、台60fの上面に上面板80fを設置した例を示す。図16(a)は上面板80fが設置された台60fに掃除機16fを載置した状態を示す。上面板80fは掃除機用吸い込み口66fに対応する部分が開口しており、台60fの掃除機用吸い込み口66fに近い側の端部となる前方側で上面板80fを台60fの上部に蝶番81fを用いて固定し、台60fの後方部と上面板80fの間に弾性体82fを設置している。弾性体はバネでもゴムでも良い。そして図16(b)に示すように、掃除機16fを台60fに載置しない状態では上面板80fの後方が持ち上がって傾斜する。掃除機16fを把持部17fを持って持ち上げると、吸い込み具18fは吸い込み口19fが形成された側が下がるので、上面板80fが同じ側に傾斜していれば掃除機16fを台に載置し易くなる。そして、掃除機16fを台60fに載置すると図16(c)に示すように弾性体82fが圧縮されて上面板80fは水平になる。
上述の各実施例では、除挨器で使用する掃除機の例として、掃除機の本体に吸い込み具が直接取りつけられているものを示したが、本発明の除挨器では、本体と吸い込み具が吸引ホースで接続された掃除機も使用することができる。図17に本体92と吸い込み具94が吸引ホース96で接続された掃除機90を除挨器の台60gに載置した状態を示す。掃除機90は、本体92に設けられた凹部に吸い込み具94に設けられたフックを掛けることにより、吸い込み具94の吸い込み口98を床に接する状態で収納できる構造となっている。そして、収納時に吸い込み口98を床に接する状態で収納できる掃除機90は、台60gに載置して、吸い込み口98を台60gの上面に設けられた掃除機用吸い込み口66gに接合させることが容易である。
また、上述の各実施例では、掃除機の把持部が筐体の上面開口部から突出する例を示したが、掃除機の全体が筐体に収まる場合も、上面開口部から掃除機が露出するので、掃除機を筐体に収納した状態で掃除機の操作をすることができる。また、台移動開口部を備えた構成では、掃除機の全体が筐体に収まる場合は、側面扉を設けるだけで、掃除機を台に載せたままで、筐体の側面から掃除機を筐体から出したり筐体の内部へ収納したりすることができる。
上述の各実施例では、台の掃除機用吸い込み口と掃除機の吸い込み具の吸い込み口を接合させる方法をいくつか示したが、多様な吸い込み具の形状に対応させるために、台の上面にガイド治具を備える構成としても良い。
図18(a)に後方ガイド治具110と側方ガイド治具120を備えた台100の上面図を示す。そして、図18(b)に後方ガイド治具110の側面図、図18(c)に側方ガイド治具120の側面図を示す。後方ガイド治具110はアンカーボルト112と2つのスライド部材114とガイド部材116と2つの締結具118からなり、アンカーボルト112により台100の所定の位置に固定される。そして、アンカーボルト112に対してガイド部材116の位置及び向きを台100上で伸縮及び回転自在に移動させてガイド部材116の正面を掃除機の吸い込み具108の後方に合わせる。そして、アンカーボルト112と締結具118を締めてガイド部材116の位置及び向きを固定する。
側方ガイド治具120はアンカーボルト122とスライド部材124とガイド部材126と締結具128からなり、アンカーボルト122により台100の所定の位置に固定される。図18(d)にガイド部材126の正面図を示す。ガイド部材126は図18(d)に示す通り側面が傾斜している。そして、アンカーボルト122に対してガイド部材126の位置及び向きを台100上で伸縮及び回転自在に移動させてガイド部材126の側面を掃除機の吸い込み具108の側方に合わせる。そして、アンカーボルト122と締結具128を締めてガイド部材126の位置及び向きを固定する。
後方ガイド治具110及び側方ガイド治具120を上述の通りに調整しておくことにより、ガイド部材116、ガイド部材126の傾斜面が掃除機の吸い込み具108をガイドするので、台100の掃除機用吸い込み口104と掃除機の吸い込み具108の吸い込み口を容易に接合させることができる。
上述のようなガイド治具を備えれば、多様な形状の掃除機の吸い込み具に対して、台の掃除機用吸い込み口と掃除機の吸い込み具の吸い込み口を容易に接合させられる。
ところで、掃除機の吸い込み口の周囲の高さが一定でない場合には、台100の掃除機用吸い込み口104と掃除機の吸い込み具108の吸い込み口を接合させても、掃除機の吸い込み口の周囲に隙間が生じ、除挨のための吸引力が低下することがある。そこで、この場合は、図18(e)に示すように、台100の上面の掃除機用吸い込み口104の周囲に、掃除機の吸い込み口を囲む位置に対応させて、柔軟性のあるスペーサ106を貼り付けて、掃除機の吸い込み口の周囲の隙間を塞ぐことが好ましい。また、掃除機の吸い込み具108の前面はゴミを吸い込むための隙間が設けられていることが多いので、スペーサ106は、図18(f)に示すように台ストッパ102にかかるように貼り付けることが好ましい。なお、図18(f)ではガイド治具の記載は省略している。
上述の各実施例では筐体の上面に吸引口を設ける例を示したが、吸引口は筐体の側面に設けても良い。吸引口を筐体の側面に設ける場合は、吸引口にハンディワイパー等を楽な姿勢で当てられるように、吸引口を筐体の底部から上方に離れた位置となる筐体の側面に設ける。
そして、上述の各実施例では筐体の上面を取り外しのできる蓋としたが、筐体の上面をいずれかの側面の上端に蝶番で固定して開閉できる構成としても良い。
本発明の除挨器にはコード式の掃除機も充電式の掃除機も使用できる。コード式の場合は、上面開口部からコードを引き出せばよい。また、筐体に電源用コードとコンセントの口を設置して、筐体から掃除機に電気を供給できる形式としても良い。その時は、電源用コードの途中に中間スイッチを設けて、中間スイッチを筐体の上面又は側面に設置することにより、中間スイッチで掃除機のオン、オフができるようにしても良い。
そして、側面扉をラックピニオンやボールネジ等を使用してモーターの回転でスライドする電動式としてもよい。
そして、通風路開口部と台開口部の接合部など、開口部同士が接合して通風路を接続する各接合部には、弾性、柔軟性のあるスペーサを設置し、接合部の機密性を確保するとよい。
その他、本発明に係る除挨器はその発明の思想の範囲で、各種の形態で実施できるものである。
10、10a、10b、10c、10d 除挨器
12 ハンディワイパー
16、16f 掃除機
17、17f 把持部
18、18f 吸い込み具
19、19f 吸い込み口
20、20a、20b、20c、20d、20e 筐体
22、22a、22b、22c、22d 蓋
24、24a、24b、24c、24d 上面開口部
25d 通風路挿通口
26、26a、26b、26c、26d、26e 吸引口
27a、27b、27c、27d 側面扉
28a、28b、28c、28d レール
29a、29d スライドブロック
30、30a、30b、30c、30d、30e 筐体通風路
32、32a、32b、32d 通風路開口部
33c 塞ぎ板
34a、34b、34c、34d 台移動用開口部
36、36a、36b、36c、36d スライドレール
38、38a、38b、38c、38d ストッパ
40a、40b、40d 切り欠き部
41a、41b、41d レバー
42a、42b、42d 突起物
43c 上部扉
44c 保持部
45b、45e 吸引用ノズル
46b、46e 先端部
48b、48e 側壁部
50e 吸引用ノズル
51e ストッパ用凸部
52e 先端部
54e 側壁部
56b 吸引口
58b 補助通風路
60、60a、60b、60c、60d、60f、60g 台
61 ローラー
62、62a、62c、62d 金属板
63、63a、63d 台通風路
64、64a、64d 台開口部
65a、65c、65d 台ストッパ
66、66a、66b、66c、66d、66f、66g 掃除機用吸い込み口
67d 枠体
68c 第1通風路
69c 第1開口部
70c フレキシブルパイプ
72c 第2通風路
73c 第2開口部
74c 遮蔽板
76c 遮蔽レバー
80f 上面板
81f 蝶番
82f 弾性体
83d 回動式通風路
84d 外部開口部
85d 操作部材
86d 吸引用開口部
87d 内部開口部
88d 支持部材
89d 接合部材
90 掃除機
92 本体
94 吸い込み具
96 吸引ホース
98 吸い込み口
100 台
102 台ストッパ
104 掃除機用吸い込み口
106 スペーサ
108 吸い込み具
110 後方ガイド治具
112 アンカーボルト
114 スライド部材
116 ガイド部材
118 締結具
120 側方ガイド治具
122 アンカーボルト
124 スライド部材
126 ガイド部材
128 締結具

Claims (9)

  1. ハンディワイパー等の掃除道具に吸着したゴミを除去する除挨器であって、
    掃除機を収納できる筐体と、該筐体の内部の底部に設置され該掃除機のスタンドとして使用される台とを備え、該筐体の上面は開閉可能な構成とされており、
    前記筐体の上面に上面開口部が設けられ、該筐体の上面又は該筐体の底部から上方に離れた位置となる該筐体の側面に前記掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口が設けられ、該筐体の内部に該吸引口に開口し該筐体の下部に達する筐体通風路が設置され、
    前記台の内部に該台の外側に開口する台通風路が設けられ、該台の上面に該台通風路に繋がる掃除機用吸い込み口が設けられ、
    前記台通風路と前記筐体通風路が連通している除挨器。
  2. ハンディワイパーや静電気クリーナーのようなゴミを吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着したゴミを除去する除挨器であって、
    掃除機を収納できる筐体と、該筐体の内部の底部に設置され該掃除機のスタンドとして使用される台とを備え、該筐体の上面は開閉可能な構成とされており、
    前記筐体の上面に上面開口部が設けられ、該筐体の上面又は側面に前記掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口が設けられ、該筐体の内部に該吸引口に開口する筐体通風路が設置され、該筐体通風路は該筐体の下部で開口する通風路開口部を備え、
    前記筐体の側面下部には前記台を該筐体の側面下部の外側に移動させることのできる台移動用開口部が設けられ、
    前記台の内部に該台の外側に開口する台開口部を備えた台通風路が設けられ、該台の上面に該台通風路に繋がる掃除機用吸い込み口が設けられ、
    前記台を前記筐体の内部に収容した状態では、前記台通風路の台開口部が前記筐体通風路の通風路開口部と接合して、該筐体に設けられた吸引口から該台の掃除機用吸い込み口に至る通風路が形成され、
    前記台を前記筐体の側面下部の外側に引き出した状態では、前記台通風路の台開口部が該筐体の内部に開口する除挨器。
  3. ハンディワイパーや静電気クリーナーのようなゴミを吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着したゴミを取り除く除挨器であって、
    掃除機を収納できる筐体と、該筐体の内部の底部に設置され該掃除機のスタンドとして使用される台とを備え、該筐体の上面は開閉可能な構成とされており、
    前記筐体の上面に上面開口部が設けられ、該筐体の上面又は側面に前記掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口が設けられ、該筐体の内部に該吸引口に開口する筐体通風路が設置され、
    前記筐体の側面下部には前記台を該筐体の側面下部の外側に移動させることのできる台移動用開口部が設けられ、
    前記台の内部に該台の外側の異なる部位に開口する、第1開口部を備えた第1通風路と第2開口部を備えた第2通風路が設けられ、該台の上面に前記第1通風路及び前記第2通風路の双方に繋がる掃除機用吸い込み口が設けられ、
    前記第1通風路は前記筐体通風路と連通する構成とされ、前記第2通風路には前記第2開口部と前記掃除機用吸い込み口の間の通風を遮蔽する遮蔽機構が設置されており、
    前記台を前記筐体の内部に収容した状態では、前記第2通風路の第2開口部は塞がれた状態となり、該台を該筐体の側面下部の外側に引き出した状態では、該第2通風路の第2開口部は該筐体の内部に開口した状態となる除挨器。
  4. 請求項2に記載の除挨器であって、
    更に、前記筐体の内部に該筐体の内部で回動が可能な回動式通風路を備え、
    前記回動式通風路は前記筐体の上面から突出して開口する外部開口部と該筐体の内部に開口する内部開口部とを備え、前記外部開口部には吸引用開口部を備えた操作部材が取りつけられており、
    前記台を前記筐体の側面下部に引き出した状態で、前記操作部材の回転操作により前記回動式通風路が回動し、該回動式通風路の内部開口部が前記台通風路の台開口部に接合することを特徴とする除挨器。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかの請求項に記載の除挨器であって、
    前記掃除機が載置された状態の前記台を前記筐体の内外へ移動するとき該掃除機の移動経路にあたる該筐体の側面を、該筐体の側面に沿ってスライドさせて開閉できる側面扉とし、
    前記掃除機が前記筐体の上面開口部から突出するときは、該掃除機が載置された状態の前記台を該筐体の内外へ移動するとき該掃除機の移動経路にあたる該筐体の上面開口部と側端の間の部位を、切り欠くか若しくは開閉できる上部扉とし、
    前記台に前記掃除機を載置した状態で、該台を前記筐体の内外へ移動することができることを特徴とする除挨器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の除挨器であって、
    前記吸引口に差し込んで使用する吸引用ノズルを備え、該吸引用ノズルの開口面積が該吸引口よりも小さく、該吸引用ノズルの先端部が前記筐体の表面よりも外側に突出していることを特徴とする除挨器。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の除挨器であって、
    前記吸引口には先端部が前記筐体の表面から突出しない状態で吸引用ノズルが収納されており、該吸引用ノズルをスライドさせて、該吸引用ノズルの先端部を前記筐体の表面から突出させることができることを特徴とする除挨器。
  8. 請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の除挨器であって、
    前記筐体の上面又は側面に前記掃除道具に吸着したゴミを吸い込むための吸引口を合計で2個以上設け、前記各吸引口は前記筐体通風路に直接繋がるか、または、該筐体の内部に設置された補助通風路を介して該筐体通風路に繋がる構成とし、
    前記各吸引口を塞ぐことができる遮蔽蓋を備えることを特徴とする除挨器。
  9. 請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の除挨器であって、
    前記台の上面に、前記掃除機用吸い込み口に対応する部分を開口させた上面板を設置し、該台の掃除機用吸い込み口に近い側の端部となる前方側で該上面板を該台の上部に蝶番等を用いて固定し、該台の後方部と該上面板の間に弾性体を設置し、前記掃除機を該台に載置しない状態では該上面板の後方が持ち上がって傾斜することを特徴とする除挨器。
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